JP6582833B2 - 転写用ハードコートフィルム及びその製造方法、ハードコート層積層体 - Google Patents

転写用ハードコートフィルム及びその製造方法、ハードコート層積層体 Download PDF

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Description

本発明は、樹脂基体上に熱転写によってハードコート層を転写するための、転写用ハードコートフィルム及びその製造方法、及び、転写用ハードコートフィルムを用いたハードコート層積層体に関する。
樹脂成形品の表面に耐傷性を付与するために、ハードコート層を樹脂成形品(樹脂基体)の表面に形成することが行われている。耐傷性以外の特性として、ハードコート層付樹脂成型品には、耐侯性や透明性が必要とされる。
例えば、下記の特許文献1には、基材フィルム上に、表面保護層となるハードコート層と、プライマー層と、接着層とが配置されている転写用ハードコートフィルムであって、プライマー層中に、ブロッキング防止剤としての粒子と、耐侯性改善剤としての紫外線吸収剤とを含有する構成が開示されている。
特開2014−208493号公報
ここで、本発明者らが得た知見によれば、紫外線吸収剤と無機粒子と併用した場合、紫外線吸収剤と無機粒子との屈折率差Δnが0.13超と大きくなると、紫外線吸収剤と無機粒子との界面にて散乱が生じてプライマー層の透明性が低下することが判明した。
一方、本発明者らが更に検討した結果、この屈折率差による透明性の低下は、2液硬化型樹脂を含有するプライマー層を使用した場合、プライマー層が完全に硬化する前に接着層をプライマー層上に形成することで低減できることが判明した。
しかしながら、接着層を形成する前の、2液硬化型樹脂を含有するプライマー層は、溶剤は揮発して流動性やタックはないものの、硬化剤が十分に消費されておらず、接着層を形成した後に硬化剤の反応が進むことによって硬化収縮を起こし、表面の接着層にクラックを生じさせ、転写後の成形品の透明性を低下させる原因になることが判明した。
本発明は、以上の状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、紫外線吸収剤と粒子とを併用した場合において、紫外線吸収剤と粒子の屈折率差に由来する透明性の低下、及び接着層のクラック発生に由来する透明性の低下を防止でき、かつ、転写後の成形品の外観も優れる転写用ハードコートフィルム及びその製造方法、転写用ハードコートフィルムを用いたハードコート層積層体を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、接着層を構成する樹脂の重量平均分子量を所定範囲に設定することで、上記課題を解決できることを見出し、本発明を開発するに至った。より具体的には、本発明は以下のものを提供する。
(1) 基材フィルム上に、ハードコート層とプライマー層と接着層とがこの順に配置されており、
前記プライマー層は、紫外線吸収剤と、粒子と、を含有し、前記紫外線吸収剤と前記粒子の屈折率差Δnが0.13より大きく、
前記接着層は、重量平均分子量(Mw)が7.6×10以上2.3×10以下の樹脂を含有する転写用ハードコートフィルム。
(2) 前記接着層に含有される前記樹脂がアクリル系樹脂である(1)に記載の転写用ハードコートフィルム。
(3) 樹脂基体上に、接着層とプライマー層とハードコート層とがこの順に配置されており、
前記プライマー層は、紫外線吸収剤と、粒子と、を含有し、前記紫外線吸収剤と前記粒子の屈折率差Δnが0.13より大きく、
前記接着層は、重量平均分子量(Mw)が7.6×10以上2.3×10以下の樹脂を含有するハードコート層積層体。
(4) 樹脂基体上に、接着層とプライマー層とハードコート層と基材フィルムとがこの順に配置されており、
前記プライマー層は、紫外線吸収剤と、粒子と、を含有し、前記紫外線吸収剤と前記粒子の屈折率差Δnが0.13より大きく、
前記接着層は、重量平均分子量(Mw)が7.6×10以上2.3×10以下の樹脂を含有する基材フィルム付ハードコート層積層体。
(5) 少なくとも以下の工程を順に有する転写用ハードコートフィルムの製造方法。
a)基材フィルム上に、ハードコート層を形成する工程
b)前記ハードコート層上に、屈折率差Δnが0.13より大きい紫外線吸収剤及び粒子と、2液硬化型樹脂と、を含むプライマー層形成用組成物を用いてプライマー層を形成する工程
c)前記プライマー層上に、重量平均分子量(Mw)が、7.6×10以上2.3×10以下の樹脂を含有する接着層形成用組成物を用いて接着層を形成する工程
d)前記プライマー層を硬化する工程
プライマー層に、屈折率差Δnが0.13より大きい紫外線吸収剤と粒子とを併用した場合において、十分な耐侯性を付与しつつも、接着層のクラック発生に由来する透明性の低下を防止でき、かつ、転写後の成形品の外観も優れる転写用ハードコートフィルム及びその製造方法、転写用ハードコートフィルムを用いたハードコート層積層体を提供できる。
本発明の転写用ハードコートフィルムの一実施形態であって、層構成を表す断面模式図である。 本発明のハードコート層積層体の一実施形態であって、(a)基材フィルムが存在する実施態様、(b)基材フィルムを剥離した実施態様、を表す断面模式図である。
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
<転写用ハードコートフィルム>
本実施形態の転写用ハードコートフィルム10は、基材フィルム11上に、ハードコート層12と、プライマー層13と、接着層14とがこの順に配置されている積層体である(図1参照)。本実施形態の転写用ハードコートフィルム10を用いることにより、樹脂基体20にハードコート層12を含む転写層が積層されたハードコート層積層体を製造することができる。
本実施形態の転写用ハードコートフィルム10は、本発明の転写用ハードコートフィルムの一実施態様である。本発明における「この順に配置」とは、基材フィルム11とハードコート層12とプライマー層13と接着層14のみが積層されている構成に限定されない意味である。例えば、本発明の効果を妨げない範囲で、基材フィルム11とハードコート層12との間に離型層や着色層(加飾層)などの他の層が積層されていても本発明の積層順を充足する限り本発明の範囲である。以下、本実施形態の転写用ハードコートフィルムを構成する基材フィルム11と、ハードコート層12と、プライマー層13と、接着層14について各々説明する。
[基材フィルム]
