JP3687950B2 - ブーム装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばホイールローダ等の作業車両に適用されるブーム装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のブーム装置としては、例えば特許第2838251号に記載された逆Zリンク式のものや実開平5−57036号に記載されたリーチ式のものが知られている。
前者のものは、基本的には、車体に俯仰可能に設けられたブームと、車体とブームとの間に設けられてブームを俯仰させるブームシリンダと、ブームに俯仰可能に設けられた作業具と、ブームに回動可能に設けらけれたベルクランクと、作業具とベルクランクとの間に設けられたプッシュロッドと、車体とベルクランクとの間に設けられて作業具を俯仰させる作業具シリンダと、から構成されている。
【0003】
後者のものは、基本的には、車体に前後傾倒可能に設けられたリーチガイドと、車体とリーチガイドとの間に設けられてリーチガイドを前後傾倒させるリーチシリンダと、リーチガイドに俯仰可能に設けられた第一ベルクランクと、第一ベルクランクと車体との間に設けられて車体とリーチガイドと第一ベルクランクとで平行クランク機構を為す第一テンションロッドと、第一ベルクランクに俯仰可能に設けられたブームと、車体とブームとの間に設けられてブームを俯仰させるブームシリンダと、ブームに俯仰可能に設けられた第二ベルクランクと、第二ベルクランクと第一ベルクランクとの間に設けられて第一ベルクランクとブームと第二ベルクランクとで平行クランク機構を為す第二テンションロッドと、第二ベルクランクに俯仰可能に設けられた作業具と、第二ベルクランクと作業具との間に設けられて作業具を俯仰させる作業具シリンダと、から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この様なものは、夫々一長一短があり、大きい掘削力を確保しながら、高積み作業や掻き上げ作業やホッパ等への投入作業が容易に行なえなかった。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、大きい掘削力を確保しながら、高積み作業や掻き上げ作業やホッパ等への投入作業が容易に行なえる様にしたブーム装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のブーム装置は、基本的には、車体に前後傾倒可能に設けられたリーチガイドと、車体とリーチガイドとの間に設けられてリーチガイドを前後傾倒させるリーチシリンダと、リーチガイドに俯仰可能に設けられたアームと、車体とアームとの間に設けられて車体とリーチガイドとアームとで四節リンクを為すテンションバーと、リーチガイドに俯仰可能に設けられたブームと、車体とブームとの間に設けられてブームを俯仰させるブームシリンダと、ブームに俯仰可能に設けられた作業具と、ブームに回動可能に設けられたベルクランクと、作業具とベルクランクとの間に設けられたプッシュロッドと、アームとベルクランクとの間に設けられて作業具を俯仰させる作業具シリンダと、から構成した事に特徴が存する。
【0006】
リーチシリンダが作動されると、車体に対してリーチガイドが前後傾倒され、ブームを介して作業具が前後動される。
ブームシリンダが作動されると、リーチガイドに対してブームが俯仰され、作業具が上下動される。
作業具シリンダが作動されると、ベルクランク及びプッシュロッドを介して作業具がブームに対して俯仰される。
逆Zリンク式ブーム装置を車体に対してリーチできる様にしたので、掬い込みが行ない易く、掻き上げ時のダンプ角が確保でき、前方に配管類がない為に安全であり、構造が簡単で重量物が前方にない為にバランスが良い、というリーチ式ブーム装置の利点を生かしつつ、大きい掘削力を確保し、高積み、掻き上げ作業、ホッパ等への投入が容易に行える。
【0007】
車体とリーチガイドとアームとテンションロッドは、非平行クランク機構であるのが好ましい。この様にすると、アームと作業具シリンダの枢結点が適宜変化され、作業具がどの様な位置になっても適切な姿勢を採る事ができる。
【0008】
