JP6761213B2 - 車両管理サーバおよびコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
また、カーシェアリングサービスの運営会社においては、利用時間に関する設定が細かに行えるカーシェアリングを、レンタカーの代わりにお薦めする営業活動を開始している。たとえば、特許文献1には、カーシェアリングと公共交通機関とを組み合わせて利用する場合に、利用の便宜を高めるための技術が開示されている。
たとえば、サービス提供時期との関係で予約の時期が早ければ早いほど、割安な価格で提供される、といったものである。また、航空機または鉄道とレンタカーとを同時に予約すれば別々に予約するよりも安い価格で提供される、という組合せは、以前から提案されている。
第一の発明は、所定の交通機関におけるユーザの乗降履歴に応じて車両共有サービスに対する優待サービスをユーザへ提供するための情報を管理する車両管理サーバに係る。
その車両管理サーバは、 貸し出し等の車両に関する管理データを格納する車両管理データベースと、 前記の優待サービスに関する条件や優待内容に関する優待データを格納する優待データベースと、 車両の利用に関する予約データを車両利用希望ユーザに係る端末から受信する予約データ受信手段と、 その予約データが予約可能か否かを前記の車両管理データベースを用いて判断する予約可能判断手段と、 その予約可能判断手段による予約可能または予約不能という予約可否データを前記の車両利用希望ユーザに係る端末へ出力する予約可否出力手段と、 予約可能である場合に前記の優待データベースを用いて該当する優待データが存在するか否かを判断する優待判断手段と、 その優待判断手段による優待データ該当ありの場合に、当該予約データに係るサービス対象車両の車載機へ該当する優待データの内容を、当該予約データに係る車両利用希望ユーザに係る端末へ出力させるために送信する優待送信手段と、を備える。
前記の予約可否出力手段は、予約可能である場合には前記の車載機へ予約データを送信することし、 前記の優待判断手段は、前記の優待データを実現するために原資に関する負担割合を算出することとし、
前記の負担割合は、前記の交通機関における区間乗車率を降車乗客数で除した値が所定の割合に達したか否かを前記の交通機関における乗車記録を用いて判断して決定することとする(図4参照)。
「所定の交通機関」とは、鉄道、地下鉄、航空機、バス、船などである。
「車両共有サービス」とは、カーシェアリングを管理運営するサービス、およびカーレンタルサービスの両方を指すものとする。
「サービス対象車両」とは、カーシェアリングであれば「シェアカー」、カーレンタルサービスであれば「レンタルされる車両(レンタカー)」を指すものとする。
「優待サービス」とは、利用料金の割引が代表的であるが、商品など提供、サービスの付加、など、あるいはそれらとの割引との組合せなども含まれる。
「車両利用希望ユーザ」は、カーシェアリングの場合には、予め会員登録をした会員ユーザであることが一般的である。会員ユーザに関する属性データや利用履歴データなどは、会員データベースに予め蓄積されている。
「優待送信手段」が優待データの内容を送信するタイミングは、特に限定していないが、完了した予約が実行される直前であることが望ましい。予約時には存在しなかった優待サービスの適用も受けられる可能性を確保できるためである。
「優待データを実現するために原資に対する負担割合」とは、優待サービスの内容に関わる組織体などが予め定めておく(たとえば、図5に示すフローチャートや図7)。
貸し出し等の車両に関する管理データを、車両管理データベースへ格納する。 また、優待サービスに関する条件や優待内容に関する優待データを、優待データベースへ格納する。
車両の利用に関する予約データを、車両利用希望ユーザに係る端末から予約データ受信手段が受信する。 その予約データが予約可能か否かを、予約可能判断手段が前記の車両管理データベースを用いて判断する。
その予約可能判断手段による予約可能または予約不能という予約可否データを、予約可否出力手段が前記の車両利用希望ユーザに係る端末へ出力する。 また、予約可否出力手段は、予約可能である場合には、前記の車載機へも予約データを送信する。
