JP2003184122A - 積込車両 - Google Patents
積込車両Info
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- JP2003184122A JP2003184122A JP2001380505A JP2001380505A JP2003184122A JP 2003184122 A JP2003184122 A JP 2003184122A JP 2001380505 A JP2001380505 A JP 2001380505A JP 2001380505 A JP2001380505 A JP 2001380505A JP 2003184122 A JP2003184122 A JP 2003184122A
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Abstract
る積込車両を提供する。 【解決手段】 車体のフレーム(2)に取付けた作業機装
置(10)のリフトアーム(11)を、一対の左メンバ(12)と、
右メンバ(13)と、左メンバ(12)と右メンバ(13)との長手
方向のほぼ中央部を結合するクロスメンバ(14)とで構成
する。クロスメンバ(14)に設けたブラケット(18)にチル
トリンク装置(20)のチルトレバー(21)を取付ける。リフ
トアーム(11)のクロスメンバ(14)近傍の、左右方向の巾
Bを、基端部(15)の巾Aおよび先端部(17)の巾Cより狭
くする。これによりリフトアーム(11)上昇時の前方視界
を向上するとともに、リフトアーム(11)前後端の取付部
を小型化し、作業機装置(10)を軽量化する。
Description
置を構成するリフトアームの形状に関する。
イールローダ30の側面図であり、図7はその平面図で
ある。図6、図7において、ホイールローダ30の、後
輪6と運転室5とを備えた後部車体4の前部には、前輪
3を備えたフレーム2が、左右に回動自在に取付けられ
ている。フレーム2の前部には作業機装置40が取付け
られている。リフトアーム41は並列する左右一対のメ
ンバ42,42と、長手方向のほぼ中央部で左右メンバ
42,42を結合するクロスメンバ44とから構成され
ている。このリフトアーム41の基端部45はフレーム
2の前部にアームピン16,16により揺動自在に取付
けられ、リフトアーム41の先端部47にはバケット7
が、バケットピン8,8により揺動自在に取付けられて
いる。フレーム2とリフトアーム41とはリフトシリン
ダ19,19により連結され、リフトシリンダ19を伸
縮させることによりリフトアーム41を、アームピン1
6を中心として揺動させる。クロスメンバ44の前方部
に設けられたブラケット48には、チルトレバー21の
ほぼ中央部がレバーピン22により揺動自在に取付けら
れている。チルトレバー21の一端部とバケット7の背
面上部とはチルトロッド23を介して連結され、チルト
レバー21の他端部とフレーム2とはチルトシリンダ2
4により連結されてチルトリンク装置20を構成してい
る。チルトシリンダ24を伸縮するとバケット7は、バ
ケットピン8を中心として揺動する。作業機装置40は
上述のリフトアーム41、バケット7、リフトシリンダ
19およびチルトリンク装置20から構成されている。
ダ30で例えば図示しないダンプトラックのベッセルに
土砂等を積み込む場合には、図6に示すような姿勢でバ
ケット7を土砂中に突っ込み、チルトシリンダ24を伸
張してバケット7をチルトバックさせて土砂をすくいこ
む。次にリフトシリンダ19を伸張し、リフトアーム4
1を揺動させてバケット7を上昇させながら、車両を前
進させてダンプトラックのベッセルに接近する。この場
合、バケット7の左右方向位置をベッセルに対して所定
の位置に位置決めする。バケット7がベッセル上の所定
の積込位置に到達した状態でバケット7の上昇および車
両を停止し、チルトシリンダ24を縮小してバケット7
をダンプさせ、土砂をベッセル内に排出する。
のような問題点がある。図8はホイールローダ30を、
リフトシリンダ19を伸張してリフトアーム41を上昇
させながら図の左方に前進させ、ダンプトラックのベッ
