JP6584044B1 - 仮設用衝撃吸収冶具 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が落下するなどして支柱等を介して大きな衝撃力が加わった場合でも作業者が受けるダメージを小さく抑えることが可能な仮設用衝撃吸収冶具を提供する。【解決手段】本発明の仮設用衝撃吸収冶具1は、仮設足場の床板等を構成する板材に固定されるクランプ2と、クランプ2に連結された状態で支柱10の下端10aに取り付けられる連結金具3を備えており、クランプ2には、上面2aに連結金具3が雄ネジとナット12aを用いて固定され、側面2bに設けられた一対のボルト孔には締結用ボルト9がそれぞれ螺入されている。【選択図】図1

Description

本発明は、高所作業が行われる現場において、作業者の命綱が繋留される親綱や手摺を設置するための支柱を仮設足場や仮設階段に取り付ける際に用いられる仮設用衝撃吸収冶具に係り、特に、耐衝撃性に優れた仮設用衝撃吸収冶具に関する。
建設現場や工事現場等では、作業者が容易に移動できるように仮設足場が設置されることが多いが、高所作業を伴う場合には、この仮設足場に対して作業者の命綱を繋留するための親綱を設置することが義務付けられている。
通常、親綱を仮設足場に設置する際に使用される支柱は、所定の作業が終了した段階で撤去されるものであるため、仮設足場から容易に取り外すことができる構造でなければならない。その一方で、この支柱は、親綱にある程度の負荷が加わった場合でも容易には外れないような状態で仮設足場に取り付けられていることが必要である。
このような課題に対処するものとしては、例えば、特許文献1に、「親綱支柱」という名称で、建設中の建造物等の鉄骨梁の上やその間に渡された仮設通路沿いに、作業者の命綱を繋留するための親綱を張設する際に用いられる安全性に優れた支柱に関する発明が開示されている。
特許文献1に開示された発明では、支柱本体の下端部に左右一対のクランプ金具が取り付けられている。このクランプ金具は略横向き凹字形の鋼板からなる取付板に、上下の顎部が一体形成された側面視略横向きU字形の鉄鋼製の顎枠が嵌合された状態で溶接により固着され、その上側顎部に締付ねじ軸が上下方向に螺挿された構造となっている。
このような構造の親綱支柱においては、作業者が誤って落下してしまい、親綱支柱に負荷が加わったとしても支柱本体の下端部に取り付けられたクランプ金具が仮設足場から外れ難いという作用を有する。また、作業者の落下に伴って支柱本体に対して捻じる方向へ衝撃力が加わった場合、クランプ金具の取付片が曲がり変形することで、その衝撃力が吸収されるという作用を有する。
また、特許文献2には、「親綱支柱」という名称で、高所建設現場に設置される足場などに親綱を設置する場合に使用される支柱に関する発明が開示されている。
特許文献2に開示された発明では、支柱本体の下部に基礎装着部が設けられている。この基礎装着部は、支柱本体の下端部が差し込まれるパイプ状の支柱ソケットと、この支柱ソケットの両側にそれぞれ溶接により固定された二組のクランプ部材からなり、このクランプ部材が、互いに平行をなすように配置された一対のコ字状フレームと、これらのコ字状フレームによって挟持固定された1個のナット部材と、このナット部材に螺合する1本のクランプボルトと、コ字状フレームの間に突っ張り状態で設けられた連結部材を備えた構造となっている。
このような構造の親綱支柱においては、各クランプ部材を構成している一対のコ字状フレーム相互間がナット部材と連結部材によって強固に連結された中空ブロック体形状をなしているため、軽量でありながら、剛性が高いという作用を有する。
さらに、特許文献3には、「親綱支柱」という名称で、建設工事の安全用仮設具として作業員の安全帯が係合される親綱の支持に用いられる支柱に関する発明が開示されている。
特許文献3に開示された発明では、支柱本体の下端に固定部が取り付けられている。この固定部は、軽金属の押し出し形成材からなり、横方向に張り出すように上あご部及び下あご部が形成され、側面視コ字状の開口部を有し、開口部に差し入れられたH鋼等の梁のフランジを圧着ネジの先端部で押圧する構造となっている。そして、固定部に設けられた支柱本体差し込み部には、支柱本体下部を貫通して、支柱本体と固定部を接続するボルト挿通孔が穿設されている。
このような構造の親綱支柱においては、ボルトや支柱本体が破損し難い。また、支柱本体と固定部が別体として形成されており、部分的に交換が可能となっているため、メンテナンスが容易である。
そして、特許文献4には、「仮設工事用取付金具」という名称で、建築工事や土木工事の際に作業者に装着された命綱を引っ掛ける親綱を支持する支柱などを足場板等に固定する金具に関する発明が開示されている。
特許文献4に開示された取付金具は、親綱支柱の下端に取り付けられるものであり、親綱支柱の下端部に溶接される2枚の取付板と、この2枚の取付板の間に固定される下側補強部材と上側補強部材と、この上側補強部材に上下方向を向いた状態でねじ結合された2本のねじ部材を備えた構造となっている。
このような構造の取付金具においては、大きな曲げ力がねじ部材に直接加わらないため、取付強度が高いという作用を有する。
特開2011−247088号公報 特開2010−95856号公報 特開2007−284941号公報 特開2003−105973号公報
特許文献1に開示された発明では、クランプ金具を構成する取付板が一枚の板材によって形成されていることから、支柱本体に衝撃力が加わった場合、取付片に上下の顎部が取り付けられた箇所に亀裂が生じ、最終的にクランプ金具が破損するおそれがあった。なお、クランプ金具が破損すると、床板を挟持する機能が損なわれるため、クランプ金具が床板から外れてしまう可能性が高い。この場合、支柱本体がクランプ金具ごと仮設足場から脱落することになるため、作業者の安全を確保し得ない。
特許文献2に開示された発明では、基礎装着部の剛性が高いものの、クランプ部材を構成するコ字状フレームが板材の一部を切り欠くようにして形成されたものであることから、作業者の落下に伴って、この基礎装着部に衝撃力が加わった場合、コ字状フレームの切り欠き部に亀裂が生じて、基礎装着部が破損する可能性が高い。基礎装着部が破損すると、クランプ部材によって仮設足場の床板等を挟持する機能が損なわれるため、クランプ部材とともに親綱支柱が足場から脱落してしまうおそれがある。その場合、作業者の安全を確保することは極めて困難である。
特許文献3に開示された発明では、固定部がブロック状の軽金属の押し出し形成材からなり、変形し難い構造であるため、作業者の落下に伴って衝撃力が加わった場合に、固定部の変形によって、その衝撃力が吸収されるという作用は発揮されない。したがって、特許文献3に開示された発明では、落下によって作業者が受けるダメージを低減することができないという課題があった。
