JP6615434B2 - 未加硫ゴムシートのくり抜き装置および方法 - Google Patents

未加硫ゴムシートのくり抜き装置および方法 Download PDF

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本発明は、未加硫ゴムシートのくり抜き装置および方法に関し、さらに詳しくは、目的とする部位を確実かつ迅速にくり抜くことができる未加硫ゴムシートのくり抜き装置および方法に関するものである。
ゴム製品を製造する工程では未加硫ゴムシートが用いられることがある。例えば、タイヤを製造する場合には成形工程において、トレッドゴム、サイドゴム、インナーライナなどの部材を成形するために押出機から未加硫ゴムシートが押し出される。これらの未加硫ゴムシートには希に、異物や異種ゴムが混入することがある。このような場合、異物等が混入した不要な部分をカッターやハサミなどを用いて除去しているのが現状である。未加硫ゴムは粘着性が強いので不要な部分を切除することはそれ程容易ではなく、シート厚が大きくなると切除作業には多大な労力が必要になる。
また、ゴムのサンプリングのために、未加硫ゴムシートから所定の大きさでサンプルと取り出すことがある。この場合も上述の場合と同様に作業に多大な労力が必要になることがある。
未加硫ゴムシートから不要部分を除去したり、サンプルリングを目的とするものではないが、未加硫ゴムシートを製品形状で打ち抜いてゴム製品を製造する装置が提案されている(特許文献1参照)。この装置はプレス機構を有していて、打抜き刃(打ち抜き型)を未加硫ゴムシートに押圧(プレス)してゴムシートを打ち抜いていると思われる(段落0014参照)。
このように打ち抜き刃を未加硫ゴムシートに単純に押圧してゴムシートを打ち抜く方法では、未加硫ゴムシートの粘着性が高い場合は綺麗に切除することができない。例えば、ゴムシートが打ち抜き刃に付着して所定形状に打ち抜くことが困難になる。そのため、特許文献1の装置では、打ち抜く前に未加硫ゴムシートを常温まで冷却して粘着性を低減させている(段落0012参照)。そのため、未加硫ゴムシートの中の目的とする部位を打ち抜くには時間を要し、確実かつ迅速に打ち抜くことは困難であった。
特開2000−25033号公報
本発明の目的は、未加硫ゴムシートの目的とする部位を確実かつ迅速にくり抜くことができる未加硫ゴムシートのくり抜き装置および方法を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明の未加硫ゴムシートのくり抜き装置は、未加硫ゴムシートが載置される載置台と、この載置台の上方位置で下端を刃先として配置されたくり抜き刃と、前記載置台の上面に対して前記刃先を近接離反させる上下移動機構と、前記載置台の上面に直交して上下に延びる前記くり抜き刃の軸芯方向を回転軸方向にして前記刃先を回転させる回転機構とを備え、前記載置台が前記くり抜き刃に対して相対的に任意の平面位置に移動するとともに、その移動させた任意の平面位置で相対位置が固定され、前記刃先が平面視で円環状刃または周方向に間隔をあけて円周上に配置された複数の分割刃であり、この刃先の内周側に配置されて、平面視円形で平坦な下面を有する押出部と、この押出部を下方に付勢する付勢部材とを備え、前記載置台に載置された前記未加硫ゴムシートの目的とする部位をくり抜く際には、前記付勢部材により付勢された前記押出部が前記刃先よりも下方に突出した状態になっていて、前記目的とする部位を前記押出部の前記下面に当接させて前記押出部を前記未加硫ゴムシートによって上方に押圧することにより前記刃先よりも上方に移動させる構成にして、前記刃先によって前記目的とする部位をくり抜いた後は、くり抜いた前記目的とする部位を、前記付勢部材により付勢されて前記刃先よりも下方に突出した前記押出部の前記下面に吸着手段を用いることなく付着させた状態にすることを特徴とする。