セル50に接近する状態を示す側面図であり、図9はそ
の平面図である。図8において、リフトアーム41が運
転室5内の運転者の、ベッセル50を見る視線(アイポ
イントSとベッセル50の上縁とを結ぶ2点鎖線)上に
位置したときに視界が遮られる。その結果、図9に示す
ように2点鎖線の内側(ハッチング側)は死角になる。
前述のように、バケット7の位置をベッセル50に対し
て位置決めする場合、例えば、ベッセル50の端部P
と、バケット7の端面との距離Lを約20cmにする場
合、運転者はベッセル50の上縁の端部Pを見ながら位
置決めする必要がある。しかしながら、図9に示すよう
に、ベッセル50のP部は死角に入るため見ることがで
きず、バケット7をベッセル50に対して位置決めする
作業が困難になる。
開平8−209730号公報に開示されたものがある。
図10、図11は特開平8−209730号公報に開示
された作業機装置60の斜視図であり、図10は前面よ
り見た図であり、図11は後面より見た図である。図1
0、図11に示すように、フレーム2の前面には箱型断
面のリフトアーム61の基端部62がピン63で揺動自
在に取付けてられ、リフトアーム61の先端部は二股形
状に形成され、バケット7がバケットピン8,8で揺動
自在に取付けられている。リフトアーム61とフレーム
2とはリフトシリンダ19により連結され、リフトシリ
ンダ19を伸縮するとリフトアーム61はピン63を中
心として揺動する。リフトアーム61にはチルトレバー
64の一端部が揺動自在に取付けられ、チルトレバー6
4の他端部は傾動レバー65を介してバケット7に連結
している。傾動レバー65とフレーム2の上部とはチル
トシリンダ24により連結され、チルトシリンダ24を
伸縮するとバケット7はバケットピン8を中心として揺
動する。本構成では、リフトアーム61の長手方向のほ
ぼ中央部の巾が小さいため、リフトアーム61を上昇さ
せる途中で前方視界を妨げることはない。
トアームの基端部のフレームへの取付巾が狭いため、バ
ケットで掘削する時にバケットに横方向の荷重が加わる
と取付部に加わる力が大きくなり、それに対応するため
に取付部の形状が大きくなり、重量が増大する。また、
掘削時にチルトシリンダを縮小方向で使用するためシリ
ンダ径が大きくなる。さらに、チルトシリンダのフレー
ムへの取付部の位置が高いため、前方視界を妨げるとい
う問題がある。
たものであり、前方視界が良好で、ダンプトラックのベ
ッセルに対するバケットの位置決め作業が容易で、か
つ、軽量なリフトアームおよびチルトリンク装置を有す
る積込車両を提供することを目的としている。
的を達成するために、第1発明は、積込車両において、
前記積込車両は、車体のフレームに基端部を揺動自在に
取付けられたリフトアームと、該リフトアームを駆動す
るリフトシリンダと、前記リフトアームの先端部に揺動
自在に取付けられたバケットと、該バケットを駆動する
チルトリンク装置とを備え、前記リフトアームは左右一
対のメンバで構成され、該リフトアームの長手方向の、
ほぼ中央部の左右方向の巾は、該リフトアームの基端部
の、左右方向の巾より狭い構成としている。
向のほぼ中央部の、左右方向の巾を、リフトアームの基
端部の、左右方向の巾より狭くしたため、リフトアーム
上昇途中で前方の左右方向の視界を妨げる範囲が狭くな
り、ダンプトラックのベッセル等が良く見え、ベッセル
に対するバケットの位置決め作業が容易になる。また、
リフトアームの基端部の、フレームへの取付部の左右方
向の巾を大きくできるため、バケットに加わる横方向の
外力に対する強度が大きくなり、取付部の形状を小型、
軽量化することができる。
トアームの、先端部の左右方向の巾は、該リフトアーム
の長手方向のほぼ中央部の、左右方向の巾より広い構成
としている。
のバケットへの取付部の、左右方向の巾を大きくできる
ため、バケットに加わる横方向の外力に対する強度が大
きくなり、取付部の形状を小型、軽量化することができ
る。
て、前記リフトアームは、長手方向のほぼ中央部に、前
記左右一対のメンバを結合するクロスメンバを有する構
成としている。
ためリフトアームの剛性が大きくなる。また、クロスメ
