JP6613948B2 - 定着装置、画像形成装置、および、画像形成装置の制御方法 - Google Patents
定着装置、画像形成装置、および、画像形成装置の制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6613948B2 JP6613948B2 JP2016026795A JP2016026795A JP6613948B2 JP 6613948 B2 JP6613948 B2 JP 6613948B2 JP 2016026795 A JP2016026795 A JP 2016026795A JP 2016026795 A JP2016026795 A JP 2016026795A JP 6613948 B2 JP6613948 B2 JP 6613948B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing
- paper
- motor
- fixing member
- tangential force
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2064—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat combined with pressure
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2017—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
- G03G15/2028—Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with means for handling the copy material in the fixing nip, e.g. introduction guides, stripping means
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/2039—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat with means for controlling the fixing temperature
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/20—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
- G03G15/2003—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
- G03G15/2014—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
- G03G15/206—Structural details or chemical composition of the pressure elements and layers thereof
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/01—Apparatus for electrophotographic processes for producing multicoloured copies
- G03G2215/0103—Plural electrographic recording members
- G03G2215/0119—Linear arrangement adjacent plural transfer points
- G03G2215/0122—Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt
- G03G2215/0125—Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being horizontal or slanted
- G03G2215/0132—Linear arrangement adjacent plural transfer points primary transfer to an intermediate transfer belt the linear arrangement being horizontal or slanted vertical medium transport path at the secondary transfer
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G2215/00—Apparatus for electrophotographic processes
- G03G2215/20—Details of the fixing device or porcess
- G03G2215/2003—Structural features of the fixing device
- G03G2215/2016—Heating belt
- G03G2215/2025—Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member
- G03G2215/2032—Heating belt the fixing nip having a rotating belt support member opposing a pressure member the belt further entrained around additional rotating belt support members
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
本開示は、係る実情に鑑み考え出されたものであり、その目的は、定着装置において、用紙の表面の凹凸の度合い(平滑度)に拘わらず、用紙上に形成される画像の乱れを低減することである。
好ましくは、定着装置は、用紙の平滑度を検出するための平滑度センサーをさらに備え、制御部は、平滑度センサーによって検出された平滑度を取得するように構成されている。
本開示のさらに他の局面に従うと、画像形成装置の制御方法であって、用紙に画像を形成するステップと、用紙の平滑度を取得するステップと、用紙を定着用部材と加圧用部材によって挟持することにより、当該用紙上の画像を定着するステップと、定着用部材と加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、定着用部材を駆動するための定着用モーターのトルクと、加圧用部材を駆動するための加圧用モーターのトルクとを制御するステップとを含み、定着用部材は、用紙において画像を形成された面に当接し、加圧用部材において定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は、定着用部材において加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、加圧用部材の部分における接線力と定着用部材の部分における接線力との間の関係は、平滑度に応じて変化し、定着用モーターのトルクと加圧用モーターのトルクとを制御するステップは、定着用モーターのトルクを検出するための定着側トルクセンサーの検出出力と、加圧用モーターのトルクを検出するための加圧側トルクセンサーの検出出力とに基づく、定着用モーターおよび加圧用モーターのトルクのフィードバック制御を含む、画像形成装置の制御方法が提供される。