基材フィルム11は、特に限定されないが、ポリエステル樹脂フィルム又はポリオレフィン樹脂フィルムにより構成されることが好ましい。また、上記フィルムのうち延伸フィルムであることが好ましい。基材フィルム11がこれらの樹脂フィルムにより構成されることにより、その上にハードコート層12などを容易に形成でき、また、転写用ハードコートフィルム10を製造する際に熱収縮や、ハードコート層12の形成に電離放射線硬化性樹脂を用いる場合は、電離放射線の照射による収縮が生じにくいという優れた耐収縮性を有し、転写用ハードコートフィルム10を優れた安定性と効率とで製造することが可能となる。更に、転写用ハードコートフィルム10を樹脂基体20に転写する際の加熱温度による熱収縮が生じることもないので、容易にハードコート層積層体10を製造することができる。
ポリエステル樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(以下「PET」ということがある。)、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレート、ポリカーボネート、エチレンテレフタレート−イソフタレート共重合体などのポリエステル樹脂からなるフィルムが好ましく挙げられる。これらの中でも、本実施形態の転写用ハードコートフィルム10を製造する際の熱収縮や、電離放射線の照射による収縮が生じにくいことなどを考慮すると、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートが好ましく、特にポリエチレンテレフタレートが好ましい。
ポリオレフィン樹脂フィルムとしては、転写用ハードコートフィルム10を製造する際の熱収縮や、電離放射線の照射による収縮が生じにくいことなどを考慮すると、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブテン樹脂、エチレン−プロピレン共重合体樹脂、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体樹脂、オレフィン熱可塑性エラストマーなどのポリオレフィン樹脂からなり、延伸された樹脂フィルムが好ましく挙げられる。また、これらの中でも、延伸ポリプロピレン樹脂フィルムであることが好ましい。
延伸ポリオレフィン樹脂は、一軸延伸されたもの、二軸延伸されたもののいずれでもよいが、転写用ハードコートフィルムを製造する際の熱収縮や、電離放射線の照射による収縮が生じにくいことなどを考慮すると、二軸延伸されたものであることが好ましい。二軸延伸ポリオレフィン樹脂のシートは、通常、長手方向延伸機を用いてガラス転移温度(Tg)以上に加熱して、好ましくは5倍以上30倍以下程度延伸し、次いで、幅方向延伸機を用いてガラス転移温度(Tg)以上に加熱して幅方向へ好ましくは5倍以上30倍以下延伸して得られる。また、延伸倍率が上記範囲内であると、転写用ハードコートフィルム10を製造する際の熱収縮や、電離放射線の照射による収縮が生じにくくなる。
基材フィルム11の厚さは、特に限定されないが、4μm以上200μm以下であればよい。4μm以上であればカールやシワが入りにくくなり、200μm以下であればコストを安価に抑えられ、熱伝導効率が低下することがなく、転写後に基材フィルム11を剥離する際に各層がとられることがないため、優れた転写性が得られる。基材フィルム11は、複層構成でもよい。その場合、複層構成全体で上記厚みの範囲にあることが好ましい。
なお、基材フィルム11は、転写する際のハードコート層12との間の離型性を確保するために、必要に応じて基材フィルム11表面に公知の離型処理を施したり、シリコーン樹脂などの離型層を設けてもよい。また、逆にハードコート層12との密着性を向上させるためにコロナ放電処理、プラズマ処理、クロム酸化処理、火炎処理、熱風処理、オゾン/紫外線処理、易接着コート剤を塗布するなどの表面処理を施してもよい。
(ハードコート層)
ハードコート層12は、硬化性樹脂組成物の硬化物からなる層であり、樹脂基体20にハードコート性を付与する層である。上記硬化性樹脂組成物には硬化性樹脂の他、所望に応じて、耐候剤、耐傷粒子、非反応性シリコーン化合物などの滑剤がハードコート層積層体への耐候性及びハードコート性を付与する性能を損なわない範囲で含まれていてもよい。
ハードコート層12は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、アミノアルキッド樹脂、メラミン樹脂、グアナミン樹脂、尿素樹脂、熱硬化性アクリル樹脂、電離放射線硬化性樹脂等、の硬化物からなる層を好ましく挙げることができる。耐候性やハードコート性の観点から電離放射線硬化性樹脂の硬化物であることが好ましい。
電離放射線硬化性樹脂は、電離放射線を照射することにより硬化する硬化性樹脂であり、電離放射線としては、電磁波又は荷電粒子線のうち、分子を重合あるいは架橋し得るエネルギー量子を有するもの、例えば、紫外線(UV)又は電子線(EB)が用いられるほか、X線、γ線などの電磁波、α線、イオン線などの荷電粒子線も用いられる。
ハードコート層12に使用できる電離放射線硬化性樹脂としては、従来から電離放射線硬化性を有する樹脂として慣用されている重合性オリゴマー(プレポリマー)、重合性ポリマーの中から適宜選択して用いることができ、良好な硬化特性を得る観点から、ブリードアウトしにくく、固形分基準として95%以上100%以下程度としても塗布性を有し、かつ硬化させてハードコート層12を形成する際に硬化収縮を生じにくいものが好ましい。
重合性オリゴマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つオリゴマー、例えば、エポキシ(メタ)アクリレート系、ウレタン(メタ)アクリレート系やポリエーテル系ウレタン(メタ)アクリレートやカプロラクトン系ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート系、ポリエーテル(メタ)アクリレート系のオリゴマーなどが好ましく挙げられ、ウレタン(メタ)アクリレート系がより好ましい。なお、上記(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタクリレートを意味する。
これらのオリゴマーのうち、多官能の重合性オリゴマーが好ましく、官能基数としては、2以上15以下が高架橋密度によるハードコート性付与の点で好ましく、硬化収縮を生じにくいという点から、2以上8以下がより好ましく、さらに好ましくは2以上6以下である。また、単官能の重合性オリゴマーとしては、例えば、カプロラクトン系ポリオールと有機イソシアネートとヒドロキシ(メタ)アクリレートとの反応により得られるカプロラクトン系ウレタン(メタ)アクリレートや、ポリブタジエンオリゴマーの側鎖に(メタ)アクリレート基をもつ疎水性の高いポリブタジエン(メタ)アクリレートなどのような高分子ウレタン(メタ)アクリレートを挙げることができる。
