JPH0354192Y2 - - Google Patents

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JPH0354192Y2
JPH0354192Y2 JP1985137110U JP13711085U JPH0354192Y2 JP H0354192 Y2 JPH0354192 Y2 JP H0354192Y2 JP 1985137110 U JP1985137110 U JP 1985137110U JP 13711085 U JP13711085 U JP 13711085U JP H0354192 Y2 JPH0354192 Y2 JP H0354192Y2
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JP
Japan
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boom
mast
mounting bracket
cylinder
bucket
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JP1985137110U
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JPS6244950U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、フロントローダ装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 例えば、第3図に示される如く、トラクタ車体
101に着脱自在に装着されるフロントローダ装
置102があり、該フロントローダ装置102
は、トラクタ101の車体フレーム103前端部
に取付けられたマスト兼用の取付ブラケツト10
4と、取付ブラケツト104に後端部が枢支さ
れ、前端部にバケツト105を備えたブーム10
6と、ブーム106を昇降操作するブームシリン
ダ107と、バケツト105を回動操作するバケ
ツトシリンダ108を備えた構成とされていた。
しかしながら、上記構造のフロントローダ装置
102によれば、ブーム106を上昇操作するに
従つて、バケツト105が漸次、トラクタ車体1
01側に近づいてくるため、トラツク等に対する
土砂の積み込み作業等に際して遠くへ放出できな
い欠点があつた。
そこで、前記欠点を解消するために、作業部を
上昇させたとき、作業部を前方に移動させるよう
にしたフロントローダ装置が既に提案されている
(例えば、特開昭52−46602号公報参照)。
この従来のものは、ブームを上昇操作した際、
ブームの枢支部を前方に移動させるシリンダを備
えてなるものである。
(考案が解決しようとする課題) 前記特開昭52−46602号公報に記載のものは、
バケツトシリンダ及びブームシリンダの他に、マ
ストを前方に傾動させるためのシリンダを有し、
合計3つのシリンダを有するものであり、構造複
雑でかつ操作が複雑になるものであつた。
そこで、本考案は、構造簡単で、かつ、操作が
容易な前方移動式のフロントローダ装置を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本考案は次の手段
を溝じた。即ち、本考案の特徴とする処は、車体
に取付けられた取付ブラケツトと、該取付ブラケ
ツトの下部に、上下方向揺動自在に枢支されたマ
ストと、前記取付ブラケツトの上部に、上下方向
揺動自在に枢支されたリンク杆と、前記リンク杆
の先端部に、後端部が上下方向回動自在に枢支さ
れ、前記マストの先端部に中途部が上下方向回動
自在に枢支されて、前方に延出するブームと、前
記ブームの先端部に上下方向回動自在に枢支され
た作業部と、前記マストとブームとの間に介在さ
れた伸縮自在なブームシリンダと、前記ブームと
作業部との間に介在された伸縮自在なシリンダと
を具備した点にある。
(作用) 本考案によれば、ブームシリンダを伸縮させる
ことにより、ブームがその中途部の枢支部を中心
として上下方向に揺動する。このとき、ブームの
後部が前記中途部の枢支部まわりに回道するの
で、該ブームの後端部に枢支されたリンク杆が、
取付ブラケツトとの枢支部まわりに回動し、ブー
ムとリンク杆の枢支部が、取付ブラケツトに対し
て接近、又は、離反する。
このとき、マストは取付ブラケツトとの枢支部
まわりに回動し、マストとブームとの枢支部も取
付ブラケツトに対して接近、又は、離反する。
即ち、ブームシリンダを伸縮させることによ
り、マストが上下方向に揺動し、マストとブーム
との枢支部が前後方向に移動し、ブームは上方に
回動するに従い、前方に移動する。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
ると、第1図及び第2図において、1はトラクタ
車体で、ミツシヨンケース2、エンジン3、前車
軸受台等を上記の順で前方に連設してなる。4は
ボンネツト、5は前輪、6は後輪、7は前車軸フ
レーム等よりなる車体フレームである。そして車
体フレーム7の前端部に左右一対の取付ブラケツ
ト8が備えられている。該取付ブラケツト8は車
体1の前方で上方に立設状とされている。
Fは車体1に着脱自在に装着されるフロントロ
ーダで、左右一対宛のマスト11、ブーム12、
ブームシリンダ13、バケツトシリンダ14と、
作業部としてのバケツト15等から構成されてい
る。
前記マスト11は側面視略L字状に構成され、
下端部が、取付ブラケツト8の下端部に側方向軸
回りに回動自在に、また着脱自在に枢軸17を介
して枢支されている。
前記ブーム12は側面視略L字状に構成され、
その屈曲部が枢軸18を介してマスト11上端部
