JP6626317B2 - スパウト付きガゼット袋およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、合成樹脂製シートからなるマチ付きの袋体の上部に、合成樹脂製スパウト(抽出部材)が固着されており、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として使用されるスパウト付きガゼット袋に関するものである。
従来、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として、合成樹脂製のフィルム、積層フィルム等のシートで形成した種々のパウチ袋やガゼット袋(左右両サイドに、所謂、マチが設けられたもの)が広く使用されており、それらのパウチ袋やガゼット袋の上端縁に硬質の合成樹脂製のスパウト(注出部材)を固着させたスパウト付きパウチ袋やスパウト付きガゼット袋も利用されている(特許文献1)。
かかるスパウト付きガゼット袋を製造する方法としては、表裏2枚の合成樹脂製シートの左右両端際に、二つ折りした合成樹脂製シートを挟み込んだ状態で、その合成樹脂製シート積層物の左右両サイドおよび底部をヒートシールして、マチ付きの三方袋を形成し、しかる後に、その三方袋の開口部に、スパウトの基端に設けられた接着部を挿入し、合成樹脂製シート積層物の表裏2枚の合成樹脂製シートを、当該接着部に融着させる方法が採用される。
特開2011−31895号公報
しかしながら、上記特許文献1の如きスパウト付きガゼット袋の製造方法においては、マチ付きの三方袋の開口部にスパウトを固着させる際に、開口部の幅が広すぎる上に、マチを構成している合成樹脂製シートと表裏の合成樹脂製シートとが滑り合ってしまうので、スパウトの位置合わせが非常に困難である。そのため、スパウトが適正な位置で融着されないことに起因して、スパウトと表裏の合成樹脂製シートとの融着強度が低くなる事態も生じてしまう。
本発明の目的は、上記従来のスパウト付きガゼット袋の製造方法が有する問題点を解消し、スパウトの固着部の固着強度(融着強度)が高く、圧力が加わった場合でも内容物が漏れたりしないガゼット袋を、歩留まり良く効率的に生産することが可能なスパウト付きガゼット袋の製造方法を提供することにある。また、本発明の目的は、スパウト付きガゼット袋の製造時に、スパウトの固着作業を容易に行うことが可能なガゼット袋体を提供することにある。なお、以下の説明においては、スパウト固着前の袋を「ガゼット袋体」と表記し、スパウト固着後の袋を「スパウト付きガゼット袋」と表記する。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、合成樹脂製シートによって左右両側にマチを有する袋状に形成されており、合成樹脂製のスパウトを挿入するための開口部が頭部の略中央に設けられたガゼット袋体であって、左右の両端縁際に側方シール部が設けられているとともに、前記開口部の左右の両側に、前記側方シール部とは別個に、前記側方シール部より幅広な補助シール部が、左右の両端端から中央へ向かって突出するように設けられており、その補助シール部の幅が、前記マチの幅よりも1〜5mm短くなっていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記側方シール部の上端際の部分が(下方から上方にいくにしたがって)次第に幅広になっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、左右両側のマチが、表裏のシートの間に、二つ折りにしたサイドシートを挟み込んだものであり、それらのサイドシートの上端縁際に貫通孔が形成されているとともに、それらの貫通孔を覆うように前記補助シール部が形成されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれかに記載のガゼット袋体の頭部の開口部の略中央に、合成樹脂製のスパウトが、表裏2枚のシートに挟まれた状態で溶着されたスパウト付きガゼット袋であって、前記スパウトの左右の両側に、左右の両端端から中央へ向かって突出するように補助シール部が設けられており、かつ、それらの各補助シール部の少なくとも一部に重なり合うようにヒートシールを施すことによって、スパウトが表裏2枚のシートに融着されていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、合成樹脂製シートによって形成されており、合成樹脂製のスパウトを挿入するための開口部が頭部の略中央に設けられたガゼット袋体の製造方法であって、下記(a)〜(c)の工程を有することを特徴とするものである。