本開示のさらに他の局面に従うと、画像形成装置の制御方法であって、用紙に画像を形成するステップと、用紙の平滑度を取得するステップと、用紙を定着用部材と加圧用部材によって挟持することにより、当該用紙上の画像を定着するステップと、定着用部材と加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、定着用部材を駆動するための定着用モーターのトルクと、加圧用部材を駆動するための加圧用モーターのトルクとを制御するステップとを含み、定着用部材は、用紙において画像を形成された面に当接し、加圧用部材において定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は、定着用部材において加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、加圧用部材の部分における接線力と定着用部材の部分における接線力との間の関係は、平滑度に応じて変化し、定着用部材を回転させるための定着用ローラーと加熱用ローラーとをさらに備え、定着用部材は、定着用ローラーおよび加熱用ローラーに張架されたベルトを含み、ベルトの表面のMD−1硬度(typeC)は80°以上95°以下である、画像形成装置の制御方法。
好ましくは、画像を形成するステップは、60℃における弾性率が1×108Pa以下のトナーを用いて、画像を形成することを含む。
図1は、画像形成装置の一例であるMFP500の構成を模式的に示す図である。図1では、画像形成装置の一例として、タンデム型のカラー画像形成ユニットを搭載した画像形成装置が例示される。
図2は、図1のMFP500の定着部60の構成を模式的に示す図である。図2に示されるように、定着部60は、加熱部60Aと加圧部60Bとを含む。
図3は、MFP500のハードウェア構成を模式的に示す図である。
ADF900は、原稿トレイに載置された原稿を搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。ADF900は、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることができる。
制御部100は、ニップ部における、用紙Pの表面(トナー像が形成された面)に加えられる力と、用紙Pの裏面(トナー像が形成された面とは異なる面)に加えられる力とが調整されるように、定着ローラー602と加圧ローラー609の回転トルクが制御する。図4は、制御部100による定着ローラー602と加圧ローラー609の回転の制御の概要を説明するための図である。
本明細書では、加圧ローラー609の回転における接線力を、用紙Pの裏面側に加えられる力とみなす。図4では、力F2は、用紙Pの裏面側に加えられる力を示す。半径R2は、加圧ローラー609の半径を示す。加圧ローラー609側では、加圧側トルクT2と力F2と半径R2との間の関係は、次の式(2)として示されるように見積もられる。
MFP500では、次の式(3)として示されるように、力F2が力F1以上になるように、定着ローラー602と加圧ローラー609の回転が制御される。
このことから、制御部100は、定着側トルクT1と加圧側トルクT2とが次の式(4)として示される関係を満たすように、フィードバック制御を実行する。
半径R1と半径R2とが等しい場合、式(4)は、次の式(5)として記述され得る。
[5]処理の流れ
図5は、MFP500において定着ローラー602と加圧ローラー609の回転の制御のために実行される処理の一例のフローチャートである。
ステップS20で、CPU101は、定着ローラー602の回転速度V1と加圧ローラー609の回転速度V2とを設定する。CPU101は、回転速度V1,V2が達成されるように、定着ローラー用モーター61および加圧ローラー用モーター62のトルクを制御する。回転速度V1,V2の初期値に対する定着ローラー用モーター61および加圧ローラー用モーター62のトルクは、たとえば予め記憶部72に格納されている。その後、制御はステップS30へ進む。
[6−1]用紙の平滑度と用紙に対する接線力
図6は、用紙のトナー像が形成された面に印加される剪断力と画像の品質との関係を、用紙の種類ごとに示す図である。図6では、用紙Pの表面の平滑度が比較的低い用紙の一例としてエンボス紙が例示され、平滑度が比較的高い用紙の一例として平滑紙が例示されている。
MFP500では、定着ベルト605の硬度が低下すると(つまり、定着ベルト605が柔らかくなると)、図9において領域Bとして示されたような、定着ベルト605が用紙Pの凹部に対して傾きを持って接する領域が増加する。このため、用紙Pにおけるトナー画像の乱れが生じやすくなると考えられる。一方で、定着ベルト605の硬度が高すぎると、定着ベルト605において用紙Pの凸部に接触する部分の面積が低下し、これにより、用紙Pに対するトナーの定着の強度が低下するおそれがある。
図3においてローラー位置調整用モーター65が示されたように、MFP500では、ニップ部の長さが変更可能である。ニップ部の長さが長くなるほど、ニップ部全体で用紙Pに印加される剪断力が大きくなる。このことから、制御部100は、ニップ部の長さが長くなるほど、定着ローラー602側から用紙Pに印加される力F1と加圧ローラー609側から用紙Pに印加される力F2との差が小さくなるように、定着ローラー602と加圧ローラー609の回転を制御する。
MFP500における画像形成で利用されるトナーの調製方法について説明する。
MFP500において利用されるトナーは、トナー母体粒子として、少なくとも結着樹脂とワックスとを含む。以下に、これらのそれぞれについて説明する。
トナー粒子を構成する結着樹脂の種類は、特に限定されない。つまり、トナー粒子を構成する結着樹脂は、結着樹脂として公知である種々の物質によって実現され得る。結着樹脂は、例えば、スチレン樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂、オレフィン樹脂、アミド樹脂、または、エポキシ樹脂である。
MFP500では、トナーに含有されるワックスとして公知のワックスが採用され得る。ワックスは、たとえば、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスなどのポリオレフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスなどの、分枝鎖状炭化水素ワックスを含む。ワックスは、パラフィンワックス、サゾールワックスなどの長鎖炭化水素系ワックス、ジステアリルケトンなどのジアルキルケトン系ワックス、カルナバワックス、モンタンワックス、ベヘン酸ベヘネート、トリメチロールプロパントリベヘネート、ペンタエリスリトールテトラベヘネート、ペンタエリスリトールジアセテートジベヘネート、グリセリントリベヘネート、1,18−オクタデカンジオールジステアレート、トリメリット酸トリステアリル、ジステアリルマレエートなどのエステル系ワックス、エチレンジアミンベヘニルアミド、トリメリット酸トリステアリルアミドなどのアミド系ワックスなどであってもおい。これらの物質の中でも、光沢ムラを抑制する観点から、マイクロクリスタリンワックスなどの分枝鎖状炭化水素ワックスが特に好ましい。
トナー粒子に着色剤が含有される場合において、着色剤としては、一般に知られている染料および顔料を用いることができる。
トナー粒子に荷電制御剤が含有される場合、公知の正帯電制御剤または負帯電制御剤が使用され得る。
トナーは、流動性、帯電性、クリーニング性などの改良の観点から、外添剤を添加され得る。
