JP5982126B2 - 作業機械 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、移動式クレーン等、走行体に対して旋回、起伏および伸縮が可能なブームを備えた作業機械に関するものである。
従来、この種の作業機械としては、例えば移動式クレーン等、走行体に対して旋回、起伏および伸縮が可能なブームを備えている。この作業機械では、作業機械の周囲に位置する物や構造体にブームの先端部が接触することを防止するため、ブームの先端部の水平方向の移動可能な範囲に対して、ブームの先端部の移動を制限する領域である移動制限領域を設定する移動制限領域設定手段と、ブームの先端部が移動制限領域設定手段によって設定された移動制限領域に侵入するとブームの駆動を停止する駆動停止手段と、を備えたものが知られている(例えば、引用文献1参照)。
前記作業機械では、ブームの先端部が位置可能な最大の作業半径を設定し、設定された作業半径よりも外側を移動制限領域として設定している。このため、ブームに吊り下げる吊荷の荷取り位置が移動制限領域に位置する場合には、荷取りを行う度に移動制限領域の設定を解除してブームに吊荷を吊り下げ、その後移動制限領域を設定する操作を行わなければならず、作業効率が低下する。
前記移動制限領域の設定と設定の解除の繰り返しを防止可能な作業機械として、ブームの旋回中心の前面側、後面側および左右両側面側に位置する平面状の垂直面をそれぞれ設定し、垂直面によって囲まれた範囲外を移動制限領域として設定するようにしたものがある。
実開平5−77191号公報
前記平面状の垂直面によって囲まれた範囲外を移動制限領域として設定する作業機械では、移動制限領域外の隣り合う垂直面の交点の近傍にブームの先端部が位置する状態でブームを旋回させると、わずかな旋回角度でブームの先端部が移動制限領域に位置してしまうため、クレーン作業を継続するために頻繁にブームの起伏角度やブームの伸縮長さを変更しなければならず、作業効率が低下する。
本発明の目的とするところは、移動制限領域の設定と設定の解除を繰り返しやブームの起伏角度や伸縮長さの変更を繰り返し行うことなく移動制限領域外でのクレーン作業を可能として、作業効率の向上を図ることのできる作業機械を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、走行体に対して旋回および起伏が可能に設けられるとともに、伸縮が可能なブームを備えた作業機械であって、ブームの先端部の水平方向の移動可能な範囲に対して、ブームの先端部の移動を制限する領域である移動制限領域を設定する移動制限領域設定手段を備え、移動制限領域設定手段は、ブームの旋回方向に複数の基準点を設定可能な基準点設定手段を有し、基準点設定手段によって設定された複数の基準点の中で、ブームの旋回方向に隣り合う基準点間を接続する複数の境界線によって移動制限領域を設定し、一部の境界線は、ブームの旋回方向に隣り合う基準点間を結ぶ直線よりもブームの旋回中心から離れる方向に張り出す円弧状に設定され、円弧状に設定された境界線は、直線状の境界線に切り替えることが可能である。
これにより、ブームの先端部が移動制限領域外の基準点の近傍に位置する状態でブームを旋回させた場合に、ブームの先端部を移動制限領域に位置させることなく境界線に沿って移動させることが可能となることから、ブームを旋回させる際にブームの起伏角度や伸縮長さを変更する操作を行うことなくブームの先端部が移動制限領域外の領域を移動する。
本発明によれば、ブームを旋回させる際にブームの起伏角度や伸縮長さを変更する操作を行うことなくブームの先端部を移動制限領域外の領域を移動させることができるので、ブームの起伏角度や伸縮長さを変更する操作の回数を低減することが可能となり、クレーン作業の作業効率の向上を図ることが可能となる。
本発明の一実施形態を示す移動式クレーンの側面図である。 過負荷防止装置の制御系を示すブロック図である。 過負荷防止装置の操作入力部および表示部を示す図である。 可動範囲設定画面を表示させた表示部を示す図である。 移動制限領域を説明する図である。 移動制限領域設定画面を表示させた表示部を示す図である。 異なる作業半径の基準点同士を接続する円弧状の境界線を示す図である。 ブーム動作規制処理のフローチャートである。 本発明の他の移動制限領域の例を示す図である。 本発明の他の移動制限領域の例を示す図である。 ブームの旋回動作時における減速動作のその他の例を示す図である。 ブームの旋回動作時における減速動作のその他の例を示す図である。