予約可能である場合に、前記の優待データベースを用いて該当する優待データが存在するか否かを優待判断手段が判断する。 その優待判断手段による優待データ該当ありの場合に、当該予約データに係るサービス対象車両の車載機へ該当する優待データの内容を優待送信手段が送信する。
また、予約データに係るサービス対象車両の車載機へ該当する優待データの内容が送信されているので、優待サービスを受けられる場合には円滑に受けられる。
優待判断手段は、優待サービスを実現するために必要な原資に関する負担割合を算出する。それによって、間接的には優待サービスの提供者の多様性を確保することに寄与し、優待サービスを使うユーザの利便性を拡大することにも寄与する。
第一の発明は、前記の優待判断手段が算出した負担割合についてのデータは、前記の優待データベースへ格納された優待データの送信元となるサーバへ送信することとしてもよい(図4参照)。
「優待データの送信元となるサーバ」とは、たとえば、優待データに係るサービスを実現する主体(企業、自治体など)に係るサーバである。
優待データに係る優待サービスの提供者は、負担割合に関するデータを受け取ることができる。
第一の発明は、以下のようにすることもできる。
すなわち、優待データベースへ格納された優待データに基づいて、所定の優待データが適用された場合におけるユーザが受ける金銭以外のメリットを算出するための優待結果算出手段と、 その優待結果算出手段が算出したメリットをユーザに係る端末へ送信するメリット送信手段と、を備えることとしてもよい(図6参照)。
優待データベースへ格納された優待データに基づいて、所定の優待データが適用された場合におけるユーザが受ける金銭以外のメリットを優待結果算出手段が算出する。その優待結果算出手段が算出したメリットに関するデータは、メリット送信手段がユーザに係る端末へ送信する。
ユーザは優待サービスに基づく金銭的なメリットを享受するだけでなく、金銭以外のメリットを得たということを知ることができる。
第二の発明は、所定の交通機関の乗降履歴に応じて車両共有サービスに対する優待サービスを提供するための情報を管理する車両管理サーバへインストールされるコンピュータプログラムに係る。
そのコンピュータプログラムは、 貸し出し等の車両に関する管理データを車両管理データベースへ格納する管理データ格納手順と、 前記の優待サービスに関する条件や優待内容に関する優待データを優待データベースへ格納する優待データ格納手順と、 車両の利用に関する予約データを車両利用希望ユーザに係る端末から受信する予約データ受信手順と、 その予約データが予約可能か否かを前記の車両管理データベースを用いて判断する予約可能判断手順と、 その予約可能判断手順における予約可能または予約不能という予約可否データを前記の車両利用希望ユーザに係る端末へ出力する予約可否出力手順と、 予約可能である場合に前記の優待データベースを用いて該当する優待データが存在するか否かを判断する優待判断手順と、 その優待判断手順による優待データ該当ありの場合に、当該予約データに係るサービス対象車両の車載機へ該当する優待データの内容を、当該予約データに係る車両利用希望ユーザの端末へ出力させるために、当該予約データに係る予約が実行される直前に送信する優待送信手順と、 予約可能である場合に前記のサービス対象車両の車載機へ予約データを送信する予約データ送信手順と、 前記の優待データを実現するために必要な原資に関する負担割合を算出する負担割合算出手順と、
を車両管理サーバに実行させることとしたコンピュータプログラムである。
そして、前記の負担割合算出手順は、前記の交通機関における区間乗車率を降車乗客数で除した値が所定の割合に達したか否かを前記の交通機関における乗車記録を用いて判断して決定することとするのである。
第二の発明は、以下のようにしてもよい。
すなわち、優待データベースへ格納された優待データに基づいて、所定の優待データが適用された場合におけるユーザが受ける金銭以外のメリットを算出するための優待結果算出手順と、 優待結果算出手順が算出したメリットをユーザに係る端末へ送信するメリット送信手順と、を車両管理サーバに実行させることとしてもよい。
ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体である。例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−R、CD−RW、MO(光磁気ディスク)、DVD−R、DVD−RW、フラッシュメモリなどである。
また、この発明に係るプログラムを格納したコンピュータから、通信回線を通じて他の端末手段へ伝送することも可能である。
第二の発明によれば、カーシェアリングやレンタルカーのサービスを利用する者が鉄道など他の交通機関と組み合わせた場合に受けられる優待サービスの存在を知らなくても、円滑に優待サービスが受けられ、優待サービスを提供する企業からも使いやすくて分かりやすい車両管理サーバ用コンピュータプログラムを提供することができた。
以下の実施形態では、カーシェアリングサービスと、鉄道とを組み合わせたサービスにおける優待サービスを主に説明する。ただし、カーシェアリングサービスは、レンタカーサービスと置き換えることができる。同様に、鉄道は航空機と置き換えることができる。
以下、カーシェアリングサービスに用いる自動車を「シェアカー」と表記する。
なお、タッチパネルの表示画面の文言は、適宜変更されることがある。
会員登録は、氏名や住所の他、利用料金の支払い口座などの会員データを予め登録する。その登録データは、会員データベースへ蓄積されるとともに、会員であることを認証するためのIDカード(図中「TPカード」、「登録済みカードα」と表している)が発行される。このIDカードには、そのユーザが会員であることを認証するために必要なデータがICチップへ格納されたICカードであり、シェアカーに搭載されたカードリーダ(車両解錠センサ)にかざすことでそのデータが読み取れるようになっている。施錠されているシェアカーの解錠も、前記の登録済みカードにて行う。
すなわち、シェアカーを、カーシェアリングの基地となっている駐車スペースへ停車させ、シェアカーのシフトレバーをパーキングモードにする。エンジンキーを抜き、グローブボックスをあける。グローブボックスの中には、エンジンキーを収納しておくキーボックスが設けられている。そのキーボックスへエンジンキーを挿入し、返却ポジションへ回す。登録済みカードをカードリーダ(車両解錠センサ)にかざすことで、シェアカーを施錠する。
図1は、利用希望者である会員ユーザが、所定の日時、場所において、シェアカーを利用したい旨、予約を行う場合の情報の流れを図示している。
会員は、パソコンやスマートフォンを用いて、予約データをカーシェアリング管理サーバへ送信する。登録済みカードαのカード番号をあわせて送信する必要があるが、カーシェアリング管理サーバから提供されているカーシェアリング専用のアプリケーションを用いれば、入力作業は簡易化される。
予約データには、会員を特定するためのデータ(カード番号)、所定の日時、シェアカーがプールされている場所、利用時間、などが含まれる。ただし、どのような優待サービスを受けたいか、といったデータは、必ずしも必要ない。
また、各種の優待サービスに関する内容を格納した優待データベースも存在する。
予約可能である旨の返信の後、会員ユーザが予約手続きを完了した場合、完了した予約データ(予約に係る会員情報、利用日時、利用時間など)を、予約に係るサービス対象車両(シェアカー)の車載機へ送信する。
たとえば、4月1日から28日まで、東海道新幹線の新横浜、三島、新富士の各駅でカーシェアリングを利用する場合において、東海道新幹線の利用当日の乗車記録がある場合に、カーシェアリングの利用料金が10%割引になる、といったデータである。
換言すれば、カーシェアリングの利用は実行するものの、東海道新幹線での移動ではなかった、または東海道新幹線での移動を証明する手段がなかった場合には、優待サービスを受けることができない。したがって、優待サービスが適用されるか否かは、予約実行まで不確定である。
優待データが更新されたり、新たな優待データが追加されたりした場合に、前記の優待判断手段が働き、該当する優待データを更新する場合もあるからである。
また、予約データに係るサービス対象車両の車載機へ該当する優待データの内容が送信されているので、優待サービスを受けられる場合には円滑に受けられる。