MFP500において用いられるトナーは、磁性または非磁性の一成分現像剤として使用され得るが、キャリアと混合されることによって二成分現像剤として使用されてもよい。
MFP500において利用されるトナー粒子の平均粒径は、たとえば、体積基準のメジアン径で3〜9μmであることが好ましく、より好ましくは3〜8μmである。粒径は、例えば、トナー粒子が後述する乳化凝集法に従って製造される場合、使用される凝集剤の濃度、有機溶媒の添加量、融着時間、および/または重合体の組成によって制御され得る。
MFP500において利用されるトナー粒子は、転写効率の向上の観点から、平均円形度が0.930〜1.000であることが好ましく、より好ましくは0.950〜0.995である。トナー粒子の平均円形度は、たとえば、「FPIA−2100」(Sysmex社製)を用いて測定される。
=(粒子像と同じ投影面積をもつ円の周囲長)/(粒子投影像の周囲長)…式(T)
平均円形度は、たとえば、各トナー粒子の円形度が加算されることによって得られた値が、全トナー粒子数で除されることによって、算出される。
MFP500において利用されるトナーは、用紙Pとしてエンボス紙が採用された場合、温度60℃における貯蔵弾性率(G’60)が1×108Pa以下であることが好ましい。エンボス紙の凹部に配置されたトナーの強度不足が解消されるからである。
測定試料としては、たとえば、加熱・溶融後に直径約10mm,高さ1.5〜2.0mmの円柱状試料に成型された、トナーが使用され得る。
測定歪の初期値は、たとえば0.1%に設定される。測定は、たとえば、自動測定モードで実行され得る。
[7−9]トナーの製造方法
トナーの製造方法として、たとえば、混練・粉砕法、乳化分散法、懸濁重合法、分散重合法、乳化重合法、乳化重合凝集法、ミニエマルジョン重合凝集法、カプセル化法、または、その他の公知の方法が採用され得る。好ましくは、トナーの製造方法として、画像の高画質化を達成するために小粒径化されたトナーを得る必要があることを考慮して、製造コストおよび製造安定性の観点から、乳化重合凝集法が採用される。乳化重合凝集法は、乳化重合法によって製造された結着樹脂よりなる微粒子(以下、「結着樹脂微粒子」ともいう)の分散液を、着色剤よりなる微粒子(以下、「着色剤微粒子」ともいう。)の分散液と混合し、pH調整による微粒子表面の反発力と電解質体よりなる凝集剤の添加による凝集力とのバランスを取りながら緩慢に凝集させ、平均粒径および粒度分布を制御しながら会合を行うと同時に、加熱撹拌することで微粒子間の融着を行って形状制御を行うことによって、トナーを製造する方法である。
(工程2−1)主ワックスおよび内添剤などを含有したコア用の結着樹脂よりなるコア用結着樹脂微粒子を得て、当該微粒子の分散液を調製するコア用結着樹脂微粒子重合工程
(工程2−2)シェル用の結着樹脂よりなるシェル用結着樹脂微粒子を得た後、当該微粒子の分散液を調製する、シェル用結着樹脂微粒子重合工程
(工程3)コア用結着樹脂微粒子と着色剤微粒子とを水系媒体中で凝集、融着させることにより、コア粒子となるべき会合粒子を形成する、凝集・融着工程
(工程4)会合粒子を熱エネルギーにより熟成させることによって形状を制御し、これにより、コア粒子を得る、第1の熟成工程
(工程5)コア粒子の分散液中に、シェル層を形成すべきシェル用結着樹脂微粒子を添加することによりコア粒子の表面に当該シェル用結着樹脂微粒子を凝集、融着させ、これにより、コア−シェル構造の粒子を形成する、シェル層形成工程
(工程6)コア−シェル構造の粒子を熱エネルギーにより熟成させることにより当該粒子の形状を制御し、これにより、コア−シェル構造のトナー粒子を得る、第2の熟成工程
(工程7)冷却されたトナー粒子の分散系(水系媒体)からトナー粒子を固液分離し、当該トナー粒子から界面活性剤などを除去するろ過、洗浄工程
(工程8)洗浄処理されたトナー粒子を乾燥する乾燥工程
トナーの製造方法は、必要に応じて、(工程8)の乾燥工程の後に、次の(工程9)を含む。
以下、各工程の内容を説明する。
この工程では、水系媒体中に着色剤を添加して分散機によって分散処理することにより、着色剤が微粒子状に分散された着色剤微粒子の分散液を調製する処理が行われる。具体的には、着色剤の分散処理は、界面活性剤濃度を臨界ミセル濃度(CMC)以上にした状態の水系媒体中で行われる。分散処理に使用する分散機は特に限定されないが、好ましくは、超音波分散機、機械式ホモジナイザー、マントンゴーリン、もしくは、圧力式ホモジナイザー等の加圧分散機、サンドグラインダ、または、ゲッツマンミルもしくはダイヤモンドファインミルなどの媒体型分散機である。
サンプル比重1.05(球状粒子換算)
溶媒屈折率1.33
溶媒粘度0.797(30℃)、1.002(20℃)
0点調整測定セルには、たとえば、イオン交換水が投入される。
この工程は、重合処理を行って主ワックスおよび内添剤などを含有したコア用の結着樹脂よりなるコア用結着樹脂微粒子の分散液を調製する処理を含む。
上記着色剤微粒子分散液として使用される水系媒体において、または、コア用結着樹脂微粒子の重合の媒体として使用される水系媒体において、用いられる界面活性剤について説明する。
水溶性の重合開始剤は、たとえば、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩、アゾビスアミノジプロパン酢酸塩、アゾビスシアノ吉草酸およびその塩、過酸化水素である。
本実施の形態では、得られるコア用の結着樹脂の分子量を調整することを目的として、一般的に用いられる連鎖移動剤を用いることができる。連鎖移動剤は、特に限定されるものではなく、例えば、n−オクチルメルカプタン、n−デシルメルカプタン、tert−ドデシルメルカプタン等のメルカプタン、n−オクチル−3−メルカプトプロピオン酸エステル等のメルカプトプロピオン酸エステル、ターピノーレン、および、α−メチルスチレンダイマーである。
この工程は、たとえば、上記(2−1)のコア用結着樹脂微粒子重合工程と同様の、重合処理、および、シェル用の結着樹脂よりなるシェル用結着樹脂微粒子の分散液を調製する処理を含む。
この工程は、コア用結着樹脂微粒子と着色剤微粒子とを水系媒体中で凝集、融着させてコア粒子となるべき会合粒子を形成する処理を含む。この工程における凝集、融着の方法は、たとえば、(工程1)で得られた着色剤微粒子、および、(工程2−1)で得られたコア用結着樹脂微粒子を用いた、塩析/融着法が好ましい。
この工程では、会合粒子を熱エネルギーにより熟成させる処理が行われる。(工程3)凝集・融着工程の加熱温度、ならびに、(工程4)の第1の熟成工程の加熱温度および時間が制御されることにより、粒径が一定で分布が狭く形成されたコア粒子表面が、平滑かつ均一的な形状を有する。具体的には、(工程3)の凝集・融着工程では、加熱温度を低めにしてコア用結着樹脂微粒子同士の融着の進行を抑制させて均一化を促進させ、第1の熟成工程で加熱温度を低めに、かつ、時間を長くすることにより、コア粒子の表面が均一な形状になるように、制御される。
この工程では、コア粒子の分散液中にシェル用結着樹脂微粒子の分散液を添加してコア粒子の表面にシェル用結着樹脂微粒子を凝集、融着させ、コア粒子の表面にシェル用結着樹脂微粒子を被覆させてコア−シェル構造の粒子を形成するシェル化処理が行われる。
この工程では、(工程5)のシェル層形成工程によりコア−シェル構造の粒子が所定の粒径になった段階で塩化ナトリウムなどの停止剤を添加して粒子成長を停止させ、その後もコア粒子に付着させたシェル用結着樹脂微粒子を融着させるために数時間加熱撹拌を継続する。コア粒子の表面を被覆するシェル用結着樹脂微粒子による層の厚さを100〜300nmとする。このようにして、コア粒子の表面にシェル用結着樹脂微粒子を固着させてシェル層を形成し、丸みを帯び、しかも形状の揃ったコア−シェル構造のトナー粒子が形成される。