特許文献4に開示された発明では、取付板にスリットが形成されていることから、作業者の落下に伴う衝撃力が取付金具に加わった場合に、スリットの部分に亀裂が生じ、取付板が破損してしまう可能性が高い。なお、取付板が破損すると、取付金具が足場板等を挟持する機能が損なわれて、取付金具が足場板等から外れ易くなる。この場合、支柱が足場板等から脱落してしまうおそれがあるため、作業者の安全を確保することが困難となる。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、作業者が落下するなどして支柱等を介して大きな衝撃力が加わった場合でも作業者が受けるダメージを小さく抑えることが可能な仮設用衝撃吸収冶具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1の発明は、仮設階段の踏板や仮設足場の床板を構成する板材に支柱を取り付ける際に用いられる仮設用衝撃吸収冶具であって、板材を挟持するためのクランプと、支柱の下端に取り付けられた連結金具と、クランプの上面に立設された雄ネジと、この雄ネジに取り付けられた第1のナットと、からなり、連結金具は、支柱の下端に対し下方へ突出するように設置されるとともに第1の貫通孔が設けられた矩形状の平板材からなる軸板と、この軸板の第1の貫通孔に挿通された連結用ボルトと、この連結用ボルトに取り付けられた第2のナットと、側面視L字をなし軸板に対して平行をなすように設置された取付部と支柱の長手方向と直交するように設置された連結部を有する一対の連結板と、を備え、一対の連結板は、雄ネジと第1のナットによって連結部がクランプの上面に固定されるとともに、軸板と直交するように第1の貫通孔に挿通された状態の連結用ボルトを挿通可能に第2の貫通孔が取付部に設けられ、連結用ボルトは、軸板の第1の貫通孔と一対の連結板の第2の貫通孔に挿通された状態で第2の貫通孔から突出した部分に第2のナットが取り付けられていることを特徴とするものである。
なお、本発明において、側面視矩形状の平板材には、側面視略矩形状をなす平板材も含まれるとともに、側面視L字をなす連結板には、側面視略L字をなす連結板も含まれるものとする。
上記構造の仮設用衝撃吸収冶具を支柱に取り付けるとともに、仮設階段の踏板や仮設足場の床板を構成する板材をクランプで挟持すると、連結金具を介して支柱が上記板材に固定される。このようにして仮設階段の踏板や仮設足場の床板に設置された支柱は、作業員の命綱が繋留される親綱を取り付けるためのいわゆる「親綱支柱」として利用できる他、2本の支柱の間に板材やパイプ等からなる手摺を架け渡すことで「手摺を設置するための支柱」としても利用できる。
いずれにしても、仮設足場の床板等から作業員が足を踏み外すなどして、親綱や手摺に作業者の体重が急に加わった場合、支柱に対し、床板等がクランプによって挟持された部分を中心として回転させようとする力が働く。
その結果、クランプと連結金具には、連結用ボルトの軸方向に垂直な仮想平面内において支柱を回転させようとする力によって発生する曲げモーメント(図8(a)を用いて後述する第1の曲げモーメント)と、支柱の長手方向と連結用ボルトの軸方向に平行な仮想平面内において支柱を回転させようとする力によって発生する曲げモーメント(図8(b)を用いて後述する第2の曲げモーメント)が発生する。
第1の発明では、軸板と連結板が連結用ボルトの軸方向に直交していることから、第1の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性が高い。
また、第1の発明では、軸板のみが設置されている場合に比べて、第2の曲げモーメントによって曲げ変形を受ける部分が連結板の取付部の板厚分だけ厚くなっている。さらに、連結板では、取付部が倒れてクランプの上面と取付部がなす角度が変化しないように、取付部が連結部によって支持される構造となっているため、連結用ボルトを介して連結板の取付部に固定された軸板はクランプの上面となす角度が変化し難い。したがって、第1の発明においては、第2の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性が軸板のみが設置されている場合よりも高いという作用を有する。
加えて、軸板の第1の貫通孔と一対の連結板の第2の貫通孔に挿通された連結用ボルトは、第1の曲げモーメントと第2の曲げモーメントが連結金具に加わった場合に一対の連結板が軸板と一体となって変形するように、一対の連結板を軸板に固定することで、これらの曲げモーメントに係る曲げに対する剛性をさらに高めるという作用を有する。
第1の発明では、一対の連結板の取付部を適切な板厚に設定することで、第2の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性を第1の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性よりも高くすることができる。そして、このような構造の第1の発明を用いて仮設足場の床板等に支柱を取り付けた場合、支柱に衝撃力が加わると、第2の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性が第1の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性よりも高いため、連結板は、取付部と連結部の接続部分において、幅方向(連結部と取付部の双方に平行な方向)の一端がクランプから持ち上がるように変形するとともに、幅方向の他端が沈み込むように変形する。これにより、上述の衝撃力が緩和される。
第2の発明は、第1の発明において、連結金具は、側面視逆U字をなすように曲折された平板材からなる支持金具を備え、この支持金具は、支柱の下端に上面が接合されるとともに軸板の上端が下面に接合された矩形状の上板と、この上板の両端から軸板と平行をなすようにそれぞれ下方へ延設されるとともに、軸板と直交するように第1の貫通孔に挿通された状態の連結用ボルトを挿通可能に第3の貫通孔がそれぞれ設けられた細長い矩形状の一対の側板と、からなり、一対の連結板は、取付部が支持金具の一対の側板と軸板の間にそれぞれ配置されるように設置され、連結用ボルトは、軸板の第1の貫通孔と一対の連結板の第2の貫通孔と支持金具の一対の第3の貫通孔に挿通された状態で第3の貫通孔から突出した部分に第2のナットが取り付けられていることを特徴とするものである。
なお、本発明において、側面視逆U字をなす支持金具には、側面視略逆U字をなす支持金具も含まれるとともに、矩形状の上板や側板には、側面視略矩形状をなす上板や側板も含まれるものとする。
上記構造によれば、支柱の下端に支持金具の上板の上面が接合される部分の面積が、支柱に軸板を直に接合する場合に軸板の上端が支柱の下端に接合される部分の面積よりも広いことから、軸板が支柱に対して直に接合される場合よりも高い強度で支持金具が支柱に接合される。そのため、軸板と連結板が支持金具を介して支柱に連結された構造の第2の発明では、軸板が支柱に対して直に接合される場合に比べて、軸板と連結板が支柱に連結される強度が高い。
