JP6600753B2 - 移動式クレーンの安全装置 - Google Patents

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Description

本発明は移動式クレーンの安全装置に関する。さらに詳しくは、クレーンブームを搭載した走行体に取り付けた張出長さおよび張出角度の双方を変更可能な4本のアウトリガーの張出状態に基づき、クレーン作業を規制する移動式クレーンの安全装置に関する。
クレーンとしては、クローラーからなる走行体と、走行体に搭載されたナックルブーム等のクレーンブームと、走行体の四隅に取り付けたアウトリガーを備えた移動式クレーンが知られている。クレーン作業は、走行体の四隅からアウトリガーを張り出して走行体を固定した状態で行われる。移動式クレーンには、吊り上げ荷重が1トン未満の小型の移動式クレーンがある。小型の移動式クレーンは、モーメントリミッター等の荷重吊り上げ制限装置の設置が法律によって義務付けられていない。しかしながら、小型の移動式クレーンであっても、クレーン作業中における転倒防止などの対策が必要である。
一般に、旋回可能なクレーンブームを備えた移動式クレーンには安全装置が備わっている。安全装置は、クレーン作業状態が安全作業領域を超えた場合に、強制的にクレーンを自動停止して、転倒等を未然に防止する。特許文献1、2には、アウトリガーの張出長さに基づき、最大定格荷重によるクレーン作業が可能なブームの旋回範囲を規制する安全装置が提案されている。
特開平3−115091号公報 特開平8−12273号公報
小型の移動式クレーンなどにおいて、走行体に取り付けた4基のアウトリガーは、張出長さだけでなく、張出角度も変更できる場合がある。小型の移動式クレーンは、狭い場所などにおいてクレーン作業が行われる場合が多い。このような作業場所では、一部のアウトリガーを最大張出長さの状態にできない場合、張出角度を変えないと、確実にアウトリガーを接地できない場合がある。このため、各アウトリガーの張出長さおよび張出角度を個別に変更できるようにしている。
従来における転倒防止用の安全装置は、走行体の左右から幅方向の外方に平行に張り出されるアウトリガーの張出長さに応じて、クレーン作業が可能な作業範囲を規制している。しかしながら、従来の安全装置は張出角度が固定のアウトリガーを前提としている。張出長さ、および、張出角度の双方を考慮したアウトリガーの張出状態に基づき、クレーン作業が可能な作業範囲を規制できる移動式クレーンの安全装置については提案されていない。
本発明の目的は、張出長さおよび張出角度の双方を変更可能なアウトリガーの張出状態に応じて、クレーン作業の作業範囲と定格荷重を規制できる移動式クレーンの安全装置を提供することにある。
特に、本発明の目的は、アウトリガーの張出状態に応じて、転倒のおそれなくクレーン作業を行うことができ、作業範囲を広く確保できるようにした移動式クレーンの安全装置を提供することにある。
本発明による、クレーンブームを搭載した走行体に取り付けた張出長さおよび張出角度の双方を変更可能な4基のアウトリガーのそれぞれの張出状態に応じて、クレーン作業を規制する移動式クレーンの安全装置は、
アウトリガーの張出角度のそれぞれが標準張出角度であるか否かに応じて、クレーンブームの旋回中心を中心とする最大作業半径のクレーン作業領域内において、クレーン作業を行うことのできる作業可能範囲を設定する作業可能範囲設定部と、
アウトリガーの張出長さのそれぞれが最大張出長さであるか否かに応じて、作業可能範囲内において、少なくとも、最大定格総荷重によるクレーン作業が可能な範囲である最大RTL作業範囲を設定する荷重別作業範囲設定部と
を有していることを特徴としている。
ここで、最大作業半径のクレーン作業領域を、クレーンブームの旋回中心を中心として、4基のアウトリガーに対応させて、90度毎に4つの旋回角度範囲に区分することができる。作業可能範囲設定部は、張出角度が標準張出角度となっているアウトリガーに割り当てられている旋回角度範囲を作業可能範囲に設定する。
標準張出角度とは異なる方向に張り出されているアウトリガーの側は、クレーンの安定性が悪い。このようなアウトリガーの側にクレーンブームを旋回させてクレーン作業を行うと、クレーンが転倒する危険性が高い。張出角度が標準張出角度であるアウトリガーの側のみを、作業可能範囲に設定することにより、アウトリガーの張出角度に起因する転倒などの危険性を回避できる。また、作業可能範囲内において、各アウトリガーの張出長さに応じて、最大定格総荷重によるクレーン作業が可能な範囲(最大RTL作業範囲)を設定している。支持能力の高い最大張出長さのアウトリガーの側におけるクレーン作業能力を、可能な範囲内で広くできる。また、支持能力の低い張出長さの短いアウトリガーの側におけるクレーン作業能力を下げることにより、クレーン作業を安全に行うことができる。よって、本発明によれば、安全にクレーン作業ができる範囲内において、クレーン作業能力を最大限活用することが可能になる。
ここで、作業可能範囲設定部は、4基のアウトリガーの張出角度が全て標準張出角度であるという条件、または、少なくとも2基のアウトリガーの張出角度が標準張出角度で張出長さが最大張出長さであり、かつ、これら2基の前記アウトリガーが走行体の前後または左右に隣り合って配置されているという条件を満たさない場合には、作業可能範囲を設定せずに、クレーン作業領域の全領域を、クレーン作業を行うことのできない作業禁止範囲に設定する。
走行体の対角方向に位置する2基のアウトリガーが標準張出角度とは異なる張出角度の場合には、クレーンの安定性が極めて悪い。この場合には、クレーン作業が禁止されるので、安全性を確保できる。