重合性ポリマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つポリマー、例えば、エポキシ(メタ)アクリレート系、ウレタン(メタ)アクリレート系やポリエーテル系ウレタン(メタ)アクリレートやポリカプロラクトン系ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレート系、ポリエーテル(メタ)アクリレート系のポリマーなどが好ましく挙げられ、ポリカプロラクトン系ウレタン(メタ)アクリレート又はウレタン(メタ)アクリレート系がより好ましい。なお、上記(メタ)アクリレートとは、アクリレート又はメタクリレートを意味する。これらのポリマーを単独で、あるいは複数を組合せて用いてもよい。
また、ハードコート層12を形成する硬化性樹脂組成物には、耐傷粒子が含有されていてもよい。耐傷粒子としては、無機系と有機系の粒子があり、無機系粒子としては、例えば、アルミナ、シリカ、カオリナイト、酸化鉄、ダイヤモンド、炭化ケイ素などの粒子が挙げられる。該無機系粒子の形状としては、例えば、球状、楕円体、多面体、鱗片形などが挙げられ、特に制限はないが、ハードコート層12の硬度がより高くなり優れたハードコート性が得られる点で、球状が好ましい。耐傷粒子の粒子径としては特に制限されないが、ハードコート層12の硬度及び平滑性の観点から、0.1μm以上4μm以下、好ましくは0.5μm以上3μm以下が挙げられる。なお、粒子の粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置により測定することができる。
ハードコート層12の厚さは、特に限定はないが、1μm以上20μm以下程度である。優れた耐候性とその持続性、更には透明性を得る観点から、好ましくは2μm以上20μm以下であり、より好ましくは2μm以上10μm以下であり、更に好ましくは2μm以上6μm以下である。また、ハードコート層12の厚さをより薄くすることにより硬化収縮の発生を低減することができ、また製造安定性や製造効率を向上させることができるため、特に2μm以上4μm以下とすることが好ましい。
(プライマー層)
プライマー層13は、ハードコート層12と接着層14との間に配置され、ハードコート層12に対する応力緩和層として機能するとともに、ハードコート層12の密着性を向上させる役割を果たす層である。
プライマー層13は、屈折率差Δnが0.13より大きい紫外線吸収剤及び粒子と、バインダー樹脂と、を含むプライマー層形成用組成物を用いて形成される。なお、2種以上の紫外線吸収剤や、2種以上の粒子を用いる場合には、屈折率差Δnが0.13より大きい紫外線吸収剤と粒子の組み合わせが1組でもあれば本発明の範囲内である。以下、プライマー層形成用組成物を構成する材料について説明する。
[紫外線吸収剤]
紫外線吸収剤は、粒子との屈折率差Δnが0.13超である屈折率を有する紫外線吸収剤を含めば特に限定されない。例えば、二酸化チタンや酸化セリウム、酸化亜鉛などの無機系のものや、ベンゾトリアゾール系やトリアジン系の有機系の紫外線吸収剤が好ましく挙げられ、これらのうち、粒子との屈折率差Δnが0.13超であるものを選択して単独で、又は複数種を組み合わせて用いることができる。トリアジン系紫外線吸収剤のなかでも、ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤がさらに好ましい。上記ヒドロキシフェニルトリアジン系紫外線吸収剤としては、例えば、2−(2−ヒドロキシ−4−[1−オクチルオキシカルボニルエトキシ]フェニル)−4,6−ビス(4−フェニルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−ドデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−ブトキシフェニル]−6−(2,4−ジブトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−トリデシルオキシプロピル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン、2−[4−[(2−ヒドロキシ−3−(2’−エチル)ヘキシル)オキシ]−2−ヒドロキシフェニル]−4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンなどが好ましく挙げられる。
また、本願発明においては、粒子との屈折率差Δnが0.13超の紫外線吸収剤を、粒子との屈折率差Δnが0.13以下の紫外線吸収剤とを組み合わせて使用することが好ましい。これにより、より広範囲の領域の紫外線を吸収することができ、耐候性に優れたハードコート層積層体を得ることができる。
本願発明において、粒子との屈折率差Δnが0.13超となる紫外線吸収剤としては、例えば粒子がシリカ(屈折率1.46)の場合、屈折率1.60以上の紫外線吸収剤である。屈折率1.60以上の紫外線吸収剤としては、Tinuvin479、Tinuvin405(以上BASF社製)が挙げられ、Tinuvin479が好ましい。また、屈折率が1.60未満の紫外線吸収剤としては、Tinuvin400、Tinuvin477(以上BASF社製)が挙げられ、Tinuvin400が好ましい。両方の紫外線吸収剤を使用する場合は、屈折率1.60以上の紫外線吸収剤の含有量は、紫外線吸収剤全体の含有量に対し、20質量%以上80質量%以下であることが好ましく、40質量%以上60質量%以下であることがより好ましい。
ここで、紫外線吸収剤の屈折率は、材料固有の値であり、後述する実施例の方法で、アッベ屈折率計(アタゴ社製、製品名[DR−M2])によって測定することができる。複数の紫外線吸収剤を使用する場合は、材料別に分けて測定することで求める。なお、紫外線吸収剤の屈折率は、材料固有の値であるため、プライマー層13中に含有される紫外線吸収剤の種類を特定することができれば、市販された同一の紫外線吸収剤の屈折率を測定することで、プライマー層13中に含有される紫外線吸収剤の屈折率を測定することができる。
紫外線吸収剤の含有量は、バインダー樹脂100質量部に対して、0.1質量部以上30質量部以下が好ましく、0.1質量部以上25質量部以下がより好ましく、0.3質量部以上20質量部以下がさらに好ましい。紫外線吸収剤が上記範囲内であれば、十分な紫外線吸収能が得られるので、優れた耐候性が得られる。
[粒子]