ブームは、リーチガイドにアームと同軸状に俯仰可能に設けられるのが好ましい。この様にすれば、ブームとリーチガイドの枢結点とリーチガイドとアームの枢結点とを同軸にできるので、合理的である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のブーム装置の概要を示す斜視図。図2は、作動状態を示す側面図である。
【0010】
ブーム装置1は、リーチガイド2、リーチシリンダ3、アーム4、テンションバー5、ブーム6、ブームシリンダ7、作業具8、ベルクランク9、プッシュロッド10、作業具シリンダ11とからその主要部が構成されて居り、ホイールローダ等の作業車両50に適用される。
【0011】
作業車両50は、車体51と、これの前後に設けられた車輪を含む走行装置52と、車体51の前側に設けられたブーム装置1とを備えている。
【0012】
リーチガイド2は、車体51に前後傾倒可能に設けられたもので、この例では、左右一対のものにしてあり、下端(基端)が車体51に横軸(左右方向軸)12に依り枢結されている。
【0013】
リーチシリンダ3は、車体51とリーチガイド2との間に設けられてリーチガイド2を前後傾倒させるもので、この例では、左右一対のものにしてあり、テール側が車体51に横軸13に依り枢結されていると共に、ロッド側がリーチガイド2の中程に横軸14に依り枢結されている。
【0014】
アーム4は、リーチガイド2に俯仰可能に設けられたもので、この例では、左右一対のものにしてあり、その中程がリーチガイド2の上端(先端)に横軸15に依り枢結されている。アーム4は、左右一対のリンク16と、これらの前端同士を連結する連結材17と、これの左右中程に前向きに突設された支板18とを備え、連結材17の箇所が横軸15に依りリーチガイド2に枢結されている。
【0015】
テンションバー5は、車体50とアーム4との間に設けられて車体50とリーチガイド2とアーム4とで四節リンクを為すもので、この例では、左右一対のものにしてあり、リーチガイド2の後方に配置され、下端(基端)が車体50に横軸19に依り枢結されていると共に、上端(先端)がアーム4の後端(つまりアーム4のリンク16の後端)に横軸20に依り枢結されている。
而して、車体50とリーチガイド2とアーム4とテンションバー5は、非平行クランク機構となる四節リンクを為し、所謂横軸19,12,15,20を結ぶ仮想四辺形が非平行四辺形を為している。
【0016】
ブーム6は、リーチガイド2にアーム4と同軸状に俯仰可能に設けられたもので、この例では、左右一対のものにしてあり、後端(基端)がリーチガイド2の上端(先端)に横軸15に依り枢結されている。
ブーム6の中程には、クロスメンバ21が設けられて居り、これは、左右のブーム6の中程同士を連結する連結材22と、これの左右中程に前向きに突設された支板23とを備えている。
【0017】
ブームシリンダ7は、車体50とブーム6との間に設けられてブーム6を俯仰させるもので、この例では、左右一対のものにしてあり、リーチガイド2の前方に配置され、テール側が車体50に横軸24に依り枢結されていると共に、ロッド側がブーム6の後寄りに横軸25に依り枢結されている。
而して、車体50とリーチガイド2とアーム4とブームシリンダ7は、非平行クランク機構となる四節リンクを為し、所謂横軸24,12,15,25を結ぶ仮想四辺形が非平行四辺形を為している。
【0018】
作業具8は、ブーム6に俯仰可能に設けられたもので、この例では、バケットにしてあり、後側下部がブーム6の前端(先端)に横軸26に依り枢結されている。
【0019】
ベルクランク9は、ブーム6に回動可能に設けられたもので、この例では、中程がブーム6の中程に横軸27に依り枢結されている。つまり、ベルクランク9の中程は、クロスメンバ21の支板23の前端(先端)に横軸27に依り枢結されている。
【0020】
プッシュロッド10は、作業具8とベルクランク9との間に設けられたもので、この例では、前端(先端)が作業具8の後側上部に横軸28に依り枢結されていると共に、後端(基端)がベルクランク9の下端に横軸29に依り枢結されている。
【0021】
作業具シリンダ11は、アーム4とベルクランク9との間に設けられて作業具8を俯仰させるもので、この例では、テール側がアーム4の前端(つまりアーム4の支板18の前端)に横軸30に依り枢結されていると共に、ロッド側がベルクランク9の上端に横軸31に依り枢結されている。