なお、軸板は上端が支持金具の上板に接合されるとともに、連結用ボルトを介して支持金具の一対の側板に連結されていることから、支柱に衝撃力等が加わった場合に軸板と支持金具の接合部に集中して発生する応力は、軸板が支柱に対して直に接合されている場合に軸板と支柱の接合部に集中して発生する応力に比べると格段に小さい。
また、第2の発明では、支持金具の一対の側板が連結用ボルトと第2のナットによって軸板と一対の連結板に固定されており、第2の曲げモーメントによって曲げ変形を受ける部分の厚さが支持金具の一対の側板の板厚分だけ厚くなっていることから、第2の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性が第1の発明の場合よりもさらに高められている。
第3の発明は、第2の発明において、軸板に第1の貫通孔から支柱の長手方向に沿って所定の間隔をあけて設けられた第1の角度固定孔に挿通された角度固定用ボルトと、この角度固定用ボルトに取り付けられる第3のナットと、を備え、一対の連結板の取付部には、第2の貫通孔と軸板の第1の貫通孔に連結用ボルトが挿通された状態で軸板と直交するように第1の角度固定孔に挿通された角度固定用ボルトを挿通可能に、複数の第2の角度固定孔が第2の貫通孔の中心軸を中心として所望の半径の回動軌跡に沿ってそれぞれ設けられており、支持金具の一対の側板には、第3の貫通孔と軸板の第1の貫通孔と一対の連結板の第2の貫通孔に連結用ボルトが挿通された状態で軸板と直交するように第1の角度固定孔と一対の連結板の第2の角度固定孔に挿通された角度固定用ボルトを挿通可能に第3の角度固定孔が設けられており、角度固定用ボルトは、軸板の第1の角度固定孔と一対の連結板の第2の角度固定孔と支持金具の一対の第3の角度固定孔に挿通された状態で第3の角度固定孔から突出した部分に第3のナットが取り付けられていることを特徴とするものである。
第3の発明においては、第2の発明の作用に加え、軸板の第1の貫通孔と一対の連結板の第2の貫通孔と支持金具の一対の第3の貫通孔に挿通された連結用ボルトを介して一対の連結板が軸板と支持金具に対して回動自在に連結されるとともに、軸板の第1の角度固定孔と一対の連結板の第2の角度固定孔と支持金具の一対の第3の角度固定孔に挿通された角度固定用ボルトによって一対の連結板が軸板と支持金具に対して回動不能になるという作用を有する。
また、この状態で角度固定用ボルトを第2の角度固定孔から抜出すると、一対の連結板が軸板と支持金具に対し連結用ボルトの中心軸を中心として回動自在となり、連結用ボルトの軸方向に直交する仮想平面内において、クランプに取り付けられた締結用ボルトの進退方向と支柱の長手方向のなす角度が可変になるという作用を有する。
さらに、一対の連結板を支柱の長手方向に対して所望の角度だけ回転させた後、角度固定用ボルトが抜出された第2の角度固定孔とは別の第2の角度固定孔と軸板の第1の角度固定孔と支持金具の第3の角度固定孔に角度固定用ボルトを挿通すると、軸板と支持金具に対して一対の連結板が再び回動不能となり、クランプに取り付けられた締結用ボルトの進退方向と支柱の長手方向のなす上記角度が固定されるという作用を有する。
第4の発明は、第3の発明において、連結金具は、軸板と直交するように第1の貫通孔に挿通された状態の連結用ボルトを挿通可能に第4の貫通孔がそれぞれ設けられた細長い矩形状の平板材からなり一対の連結板の取付部と支持金具の一対の側板の間にそれぞれ設置される一対のスペーサを備え、一対のスペーサには、第4の貫通孔と軸板の第1の貫通孔と一対の連結板の第2の貫通孔と支持金具の一対の第3の貫通孔に連結用ボルトが挿通された状態で軸板と直交するように第1の角度固定孔と一対の連結板の第2の角度固定孔と支持金具の一対の第3の角度固定孔に挿通される角度固定用ボルトを挿通可能に第4の角度固定孔が設けられており、連結用ボルトは、第4の貫通孔と軸板の第1の貫通孔と一対の連結板の第2の貫通孔と支持金具の一対の第3の貫通孔に挿通された状態で第3の貫通孔から突出した部分に第2のナットが取り付けられており、角度固定用ボルトは、軸板の第1の角度固定孔と一対の連結板の第2の角度固定孔と支持金具の一対の第3の角度固定孔と一対のスペーサの第4の角度固定孔に挿通された状態で第3の角度固定孔から突出した部分に第3のナットが取り付けられていることを特徴とするものである。
なお、本発明において、細長い矩形状の平板材からなるスペーサには、細長い略矩形状をなす平板材からなるスペーサも含まれるものとする。
第4の発明では、第2の曲げモーメントによって曲げ変形を受ける部分の厚さが第3の発明の場合よりもスペーサの板厚分だけ厚いため、第2の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性が第3の発明の場合よりもさらに高いという作用を有する。
第5の発明は、第2の発明乃至第4の発明のうちのいずれかの発明において、支柱が下端に開口部を有し、連結金具は、開口部から支柱へ内挿可能に形成されるとともに支持金具が下端に接合された棒状体を備えていることを特徴とするものである。
第5の発明においては、第2の発明乃至第4の発明のうちのいずれかの発明の作用に加え、支柱の下端に設けられた開口部に棒状体を内挿することにより、連結金具を介して支柱に連結されるという作用を有する。
第6の発明は、第5の発明において、棒状体の側面に設けられた第1の連結孔に挿通される棒状の連結具を備え、支柱は、内部に棒状体が挿設された状態で第1の連結孔に挿通された連結具を挿通可能に第2の連結孔が側面に設けられていることを特徴とするものである。
第6の発明においては、第5の発明の作用に加えて、第1の連結孔と第2の連結孔に連結具を挿通すると、棒状体を介して支柱に連結されるとともに、この状態から連結具を第2の連結孔から抜出すると、支柱から分離可能になるという作用を有する。
既に説明したように、全体がブロック状の鋳物によって形成されたクランプは変形が困難なため、支柱に加わった衝撃力が緩和されない。したがって、親綱を張設するための支柱を仮設足場等に設置する際に、このような構造のクランプを用いた場合、作業者の落下により支柱に加わった衝撃力が緩和されないため、クランプが破損して支柱もろとも仮設足場から脱落してしまうおそれがある。
また、一部に切り欠きが設けられた板状のフレームによって形成されたクランプに衝撃力が加わった場合、切り欠きが設けられた箇所に亀裂が発生し、クランプが破損する可能性が高い。したがって、このような構造のクランプを上記支柱に用いた場合、支柱がクランプごと仮設足場から脱落してしまうおそれがあるため、作業者の安全を確保することは困難である。
