JP6626362B2 - フィルタ時定数変更回路およびd/a変換回路 - Google Patents

フィルタ時定数変更回路およびd/a変換回路 Download PDF

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Description

本発明は、入力信号の変化に応じてフィルタの時定数を変更するフィルタ時定数変更回路、およびフィルタ時定数変更回路を用いるD/A変換回路に関するものである。
D/A変換回路の出力においては、一般にパルスの波形をローパスフィルタにより平滑化して出力する方式が採られる。このときフィルタの時定数の大小により、応答速度とリップルがトレードオフの関係になる。実際にフィルタの時定数を決める際は、例えば許容出来るリップルの値の中で出来るだけ早い応答速度にするなどして決める。一方で、D/A変換回路の出力の大きな変化をステップ的に行なうとき、この応答速度の制限による追従の遅さが問題になるケースがある。
このような問題の解決策として、D/A変換回路の出力の大きくかつ急な変化があったときに、フィルタの時定数を小さくすることで、リップルの制限を達成しつつ応答を早める技術が提案されている(特許文献1参照)。図14は特許文献1に開示されたD/A変換回路の構成を示すブロック図である。図14のD/A変換回路は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)300を使って、応答性を向上させるようにしたものである。PWM信号をつくるデジタルデータが変化したときは、抵抗302とコンデンサ303とからなる時定数が小さいアナログフィルタに切り替えて、応答性を良くする。デジタルデータに変化がないときは、抵抗301とコンデンサ303とからなる時定数が大きいアナログフィルタに切り替えて、出力リップルを抑制する。
D/A変換回路からフィルタに入力される入力信号の変化の大きさに応じてフィルタの時定数を変化させる場合、常識的な発想として、例えば図15のような構成が考えられる。図15の例では、変化量演算部100が入力信号f(t)の変化量Δf(t)/Δtを演算し、この変化量Δf(t)/Δtに応じて時定数変更部101がフィルタ102の時定数を変更する。図16の例では、入力信号f(t)に変化が生じたときにフィルタ102の時定数を変更する。一方、図17の例では、変化量Δf(t)/Δtが閾値THを超えたときにフィルタ102の時定数を変更する。
一般的に変化量演算部100で行われる処理は微分に相当し、フィルタ102の時定数変更のための制御信号(図16、図17のフィルタ時定数変更フラグ)が生じるのは、入力信号f(t)が傾きを持つ間に限られる。したがって、入力信号f(t)が傾きを持つ時間幅が非常に短い場合は、時定数変更のための制御信号が生じる時間幅も短くなる。フィルタ102の時定数変更を行なう適切な時間幅は、フィルタ102の持つ時定数及びフィルタ102の目的に依存するため、時定数変更のための制御信号が生じる時間幅が短くなると、フィルタ102の時定数変更が目的とする機能を充分に発揮出来ない可能性がある。
例えば、ある一定以上の入力信号f(t)の急峻な変化に対応するため、入力信号f(t)の変化に合わせてフィルタ102の時定数を一時的に小さくする場合を考える。このとき、時定数を変更する時間幅は、変更後のフィルタ102の時定数により、充分に入力信号f(t)に追従出来る分だけの長さが必要になるが、入力信号f(t)の変化の間だけ(微分値が閾値THを超える間だけ)、フィルタ102の時定数を小さくしても、フィルタ102の出力は図18のようになり、フィルタ102の機能を充分に発揮することが出来ない。図18の例では、g(t)がフィルタ102の実際の出力を表し、g’(t)は理想の出力を表している。図18によると、フィルタ102の出力g(t)が入力信号f(t)の変化に追従出来ていないことが分かる。
このような図15の構成の問題点に対し、タイマを使って、変化量演算部100の出力(入力信号f(t)の微分値)をトリガにして、変化量演算部100の出力が閾値を超えた場合にフィルタ102の時定数変更を一定時間保持する仕組みにすることで、フィルタ102の機能を充分に発揮出来るようにすることが容易に考えられる。図19の例では、変化量演算部100と時定数変更部101との間にタイマ103を設けることにより、入力信号f(t)への追従に必要な時間幅の信号をタイマ103で作ることで、図20に示すように、入力信号f(t)への追従に必要な時定数変更の時間幅を与えるようにしている。
しかし、図19に示した構成では、変化量演算部100の出力(入力信号f(t)の微分値)をフィルタ102の時定数変更のトリガにすることで、本来意図しない場面での誤動作の恐れが大きくなってしまうという問題がある。例えば、図21に示すような瞬間的な入力信号f(t)の変化に対して一定時間、フィルタ102の時定数変更を行なってしまうと、意図しない領域でフィルタ102の出力g(t)にリップルを生じさせてしまうという問題がある。
