JP6625398B2 - 点検案内システム - Google Patents
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Description
また、請求項3に記載の点検案内システムは、請求項1又は2に記載の点検案内システムにおいて、前記点検情報格納手段が格納する前記点検項目情報は、点検するべき点検項目を複数特定しており、前記点検情報格納手段は、前記点検項目情報が特定する複数の点検項目の相互間の点検順序を特定する点検順序情報を、前記点検項目情報及び前記設置場所情報に対応付けて格納しており、前記案内手段は、前記点検情報格納手段が格納する前記点検順序情報に基づいて、前記点検案内情報を表示する。
また、相違状態情報を受信した場合に、対象設備の実際の構成を反映するための反映情報を取得することを指示する指示情報を表示するので、例えば、点検者に対して反映情報を取得させることができるために、構成情報格納手段が格納する構成情報が対象設備の実際の構成と合致するように、構成情報格納手段に対してフィードバックをかけることができる。
請求項3に記載の点検案内システムによれば、点検順序情報に基づいて点検案内情報を表示するので、例えば、点検順序に沿って点検を案内することができるために、作業漏れ等の人為的ミスを防止することができ、点検作業を適切に行わせることができる。
まず、本実施の形態に係る点検案内システム100について説明する。この点検案内システム100は、サーバ装置1、及び点検用端末2を備えている。図1は、本発明の実施の形態に係る点検案内システムを例示するブロック図である。なお、点検案内システム100には、実際には、点検用端末2以外にも、この点検用端末2と同様な構成の他の点検用端末が複数含まれているが、以下では、「点検用端末2」について説明する。
最初に、サーバ装置1の構成について説明する。サーバ装置1は、点検を管理する管理手段であり、具体的には、点検を管理する管理事務所に設けられている装置であり、図1に示すように、概略的に、通信部11、入力部12、ディスプレイ13、データ記録部14、及び制御部15を備えている。
通信部11は、点検用端末2との間でネットワークを介した通信を行う通信手段であり、特に、後述する点検結果を特定する情報を受信する点検結果受信手段である。この通信部11の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の移動体無線通信手段を用いることができる。
入力部12は、ユーザからの各種操作入力を受け付ける操作手段であり、具体的には、マウスやキーボード等の公知の入力装置を用いることができる。
ディスプレイ13は、後述する制御部15の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段である。このディスプレイ13の具体的な構成は任意であり、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。
データ記録部14は、サーバ装置1の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(後述するデータ記録部26も同様とする)。
図1に戻って、制御部15は、サーバ装置1を制御する制御手段であり、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである。特に、実施の形態に係る点検案内プログラムは、任意の記録媒体又はネットワークを介しサーバ装置1にインストールされることで、制御部15の各部を実質的に構成する(後述する制御部27も同様とする)。
次に、点検用端末2の構成について説明する。図1に示すように、点検用端末2は、概略的に、通信部21、タッチパッド22、ディスプレイ23、カメラ24、現在位置検出部25、データ記録部26、及び制御部27を備えている。
通信部21は、サーバ装置1との間でネットワークを介した通信を行う通信手段である。この通信部21の具体的な構成は、サーバ装置1の通信部11と同様である。
タッチパッド22は、ユーザの指等で押圧されることにより、当該ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッド22は、透明又は半透明状に形成され、後述のディスプレイ23の前面において当該ディスプレイ23の表示面と重畳するように設けられて、後述のディスプレイ23と共にタッチパネルとして機能するように構成されている。このタッチパッド22としては、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のタッチパッドを用いることができる。
ディスプレイ23は、後述する制御部27の制御に基づいて各種の画像を表示する表示手段であり、特に、点検案内情報を表示する表示手段である。このディスプレイ23の具体的な構成は任意であり、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる。