プライマー層13に粒子が含有されることによって、転写用ハードコートフィルム10の製造工程において、プライマー層13を形成した後にフィルムを巻取った場合に、基材フィルム11とプライマー層13とが接触する面積を減らすことができ、また、プライマー層13とガイドロールとの接着を抑制し、転写用ハードコートフィルム10の巻き形状の悪化や、転写用ハードコートフィルム10が損傷することを防止できる。
粒子としては、紫外線吸収剤との屈折率差Δnが0.13超である屈折率を有する粒子を含めば特に限定されない。例えば、シリカ(屈折率1.46)、アルミナ(屈折率1.76)、水酸化アルミニウム(屈折率1.65)、硫酸バリウム(屈折率1.64)、タルク(屈折率1.57)、炭酸カルシウム(屈折率1.58)等の無機材料、アクリル(屈折率1.49以上1.53以下)やウレタン(屈折率1.49)等の有機材料が挙げられ、これらのうち、紫外線吸収剤との屈折率差Δnが0.13超であるものを選択して単独で、又は複数種を組み合わせて用いることができる。本願発明においては、紫外線吸収剤との屈折率差Δnが0.13以下の粒子を含有してもよい。なお、上記カッコ内に示した屈折率は、各材料の代表的な値である。粒子の屈折率は、後述の実施例の方法で、アッベ屈折率計(アタゴ社製、製品名[DR−M2])によって測定することができる。なお、粒子の屈折率は、プライマー層13中に含有される粒子の材料を特定することができれば、市販された同一の粒子の材料の屈折率を測定することで、プライマー層13中に含有される粒子の屈折率を測定することができる。
本実施形態に関する粒子の粒子径としては特に制限されないが、透明性とブロッキング現象の発生の抑制の点から、0.1μm以上10μm以下、好ましくは0.5μm以上8μm以下、更に好ましくは0.5μm以上5μm以下が挙げられる。なお、粒子の粒子径は、レーザー回折式粒度分布測定装置により測定することができる。
粒子の含有量としては、透明性とブロッキング現象の発生の抑制の観点から、バインダー樹脂100質量部に対して1質量部以上20質量部以下の範囲が好ましく、より好ましくは2質量部以上15質量部以下、さらに好ましくは3質量部以上10質量部以下が挙げられる。
本実施形態に関するプライマー層13は、接着層14側表面に粒子に起因した凹凸が形成されている。具体的には、プライマー層13の接着層表面の算術平均粗さが400nm以上700nm以下であることが好ましい。プライマー層13の接着層14表面の算術平均粗さが400nm以上であれば、プライマー層13の表面の耐ブロッキング性能が十分となり、本実施形態の転写用ハードコートフィルムの製造を容易なものとすることができる。プライマー層13の接着層表面の算術平均粗さが700nm以下であることで、プライマー層13表面に形成された凹凸形状に起因した光の散乱が生じることなく、転写用ハードコートフィルム10の透明性を維持することができる。プライマー層13の接着層14表面の算術平均粗さのより好ましい下限は450nm、より好ましい上限は550nmである。なお、プライマー層13表面の算術平均粗さは、JIS B0601(1994)に規定の算術平均粗さ(Ra)に準拠して測定された値である。
[バインダー樹脂]
本実施形態に関するプライマー層13を構成するバインダー樹脂は、主剤と硬化剤とからなる2液硬化型樹脂を含有することが好ましい。
[主剤]
主剤としては、特に限定はなく、例えば、ポリウレタン樹脂、(メタ)アクリル樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、プチラール樹脂、塩素化ポリプロピレン、塩素化ポリエチレン等が挙げられる。これらのバインダー樹脂は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。これらのバインダー樹脂の中でも、密着性及び耐候性の観点から、ポリウレタン樹脂が好ましい。
ポリウレタン樹脂としては、ポリウレタン樹脂の高分子鎖中に更にアクリル骨格を有するポリウレタン樹脂であることが、耐候性及び耐久性の観点からより好ましい。高分子鎖中にアクリル骨格を有するポリウレタン樹脂としては、例えば、ウレタン成分とアクリル成分との共重合体であるウレタンアクリル共重合体、ポリウレタンを構成するポリオール成分又はポリイソシアネート成分としてヒドロキシル基又はイソシアネート基を有するアクリル樹脂があり、なかでもウレタンアクリル共重合体が好ましい。ウレタンアクリル共重合体は、例えば、1分子中に少なくとも2個のヒドロキシル基を有するアクリル樹脂にポリオール化合物及びイソシアネート化合物を反応させる方法(特開平6−100653号公報等参照)や、不飽和二重結合を両末端に有するウレタンプレポリマーにアクリルモノマーを反応させる方法(特開平10−1524号公報等参照)等によって得ることができる。
上記の高分子鎖中にアクリル骨格を有するポリウレタン樹脂のなかでも、高分子鎖中に、更にポリカーボネート骨格又はポリエステル骨格を有するものが、ハードコート層との密着性の観点から好ましい。高分子鎖中にアクリル骨格を有し、更にポリカーボネート骨格又はポリエステル骨格を有するポリウレタンとしては、ポリカーボネート系ウレタン成分とアクリル成分の共重合体であるポリカーボネート系ウレタンアクリル共重合体、又は、ポリエステル系ウレタン成分とアクリル成分の共重合体であるポリエステル系ウレタンアクリル共重合体がより好ましく、より一層優れた耐候性を備えさせるという観点から、ポリカーボネート系ウレタンアクリル共重合体を用いることが特に好ましい。これらのポリウレタンは、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。
上記ポリカーボネート系ウレタンアクリル共重合体は、例えば、カーボネートジオールとジイソシアネートを反応させて得られたポリカーボネート系ウレタンと、アクリル骨格を有するジオールを共重合させることにより得ることができる。また、ポリカーボネート系ウレタンアクリル共重合体は、アクリル骨格を有するジオールに、カーボネートジオールとジイソシアネートを反応させることによっても得ることができる。ここで、上記アクリル骨格を有するジオールとしては、具体的には、(メタ)アクリル酸、アルキル基の炭素数が1〜6程度の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、或いはこれらがラジカル重合したオリゴマー又はプレポリマー(重合度2以上10以下程度)に、2つの水酸基が導入されている化合物が挙げられる。