図1乃至図8は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明の作業機械としての移動式クレーン1は、図1に示すように、走行する車両10と、クレーン装置20と、を備えている。
車両10は、車輪11を有し、エンジンを動力源として走行する。また、車両10の前側および後側の左右両側には、クレーン作業時に車両10の転倒を防止するとともに、車両10を安定的に支持するためのアウトリガ12が設けられている。アウトリガ12は、図示しないジャッキシリンダで伸長させて下端を接地させることにより使用される。
クレーン装置20は、車両10の前後方向略中央部に水平面上を旋回可能に設けられた旋回台21と、旋回台21に対して起伏可能に設けられるとともに、伸縮可能に設けられたブーム22と、ブーム22の先端側から垂下されるワイヤロープ23と、ワイヤロープ23の巻き込みまたは繰り出しを行うためのウインチ24と、旋回台21の前側に設けられ、車両10の走行およびクレーン装置20による作業に関する操作を行うためのキャビン25と、を備えている。
旋回台21は、ボールベアリング式またはローラベアリング式の旋回サークル21aを介して車両10に対して旋回自在に設けられ、図示しない油圧式の旋回モータによって旋回する。
ブーム22は、複数のブーム部材からなり、各ブーム部材の内部に先端側に隣り合うブーム部材が収納可能なテレスコープ式に構成されている。最基端側のブーム部材22aの内部には、図示しない油圧式の伸縮シリンダが設けられ、伸縮シリンダの伸縮によってブーム22が伸縮する。ブーム部材22aは、基端部が旋回台21のブラケット21bに揺動自在に連結されている。ブーム部材22aとブラケット21bとの間には、起伏シリンダ22bが連結されており、起伏シリンダ22bの伸縮動作によってブーム22が起伏する。
ワイヤロープ23は、ブーム22に沿って延びるように設けられ、先端側にフックブロック23aが設けられている。フックブロック23aには、吊荷を係止可能であり、フックブロック23aに係止された吊荷がブーム22の先端部から吊り下げられる。
ウインチ24は、ワイヤロープ23を巻き掛けるためのドラム24aを有し、ドラム24aが図示しない油圧式のウインチモータによって正逆回転可能に構成されている。
キャビン25は、旋回台21上のブラケット21bの側方に設けられ、旋回台21と共に旋回する。
また、移動式クレーン1は、ブーム22の先端部に作用する荷重が、アウトリガ12の張り出し幅や、旋回台21の旋回角度、ブーム22の起伏角度および伸縮長さ等の作業条件に応じた定格荷重を超えた状態であるいわゆる過負荷の状態となることを防止するための過負荷防止装置30を備えている。ここで、旋回台21の旋回の際には、旋回台21の上面に設けられたブーム22が旋回台21と共に旋回することから、以降、旋回台21の旋回をブーム22の旋回と表記する。
過負荷防止装置30は、図2に示すように、CPU、ROM、RAM等から構成されるコントローラ31を有している。コントローラ31は、入力側に接続された装置からの入力信号を受信すると、CPUが、入力信号に基づいてROMに記憶されたプログラムを読み出すとともに、入力信号によって検出された状態をRAMに記憶したり、出力側に接続された装置に出力信号を送信したりする。
コントローラ31の入力側には、図2に示すように、使用者によってブーム22の移動範囲を制限する設定が可能な操作入力部32と、ブーム22の伸縮長さを検出するための伸縮長さ検出器33と、ブーム22の起伏角度を検出するための起伏角度検出器34と、ブーム22の旋回角度を検出するための旋回角度検出器35と、が接続されている。