この工程では、先ず、トナー粒子の分散液を冷却する処理が行われる。冷却処理条件としては、1〜20℃/minの冷却速度で冷却することが好ましい。冷却処理方法としては特に限定されるものではなく、反応容器の外部より冷媒を導入して冷却する方法、または、冷水を直接反応系に投入して冷却する方法を例示することができる。
この工程では、洗浄処理されたトナーケーキを乾燥する処理が行われる。この工程で使用される乾燥機としては、スプレードライヤー、真空凍結乾燥機、減圧乾燥機などを挙げることができ、静置棚乾燥機、移動式棚乾燥機、流動層乾燥機、回転式乾燥機、撹拌式乾燥機などを使用することが好ましい。乾燥処理されたトナー粒子の水分は、5質量%以下であることが好ましく、さらに好ましくは2質量%以下とされる。
この工程では、(工程8)の乾燥工程で乾燥処理されたトナー粒子に対して外添剤を添加する処理が行われる。外添剤は、例えば、ヘンシェルミキサー、コーヒーミルなどの機械式の混合装置を用いることによって添加される。
<樹脂分散液の製造例(1)>
テレフタル酸85質量部、トリメリット酸6質量部、ビスフェノールAプロピレンオキシド付加物250質量部、を、撹拌機、温度計、冷却管、窒素ガス導入管を備えた反応容器に入れ、反応容器中を乾燥窒素ガスで置換した後、チタンテトラブトキサイド0.1質量部を添加し、窒素ガス気流下で約180℃で8時間撹拌反応を行った。さらに、チタンテトラブトキサイド0.2質量部を添加し温度を約220℃に上げ6時間撹拌反応を行った後、10mmHgまで減圧した反応容器内で反応を行なうことにより、ポリエステル樹脂〔A1〕を得た。ポリエステル樹脂〔A1〕のガラス転移点(Tg)は59℃、重量平均分子量(Mw)は9,000であった。
ドデカン二酸315質量部、1,6−ヘキサンジオール220質量部を、撹拌機、温度計、冷却管、窒素ガス導入管を備えた反応容器に入れ、反応容器中を乾燥窒素ガスで置換した後、チタンテトラブトキサイド0.1質量部を添加し、窒素ガス気流下で約180℃で8時間撹拌反応を行った。さらに、チタンテトラブトキサイド0.2質量部を添加し温度を約220℃に上げ6時間撹拌反応を行った後、10mmHgまで減圧された反応容器内で反応を行うことにより、ポリエステル樹脂〔B1〕を得た。ポリエステル樹脂〔B1〕の融点(Tm)は72℃、重量平均分子量(Mw)は14,000であった。
フィッシャートロプシュワックス「FNP−0090」(日本精鑞社製、融点89℃)200質量部を95℃に加温し溶融させた。これを、さらに、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムが3質量%の濃度となるようイオン交換水800質量部に溶解させた界面活性剤水溶液に投入した後、超音波ホモジナイザーを用いて分散処理を行った。固形分濃度は20質量%に調整した。これにより、水系媒体中にワックスの微粒子が分散されたワックス分散液を調製した。
後述するトナー(1)は、以下のように製造された。
後述するトナー(2)は、以下のように製造された。
[8−1]種々の条件下における画像の形成
図8は、MFP500において、種々の条件下での画像形成の結果を示す図である。図8は、実施例1〜実施例12が示されている。図8に示された画像形成では、変更された条件は、紙種(用紙Pの種類)、トルクT1:T2(定着側トルクT1と加圧側トルクT2の比)、T2相対比(加圧側トルクT2の実施例1に対する比)、ベルト硬度(定着ベルト605の硬度)、トナー/G’60(トナーの種類/温度60℃における貯蔵弾性率)、および、NIP長さ(ニップ部の長さ)である。
ベルト2:基材PI、コ゛ム層300μm、コ゛ム硬度20°、PFA層30μm、MD-1硬度80°(typeC)
ベルト3:基材PI、コ゛ム層150μm、コ゛ム硬度36°、PFA層30μm、MD-1硬度95°(typeC)
ベルト4:基材PI、コ゛ム層120μm、コ゛ム硬度36°、PFA層30μm、MD-1硬度96°(typeC)
ベルト5:基材PI、コ゛ム層300μm、コ゛ム硬度11°、PFA層30μm、MD-1硬度79°(typeC)
トナー/G’60の欄には、互いに温度60℃における貯蔵弾性率が異なる2種類のトナーが示される。トナー(1)とトナー(2)のそれぞれの温度60℃における貯蔵弾性率は、5×107Paと1.2×108Paである。
図8の例では、定着ローラー602のゴム厚は20mmであり、ゴム硬度は10度であり、径は60mmである。加圧ローラー609のゴム厚5mmであり、ゴム硬度10度であり、径は60mmである。両ローラーのゴムはシリコーンゴムであり、両ローラーの表面はPFA樹脂でコーティングされている。
図8では、「画像乱れ」「分離」「定着強度」の3種類の判定方法が示されている。
(トルクT1:T2について)
図8に示されるように、実施例1〜12のいずれにおいても、加圧側トルクT2が定着側トルクT1以上である(トルクT1:T2の欄参照)。
実施例6と実施例9と実施例10では、「ベルト硬度」以外の条件が共通している。実施例6では、「ベルト硬度」は80°以上95°以下の範囲内にあるのに対し、実施例9と実施例10では、「ベルト硬度」は80°以上95°以下の範囲の外にある。
実施例3〜実施例5では、「トルクT1:T2」および「T2相対比」以外の条件が共通している。実施例5では、「T2相対比」が0.9以下であるのに対し、実施例3,4では、「T2相対比」は0.9を超えている。
実施例6と実施例12では、紙種、NIP長、トルクT1:T2、およびT2相対比の4つ以外の条件は、一致している。実施例6では、トルクT1:T2は25:75であり、NIP長は18mmである。実施例12では、トルクT1:T2は49:51であり、NIP長は24mmであり、さらに、用紙Pとして、レザック66/203g(株式会社オストリッチダイヤ社製、151g/m2、ベック平滑度2sec)が使用される。
Claims (15)
- 用紙において画像を形成された面に当接するように構成された定着用部材と、
前記定着用部材と協働して用紙を挟持するための加圧用部材と、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記定着用部材を駆動するための定着用モーターと、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記加圧用部材を駆動するための加圧用モーターと、
前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御するための制御部とを備え、
前記制御部は、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙の平滑度を取得し、
前記加圧用部材において前記定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は前記定着用部材において前記加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、かつ、前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との間の関係が前記平滑度に応じて変化するように、前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御し、