【0022】
ベルクランク9とプッシュロッド10と作業具シリンダ11は、逆Z型を為して居り、ブーム6より前側は、作業具シリンダ11のテール側の取付位置を除き、通常の逆Zリンク式ブーム装置と同様の構造を呈している。
【0023】
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
リーチシリンダ3が作動されると、車体50に対してリーチガイド2が前後傾倒され、ブーム6を介して作業具8が前後動される。
ブームシリンダ7が作動されると、リーチガイド2に対してブーム6が俯仰され、作業具8が上下動される。
作業具シリンダ11が作動されると、ベルクランク9及びプッシュロッド10を介して作業具8がブーム6に対して俯仰される。
図2に於て、実線は最小リーチ・地上水平状態、二点鎖線は最大リーチ状態、一点鎖線は最大リーチ・作業具ダンプ状態を夫々示している。
【0024】
逆Zリンク式ブーム装置とリーチ式ブーム装置を組合せ、逆Zリンク式ブーム装置を車体50に対して前後方向にリーチできる様にしたので、掬い込みが行ない易く、掻き上げ時のダンプ角が確保でき、前方に配管類がない為に安全であり、構造が簡単で重量物が前方にない為にバランスが良い、というリーチ式ブーム装置の利点を生かしつつ、大きい掘削力を確保し、高積み、掻き上げ作業、ホッパ等への投入が容易に行える。
【0025】
尚、ブーム6は、先の例では、リーチガイド2にアーム4と同軸(横軸15)状に俯仰可能に設けたが、これに限らず、例えばリーチガイド2に横軸15とは別の横軸に依り枢結しても良い。
作業具8は、先の例では、バケットであったが、これに限らず、例えばフォーク等でも良い。
【0026】
【発明の効果】
以上、既述した如く、本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) リーチガイド、リーチシリンダ、アーム、テンションバー、ブーム、ブームシリンダ、作業具、ベルクランク、プッシュロッド、作業具シリンダとで構成し、とりわけブーム、ブームシリンダ、作業具、ベルクランク、プッシュロッド、作業具シリンダとから成る逆Zリンク式ブーム装置に、リーチガイドとリーチシリンダとアームとプッシュロッドとを追加し、逆Zリンク式ブーム装置を車体に対してリーチできる様にしたので、大きい掘削力を確保し、高積み、掻き上げ作業、ホッパ等への投入が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブーム装置の概要を示す斜視図。
【図2】作動状態を示す側面図。
【符号の説明】
1…ブーム装置、2…リーチガイド、3…リーチシリンダ、4…アーム、5…テンションロッド、6…ブーム、7…ブームシリンダ、8…作業具、9…ベルクランク、10…プッシュロッド、11…作業具シリンダ、12,13,14,15,19,20,24,25,26,27,28,29,30,31…横軸、16…リンク、17,22…連結材、18,23…支板、21…クロスメンバ、50…作業車両、51…車体、52…走行装置。

Claims (1)

  1. 車体に前後傾倒可能に設けられたリーチガイドと、車体とリーチガイドとの間に設けられてリーチガイドを前後傾倒させるリーチシリンダと、リーチガイドに俯仰可能に設けられたアームと、車体とアームとの間に設けられて車体とリーチガイドとアームとで四節リンクを為すテンションバーと、リーチガイドに俯仰可能に設けられたブームと、車体とブームとの間に設けられてブームを俯仰させるブームシリンダと、ブームに俯仰可能に設けられた作業具と、ブームに回動可能に設けられたベルクランクと、作業具とベルクランクとの間に設けられたプッシュロッドと、アームとベルクランクとの間に設けられて作業具を俯仰させる作業具シリンダと、から構成し、アームは、前向きに突設された支板を備え、作業具シリンダは、アームの支板とベルクランクとの間に設けられ、車体とリーチガイドとアームとテンションロッドは、非平行クランク機構である事を特徴とするブーム装置。
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