コントローラ31の出力側には、図2に示すように、設定状態の表示や実際のブーム22の状態を表示可能な液晶ディスプレイ等の表示部36と、ブーム22を右方向に旋回させる際に旋回モータに供給する作動油の流量を調整するための旋回右比例弁37と、ブーム22を左方向に旋回させる際に旋回モータに供給する作動油の流量を調整するための旋回左比例弁38と、ブーム22を伏せる方向に動作させる際に起伏シリンダ22bに供給する作動油の流量を調整するための起伏伏せ比例弁39と、ブーム22を伏せる動作の際に起伏シリンダ22bに供給する作動油およびブーム22を伸長させる動作の際に伸縮シリンダに供給する作動油の流通を遮断するためのベントソレノイド40と、が接続されている。
また、過負荷防止装置30では、移動式クレーン1の周囲に位置する物や構造体にブーム22が接触することを防止するため、揚程制限、作業半径制限、ブーム22の起伏角度上限、ブーム22の起伏角度下限、ブーム22の左旋回角度制限およびブーム22の右旋回角度制限のそれぞれの設定が可能である。
動作制限の設定は、まず、図3に示す基本画面が表示部36に表示された状態で操作入力部32の範囲制限ボタン32aを操作し、図4に示す可動範囲設定画面を表示させる。可動範囲設定画面では、揚程制限入力部36a、作業半径制限入力部36b、起伏角度上限入力部36c、起伏角度下限入力部36d、左旋回角度制限入力部36e、右旋回角度制限入力部36fのいずれかにカーソルを移動させ、各動作について動作制限の設定作業を行う。動作制限の設定状態は、図3の動作制限表示部36gに表示される。動作制限表示部36gは、動作毎にLED等の発光素子からなる表示ランプ36hを有している。表示ランプ36hは、消灯している状態で動作制限が未設定であることを示し、点灯している状態で動作制限が設定されていることを示し、点滅している状態で動作制限の範囲でブーム22が停止していることを示している。
さらに、過負荷防止装置30では、移動式クレーン1の周囲に位置する物や構造体にブーム22が接触することを防止するため、ブーム22の先端部の移動可能な全範囲に対して、ブーム22の先端部の高さ位置にかかわらず、ブーム22の先端部の水平方向の移動を制限する領域である移動制限領域Aが設定可能である。
移動制限領域Aは、図5に示すように、境界線Bによって囲まれたブーム22の先端部の移動可能な範囲である可動領域Cの外側に構成される。移動制限領域Aは、ブーム22の旋回方向に4点の基準点D1〜D4を設定し、ブーム22の旋回方向に隣り合う基準点D1〜D4を直線状または円弧状の境界線Bによって接続することによって構成される。
また、可動領域Cには、図5に示すように、所定の幅寸法を有し、境界線Bに沿って延びる減速領域C1が設けられている。減速領域C1は、移動制限領域Aの近傍にブーム22の先端部が位置する場合に、ブーム22の先端部の移動速度を低下させるための領域である。
移動制限領域Aの設定は、図4に示す可動範囲設定画面が表示部36表示された状態で操作入力部32のF2ボタン32bを操作することにより、図6に示す移動制限領域設定画面を表示させ、移動制限領域Aの設定作業を行う。
移動制限領域は、使用者がブーム22を旋回させながら、各基準点を時計回りに順に設定することによって、設定される。このとき、図6の移動制限領域設定画面には、実際のブーム22の作業半径、および、車両の10の前方を基準(0°)としたブーム22の右方向の旋回角度が表示され、表示されたブーム22の状態に基づいて各基準点D1〜D4を設定する。
各基準点D1〜D4は、ブーム22の旋回角度が、0°〜90°、90°〜180°、180°〜270°、270°〜360°の範囲にそれぞれ1点のみ設定可能である。このとき、各基準点D1〜D4は、減速領域C1を確保するために、作業半径が所定距離以上(例えば、3m以上)の時に設定可能とする。また、各基準点D1〜D4は、減速領域C1を確保するため、および、強制停止後のブーム22の復帰動作が可能なように、ブーム22の旋回角度が0°、90°、180°、270°の前後所定角度以外の旋回角度において設定可能とする。
具体的に説明すると、例えば、使用者は、ブーム22の先端部を0°〜90°の範囲内に移動させ、操作入力部32のセットボタン32cを操作することによって第1基準点D1を設定する。次に、使用者は、ブーム22の先端部を90°〜180°の範囲内に移動させ、セットボタン32cを操作することによって第2基準点D2を設定する。さらに、使用者は、ブーム22の先端部を180°〜270°の範囲内に移動させ、セットボタン32cを操作することによって第3基準点D3を設定する。最後に、使用者は、ブーム22の先端部を270°〜360°の範囲内に移動させ、セットボタン32cを操作することによって第4基準点D4を設定する。