に枢支されている。そしてブーム12の一端部と
取付ブラケツト8の上端部夫々、枢軸19,20
を介して、リンク杆21で枢支連結されている。
またブーム12の他端部、即ち、前端部にはバケ
ツト15が枢支され、バケツト15を回動操作す
べく、バケツト15とブーム12の前記一端部間
にバケツトシリンダ14が装着されている。
また前記ブームシリンダ13はブーム12を昇
降操作すべく、ブーム12とマスト11間に装着
されている。
そして、第1図に示される如く、バケツト15
が地面上に位置された状態より、ブームシリンダ
13を作動させて、ブーム12を上昇操作すれ
ば、ブーム12は枢軸18回りに回動され、バケ
ツト15が上昇する。この際、マスト11下端部
が枢支され、ブーム12の一端部と取付ブラケツ
ト8とがリンク杆21によつて枢支連結されてい
るので、マスト11が仮想線で示される如く、枢
軸17回りに前方に回動され、ブーム12の枢軸
18部を前方に移動させる。さらにブーム12を
上昇操作すれば、第2図に示される如く、ブーム
12の枢軸18部はより前方に移動させられるの
である。ここに、ブーム12の一端部側とリンク
杆21によつて、ブーム12の枢軸18部を前方
に移動させる前送り出しリンク機構23を構成し
ている。次に、ブーム12を下降操作すれば、前
述と逆作動により、ブーム12の枢軸18部は車
体1側に近づいてくる。
本考案の実施例は以上のように構成されてお
り、バケツト15を上昇させるに従つて、バケツ
ト15を漸次、車体1から離隔すべく、前方に移
動させることができるため、トラツク等に対する
土砂の積み込み作業等に際して遠くへ放出でき、
至便である。またバケツト15が下側に位置する
場合には、車体1側に近接されるため、作業時の
バランスがよく、掘削等に強力な力を発揮でき
る。さらに、バケツトシリンダ14の両支点がバ
ケツト15とブーム12とに連結されているた
め、バケツト15のダンプ操作時において、ブー
ムシリンダ13に何等、影響を及ぼさない。
(考案の効果) 本考案によれば、ブームシリンダを伸縮操作す
るだけで、作業部を前後方向に移動させることが
でき、その構造が極めて簡単であり、かつ操作が
容易になるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示す側面
図、第3図は従来例を示す側面図である。 1……トラクタ車体、8……取付ブラケツト、
11……マスト、12……ブーム、13……ブー
ムシリンダ、15……バケツト、17……枢軸、
18……枢軸、23……前送り出しリンク機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体1に取付けられた取付ブラケツト8と、 該取付ブラケツト8の下部に、上下方向揺動自
    在に枢支されたマスト11と、 前記取付ブラケツト8の上部に、上下方向揺動
    自在に枢支されたリンク杆21と、 前記リンク杆21の先端部に、後端部が上下方
    向回動自在に枢支され、前記マスト11の先端部
    に中途部が上下方向回動自在に枢支されて、前方
    に延出するブーム12と、 前記ブーム12の先端部に上下方向回動自在に
    枢支された作業部15と、 前記マスト11とブーム12との間に介在され
    た伸縮自在なブームシリンダ13と、 前記ブーム12と作業部15との間に介在され
    た伸縮自在なシリンダ14とを具備したことを特
    徴とするフロントローダ装置。
JP1985137110U 1985-09-06 1985-09-06 Expired JPH0354192Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985137110U JPH0354192Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985137110U JPH0354192Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6244950U JPS6244950U (ja) 1987-03-18
JPH0354192Y2 true JPH0354192Y2 (ja) 1991-11-28

Family

ID=31040853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985137110U Expired JPH0354192Y2 (ja) 1985-09-06 1985-09-06

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JP (1) JPH0354192Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246602A (en) * 1975-10-07 1977-04-13 Dobson Park Ind Boom device for bucket loader

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5246602A (en) * 1975-10-07 1977-04-13 Dobson Park Ind Boom device for bucket loader

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Publication number Publication date
JPS6244950U (ja) 1987-03-18

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