次に、移動式クレーンにおいては、一般に、各部のレイアウトの関係から、走行体の前後方向の中心よりも後側に前記クレーンブームの旋回中心が位置する。走行体の右後側のアウトリガーを第1アウトリガー、走行体の右前側のアウトリガーを第2アウトリガー、走行体の左後側のアウトリガーを第4アウトリガー、走行体の左前側のアウトリガーを第3アウトリガーと呼ぶものとする。この場合には、第1、第4アウトリガーの標準張出角度は、走行体前後方向に対して、それぞれ左右に、90度未満の第1張出角度であり、第2、第3アウトリガーの標準張出角度は、走行体前後方向に対して、それぞれ左右に、90度未満の第2張出角度であり、第2張出角度は第1張出角度よりも大きい。例えば、第1張出角度は45°であり、第2張出角度は60°である。なお、走行体の前後方向の中心に旋回中心が位置する場合、前後のアウトリガーの標準張出角度が同一の場合にも、本発明を適用可能である。
この場合において、アウトリガーの張出状態に応じて、最大RTL作業範囲を、次のように設定することができる。まず、クレーン作業領域を、以下のように、8つの旋回範囲に区分する。
旋回中心から走行体前方向に延びる前方向線Aを中心として、左右に90度未満の角度を張る前側旋回範囲LAB、
旋回中心から走行体右方向に延びる右方向線Dを中心として、前後に90度未満の角度を張る右側旋回範囲CDE、
旋回中心から走行体後方向に延びる後方向線Gを中心として、左右に90度未満の角度を張る後側旋回範囲FGH、
旋回中心から走行体左方向に延びる左方向線Jを中心として、前後に90度未満の角度を張る左側旋回範囲IJK、
前側旋回範囲と右側旋回範囲の間の前方右側旋回範囲BC、
後側旋回範囲と右側旋回範囲の間の後方右側旋回範囲EF、
後側旋回範囲と左側旋回範囲の間の後方左側旋回範囲HI、および、
左側旋回範囲と前側旋回範囲の間の前方左側旋回範囲KL。
荷重別作業範囲設定部は、
右側の前後の第2、第1アウトリガーが、最大張出状態MAXの場合(張出角度が標準張出角度、かつ、張出長さが最大張出長さの場合)には、少なくとも、右側旋回範囲CDEを、最大RTL作業範囲に設定し、
後側の左右の第4、第1アウトリガーが、最大張出状態MAXの場合(張出角度が標準張出角度、かつ、張出長さが最大張出長さの場合)には、少なくとも、後側旋回範囲FGHを、最大RTL作業範囲に設定し、
右側の前後の第4、第3アウトリガーが、最大張出状態MAXの場合(張出角度が標準張出角度、かつ、張出長さが最大張出長さの場合)には、少なくとも、左側旋回範囲IJKを、最大RTL作業範囲に設定し、
前側の左右の第3、第2アウトリガーが、最大張出状態MAXの場合(張出角度が標準張出角度、かつ、張出長さが最大張出長さの場合)には、少なくとも、前側旋回範囲LABを、最大RTL作業範囲に設定する。
ここで、作業可能範囲における、最小定格総荷重によるクレーン作業が可能な最小RTL作業範囲の円形領域を、一律に、最大RTL作業範囲に設定できる場合がある。
また、作業可能範囲における最大RTL作業範囲以外の範囲を、最小定格総荷重によるクレーン作業が可能な最小RTL作業範囲に設定することができる。
本発明を適用した小型の移動式クレーンの正面図である。 移動式クレーンの作業中の状態の一例の説明図である。 (A)〜(D)は、移動式クレーンのアウトリガーの張出状態を示す説明図である。 4基のアウトリガーの標準張出角度の状態を示す説明図である。 移動式クレーンの制御系を示す概略ブロック図である。 移動式クレーンの制御系の安全装置の部分を示す機能ブロック図である。 アウトリガーの張出角度と作業可能範囲の関係を示す説明図である。 クレーン作業領域および各旋回角度位置を示す説明図である。 アウトリガー張出状態のパターンを示す説明図である。 アウトリガー張出状態のパターンとクレーン作業の動作規制内容の関係を示す図表である。 各パターンの最大RTL作業範囲および最小RTL作業範囲を示す説明図である。 各パターンの最大RTL作業範囲および最小RTL作業範囲を示す説明図である。 (A)、(B)、(C)は、移動式クレーンの表示画面の例を示す説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した安全装置が組み込まれている移動式クレーンの実施の形態を説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の一例を示すものであり、本発明は、実施の形態の構成に限定されるものではない。
(全体構成)
図1は本実施の形態に係る小型の移動式クレーンを示す正面図であり、図2はそのクレーン作業中の状態の一例を示す説明図である。移動式クレーン1はクローラーからなる走行体2を備えている。走行体2にはブーム旋回台3が搭載され、ブーム旋回台3にはナックルブーム式のクレーンブーム4が取り付けられている。クレーンブーム4はナックルブーム式以外のものであってもよいことは勿論である。また、走行体2の四隅には4基のアウトリガー5(1)〜5(4)(以下、これらを総称して「アウトリガー5」と呼ぶ場合もある。)が取り付けられている。走行体2の一方の端部には、当該走行体2の操作レバー6が配置され、走行体2の他方の端部には制御盤7が搭載されている。
クレーンブーム4は第1ブーム8および第2ブーム9を備え、第1ブーム8の後端部はブーム旋回台3に対して水平ピン(図示せず)を中心として起伏可能に取り付けられている。ブーム旋回台3を旋回中心回りに旋回させると、第1ブーム8が左右方向に旋回する。ブーム旋回台3と第1ブーム8の間には一対の起伏シリンダ10が架け渡されており、起伏シリンダ10の伸縮によって第1ブーム8の起伏動作が行われる。第1ブーム8の先端部と第2ブーム9の後端部の間は、ナックルブームジョイント機構11によって連結されている。ナックルブームジョイント機構11のシリンダ12を伸縮すると、第1ブーム8に対して第2ブーム9を起伏させることができる。第2ブーム9は多段ブームであり、その軸線方向に伸縮動作を行うことが可能である。
図1に示す格納状態からアウトリガー5を、外向きとなるように旋回して張り出して、走行体2を接地面から浮き上がらせる。図2に示すように、移動式クレーン1が安定した状態に固定される。この状態で、クレーンブーム4の起伏、伸長を行って、クレーン作業が行われる。
図3(A)〜(D)はアウトリガー5の動きを示す説明図であり、図3(A)は格納状態のアウトリガー5(図1参照)を旋回させて外向きにした状態を示し、図3(B)、図3(C)、図3(D)は、アウトリガー5が張り出される状態を示す。