図2は、カーシェアリング管理サーバと、サービス対象車両(シェアカー)に搭載されたデータ処理装置との関係を示している。
サービス対象車両には、カーシェアリング管理サーバとの無線通信を実行する車載機、カードリーダとしての車両解錠センサ、およびカーナビゲーションのみならずカーシェアリングに関する各種の案内や会員ユーザからの連絡事項などを入出力する多機能カーナビゲーション装置が、データ処理装置として搭載されている。
車載機は、カーシェアリング管理サーバとの無線通信のほか、車両解錠センサおよび多機能カーナビゲーション装置とのシリアル通信を行う。
図3は、予約実行の当日、サービス対象車両(シェアカー)の利用を開始する際の様子を示している。
会員ユーザは、東海道新幹線に乗車して三島駅で下車し、三島駅に近接して設けられているカーシェアリングの駐車場へ出向く。駐車場に複数のシェアカーがあっても、その会員ユーザがどの車両を使うべきであるかは、電子メールにて予め知らされている。
なお、予約データとともに優待データも受信しており、会員ユーザへ優待サービスが受けられる可能性を知らせるのに用いられる。「優待対象車両」とも図示しているのは、このシェアカーを利用する会員ユーザが優待サービスを受けられる可能性を有しているためである。
乗車してエンジンを掛けると、多機能カーナビゲーション装置のタッチパネルが作動し、そのタッチパネルにおいて、優待サービスの案内が表示される。
そのため、会員ユーザは、一旦降車して鉄道ICカードβを、車両解錠センサにかざす。すると、鉄道ICカードβに記録された乗降履歴データを車両解錠センサ(カードリーダ)が読み取り、乗降履歴データが車載機を介してカーシェアリング管理サーバへその送信される。
判断の結果、優待サービスが受けられる場合には、会員データベース(の中の利用料金などを格納しているテーブル)へその旨を格納する。
加えて、会員ユーザの携帯端末(スマートフォンなど)へ優待サービスが適用される旨を送信することとしても良い。
図4は、図3と場面が同じであるが、会員ユーザに対する優待サービスを提供する提携企業に係るサーバとの関係を示している。
ここに示す優待判断手段は、優待サービスが存在するか否かを会員ユーザに対して判断するのみならず、優待サービスを実現するために関わっている提携企業に係るサーバへ優待結果に関するデータを送信することとしている。
カーシェアリングというサービスを利用する会員ユーザは、単に車両を使うという場合は少ない。車両を使って移動し、移動中や移動先で様々なサービスを利用することが多い。
たとえば、イベント会場へ移動する、という場合を例にして説明する。
そこで、交通系ICカードの利用履歴に基づいて、当該駅からカーシェアリングサービスを利用した場合には、カーシェアリングの料金や、イベント会場における駐車料金に関する優待サービスを提供することを望むこととなる。
その優待サービスを、準備したり、会員ユーザへ告知したりする方法として、前述してきた優待データを鉄道会社が提供するのである。
たとえば、イベント会場からほど近い駐車場付きの飲食店が、イベント会場において飲食の割引チケットを配布する、という働きかけの他、飲食割引の情報を会員ユーザへ直接告知したい。その手法として、シェアカーの予約時に優待割引の案内を会員ユーザへ告知する方法として、その飲食店が前述してきた優待データを提供するのである。
図4に示した「優待判断手段」では、会員ユーザへの優待サービスがあるか否か、ある場合にはどのような内容の優待サービスかという情報を提供している。のみならず、優待結果のデータを企業管理データベースへ蓄積するとともに、優待サービスの実現に関わる企業に対して、提供することを示している。
図5は、優待判断手段が、カーシェアリングサービス事業者と鉄道会社との間で、優待サービスの原資に対する負担割合をどのように算出するか、を示すフローチャートである。図4では、事前の取り決めによって負担が決められており、会員ユーザによるシェアカーの予約という時点で負担割合の演算が可能であるが、このフローチャートでは、成果主義となっている。
なお、このフローチャートに基づく演算は、当然、更なる場合分けがあってもよい。