各基準点D1〜D4の設定中には、移動制限領域設定画面の実際のブーム22の先端部の位置に対応する部分が点滅表示され、セットボタン32cの操作によって点灯表示となる。また、第1〜第4基準点D1〜D4の全ての設定が完了した後、ブーム22の先端部をいずれかの範囲に旋回させ、セットボタン32cを操作すると、実際のブーム22の先端部の位置に対応する部分が点滅表示され、再設定可能な状態となる。この状態で、ブーム22を旋回、起伏または伸縮させてセットボタン32cを操作すると、基準点D1〜D4の再設定が完了する。全ての基準点D1〜D4を設定し直すには、操作入力部32のクリアボタン32dを操作することによって第1〜第4基準点D1〜D4の設定が解除され、全ての基準点D1〜D4を改めて設定することが可能となる。
使用者が各基準点D1〜D4を設定すると、第1基準点D1と第2基準点D2との間および第3基準点D3と第4基準点D4との間には、図5に示すように、直線状に境界線Bが設定される。また、第4基準点D4と第1基準点D1との間および第2基準点D2と第3基準点D3との間には、図5に示すように、第4基準点D4と第1基準点D1との間および第2基準点D2と第3基準点D3との間を結ぶ直線B1よりもブームの旋回中心から離れる方向に張り出す円弧状に境界線Bが設定される。このようにして、車両10の幅方向両側には、直線状に境界線Bが設定され、車両10の前後両側には、円弧状に境界線Bが設定される。
移動制限領域設定画面には、図6に示すように、円弧状の境界線Bが設定されていることを直線状の境界線Bと識別可能なように、円弧設定表示36iを表示する。
また、例えば、ブーム22の旋回角度が90°〜180°の範囲内において第1基準点D1を設定した場合には、車両10の前後両側に直線状の境界線Bが設定され、車両10の幅方向両側に円弧状の境界線Bが設定される。
第4基準点D4と第1基準点D1との間および第2基準点D2と第3基準点D3との間の境界線Bは、操作入力部32の操作によって直線状の境界線Bとすることも可能である。
また、円弧状の境界線Bは、ブーム22の旋回中心から第4基準点D4までの距離と、ブーム22の旋回中心から第1基準点D1までの距離と、が同一の場合に、ブーム22の旋回中心が中心であり、ブーム22の旋回中心から第4基準点D4および第1基準点D1までの距離を半径とした円弧状となる。また、円弧状の境界線Bは、ブーム22の旋回中心から第2基準点D2までの距離と、ブーム22の旋回中心から第3基準点D3までの距離と、が同一の場合に、ブーム22の旋回中心が中心であり、ブーム22の旋回中心から第2基準点D2および第3基準点D3までの距離を半径とした円弧状となる。
また、円弧状の境界線Bは、ブーム22の旋回中心から第4基準点D4までの距離と、ブーム22の旋回中心から第1基準点D1までの距離と、が互いに異なる場合には、図7に示すように、第4基準点D4と、第1基準点D1と、第4基準点D4と第1基準点D1との間に位置する円弧構成点Eと、を通る円弧状となる。円弧構成点Eは、図7に示すように、ブーム22の旋回中心および第4基準点D4を通る直線とブーム22の旋回中心および第1基準点D1を通る直線とがなす角θ1の二等分線上であり、ブーム22の旋回中心からの距離L3が旋回中心と第4基準点D4との距離L1と旋回中心と第1基準点D1との距離L2の平均長さ((L1+L2)/2)である。また、第2基準点D2と第3基準点D3との間に構成される境界線Bについても同様に、第2基準点と、第3基準点と、第2基準点と第3基準点との間に位置する円弧構成点と、を通る円弧状となる。
以上のように構成された作業機械において、移動制限領域Aが設定されている移動式クレーン1では、ブーム22の先端部が可動領域Cの減速領域C1外の範囲で、通常のブーム22の動作が可能である。例えば、ブーム22の先端部が可動領域Cの第1基準点D1の近傍に位置する状態でブーム22を左方向に旋回させると、ブーム22の先端部は、円弧状の境界線Bに沿って第4基準点D4に向かって移動する。