アウトリガー5は第1アーム13、第2アーム14およびアウトリガーシリンダ15を備えている。第1アーム13の先端部13aに、水平連結ピン16を中心として回動可能な状態で第2アーム14が連結されている。第2アーム14は二段アームであり、図3(B)、(C)に示すようにアウターボックス14Aの先端からインナーボックス14Bを伸長可能である。インナーボックス14Bの先端部14aには揺動ピン17aを介して接地板17が取り付けられている。
走行体2には、その走行体フレーム18の上面の四隅に、垂直軸線回りに回動可能な旋回軸19が取り付けられている。旋回軸19には、その側方および上方に張り出したブラケット20が取り付けられている。ブラケット20における側方に張り出している部位には、水平に配置した起伏ピン20aを介して、第1アーム13の後端部13bが、上下方向に揺動可能に連結されている。
アウトリガーシリンダ15は、旋回軸19のブラケット20における上方に張り出している部位と、第1アーム13の先端部13aに取り付けたアウトリガーベース21との間に架け渡されている。アウトリガーシリンダ15のシリンダ本体部15aの後端部は水平連結ピン22を介してブラケット20に連結され、アウトリガーシリンダ15の伸縮ロッド15bの先端部は水平連結ピン23を介してアウトリガーベース21に連結されている。
(アウトリガーの張出状態)
アウトリガー5は、その張出長さおよび張出角度を変更可能である。アウトリガーベース21に対するポジションピン25の差込位置の変更、および、インナーボックス14Bに対するポジションピン26の差込位置の変更によって、張出長さを変更できる。アウトリガーベース21の側のポジションピン25は、水平連結ピン16を中心とした同一円上において角度間隔で配列された複数のピン穴27a〜27dに差し込み可能である。ポジションピン25を、ピン穴27a〜27dの一つと、アウターボックス14Aの側に形成したピン穴に通すことにより、第1、第2アーム13、14の角度を、図3(A)の収納状態から図3(D)に示す最も開いた状態の4段階に切り替え可能である。角度は、4段階以外、例えば、2段階、3段階に切り替え可能となっている場合もある。
アウターボックス14Aの側のポジションピン26は、インナーボックス14Bの軸線方向に所定間隔で設けた複数のピン穴28a〜28dに差し込み可能である。ポジションピン26を差し込むピン穴28a〜28dを変えることにより、第2アーム14の長さを、最も短い図3(A)、(B)に示す状態から、最も長い図3(C)、(D)に切り替えることができる。
アウトリガー5の最大張出長さの状態は、図3(D)に示すように、ポジションピン25をピン穴27dに差し込み、ポジションピン26をピン穴28dに差し込んだ状態である。これ以外の図3(B)、(C)などに示す状態は、最大張出長さ以外の状態である。
ポジションピン25の位置(第1、第2アーム13、14の間の開き角度)の検出は、例えば、アウトリガーベース21に取り付けた近接センサ29が用いられる。ポジションピン26の位置(第2アーム14の張出長さ)の検出は、例えば、アウターボックス14Aに取り付けたリミットスイッチ30が用いられる。近接センサ29およびリミットスイッチ30以外の検出機構を用いて、各アウトリガー5の張出長さを検出できることは勿論である。例えば、長さ計やポテンショメータを用いて、張出長さを検出できる。
また、アウトリガー5の張出角度は、旋回軸19によって規定される旋回中心5Aを中心として、旋回させることにより、変更可能である。本例では、各アウトリガー5の張出角度は、旋回軸19の外周近傍の定まった位置に取り付けた各リミットスイッチ31によって検出される。張出角度の検出機構として、ポテンショメータなどの他の検出機構を用いてもよいことは勿論である。
図4は、アウトリガー5の標準張出角度の状態を示す説明図である。本例の移動式クレーン1では、走行体2の前後方向の中心よりも後側にクレーンブーム4の旋回中心4Aが位置する。以下の説明においては、走行体2の右側に第1、第2アウトリガー5(1)、5(2)が位置し、走行体2の左側に第3、第4アウトリガー5(3)、5(4)が位置し、走行体2の後側に第1、第4アウトリガー5(1)、5(4)が位置し、走行体2の前側に第2、第3アウトリガー5(2)、5(3)が位置しているものとする。
第1、第4アウトリガー5(1)、5(4)の標準張出角度は、本例では、走行体前後方向に対してそれぞれ左右に45度の角度(第1張出角度)に設定されている。第2、第3アウトリガー5(2)、5(3)の標準張出角度は、走行体前後方向に対してそれぞれ左右に60度の角度(第2張出角度)に設定されている。これらの標準張出角度の値は、アウトリガー最大張出長さの状態において、クレーン安定度などに基づき設定される最適値である。
(制御系)
図5は移動式クレーン1の制御系を示す概略ブロック図である。制御系は、一般に、走行体2に搭載されている下部コントローラ40、ブーム旋回台3の側に搭載されている上部コントローラ41、エンジンボックス42、および、操作・表示用の制御盤7を備えている。操作入力などに基づき下部コントローラ40およびエンジンボックス42を介して走行体2の駆動が制御される。
下部コントローラ40には、クレーンブーム4の状態を検出する各種センサから構成されるブーム状態検出部43からの検出信号が上部コントローラ41を介して入力される。また、下部コントローラ40には、各アウトリガー5の張出状態を検出する各種センサから構成されるアウトリガー状態検出部44からの検出信号などが入力される。下部コントローラ40は、これらに基づき、各部を駆動するための油圧回路のクレーンコントロールバルブ45などを制御する。クレーンブーム4、アウトリガー5などの動作状態を含む各種情報は、制御盤7の表示装置46の表示画面上に表示される。