本発明の本発明の未加硫ゴムシートのくり抜き方法は、未加硫ゴムシートを載置台に載置し、この載置台の上方位置で下端を刃先として配置されたくり抜き刃をこの載置台に対して相対的に平面移動させて前記未加硫ゴムシートの目的とする部位を前記刃先の下方位置に位置決めして固定し、前記刃先が平面視で円環状刃または周方向に間隔をあけて円周上に配置された複数の分割刃であり、この刃先の内周側に付勢部材により下方に付勢されて、平面視円形で平坦な下面を有する押出部を配置して、この押出部を前記刃先よりも下方に突出した状態にして、次いで、この状態で前記刃先を前記未加硫ゴムシートに向かって下方移動させるとともに、この刃先を前記載置台の上面に直交して上下に延びる前記くり抜き刃の軸芯方向を回転軸方向にして回転させて、この刃先によって前記目的とする部位をくり抜き、このくり抜きの際には前記目的とする部位を前記押出部の前記下面に当接させて前記未加硫ゴムシートによって前記押出部を付勢部材による付勢力に対抗して前記刃先よりも上方に移動させ、前記くり抜きを終えて前記刃先を上方に移動させた際に、前記押出部を前記付勢部材による付勢力によって前記刃先よりも下方に突出させることにより、くり抜いた前記目的とする部位を前記押出部の前記下面に吸着手段を用いることなく付着させた状態にして前記刃先から下方に排出することを特徴とする。
本発明によれば、くり抜き刃の刃先を載置台に載置した未加硫ゴムシートに向かって下方移動させるとともに、この刃先を載置台の上面に直交して上下に延びるくり抜き刃の軸芯方向を回転軸方向にして回転させて、未加硫ゴムシートの目的とする部位をくり抜くので、未加硫ゴムシートの粘着性が高い場合であっても、単純に刃先を押圧する場合に比して確実かつ迅速にくり抜くことができる。また、くり抜き刃を載置台に対して相対的に平面移動させて未加硫ゴムシートの目的とする部位を刃先の下方位置に位置決めして固定できるので、目的とする部位を迅速にくり抜くには益々有利になっている。
本発明の未加硫ゴムシートのくり抜き装置を例示する側面図である。 図1のくり抜き装置の平面図である。 くり抜き刃の内部を透視してその構造を例示する説明図である。 図3の刃先を拡大して例示する説明図である。 未加硫ゴムシートの目的とする部位をくり抜いているくり抜き刃を断面視で例示する説明図である。 くり抜いた部位を排出しているくり抜き刃を断面視で例示する説明図である。 くり抜き刃の変形例を平面視で示す説明図である。 図7のくり抜き刃の内部を透視してその構造を例示する説明図である。 くり抜き刃の別の変形例を平面視で示す説明図である。 図9のくり抜き刃の内部を透視してその構造を例示する説明図である。
以下、本発明の本発明の未加硫ゴムシートのくり抜き装置および方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1〜図4に例示する本発明の未加硫ゴムシートのくり抜き装置1(以下、くり抜き装置1という)は、未加硫ゴムシートSの中の目的とする部位Stをくり抜く装置である。未加硫ゴムシートSとしては、空気入りタイヤの構成部材となるトレッドゴム、サイドゴム、インナーライナ等を例示できる。また、空気入りタイヤに限らず、種々のゴム製品を製造する際に用いる未加硫ゴムシートSが本発明を適用する対象になる。目的とする部位Stは、異物や異種ゴムが混入した部位(不良部分)、ゴムのサンプリングを行なう部位などである。
このくり抜き装置1は、未加硫ゴムシートSが載置される載置台2と、この載置台2の上方位置で下端を刃先6として配置されたくり抜き刃5とを備えている。載置台2に
載置される未加硫ゴムシートSのサイズは、例えば長さ4m以下、幅500mm以下である。載置台2は縦方向スライドレール4aおよび横方向スライドレール4bを介してテーブル4の上に配置されている。この実施形態の載置台2は長方形であり、上面には例えば加硫ゴム製の保護シート2aが敷設されている。くり抜き刃5は円筒状であり、テーブル4に立設された支柱9aによって水平に取り付けられたフレーム9に軸芯方向を上下方向にして保持されている。
くり抜き装置1はさらに、刃先6を載置台2の上面に対して近接離反させる上下移動機構10と、この刃先6を載置台2の上面に直交して上下に延びる打抜き刃5の軸芯方向を回転軸方向にして回転させる回転機構11とを備えている。フレーム9に吊設されるように保持されているくり抜き刃5は、その上端に接合されて上下に延びる回転軸5aを介して上下移動機構10により上下移動する。また、このくり抜き刃5は回転軸5aを介して回転機構11である回転駆動モータにより回転する。上下移動機構10および回転機構11の作動は、制御部16によって制御される。