続いて、鉄道における対象の区間乗車率を降車乗客数で除した値がX〜Y%であるか否かを、同じく鉄道の乗降記録によって判断する(S3)。「X〜Y%である」という場合には、原資の負担割合は、L社:M社=5:5とする(S4)。
S3が「No」である場合、すなわち、鉄道における対象の区間乗車率を降車乗客数で除した値がY%よりも大きい場合には、原資の負担割合は、L社:M社=1:9とする(S5)。
L社とM社との契約内容、およびその遂行を簡素化できる。
なお、図5で示したのは、優待サービスの原資に対する負担を2社で分担する場合を想定しているが、優待サービスの種類が増えたり、関連する企業が3社以上と増えたりした場合には、その運営を確実とする手法として有益である。
図6に示すには、カーシェアリングおよびそれに付随するサービスを利用した場合に生ずる会員ユーザのメリットを、金銭以外でも算出する実施形態を示している。
本サービスを利用することに夜金銭以外のメリットとして、「CO2算出サーバ」と、「渋滞予測サーバ」とを用いている。
環境に対する意識の高い会員ユーザにとって、関心事であり、満足度の向上に寄与する情報の提供となる。
時間に対する感度の高い忙しい会員ユーザにとって、関心事であり、満足度の向上に寄与する情報の提供となる。
会員ユーザに対して本サービスを利用した場合の満足度を向上させるのみならず、本サービスを利用すればこうしたメリットがあるということを可視化することによって、本サービスの利用を誘引しようという場合にも用いることができる。
図7は、サービス対象車両を返却する際の様子を示している。
サービス対象車両を降りた会員ユーザは、登録済みカードαを車両解錠センサへタッチする。すると、サービス対象車両のドアはロックされる。
車両解錠センサは、登録済みカードαから会員ユーザ名(会員ユーザを特定できるデータ)を吸い上げ、車載機を介してカーシェアリング管理サーバへ送信する。
また、サービス料金の算出に必要な利用開始時刻、利用終了時刻などのデータは、料金算出手段において用いられる。料金算出手段は、優待サービスの内容を格納した優待データベースをも用いて料金を算出し、会員データベースへ格納する。その後の決済に関する手続きについては、説明を省略する。
なお、利用料金のお知らせ等の連絡は、会員ユーザが登録したメールアドレスへ送信される。
図8(A)は、これまで説明に用いた会員カードではなく、鉄道ICカードβ、優待サービスの適用や新規カードとしての登録可能性がある航空ICカード、鉄道や航空機のチケット機能を電子チケットとして格納したモバイル端末(携帯電話、スマートフォンを含む)、を示している。
優待サービスの内容が前述した例である場合において、鉄道ICカードの代わりにモバイル端末を使用したとしても、車両解錠センサからの乗車履歴データの吸い上げが可能であれば、優待サービスを受けることができる。
この画面を用いれば、優待サービスの内容が航空ICカードへのポイント(マイレージ)への加算、という場合に、航空ICカードを新たに優待が受けられるカードとして、会員ユーザが新たに登録することができる。
また、この場合の航空ICカードに対して、優待サービスが航空ICカードへのポイント(マイレージ)加算に限られているわけではなく、他の優待サービスが提供されることとしてもよい。
たとえば、航空ICカードに対して、シェアカーによる走行距離を「マイレージ」に加算することもできる。
たとえば、鉄道利用を高齢者に喚起したい、という場合には、目的地までを鉄道とシェアカーとで結ぶプランを、会員データベースの属性データから絞り込んでターゲットとなる会員ユーザへ提示できる。
「鉄道沿線の観光地へ若者に来てもらいたい」といった場合にも、その観光地までを鉄道とシェアカーとで結ぶプランを、会員データベースの属性データから絞り込んでターゲットとなる会員ユーザへ提示すればよい。
反対に、ヘヴィーユーザを獲得したい、というような場合には、複数回の利用によって優待する、といった優待サービスの内容とすればよい。
Claims (5)
- 所定の交通機関におけるユーザの乗降履歴に応じて車両共有サービスに対する優待サービスをユーザへ提供するための情報を管理する車両管理サーバであって、