下部コントローラ40は、走行体2の走行制御部51、アウトリガー5の動作を制御するアウトリガー制御部52、クレーンブーム4の動作を制御するクレーンブーム制御部53が含まれている。また、クレーンブーム4およびアウトリガー5の張出状態、吊り下げ負荷などに基づき、移動式クレーン1の転倒防止などのための動作規制を行う安全装置54が含まれている。安全装置54による規制の下で、走行制御部51、アウトリガー制御部52、クレーンブーム制御部53によって各部の動作が制御される。さらに、下部コントローラ40には、表示装置46の表示制御を行う表示制御部55が含まれている。走行制御部51、アウトリガー制御部52およびクレーンブーム制御部53の制御動作は一般的なクレーンの場合と同様であるので、それらの説明は省略する。
図6は、下部コントローラ40の安全装置54を中心に構成される移動式クレーン1の機能ブロック図である。安全装置54は、張出長さおよび張出角度の双方を変更可能な4本の第1〜第4アウトリガー5(1)〜5(4)の張出状態に基づき、転倒防止、過負荷防止などのために、クレーンブーム4の作業条件を設定し、これに基づき、クレーン作業の動作規制を行う。
安全装置54の入力側には、アウトリガー状態検出部44から第1〜第4アウトリガー5(1)〜5(4)のそれぞれの張出状態を示す検出信号が供給され、ブーム状態検出部43からは、クレーンブーム4の動作状態を示す検出信号などが供給される。アウトリガー状態検出部44には、第1〜第4アウトリガー5(1)〜5(4)のそれぞれのアウトリガー(OR)張出長さ検出部である4組の近接センサ29およびリミットスイッチ30と、第1〜第4アウトリガー5(1)〜5(4)のそれぞれの張出角度を検出する第1〜第4張出角度検出部であるリミットスイッチ31を含んでいる。ブーム状態検出部43には、クレーンブーム4の旋回角度位置を検出するブーム旋回角度検出部56、ブーム長さ検出部57、負荷検出部58などが含まれている。
安全装置54は、OR張出状態判定部61、クレーン状態判定部62、作業可能範囲設定部63(作業禁止範囲設定部)、荷重別作業範囲設定部64、動作規制部65などの機能部分が備わっている。OR張出状態判定部61は、アウトリガー状態検出部44からの検出信号に基づき、第1〜第4アウトリガー5(1)〜5(4)の張出状態(最大張出長さの状態か否か、標準張出角度の状態か否か)を判定する。クレーン状態判定部62は、ブーム旋回角度検出部56の検出信号に基づき、クレーンブーム4の旋回角度位置を判別する。また、ブーム長さ検出部57、負荷検出部58などの各種検出部の検出結果に基づき、クレーンブーム4のブーム長さ、ブーム角度、作用している実負荷などを検出する。
作業可能範囲設定部63は、各アウトリガー5の張出角度のそれぞれが標準張出角度であるか否かに応じて、クレーンブーム4の旋回中心4Aを中心とする最大作業半径のクレーン作業領域内において、クレーン作業を行うことのできる作業可能範囲を設定する。荷重別作業範囲設定部64は、第1〜第4アウトリガー5(1)〜5(4)のそれぞれが最大張出長さの状態であるか否かに応じて、設定された作業可能範囲内において、最大定格総荷重によるクレーン作業が可能な範囲を最大RTL作業範囲として設定し、それ以外の範囲を最小定格総荷重によるクレーン作業が可能な最小RTL作業範囲として設定する。
動作規制部65は、設定された最大RTL作業範囲内において最大定格総荷重を超えない状態でのクレーン作業を許可し、この範囲を超えるクレーン操作が指示されると、過負荷防止機能が作用して、強制的にクレーン操作を停止させる停止指令を、クレーンブーム制御部53に出力する。クレーンブーム制御部53は、停止指令を受けると、クレーンブーム4の旋回動作等の危険側動作を強制的に停止する。ここで、クレーンブーム制御部53は、クレーンブーム4の旋回等の停止を急停止させることもできるが、徐々に旋回速度を減速させて停止させる緩停止制御を行うことが望ましい。なお、最小RTL作業範囲内でのクレーン作業は、定格総荷重の値を最小定格総荷重の値に切り替えることにより、最小定格総荷重を超えない状態で行うことができる。
また、検出された各アウトリガー5の張出状態、動作規制部65による規制状態などは、表示制御部55を介して、制御盤7の表示装置46に表示される。
なお、理解を容易にするために、作業可能範囲設定部63、荷重別作業範囲設定部64などを別個の機能ブロックとして説明した。実際のコントローラにおいては、これらは一つの制御機能としてソフトウエアによって実現される。例えば、内蔵メモリあるいは外付けメモリ内に、後述の図10に示すようなアウトリガー張出状態のパターンと、作業可能範囲、最大RTL作業範囲および最小RTL作業範囲との間の対応関係を記憶保持しておく。検出された各アウトリガー5の張出状態のパターンから、対応関係を参照して、各範囲を算出すればよい。
(クレーン作業可能範囲・作業禁止範囲)
図7は、作業可能範囲設定部63によって設定される作業可能範囲・作業禁止範囲を示す説明図である。この図には、4基の第1〜第4アウトリガー5(1)〜5(4)のそれぞれについて、張出角度が標準張出角度の状態か否か、および、最大張出長さの状態か否かに応じて設定される9種類の作業可能範囲・作業禁止範囲のパターンを示してある。旋回中心4Aを中心とする円は最大作業半径のクレーン作業範囲Rを示す。クレーン作業範囲Rは、第1〜第4アウトリガー5(1)〜5(4)に対応させて、90度毎に4つの第1〜第4旋回範囲に区分されている。各パターンにおいて、円内の白抜き部分は作業可能範囲を示し、円内の斜線部分は作業禁止範囲を示す。
作業可能範囲設定部63は、第1〜第4アウトリガー5(1)〜5(4)のうち、少なくとも2基のアウトリガーの張出角度が標準張出角度であり、かつ、これら2基のアウトリガーが走行体2の前後または左右の隣り合う2基のアウトリガーであるという条件を満たすか否かを判別する。この条件を満たさない場合には、クレーンブーム4のクレーン作業範囲Rを全て、作業禁止範囲に設定する。
換言すると、3基以上のアウトリガーの張出角度が標準張出角度ではない場合、および、走行体2の対角方向に位置する一対のアウトリガーの張出角度が標準張出角度の状態ではない場合には、クレーン作業範囲Rの全てを、作業禁止範囲に設定する。この場合には、移動式クレーン1をクレーンモードに切り替えることができない。移動式クレーン1を移動させるなどして、各アウトリガー5の張出状態を設定し直して、安定したクレーン支持状態を確保する必要がある。