前記平滑度が高いほど、前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との差が大きくなるように、前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御するように構成されている、定着装置。 - 用紙において画像を形成された面に当接するように構成された定着用部材と、
前記定着用部材と協働して用紙を挟持するための加圧用部材と、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記定着用部材を駆動するための定着用モーターと、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記加圧用部材を駆動するための加圧用モーターと、
前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御するための制御部とを備え、
前記制御部は、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙の平滑度を取得し、
前記加圧用部材において前記定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は前記定着用部材において前記加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、かつ、前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との間の関係が前記平滑度に応じて変化するように、前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御し、
前記平滑度が予め定められた値未満であるときの前記加圧用部材の前記部分における接線力の、前記平滑度が予め定められた値以上であるときの前記加圧用部材の前記部分における接線力に対する比が、0.9以下となるように前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御するように構成されている、定着装置。 - 用紙において画像を形成された面に当接するように構成された定着用部材と、
前記定着用部材と協働して用紙を挟持するための加圧用部材と、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記定着用部材を駆動するための定着用モーターと、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記加圧用部材を駆動するための加圧用モーターと、
前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御するための制御部とを備え、
前記制御部は、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙の平滑度を取得し、
前記加圧用部材において前記定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は前記定着用部材において前記加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、かつ、前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との間の関係が前記平滑度に応じて変化するように、前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御するように構成されており、
用紙の搬送方向において、前記定着用部材と前記加圧用部材とが用紙を挟持する部分の長さを変更するための変更手段をさらに備え、
前記制御部は、前記部分の長さが長くなるほど、前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との差が小さくなるように、前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御するように構成されている、定着装置。 - 用紙において画像を形成された面に当接するように構成された定着用部材と、
前記定着用部材と協働して用紙を挟持するための加圧用部材と、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記定着用部材を駆動するための定着用モーターと、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記加圧用部材を駆動するための加圧用モーターと、
前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御するための制御部とを備え、
前記制御部は、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙の平滑度を取得し、
前記加圧用部材において前記定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は前記定着用部材において前記加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、かつ、前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との間の関係が前記平滑度に応じて変化するように、前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御し、
前記定着用モーターのトルクを検出するための定着側トルクセンサーと、
前記加圧用モーターのトルクを検出するための加圧側トルクセンサーとをさらに備え、
前記制御部は、前記定着側トルクセンサーと前記加圧側トルクセンサーの検出出力に基
づいて、前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクをフィードバック制御するように構成されている、定着装置。 - 前記定着用部材を回転させるための定着用ローラーと加熱用ローラーとをさらに備え、
前記定着用部材は、前記定着用ローラーおよび前記加熱用ローラーに張架されたベルトを含む、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。 - 前記ベルトの表面のMD−1硬度(typeC)は80°以上95°以下である、請求項5に記載の定着装置。
- 用紙において画像を形成された面に当接するように構成された定着用部材と、
前記定着用部材と協働して用紙を挟持するための加圧用部材と、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記定着用部材を駆動するための定着用モーターと、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記加圧用部材を駆動するための加圧用モーターと、
前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御するための制御部とを備え、
前記制御部は、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙の平滑度を取得し、
前記加圧用部材において前記定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は前記定着用部材において前記加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、かつ、前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との間の関係が前記平滑度に応じて変化するように、前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御し、