これに対し、第1の発明を用いて仮設足場等に設置された支柱に対して衝撃力が加わった場合、一対の連結板が変形することで、その衝撃力が緩和されるため、クランプや連結金具が破損するおそれがない。すなわち、第1の発明によれば、仮設足場の床板等に設置された状態の支柱に衝撃力が加わった場合でもクランプや連結金具の破損に伴って支柱が仮設足場等から脱落してしまうことがないため、作業者は安心して作業を行うことができる。
第2の発明では、支柱に対する支持金具の接合強度が高く、支柱に衝撃力が加わった場合でも支柱に支持金具が接合された箇所が破損し難いため、支柱が仮設足場等から脱落するおそれがなく、安全に使用できるという第1の発明の効果がより一層発揮される。
第3の発明では、第2の発明の効果に加え、連結用ボルトの軸方向に直交する仮想平面上でクランプに取り付けられた締結用ボルトの進退方向と支柱の長手方向がなす角度の調整が容易であることから、第3の発明を用いて仮設足場の床板や仮設階段の踏板等を構成する板材に支柱を取り付けた場合、板材に対する取り付け角度の制約が少ないという効果を奏する。
第4の発明では、第2の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性が第3の発明の場合よりもさらに高いため、第4の発明を用いて仮設足場の床板や仮設階段の踏板等を構成する板材に支柱を取り付けた場合、一対の連結板が変形することで支柱に加わった衝撃力が緩和されるという作用がより一層発揮される。
したがって、第4の発明によれば、支柱が仮設足場等から脱落するおそれがなく、安全性に優れるという効果が第3の発明の場合よりもさらに確実に発揮される。
第5の発明は、第2の発明乃至第4の発明のうちのいずれかの発明の効果を奏することに加え、筒状の支柱に対しては、その下端に棒状体を内挿するだけで、簡単に連結できるため、取り扱いが容易である。また、支柱が中実構造の場合には、棒状体を内挿できるように支柱の下端に開口部を設けるだけで良いため、支柱の加工費が安く抑えられるというメリットがある。
第6の発明は、支柱に対して脱着可能に連結される構造であるため、第5の発明の効果に加え、運搬や保管をする際には、支柱から取り外して嵩張らない状態にすることができるという効果を奏する。そして、第6の発明によれば、破損した場合には容易に交換することができ、また、破損していない場合には他の支柱に付け替えるなどして再利用することができるという効果を奏する。
(a)及び(b)はそれぞれ本発明の実施の形態に係る仮設用衝撃吸収冶具が支柱に取り付けられた状態の一例を示す正面図及び左側面図である。 図1に示した仮設用衝撃吸収冶具が仮設足場の床板を構成する板材に取り付けられた状態を示す図である。 (a)は図1(a)において支柱の一部を紙面に平行な平面で切断した状態を示した図であり、(b)は同図(a)に示した支柱の一部を拡大した図である。 図1に示したクランプの側面図である。 図1に示した連結金具の斜視図である。 (a)乃至(d)は図1に示した連結金具を構成する支持金具、軸板、スペーサ及び連結板の外観を示した斜視図である。 図5におけるA−A線矢視断面図である。 (a)は図2において支柱に仮設用衝撃吸収冶具が取り付けられた箇所を拡大した図であり、(b)は同図(a)におけるB方向矢視図である。 図5において連結金具が変形した状態の一例を示す図である。 図5において連結金具が変形した状態の一例を示す図である。 図10におけるE方向矢視図である。
本発明の仮設用衝撃吸収冶具について図1乃至図11を用いて具体的に説明する。
なお、本発明の仮設用衝撃吸収冶具は、高所作業が行われる建設現場や工事現場等において、仮設足場や仮設階段などに親綱を張設するための支柱や手摺を取り付けるための支柱を設置する際に用いられるものである。
したがって、本明細書では、本発明の仮設用衝撃吸収冶具を介して上記支柱が仮設足場や仮設階段などに設置されている状態を想定して、支柱の「下端」という表現を用いている。そして、この支柱の「下端」に取り付けられた仮設用衝撃吸収冶具において、図1(a)又は図1(b)に基づいて、「クランプの上面」、「支持金具の上板」、「軸板の上端」、「下方」、あるいは「上下」などの表現を用いている。すなわち、仮設用衝撃吸収冶具における、この「上」又は「下」の記載は、鉛直方向と平行に設置されている状態の支柱において、その下端に近い側、又は、その下端から遠い側をそれぞれ指し示している。
また、本発明の仮設用衝撃吸収冶具が取り付けられる支柱として、以下の説明では、親綱を張設するための支柱を例に挙げているが、本発明の仮設用衝撃吸収冶具は仮設足場や仮設階段などに手摺を取り付けるための支柱を設置する場合にも用いることができる。そして、この場合にも、以下に説明する本発明の作用及び効果は同様に発揮される。
図1(a)及び図1(b)はそれぞれ本発明の実施の形態に係る仮設用衝撃吸収冶具が支柱に取り付けられた状態の一例を示す正面図及び左側面図である。図2は図1に示した仮設用衝撃吸収冶具が仮設足場の床板を構成する板材に取り付けられた状態を示す図である。図3(a)は図1(a)において支柱の一部を紙面に平行な平面で切断した状態を示した図であり、図3(b)は図3(a)に示した支柱の一部を拡大した図である。
なお、図3(b)では図3(a)に示した連結具の図示を省略している。
図1及び図2に示すように、本発明の仮設用衝撃吸収冶具1は、仮設階段の踏板や仮設足場の床板を構成する板材Pを挟持するためのクランプ2と、このクランプ2に連結された状態で支柱10の下端10aに取り付けられる連結金具3を備えている。
クランプ2は側面視略「コ」の字状をなし、上面2aには連結金具3を固定するための4本の雄ネジ(図示せず)が立設されており、この雄ネジにはナット12aがそれぞれ取り付けられている。
クランプ2の側面2bには内周面に雌ネジ部が形成された一対のボルト孔(図示せず)が設けられており、この一対のボルト孔には上面2aに対して軸方向が平行をなすように締結用ボルト9がそれぞれ螺入されている。
また、支柱10は角筒状の金属製部材であり、互いに平行な一対の側面10b,10bには、連結具11が横架されている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、連結具11は支柱10の側面10b,10bに設けられた一対の連結孔10c,10cに挿通されるネジ11aと、支柱10の側面10bから突出したネジ11aの先端部に取り付けられるナット11bからなる。
連結金具3(図1(a)又は図1(b)参照)は、支柱10の下端10aから内部に挿設される金属製の角筒体4を備えており、角筒体4の互いに平行な一対の側面4a,4aには、支柱10の連結孔10c,10cとともにネジ11aを挿通可能に一対の連結孔4b,4bが設けられている。
図3(a)に示すように、連結金具3(図1(a)又は図1(b)参照)の角筒体4が支柱10の下端10aから内部に挿設された状態で、支柱10の連結孔10c,10cと角筒体4の連結孔4b,4bに連結具11のネジ11aが挿通されている場合、支柱10から仮設用衝撃吸収冶具1を取り外すことはできない。