上記の条件を満たす場合には、作業可能範囲設定部63は、検出されたアウトリガー5の張出角度が標準張出角度の場合には、当該アウトリガー5に割り当てられている旋回角度範囲をクレーン作業が可能な作業可能範囲に設定し、そうでない場合には、当該旋回角度範囲を作業禁止範囲に設定する。
(荷重別作業範囲)
次に、荷重別作業範囲設定部64の機能を説明する。荷重別作業範囲設定部64は、各アウトリガー5の張出状態に応じて、作業可能範囲内を、最大定格総荷重によるクレーン作業が可能な最大RTL作業範囲と、最小定格総荷重によるクレーン作業が可能な最小RTL作業範囲に区分する。
図8は、区分される各範囲の境界となる旋回角度位置の例を示す説明図である。境界となる旋回角度位置は、例えば、旋回中心4Aと、最大張出状態(最大張出長さ・標準張出角度の張出状態)における各アウトリガー5の接地点とを結ぶ線分に基づき、転倒しない範囲で設定される。また、例えば、アウトリガー5が最大張出状態の場合における安定度計算に基づき、計算によって得られる旋回角度範囲よりも安全側となるように狭めた旋回角度範囲に基づき設定される。なお、アウトリガー5の最大張出長さ以外の張出長さ・標準張出角度の張出状態を、最小張出状態と呼ぶものとする。
本例では、クレーンブーム4の旋回中心4Aを中心とする最大作業半径Rのクレーン作業範囲において、旋回角度範囲が、次のように、8つの旋回範囲に区分されている。このクレーン作業範囲には、同心状に、最小張出状態の場合の定格総荷重と最大張出状態の場合の定格総荷重が等しい作業半径(共通作業半径)rのクレーン作業範囲が含まれている。
(1)前側旋回範囲LAB:旋回中心から走行体前方向に延びる前方向線Aを中心として、左右に90度未満の角度を張る範囲
(2)右側旋回範囲CDE:旋回中心から走行体右方向に延びる右方向線Dを中心として、前後に90度未満の角度を張る範囲
(3)後側旋回範囲FGH:旋回中心から走行体後方向に延びる後方向線Gを中心として、左右に90度未満の角度を張る範囲
(4)左側旋回範囲IJK:旋回中心から走行体左方向に延びる左方向線Jを中心として、前後に90度未満の角度を張る範囲
(5)前方右側旋回範囲BC:前側旋回範囲と右側旋回範囲の間の範囲
(6)後方右側旋回範囲EF:後側旋回範囲と右側旋回範囲の間の範囲
(7)後方左側旋回範囲HI:後側旋回範囲と左側旋回範囲の間の範囲
(8)前方左側旋回範囲KL:左側旋回範囲と前側旋回範囲の間の範囲
荷重別作業範囲設定部64は、右側の前後の第2、第1アウトリガー5(2)、5(1)が最大張出状態(張出長さが最大張出長さ、かつ、張出角度が標準張出角度)の場合には、右側旋回範囲CDEを、最大RTL作業範囲に設定する。同様に、後側の左右の第4、第1アウトリガー5(4)、5(1)が最大張出状態(張出長さが最大張出長さ、かつ、張出角度が標準張出角度の場合)には、後側旋回範囲FGHを最大RTL作業範囲に設定する。左側の前後の第4、第3アウトリガー5(4)、5(3)が最大張出状態(張出長さが最大張出長さ、かつ、張出角度が標準張出角度)の場合には、左側旋回範囲IJKを最大RTL作業範囲に設定する。前側の左右の第3、第2アウトリガー5(3)、5(2)が最大張出状態(張出長さが最大張出長さ、かつ、張出角度が標準張出角度)の場合には、前側旋回範囲LABを最大RTL作業範囲に設定する。
なお、最小張出状態の場合の定格総荷重と最大張出状態の場合の定格総荷重とが等しいクレーン作業範囲(共通作業半径rのクレーン作業範囲)については、安全度計算などに基づき安全性が確保できる場合がある。この場合には、各アウトリガー5の張出長さに関わりなく、この共通作業半径rのクレーン作業範囲を、最大RTL作業範囲に設定可能である。
図9は、第1〜第4アウトリガー5(1)〜5(4)の張出状態の組み合わせのパターンを示す説明図である。図10は、各パターンにおける最大RTL作業範囲および最小RTL作業範囲を示す一覧表である。
図9における四角の枠で囲まれている数字がパターン番号を示す。各パターンにおいて、4基のアウトリガー5(1)〜5(4)が、丸印で示されている場合は、張出状態が、最大張出状態(張出長さが最大張出長さの状態であり、かつ、張出角度が標準張出角度の状態)である。四角印で示されている場合は、張出長さが最大張出長さ以外の状態で、張出角度が標準張出角度の状態である。四角内にxが付された印で示されている場合は、張出長さに関わりなく、張出角度が標準張出角度以外の状態である。
図10の一覧表において、各符号は以下の通りである。
OR1:第1アウトリガー
OR2:第2アウトリガー
OR3:第3アウトリガー
OR4:第4アウトリガー
MAX:最大張出状態(張出状態が、最大張出長さ、かつ、標準張出角度)のアウトリガー
min:張出状態が、最大張出長さ以外、かつ、標準張出角度のアウトリガー
multi:張出状態が、張出長さに関わりなく、標準張出角度以外の張出角度のアウトリガー
LAB:前記旋回中心から走行体前方向に延びる前方向線Aを中心として、左右に90度未満の角度を張る前側旋回範囲
CDE:前記旋回中心から走行体右方向に延びる右方向線Dを中心として、前後に90度未満の角度を張る右側旋回範囲
FGH:前記旋回中心から走行体後方向に延びる後方向線Gを中心として、左右に90度未満の角度を張る後側旋回範囲
IJK:前記旋回中心から走行体左方向に延びる左方向線Jを中心として、前後に90度未満の角度を張る左側旋回範囲
BC:前記前側旋回範囲と前記右側旋回範囲の間の前方右側旋回範囲
EF:前記後側旋回範囲と前記右側旋回範囲の間の後方右側旋回範囲
HI:前記後側旋回範囲と前記左側旋回範囲の間の後方左側旋回範囲
KL:前記左側旋回範囲と前記前側旋回範囲の間の前方左側旋回範囲
最大RTL作業範囲:最大定格総荷重によるクレーン作業が可能な範囲
最小RTL作業範囲:最小定格総荷重によるクレーン作業が可能な範囲
図11には、図9、図10におけるパターン1、2、3、4、7の場合における作業可能範囲、最大RTL作業範囲、最小RTL作業範囲、および作業禁止範囲を示す。また、図12には、図9、図10におけるパターン8、9、13、21、25の場合における作業可能範囲、最大RTL作業範囲、最小RTL作業範囲、および作業禁止範囲を示す。