(a)表裏2枚のシートの左右の両端際に二つ折りしたシートが挟み込まれた形状を有する長尺状のシート積層物を形成し、その長尺状のシート積層物の左右の両端際をヒートシールすることによって側方シール部を形成する側方シール工程
(b)前記側方シール部より幅広な補助シール部を、左右の両端端から中央へ向かって突出し、かつ、前記二つ折りしたシートの幅よりも1〜5mm短くなるように形成する補助シール工程
(c)前記補助シール部が頭部に位置するようにシート積層物を裁断する裁断工程
請求項6に記載された発明は、請求項5に記載された発明において、前記側方シール部の上端際の部分が次第に幅広になっていることを特徴とするものである。
請求項7に記載された発明は、請求項5、または請求項6に記載された発明において、側方シール工程で側方シール部が形成された長尺状のシート積層物に、長手方向と直交する方向に沿って帯状のヒートシールを等間隔で行うことによって底シール部を形成する底シール工程を有しているとともに、前記補助シール工程が、前記底シール部と隣接する位置に前記補助シール部を形成するものであり、かつ、前記裁断工程が、底シール部と補助シール部との間でシート積層物を裁断するものであることを特徴とするものである。
請求項1、請求項2に記載のガゼット袋体は、頭部の開口部の左右の両側に側方シール部より幅広な補助シール部が設けられており、当該補助シール部によって、開口部の開口度が所定の大きさに制限されるので、開口部の内部にスパウトを挿入して固着(融着)させる際に、スパウトを位置決めし易い。また、請求項1、請求項2に記載のガゼット袋体は、スパウトを開口部に固着(融着)させる際に、開口部が広がるため、スパウトの挿入が容易で、スパウトを固着しやすい。
請求項3に記載のガゼット袋体は、左右両側のマチの部分の上端際において、サイドシート(所謂、折り込み材)の貫通孔を介して表裏のシート(所謂、胴材)が直接的にスポット融着(ヒートシール)されており、補助シール部がそのスポット融着部分を覆うように形成されているため、スポット融着部分の融着強度が高く、マチの上端際の部分が開きにくい。したがって、請求項2に記載のガゼット袋体によれば、スパウトの固着(融着)作業をより容易に行うことができる。
請求項4に記載のスパウト付きガゼット袋は、製造時に、開口部の内部にスパウトを挿入して固着(融着)させる際にスパウトを位置決めし易いため、短時間で歩留まり良く安価に製造することができる。
請求項5、請求項6に記載のスパウト付きガゼット袋の製造方法によれば、スパウトの固着(融着)部の融着強度が高く、圧力が加わった場合でも内容物が漏れたりする心配のない信頼性の高いスパウト付きガゼット袋を、歩留まり良く効率的に生産することが可能となる。
請求項7に記載のスパウト付きガゼット袋の製造方法によれば、底シール部と補助シール部とを同時に形成することができるため、スパウトの固着部の融着強度が高く信頼性の高いスパウト付きガゼット袋を、安価に、かつ非常に効率的に生産することができる。
ガゼット袋体の製造方法を示す説明図である。 ガゼット袋体を示す説明図(正面図)である。 ガゼット袋体を示す説明図である(aは、図2におけるA−A線端面図であり、bは、図2におけるB−B線端面図である)。 ガゼット袋体の一部を示す説明図である(aは、左上部の拡大図であり、bは、aにおけるC−C線端面図である)。 スパウトを示す説明図である(aは正面図であり、bは底面図であり、cは、側面図である)。 スパウト付きガゼット袋を示す説明図(正面図)である。 スパウト付きガゼット袋の変更例を示す説明図(正面図)である。 ガゼット袋体の変更例を示す説明図(下部の正面図)である。
以下、本発明に係るスパウト付きガゼット袋およびその製造方法の一実施形態について詳細に説明する。本発明に係るガゼット袋は、合成樹脂製シートによって形成される。ここでいう合成樹脂製シートとは、食品、薬品、化粧品、洗剤等の包装材料として用いられる合成樹脂フィルムを積層した積層フィルム、あるいは合成樹脂フィルムと紙やアルミ箔等とを積層した積層フィルム等のことである。本発明に係るガゼット袋に用いられる合成樹脂製シートは、少なくとも片面(内面)が熱接着性を有している必要がある。
そのような合成樹脂製シートとしては、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のベースフィルムに、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等の熱接着性フィルムを積層したラミネートフィルム等を好適に用いることができる。また、そのようなラミネートフィルムの中間にポリエステルフィルムやナイロンフィルム等を挟み込んだ3層以上のラミネートフィルムも好適に用いることができる。