また、移動式クレーン1は、ブーム22の先端部が可動領域Cの減速領域C1に侵入すると、ブーム22の動作速度を低下させ、境界線Bにおいてブーム22の動作を規制する。
このとき、過負荷防止装置30のコントローラ31は、図8に示すように、設定された移動制限領域Aにブーム22の先端部が位置しないように、ブーム22の動作を規制するためのブーム動作規制処理を行う。
(ステップS1)
ステップS1においてCPUは、移動制限領域Aが設定されているか否かを判定する。移動制限領域Aが設定されていると判定した場合にはステップS2に処理を移し、移動制限領域Aが設定されていると判定しなかった場合にはブーム動作規制処理を終了する。
(ステップS2)
ステップS1において移動制限領域Aが設定されていると判定した場合に、ステップS2においてCPUは、ブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置しているか否かを判定する。ブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置していると判定した場合にはステップS3に処理を移し、ブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置していると判定しなかった場合にはステップS4に処理を移す。
(ステップS3)
ステップS2においてブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置していると判定した場合に、ステップS3においてCPUは、ブーム22の動作を規制してブーム動作規制処理を終了する。
このとき、ブーム22の動作の規制は、ブーム22の先端部が可動領域Cから離れる方向の動作のみを規制し、可動領域C側に向かう動作については規制しない。また、ブーム22の動作を規制している際には、ブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置している旨を表示部36に表示する。
(ステップS4)
ステップS2においてブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置していると判定しなかった場合に、ステップS4においてCPUは、ブーム22の先端部が可動領域Cの減速領域C1に位置しているか否かを判定する。ブーム22の先端部が減速領域C1に位置していると判定した場合にはステップS5に処理を移し、ブーム22の先端部が減速領域C1に位置していると判定しなかった場合にはステップS6に処理を移す。
(ステップS5)
ステップS4においてブーム22の先端部が減速領域C1に位置していると判定した場合に、ステップS5においてCPUは、ブーム22の動作速度を減速してステップS2に処理を移す。
(ステップS6)
ステップS4においてブーム22の先端部が減速領域C1に位置していると判定しなかった場合に、ステップS6においてCPUは、ブーム22の動作速度を通常の動作速度としてブーム動作規制処理を終了する。
このように、本実施形態の作業機械によれば、ブーム22の旋回方向に複数の基準点D1〜D4を設定し、ブーム22の旋回方向に隣り合う基準点D1〜D4を接続する境界線Bによって移動制限領域Aを設定し、境界線Bが、ブーム22の旋回方向に隣り合う基準点D1〜D4間を結ぶ直線B1よりもブーム22の旋回中心から離れる方向に張り出す円弧状に設定可能である。これにより、ブーム22を旋回させる際にブーム22の起伏角度や伸縮長さを変更する操作を行うことなく、ブーム22の先端部を可動領域C内で移動させることが可能となり、クレーン作業の作業効率の向上を図ることが可能となる。
また、移動制限領域Aは、直線状の境界線Bと円弧状の境界線Bとから構成されている。これにより、直線状の境界線Bを設定することにより、確実に車両の周囲に位置する物や構造体対するブーム22の接触を防止することができるとともに、円弧状の境界線Bを設定することによってクレーン作業の作業効率の向上を図ることが可能となる。