ンバ部の巾が狭いためクロスメンバが軽量化でき、リフ
トアーム全体の軽量化を図ることができる。
トアームの長手方向の、ほぼ中央部の左右方向の巾は、
該リフトアームの基端部の、左右方向の巾の0.4〜
0.8倍である構成としている。
向のほぼ中央部の、左右方向の巾をリフトアームの基端
部の、左右方向の巾の0.4〜0.8倍としたため、左
右方向の前方視界を妨げる割合は小さくなる。また、リ
フトアーム基端部のフレームへの取付巾を広くできるた
め、横方向の荷重に対する強度が大きくなり、取付部を
小型軽量化できる。
ットを駆動するチルトリンク装置は前記左右一対のメン
バの間に位置するとともに、チルトリンク装置の外巾
は、前記リフトアームの長手方向のほぼ中央部の、左右
方向の巾より狭い構成としている。
巾をリフトアームの長手方向のほぼ中央部の巾より狭く
したため、前方視界が良好になる。
施形態について、図面を参照して詳述する。
ダ1の側面図であり、図2はその前部の作業機装置10
の平面図である。図6に示す従来のものと同一部材には
同一符号を付して説明は省略し、異なる部分についての
み説明する。図1、図2において、フレーム2の前部に
は作業機装置10が取付けられている。リフトアーム1
1は左右一対の左メンバ12および右メンバ13と、長
手方向のほぼ中央部に設けられ、左メンバ12と右メン
バ13とを結合するクロスメンバ14とから構成されて
いる。このリフトアーム11の基端部15はフレーム2
の前部にアームピン16,16により揺動自在に取付け
られている。フレーム2とリフトアーム11のクロスメ
ンバ14の下部に設けられたブラケット12a,13a
とはリフトシリンダ19により連結され、リフトシリン
ダ19を伸縮させることによりリフトアーム11を、ア
ームピン16を中心として揺動させる。クロスメンバ1
4の前方部に設けられたブラケット18には、チルトレ
バー21のほぼ中央部がレバーピン22により揺動自在
に取付けられている。チルトレバー21の一端部とバケ
ット7の背面上部とはチルトロッド23を介して連結さ
れ、チルトレバー21の他端部とフレーム2とはチルト
シリンダ24により連結されてチルトリンク装置20を
構成している。チルトシリンダ24を伸縮するとバケッ
ト7は、バケットピン8を中心として揺動する。作業機
装置10は上述のリフトアーム11、バケット7、リフ
トシリンダ19およびチルトリンク装置20から構成さ
れている。図2に示すように、リフトアーム11の前後
方向のほぼ中央部の、クロスメンバ14近傍の巾Bは、
前後端部の巾A,Cより狭くなっており、チルトリンク
装置20の外巾Dはリフトアーム11のクロスメンバ1
4近傍の巾Bより狭くなっている。
図3において、左アーム12と右アーム13とは、長手
方向のほぼ中央部でクロスメンバ14により結合され、
クロスメンバ14の下部には左右に突出してブラケット
12a,13aが設けられている。前述のように、左メ
ンバ12と右メンバ13とがクロスメンバ14で結合さ
れた、長手方向のほぼ中央部の巾Bは、基端部15の巾
Aおよび先端部17の巾Cより狭く設定されている。ま
た、クロスメンバ14の前部に設けられた、チルトレバ
ー21取付用のブラケット18の外巾Eは、巾Bより狭
く設定されている。B/Aの値は0.4〜0.8であ
り、本実施形態では約0.7である。
方法は従来のものと同一なので説明は省略する。
11を上昇させながら図の左方向に前進させてダンプト
ラックに接近し、リフトアーム11が運転者のダンプト
ラックのベッセル50を見る視線(2点鎖線)上に位置
したときの側面図であり、図5はその平面図である。図
中に示すSは運転者のアイポイントである。図4に示す
状態における運転者の視界の死角は、図5のハッチング
を付した2点鎖線に示すようにベッセル50の、上縁の
端部Pの内側となる。そのため、ダンプトラックに接近
中に運転者はベッセル50の上縁の端部Pを見ることが
できる。なお、図5に示す本例ではベッセル50の端部
Pと、バケット7の端面との距離Lは、図9に示す従来
のものと同様に約20cmである。
上述のような構成としたため、以下のような効果が得ら
れる。運転者は、ホイールローダを、リフトアームを上
