JPH0812273A - 安全装置 - Google Patents

安全装置

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JPH0812273A
JPH0812273A JP17038894A JP17038894A JPH0812273A JP H0812273 A JPH0812273 A JP H0812273A JP 17038894 A JP17038894 A JP 17038894A JP 17038894 A JP17038894 A JP 17038894A JP H0812273 A JPH0812273 A JP H0812273A
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JP
Japan
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work
working
outrigger
safety device
setting
Prior art date
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Pending
Application number
JP17038894A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Ueda
雅通 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
Original Assignee
Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd, Komatsu MEC Corp filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP17038894A priority Critical patent/JPH0812273A/ja
Publication of JPH0812273A publication Critical patent/JPH0812273A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 移動式クレーンの作業範囲の設定において、
オペレータが許容作業範囲の把握が容易で、且つクレー
ンの仕様能力に応じた広い作業範囲が設定可能な安全装
置を提供することが目的である。 【構成】 クレーンの作業領域3の前方3a、後方3c
及び左右側方3b,3dの4領域に対して、安定度的に
最も不利となる旋回位置における作業能力に基づき、個
別に許容作業能力(定格荷重、定格作業半径)5を設定
可能とする作業能力設定手段2とクレーン搭載車両の形
式とアウトリガ使用作業時の条件毎に4領域の境界とな
る旋回位置を設定する境界設定手段1とを備え、必要に
応じて許容作業範囲表示手段4を付加することが可能な
構成を採用している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は移動式クレーンの安全
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からラフテレンクレーンで実用化さ
れている技術は、側方の作業能力は左右独立で、前後ア
ウトリガのうち張出長の短い方に基づいて設定し、前方
および後方の作業能力はアウトリガ最大張出長の作業能
力を割り当て、その範囲は前後アウトリガのうち張出長
の短い方に基づいて旋回範囲を設定している。
【0003】即ち図9においては左側方は前後アウトリ
ガ共にMAX張出長となっているので、MAX張出長の
定格作業能力が設定されている。しかし右側方は短い方
のアウトリガが後で、MIN張出長となっているので、
MIN張出長の定格作業能力が設定されている。そして
前方と後方は表1により左側は全域、右側は旋回範囲5
°をMAX張出長の定格作業能力で設定する。
【0004】
【表1】
【0005】図10においては左側方の張出長の短い後
のアウトリガ中間(大)張出長に基づいて中間(大)張
出長の定格作業能力が設定されている。右側方は後のア
ウトリガ中間(小)張出長に基づいて中間(小)張出長
の作業能力が設定されている。そして前方と後方は表1
により左側は旋回範囲25°、右側は旋回範囲15°を
MAX張出長の定格能力で設定する。図9において右側
のアウトリガが前後共にMIN取り出し長となった場合
を図11に示したが、この設定方法では図9の作業能力
と全く同じになっている。
【0006】また新しい技術として特開平4−2566
91号公報などがあり、この発明は定格作業半径に着目
しているが、最近定格荷重(負荷率)について着目した
考案も出願されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の設定
方法では前後アウトリガの張出長が異なる時に、張出長
の短い方に基づいて許容作業能力が決められるため、張
出長の長い側の作業能力が有効に生かせないという課題
をもっていた。即ち図9,図11の場合を比べてみると
実際には図9の方が作業能力は大きいがどちらも同じ許
容作業能力になってしまう。また上記特開平4−256
691号においては、作業半径または負荷率により、旋
回可能な範囲が連続的に変化するので、オペレータが現