特開2003−101413号公報
以上のように、入力信号の変化に応じてフィルタの時定数を変更する構成では、フィルタの出力を入力信号の変化に充分に追従させようとすると、フィルタの出力に大きなリップルが生じてしまうという問題点があった。
なお、以上の問題はD/A変換回路の出力を入力とするフィルタに限らず、例えばアナログ信号をフィルタ処理してA/D変換回路に入力するフィルタ等においても同様に発生する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、入力信号の変化に応じてフィルタの時定数を変更する構成において、フィルタの出力のリップルを低減することができるフィルタ時定数変更回路を提供することを目的とする。
本発明は、入力信号をフィルタリングするためのフィルタの時定数を決定するフィルタ時定数変更回路において、現時点の前記入力信号の値f(t)と現時点からT時間前の入力信号の値f(t−T)とから得られる所定時間Tあたりの変化量h(t,T)=f(t)−f(t−T)を演算する変化量演算部と、前記変化量h(t,T)と所定の閾値との比較結果に基づいて前記フィルタの時定数を制御する制御信号を出力する比較部とを備え、前記比較部は、前記変化量h(t,T)が前記閾値以下の場合に前記フィルタの時定数を第1のフィルタ時定数τ1とする制御信号を出力し、前記変化量h(t,T)が前記閾値を超える場合に前記フィルタの時定数を前記第1のフィルタ時定数τ1よりも小さい第2のフィルタ時定数τ2に変更する制御信号を出力し、前記所定時間Tは、前記入力信号の変化開始時点から、前記フィルタの時定数が前記第2のフィルタ時定数τ2に変更された後に前記フィルタの出力信号の値が前記入力信号の変化の最終値に対して所定の割合に到達するまでの時間であることを特徴とするものである。
また、本発明のD/A変換回路は、デジタル入力信号をアナログ信号に変換するD/A変換部と、このD/A変換部の出力信号を平滑化するフィルタと、前記デジタル入力信号を入力とし、前記フィルタの時定数を制御する制御信号を出力する前記フィルタ時定数変更回路とを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、変化量演算部と比較部とを設けることにより、フィルタの出力を入力信号の変化に追従させつつ、フィルタの出力のリップルを低減することが出来る。また、本発明では、フィルタの出力のリップル低減を、従来のようなタイマを使用せずに実現することが出来るので、回路の実装を容易にすることができる。
本発明に係る変化量演算の原理を説明する波形図である。 本発明に係る変化量演算の原理を説明する波形図である。 本発明においてフィルタの時定数を変更する動作を説明する波形図である。 本発明に係る変化量演算の別の例を示す波形図である。 本発明に係る変化量演算の別の例を示す波形図である。 本発明においてフィルタの時定数を変更する動作を説明する波形図である。 本発明に係る変化量演算の別の例を示す波形図である。 本発明に係る変化量演算の別の例を示す波形図である。 本発明においてフィルタの時定数を変更する動作を説明する波形図である。 本発明の実施の形態に係るD/A変換回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態における所定時間の設定の仕方を説明する図である。 本発明の実施の形態に係るD/A変換回路の応答の例を示す波形図である。 本発明の実施の形態に係るD/A変換回路の応答の実測結果を示す波形図である。 従来のD/A変換回路の構成を示すブロック図である。 フィルタの時定数を変化させる構成を示すブロック図である。 図15の構成においてフィルタの時定数を変更する動作を説明する波形図である。 図15の構成においてフィルタの時定数を変更する別の動作を説明する波形図である。 図15の構成の問題点を説明する波形図である。 フィルタの時定数を変化させる別の構成を示すブロック図である。 図19の構成においてフィルタの時定数を変更する動作を説明する波形図である。 図19の構成の問題点を説明する波形図である。
[発明の原理]
図1(A)〜図1(C)、図2(A)〜図2(C)は、本発明に係る変化量演算の原理を説明する波形図である。本発明では、入力信号の変化量(微分値)を演算する従来の構成を、フィルタの目的とする時定数変化に対応させた時間幅Tあたりの変化量を演算する構成に置き換えることで、フィルタの時定数変更の効果を適切に反映させる。具体的には、変化量を演算しようとする現時点の入力信号の値f(t)と、現時点からT時間前の入力信号の値f(t−T)とから得られる所定時間Tあたりの変化量h(t,T)=f(t)−f(t−T)を演算し、この演算結果に基づいてフィルタの時定数を決定する。図1(A)〜図1(C)、図2(A)〜図2(C)の例では、時間と共に変化する入力信号に応じて変化量h(t,T)が逐次演算される様子が示されている。