カメラ24は、後述する制御部27の制御に基づいて被写体を撮影して被写体の撮影画像を取得する撮影手段である。このカメラ24としては、例えば、イメージセンサ等を備えた公知のカメラ装置を用いることができる。
現在位置検出部25は、点検用端末2の現在位置(現在地)を検出する検出手段である。この現在位置検出部25は、GPS又は地磁気センサ(いずれも図示省略)を有し、現在の点検用端末2の位置(例えば、経度及び緯度の座標)及び方位等を公知の方法にて検出する。
データ記録部26は、点検用端末2の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。このデータ記録部26には、例えば、点検用端末2を一意に識別するための装置識別情報(以下、点検用端末2の装置識別情報を「ID2」と称する)が記録されている。
制御部27は、点検用端末2を制御する制御手段である。制御部27は、機能概念的に、端末側案内部271を備えている。端末側案内部271は、点検案内情報を、点検用端末2のディスプレイ23に表示する案内手段である。なお、この制御部27の端末側案内部271により行われる処理については、後述する。
次に、このように構成される点検案内システム100によって実行される、点検案内処理について説明する。図5は、点検案内処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。「点検案内処理」とは、点検を案内する処理であり、具体的には、点検案内情報を図1の点検用端末2のディスプレイ23に表示する処理である。この点検案内処理を実行するタイミングは任意のタイミングであるが、例えば、点検案内システム100のサーバ装置1及び点検用端末2の電源が投入された場合に起動されて実行するものとして、当該処理が起動したところから説明する。なお、図3の点検計画情報が、点検管理者によって入力されて格納されている場合において、この図3において例示した、項目「点検者ID」=「C1」の点検者が、図1の点検用端末2を用いて点検を行う場合について説明する。
このように実施の形態によれば、図6の点検案内画面及び図7及び図8の点検項目詳細情報を点検用端末2のディスプレイ23に表示するので、例えば、点検用端末2を携帯している点検者に対して、対象設備と点検用端末2(つまり、点検者)との相対的位置関係の情報を含む点検のために必要な情報を、視覚的に把握させて点検を案内することができ、点検作業の作業効率を向上させることができる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏することがある。例えば、本発明に係る点検案内システムを用いて案内される点検作業の作業効率が従来と同程度であっても、従来と異なる構造により従来と同程度の作業効率を有している場合には、本願発明の課題は解決されている。
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、図1のサーバ側案内部151の少なくとも一部の機能を端末側案内部271が実現するようにしてもよいし、端末側案内部271の少なくとも一部の機能をサーバ側案内部151が実現するようにしてもよい。また、例えば、図1のデータ記録部14の各DBが格納する情報についても、実施の形態の点検案内処理において用いることができる限りにおいて、任意に構成してもよい。
また、上記実施の形態においては、図1のサーバ装置1と点検用端末2とが互いに通信を行って(つまり、オンラインにて)点検を案内する場合について説明したが、これに限らない。例えば、サーバ装置1と点検用端末2との間の通信を行えない環境での点検を考慮して、サーバ装置1と点検用端末2との間の通信を行わずに(つまり、オフラインにて)点検を案内してもよい。具体的には、点検前に、図6の点検案内画面及び図7及び図8の点検項目詳細情報を表示するための情報を、図1の点検用端末2にダウンロードした上で、サーバ装置1との通信を行わずに、ダウンロードした情報に基づいて点検用端末2が点検を案内するようにしてもよい。この場合、点検用端末2は、図5のSA1〜SA9のうちの通信を要さない処理(例えば、SA2〜SA5、SA9)を適宜繰り返し実行した上で、点検が終了した後に、サーバ装置1との通信を行なえる環境にて、前述の繰り返し実行したSA5で格納した情報を、一括してサーバ装置1に送信してもよい。また、オンラインにて点検を案内する場合において、図5のSA1〜SA9のうちの通信を要さない処理(例えば、SA2〜SA5、SA9)を所定単位(例えば、対象設備単位等)に対応する回数だけ繰り返し実行した上で、前述の所定単位毎にSA6〜SA9を実行してもよい。
また、図6の点検案内画面において、実施の形態にて説明した情報(画像)以外の情報を表示してもよい。具体的には、図2の項目「点検項目」の情報(つまり、点検項目)に対して重要度が段階的に設定されており、所定の重要度よりも高い重要度の点検項目(以下、重要点検項目)については、図6において当該「重要点検項目」に対応する対象設備画像(例えば、対象設備画像41)の周辺に、「重要点検項目」を点検者に認識させるための情報(例えば、テキスト情報等)を表示してもよい。
