JP6581558B2 - スパウト付きガゼット袋 - Google Patents
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Description
以下、本発明のスパウト付きガゼット袋の一実施例について説明する。図1、図2は、スパウト付きガゼット袋を示したものであり、スパウト付きガゼット袋P1は、正面視が略矩形の袋本体1とスパウト11とによって構成されており、縦×横=280mm×140mmの大きさを有している。
上記の如く構成されたスパウト付きガゼット袋P1は、スパウト11の抽出部14から内容物を充填させて用いられる。そして、そのように内容物を充填させると、折り込み材3a,3bの二つ折りになった定幅部分18が拡がるとともに、底シール部7の上方において、表側の胴材2aおよび裏側の胴材2bが、側方シール部5,5の幅広部W,Wの上端際で屈曲して矩形状の底面を形成するため、下側の部分が直方体状となる。そのため、スパウト付きガゼット袋P1は、安定した状態で起立させることができる。さらに、そのように内容物を充填させたスパウト付きガゼット袋P1は、従来の(上端縁の中央にスパウトが固着された)スパウト付きガゼット袋に比べて、小さな傾斜角度で、内容物を抽出することができる。
スパウト付きガゼット袋P1は、上記の如く、上部に、傾斜端縁4が設けられており、その傾斜端縁4に、合成樹脂製のスパウト11が溶着されているので、大きな角度で傾斜させなくても内容物を容易に抽出することができる。その上、スパウト11が左側(状面図における左側)に寄っているので、内容物が残り少なくなった場合でも転倒しにくい。
本発明に係るスパウト付きガゼット袋の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、袋本体を構成する合成樹脂製シートの材質、大きさ(高さ、幅、マチの幅、マチの構造等)、底シール部、側方シール部、頭シール部、傾斜シール部の形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
2a,2b・・胴材
3a,2b・・折り込み材(側部)
21・・折り込み材(底部)
4・・傾斜端縁
5・・側方シール部
11・・スパウト
18,18’・・定幅部分
19,19’・・幅狭部分
P1〜P9・・スパウト付きガゼット袋
W・・幅広部
Claims (5)
- 合成樹脂製シートによって左右両側に折り込み部を有する袋状に形成されており、上部に、合成樹脂製のスパウトが、表裏2枚のシートに挟まれた状態で溶着されたスパウト付きガゼット袋であって、
前記折り込み部が、二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分の上部に、その定幅部分より幅の狭い幅狭部分を設けたものであり、
その幅狭部分の上部の端縁が傾斜状になっており、その傾斜端縁に、合成樹脂製のスパウトが溶着されているとともに、
左右両サイドがヒートシールされており、それらの側方シール部の下端際が、内向きの傾斜状になっており、かつ、
前記側方シール部の前記折り込み部の幅狭部分の外側に相当する部分に、他の部分より幅広なシール強化部が設けられており、かつ、
前記傾斜端縁の設置側の側方シール部の上端際が、表裏2枚のシートを直接にヒートシールした状態になっており、なおかつ、その表裏2枚のシートを直接にヒートシールした部分において、傾斜端縁のシール部分と側方シール部の上端際の部分とが重なり合った状態になっているとともに、
前記折り込み部の幅狭部分が、二つ折りされた前記定幅部分の上端際を斜めに折り曲げることによって形成されたもの、あるいは、二つ折りされた前記定幅部分の上端際を水平断面がM字状になるように中側へ斜めに折り曲げることによって形成されたものであり、かつ、
前記シール強化部の上端が、その幅狭部分の折り曲げ稜線より上側に位置していることを特徴とするスパウト付きガゼット袋。 - 左右両サイドの側方シール部の下端際が、上方から下方にかけて次第に幅広になっていることを特徴とする請求項1に記載のスパウト付きガゼット袋。
- 合成樹脂製シートによって左右両側および下部に折り込み部を有する袋状に形成されており、上部に、合成樹脂製のスパウトが、表裏2枚のシートに挟まれた状態で溶着されたスパウト付きガゼット袋であって、
前記折り込み部が、二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分の上部に、その定幅部分より幅の狭い幅狭部分を設けたものであり、
その幅狭部分の上部の端縁が傾斜状になっており、その傾斜端縁に、合成樹脂製のスパウトが溶着されているとともに、
左右両サイドがヒートシールされており、それらの側方シール部の前記折り込み部の幅狭部分の外側に相当する部分に、他の部分より幅広なシール強化部が設けられており、かつ、
前記傾斜端縁の設置側の側方シール部の上端際が、表裏2枚のシートを直接にヒートシールした状態になっており、なおかつ、その表裏2枚のシートを直接にヒートシールした部分において、傾斜端縁のシール部分と側方シール部の上端際の部分とが重なり合った状態になっているとともに、
前記折り込み部の幅狭部分が、二つ折りされた前記定幅部分の上端際を斜めに折り曲げることによって形成されたもの、あるいは、二つ折りされた前記定幅部分の上端際を水平断面がM字状になるように中側へ斜めに折り曲げることによって形成されたものであり、かつ、
前記シール強化部の上端が、その幅狭部分の折り曲げ稜線より上側に位置していることを特徴とするスパウト付きガゼット袋。 - 前記傾斜端縁の設置側と反対側の側方シール部の上端際が、表裏2枚のシートを直接にヒートシールした状態になっており、
その表裏2枚のヒートシールした部分と前記傾斜端縁との間に開口部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスパウト付きガゼット袋。 - 前記傾斜端縁を一定幅にヒートシールすることによって表裏2枚のシートの間にスパウトが溶着されているとともに、
その傾斜端縁のヒートシール部分の内側の端縁が鉛直状になっており、傾斜端縁の設置側と反対側の側方シール部の上端際の内側の端縁と平行になっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のスパウト付きガゼット袋。
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