前記定着用部材を回転させるための定着用ローラーと加熱用ローラーとをさらに備え、
前記定着用部材は、前記定着用ローラーおよび前記加熱用ローラーに張架されたベルトを含み、
前記ベルトの表面のMD−1硬度(typeC)は80°以上95°以下である、定着装置。 - 用紙の平滑度を検出するための平滑度センサーをさらに備え、
前記制御部は、前記平滑度センサーによって検出された平滑度を取得するように構成されている、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の定着装置。 - 用紙上に画像を形成するための画像形成部と、
前記画像形成部によって形成された画像を前記用紙上に定着させるための定着装置であって、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の定着装置とを備える、画像形成装置。 - 画像形成装置の制御方法であって、
用紙に画像を形成するステップと、
前記用紙の平滑度を取得するステップと、
前記用紙を定着用部材と加圧用部材によって挟持することにより、当該用紙上の画像を定着するステップと、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記定着用部材を駆動するための定着用モーターのトルクと、前記加圧用部材を駆動するための加圧用モーターのトルクとを制御するステップとを含み、
前記定着用部材は、前記用紙において画像を形成された面に当接し、
前記加圧用部材において前記定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は、前記定着用部材において前記加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、
前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との間の関係は、前記平滑度が高いほど、前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との差が大きくなる、画像形成装置の制御方法。 - 画像形成装置の制御方法であって、
用紙に画像を形成するステップと、
前記用紙の平滑度を取得するステップと、
前記用紙を定着用部材と加圧用部材によって挟持することにより、当該用紙上の画像を定着するステップと、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記定着用部材を駆動するための定着用モーターのトルクと、前記加圧用部材を駆動するための加圧用モーターのトルクとを制御するステップとを含み、
前記定着用部材は、前記用紙において画像を形成された面に当接し、
前記加圧用部材において前記定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は、前記定着用部材において前記加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、
前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との間の関係は、前記平滑度に応じて変化し、
前記定着用モーターのトルクと前記加圧用モーターのトルクとを制御するステップは、前記平滑度が予め定められた値未満であるときの前記加圧用部材の前記部分における接線力の、前記平滑度が予め定められた値以上であるときの前記加圧用部材の前記部分における接線力に対する比が、0.9以下となるように前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御することを含む、画像形成装置の制御方法。 - 画像形成装置の制御方法であって、
用紙に画像を形成するステップと、
前記用紙の平滑度を取得するステップと、
前記用紙を定着用部材と加圧用部材によって挟持することにより、当該用紙上の画像を定着するステップと、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記定着用部材を駆動するための定着用モーターのトルクと、前記加圧用部材を駆動するための加圧用モーターのトルクとを制御するステップとを含み、
前記定着用部材は、前記用紙において画像を形成された面に当接し、
前記加圧用部材において前記定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は、前記定着用部材において前記加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、
前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との間の関係は、前記平滑度に応じて変化し、
用紙の搬送方向において、前記定着用部材と前記加圧用部材とが用紙を挟持する部分の長さを変更するための変更手段をさらに含み、
前記定着用モーターのトルクと前記加圧用モーターのトルクとを制御するステップは、前記部分の長さが長くなるほど、前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との差が小さくなるように、前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクを制御することを含む、画像形成装置の制御方法。 - 画像形成装置の制御方法であって、
用紙に画像を形成するステップと、
前記用紙の平滑度を取得するステップと、
前記用紙を定着用部材と加圧用部材によって挟持することにより、当該用紙上の画像を定着するステップと、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記定着用部材を駆動するための定着用モーターのトルクと、前記加圧用部材を駆動するための加圧用モーターのトルクとを制御するステップとを含み、
前記定着用部材は、前記用紙において画像を形成された面に当接し、
前記加圧用部材において前記定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は、前記定着用部材において前記加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、
前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との間の関係は、前記平滑度に応じて変化し、
前記定着用モーターのトルクと前記加圧用モーターのトルクとを制御するステップは、前記定着用モーターのトルクを検出するための定着側トルクセンサーの検出出力と、前記加圧用モーターのトルクを検出するための加圧側トルクセンサーの検出出力とに基づく、前記定着用モーターおよび前記加圧用モーターのトルクのフィードバック制御を含む、画像形成装置の制御方法。 - 画像形成装置の制御方法であって、
用紙に画像を形成するステップと、
前記用紙の平滑度を取得するステップと、
前記用紙を定着用部材と加圧用部材によって挟持することにより、当該用紙上の画像を定着するステップと、
前記定着用部材と前記加圧用部材によって挟持される用紙を搬出するために、前記定着用部材を駆動するための定着用モーターのトルクと、前記加圧用部材を駆動するための加圧用モーターのトルクとを制御するステップとを含み、
前記定着用部材は、前記用紙において画像を形成された面に当接し、