また、点検手順を点検案内情報として表示してもよい。具体的には、点検項目詳細情報の項目「点検項目」に対応する領域(例えば、図7の「コンクリート剥離」と表示される領域等)を、図1のタッチパッド22を介する所定操作により選択可能となるように構成した上で、選択した場合に、選択した点検項目を実施するための具体的な手順を表示してもよい。
また、点検案内処理において、図1のタッチパッド22を介して情報を入力する場合(例えば、図5のSA4等)、留意事項を記録する観点から、情報(例えば、文字情報等)を自由に入力できるように構成して、入力された情報を記録してもよい。
また、対象設備について「音」に基づいて点検する(例えば、図2の項目「点検項目」=「打音」)場合、図5のSA4において、対象設備からの打音を点検結果として録音するように構成してもよい。具体的には、点検用端末2に対してマイクの如き集音手段を設けた上で、集音手段を介して取得した打音を録音してもよい。
また、図1の点検用端末2については、タッチパッド22を介して「状態情報」を入力できるように構成してもよい。ここで、「状態情報」とは、対象設備の状態を特定する情報であり、具体的には、図2の項目「構成画像」の情報(構成情報)(つまり、対象設備の構造、形状、及び寸法を示す図面の画像情報)が特定する対象設備の構成(以下、対象設備記録構成)と、対象設備の実際の構成(以下、対象設備実際構成)とが一致しているか相違しているかを特定する情報であり、例えば、一致状態情報、又は相違状態情報に対応する情報である。なお、「一致状態情報」とは、対象設備記録構成と対象設備実際構成とが一致していることを特定する情報であり、「相違状態情報」とは、対象設備記録構成と対象設備実際構成とが相違していることを特定する情報である。そして、点検用端末2の端末側案内部271については、「状態情報」が入力された場合、入力された「状態情報」をサーバ装置1に送信するように構成し、また、サーバ装置1のサーバ側案内部151については、当該送信された「状態情報」を図1の通信部11が受信して、受信した「状態情報」に基づいて以下のフィードバックに関する処理、又は、バージョン変更に関する処理を行うように構成してもよい。なお、サーバ装置1の通信部11における「状態情報」を受信する機能が、「状態情報受信手段」に対応する。
サーバ側案内部151が行うフィードバックに関する処理について具体的には、相違状態情報を受信した場合、前述の「指示情報」を点検用端末2に送信する。ここでは、例えば、対象設備の実際の構成の画像を「反映情報」として取得することを指示する「指示情報」として、「表示した構成画像を更新する必要があります。表示した構成画像の実際の状態を、カメラを用いて撮影して送信して下さい」等のメッセージを送信する。この後、点検用端末2の端末側案内部271は、送信された「指示情報」を受信して、受信した「指示情報」を点検案内情報としてディスプレイ23に表示する。ここでは、例えば、前述のメッセージを表示する。このように構成することにより、「対象設備記録構成」が「対象設備実際構成」に一致するようにフィードバックをかけることが可能になり、次回以降の点検において、「対象設備記録構成」と「対象設備実際構成」とが相違していることによる作業ミス又は作業遅延等の発生を防止して、点検についての作業効率及び作業精度を向上させることができる。
また、サーバ側案内部151が行うバージョン変更に関する処理について具体的には、相違状態情報を受信した場合、図1の案内用端末2が表示した「構成情報」のバージョンとは異なるバージョンの「構成情報」を点検用端末2に送信する。この後、点検用端末2の端末側案内部271は、送信された「構成情報」を受信して、受信した「構成情報」をディスプレイ23に表示する。このように構成することにより、例えば、改修計画に基づいて「対象設備記録構成」(つまり、図2の項目「構成画像」の情報である、対象設備の構造、形状、及び寸法を示す図面の画像情報)を改修後の状態に更新したにも関わらず、実際には未だ改修が行われておらず「対象設備実際構成」が改修前の状態のままである場合に、最新バージョンよりも1つ前のバージョンの「構成情報」を表示することにより、表示した「対象設備記録構成」と「対象設備実際構成」とを一致させることができ、「対象設備記録構成」と「対象設備実際構成」と、が相違していることによる作業ミス又は作業遅延等の発生を防止して、点検についての作業効率及び作業精度を向上させることができる。なお、この変形例の機能を実現するためには、図1の点検案内システム100を任意に構成してもよいが、例えば、サーバ装置1が、図5のSB3において取得する「サーバ側情報」に含まれている「構成情報」のバージョンを、点検用端末2が表示している「構成情報」のバージョンとみなして前述の処理を行うように構成してもよいし、点検用端末2が「状態情報」を送信する場合に「構成情報」のバージョンを特定するバージョン情報も一緒に送信するように構成した上で、サーバ装置1が、送信されたバージョン情報に基づいて点検用端末2が表示している「構成情報」のバージョンを特定して前述の処理を行うように構成してもよい。