在の状態でどこまで旋回可能なのか、適確に把握するこ
とが困難であり、特に旋回と起伏の複合操作時の安全確
保に課題を含んでいる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題に鑑
みなされたもので、クレーンの作業領域の前方後方及び
左右側方の4領域に対して、安定度的に最も不利となる
旋回位置における作業能力に基づき、個別に許容作業能
力(定格荷重、定格作業半径)を設定可能とする作業能
力設定手段とクレーン搭載車両の形式とアウトリガ使用
作業時の条件毎に4領域の境界となる旋回位置を設定す
る境界設定手段とを備え、必要に応じて許容作業範囲表
示手段を付加することが可能な構成を採用している。
【0009】
【作用】上述のように、安全装置に境界設定手段を持た
せることにより、設定された作業能力の境界となる旋回
位置が明確に把握できると共に、前後アウトリガの張出
長が異なる場合でもクレーンの有する作業能力が最大限
有効に発揮できる。さらに必要に応じて許容作業範囲表
示手段により、オペレータが作業範囲を目視によって容
易に確認できる。
【0010】
【実施例】以下図面により説明する。図1はこの発明に
よる安全装置の一実施例のブロック図を示し、検出部、
入力部、制御部12、表示部24から成りたっている。
制御部12に組み込まれた境界設定手段1と作業能力設
定手段2はこの発明により新たに付加されたもので、作
業領域3と許容作業能力5が安全装置に設定される。さ
らに必要に応じて設定された作業領域3と許容作業能力
5を、表示部24に許容作業範囲表示手段4を付加する
ことにより表示できる。
【0011】図2はクレーンの作業領域3を前方3a、
右側方3b、後方3c、左側方3dの4領域に別けて各
々の領域について個々に許容作業能力(定格荷重又は、
及び定格作業半径)5が設定されることを示す。
【0012】境界設定手段1はアウトリガ張出長検出手
段からの信号による、前後左右のアウトリガ張出状況
と、作業状態入力(検出)手段からの信号に基づいて、
前方3a、右側方3b、後方3c、左側方3dの各領域
の境界となる旋回位置θFL,θFR,θRL,θRRを設定す
る。
【0013】作業能力設定手段2は、アウトリガ張出検
出手段からの信号による前後左右アウトリガ張出状況
と、作業状態入力(検出)手段からの信号に基づいて、
定格総荷重曲線記憶部から前方3a、右側方3b、後方
3c、左側方3dの各領域に対して定格総荷重曲線を選
択・設定する。
【0014】許容作業能力5は次に説明する方法によっ
て、定格総荷重曲線記憶部から定格総荷重曲線が選択さ
れ各領域毎に割当てられる。定格総荷重演算手段では、
旋回位置演算手段により算出された現在の旋回位置と、
境界設定手段1により設定された各領域の旋回位置とか
ら、現在の旋回位置が前方3a、右側方3b、後方3
c、左側方3dのどの領域に入っているかを判定し、作
業能力設定手段によって各領域に割当てられた定格総荷
重曲線に基づき、実作業半径演算手段により算出された
実作業半径において吊り上げ可能な荷重(定格総荷重)
を演算する。
【0015】定格作業半径演算手段では、旋回位置演算
手段により算出された現在の旋回位置と、境界設定手段
1により設定された各領域の境界の旋回位置とから現在
の旋回位置が前方3a、右側方3b、後方3c、左側方
3dのどの領域に入っているか判定し、作業能力設定手
段によって各領域に割当てられた定格総荷重曲線に基づ
き、実荷重演算手段により算出された実荷重を吊り上げ
た状態で到達可能な作業半径(定格作業半径)を演算す
る。
【0016】又必要に応じて表示部24の許容作業範囲
表示手段4では境界設定手段1で設定された各領域の境
界旋回位置と、定格総荷重演算手段で算出された、現在
の作業半径における各領域での定格総荷重または、定格
作業半径演算手段で算出された現在の吊り荷重における
各領域への定格作業半径に基づき、作業領域3全周での
許容作業能力5の表示を行う。
【0017】図2の中で各領域の境界となる旋回位置θ
FL,θFR,θRL,θRRの範囲は次の方法などにより設定
できる。即ち安定度計算によりアウトリガMAX張出長
の安定度より安全側となる旋回角度をテーブル化してお
いてそれから選ぶか、或いは図3のようにグラフ化し
て、角度を選ぶか、さらに旋回中心9とアウトリガフロ
ート接地点とを結ぶ線が車体前後中心軸7となす角度か
ら一定角度を加減して決める方法でもよい。
【0018】図4は設定された許容作業能力5に重ね
て、別途計算されているクレーンの旋回作業能力(安定
性能)6を画き、その計算値との関連を表示手段と似た
形で表した説明図の一例である。前方3a、後方3cの
作業領域に対してはアウトリガMAX張出長以上の作業
能力があるので、アウトリガMAX張出長の作業能力を
設定されており、右側方3b、左側方3dの作業領域に
対しては表2により左右独立で、前後のアウトリガ張出
長の組合せに対応して、作業能力を段階的に設定する。
すなわち図4においては、右側方3b領域の安定度計算
によって最も不安定となる、旋回位置Bにおける作業能
力よりも安全側となる、アウトリガMID3張出長の作
業能力が表2から割付けられている。
【0019】
【表2】
【0020】図5はこの発明による安全装置における許
容作業範囲を表示した一実施例を示すもので、前方と後