(表示画面例)
次に、アウトリガー5の張出状態は、表示制御部55の制御の下で、制御盤7の表示装置46の表示画面に表示される。また、動作規制部65によってクレーン操作が強制的に停止した場合には、表示画面上に、その旨を表す表示がなされる。また、例えば、表示画面上に、強制停止を解消するための回復操作が表示される。操作者によって回復操作が行われると、通常の待機状態に復帰する。
図13は、表示画面の表示形態を示す説明図である。図13(A)は移動式クレーン1の始動時の画面例を示す説明図である。始動時の表示画面81においては、その左右に、それぞれ、5個ずつのスイッチ71〜75、76〜80が表示され、これらの間の長方形の表示画面81には製造会社のロゴマーク等が表示される。始動時の表示画面81は、アウトリガー5(1)〜5(4)のいずれか1基以上が格納状態から外れると、図13(B)に示すホーム画面82に切り替わる。
ホーム画面82には、図13(B)、(C)に示すように、移動式クレーン1の平面形状が表示される表示領域90が含まれている。例えば、図13(C)に示すように、移動式クレーン1の走行体2、4基のアウトリガー5(1)〜5(4)およびクレーンブーム4の輪郭形状を所定の色、例えば緑色で表示するクレーン画像が表示されている。前述のように作業可能範囲が設定され、かつ、4基のアウトリガー5(1)〜5(4)が正しく接地されると、図13(C)に示すランプ101〜104が赤色から例えば緑色に切り替わり、クレーンモードに入ることができる状態になる。アウトリガー5(1)〜5(4)の浮き上がり状態が検出されると、当該クレーン画像上における該当するアウトリガーに表示されているランプ101〜104が緑色から例えば赤色に切り替わる。
また、アウトリガー5の旋回中心の部分にも、それぞれ、アウトリガー張出ランプ91〜94が表示される。第1〜第4アウトリガー張出ランプ91〜94のそれぞれは、第1の形態、第2の形態、および第3の形態で点灯可能である。第1の形態は、対象のアウトリガー5が、最大張出状態(最大張出長さ、かつ、標準張出角度の張出状態)であることを表し、第2の形態は、対象のアウトリガー5が、標準張出角度で、かつ、張出長さが最大張出長さではない張出状態であることを表し、第3の形態は、対象のアウトリガー5が、張出角度が標準張出角度以外の張出状態であることを表す。本例では、第1の形態(最大張出状態)は、第1の色、例えば緑色の連続点灯であり、第2の形態は、第2の色、例えば黄色の連続点灯であり、第3の形態は、第3の色、例えば赤色の連続点灯である。これにより、操作者は、クレーン作業可能範囲と荷重別作業範囲を概略で認識することができる。
これに加えて、これらのランプにより、クレーン作業の状態も表示される。例えば、動作規制部65によって、黄色表示のアウトリガー5において、黄色の点滅によって、当該アウトリガー5の方向で旋回規制によってクレーンブーム4の旋回が止まっていることを表し、赤色表示のアウトリガー5において、赤色の点滅によって、当該アウトリガー5の方向で旋回規制によってクレーンブーム4の旋回が止まっていることを表すことができる。
また、本例では、図13(C)に示すように、画面上において、クレーンブーム4の旋回中心回りに、クレーンブーム4の方向を表す旋回方向ランプ95が表示される。旋回方向ランプ95は例えば四分円形状のランプであり、クレーン旋回時に、90°づつ、その表示位置が切り替わる。操作者は、クレーンを旋回操作しながら旋回方向ランプ95の表示を目視して、クレーン旋回方向の検出機能が故障していないかを簡易的に確認できる。
(ブーム旋回角度の検出機構の例)
なお、本例の移動式クレーン1では、クレーンブーム4の旋回角度位置を検出するブーム旋回角度検出部56は、廉価な構成とするために、例えば、クレーンブーム4の180度分の回転角度位置を検出する第1ポテンショメータと、残りの180度分の回転角度位置を検出する第2ポテンショメータから構成されている。下部コントローラ40のクレーン状態判定部62では、第1、第2ポテンショメータの検出信号に基づき、クレーンブーム4の旋回角度位置を演算する旋回角度演算機能を備えている。
この場合には、第1、第2ポテンショメータの間の検出信号の切替角度位置を含む所定の角度範囲においては、検出信号が不定となる為、クレーン状態判定部62の制御により不定になる前に、検出ポテンショメータを切り替えているが、切り替え前後では、角度がずれることがある。本例では、クレーンブーム4の旋回角度位置に応じて、最大定格総荷重によるクレーン作業を制限する範囲を規定している。旋回角度検出に誤差がでると、クレーン作業の規制を適切に行うことができない。
本例では、第1、第2ポテンショメータの間の検出信号の切換角度位置を、作業可能範囲設定部63によって設定される作業可能範囲を規定する旋回角度位置、および、荷重別作業範囲設定部64によって設定される最大RTL作業範囲を規定する旋回角度位置のいずれにも一致しないように、設定している。(このような切換角度位置となるように、第1、第2ポテンショメータを配置してある。)これにより、廉価な構成の旋回角度検出機構を用いて正確に制御を行うことが保証される。
なお、ブーム旋回角度(旋回方向)の検出機構としては、ポテンショメータ以外の検出機構を用いることが可能なことは勿論である。例えば、機械式スイッチ(リミットスイッチ)、近接スイッチなどの検出機構を用いることができる。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態では、クレーンブームの最大RTL範囲などを規制する旋回規制角度を一定としている。この代わりに、クレーンブーム4の長さによる旋回規制角度を変化させる可変制御を行うことも可能である。
例えば、ブーム長はリミットスイッチや長さ計などのブーム長さ検出部57で検出されたブーム長に基づき、例えば、最大RTL範囲を規制する旋回規制角度幅を可変制御する。クレーンブーム4が設定長さよりも短ければ、旋回規制角度幅を広げて、最大RTL範囲を広くする。逆の場合には、旋回規制角度幅を狭める。このようにすれば、安全を確保できる旋回範囲内において、より一層、クレーン能力を引き出すことができる。