上記ジイソシアネートとしては、具体的には、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族系インシアネート;イソホロンジイソシアネート、水素転化キシリレンジイソシアネート等の脂環式系インシアネートが挙げられる。また、上記カーボネートジオールとしては、具体的には、下記一般式(1)に示される化合物(式中、R1は、同一又は異なって、置換基を有していてもよい炭素数1以上12以下のアルキレン基、置換基を有していてもよい炭素数1以上12以下の2価の複素環基、又は、置換基を有していてもよい炭素数1以上12以下の2価の脂環基であり、m1は、1以上10以下の整数である)等が挙げられる。
[化1]
HO−[R−O−(C=O)−O]m1−R−OH(1)
また、ポリカーボネート系ウレタンアクリル共重合体は、ラジカル重合する基が導入されているポリカーボネート系ポリウレタンプレポリマーを、アクリルモノマーとラジカル重合させることによって得ることもできる。前記アクリルモノマーとしては、具体的には、(メタ)アクリル酸やアルキル基の炭素数が1以上6以下程度の(メタ)アクリル酸アルキルエステルが挙げられる。
上記ポリエステル系ウレタンアクリル共重合体は、例えば、エステルジオールとジイソシアネートを反応させて得られたポリエステル系ウレタンと、アクリル骨格を有するジオールを共重合させることにより得ることができる。あるいは、アクリル骨格を有するジオールに、エステルジオールとジイソシアネートを反応させることによっても得ることができる。ここで、アクリル骨格を有するジオール及びジイソシアネートは、前記ポリカーポネート系ウレタンアクリル共重合体の製造に使用されるものと同様である。また、エステルジオールとしては、具体的には、下記一般式(2)に示される化合物(式中、R2は、同一又は異なって、置換基を有していてもよい炭素数1以上12以下のアルキレン基、置換基を有していてもよい炭素数1以上12以下の2価の複素環基、又は、置換基を有していてもよい炭素数1以上12以下の2価の脂環基であり、m2は、1以上10以下の整数である)等が挙げられる。
[化2]
HO−[R−O−(C=O)]m2−R−OH(2)
また、ポリエステル系ウレタンアクリル共重合体は、ラジカル重合する基が導入されているポリエステル系ポリウレタンプレポリマーを、アクリルモノマーとラジカル重合させることによって得ることもできる。アクリルモノマーとしては、上記ポリカーボネート系ウレタンアクリル共重合体の製造に使用されるものと同様である。
上記プライマー層に用いられるポリウレタンは、例えば、重量平均分子量が4.0×10以上1.0×10以下を満たすものが使用される。このような特定の重量平均分子量と後述するアクリル成分の含有量を満たすポリウレタンを使用することによって、優れた耐候性を備えさせることが可能になる。より一層優れた耐候性を備えさせるという観点から、ポリウレタンの重量平均分子量として、好ましくは5.0×10以上8.0×10以下が挙げられる。ここで、ポリウレタンの重量平均分子量は、GPC分析によって測定され、かつ、標準ポリスチレンで換算された値を示す。
上記プライマー層に用いられるポリウレタンは、優れた耐候性を備えさせるために、アクリル成分の含有量が1質量%以上30質量%以下であることが好ましい。ここで、ポリウレタンにおけるアクリル成分の含有量とは、ポリウレタンの総質量当たり、アクリル骨格を構成するモノマーが占める割合(質量%)である。より一層優れた耐候性を備えさせるという観点から、ポリウレタンにおけるアクリル成分の含有量として、好ましくは5質量%以上20質量%以下が挙げられる。ポリウレタンにおけるアクリル成分の含有量は、ポリウレタンのNMRスペクトルを測定し、全ピーク面積に対するアクリル成分に帰属されるピーク面積の割合を求めることによって算出される。
上記プライマー層において、上記ポリウレタンと他のバインダー樹脂を組み合わせて使用する場合、これらの混合比については、特に制限されないが、例えば、バインダー樹脂の総量100質量部当たり、上記ポリウレタンが50質量部以上、好ましくは70質量部以上、更に好ましくは85質量部以上となるように設定すればよい。
[硬化剤]
上記の主剤の硬化を促進する観点から、例えばトリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、シクロヘキサンフェニレンジイソシアネート、ナフタレン−1,5−ジイソシアネートなどのイソシアネート硬化剤が挙げられる。
硬化剤の使用量は、応力緩和性能や表面保護層と接着層との密着性を向上の観点から、主剤となる樹脂100質量部に対して、1質量部以上40質量部以下が好ましく、10質量部以上30質量部以下がより好ましく、20質量部以上30質量部以下がさらに好ましい。
本実施形態に関するプライマー層13は、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、上記以外の各種添加剤を含有していてもよい。このような添加剤としては、例えば、耐摩耗性向上剤、赤外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、接着性向上剤、レベリング剤、チクソ性付与剤、カップリング剤、可塑剤、消泡剤、充填剤、溶剤、着色剤等が挙げられる。これらの添加剤は、常用されるものから適宜選択して用いることができる。
本実施形態に関するプライマー層13の厚さについては、特に制限されないが、例えば、0.1μm以上10μm以下、好ましくは0.1μm以上5μm以下、更に好ましくは1μm以上4μm以下が挙げられる。
[接着層]
本実施形態に関する接着層14は、ハードコート層12を樹脂基体20の表面に形成するために、ハードコート層12を樹脂基体20に接着するために設けられる層であり、このようなハードコート層12を樹脂基体20に接着するという機能に加えて、プライマー層13に含まれる粒子がプライマー層13の表面に突き出す、いわゆる頭出しを和らげて透明性の低下を抑制し、優れた光学的性能を確保するという機能をも有する。
また、本実施形態に関する接着層14は重量平均分子量(Mw)7.6×10以上2.3×10以下の樹脂を含有する。重量平均分子量(Mw)がこのような範囲であることで、プライマー層13がまだ完全に硬化する前に接着層14を形成した場合でも、接着層14にクラックが生じにくい。そのため、転写後に表面の透明性がより高い成形品を得ることができる。また、上記の範囲であることで、接着層形成用組成物の塗工性が優れることで筋ムラを抑えることができる。そのため、転写後、欠点の少ない外観に優れた成形品を得ることができる。重量平均分子量(Mw)のより好ましい範囲は、9.6×10以上1.2×10以下である。なお、本明細書における樹脂の重量平均分子量は、GPC法によって測定し、かつ、標準ポリスチレン換算された値である。