また、ブーム22の旋回方向に隣り合う境界線Bは、一方が円弧状であり、他方が直線状である。これにより、ブーム22の先端部が直線状の境界線Bから離れる方向に移動する際に、ブーム22の起伏角度や伸縮長さの変更の操作の必要がなく、クレーン作業の作業効率の向上を図ることが可能となる。
また、ブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置したことを検出した場合に、ブーム22の動作を規制するようにしている。これにより、ブーム22の先端部が可動領域Cから離れる方向に使用者が操作した場合に、ブーム22の動作を規制することが可能となることから、クレーン作業の安全性の向上を図ることが可能となる。
また、ブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置したことを検出した場合に、ブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置している旨を表示部36に表示している。これにより、使用者に対して確実にブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置していることを報知することができるので、クレーン作業の安全性の向上を図ることが可能となる。
また、可動領域Cの境界線Bに沿って所定の幅寸法の減速領域C1を設け、ブーム22の先端部が減速領域C1に位置したことを検出した場合に、通常のブーム22の動作速度よりも動作速度を低下させている。これにより、ブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置した場合にブーム22の動作が急に停止することを防止することができるので、クレーン作業の安全性の向上を図ることが可能となる。
また、基準点D1〜D4は、伸縮長さ検出器33、起伏角度検出器34および旋回角度検出器35から得られるブーム22の先端部の位置を基準点として設定可能である。これにより、使用者が実際にブーム22を移動させ、そのときのブーム22の先端部の位置を基準点として設定することができるので、移動制限領域Aを正確に設定することができ、クレーン作業の安全性の向上を図ることが可能となる。
また、基準点D1〜D4は、ブーム22を旋回させながらブーム22の旋回方向一方に向かって順に設定される。これにより、基準点D1〜D4の設定作業が容易となり、クレーン作業の作業効率の向上を図ることが可能となる。
前記実施形態では、ブーム22の旋回方向に4点の基準点D1〜D4を設定して移動制限領域Aを設定するようにしたものを示したが、3点以下や5点以上の基準点を設定して移動制限領域Aを設定するようにしてもよい。例えば、図9に示すように、ブーム22の旋回方向に2点の基準点D1,D2を設定し、2点の基準点D1,D2を接続する直線状の境界線Bと円弧状の境界線Bによって移動制限領域Aを設定するようにしてもよい。この場合においても、4点の基準点D1〜D4を設定する場合と同様に、ブーム22を旋回させる際にブーム22の起伏角度や伸縮長さを変更する操作を行うことなく、ブーム22の先端部を可動領域C内で移動させることが可能となり、クレーン作業の作業効率を向上させることが可能となる。
また、前記実施形態の移動式クレーン1において、境界線Bを直線状とする設定を行い、ブーム22の旋回方向に2点の基準点D1,D2を設定すると、図10に示すように、2点の基準点D1,D2を通過する直線状の境界線Bの一方を移動制限領域Aとして設定することが可能である。
前記実施形態では、ブーム22の先端部が減速領域C1に位置したときに、ブーム22の動作速度を減速させるようにしたものを示したが、これに限られるものではない。図11および図12は、ブーム22の旋回動作時における減速動作のその他の例を示す図である。
図11(a)の一点鎖線Xは、ブーム22の先端部が、ブーム22の旋回動作によって、可動領域Cの減速領域C1外から減速領域C1に移動し、その後、可動領域Cの減速領域C1外に移動するブーム22の先端部の移動軌跡を示している。