なお、ベースフィルムや中間層を形成するフィルムは、未延伸のものを用いることも可能であるし、一軸延伸あるいは二軸延伸したものを用いることも可能である。また、ベースフィルムと熱接着性フィルムとの界面、ベースフィルムと中間層を形成するフィルムとの界面、中間層を形成するフィルムと熱接着性フィルムとの界面には、必要に応じて、金属箔層や金属蒸着層を設けることも可能である。一方、合成樹脂製シートの厚みは、特に限定されないが、内容物に対する保存性能や耐破袋強度等の面から、40〜250μmであると好ましく、110〜180μmであるとより好ましい。
本発明に係るガゼット袋体は、上記した合成樹脂製シートを、以下の(a)〜(c)の工程を含む製造方法により、所定の態様で積層し、その積層体の少なくとも側部、および、上部(頭部)の一部をヒートシールし、所定の形状、大きさに裁断することによって形成される。
(a)表裏2枚のシートの左右の両端際に二つ折りしたシートが挟み込まれた形状を有する長尺状のシート積層物を形成し、その長尺状のシート積層物の左右の両端際をヒートシールすることによって側方シール部を形成する側方シール工程
(b)前記側方シール部より幅広な補助シール部を、左右の両端端から中央へ向かって突出するように形成する補助シール工程
(c)前記補助シール部が頭部に位置するようにシート積層物を裁断する裁断工程
また、本発明に係るガゼット袋体は、正面視で概ね矩形に形成されるが、その大きさは特に限定されず、高さ、幅ともに概ね50〜350mmの範囲内で、必要に応じて調整することができる。また、本発明に係るガゼット袋体は、左右両サイドにマチ(内向きに二つ折りに折り込んだ部分)を設けたものであるが、当該マチの幅(二つ折り部分の幅)も、特に限定されず、概ね10〜75mmの範囲内で必要に応じて調整することができる。
さらに、本発明に係るガゼット袋体は、開口部の左右の両側に、側方シール部とは別個に、側方シール部より幅広な補助シール部が、左右の両端端から中央へ向かって突出するように設けられていることを特徴としている。当該補助シール部の幅は、特に限定されず、マチの大きさ等に合わせて適宜変更することができる。なお、補助シール部の幅をマチの幅よりも1〜5mm短くすると、スパウトを開口部に固着(融着)させる際に、開口部が広がり、スパウトの挿入が容易となり、スパウトが固着しやすくなるので好ましく、補助シール部の幅とマチの幅との差を2〜3mmにするとより好ましい。当該補助シール部の高さも、特に限定されず、スパウトの接着部(胴材と融着させる部分)の高さ等に合わせて適宜変更することができる。
一方、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、上記の如く形成されたガゼット袋体の開口部の内部に、合成樹脂によって形成されたスパウトを固着(融着)させることによって製造される。かかるスパウトは、硬質の合成樹脂によって形成されたもの等を好適に用いることができ、注出口部材(注出部の下部に接着部を連設した部材)とキャップとが別々に成形された2ピースタイプのものでも良いし、注出口部材とキャップとが薄肉部を介して一体的に成形された1ピースタイプのものでも良い。注出口部材の材質は、ガゼット袋の熱接着性フィルムと熱接着(融着)できることが必要であり、そのような材質としては、ポリプロピレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン又は高密度ポリエチレンなどのポリエチレン、ポリエステル等を挙げることができる。
また、本発明のガゼット袋体(スパウトが固着される前のガゼット袋)は、下部(底部)にヒートシールが施されたものでも良いし、ヒートシールが施されていないものでも良い。すなわち、本発明のスパウト付きガゼット袋体を製造する際には、側部および下部(底部)をヒートシールしたガゼット袋体の頭部の開口部にスパウトを固着(融着)させる製造方法を採用することも可能であるし、側部のみ(あるいは側部および下部の一部)をヒートシールしたガゼット袋体の頭部の開口部にスパウトを固着(融着)させた後に、まだヒートシールしていない下部(あるいは下部の一部)から内容物を充填してから、当該下部の未ヒートシール部分をヒートシールして密封する製造方法を採用することも可能である。