また、図1の点検用端末2を携帯している点検者以外の点検者(以下、他の点検者)の点検作業の進捗等を踏まえて、点検管理者は、点検用端末2を携帯している点検者の点検項目を組み替えてもよい。具体的には、「他の点検者」による点検作業に遅延が生じていること等を考慮して、点検用端末2を携帯している点検者(つまり、図3の項目「点検者ID」=「C1」の点検者)が、図5に示した点検案内処理に基づく点検を終了する前に、点検管理者は、図3において項目「点検者ID」=「C1」に対して、「他の点検者」の未終了の点検項目に対応するものを新たに割り当てることにより、点検用端末2を携帯している点検者の点検項目を組み替えてもよい。より具体的には、図1の端末側案内部271が、図5のSA9が「YES」の場合に、点検が終了したことを示す点検終了情報をサーバ装置1に送信するように構成し、サーバ側案内部151が、通信部11(点検終了情報受信手段)を介して当該点検終了情報を受信し、受信した場合に、図3の点検計画に新たに割り当てられた点検項目があるか否かを判定するように構成する。更に、サーバ側案内部151が、新たに割り当てられた点検項目があると判定した場合にのみ、新たに割り当てられた点検項目の点検を実施させるためのメッセージである実施メッセージを、点検用端末2に対して送信して点検用端末2に表示させるように構成する。この場合、点検用端末2を携帯している点検者は、新たに割り当てられた点検項目の点検を実施することになるが、具体的には、図5の点検案内処理が再度実施されることになる。この図5の点検案内処理の再度の実施については、「点検項目情報」、「設置場所情報」、及び「地図情報」を、適宜「組替点検項目情報」、「組替設置場所情報」、及び「組替地図情報」と読み替えて実行するものとする。このように構成することにより、点検用端末2を携帯している点検者に対して、組替対象設備と点検用端末2(つまり、点検者)との相対的位置関係の情報を含む点検のために必要な情報を、視覚的に把握させて組替後の点検を案内することができ、組替後の点検作業の作業効率を向上させることができる。なお、図5の点検案内処理の再度の実施する場合の実施の形態中の「点検情報格納手段」、「地図情報格納手段」、及び「案内手段」、が「組替点検情報格納手段」、「組替地図情報格納手段」、及び「組替案内手段」に対応する。
また、図5の点検案内処理の各ステップで格納した情報に基づいて、対象設備についての点検の結果を特定する点検結果レポートを自動的に生成して出力してもよい。
また、点検ニーズに応じて、図5の点検案内処理において、一部のステップを削除したり、変形例において記載した事項を新たなステップとして加えたりしてもよい。
付記1の点検案内システムは、点検に関する案内を点検用端末において行う点検案内システムであって、点検するべき点検項目を特定する点検項目情報と、前記点検項目情報が特定する点検項目の点検対象である対象設備の設置場所を特定する設置場所情報と、を互いに対応付けて格納する点検情報格納手段と、前記対象設備が設置されている場所を含む地図を特定する地図情報を格納する地図情報格納手段と、前記点検用端末の位置を検出する検出手段と、前記点検情報格納手段が格納する前記点検項目情報と、前記点検情報格納手段が格納する前記設置場所情報と、前記検出手段が検出した位置を特定する点検用端末位置情報と、前記地図情報格納手段が格納する前記地図情報とを、点検に関する案内を行うための点検案内情報として、前記点検用端末の表示手段に表示する案内手段とを備える。
付記1に記載の点検案内システムによれば、点検項目情報と、設置場所情報と、点検用端末位置情報と、地図情報と、を点検案内情報として点検用端末の表示手段に表示するので、例えば、点検用端末を携帯している点検者に対して、対象設備と点検用端末(つまり、点検者)との相対的位置関係の情報を含む点検のために必要な情報を、視覚的に把握させて点検を案内することができ、点検作業の作業効率を向上させることができる。
2 点検用端末
11 通信部
12 入力部
13 ディスプレイ
14 データ記録部
15 制御部
21 通信部
22 タッチパッド
23 ディスプレイ
24 カメラ
25 現在位置検出部
26 データ記録部
27 制御部
31 道路画像
32 建屋画像
41 対象設備画像
42 対象設備画像
43 現在位置特定画像
100 点検案内システム
141 地図情報DB
142 点検特定情報DB
143 点検計画情報DB
144 点検結果履歴DB
151 サーバ側案内部
271 端末側案内部
A1 地図表示領域
A21 領域
A31 領域
Claims (6)
- 点検に関する案内を点検用端末において行う点検案内システムであって、