前記加圧用部材において前記定着用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力は、前記定着用部材において前記加圧用部材と協働して用紙を挟持する部分における接線力以上であり、
前記加圧用部材の前記部分における接線力と前記定着用部材の前記部分における接線力との間の関係は、前記平滑度に応じて変化し、
前記定着用部材を回転させるための定着用ローラーと加熱用ローラーとをさらに備え、
前記定着用部材は、前記定着用ローラーおよび前記加熱用ローラーに張架されたベルトを含み、
前記ベルトの表面のMD−1硬度(typeC)は80°以上95°以下である、画像形成装置の制御方法。 - 前記画像を形成するステップは、60℃における弾性率が1×108Pa以下のトナーを用いて、画像を形成することを含む、請求項10〜請求項14のいずれか1項に記載の画像形成装置の制御方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016026795A JP6613948B2 (ja) | 2016-02-16 | 2016-02-16 | 定着装置、画像形成装置、および、画像形成装置の制御方法 |
US15/427,620 US9989906B2 (en) | 2016-02-16 | 2017-02-08 | Fixing device, image forming apparatus, and method of controlling image forming apparatus |
CN201710080670.2A CN107085363B (zh) | 2016-02-16 | 2017-02-15 | 定影装置、图像形成装置以及图像形成装置的控制方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016026795A JP6613948B2 (ja) | 2016-02-16 | 2016-02-16 | 定着装置、画像形成装置、および、画像形成装置の制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017146396A JP2017146396A (ja) | 2017-08-24 |
JP6613948B2 true JP6613948B2 (ja) | 2019-12-04 |
Family
ID=59559619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016026795A Active JP6613948B2 (ja) | 2016-02-16 | 2016-02-16 | 定着装置、画像形成装置、および、画像形成装置の制御方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9989906B2 (ja) |
JP (1) | JP6613948B2 (ja) |
CN (1) | CN107085363B (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7098890B2 (ja) * | 2017-07-28 | 2022-07-12 | 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2019152790A (ja) * | 2018-03-05 | 2019-09-12 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP7196429B2 (ja) * | 2018-06-15 | 2022-12-27 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置、画像形成装置、および印刷物の生産方法 |
JP7119786B2 (ja) * | 2018-08-31 | 2022-08-17 | 沖電気工業株式会社 | 画像形成装置および画像形成方法 |
JP7255201B2 (ja) * | 2019-01-28 | 2023-04-11 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP7243297B2 (ja) * | 2019-03-01 | 2023-03-22 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP7310399B2 (ja) * | 2019-07-22 | 2023-07-19 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置、ならびに画像形成装置の制御方法および制御プログラム |
Family Cites Families (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07199711A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Canon Inc | 画像形成装置と定着装置 |
JP2001042689A (ja) * | 1999-08-02 | 2001-02-16 | Canon Inc | 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 |
JP4034117B2 (ja) | 2002-05-20 | 2008-01-16 | シャープ株式会社 | 定着装置および画像形成装置 |
JP3882821B2 (ja) * | 2004-02-26 | 2007-02-21 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2006267735A (ja) * | 2005-03-24 | 2006-10-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成方法およびこれを用いた画像形成装置 |
JP4490474B2 (ja) * | 2006-12-21 | 2010-06-23 | キヤノン株式会社 | 電子写真用定着部材、定着装置および電子写真画像形成装置 |
US7623803B2 (en) * | 2007-04-19 | 2009-11-24 | Xerox Corporation | Fuser system of a xerographic device and a method of fusing an image in a xerographic device including a closed loop control based on the torque of a drive system |
JP5206515B2 (ja) | 2009-03-13 | 2013-06-12 | 株式会社リコー | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2011048166A (ja) * | 2009-08-27 | 2011-03-10 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2011191570A (ja) * | 2010-03-15 | 2011-09-29 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP5678870B2 (ja) * | 2011-11-16 | 2015-03-04 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