方の作業能力はアウトリガMAX張出長の作業能力が設
定されており、右側方は前がアウトリガMAX張出長、
後がアウトリガMIN張出長になっているので、表2か
らアウトリガMID3の作業能力を選び設定されてお
り、左側方は前がアウトリガMID1張出長、後がアウ
トリガMID4張出長になっているので、表2からアウ
トリガMID3の作業能力を選び設定されている。そし
て境界となる旋回位置は、別途に計算されているクレー
ンの旋回作業能力(安定性能)6の計算値から、前方領
域θFL,θFR、後方領域θRL,θRRが設定されている。
図5においてクレーンの旋回作業能力(安定性能)6の
線図は仮に描いたもので、この発明の安全装置内で演算
は行なわず、許容作業範囲表示手段4によって表示はさ
れない。
【0021】上述の安全装置における例外処理として、
図6から図8にX型アウトリガ仕様車における作業可能
領域を決める場合を示す。X型アウトリガはその場張出
ができないため以下の条件により領域設定をする。図6
は中間張出に満たないアウトリガが一本の場合を示し、
中間張出未満のアウトリガが存在する側の前方・後方領
域を作業禁止とし、更に中間張出未満のアウトリガによ
り決定される側方領域を作業禁止として、その他の領域
のみ作業可能と設定した作業可能領域の一例である。図
7と図8は中間張出に満たないアウトリガが2本で且つ
中間張出以上のアウトリガが隣接する場合を示し、中間
張出以上のアウトリガが存在する側の前方・後方領域の
み作業可能として領域設定した一例が図7で、中間張出
以上のアウトリガが存在する側の側方領域のみ作業可能
として領域設定した一例が図8である。
【0022】安全装置における境界設定の条件には、ホ
ィールクレーンでオンタイヤ作業時の場合や、クローラ
クレーンの場合にも設定可能なように、車両の仕様形式
に基づいて選ぶことができるようになっている。
【0023】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように境界設定
手段により、移動式クレーン本来の実力に見合った作業
能力が使用可能な作業領域が設定され、許容作業範囲表
示手段により、どこまで旋回できるかオペレータが容易
に把握可能となり、作業能率向上と安全性向上に貢献す
る安全装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による安全装置の一実施例のブロック
図である。
【図2】4領域に別けて設定されたクレーンの作業領域
図である。
【図3】アウトリガ張出長と前方・後方領域範囲の境界
設定図である。
【図4】設定された許容作業能力の一例を表示手段に表
した図である。
【図5】この発明による安全装置における、許容作業範
囲を表示した一実施例を示す。
【図6】X型アウトリガ仕様車における作業可能領域設
定の第一実施例である。
【図7】X型アウトリガ使用車における作業可能領域設
定の第二実施例である。
【図8】X型アウトリガ使用車における作業可能領域設
定の第三実施例である。
【図9】従来の許容作業能力設定の第一実施例である。
【図10】従来の許容作業能力設定の第二実施例であ
る。
【図11】従来の許容作業能力の第三実施例である。
【符号の説明】
1 境界設定手段 2 作業能力設定手段 3 作業領域 3a 前方 3b 右側方 3c 後方 3d 左側方 4 許容作業範囲表示手段 5 許容作業能力

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動式クレーンにおいて、作業領域3を
    作業機の旋回位置に基づいて、前方3a・右側方3b・
    後方3c・左側方3dの4領域に分け、各領域の境界と
    なる旋回位置を設定する境界設定手段1と、各領域での
    許容作業能力5を設定する作業能力設定手段2とを備え
    たことを特徴とする安全装置。
  2. 【請求項2】 許容作業範囲表示手段4を備えた請求項
    1記載の安全装置。
JP17038894A 1994-06-30 1994-06-30 安全装置 Pending JPH0812273A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17038894A JPH0812273A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 安全装置

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JP17038894A JPH0812273A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 安全装置

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JPH0812273A true JPH0812273A (ja) 1996-01-16

Family

ID=15904011

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JP17038894A Pending JPH0812273A (ja) 1994-06-30 1994-06-30 安全装置

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