昇させながら車両を前進させ、ダンプトラックに接近す
る時に、ベッセルの端部を見ることができる。また、チ
ルトリンク装置の巾が狭いため、前方視界を妨げること
はない。そのため、ベッセルに対するバケットの位置決
め作業を容易に行え、作業効率が向上する。リフトアー
ムのフレームおよびバケットとの取付部の左右方向の巾
が広いため、バケットに対して横方向に加わる外力に対
する強度が大きく、したがって、取付部を小型にでき、
軽量化が可能である。バケットで掘削するときにはチル
トシリンダを伸張する方向で使用するためシリンダ力が
大きいので、チルトシリンダの直径を小さくでき、軽量
化が図れる。
ある。
を示す側面図である。
の状態を示す側面図である。
バケットとの構成を示す前面斜視図である。
バケット、10…作業機装置、11…リフトアーム、1
2…左メンバ、13…右メンバ、14…クロスメンバ、
15…基端部、16…アームピン、17…先端部、18
…ブラケット、19…リフトシリンダ、20…チルトリ
ンク装置、21…チルトレバー、24…チルトシリン
ダ、50…ベッセル。
Claims (5)
- 【請求項1】 積込車両において、前記積込車両は、車
体のフレーム(2)に基端部(15)を揺動自在に取付けられ
たリフトアーム(11)と、該リフトアーム(11)を駆動する
リフトシリンダ(19)と、前記リフトアーム(11)の先端部
(17)に揺動自在に取付けられたバケット(7)と、該バケ
ット(7)を駆動するチルトリンク装置(20)とを備え、前
記リフトアーム(11)は左右一対のメンバ(12,13)で構成
され、該リフトアーム(11)の長手方向の、ほぼ中央部の
左右方向の巾は、該リフトアーム(11)の基端部(15)の、
左右方向の巾より狭いことを特徴とする積込車両。 - 【請求項2】 請求項1記載の積込車両において、前記
リフトアーム(11)の、先端部(17)の左右方向の巾は、該
リフトアーム(11)の長手方向の、ほぼ中央部の左右方向
の巾より広いことを特徴とする積込車両。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の積込車両におい
て、前記リフトアーム(11)は、長手方向のほぼ中央部
に、前記左右一対のメンバ(12,13)を結合するクロスメ
ンバ(14)を有することを特徴とする積込車両。 - 【請求項4】 請求項1記載の積込車両において、前記
リフトアーム(11)の長手方向の、ほぼ中央部の左右方向
の巾は、該リフトアーム(11)の基端部(15)の、左右方向
の巾の0.4〜0.8倍であることを特徴とする積込車
両。 - 【請求項5】 請求項1記載の積込車両において、前記
バケット(7)を駆動するチルトリンク装置(20)は前記左
右一対のメンバ(12,13)の間に位置するとともに、チル
トリンク装置(20)の外巾は、前記リフトアーム(11)の長
手方向の、ほぼ中央部の左右方向の巾より狭いことを特
徴とする積込車両。
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Cited By (5)
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CN104975625A (zh) * | 2015-06-26 | 2015-10-14 | 吴爱群 | 一种带有双支臂的小型挖掘机 |
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CN112739873A (zh) * | 2018-10-10 | 2021-04-30 | 沃尔沃建筑设备公司 | 在工程机械的两个大致平行的提升臂之间延伸并连接这两个大致平行的提升臂的横向支撑组件 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2001
- 2001-12-13 JP JP2001380505A patent/JP3775657B2/ja not_active Expired - Fee Related
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