JP5901280B2 (ja) * | 2011-12-22 | 2016-04-06 | キヤノン株式会社 | 像加熱装置及び画像形成装置 |
JP6083963B2 (ja) * | 2012-06-28 | 2017-02-22 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2014081610A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-05-08 | Konica Minolta Inc | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2014228789A (ja) * | 2013-05-24 | 2014-12-08 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置、画像形成装置および表面回復方法 |
JP2015049500A (ja) * | 2013-09-05 | 2015-03-16 | コニカミノルタ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
BR112016004846B1 (pt) * | 2013-09-06 | 2022-07-19 | Ricoh Company, Ltd. | Toner, revelador, recipiente para acomodar toner, aparelho de formação de imagem e método de formação de imagem |
JP2015079212A (ja) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP6442300B2 (ja) * | 2014-01-27 | 2018-12-19 | キヤノン株式会社 | 電子写真用部材及び熱定着装置 |
JP2017107002A (ja) * | 2015-12-08 | 2017-06-15 | 株式会社リコー | 定着装置および画像形成装置 |
-
2016
- 2016-02-16 JP JP2016026795A patent/JP6613948B2/ja active Active
-
2017
- 2017-02-08 US US15/427,620 patent/US9989906B2/en active Active
- 2017-02-15 CN CN201710080670.2A patent/CN107085363B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017146396A (ja) | 2017-08-24 |
US9989906B2 (en) | 2018-06-05 |
US20170235261A1 (en) | 2017-08-17 |
CN107085363A (zh) | 2017-08-22 |
CN107085363B (zh) | 2020-06-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6613948B2 (ja) | 定着装置、画像形成装置、および、画像形成装置の制御方法 | |
JP5306217B2 (ja) | トナー | |
JP5983650B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP6028414B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー及び静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP6354779B2 (ja) | 画像形成方法、静電荷像現像剤セット、および画像形成装置 | |
JP5755201B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP6011046B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP5300401B2 (ja) | トナー | |
JP5794122B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP2011170229A (ja) | 静電荷像現像用トナー、及び、トナーの製造方法 | |
JP6763287B2 (ja) | 画像形成方法および静電潜像現像用トナーセット | |
US10558159B2 (en) | Image forming device and method for controlling the same | |
JP2009204669A (ja) | 静電荷像現像用トナーとその製造方法 | |
JP4626583B2 (ja) | 電子写真用フルカラートナー、その製造方法、それを用いた電子写真用現像剤、及び画像形成方法 | |
JP4765650B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー、その製造方法、画像形成方法及び画像形成装置 | |
JP2010210862A (ja) | 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像用トナーの製造方法 | |
JP2009098630A (ja) | 電子写真用トナー、該電子写真用トナーの製造方法、該電子写真用トナーを用いた電子写真用現像剤及び画像形成方法 | |
JP5696583B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP2012155336A (ja) | トナーの製造方法、トナー、現像剤及び画像形成方法 | |
JP2002182427A (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP7196429B2 (ja) | 定着装置、画像形成装置、および印刷物の生産方法 | |
JP2011099954A (ja) | 静電潜像現像用トナーと画像形成方法 | |
JP5153309B2 (ja) | トナー | |
JP7062919B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP6497159B2 (ja) | 画像形成装置およびその制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181016 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190716 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190717 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190912 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191008 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191021 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6613948 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |