JP2838251B2 - ブーム装置 - Google Patents

ブーム装置

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JP2838251B2
JP2838251B2 JP8190893A JP8190893A JP2838251B2 JP 2838251 B2 JP2838251 B2 JP 2838251B2 JP 8190893 A JP8190893 A JP 8190893A JP 8190893 A JP8190893 A JP 8190893A JP 2838251 B2 JP2838251 B2 JP 2838251B2
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JP
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cylinder
boom
bell crank
work implement
pivot point
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公秀 久村
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TOYO UNPANKI KK
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TOYO UNPANKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばホイールローダ
等の作業車両に適用されてとりわけ水平補正を行なう逆
Zリンク式のブーム装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のブーム装置としては、例
えば特開平2−85423号に記載されたものが知られ
ている。これは、基本的には、車体に俯仰可能に設けら
れたブーム(リフトアーム)と、ブームに俯仰可能に設
けられた作業具(バケット)と、ブームに回動可能に設
けられたベルクランクと、ベルクランクと作業具との間
に設けられたプッシュロッド(チルトロッド)と、車体
とベルクランクとの間に設けられた作業具シリンダ(チ
ルトシリンダ)とから成るブーム装置に於て、作業具と
ブームの枢結点からブームとベルクランクの枢結点まで
の距離と、ブームとベルクランクの枢結点からブームと
車体の枢結点までの距離との比を所定値に設定すると共
に、ブームとベルクランクに依り形成される三角形及び
プッシュロッドと作業具、作業具シリンダと車体とで形
成される三角形が、車体側と作業具側で互いに相似形に
設定したものである。而して、この様なものは、ブーム
の俯仰に関係なく作業具を常に水平に保持する事がで
き、所謂水平補正をする事ができる。ところが、この様
なものは、ブームとベルクランクに依り形成される三角
形及びプッシュロッドと作業具、作業具シリンダと車体
とで形成される三角形が、車体側と作業具側で互いに相
似形に設定しなければならないので、設計が非常に面倒
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の問題
点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その
目的とする処は、設計が極めて簡単に行なえる様にした
ブーム装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のブーム装置は、
基本的には、車体に俯仰可能に設けられたブームと、ブ
ームに俯仰可能に設けられた作業具と、ブームに回動可
能に設けられたベルクランクと、作業具とベルクランク
との間に設けられたプッシュロッドと、ベルクランクと
車体との間に設けられた作業具シリンダとから成るブー
ム装置に於て、作業具が地上位置にある時の作業具シリ
ンダのベルクランク側枢結点と作業具が最大リーチ位置
にある時の作業具シリンダのベルクランク側枢結点とを
結ぶ線分の垂直二等分線と、作業具が最大リーチ位置に
ある時の作業具シリンダのベルクランク側枢結点と作業
具が最大揚高位置にある時の作業具シリンダのベルクラ
ンク側枢結点とを結ぶ線分の垂直二等分線との交点を作
業具シリンダの車体側枢結点に設定した事に特徴が存す
る。
【0005】
【作用】作業具が地上位置にある時の作業具シリンダの
ベルクランク側枢結点と作業具が最大リーチ位置にある
時の作業具シリンダのベルクランク側枢結点とを結ぶ線
分の垂直二等分線と、作業具が最大リーチ位置にある時
の作業具シリンダのベルクランク側枢結点と作業具が最
大揚高位置にある時の作業具シリンダのベルクランク側
枢結点とを結ぶ線分の垂直二等分線との交点を作業具シ
リンダの車体側枢結点に設定すると、ブームの俯仰時に
は作業具シリンダが所定長さに保たれているので、前記
三つの枢結点が交点を中心とする同心円上に並ぶ。この
時、地上位置、最大リーチ位置、最大揚高位置の作業具
を例えば水平状態に設定して置くと、ブームの俯仰に関
係なく作業具が常に水平状態に保たれて所謂水平補正さ
れる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の第一実施例に係るブーム装置
を示す側面図である。ブーム装置1は、ブーム2、作業
具3、ベルクランク4、プッシュロッド5、作業具シリ
ンダ6からその主要部が構成されて居り、この例では、
ホイールローダ等の作業車両50に適用している。作業
車両50は、車体51と、これに設けられた車輪等の走
行装置52とを備えている。ブーム2は、車体51に俯
仰可能に設けられたもので、この例では、基端が車体5
1の前部に横軸Aに依り枢結されている。ブーム2と車
体51との間には、ブーム2を俯仰させるブームシリン
ダ7が設けられている。作業具3は、ブーム2に俯仰可
能に設けられたもので、この例では、フィンガバー8に
懸架されたフォーク9にしてあり、フィンガバー8の下
端がブーム2の先端に横軸Bに依り枢結されている。ベ
ルクランク4は、ブーム2に回動可能に設けられたもの
で、この例では、中程がブーム2の中程に横軸Cに依り