この実施形態では、フレーム9に水供給手段12およびレーザ光などを照射する照射機13が設置されている。水供給手段12は水タンク12aと供給管12bとノズル12cとで構成されている。照射機13は刃先6の下方位置をピンポイントで照射する。
さらにフレーム9には角柱状の押さえ部14が上下移動可能に吊設されて、検出センサ15も設置されている。検出センサ15は、未加硫ゴムシートSの色や凹凸等に基づいて、未加硫ゴムシートSの中で目的となる部位Stの位置を検知する。水供給手段12、照射機13および押さえ部14の作動も制御部16によって制御される。
載置台2は縦方向スライドレール4aに沿ってその延在方向に円滑に移動し、横方向スライドレール4bに沿ってその延在方向に円滑に移動する。即ち、打ち抜き刃5の平面位置は固定されていて載置台2は自由に平面移動できる構成になっている。載置台2の平面位置を固定して打ち抜き刃5を自由に平面移動できる構成にすることもできる。即ち、載置台2がくり抜き刃5に対して相対的に任意の平面位置に移動するとともに、その移動させた任意の平面位置で相対位置が固定される構成であればよい。
この実施形態では刃先6が平面視で円環状刃6aになっている。この刃先6の内周側に押出部7と、この押出部7を下方に付勢する付勢部材8とが備わっている。付勢部材8としてはコイルばね等の種々のばね類、ゴムやエラストマ等の弾性体を用いることができる。
くり抜き刃5の内部には上下方向中途の位置に仕切り板5bが設けられている。押出部7の上端には上方に延びる中心軸7aが接合されている。中心軸7aの上下方向中途の位置には係止壁7bが固定され、上端にはフランジ状のストッパ7cが接合されている。この中心軸7aは仕切り板5bに形成された貫通穴を貫通している。そして、仕切り板5bと係止壁7bとの間に付勢部材8が介在している。これにより、押出部7は付勢部材8によって常時下方に付勢されている。付勢された押出部7は、刃先6よりも下方に突出した状態になっている。この押出部7は上方に押圧することにより刃先6よりも上方に移動する構成になっている。
刃先6は断面視で先端が先細になっている。刃先長さHは例えば3mm〜6mmであり、刃先6の先端厚さTは例えば0.3mm〜1mmである。刃先6の内径Dは例えば10mm〜30mmである。
このくり抜き装置1を用いて未加硫ゴムシートSの中の目的とする部位Stをくり抜くには、まず、未加硫ゴムシートSを載置台2の上面(保護シート2a)に平置きする。次いで、載置台2の上方位置に配置されたくり抜き刃5に対して載置台2を平面移動させて目的とする部位Stを刃先6の下方位置に位置決めする。
この際に、照射機13によって刃先6の下方位置をピンポイントで照射するとよい。これにより、その照射されている位置に向かって目的とする部位Stを移動させるように載置台2を平面移動させると、目的とする部位Stを精度よく迅速に刃先6の下方位置に位置決めできる。載置台2の平面移動は手動で行なうこともできるが、この実施形態のように検出センサ15を設けている場合は、目的となる部位Stの位置を検知した検出センサ15の検知データに基づいて制御部16により載置台2の平面移動を制御することもできる。この制御によって目的とする部位Stを刃先6の下方位置に位置決めする。
次いで、待機位置で待機している押さえ部14を下方移動させて未加硫ゴムシートSの表面を適度に押圧する。これにより、刃先6と載置台2との平面での相対位置を固定して目的とする部位Stを刃先6の下方位置に確実に位置決めする。
次いで、図5に例示するように、刃先6を上下移動機構10により下方移動させて未加硫ゴムシートSを貫通する位置まで移動させるとともに、刃先6を回転機構11により回転軸5aを中心にして回転させる。この時の刃先6による打抜きせん断力および回転せん力によって、目的とする部位Stを未加硫ゴムシートSから確実かつ迅速に円形にくり抜くことができる。
刃先6の回転速度は、例えば400rpm以下にする。回転速度が400rpm超では、未加硫ゴムシートSとの摩擦が過大になり、加硫が進行する可能性がある。一方、回転数が60rpm未満であると回転せん断力不足により、目的とする部位Stを確実かつ迅速にくり抜くことが難しくなる。水供給手段12から刃先6に水を供給しながら目的とする部位Stをくり抜くようにすれば、未加硫ゴムシートSの加硫進行を抑制することができる。また、このようにして未加硫ゴムシートS(目的とする部位St)を冷却すると、未加硫ゴムシートSの粘着性が低下するとともに硬さが増大するのでくり抜き易くなる。