本実施形態に関する接着層14に使用できる接着性の樹脂としては、樹脂基体20の材質や転写の際の転写温度や圧力に応じて定められるものであるが、一般に、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、塩素化ポリプロピレン、塩素化ゴム、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、スチレン樹脂などの熱融着樹脂が好ましく、樹脂基体20の材質や転写製品の用途に応じて、上記樹脂の中から1種又は2種以上の樹脂が選定される。プライマー層13に含まれる粒子との屈折率差が小さく透明性に優れ、透明性と耐候性向上の点から、上記熱融着樹脂としては、アクリル樹脂を単体で用いることが特に好ましい。
本実施形態に関する接着層14には、ハードコート層12やプライマー層13と同様、耐候性を更に向上させるため、紫外線吸収剤や光安定剤などの耐候性改善剤を含有させることもできる。使用できる紫外線吸収剤や光安定剤としては、プライマー層13において述べたものを好ましく用いることができる。
本実施形態に関する接着層14における紫外線吸収剤の含有量は、接着層14を形成する樹脂100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上25質量部以下、より好ましくは1質量部以上25質量部以下、更に好ましくは3質量部以上20質量部以下であり、特に好ましくは5質量部以上20質量部以下である。また、光安定剤の含有量は、接着層14を形成する樹脂100質量部に対して、好ましくは0.05質量部以上7質量部以下、より好ましくは0.5質量部以上5質量部以下、更に好ましくは1質量部以上5質量部以下であり、特に好ましくは2質量部以上5質量部以下である。
上記接着層14の厚さについては、プライマー層13よりも厚いことが好ましいが、上記ハードコート層12を含む転写層を樹脂基体20に接着するという機能と、優れた透明性を確保するという観点から、1μm以上7μm以下であることが好ましく、より好ましくは1μm以上6μm以下である。
また、本実施形態の転写用ハードコートフィルム10は、接着層14の上にポリエチレン樹脂などの樹脂からなるカバーフィルム(保護フィルム)を貼り付けて表面を保護しておくことが、製品を保管する上で好ましい。本実施形態の転写用ハードコートフィルム10は、カバーフィルムを設ける場合、このカバーフィルムを剥がし、接着層14を露出し、この接着層14の面を介して樹脂基体20に転写される。
[着色層]
本発明の転写用ハードコートフィルムでは必須ではないが、ハードコート層積層体の意匠性を向上させるため、必要に応じて転写用ハードコートフィルムの一部又は全面に、更に着色層(加飾層)を設けてもよい。着色層の柄は任意であるが、例えば、木目、石目、布目、砂目、幾何学模様、文字などからなる柄や絵柄等を設けることもできる。
着色層は、例えばプライマー層と接着層との間に積層されるが、これに限定されず、接着性を有する材料の場合には接着層の上に形成されていてもよい。
着色層の形成方法は、例えば、プライマー層13の上に、ポリビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアセタール系樹脂、セルロース系樹脂などの樹脂をバインダーとし、適当な色の顔料又は染料を着色剤として含有する印刷インキによる印刷を行うことで形成することができる。印刷方法としては、グラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、転写シートからの転写印刷、昇華転写印刷、インクジェット印刷などの公知の印刷法が挙げられる。着色層の厚みは、意匠性の観点から5μm以上40μm以下が好ましく、5μm以上30μm以下がより好ましい。
<転写用ハードコートフィルムの製造方法>
本実施形態に関する転写用ハードコートフィルム10の製造方法は、特に限定されるものではないが、例えば、少なくとも以下の工程を順に有する転写用ハードコートフィルムの製造方法を挙げることができる。
a)基材フィルム11上に、ハードコート層12を形成する工程
b)ハードコート層12上に、屈折率差Δnが0.13より大きい紫外線吸収剤及び粒子と、2液硬化型樹脂と、を含むプライマー層形成用組成物を用いてプライマー層13を形成する工程
c)プライマー層13上に、重量平均分子量(Mw)が、7.6×10以上2.3×10以下の樹脂を含有する接着層形成用組成物を用いて接着14層を形成する工程
d)プライマー層13を硬化する工程
以下各工程について説明する。
[a)基材フィルム上に、ハードコート層を形成する工程]
基材フィルム11上に、ハードコート層12を含む転写層形成する方法としては、ハードコート層形成用樹脂組成物を、硬化後の厚さが通常1μm以上20μm以下程度となるように、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコートなどの方式、好ましくはグラビアコートにより塗布し、硬化して行う方法がある。樹脂組成物が溶剤を含むような場合は、塗工後、熱風乾燥機などにより塗布層を予め加熱乾燥してから、さらに加熱処理、あるいは電離放射線を照射することが好ましい。
ここで、電離放射線として電子線を用いる場合、その加速電圧については、用いる樹脂や層の厚みに応じて適宜選定し得るが、通常加速電圧70kV以上300kV以下、照射線量は5Mrad以上10Mrad以下程度で未硬化樹脂層を硬化させることが好ましい。
[b)プライマー層形成用組成物を用いてプライマー層を形成する工程]
次に、ハードコート層12上に、屈折率差Δnが0.13より大きい紫外線吸収剤及び粒子と、2液硬化型樹脂と、を含むプライマー層形成用組成物を用いてプライマー層13を形成する。プライマー層13は、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコートなどの塗布方式、或いは転写コーティング法により形成することができる。ここで、転写コーティング法とは、薄いシート(フィルム基材)にプライマー層13の塗膜を形成し、その後にハードコート層12の表面に被覆する方法である。好ましくはグラビアコートにより行うのがよい。
また、本実施形態に関するプライマー層13を形成する際に、ハードコート層12とプライマー層13との間の密着性を向上させるために、ハードコート層12の硬化を半硬化の状態にとどめ、その後、プライマー層13形成用の樹脂組成物を塗布した後にハードコート層12の硬化を完全硬化することにより、ハードコート層12とプライマー層13との間の密着性を高めることもできる。