加えて、スパウトを固着させる前に、側部および下部(底部)をヒートシールしたガゼット袋体を製造する場合には、底シール工程と補助シール工程とを同時に実施することも可能であるし、別々に実施することも可能であるが、底シール工程と補助シール工程とを同時に実施すると、工程数が少なくなるため、結果的に、スパウト付きガゼット袋を安価に製造することが可能となる。さらに、側部および下部(底部)をヒートシールしたガゼット袋体を製造する際に、底シール部と隣接する位置に補助シール部を形成し、かつ、底シール部と補助シール部との間でシート積層物を裁断すると、合成樹脂製フィルムのロス(廃材)が少なくなり、結果的に、スパウト付きガゼット袋を安価に製造することが可能となるので好ましい。
また、各ヒートシール(側方シール、底シール、補助シール等)および裁断は、ガゼット製袋機を用いて、一連の加工として実施することも可能であるし、バッチ(非一連)の加工として実施することも可能である。なお、ヒートシールの温度は、特に限定されないが、ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエチレン)フィルムを熱接着性フィルムとする合成樹脂製シートを用いる場合には、170〜210℃の範囲内にするのが好ましい。
<ガゼット袋の製造方法>
以下、本発明のスパウト付きガゼット袋の一製造例について説明する。図1は、ガゼット袋体を製造する様子を示したものであり、ガゼット袋体を製造する際には、まず、ガゼット製袋機に、上記した合成樹脂製シート(長尺なもの)を装着する。すなわち、ガゼット袋体の表裏を形成する一対の合成樹脂製シート(胴材2a,2b)を、ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層を互いに内側にした状態で装着するとともに、それらの一対の合成樹脂製シートの左右両端際の間に、マチを形成するための同一の合成樹脂製シート(折り込み材3,3)を、それらのポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層側を外側にするように二つに谷折りして挿入させる(図1(a)参照)。なお、上記のように、ガゼット製袋機に合成樹脂製シートを装着する際には、折り込み材3,3に、所定の間隔で略円形の貫通孔4,4・・を穿設する。
そして、そのように装着された胴材2a,2bおよび折り込み材3,3の左右両端際に、所定の温度(約170±5℃)で、連続的にヒートシールを実施することによって側方シール部5,5・・を形成する(側方シール工程)。なお、かかるヒートシール(すなわち、側方シール)は、所定の間隔で、幅広な部分W,W・・が形成されるように実行する。また、それらの幅広な部分W,W・・は、折り込み材3,3に穿設された貫通孔4,4・・と重なり合う位置に形成する。さらに、側方シール部5,5・・の幅広な部分W,W・・には、ヒートシール時に熱膨張によって合成樹脂製シートが歪んだりしないように、エアー抜き部(非融着部)6,6が、貫通孔5と重なり合うように形成される(図1(b)参照)。
さらに、上記の如く側方シール部5,5・・が形成された合成樹脂製シートの積層体に、長手方向と直交する方向に沿って、所定の温度(約210±5℃)に加熱した幅広な熱板Pを押し付けることによって、底シール部7および補助シール部8,8を同時に形成する(底シール工程、補助シール工程)。すなわち、熱板Pは、平面視で、一定幅の帯状部分の左右の両端際が下方に突出した形状を有しており、その一定幅の帯状部分によって、底シール部7が形成され、下側への突出部分によって、補助シール部8,8が形成される。なお、底シール部7および補助シール部8,8は、貫通孔4,4と重なり合うように形成される(図1(c)参照)。
そして、底シール部7および補助シール部8,8が形成された合成樹脂製シートの積層体を、底シール部7の形成部分と補助シール部8,8の形成部分とが連なった位置において、所定のカッターを用いて裁断することによって、ガゼット袋体1,1・・を得ることができる(裁断工程:図1(d)参照)。
<ガゼット袋体の構成>
図2〜図4は、上記の如く形成されたガゼット袋体を示したものである。ガゼット袋体1は、厚さ15μmのナイロンフィルム(ベースフィルム)の上に、アルミ蒸着を施した厚さ12μmのポリエステルフィルム(中間層)を、アルミ蒸着面がナイロンフィルムと接合するように積層し、さらにその上に、厚さ130μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)を積層してなる合成樹脂製シートによって形成されており、縦×横=244mm×146mmの大きさを有している。