一方、図3(b)に示すように、支柱10の連結孔10c,10cと角筒体4の連結孔4b,4bにネジ11aが挿通されていない状態であれば、支柱10から仮設用衝撃吸収冶具1を取り外すことができる。
このようにして、仮設用衝撃吸収冶具1は支柱10に対して着脱自在に取り付けられている。すなわち、仮設用衝撃吸収冶具1では、支柱10の下端10aに角筒体4を内挿するだけで、簡単に連結できるため、取り扱いが容易である。なお、支柱10が中実構造の場合には、角筒体4を内挿できるように下端10aに開口部を設けるだけで良い。この場合、支柱10の加工費が安く抑えられるというメリットがある。
さらに、仮設用衝撃吸収冶具1は支柱10に対して脱着可能に連結される構造であるため、運搬や保管をする際には、支柱10から取り外して嵩張らない状態にすることができる。そして、仮設用衝撃吸収冶具1は破損した場合、交換が容易であり、また、破損していない場合には他の支柱10に付け替えるなどして再利用することができる。
図4は図1に示したクランプの側面図である。なお、図4では、連結金具3の連結板8を破線で示している。また、図1乃至図3に示した構成要素については同一の符号を付してそれらの説明を適宜省略する。
前述したように、クランプ2の上面2aには、4本の雄ネジ(図示せず)が立設されている。そして、この4本の雄ネジには、図4に示すように、一対の平座金12b,12bが外挿され、この一対の平座金12b,12bを上下から挟むようにして一対のばね座金12c,12cが外挿されている。さらに、この一対のばね座金12c,12cを上下から挟むようにして一対のナット12a,12aが上記雄ネジに取り付けられている。
すなわち、連結金具3は、一対の平座金12b,12bの間に設置された一対の連結板8,8が一対のナット12a,12aによって一対のばね座金12c,12cを介して上下から挟まれるようにしてクランプ2に固定されている。
また、クランプ2に取り付けられた締結用ボルト9の先端部には、平面視円形をなすパッド9aが取り付けられている。なお、クランプ2の上面2aに立設された上述の雄ネジと締結用ボルト9には、ハイテンションボルトが用いられている。
図5は連結金具3の斜視図であり、図6(a)乃至図6(d)は支持金具5、軸板6、スペーサ7及び連結板8の外観を示した斜視図である。また、図7は図5におけるA−A線矢視断面図である。さらに、図8(a)は図2において支柱10に仮設用衝撃吸収冶具1が取り付けられた箇所を拡大した図であり、図8(b)は図8(a)におけるB方向矢視図である。なお、図7では図5に示した平座金13gの図示を省略している。
図5乃至図7に示すように、連結金具3は、図3を用いて既に説明した角筒体4と、側面視逆U字をなすように曲折された長方形状の平板材からなる支持金具5と、略矩形状の平板材からなり支持金具5の内部に配置される軸板6及び一対のスペーサ7,7と、側面視L字をなすように曲折された平板材からなる一対の連結板8,8を備えている。
支持金具5は、角筒体4の下端に上面が接合される矩形状の上板5aと、この上板5aの両端からそれぞれ直角に下方へ延設されて細長い矩形状をなす一対の側板5b,5cからなる。
また、上板5aには、軸板6の上端に対して栓溶接をする際に用いられる角孔5dが設けられている(図6(a)参照)。
側板5bには、その長手方向(上板5aに直交する方向)へ略等間隔に角度固定孔14a,14c及び貫通孔14eが角度固定用ボルト13a,13b及び連結用ボルト13c(図7参照)を挿通可能にそれぞれ設けられており、側板5cには、上板5aと平行をなすように角度固定孔14a,14c及び貫通孔14eに挿通された角度固定用ボルト13a,13b及び連結用ボルト13cを挿通可能に角度固定孔14b,14d及び貫通孔14fが設けられている(図6(a)参照)。
また、角度固定用ボルト13a,13b及び連結用ボルト13cの角度固定孔14b,14d及び貫通孔14fから突出した部分には、平座金13gとナット13d〜13fがそれぞれ取り付けられている。
軸板6は、細長い略矩形状をなす平板材からなり、支持金具5の側板5b,5cの間にそれらと平行をなすように配置された状態において、上板5aと平行をなすように角度固定孔14a,14c及び貫通孔14eに挿通された角度固定用ボルト13a,13b及び連結用ボルト13cを挿通可能に角度固定孔15a,15b及び貫通孔15c(図6(b)参照)が設けられている。
なお、軸板6は、上端に凸状部6aが設けられており、この凸状部6aを角孔5dの内部に設置した状態で支持金具5に対して栓溶接されている。
スペーサ7は、4つの角部が面取りされた細長い略矩形状をなす平板材からなり、支持金具5の側板5b,5cの間にそれらと平行をなすように配置された状態において、上板5aと平行をなすように角度固定孔14a,14c及び貫通孔14eに挿通された角度固定用ボルト13a,13b及び連結用ボルト13cを挿通可能に角度固定孔16a,16b及び貫通孔16c(図6(c)参照)が設けられている。
連結板8は、クランプ2の上面2aに立設された前述の雄ネジが挿通される一対のボルト挿通孔17,17が設けられた矩形状の連結部8aと、この連結部8aの一端から直角(略直角の場合を含む。)に延設された取付部8bからなる。
なお、取付部8bは平面視した場合に矩形状をなす下部に半円状をなす上部が結合された形状をしている。また、一対のボルト挿通孔17,17は、それらの中心軸を通る平面が取付部8aと平行をなすように形成されている。
取付部8bには、幅方向(連結部8aと取付部8bのいずれにも平行な方向)の略中央に、連結部8aが支持金具5の上板5aと平行をなし、かつ、支持金具5の側板5b,5cの間に取付部8bが配置された状態において、支持金具5の上板5aと平行をなすように角度固定孔14a,14c及び貫通孔14eに挿通された角度固定用ボルト13a,13b及び連結用ボルト13cを挿通可能に角度固定孔18a,18b及び貫通孔18c(図6(d)参照)が設けられている。
また、取付部8bには、角度固定孔18a,18bと同一の半径を有する一対の角度固定孔19a,19aと一対の角度固定孔19b,19bが角度固定孔18a及び貫通孔18cの中心軸を通る平面の両側に対称をなすように設けられている。
なお、角度固定孔19a,19bは、角度固定孔19bの中心軸が角度固定孔19a及び貫通孔18cの中心軸を通る平面上に配置されるとともに、角度固定孔19a及び貫通孔18cの中心軸間の距離が角度固定孔18a及び貫通孔18cの中心軸間の距離に等しく、かつ、角度固定孔19b及び貫通孔18cの中心軸間の距離が角度固定孔19b及び貫通孔18cの中心軸間の距離に等しくなるように形成されている。