点検するべき点検項目を特定する点検項目情報と、前記点検項目情報が特定する点検項目の点検対象である対象設備の設置場所を特定する設置場所情報と、を互いに対応付けて格納する点検情報格納手段と、
前記対象設備が設置されている場所を含む地図を特定する地図情報を格納する地図情報格納手段と、
前記点検用端末の位置を検出する検出手段と、
前記点検情報格納手段が格納する前記点検項目情報と、前記点検情報格納手段が格納する前記設置場所情報と、前記検出手段が検出した位置を特定する点検用端末位置情報と、前記地図情報格納手段が格納する前記地図情報とを、点検に関する案内を行うための点検案内情報として、前記点検用端末の表示手段に表示する案内手段と、
前記対象設備の構成を特定する構成情報を格納する構成情報格納手段と、
前記対象設備の状態情報を受信する状態情報受信手段と、を備え、
前記案内手段は、前記構成情報格納手段が格納している前記構成情報を前記点検案内情報として、前記点検用端末の前記表示手段に表示し、
前記状態情報受信手段は、前記点検用端末の前記表示手段に表示されている前記構成情報が特定する前記対象設備の構成と、前記対象設備の実際の構成と、が互いに異なっていることを示す相違状態情報を前記状態情報として受信し、
前記案内手段は、前記状態情報受信手段が前記相違状態情報を受信した場合、前記構成情報格納手段が格納する前記構成情報に対して前記対象設備の実際の構成を反映するための反映情報を取得することを指示する指示情報を前記点検案内情報として、前記点検用端末の前記表示手段に表示する、
点検案内システム。 - 前記構成情報格納手段は、複数のバージョンについて前記構成情報を格納しており、
前記案内手段は、前記構成情報格納手段が格納する複数のバージョンの前記構成情報のうちの1つのバージョンの前記構成情報を前記点検案内情報として、前記点検用端末の前記表示手段に表示するように構成されており、
前記案内手段は、前記状態情報受信手段が前記相違状態情報を受信した場合、前記点検用端末の前記表示手段に表示されている前記構成情報のバージョンとは異なるバージョンの前記構成情報を前記点検案内情報として、前記点検用端末の前記表示手段に表示する、
請求項1に記載の点検案内システム。 - 前記点検情報格納手段が格納する前記点検項目情報は、点検するべき点検項目を複数特定しており、
前記点検情報格納手段は、前記点検項目情報が特定する複数の点検項目の相互間の点検順序を特定する点検順序情報を、前記点検項目情報及び前記設置場所情報に対応付けて格納しており、
前記案内手段は、前記点検情報格納手段が格納する前記点検順序情報に基づいて、前記点検案内情報を表示する、
請求項1又は2に記載の点検案内システム。 - 前記案内手段が表示した前記設置場所情報に対応する点検項目についての点検結果を受信する点検結果受信手段、を備え、
前記案内手段は、前記点検結果受信手段が前記点検結果を受信したか否かに基づいて、前記点検用端末に表示される前記設置場所情報の表示態様を決定し、決定した前記表示態様にて前記設置場所情報を表示する、
請求項1から3の何れか一項に記載の点検案内システム。 - 前記案内手段が表示した前記設置場所情報に対応する点検項目についての過去の点検結果を格納している点検結果格納手段、を備え、
前記案内手段は、前記点検結果受信手段が受信した前記点検結果と、前記点検結果格納手段が格納している前記過去の点検結果とに基づいて、前記点検結果受信手段が受信した前記点検結果に対応する前記対象設備の予防に関する予防判定を行い、行った前記予防判定の結果を示す判定結果情報を前記点検案内情報として、前記点検用端末の前記表示手段に表示する、
請求項4に記載の点検案内システム。 - 組み替えられた点検項目を特定する組替点検項目情報と、前記組替点検項目情報が特定する組み替えられた点検項目の点検対象である組替対象設備の設置場所を特定する組替設置場所情報と、を互いに対応付けて格納する組替点検情報格納手段と、
前記組替対象設備が設置されている場所を含む地図を特定する組替地図情報を格納する組替地図情報格納手段と、
前記案内手段が表示した前記設置場所情報に対応する点検項目についての点検が終了したことを示す点検終了情報を受信する点検終了情報受信手段と、
前記点検終了情報受信手段が前記点検終了情報を受信した場合に、前記案内手段が表示した前記点検案内情報に替えて、前記組替点検情報格納手段が格納する前記組替点検項目情報と、前記組替点検情報格納手段が格納する前記組替設置場所情報と、前記点検用端末位置情報と、前記組替地図情報格納手段が格納する前記組替地図情報とを、組み替えられた点検に関する案内を行うための前記点検案内情報として前記点検用端末の前記表示手段に表示する組替案内手段と、を備える、
請求項1から5の何れか一項に記載の点検案内システム。
Priority Applications (1)
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