プライマー層13は、未硬化の状態を維持できる範囲で、表面の乾燥を行ってもよい。ここで、未硬化の状態とは、プライマー層中に未反応の硬化剤が残存している状態であり、その残存率が多い程、プライマー層13の透明性低下を防止する観点から好ましい。硬化剤のイソシアネート部分に該当する赤外スペクトル2260cm−1のピーク強度が、プライマー層塗布直後のピーク強度を基準として50%以上である状態が好ましい。
[c)接着層形成用組成物を用いて接着層を形成する工程]
次に、プライマー層13上に、重量平均分子量(Mw)が、7.6×10以上2.3×10以下の樹脂を含有する接着層形成用組成物を用いて接着層14を形成する。接着層14を形成する方法は、上記b)と同様の方法を用いることができ特に限定されない。
本発明では、プライマー層13の透明性低下を防止する観点から、このプライマー層13が完全に硬化する前に接着層14を形成することが肝要である。本発明者らが検討した結果、プライマー層13において紫外線吸収剤と粒子と併用した場合の透明性の低下は、プライマー層13が硬化する間に紫外線吸収剤がプライマー層13表面側(接着層14との界面側)に移行し、粒子の表面に屈折率差の異なる紫外線吸収剤が局在化することで生じているものと推定された。さらに、本発明者らは、プライマー層13が完全に硬化する前の未硬化の状態で、接着層をプライマー層上に形成することで、その後紫外線吸収剤がプライマー層13表面側に移行したとしても、上記粒子の表面へ局在化することを防止し、紫外線吸収剤と粒子との屈折率差Δnが0.13超の場合においてもプライマー層13の透明性の低下は防ぐことができることを見出した。上記のように、接着層はプライマー層13が未硬化の状態で形成する必要があるため、インラインで接着層14を形成することも好ましい一態様である。
[d)プライマー層を硬化する工程]
最後に、プライマー層13を硬化する。ここでの硬化とは、プライマー層13に残存している硬化剤を主剤と完全に反応させてしまう工程である。具体的には、従来公知の方法で硬化反応を促進させればよく、硬化剤の種類にもよるが、典型的には、40℃以上60℃以下の温度で、24時間以上72時間以下置くとよい。
<ハードコート層積層体、基材フィルム付ハードコート層積層体>
ハードコート層積層体とは、樹脂基体20上に、接着層14とプライマー層13とハードコート層12と必要に応じて基材フィルム11とが、この順に配置されて積層された積層体である。樹脂基体20にハードコート層12を含む転写層が積層されることで、樹脂基体20に十分な耐傷性を付与することができる(図2参照)。
ハードコート層積層体の製造方法は、特に制限されるものではないが、押出成形や射出成形により樹脂基体20を得た後、樹脂基体20の表面に本実施形態の転写用ハードコートフィルム10の接着層14と対向するようにニップロール等によって、加熱加圧することで積層し(熱転写方法)、基材フィルム付ハードコート層積層体を製造することができる。またその後、基材フィルム11を剥離することでハードコート層積層体を製造することができる。なお、樹脂基体20の両面に耐傷性を付与する観点から樹脂基体20の両面から転写用ハードコートフィルム10をそれぞれ用いて、樹脂基体20の両面にハードコート層12を含む転写層を積層させてもよい。
以下、実施例、比較例を示して、本発明を更に具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例に何ら限定されるものではない。
<実施例1>
基材フィルムとして厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)からなるフィルムを用い、該基材フィルムの一方の面に、以下のハードコート層形成用の硬化性樹脂組成物を塗布して未硬化樹脂層を形成し、90kV及び7Mrad(70kGy)の条件で電子線を照射して、該未硬化樹脂層を架橋硬化させることにより、ハードコート層(厚さ:3μm)を形成した。
次いで、ハードコート層の面にコロナ放電処理をした上に、下記プライマー層形成用樹脂組成物を塗布して、ブロッキングしない程度に表面を乾燥させてプライマー層(厚さ:3μm)を形成した。
その後、プライマー層が完全に硬化する前に、プライマー層上に重量平均分子量(Mw)7.6×10であるアクリル系樹脂を用いて接着層(厚さ:5μm)を積層した。
さらに、上記の、基材フィルム/ハードコート層/プライマー層/接着層の積層体を、40℃温度下に72時間置くことにより、未硬化のプライマー層を硬化させることで、実施例1の転写用ハードコートフィルムを得た。
(ハードコート層形成用樹脂組成物)
(硬化性樹脂)
多官能ウレタンアクリレートオリゴマー:60質量部
多官能カプロラクトン系ウレタンアクリレートオリゴマー:40質量部
紫外線吸収剤:0.5質量部
光安定剤:3質量部
シリコーン化合物:0.2質量部
粒子:10質量部
(プライマー層形成用樹脂組成物)
ポリカーボネート系ウレタンアクリル共重合体:100質量部
紫外線吸収剤A(Tinuvin400):13質量部、屈折率 1.56
紫外線吸収剤B(Tinuvin479):17質量部、屈折率 1.68
光安定剤(Tinuvin123):3質量部
粒子(平均粒径3μmのシリカ、屈折率 1.46):8質量部
ポリイソシアネート(ヘキサメチレンジイソシアネート):25質量部
(屈折率の測定)
粒子、及び、紫外線吸収剤の屈折率は、アッベ屈折率計(アタゴ社製、製品名[DR−M2])等によって測定した。ここで、紫外線吸収剤の屈折率は、紫外線吸収剤10質量部を有機溶剤メチルエチルケトン90質量部に対して溶解した溶液を、PETフィルム上に1g/mで塗布、乾燥した後に、上記の屈折率計にて測定した値である。
<実施例2>
実施例1において、接着層14に含有される樹脂の重量平均分子量(Mw)が9.6×10であるアクリル系樹脂を用いて接着層(厚さ:5μm)を積層した以外は、実施例1と同様に製造し、実施例2の転写用ハードコートフィルムを得た。
<実施例3>
実施例1において、接着層14に含有される樹脂の重量平均分子量(Mw)が1.2×10であるアクリル系樹脂を用いて接着層(厚さ:5μm)を積層した以外は、実施例1と同様に製造し、実施例3の転写用ハードコートフィルムを得た。
<実施例4>
実施例1において、接着層14に含有される樹脂の重量平均分子量(Mw)が2.3×10であるアクリル系樹脂を用いて接着層(厚さ:5μm)を積層した以外は、実施例1と同様に製造し、実施例4の転写用ハードコートフィルムを得た。
<実施例5>
実施例1において、プライマー層に含有される紫外線吸収剤を、紫外線吸収剤A:13質量部(屈折率1.56)、及び、紫外線吸収剤C(Tinuvin405):17質量部(屈折率1.62)とし、かつ、接着層14に含有される樹脂の重量平均分子量(Mw)が9.6×10であるアクリル系樹脂を用いて接着層(厚さ:5μm)を積層した以外は、実施例1と同様に製造し、実施例5の転写用ハードコートフィルムを得た。
<実施例6>
実施例5において、プライマー層に含有される紫外線吸収剤を、紫外線吸収剤C:17質量部(屈折率1.62)のみとし、かつ、接着層14に含有される樹脂の重量平均分子量(Mw)が9.6×10であるアクリル系樹脂を用いて接着層(厚さ:5μm)を積層した以外は、実施例5と同様に製造し、実施例6の転写用ハードコートフィルムを得た。
<比較例1>
実施例1において、接着層14に含有される樹脂の重量平均分子量(Mw)が2.5×10であるアクリル系樹脂を用いて接着層(厚さ:5μm)を積層した以外は、実施例1と同様に製造し、比較例1の転写用ハードコートフィルムを得た。
<比較例2>
実施例1において、接着層14に含有される樹脂の重量平均分子量(Mw)が4.0×10であるアクリル系樹脂を用いて接着層(厚さ:5μm)を積層した以外は、実施例1と同様に製造し、比較例2の転写用ハードコートフィルムを得た。
<比較例3>
実施例1において、接着層14に含有される樹脂の重量平均分子量(Mw)が6.7×10であるアクリル系樹脂を用いて接着層(厚さ:5μm)を積層した以外は、実施例1と同様に製造し、比較例3の転写用ハードコートフィルムを得た。
<比較例4>
実施例1において、接着層14に含有される樹脂の重量平均分子量(Mw)が2.8×10であるアクリル系樹脂を用いて接着層(厚さ:5μm)を積層した以外は、実施例1と同様に製造し、比較例4の転写用ハードコートフィルムを得た。
<比較例5>
実施例1において、接着層14に含有される樹脂の重量平均分子量(Mw)が3.0×10であるアクリル系樹脂を用いて接着層(厚さ:5μm)を積層した以外は、実施例1と同様に製造し、比較例5の転写用ハードコートフィルムを得た。
Figure 0006582833
実施例及び比較例の転写用ハードコートフィルムを用い、樹脂基体(ポリカーボネート板、2mm厚)の片面に、160℃の熱をかけながらロール転写を行い、樹脂基体、接着層、プライマー層、ハードコート層及び基材フィルムを順に有する、基材フィルム付ハードコート層積層体を形成し、さらに基材フィルムを剥離してハードコート層積層体を得た。
<接着層面質確認試験>
実施例及び比較例の転写用ハードコートフィルムについて接着層の外観を目視にて確認した。評価結果を表2に示す(表2中、「接着層面質」と表記)。
[評価基準]
○:塗工スジ、ムラ、及びピンホールが認められず、均一な塗工面質であった
△:若干の塗工スジ、ムラ、またはピンホールが認められる塗工面質であった
×:著しい塗工スジ、ムラ、またはピンホールが認められ、不均一な塗工面質であった
<接着層クラック有無確認試験>
実施例及び比較例の転写用ハードコートフィルムについて接着層の積層後、50℃恒温層内にて2週間保管し、保管後の転写用ハードコートフィルムについて接着層のクラック有無を確認した。評価結果を表2に示す(表2中、「接着層クラック」と表記)。
[評価基準]
○:接着層にクラック及び剥離が認められず、均一な面質である状態であった
×:接着層にクラックまたは剥離が認められ、不均一な面質である状態であった
<ハードコート層積層体のヘイズ試験>
実施例及び比較例の転写用ハードコートフィルムから得られたハードコート層積層体の表面を、ヘイズメータ(東洋精機製作所社製、ヘイズガードプラス)で測定した。評価結果を表2に示す(表2中、「ヘイズ(%)」と表記)。
<ハードコート層積層体の密着性試験>
実施例及び比較例の転写用ハードコートフィルムから得られたハードコート層積層体の転写面にカッターナイフで1mm碁盤目クロスカットを入れ、コート面にニチバン製工業用テープを圧着し、45°方向に急激剥離する試験を1回実施後、試験面を目視で観察した(ASTM D3359準拠)。評価結果を表2に示す(表2中、「密着性」と表記)。
Figure 0006582833
表2より、実施例1-3、5、6の転写用ハードコートフィルムは、接着層の表面が、均一な塗工面質であり、かつ、接着層のクラックが起きていない転写用ハードコートフィルムであることが分かる。実施例4の転写用ハードコートフィルムの面質は、樹脂基体に転写後目立たつものではなかった。また、実施例の転写用ハードコートフィルムから得られたハードコート層積層体は、透明性及び樹脂基体との密着性に優れたハードコート層積層体であることが分かる。
10 転写用ハードコートフィルム
11 基材フィルム
12 ハードコート層
13 プライマー層
14 接着層
20 樹脂基体

Claims (4)

  1. 基材フィルム上に、ハードコート層とプライマー層と接着層とがこの順に配置されており、
    前記プライマー層は、紫外線吸収剤と、粒子と、を含有し、前記紫外線吸収剤と前記粒子の屈折率差Δnが0.13より大きく、
    前記接着層は、重量平均分子量(Mw)が7.6×10以上2.3×10以下のアクリル系樹脂を含有する転写用ハードコートフィルム。
  2. 樹脂基体上に、接着層とプライマー層とハードコート層とがこの順に配置されており、
    前記プライマー層は、紫外線吸収剤と、粒子と、を含有し、前記紫外線吸収剤と前記粒子の屈折率差Δnが0.13より大きく、
    前記接着層は、重量平均分子量(Mw)が7.6×10以上2.3×10以下のアクリル系樹脂を含有するハードコート層積層体。
  3. 樹脂基体上に、接着層とプライマー層とハードコート層と基材フィルムとがこの順に配置されており、
    前記プライマー層は、紫外線吸収剤と、粒子と、を含有し、前記紫外線吸収剤と前記粒子の屈折率差Δnが0.13より大きく、
    前記接着層は、重量平均分子量(Mw)が7.6×10以上2.3×10以下のアクリル系樹脂を含有する基材フィルム付ハードコート層積層体。
  4. 少なくとも以下の工程を順に有する転写用ハードコートフィルムの製造方法。
    a)基材フィルム上に、ハードコート層を形成する工程
    b)前記ハードコート層上に、屈折率差Δnが0.13より大きい紫外線吸収剤及び粒子と、2液硬化型樹脂と、を含むプライマー層形成用組成物を用いてプライマー層を形成する工程
    c)前記プライマー層上に、重量平均分子量(Mw)が、7.6×10以上2.3×10以下のアクリル系樹脂を含有する接着層形成用組成物を用いて接着層を形成する工程
    d)前記プライマー層を硬化する工程
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