また、ガゼット袋体1の表裏2枚の略矩形の胴材2a,2bの左右の両端縁際には,それぞれ、折り込み材3,3が、所定の幅(約42mm幅)の二つ折りになった状態で挟み込まれている。なお、表裏の胴材2a,2bは、それぞれ、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層を内側にした状態で配置されており、折り込み材3,3は、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム層を表裏の胴材2a,2bの裏面側にした状態で配置されている。そして、ガゼット袋体1の胴材2a,2bと折り込み材3,3との積層部分の上には、側方シール部5,5・・が設けられており、当該側方シール部5,5・・においては、表側の胴材2aの裏面と折り込み材3の裏面、および、裏側の胴材2bの裏面と折り込み材3の裏面が、それぞれ融着し合った状態になっている。
また、側方シール部5,5・・は、一定幅(約7mm)の帯状になっており、上端際および下端際の部分が次第に幅広になっている。なお、上端際の部分Wの最大幅、下端際の部分Wの最大幅は、それぞれ、約32mm、約42mmであり、下端際の部分Wの方が幅広になっている。また、側方シール部5,5・・の上下の端縁際の幅広な部分W,Wには、それぞれ、エアー抜き部6,6が設けられている。
一方、ガゼット袋体1の下端縁際には、底シール部7が略一定の高さ(約13mm)の帯状に形成されており、側方シール部5,5・・の下端際の幅広な部分W,Wと重なり合った状態になっている。そして、当該底シール部7の中央の部分(側方シール部5,5・・以外の部分)においては、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが融着し合った状態になっている。
また、ガゼット袋体1の上端縁の中央には、開口部9が設けられている。当該開口部9の左右の両側には、一定幅(上下約10mm)の補助シール部8,8が、左右の両端端から中央へ向かって突出するように設けられており、それらの先端が、側方シール部5,5・・の上端際の部分Wよりも内側に位置した状態になっている。そして、それらの補助シール部8,8によって、ガゼット袋体1の上端縁際の側方シール部5,5・・(W1,W1・・)より内側の部分において、表側の胴材2aの裏面と折り込み材3の裏面、および、裏側の胴材2bの裏面と折り込み材3の裏面が、それぞれ融着し合った状態になっている。
さらに、底シール部7の左右両端際の部分(マチの部分)および補助シール部8,8の左右両端際の部分(マチの部分)には、それぞれ、スポット融着部10,10・・が設けられている。当該スポット融着部10,10・・においては、図4の如く、二つ折りした折り込み材3を貫通するように貫通孔4が設けられており、その貫通孔4を介して、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが直接的に融着し合った状態になっている。
<スパウト付きガゼット袋の製造方法>
上記の如く形成されたガゼット袋体1の上端の開口部9にスパウトを固着することによって、スパウト付きガゼット袋を形成することができる。図5は、スパウトを示したものである。スパウト11は、注出口部材12とキャップ13とが別々に形成された、所謂、2ピースタイプのものであり、注出口部材12、キャップ13とも、ポリエチレンによって形成されている。注出口部材12は、内容物を抽出するための注出部14の下部に、ガゼット袋体と融着させるための水平断面が略菱形で四層構造の接着部15が連設されている。また、接着部15の左右には、薄板状の融着補助片16,16が突設されている。かかる接着部15は、約10mmの高さを有している。
スパウト11をガゼット袋体1に固着(融着)させる際には、スパウト11の接着部15をガゼット袋体1の開口部9において表裏2枚の胴材2a,2bの間に挿入する。そして、その接着部15の外側に位置した胴材2a,2bの上に、所定の温度(約210±5℃)に加熱した凹状の湾曲面を設けた熱板Pを押し付け、スパウト11の接着部15と胴材2a,2bの裏面とを融着させる(ヒートシールする)ことによって、スパウト付きガゼット袋を得ることができる。図5は、スパウト付きガゼット袋を示したものであり、スパウト付きガゼット袋体21においては、スパウト11の接着部15と胴材2a,2bの裏面との融着部分Mと補助シール部8,8とが重なり合った状態になっている。
上記したスパウト付きガゼット袋の製造方法によれば、スパウト11の固着(融着)部分Mの融着強度が高く、圧力が加わった場合でも内容物が漏れたりする心配のない信頼性の高いスパウト付きガゼット袋1を、歩留まり良く効率的に生産することが可能となる。
<ガゼット袋およびスパウト付きガゼット袋による効果>
上記したガゼット袋体1は、左右の両端縁際に側方シール部5,5・・が設けられているとともに、開口部9の左右の両側に、側方シール部5,5・・とは別個に、側方シール部5,5・・より幅広な補助シール部8,8が、左右の両端端から中央へ向かって突出するように設けられており、当該補助シール部8,8によって、開口部9の開口度が所定の大きさに制限されるので、開口部9の内部にスパウト11を挿入して固着(融着)させる際に、スパウト11を位置決めし易い。
また、ガゼット袋体1は、左右両側のマチの部分の上端際において、サイドシートである折り込み材3,3の貫通孔4,4を介して表裏のシートである胴材2a,2bが直接的にスポット融着(ヒートシール)されており、補助シール部8,8がそれらのスポット融着部10,10を覆うように形成されているため、スポット融着部10,10の融着強度が高く、マチの上端際の部分が開きにくい。したがって、ガゼット袋体1によれば、スパウト11の固着(融着)作業をより容易に行うことができる。
さらに、スパウト付きガゼット袋体21は、製造時に、開口部9の内部にスパウト11を挿入して固着(融着)させる際にスパウト11を位置決めし易いため、短時間で歩留まり良く安価に製造することができる。
<ガゼット袋およびその製造方法の変更例>
本発明に係るガゼット袋体、スパウト付きガゼット袋の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、合成樹脂製フィルムの材質、大きさ(高さ、幅、マチの幅等)、補助シール部、底シール部、側方シール部の形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。たとえば、ガゼット袋を構成する合成樹脂製シートは、上記実施形態の如く、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものに限定されず、他の材質の合成樹脂フィルムを積層させたものでも良い。なお、合成樹脂製シートとして、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものを用いた場合には、ガゼット袋の強度が良好なものとなるとともに、ガゼット袋の製造が容易なものとなる。
また、本発明に係るガゼット袋体およびスパウト付きガゼット袋は、上記実施形態の如く、補助シール部の幅(左右幅)がマチの幅よりも短いものに限定されず、図7の如く、補助シール部の幅(左右幅)がマチの幅以上に長いものに変更することも可能である。なお、開口部に、接着部の左右幅が小さい(抽出部の直径の概ね2倍未満の)スパウトを固着(融着)させる場合には、補助シール部の幅をマチの幅よりも長くして開口部の幅を狭くした方が、スパウトの位置決めが容易なものとなる。
また、本発明に係るガゼット袋体の製造方法の構成も、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、側方シール工程、底シール工程、補助シール工程、裁断工程等の内容を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。たとえば、本発明に係るガゼット袋体の製造方法は、上記実施形態の如く、底シール部と補助シール部とを同時に形成するものに限定されず、底シール部を形成した後に補助シール部を形成するものや、補助シール部を形成した後に底シール部を形成するもの等に変更することも可能である。
さらに、本発明に係るガゼット袋体の製造における「表裏2枚のシートの左右の両端際に二つ折りしたシートが挟み込まれた形状を有する長尺状のシート積層物」を形成する方法は、上記実施形態の如く、2枚の長尺状のシートを、それぞれの左右の両端際に、二つ折りした長尺状のシートを挟み込んだ状態で重ね合わせる方法(すなわち、4枚の長尺状のシートによってシート積層物を形成する方法)に限定されず、単一の長尺状のシートの片端縁および中央付近を、それぞれW字状に折り畳む方法(すなわち、1枚の長尺状のシートによってシート積層物を形成する方法)や、中央部をW字状に屈曲させた長尺状のシートの開放側の端縁際に、二つ折りしたシートを挟み込む方法(すなわち、2枚の長尺状のシートによってシート積層物を形成する方法)等に変更することも可能である。