すなわち、角度固定孔19a,19bは、支持金具5の貫通孔14e,14fと連結板8の貫通孔18cに連結用ボルト13cが挿通された状態で支持金具5の側板5b,5cと直交するように角度固定孔14a,14b及び角度固定孔14c,14dにそれぞれ挿通される角度固定用ボルト13a,13bを挿通可能となるように、貫通孔18cを中心として所望の半径の回動軌跡に沿って等間隔に設けられている。
図7に示すように、支持金具5は、上板5aの上面が角筒体4の下端に溶接されるとともに、側板5b,5cの間に設置された軸板6の上端が上板5aに溶接されている。
また、一対の連結板8,8は、軸板6の両面にそれぞれの背面を接触させるようにして取付部8b,8bが支持金具5の側板5b,5cの間に設置されている。
さらに、スペーサ7,7は支持金具5の側板5b,5cと一対の連結板8,8の間にそれぞれ設置されている。
支持金具5の角度固定孔14a,14b(図6(a)参照)と軸板6の角度固定孔15a(図6(b)参照)と一対のスペーサ7,7の角度固定孔16a,16a(図6(c)参照)と一対の連結板8,8の角度固定孔18a,18a(図6(d)参照)には角度固定用ボルト13aが挿通されている。
また、支持金具5の角度固定孔14c,14d(図6(a)参照)と軸板6の角度固定孔15b(図6(b)参照)と一対のスペーサ7,7の角度固定孔16b,16b(図6(c)参照)と一対の連結板8,8の角度固定孔18b,18b(図6(d)参照)には角度固定用ボルト13bが挿通されている。
さらに、支持金具5の貫通孔14e,14f(図6(a)参照)と軸板6の貫通孔15c(図6(b)参照)と一対のスペーサ7,7の貫通孔16c,16c(図6(c)参照)と一対の連結板8,8の貫通孔18c,18c(図6(d)参照)には連結用ボルト13cが挿通されている。
すなわち、仮設用衝撃吸収冶具1では、一対の連結板8,8が支持金具5の角度固定孔14a,14c及び貫通孔14e並びに角度固定孔14b,14d及び貫通孔14fに挿通された角度固定用ボルト13a,13b及び連結用ボルト13cを介して支持金具5に連結されるとともに、角度固定用ボルト13a,13b及び連結用ボルト13cの先端部にそれぞれ取り付けられた3つのナット13d〜13fを締め込むことによって、一対の連結板8,8が支持金具5に固定される構造となっている。
なお、図7に示した状態において、角度固定用ボルト13a,13bを一対の連結板8,8の角度固定孔18a,18a及び角度固定孔18b,18bから抜出すると、一対の連結板8,8が貫通孔18cに挿通された連結用ボルト13cを中心として回動自在となる。そこで、一対の連結板8,8を支持金具5の側板5b,5cの長手方向に対して所定の角度だけ回動させた後、角度固定孔19a,19bに角度固定用ボルト13a,13bを挿通すると、一対の連結板8,8は、連結用ボルト13cを中心とする上記回動が不能な状態になる。
このように、仮設用衝撃吸収冶具1においては、角度固定孔18a,18b及び角度固定孔19a,19bと角度固定用ボルト13a,13bが、連結板8を支持金具5の側板5b,5cの長手方向に対して所定の角度をなした状態で固定する連結板角度固定手段としての機能を有している。
このような構造の仮設用衝撃吸収冶具1においては、仮設階段の踏板や仮設足場の床板を構成する板材Pをクランプ2で挟持すると、支柱10が連結金具3を介してクランプ2に連結された状態で板材Pに固定される。この支柱10は、作業員の命綱が繋留される親綱を取り付けるためのいわゆる「親綱支柱」として利用できる他、2本の支柱10の間に板材やパイプ等からなる手摺を架け渡すことで「手摺を設置するための支柱」として利用することが可能である。
仮設用衝撃吸収冶具1を用いて上述の板材Pに固定された支柱10を「親綱支柱」や「手摺を設置するための支柱」として使用しているときに、板材Pの上を歩いていた作業員が足を踏み外すなどして落下すると、作業者の体重が親綱や手摺を介して支柱10に急激に加わることになる。
このようにして支柱10に対して急激に加わった衝撃力は、図8(a)に矢印Cで示すように連結用ボルト13cの軸方向に垂直な仮想平面内において支柱10を回転させようとする力と、図8(b)に矢印Dで示すように支柱10の長手方向と連結用ボルト13cの軸方向に平行な仮想平面内において支柱10を回転させようとする力に分解される。そして、この2方向の力によって、クランプ2と連結金具3には、それぞれ第1の曲げモーメントと第2の曲げモーメントが発生する。
仮設用衝撃吸収冶具1では、軸板6と一対の連結板8,8が連結用ボルト13cの軸方向に直交しているため、第1の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性が高い。
また、第2の曲げモーメントによって曲げ変形を受ける部分が軸板6のみが設置されている場合に比べて支持金具5の一対の側板5b,5cと一対のスペーサ7,7と一対の連結板8,8の取付部8b,8bの板厚分だけ厚くなっている。
さらに、一対の連結板8,8では、取付部8bが倒れてクランプ2の上面2aと取付部8bがなす角度が変化しないように、取付部8bが連結部8aによって支持される構造となっているため、連結用ボルト13cを介して連結板8の取付部8bに固定された軸板6はクランプ2の上面2aとなす角度が変化し難い。
すなわち、仮設用衝撃吸収冶具1では、軸板6のみが設置されている場合に比べて、第2の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性が支持金具5と一対のスペーサ7,7と一対の連結板8,8によって高められている。
また、支持金具5の一対の側板5b,5cに設けられた貫通孔14e,14fと軸板6の貫通孔15cと一対のスペーサ7,7の貫通孔16c,16cと一対の連結板8,8の貫通孔18c,18cに挿通された連結用ボルト13cは、第1の曲げモーメントと第2の曲げモーメントが連結金具3に加わった場合に支持金具5の一対の側板5b,5cと一対のスペーサ7,7と一対の連結板8,8の取付部8b,8bが軸板6と一体となって変形するように、支持金具5と一対のスペーサ7,7と一対の連結板8,8を軸板6に固定することで、これらの曲げモーメントに係る曲げに対する剛性をさらに高めるという作用を有している。
なお、角筒体4に軸板6を直に接合しようとすると、軸板6の上端を角筒体4の下端に接合する必要があるが、この場合、角筒体4に軸板6を接合する部分の面積を広くとることができないため、角筒体4に対して軸板6を十分な強度で接合することが難しい。
これに対し、仮設用衝撃吸収冶具1では、角筒体4の下端に支持金具5の上板5aの上面が接合される構造であり、角筒体4に支持金具5を接合する部分の面積を広くとることができるため、角筒体4に対して支持金具5を十分な強度で接合することができる。
また、仮設用衝撃吸収冶具1では、軸板6の上端が支持金具5の上板5aに接合されるとともに、連結用ボルト13cを介して軸板6が支持金具5の一対の側板5b,5cに連結されているため、支柱10に衝撃力等が加わった場合に軸板6と支持金具5の接合部に集中して発生する応力は、軸板6が角筒体4に対して直に接合されている場合に軸板6と角筒体4の接合部に集中して発生する応力に比べると格段に小さい。