貸し出し等の車両に関する管理データを格納する車両管理データベースと、
前記の優待サービスに関する条件や優待内容に関する優待データを格納する優待データベースと、
車両の利用に関する予約データを車両利用希望ユーザに係る端末から受信する予約データ受信手段と、
その予約データが予約可能か否かを前記の車両管理データベースを用いて判断する予約可能判断手段と、
その予約可能判断手段による予約可能または予約不能という予約可否データを前記の車両利用希望ユーザに係る端末へ出力する予約可否出力手段と、
予約可能である場合に前記の優待データベースを用いて該当する優待データが存在するか否かを判断する優待判断手段と、
その優待判断手段による優待データ該当ありの場合に、当該予約データに係るサービス対象車両の車載機へ該当する優待データの内容を、当該予約データに係る車両利用希望ユーザへ出力させるために送信する優待送信手段と、
を備え、
前記の予約可否出力手段は、予約可能である場合には前記の車載機へ予約データを送信することし、
前記の優待判断手段は、前記の優待データを実現するために必要な原資に関する負担割合を算出することとし、
前記の負担割合は、前記の交通機関における区間乗車率を降車乗客数で除した値が所定の割合に達したか否かを前記の交通機関における乗車記録を用いて判断して決定することとした
車両管理サーバ。 - 前記の優待判断手段が算出した負担割合についてのデータは、前記の優待データベースへ格納された優待データの送信元となるサーバへ送信することとした
請求項1に記載の車両管理サーバ。 - 優待データベースへ格納された優待データに基づいて、所定の優待データが適用された場合におけるユーザが受ける金銭以外のメリットを算出するための優待結果算出手段と、
その優待結果算出手段が算出したメリットをユーザに係る端末へ送信するメリット送信手段と、
を備えた請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両管理サーバ。 - 所定の交通機関におけるユーザの乗降履歴に応じて車両共有サービスに対する優待サービスをユーザへ提供するための情報を管理する車両管理サーバへインストールされるコンピュータプログラムであって、
貸し出し等の車両に関する管理データを車両管理データベースへ格納する管理データ格納手順と、
前記の優待サービスに関する条件や優待内容に関する優待データを優待データベースへ格納する優待データ格納手順と、
車両の利用に関する予約データを車両利用希望ユーザに係る端末から受信する予約データ受信手順と、
その予約データが予約可能か否かを前記の車両管理データベースを用いて判断する予約可能判断手順と、
その予約可能判断手順における予約可能または予約不能という予約可否データを前記の車両利用希望ユーザに係る端末へ出力する予約可否出力手順と、
予約可能である場合に前記の優待データベースを用いて該当する優待データが存在するか否かを判断する優待判断手順と、
その優待判断手順による優待データ該当ありの場合に、当該予約データに係るサービス対象車両の車載機へ該当する優待データの内容を、当該予約データに係る車両利用希望ユーザが出力させるために、当該予約データに係る予約が実行される直前に送信する優待送信手順と、
予約可能である場合に前記のサービス対象車両の車載機へ予約データを送信する予約データ送信手順と、
前記の優待データを実現するために必要な原資に関する負担割合を算出する負担割合算出手順と、
を車両管理サーバに実行させることとし、
前記の負担割合算出手順は、前記の交通機関における区間乗車率を降車乗客数で除した値が所定の割合に達したか否かを前記の交通機関における乗車記録を用いて判断して決定することとした
コンピュータプログラム。 - 優待データベースへ格納された優待データに基づいて、所定の優待データが適用された場合におけるユーザが受ける金銭以外のメリットを算出するための優待結果算出手順と、
その優待結果算出手順が算出したメリットをユーザに係る端末へ送信するメリット送信手順と、
を車両管理サーバに実行させることとした請求項4に記載のコンピュータプログラム。
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