Claims (9)

  1. クレーンブームを搭載した走行体に取り付けた張出長さおよび張出角度の双方を変更可能な4基のアウトリガーのそれぞれの張出状態に応じて、クレーン作業を規制する移動式クレーンの安全装置であって、
    前記アウトリガーの張出角度のそれぞれが標準張出角度であるか否か、および、前記アウトリガーの張出長さが最大張出長さであるか否かに応じて、前記クレーンブームの旋回中心を中心とする最大作業半径のクレーン作業領域内において、前記クレーン作業を行うことのできる作業可能範囲を設定する作業可能範囲設定部と、
    前記アウトリガーの張出長さのそれぞれが最大張出長さであるか否かに基づき、前記作業可能範囲内において、少なくとも、最大定格総荷重による前記クレーン作業が可能な範囲を、最大RTL作業範囲として設定する荷重別作業範囲設定部と
    を有しており、
    前記クレーン作業領域は、前記旋回中心を中心として、4基の前記アウトリガーに対応させて、90度毎に4つの旋回角度範囲に区分されており、
    前記作業可能範囲設定部は、前記張出角度が前記標準張出角度となっている前記アウトリガーに割り当てられている前記旋回角度範囲を、前記作業可能範囲に設定するクレーンの安全装置。
  2. クレーンブームを搭載した走行体に取り付けた張出長さおよび張出角度の双方を変更可能な4基のアウトリガーのそれぞれの張出状態に応じて、クレーン作業を規制する移動式クレーンの安全装置であって、
    前記アウトリガーの張出角度のそれぞれが標準張出角度であるか否か、および、前記アウトリガーの張出長さが最大張出長さであるか否かに応じて、前記クレーンブームの旋回中心を中心とする最大作業半径のクレーン作業領域内において、前記クレーン作業を行うことのできる作業可能範囲を設定する作業可能範囲設定部と、
    前記アウトリガーの張出長さのそれぞれが最大張出長さであるか否かに基づき、前記作業可能範囲内において、少なくとも、最大定格総荷重による前記クレーン作業が可能な範囲を、最大RTL作業範囲として設定する荷重別作業範囲設定部と
    を有しており、
    前記作業可能範囲設定部は、
    4基の前記アウトリガーの張出角度が全て前記標準張出角度であるという条件を満たさない場合、または
    少なくとも2基の前記アウトリガーの張出角度が前記標準張出角度であり、これら2基の前記アウトリガーの張出長さが最大張出長さであり、かつ、これら2基の前記アウトリガーが前記走行体の前後または左右に隣り合って配置されているという条件を満たさない場合には、
    前記作業可能範囲を設定せずに、前記クレーン作業領域の全領域を、前記クレーン作業を行うことのできない作業禁止範囲に設定する移動式クレーンの安全装置。
  3. 請求項2において、
    前記走行体の右後側の前記アウトリガーを、第1アウトリガー、
    前記走行体の右前側の前記アウトリガーを、第2アウトリガー、
    前記走行体の左後側の前記アウトリガーを、第4アウトリガー、
    前記走行体の左前側の前記アウトリガーを、第3アウトリガーとすると、
    前記第1、第4アウトリガーの前記標準張出角度は、走行体前後方向に対して、それぞれ左右に、90度未満の第1張出角度であり、
    前記第2、第3アウトリガーの前記標準張出角度は、前記走行体前後方向に対して、それぞれ左右に、90度未満の第2張出角度である移動式クレーンの安全装置。
  4. 請求項3において、
    前記クレーン作業領域は、
    前記クレーンブームの旋回中心から走行体前方向に延びる前方向線Aを中心として、左右に90度未満の角度を張る前側旋回範囲、
    前記旋回中心から走行体右方向に延びる右方向線Dを中心として、前後に90度未満の角度を張る右側旋回範囲、
    前記旋回中心から走行体後方向に延びる後方向線Gを中心として、左右に90度未満の角度を張る後側旋回範囲、
    前記旋回中心から走行体左方向に延びる左方向線Jを中心として、前後に90度未満の角度を張る左側旋回範囲、
    前記前側旋回範囲と前記右側旋回範囲の間の前方右側旋回範囲、
    前記後側旋回範囲と前記右側旋回範囲の間の後方右側旋回範囲、
    前記後側旋回範囲と前記左側旋回範囲の間の後方左側旋回範囲、および、
    前記左側旋回範囲と前記前側旋回範囲の間の前方左側旋回範囲
    の8つの旋回範囲に区分されており、
    前記荷重別作業範囲設定部は、
    右側の前後の第2、第1アウトリガーの張出長さが前記最大張出長さの場合には、少なくとも、前記右側旋回範囲を、前記最大RTL作業範囲に設定し、
    後側の左右の第4、第1アウトリガーの張出長さが前記最大張出長さの場合には、少なくとも、前記後側旋回範囲を、前記最大RTL作業範囲に設定し、
    左側の前後の第4、第3アウトリガーの張出長さが前記最大張出長さの場合には、少なくとも、前記左側旋回範囲を、前記最大RTL作業範囲に設定し、
    前側の左右の第3、第2アウトリガーの張出長さが前記最大張出長さの場合には、少なくとも、前記前側旋回範囲を、前記最大RTL作業範囲に設定する
    移動式クレーンの安全装置。
  5. 請求項4において、
    前記荷重別作業範囲設定部は、最小定格総荷重による前記クレーン作業が可能な最小RTL作業範囲を、前記最大RTL作業範囲に設定する移動式クレーンの安全装置。
  6. 請求項4において、
    前記荷重別作業範囲設定部は、
    前記作業可能範囲における前記最大RTL作業範囲以外の範囲を、最小定格総荷重による前記クレーン作業が可能な最小RTL作業範囲に設定する移動式クレーンの安全装置。
  7. 請求項6において、
    前記第1〜第4アウトリガーは、張出長さを、少なくとも、前記最大張出長さおよび最小張出長さに切り替え可能であり、
    以下の表Aに示すように、前記作業可能範囲設定部は前記作業可能範囲を設定し、前記荷重別作業範囲設定部は前記最大RTL作業範囲および前記最小RTL作業範囲を設定し、