このくり抜きの際には、押出部7は未加硫ゴムシートSによって上方に押圧されている。そのため、付勢部材8による付勢力に対抗して刃先6よりも上方に移動した状態になっている。目的とする部位Stは押出部7の下面に当接した状態になる。
目的とする部位Stをくり抜いた後は、図6に例示するように、刃先6(くり抜き刃5)を上下移動機構10により上方に移動させる。刃先6を上方移動させると、押出部7は付勢部材8による付勢力によって刃先6よりも下方に突出する。これに伴って、くり抜いた目的とする部位Stは自動的に刃先6から下方に排出される。そのため、くり抜いた目的とする部位Stがくり抜き刃5の内部に詰まることが防止されるのでメンテナンス性が容易になる。
上記の実施形態では刃先6が1つの円環状刃6aになっているが、図7、図8に例示するように、円環状刃6aを同軸状に複数配置して、これら複数の円環状刃6aのうち任意の円環状刃6aを上下移動機構10により上下移動させるとともに、回転機構11により回転可能に構成することもできる。
図7、図8に例示するくり抜き刃5では、2つの円環状刃6aが同軸状に配置されている。外周側の円環状刃6aが内周側の円環状刃6aに対して上下移動して、内周側の円環状刃6aよりも下方に突出できる構成になっている。
この刃先6を採用した場合、複数の円環状刃6aのうち、目的とする部位Stの大きさに最も合致する大きさの1つの円環状刃6aを上下移動機構10により最も下方の位置に移動させるとともに、回転機構11により回転させることにより、目的とする部位Stをくり抜く。これにより、未加硫ゴムシートSから目的とする部位St以外の余計な部位をくり抜くことを回避できる。即ち、未加硫ゴムシートSの材料歩留まりを向上させるには有利になる。
刃先6は平面視で円環状刃6aに限らず、図9、図10に例示するように、平面視で周方向に間隔をあけて円周上に配置された分割刃6bにすることもできる。これら分割刃6bは、配置された円周の円の半径方向に移動可能に構成される。
このくり抜き刃5は、上下方向中途の位置に外周側の突出する円盤状のフランジ部5cを有している。このフランジ部5cの下面には内周側から外周側に延びるガイド溝5dが形成されている。それぞれのガイド溝5dに沿って分割刃6bが移動する構成になっている。移動した分割刃6bは任意の位置で固定できる構成になっている。
この刃先6を採用した場合、目的とする部位Stの大きさに最も合致する位置にこれら分割刃6bを半径方向に移動させた状態にする。次いでこの状態で、分割刃6bを上下移動機構10により下方移動させるとともに、回転機構11により回転させることにより、目的とする部位Stをくり抜く。これにより、未加硫ゴムシートSから目的とする部位St以外の余計な部位をくり抜くことを回避できる。即ち、未加硫ゴムシートSの材料歩留まりを向上させるには有利になる。
図9、図10に例示した刃先6bによれば、未加硫ゴムシートSをくり抜く外径を任意に無段階に設定できる。それ故、未加硫ゴムシートSの材料歩留まりを向上させるには益々有利になる。
1 くり抜き装置
2 載置台
2a 保護シート
3 テーブル
4a 縦方向スライドレール
4b 横方向スライドレール
5 くり抜き刃
5a 回転軸
5b 仕切り板
5c フランジ部
5d ガイド溝
6 刃先
6a 円環状刃
6b 分割刃
7 押出部
7a 中心軸
7b 係止壁
7c ストッパ
8 付勢部材
9 フレーム
9a 支柱
10 上下移動機構
11 回転機構
12 水供給手段
12a 水タンク
12b 供給管
12c ノズル
13 照射機
14 押さえ部
15 検出センサ
16 制御部
S 未加硫ゴムシート
St 目的とする部位

Claims (10)