したがって、仮設用衝撃吸収冶具1では、板材Pに取り付けられた状態の支柱10に衝撃力が加わった場合でも角筒体4に支持金具5が接合された箇所が破損し難いため、支柱10が仮設足場等から脱落するおそれがない。
さらに、仮設用衝撃吸収冶具1では、支持金具5と一対の連結板8,8が貫通孔14e,14fと貫通孔18c,18cに挿通された連結用ボルト13cを介して連結される。そして、この状態から、連結用ボルト13cを貫通孔14e,14fと貫通孔18c,18cから抜出すると、支持金具5と一対の連結板8,8が分離可能な状態になる。したがって、仮設用衝撃吸収冶具1は、一対の連結板8,8と支持金具5を分離して嵩張らない状態にすることで、保管スペースが節約されるとともに、運搬が容易になるという効果を有している。
また、仮設用衝撃吸収冶具1では、連結用ボルト13cの軸方向に直交する仮想平面上で締結用ボルト9の進退方向と支柱10の長手方向がなす角度の調整が容易である。したがって、仮設用衝撃吸収冶具1は、仮設足場の床板や仮設階段の踏板等を構成する板材Pに対する取り付け角度の制約が少ないという効果を有している。
ここで、仮設用衝撃吸収冶具1について強度試験を行った結果について図9乃至図11を用いて説明する。なお、仮設用衝撃吸収冶具1の強度試験は、仮設足場の床板等を構成する板材Pに2本の支柱10を所定の間隔をあけた状態で仮設用衝撃吸収冶具1を用いて取り付けた後、この2本の支柱10の間に親綱を張設し、さらに、この親綱の中央部にワイヤを介して連結された所定の重量の錘を所定の高さまで持ち上げた状態から自由落下させるという方法で行った。
図9乃至図11は、強度試験後の連結金具3の変形状態を示した図であり、図11は図10におけるE方向矢視図である。
仮設用衝撃吸収冶具1では、支持金具5の一対の側板5b,5cと軸板6と一対のスペーサ7,7と一対の連結板8,8の取付部8b,8bをそれぞれ適切な板厚に設定することで、第2の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性を第1の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性よりも高くすることができる。
そして、このような状態に設定した仮設用衝撃吸収冶具1を用いて仮設足場の床板等を構成する板材Pに支柱10を取り付けると、支柱10に衝撃力が加わった場合に、第2の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性が第1の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性よりも高いため、一対の連結板8,8は、取付部8bと連結部8aの接続部分において、幅方向(連結部8aと取付部8bの双方に平行な方向)の一端がクランプ2(図示せず)から持ち上がるように変形するとともに(図9参照)、幅方向の他端が沈み込むように変形する(図10参照)。
このとき、連結金具3は、第2の曲げモーメントに係る曲げに対する剛性が高いことから、図11に示すように、支持金具5と軸板6と連結板8の取付部8bは破損することなく、元の形状が維持される。
このように、仮設用衝撃吸収冶具1を用いて仮設足場の床板等を構成する板材Pに支柱10を設置した場合、支柱10に衝撃力が加わったとしても、一対の連結板8,8が変形することで、その衝撃力が緩和される。そのため、クランプ2や連結金具3が破損して、支柱10が仮設足場の床板等から脱落してしまうおそれはない。
すなわち、仮設用衝撃吸収冶具1を用いて支柱10を仮設足場の床板等に設置した場合には、万一、その支柱10に衝撃力が加わったとしても仮設足場等から支柱10が脱落してしまうおそれがないため、作業者は安心して作業を行うことができる。
本発明の仮設用衝撃吸収冶具は、上述の実施例に示した構造に限定されるものではない。例えば、支持金具5を設ける代わりに、角筒体4の下端に対して軸板6の上端が直に接合された構造とすることもできる。この場合、軸板6の上端が角筒体4の下端に接合される部分の面積を広くするとともに、支柱が衝撃力を受けた際に生じる第2の曲げモーメントによって曲げ変形を受ける部分を厚くするために、軸板6を上述の実施例で示した場合よりも厚くすることが望ましい。
また、仮設用衝撃吸収冶具1をスペーサ7が設置されていない構造とすることもできる。この場合、支柱10が衝撃力を受けた際に生じる第2の曲げモーメントによって曲げ変形を受ける部分を厚くするために、支持金具5と軸板6と連結板8の少なくともいずれかを上述の実施例で示した場合よりも厚くする必要がある。
しかし、支持金具5と連結板8については、全体を厚くすると、曲折することが困難になる。そこで、側板5b,5cや取付部8bを上板5aや連結部8aよりも厚くすることになるが、上板5aと側板5b,5cの厚さが異なったり、連結部8aと取付部8bの厚さが異なったりすると、支柱10が衝撃力を受けた場合に上板5aと側板5b,5cの接続部分や連結部8aと取付部8bの接続部分に応力が集中して破損し易くなる可能性があるため、注意が必要である。
一方、軸板6の全体を厚くすると、凸状部6aも厚くなるため、支持金具5の上板5aに設ける角孔5dを大きくする必要がある。しかし、角孔5dの大きさは、支持金具5の上板5aの強度に影響を与えるため、角孔5dはあまり大きくすることができない。
そこで、軸板6について凸状部6a以外の箇所を厚くすることになるが、凸状部6aとそれ以外の箇所の厚さが異なると、支柱10が衝撃力を受けた場合に軸板6の上端の凸状部6aが設けられた箇所に応力が集中して破損し易くなる可能性があるため、注意が必要である。
さらに、仮設用衝撃吸収冶具1は、角筒体4を設けずに、支持金具5の上板5aの上面が支柱10の下端10aに接合された構造や、角筒体4と支持金具5を設けずに、支柱10の下端10aに軸板6の上端が直に接合された構造であっても良い。なお、角筒体4を設けない場合であっても、角筒体4を設ける場合について既に説明した支持金具5の作用及び効果は同様に発揮される。
また、角筒体4の代わりに、中実構造の棒状体を用いることもできる。すなわち、本発明の仮設用衝撃吸収冶具は、中実構造の棒状体の下端に支持金具5の上板5aの上面が接合された構造であっても良い。
本発明は、高所作業が行われる現場において、作業者の命綱が繋留される親綱の支柱や手摺を取り付けるための支柱を仮設足場や仮設階段に設置する場合に適用可能である。