以上のようにして演算した変化量h(t,T)が所定の閾値THを超えたときにフィルタの時定数を小さい方に変更する(フィルタ時定数変更フラグを“1”にする)構成を採用すると、フィルタの出力g(t)は図3に示すような挙動になる。図3におけるg’(t)は理想の出力を表している。
図20の場合と比べると明らかなように、本発明の方がフィルタの出力g(t)がより早く入力信号f(t)に追いついている。
また、本発明では、変化量h(t,T)が、入力信号f(t)の変化の大きさの総量を情報として含む形になっているため、図21で説明したようなリップルの問題は発生しない。図21に示したような瞬間的な入力信号f(t)の変化に対する本発明の変化量演算の結果を図4(A)〜図4(D)、図5に示す。
図4(A)〜図4(D)、図5の演算結果が閾値THを超えたときにフィルタの時定数を小さい方に変更する構成を採用すると、フィルタの出力g(t)は図6に示すような挙動になる。本発明では、入力信号の二点間の差(f(t)−f(t−T)のとり得る最大値に応じて閾値THを定めるため、閾値THを下回るノイズによる誤動作は起こらない。
また、本発明では、非常に鋭く大きな値のノイズが入力信号f(t)に混入した場合でも、そのノイズのピークの時間幅×2以内の時間幅でフィルタの時定数を変更する動作となるので、図19のタイマを用いた場合に比べてフィルタ出力への影響は小さくなることが期待出来る。このようなノイズ入力に対する本発明の変化量演算の結果を図7(A)〜図7(C)、図8(A)、図8(B)に示す。
図7(A)〜図7(C)、図8(A)、図8(B)の演算結果が閾値THを超えたときにフィルタの時定数を小さい方に変更する構成を採用すると、フィルタの出力g(t)は図9に示すような挙動になる。
以上のように、本発明では、従来技術で生じる、意図しない領域でフィルタの出力g(t)にリップルを生じさせてしまうという問題を解決することが出来る。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図10は本発明の実施の形態に係るD/A変換回路の構成を示すブロック図である。本実施の形態のD/A変換回路は、16bitのデジタル入力信号f(t)をアナログ信号に変換するD/A変換部1と、D/A変換部1の出力信号を平滑化するローパスフィルタ2と、ローパスフィルタ2の出力端子に接続されるバッファ回路3と、入力信号f(t)の変化量に基づいてローパスフィルタ2の時定数を決定するフィルタ時定数変更回路4とから構成される。
D/A変換部1としては、ΔΣ変調器、PWM(Pulse Width Modulation)変調器、ラダー抵抗型のD/A変換器など様々な構成を適用することができ、本発明はD/A変換の方式に限定されるものではない。
ローパスフィルタ2は、D/A変換部1の出力端子とバッファ回路3の入力端子との間に直列に設けられた抵抗R1,R2と、フィルタ時定数変更回路4からの制御信号に応じて抵抗R1を短絡するスイッチSW1と、バッファ回路3の入力端子と接地との間に設けられたコンデンサC1とから構成される。
フィルタ時定数変更回路4は、遅延部40と、減算部41と、比較部42(コンパレータ)とから構成される。遅延部40と減算部41とは、変化量演算部を構成している。
遅延部40は、デジタル入力信号f(t)を所定時間Tだけ遅延させる。遅延部40としては、複数段縦続接続されたフリップフロップを用いることができる。
減算部41は、デジタル入力信号f(t)から遅延部40のデジタル出力信号を減算する。こうして、時間Tあたりの入力信号の変化量であるh(t,T)=f(t)−f(t−T)を演算することができる。
比較部42は、減算部41のデジタル出力信号と所定の閾値THとを比較する。比較部42は、減算部41のデジタル出力信号の値が閾値THを超えたとき、ローパスフィルタ2のスイッチSW1を制御するための制御信号(フィルタ時定数変更フラグ)を“1”(High)にし、減算部41のデジタル出力信号の値が閾値TH以下のとき、制御信号を“0”(Low)にする。閾値THは、入力信号の二点間の差(f(t)−f(t−T)のとり得る最大値と、除去したいノイズの大きさとを考慮して予め設定しておけばよい。
ローパスフィルタ2は、時定数を変えることができるアクティブフィルタとなっている。比較部42から出力される制御信号が“1”になると、スイッチSW1はオン状態となる。これにより、抵抗R1が短絡されるので、ローパスフィルタ2の時定数が小さくなる。比較部42から出力される制御信号が“0”になると、スイッチSW1はオフ状態となる。これにより、抵抗R1とR2とが直列に接続されるので、ローパスフィルタ2の時定数が大きくなる。
遅延部40の遅延時間となる所定時間Tは、図11に示すように入力信号f(t)の変化開始時点から、その変化の最終値(100%)に対してD/A変換回路の出力信号g(t)の値が所定の割合A(例えば63.2%あるいは90%)に到達するまでの時間をTとして予め設定しておけばよい。割合Aは、D/A変換回路の所望の性能に応じて設定すればよい。