    表Aにおいて、
    OR1:第1アウトリガー
    OR2:第2アウトリガー
    OR3:第3アウトリガー
    OR4:第4アウトリガー
    MAX:張出状態が、最大張出長さ、かつ、標準張出角度のアウトリガー
    min:張出状態が、最大張出長さ以外、かつ、標準張出角度のアウトリガー
    multi:張出状態が、張出長さに関わりなく、かつ、標準張出角度以外の張出角度のアウトリガー
    LAB:前記旋回中心から走行体前方向に延びる前方向線Aを中心として、左右に90度未満の角度を張る前側旋回範囲
    CDE:前記旋回中心から走行体右方向に延びる右方向線Dを中心として、前後に90度未満の角度を張る右側旋回範囲
    FGH:前記旋回中心から走行体後方向に延びる後方向線Gを中心として、左右に90度未満の角度を張る後側旋回範囲
    IJK:前記旋回中心から走行体左方向に延びる左方向線Jを中心として、前後に90度未満の角度を張る左側旋回範囲
    BC:前記前側旋回範囲と前記右側旋回範囲の間の前方右側旋回範囲
    EF:前記後側旋回範囲と前記右側旋回範囲の間の後方右側旋回範囲
    HI:前記後側旋回範囲と前記左側旋回範囲の間の後方左側旋回範囲
    KL:前記左側旋回範囲と前記前側旋回範囲の間の前方左側旋回範囲
    最大RTL作業範囲:最大定格総荷重によるクレーン作業が可能な範囲
    最小RTL作業範囲:最小定格総荷重によるクレーン作業が可能な範囲
    である移動式クレーンの安全装置。
  8. クレーンブームを搭載した走行体に取り付けた張出長さおよび張出角度の双方を変更可能な4基のアウトリガーのそれぞれの張出状態に応じて、クレーン作業を規制する移動式クレーンの安全装置であって、
    前記アウトリガーの張出角度のそれぞれが標準張出角度であるか否か、および、前記アウトリガーの張出長さが最大張出長さであるか否かに応じて、前記クレーンブームの旋回中心を中心とする最大作業半径のクレーン作業領域内において、前記クレーン作業を行うことのできる作業可能範囲を設定する作業可能範囲設定部と、
    前記アウトリガーの張出長さのそれぞれが最大張出長さであるか否かに基づき、前記作業可能範囲内において、少なくとも、最大定格総荷重による前記クレーン作業が可能な範囲を、最大RTL作業範囲として設定する荷重別作業範囲設定部と
    を有しており、
    さらに、
    前記アウトリガーのそれぞれの前記張出長さを検出する張出長さ検出部と、
    前記アウトリガーのそれぞれの前記張出角度を検出する張出角度検出部と、
    前記クレーンブームの旋回角度位置を検出する旋回角度検出部と
    前記作業可能範囲設定部および前記荷重別作業範囲設定部の設定内容に基づき、前記クレーンブームの動作を規制する動作規制部と、
    前記アウトリガーのそれぞれの張出状態および前記動作規制部による動作規制内容を表示する表示画面を備えた表示部と
    を有しており、
    前記表示部は、前記表示画面上に、前記第1〜第4アウトリガーの張出状態を表示する第1〜第4アウトリガー張出ランプを備えており、
    前記第1〜第4アウトリガー張出ランプのそれぞれは、第1の形態、第2の形態、および第3の形態で点灯可能であり、
    前記第1の形態は、対象のアウトリガーが、最大張出長さ、かつ、標準張出角度の張出状態であることを表し、
    前記第2の形態は、対象のアウトリガーが、標準張出角度で、かつ、張出長さが前記最大張出長さではない張出状態であることを表し、
    前記第3の形態は、対象のアウトリガーが、張出角度が前記標準張出角度以外の張出状態であることを表し、
    前記第1の形態は、第1の色の連続点灯であり、
    前記第2の形態は、第2の色の連続点灯であり、
    前記第3の形態は、第3の色の連続点灯であり、
    前記第2の形態において、前記第2の色の点滅によって、当該アウトリガーの方向で旋回規制によって前記クレーンブームの旋回が止まっていることを表し、
    前記第3の形態において、前記第3の色の点滅によって、当該アウトリガーの方向で旋回規制によって前記クレーンブームの旋回が止まっていることを表す
    移動式クレーンの安全装置。
  9. クレーンブームを搭載した走行体に取り付けた張出長さおよび張出角度の双方を変更可能な4基のアウトリガーのそれぞれの張出状態に応じて、クレーン作業を規制する移動式クレーンの安全装置であって、
    前記アウトリガーの張出角度のそれぞれが標準張出角度であるか否か、および、前記アウトリガーの張出長さが最大張出長さであるか否かに応じて、前記クレーンブームの旋回中心を中心とする最大作業半径のクレーン作業領域内において、前記クレーン作業を行うことのできる作業可能範囲を設定する作業可能範囲設定部と、
    前記アウトリガーの張出長さのそれぞれが最大張出長さであるか否かに基づき、前記作業可能範囲内において、少なくとも、最大定格総荷重による前記クレーン作業が可能な範囲を、最大RTL作業範囲として設定する荷重別作業範囲設定部と
    前記アウトリガーのそれぞれの前記張出長さを検出する張出長さ検出部と、
    前記アウトリガーのそれぞれの前記張出角度を検出する張出角度検出部と、
    前記クレーンブームの旋回角度位置を検出する旋回角度検出部と
    を有しており、
    前記旋回角度検出部は、前記クレーンブームの180度分の回転角度位置を検出する第1ポテンショメータおよび残りの180度分の回転角度位置を検出する第2ポテンショメータを備えており、
    前記第1、第2ポテンショメータの間の検出信号の切換角度位置は、
    前記作業可能範囲設定部によって設定される前記作業可能範囲を規定する旋回角度位置、および、前記荷重別作業範囲設定部によって設定される前記最大RTL作業範囲を規定する旋回角度位置のいずれにも一致しないように、設定されている
    移動式クレーンの安全装置。
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