図11(b)は、図11(a)に示すブーム22の旋回動作時におけるブーム22の動作速度を示している。ブーム22の先端部は、可動領域Cを通常の動作速度で移動するが、減速領域C1の近傍において減速を開始し(図11の点E)、可動領域Cの減速領域C1との境界線において所定の速度まで減速する(図11の点F)。また、ブーム22の先端部の移動速度は、可動領域Cの減速領域C1外に移動しても所定の速度まで減速した状態を維持する。図11の点Gにおいてブーム22の動作を停止して再びブーム22を動作させると、通常の動作速度となる。
また、図12(a)の一点鎖線Yは、ブーム22の先端部が、ブーム22旋回動作によって、可動領域Cの減速領域C1外から減速領域C1に移動し、その後、移動制限領域Aに移動する操作に対するブーム22の先端部の移動軌跡を示している。
図12(b)は、図12(a)に示すブーム22の旋回動作時におけるブーム22の動作速度を示している。ブーム22の先端部は、可動領域Cを通常の動作速度で移動するが、減速領域C1の近傍において減速を開始し(図12の点E)、可動領域Cの減速領域C1との境界線において所定の速度まで減速する(図12の点F)。また、減速領域C1を移動するブーム22の先端部の移動速度は、境界線Bの近傍において減速を開始し、境界線B上で停止する(図12の点G)。
これにより、ブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置した場合にブーム22の動作が急に停止することを防止することができるので、クレーン作業の安全性の向上を図ることが可能となる。
図11および図12では、例として、ブーム22の旋回動作時におけるブーム22の動作速度について説明したが、ブーム22の起伏動作時においても同様の減速動作を行う。
また、可動領域Cにおいてブーム22の動作速度の減速を開始するタイミングは、減速領域C1からの距離を算出し、算出した距離に基づいて減速を開始するようにすればよい。
また、前記実施形態では、可動領域Cを移動するブーム22の先端部が移動制限領域Aに位置した場合に、ブーム22の先端部の可動領域Cから離れる方向への移動を規制するようにしているが、これに限られるものではない。例えば、可動領域Cの境界線Bに沿って回避動作領域を設け、ブーム22の先端部が可動領域Cを移動している状態で、ブーム22の先端部が回避動作領域に位置する場合に、コントローラ31によってブーム22の先端部の移動制限領域Aへの侵入を回避する動作(ブーム22を起こす動作、ブーム22短縮させる動作)を行うようにしてもよい。これにより、ブーム22の動作を停止させることなく、クレーン作業を継続させることができるので、クレーン作業の作業効率の向上を図ることが可能となる。
また、前記実施形態では、実際にブーム22を旋回させた位置で基準点D1〜D4を設定するものを示したが、ブーム22を旋回させることなく、基準点D1〜D4に対応するブーム22の作業半径や旋回角度を操作入力部32によって直接入力することにより基準点D1〜D4を設定するようにしてもよい。
また、前記実施形態では、ブーム22を旋回させながら時計回りに順に基準点D1〜D4を設定するようにしたものを示したがブーム22を旋回させながら反時計回りに順に基準点D1〜D4を設定してもよい。このとき、基準点D1〜D4の設定は、ブーム22の旋回方向の一方に順に行えばよく、ブーム22の実際の旋回動作の方向が対応付けられているものではないため、基準点D1〜D4の設定中にブーム22を旋回方向の他方に旋回させることも可能である。
また、前記実施形態では、第1基準点D1と第2基準点との間および第3基準点と第4基準点との間を直線状に境界線Bを設定し、第4基準点D4と第1基準点D1との間および第2基準点D2と第3基準点D3との間を円弧状に境界線Bを設定するものを示したが、これに限られるものではない。本発明では、例えば、ブーム22の旋回方向に隣り合う基準点間を結ぶ4本の境界線Bのうち、一本の境界線Bのみを円弧状に設定するものや、3本の境界線Bを円弧状に設定するものが含まれる。すなわち、本発明では、複数の境界線Bによって移動制限領域Aが構成されている場合に、少なくとも一本の境界線Bが円弧状に設定されるものが含まれる。
また、前記実施形態では、本発明を移動式クレーン1に適用したものを示したが、これに限られるものではない。走行体に対して旋回、起伏および伸縮が可能なブームを備えた作業機械であれば、例えば、ブームの先端にバケットが設けられた高所作業車に本発明を適用することが可能である。