本実施の形態では、ローパスフィルタ2の時定数によりD/A変換回路の出力信号g(t)が入力信号f(t)に追従する速度と出力信号g(t)のリップルのレベルが決まり、この速度とリップルのレベルはトレードオフの関係にある。本実施の形態では、ローパスフィルタ2は例えばτ1=10msecの時定数を基本としているが、一方で1msecでの高速応答が必要になる場合もある。しかし、ローパスフィルタ2の時定数をτ2=1msecにすると、出力信号g(t)のリップルが大きくなってしまう。そこで、T=1msec、A=63.2%として、入力信号f(t)の急峻な変化に追従可能な高速応答モードを用意した。
本実施の形態によると、図12に示すように入力信号f(t)が変化したときに、変化量h(t,T)が閾値THを超えたt1時点で、ローパスフィルタ2の時定数が例えばτ1=10msecからτ2=1msec(スイッチSW1オン)に変更され、出力信号g(t)が入力信号f(t)に対して割合A=63.2%まで到達したt2時点で、ローパスフィルタ2の時定数がτ2=1msecからτ1=10msec(スイッチSW1オフ)に変更されるという動作になる。
図13は本実施の形態のD/A変換回路の応答の実測結果を示す波形図である。図13の130はローパスフィルタ2の時定数を1msecに固定したときのD/A変換回路の出力信号g(t)を示し、131はローパスフィルタ2の時定数を10msecに固定したときのD/A変換回路の出力信号g(t)を示し、132は本実施の形態のD/A変換回路の出力信号g(t)を示している。
図13から明らかなように、ローパスフィルタ2の時定数を小さくすると出力信号g(t)にリップルが大きく出てしまう。そこで、入力信号f(t)の変化に追従している間だけローパスフィルタ2の時定数を小さくしたいが、入力信号f(t)の変化の瞬間だけ時定数を小さくしても不十分になる。そこで、本実施の形態では、入力信号f(t)の変化量h(t,T)を演算し、変化量h(t,T)が閾値THを超えている間だけローパスフィルタ2の時定数を小さくすることにより、充分な時定数変更の時間を実現した。
本実施の形態では、出力のリップル低減を、図19に示したようなタイマを使用せずに実現することが出来るので、集積回路へのD/A変換回路の実装を容易にすることができる。
なお、本実施の形態では、ローパスフィルタ2の例として1次のフィルタを例に挙げて説明しているが、これに限るものではなく、例えば1次のフィルタを複数段縦続接続した高次のフィルタ等の他のフィルタに本発明を適用してもよい。
また、本実施の形態では、D/A変換回路に適用する例で説明しているが、本発明のフィルタ時定数変更回路4をA/D変換回路の入力部に適用してもよい。この場合は、アナログ入力信号f(t)をローパスフィルタ2に入力し、ローパスフィルタ2の出力信号をA/D変換回路に入力すればよい。フィルタ時定数変更回路4は、アナログ回路で構成される。遅延部40の例としては、例えばCCD(Charge-Coupled Device)がある。
本発明は、入力信号に応じてフィルタの時定数を変更する技術に適用することができる。
1…D/A変換部、2…ローパスフィルタ、3…バッファ回路、4…フィルタ時定数変更回路、40…遅延部、41…減算部、42…比較部、R1,R2…抵抗、C1…コンデンサ、SW1…スイッチ。

Claims (2)

  1. 入力信号をフィルタリングするためのフィルタの時定数を決定するフィルタ時定数変更回路において、
    現時点の前記入力信号の値f(t)と現時点からT時間前の入力信号の値f(t−T)とから得られる所定時間Tあたりの変化量h(t,T)=f(t)−f(t−T)を演算する変化量演算部と、
    前記変化量h(t,T)と所定の閾値との比較結果に基づいて前記フィルタの時定数を制御する制御信号を出力する比較部とを備え
    前記比較部は、前記変化量h(t,T)が前記閾値以下の場合に前記フィルタの時定数を第1のフィルタ時定数τ1とする制御信号を出力し、前記変化量h(t,T)が前記閾値を超える場合に前記フィルタの時定数を前記第1のフィルタ時定数τ1よりも小さい第2のフィルタ時定数τ2に変更する制御信号を出力し、
    前記所定時間Tは、前記入力信号の変化開始時点から、前記フィルタの時定数が前記第2のフィルタ時定数τ2に変更された後に前記フィルタの出力信号の値が前記入力信号の変化の最終値に対して所定の割合に到達するまでの時間であることを特徴とするフィルタ時定数変更回路。
  2. デジタル入力信号をアナログ信号に変換するD/A変換部と、
    このD/A変換部の出力信号を平滑化するフィルタと、
    前記デジタル入力信号を入力とし、前記フィルタの時定数を制御する制御信号を出力する、請求項記載のフィルタ時定数変更回路とを備えることを特徴とするD/A変換回路。
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