枢結されている。プッシュロッド5は、作業具3とベル
クランク4との間に設けられたもので、この例では、前
端がフィンガバー8の上端に横軸Dに依り枢結されてい
ると共に、後端がベルクランク4の下端に横軸Eに依り
枢結されている。作業具シリンダ6は、ベルクランク4
と車体7との間に設けられたもので、この例では、先端
がベルクランク4の上端に横軸Fに依り枢結されている
と共に、基端が車体7の前部に横軸Gに依り枢結されて
いる。而して、作業具3が地上位置にあるの時の作業具
シリンダ6のベルクランク側枢結点Fと作業具3が最大
リーチ位置にある時の作業具シリンダ6のベルクランク
側枢結点F1 とを結ぶ線分の垂直二等分線Hと、作業具
3が最大リーチ位置にある時の作業具シリンダ6のベル
クランク側枢結点F1 と作業具3が最大揚高位置にある
時の作業具シリンダ6のベルクランク側枢結点F2 とを
結ぶ線分の垂直二等分線Jとの交点Gを作業具シリンダ
6の車体側枢結点に設定している。この時、作業具3
は、地上位置、最大リーチ位置、最大揚高位置では、夫
々水平状態にしてある。次に、この様な構成に基づいて
作用を述解する。ブームシリンダ7を作動させると、車
体51に対してブーム2が俯仰される。作業具シリンダ
6を作動させると、ベルクランク4とプッシュロッド5
を介してブーム2に対して作業具3が俯仰される。図1
に於て、実線は地上位置、一点鎖線は最大リーチ位置、
二点鎖線は最大揚高位置を夫々示している。枢結点Fと
枢結点F1 とを結ぶ線分の垂直二等分線Hと、枢結点F
1 と枢結点F2 とを結ぶ線分の垂直二等分線Jとの交点
Gを作業具シリンダ6の車体側枢結点に設定すると、ブ
ーム2の俯仰時には作業具シリンダ6が所定長さに保た
れているので、枢結点F,F1 ,F2 が交点Gを中心と
する同心円K上に並ぶ。この時、作業具3は、地上位
置、最大リーチ位置、最大揚高位置に於て、水平状態に
してあるので、ブーム2の俯仰に関係なく常に水平状態
に保たれて所謂水平補正される。
【0007】次に、本発明の第二実施例を図2に基づい
て説明する。第二実施例は、作業具3を、バケット10
にした点、作業具3を、地上位置では水平状態に、最大
揚高位置では前傾状態に、最大リーチ位置では図略して
いるが水平又は前傾状態になる様にした点、が第一実施
例と異なる。
【0008】次に、本発明の第三実施例を図3に基づい
て説明する。第三実施例は、作業具3を、バケット10
にした点、作業具3を、地上位置では水平状態に、最大
揚高位置では後傾状態に、最大リーチ位置では図略して
いるが水平又は後傾状態になる様にした点、が第一実施
例と異なる。
【0009】尚、作業具3は、先の実施例では、地上位
置では水平状態であったが、これに限らず、例えば前傾
又は後傾状態であったも良い。
【0010】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) ブーム、作業具、ベルクランク、プッシュロッ
ド、作業具シリンダとで構成し、とりわけ、作業具が地
上位置にある時の作業具シリンダのベルクランク側枢結
点と作業具が最大リーチ位置にある時の作業具シリンダ
のベルクランク側枢結点とを結ぶ線分の垂直二等分線
と、作業具が最大リーチ位置にある時の作業具シリンダ
のベルクランク側枢結点と作業具が最大揚高位置にある
時の作業具シリンダのベルクランク側枢結点とを結ぶ線
分の垂直二等分線との交点を作業具シリンダの車体側枢
結点に設定したので、設計が極めて簡単に行なえる。 (2) 作業具が地上位置にある時の作業具シリンダの
ベルクランク側枢結点と作業具が最大リーチ位置にある
時の作業具シリンダのベルクランク側枢結点とを結ぶ線
分の垂直二等分線と、作業具が最大リーチ位置にある時
の作業具シリンダのベルクランク側枢結点と作業具が最
大揚高位置にある時の作業具シリンダのベルクランク側
枢結点とを結ぶ線分の垂直二等分線との交点を作業具シ
リンダの車体側枢結点に設定するだけであるので、作業
具を常に水平状態に保つ所謂水平補正だけでなく、水平
以外の任意の状態にも容易にする事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係るブーム装置を示す側
面図。
【図2】本発明の第二実施例を示す概略側面図。
【図3】本発明の第三実施例を示す図2と同様図。
【符号の説明】
1…ブーム装置、2…ブーム、3…作業具、4…ベルク
ランク、5…プッシュロッド、6…作業具シリンダ、7
…ブームシリンダ、8…フィンガバー、9…フォーク、
10…バケット、50…作業車両、51…車体、52…
走行装置、A〜G…横軸(枢結点)、H,J…垂直二等
分線、K…同心円。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に俯仰可能に設けられたブームと、
    ブームに俯仰可能に設けられた作業具と、ブームに回動
    可能に設けられたベルクランクと、作業具とベルクラン
    クとの間に設けられたプッシュロッドと、ベルクランク
    と車体との間に設けられた作業具シリンダとから成るブ
    ーム装置に於て、作業具が地上位置にある時の作業具シ
    リンダのベルクランク側枢結点と作業具が最大リーチ位
    置にある時の作業具シリンダのベルクランク側枢結点と
    を結ぶ線分の垂直二等分線と、作業具が最大リーチ位置
    にある時の作業具シリンダのベルクランク側枢結点と作
    業具が最大揚高位置にある時の作業具シリンダのベルク
    ランク側枢結点とを結ぶ線分の垂直二等分線との交点を
    作業具シリンダの車体側枢結点に設定した事を特徴とす
    るブーム装置。
JP8190893A 1993-04-08 1993-04-08 ブーム装置 Expired - Lifetime JP2838251B2 (ja)

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WO2005012653A1 (ja) * 2003-07-30 2005-02-10 Komatsu Ltd. 作業機械
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