JPH0781888A - クレーンの可動範囲表示装置 - Google Patents

クレーンの可動範囲表示装置

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JPH0781888A
JPH0781888A JP24852793A JP24852793A JPH0781888A JP H0781888 A JPH0781888 A JP H0781888A JP 24852793 A JP24852793 A JP 24852793A JP 24852793 A JP24852793 A JP 24852793A JP H0781888 A JPH0781888 A JP H0781888A
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Japan
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movable range
boom
telescopic boom
radius
crane
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JP24852793A
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Masamichi Ueda
雅通 上田
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Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
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Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸縮ブームの起伏方向に対して垂直方向から
見た場合に、現吊上荷重と作業範囲制限により決定され
る、クレーンの可動範囲を直感的に把握できる可動範囲
表示装置を提供することを目的とする。 【構成】 表示部6上にX座標21が作業半径、Y座標
22が揚程を示すように直角座標で表示し、該直角座標
上の対応位置に伸縮ブームの先端部位置24の画像と、
可動範囲画像と、制御部7において、各信号に基づいた
現在の伸縮ブーム姿勢における実荷重を演算、算出し、
次にその実荷重に対する定格作業半径23を演算、算出
し、その定格作業半径23とを重畳して表示するように
構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動式クレーンの伸縮
ブーム先端部の可動範囲表示に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭56−75393号のようにクレ
ーンを模擬動作させ、上部旋回体(作業機を含む)の可
動範囲を記憶させ、この記憶情報に基づきクレーンの動
作停止や、警報を行なうものがあり、クレーンの可動範
囲を図5に示すような画像として表示するものが実用化
されている。図5においてaは作業半径を示すX座標、
bは揚程を示すY座標、cはブーム先端位置を表示して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来クレーンを模擬動
作させ可動範囲を設定する場合、通常荷を吊っていない
状態で行なわれるが、吊荷作業においては定格作業半径
が吊上荷重により変化するため、範囲制限による可動範
囲内であっても、吊上荷重によっては過負荷となる場合
がある。しかし例えば図5に示した従来の技術によるク
レーンの可動範囲表示の表示画像からは、過負荷となる
領域を把握することができないので、前もって危険防止
のために、適切な処置が採れないことが課題であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題に
鑑みなされたもので、表示部上にX座標が作業半径、Y
座標が揚程を示すように直角座標で表示し、該直角座標
上の対応位置に伸縮ブームの先端部位置画像と、可動範
囲画像と、制御部において各信号に基づいた現在の伸縮
ブーム姿勢における実荷重を演算、算出し、次にその実
荷重に対する定格作業半径を演算、算出し、その定格作
業半径とを重畳して表示するように構成している。
【0005】
【作用】上述の構成により現吊上荷重による定格作業半
径と範囲制限による可動範囲及び伸縮ブーム先端の位置
が重畳して画像表示されるので、オペレータはこの表示
画像を見ることで、範囲制限によるクレーンの可動範囲
内で過負荷となるような場合でも、クレーンの起伏、伸
縮操作にあたって、クレーンの可動範囲を直観的にかつ
的確に把握することができる。
【0006】
【実施例】以下この発明の実施例について、図面により
説明する。図1はこの発明による表示装置の構成を示す
システムブロック図で、大別してブーム長検出手段1、
ブーム角検出手段2、負荷検出手段3、作業状態入力手
段又は検出手段4、可動範囲入力手段5、必要に応じて
ロープ長検出手段8等の検出部や入力部と、それらの情
報に基づいて、ブーム先端位置24、実荷重や定格総荷
重曲線から定格作業半径23、可動範囲35、或いはフ
ック揚程等を記憶、演算する制御部7と、その結果を表
示する表示部6とから構成されている。
【0007】図2は作業状態入力手段又は検出手段4、
可動範囲入力手段5を含み、クレーンのイラストの該当
位置に設けた表示器と、マルチディスプレイを備えた表
示部6とを一体にした実施例を示す。
【0008】図3は表示部6のマルチディスプレイ上の
表示画像の例で、X座標21、Y座標22から成る直交
座標に、ブーム角上限制限32、ブーム角下限制限3
3、揚程制限34、作業半径制限35、ブーム長制限3
6、ブーム先端位置24、現在の吊上荷重による定格作
業半径23を表示している。即ちブーム先端部位置24
がブームの伏操作により、現在の吊上荷重による定格作
業半径23を越えると過負荷になることが読み取れる。
図4は図1にロープ長検出手段8を設けた場合で、ブー
ム先端部位置24、フック位置25を加えた表示画像の
例を示す。
【0009】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、現吊上
荷重と作業範囲制限によって決定される、伸縮ブームの
起伏方向に対して垂直方向から見た場合のクレーンの可
動範囲とブーム先端位置との関係を直感的に、的確に把
握できるので、危険状態に前もって対処可能となり、ク
レーン操作の安全性の確保に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による表示装置の構成を示すシステム
ブロック図である。
【図2】この発明による表示部の一実施例を示す。
【図3】図1の実施例による表示画像の一例である。
【図4】図1の実施例による表示画像の一例である。
【図5】従来の表示画像の一例を示す。
【符号の説明】
1 ブーム長検出手段 2 ブーム角検出手段 3 負荷検出手段 4 作業状態入力手段又は検出手段 5 可動範囲入力手段 6 表示部 7 制御部 8 ロープ長検出手段制御部 21 X座標 22 Y座標 23 定格作業半径 24 ブーム先端部位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド及びジャッキ可能なアウトリガ
    を前後左右に有する車両上に、旋回自在に取付られた旋
    回体に、起伏自在に伸縮式のブームを取り付けてなる移
    動式クレーンの伸縮ブーム先端部の可動範囲表示装置で
    あって、伸縮ブームの長さを検出するブーム長検出手段
    と、伸縮ブームの起伏角を検出するブーム角検出手段
    と、伸縮ブームに作用する負荷を検出する負荷検出手段
    と、上部旋回体及び下部走行体の作業状態を入力する作
    業状態入力手段、又は前記の状態を検出する作業状態検
    出手段と、少なくとも、移動式クレーンの揚程、作業半
    径、ブーム起伏角について、可動範囲を設定可能な可動
    範囲入力手段とを有し、画像表示可能な表示部と、前記
    各検出手段又は各入力手段からの信号に基づき演算を行
    ない前記表示部にこの演算結果を表示するための信号を
    出力する制御部とから成り、該表示部上にX座標が作業
    半径、Y座標が揚程を示すように直角座標を表示し、該
    直角座標上の対応位置に伸縮ブームの先端部位置画像
    と、可動範囲画像と、各信号に基づいた現在の伸縮ブー
    ム姿勢における実荷重を演算、算出し、次にその実荷重
    に対する定格作業半径を演算、算出し、その定格作業半
    径とを重畳して表示するように構成したことを特徴とす
    るクレーンの可動範囲表示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996027548A1 (fr) * 1995-03-03 1996-09-12 Komatsu Ltd. Dispositif destine a indiquer la plage de mobilite d'un vehicule a grue mobile
JP2003104688A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の表示装置における表示方法及びその表示装置

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