1…移動式クレーン、10…車両、20…クレーン装置、22…ブーム、30…過負荷防止装置、31…コントローラ、32…操作入力部、33…伸縮長さ検出器、34…起伏角度検出器、35…旋回角度検出器、36…表示部、37…旋回右比例弁、38…旋回左比例弁、39…起伏伏せ比例弁、40…ベントソレノイド、A…移動制限領域、B…境界線、C…可動領域、C1…減速領域、D1〜D4…第1〜第4基準点、E…円弧構成点。

Claims (9)

  1. 走行体に対して旋回および起伏が可能に設けられるとともに、伸縮が可能なブームを備えた作業機械であって、
    ブームの先端部の水平方向の移動可能な範囲に対して、ブームの先端部の移動を制限する領域である移動制限領域を設定する移動制限領域設定手段を備え、
    移動制限領域設定手段は、ブームの旋回方向に複数の基準点を設定可能な基準点設定手段を有し、基準点設定手段によって設定された複数の基準点の中で、ブームの旋回方向に隣り合う基準点間を接続する複数の境界線によって移動制限領域を設定し、
    一部の境界線は、ブームの旋回方向に隣り合う基準点間を結ぶ直線よりもブームの旋回中心から離れる方向に張り出す円弧状に設定され、
    円弧状に設定された境界線は、直線状の境界線に切り替えることが可能である
    ことを特徴とする作業機械。
  2. 移動制限領域は、直線状の境界線と円弧状の境界線とから構成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の作業機械。
  3. 基準点を偶数個設定した場合におけるブームの旋回方向に隣り合う境界線は、一方が円弧状であり、他方が直線状である
    ことを特徴とする請求項2に記載の作業機械。
  4. ブームの旋回中心に対するブームの先端部の水平方向の位置を検出する位置検出手段と、
    位置検出手段によってブームの先端部が移動制限領域に位置することを検出した場合に、ブームの動作を規制する動作規制手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の作業機械。
  5. ブームの旋回中心に対するブームの先端部の水平方向の位置を検出する位置検出手段と、
    位置検出手段によってブームの先端部が移動制限領域に位置することを検出した場合に、ブームの先端部が移動制限領域であることを報知する報知手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の作業機械。
  6. ブームを駆動させる際に使用者が操作する操作部と、
    ブームの旋回中心に対するブームの先端部の水平方向の位置を検出する位置検出手段と、
    位置検出手段によってブームの先端部が移動制限領域外の境界線近傍に位置していることを検出した場合に、操作部の移動制限領域の方向への操作にかかわらずブームの先端部を移動制限領域外の境界線に沿って移動させるブーム移動手段と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の作業機械。
  7. 移動制限領域外の境界線に沿って延びる所定の幅寸法の減速領域を設け、
    位置検出手段によってブームの先端部が減速領域に位置することを検出した場合に、ブームの先端部の移動速度を減速領域外における移動速度よりも低下させる減速手段を備えた
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の作業機械。
  8. 基準点設定手段は、位置検出手段によって検出されたブームの先端部の位置を基準点として設定可能である
    ことを特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の作業機械。
  9. 基準点設定手段は、各基準点を、ブームを旋回させながらブームの旋回方向一方に向かって順に各基準点を設定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の作業機械。
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