1…仮設用衝撃吸収冶具 2…クランプ 2a…上面 2b…側面 3…連結金具 4…角筒体 4a…側面 4b…連結孔 5…支持金具 5a…上板 5b…側板 5c…側板 5d…角孔 6…軸板 6a…凸状部 7…スペーサ 8…連結板 8a…連結部 8b…取付部 9…締結用ボルト 9a…パッド 10…支柱 10a…下端 10b…側板 10c…連結孔 11…連結具 11a…ネジ 11b…ナット 12a…ナット 12b…平座金 12c…ばね座金 13a,13b…角度固定用ボルト 13c…連結用ボルト 13d〜13f…ナット 13g…平座金 14a〜14d…角度固定孔 14e,14f…貫通孔 15a,15b…角度固定孔 15c…貫通孔 16a,16b…角度固定孔 16c…貫通孔 17…ボルト挿通孔 18a,18b…角度固定孔 18c…貫通孔 19a,19b…角度固定孔 P…板材

Claims (6)

  1. 仮設階段の踏板や仮設足場の床板を構成する板材に支柱を取り付ける際に用いられる仮設用衝撃吸収冶具であって、
    前記板材を挟持するためのクランプと、
    前記支柱の下端に取り付けられた連結金具と、
    前記クランプの上面に立設された雄ネジと、
    この雄ネジに取り付けられた第1のナットと、からなり、
    前記連結金具は、
    前記支柱の前記下端に対し下方へ突出するように設置されるとともに第1の貫通孔が設けられた矩形状の平板材からなる軸板と、
    この軸板の前記第1の貫通孔に挿通された連結用ボルトと、
    この連結用ボルトに取り付けられた第2のナットと、
    側面視L字をなし前記軸板に平行をなすように設置された取付部と前記支柱の長手方向と直交するように設置された連結部を有する一対の連結板と、を備え、
    一対の前記連結板は、
    前記雄ネジと前記第1のナットによって前記連結部が前記クランプの前記上面に固定されるとともに、前記軸板と直交するように前記第1の貫通孔に挿通された状態の前記連結用ボルトを挿通可能に第2の貫通孔が前記取付部に設けられ、
    前記連結用ボルトは、
    前記軸板の前記第1の貫通孔と一対の前記連結板の前記第2の貫通孔に挿通された状態で前記第2の貫通孔から突出した部分に前記第2のナットが取り付けられていることを特徴とする仮設用衝撃吸収冶具。
  2. 前記連結金具は、
    側面視逆U字をなすように曲折された平板材からなる支持金具を備え、
    この支持金具は、
    前記支柱の前記下端に上面が接合されるとともに前記軸板の上端が下面に接合された矩形状の上板と、
    この上板の両端から前記軸板と平行をなすようにそれぞれ下方へ延設されるとともに、前記軸板と直交するように前記第1の貫通孔に挿通された状態の前記連結用ボルトを挿通可能に第3の貫通孔がそれぞれ設けられた細長い矩形状の一対の側板と、からなり、
    一対の前記連結板は、
    前記取付部が前記支持金具の一対の前記側板と前記軸板の間にそれぞれ配置されるように設置され、
    前記連結用ボルトは、
    前記軸板の前記第1の貫通孔と一対の前記連結板の前記第2の貫通孔と前記支持金具の一対の前記第3の貫通孔に挿通された状態で前記第3の貫通孔から突出した部分に前記第2のナットが取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の仮設用衝撃吸収冶具。
  3. 前記軸板に前記第1の貫通孔から前記支柱の長手方向に沿って所定の間隔をあけて設けられた第1の角度固定孔に挿通された角度固定用ボルトと、
    この角度固定用ボルトに取り付けられる第3のナットと、を備え、
    一対の前記連結板の前記取付部には、
    前記第2の貫通孔と前記軸板の前記第1の貫通孔に前記連結用ボルトが挿通された状態で前記軸板と直交するように前記第1の角度固定孔に挿通された前記角度固定用ボルトを挿通可能に、複数の第2の角度固定孔が前記第2の貫通孔の中心軸を中心として所望の半径の回動軌跡に沿ってそれぞれ設けられており、
    前記支持金具の一対の前記側板は、
    前記第3の貫通孔と前記軸板の前記第1の貫通孔と一対の前記連結板の前記第2の貫通孔に前記連結用ボルトが挿通された状態で前記軸板と直交するように前記第1の角度固定孔と一対の前記連結板の前記第2の角度固定孔に挿通された前記角度固定用ボルトを挿通可能に第3の角度固定孔が設けられており、
    前記角度固定用ボルトは、
    前記軸板の前記第1の角度固定孔と一対の前記連結板の前記第2の角度固定孔と前記支持金具の一対の前記第3の角度固定孔に挿通された状態で前記第3の角度固定孔から突出した部分に前記第3のナットが取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の仮設用衝撃吸収冶具。
  4. 前記連結金具は、
    前記軸板と直交するように前記第1の貫通孔に挿通された状態の前記連結用ボルトを挿通可能に第4の貫通孔がそれぞれ設けられた細長い矩形状の平板材からなり一対の前記連結板の前記取付部と前記支持金具の一対の前記側板の間にそれぞれ設置される一対のスペーサを備え、
    一対の前記スペーサには、
    前記第4の貫通孔と前記軸板の前記第1の貫通孔と一対の前記連結板の前記第2の貫通孔と前記支持金具の一対の前記第3の貫通孔に前記連結用ボルトが挿通された状態で前記軸板と直交するように前記第1の角度固定孔と一対の前記連結板の前記第2の角度固定孔と前記支持金具の一対の前記第3の角度固定孔に挿通される前記角度固定用ボルトを挿通可能に第4の角度固定孔が設けられており、
    前記連結用ボルトは、
    前記第4の貫通孔と前記軸板の前記第1の貫通孔と一対の前記連結板の前記第2の貫通孔と前記支持金具の一対の前記第3の貫通孔に挿通された状態で前記第3の貫通孔から突出した部分に前記第2のナットが取り付けられており、
    前記角度固定用ボルトは、
    前記軸板の前記第1の角度固定孔と一対の前記連結板の前記第2の角度固定孔と前記支持金具の一対の前記第3の角度固定孔と一対の前記スペーサの前記第4の角度固定孔に挿通された状態で前記第3の角度固定孔から突出した部分に前記第3のナットが取り付けられていることを特徴とする請求項3に記載の仮設用衝撃吸収冶具。
  5. 前記支柱が前記下端に開口部を有し、
    前記連結金具は、
    前記開口部から前記支柱へ内挿可能に形成されるとともに前記支持金具が下端に接合された棒状体を備えていることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項に記載の仮設用衝撃吸収冶具。
  6. 前記棒状体の側面に設けられた第1の連結孔に挿通される棒状の連結具を備え、
    前記支柱は、内部に前記棒状体が挿設された状態で前記第1の連結孔に挿通された前記連結具を挿通可能に第2の連結孔が側面に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の仮設用衝撃吸収冶具。



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