  1. 未加硫ゴムシートが載置される載置台と、この載置台の上方位置で下端を刃先として配置されたくり抜き刃と、前記載置台の上面に対して前記刃先を近接離反させる上下移動機構と、前記載置台の上面に直交して上下に延びる前記くり抜き刃の軸芯方向を回転軸方向にして前記刃先を回転させる回転機構とを備え、前記載置台が前記くり抜き刃に対して相対的に任意の平面位置に移動するとともに、その移動させた任意の平面位置で相対位置が固定され、前記刃先が平面視で円環状刃または周方向に間隔をあけて円周上に配置された複数の分割刃であり、この刃先の内周側に配置されて、平面視円形で平坦な下面を有する押出部と、この押出部を下方に付勢する付勢部材とを備え、前記載置台に載置された前記未加硫ゴムシートの目的とする部位をくり抜く際には、前記付勢部材により付勢された前記押出部が前記刃先よりも下方に突出した状態になっていて、前記目的とする部位を前記押出部の前記下面に当接させて前記押出部を前記未加硫ゴムシートによって上方に押圧することにより前記刃先よりも上方に移動させる構成にして、前記刃先によって前記目的とする部位をくり抜いた後は、くり抜いた前記目的とする部位を、前記付勢部材により付勢されて前記刃先よりも下方に突出した前記押出部の前記下面に吸着手段を用いることなく付着させた状態にすることを特徴とする未加硫ゴムシートのくり抜き装置。
  2. 前記刃先が平面視で円環状刃であり、この円環状刃が同軸状に複数配置されていて、これら複数の円環状刃のうち任意の円環状刃を、前記上下移動機構により前記載置台の上面に対して近接離反させるとともに、前記回転機構により回転させる構成した請求項1に記載の未加硫ゴムシートのくり抜き装置。
  3. 前記刃先が平面視で周方向に間隔をあけて円周上に配置された分割刃であり、これら分割刃を配置された円周の円の半径方向に移動可能に構成した請求項1に記載の未加硫ゴムシートのくり抜き装置。
  4. 前記刃先に水を供給する水供給手段を備えた請求項1〜3のいずれかに記載の未加硫ゴムシートのくり抜き装置。
  5. 前記刃先の下方位置を照射する照射機を備えた請求項1〜4のいずれかに記載の未加硫ゴムシートのくり抜き装置。
  6. 未加硫ゴムシートを載置台に載置し、この載置台の上方位置で下端を刃先として配置されたくり抜き刃をこの載置台に対して相対的に平面移動させて前記未加硫ゴムシートの目的とする部位を前記刃先の下方位置に位置決めして固定し、前記刃先が平面視で円環状刃または周方向に間隔をあけて円周上に配置された複数の分割刃であり、この刃先の内周側に付勢部材により下方に付勢されて、平面視円形で平坦な下面を有する押出部を配置して、この押出部を前記刃先よりも下方に突出した状態にして、次いで、この状態で前記刃先を前記未加硫ゴムシートに向かって下方移動させるとともに、この刃先を前記載置台の上面に直交して上下に延びる前記くり抜き刃の軸芯方向を回転軸方向にして回転させて、この刃先によって前記目的とする部位をくり抜き、このくり抜きの際には前記目的とする部位を前記押出部の前記下面に当接させて前記未加硫ゴムシートによって前記押出部を付勢部材による付勢力に対抗して前記刃先よりも上方に移動させ、前記くり抜きを終えて前記刃先を上方に移動させた際に、前記押出部を前記付勢部材による付勢力によって前記刃先よりも下方に突出させることにより、くり抜いた前記目的とする部位を前記押出部の前記下面に吸着手段を用いることなく付着させた状態にして前記刃先から下方に排出することを特徴とする未加硫ゴムシートのくり抜き方法。
  7. 前記刃先が平面視で円環状刃であり、この円環状刃が同軸状に複数配置されていて、これら複数の円環状刃のうち、前記目的とする部位の大きさに最も合致する大きさの円環状刃を用いて前記目的とする部位をくり抜く請求項6に記載の未加硫ゴムシートのくり抜き方法。
  8. 前記刃先が平面視で周方向に間隔をあけて円周上に配置された分割刃であり、これら分割刃を、配置された円周の円の半径方向に移動させて前記目的とする部位の大きさに最も合致する位置に配置して、この状態の分割刃を用いて前記目的とする部位をくり抜く請求項6に記載の未加硫ゴムシートのくり抜き方法。
  9. 前記刃先に水を供給しながら前記刃先により前記未加硫ゴムシートの目的とする部位をくり抜く請求項6〜8のいずれかに記載の未加硫ゴムシートのくり抜き方法。
  10. 前記刃先の下方位置を照射機で照射し、この照射された位置に前記未加硫ゴムシートの目的とする部位を位置合わせする請求項6〜9のいずれかに記載の未加硫ゴムシートのくり抜き方法。
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