また、本発明に係るガゼット袋体の製造方法は、上記実施形態の如く、補助シールの温度が側方シールの温度よりも高いものに限定されず、補助シールの温度と側方シールの温度とが同じであるものや、側方シールの温度が補助シールの温度よりも高いものに変更することも可能である。なお、上記実施形態の如く、補助シールの温度を側方シールの温度よりも高くした場合には、ガゼット袋体の耐破袋性がきわめて良好なものとなる、というメリットがある。加えて、本発明に係るガゼット袋体の製造方法は、上記実施形態の如く、側方シール、底シール(補助シール)を1回で実施するものに限定されず、側方シール、底シール(補助シール)を複数回に分けて実施するものに変更することも可能である。
また、本発明に係るガゼット袋体の製造方法は、上記実施形態の如く、側部および下部(底部)をヒートシールしたガゼット袋体の頭部の開口部にスパウトを固着(融着)させる製造方法に限定されず、図8の如く側部のみをヒートシールしたガゼット袋体1’の頭部の開口部にスパウトを固着(融着)させた後に、開口した(未ヒートシール状態の)下部から内容物を充填してから、当該下部の未ヒートシール部分をヒートシールする製造方法を採用することも可能である。かかる製造方法によれば、粘度の高い内容物等のスパウトからは充填しにくい内容物を容易に充填させることができる。また、ワンピースのスパウトを用いることも可能となる。
本発明のガゼット袋体、スパウト付きガゼット袋は、上記の如く優れた効果を奏するものであるから、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として好適に用いることができる。また、本発明のガゼット袋体の製造方法は、各種の液体や粉体等の包装用袋に好適なガゼット袋体を安価に、かつ、歩留まり良く製造する方法として広く利用することができる。
1,1’・・ガゼット袋体
2a,2b・・胴材
3・・折り込み材
4・・貫通孔
5・・側方シール部
7・・底シール部
8・・補助シール部
9・・開口部
10・・スポット融着部
11・・スパウト
21・・スパウト付きガゼット袋

Claims (7)

  1. 合成樹脂製シートによって左右両側にマチを有する袋状に形成されており、合成樹脂製のスパウトを挿入するための開口部が頭部の略中央に設けられたガゼット袋体であって、
    左右の両端縁際に側方シール部が設けられているとともに、
    前記開口部の左右の両側に、前記側方シール部とは別個に、前記側方シール部より幅広な補助シール部が、左右の両端端から中央へ向かって突出するように設けられており、
    それらの補助シール部の幅が、前記マチの幅よりも1〜5mm短くなっていることを特徴とするガゼット袋体。
  2. 前記側方シール部の上端際の部分が次第に幅広になっていることを特徴とする請求項1に記載のガゼット袋体。
  3. 左右両側のマチが、表裏のシートの間に、二つ折りにしたサイドシートを挟み込んだものであり、それらのサイドシートの上端縁際に貫通孔が形成されているとともに、
    それらの貫通孔を覆うように前記補助シール部が形成されていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載のガゼット袋体。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のガゼット袋体の頭部の開口部の略中央に、合成樹脂製のスパウトが、表裏2枚のシートに挟まれた状態で溶着されたスパウト付きガゼット袋であって、
    前記スパウトの左右の両側に、左右の両端端から中央へ向かって突出するように補助シール部が設けられており、かつ、
    それらの各補助シール部の少なくとも一部に重なり合うようにヒートシールを施すことによって、スパウトが表裏2枚のシートに融着されていることを特徴とするスパウト付きガゼット袋。
  5. 合成樹脂製シートによって形成されており、合成樹脂製のスパウトを挿入するための開口部が頭部の略中央に設けられたガゼット袋体の製造方法であって、
    下記(a)〜(c)の工程を有することを特徴とするガゼット袋体の製造方法。
    (a)表裏2枚のシートの左右の両端際に二つ折りしたシートが挟み込まれた形状を有する長尺状のシート積層物を形成し、その長尺状のシート積層物の左右の両端際をヒートシールすることによって側方シール部を形成する側方シール工程
    (b)前記側方シール部より幅広な補助シール部を、左右の両端端から中央へ向かって突出し、かつ、前記二つ折りしたシートの幅よりも1〜5mm短くなるように形成する補助シール工程
    (c)前記補助シール部が頭部に位置するようにシート積層物を裁断する裁断工程
  6. 前記側方シール部の上端際の部分が次第に幅広になっていることを特徴とする請求項5に記載のガゼット袋体の製造方法。
  7. 側方シール工程で側方シール部が形成された長尺状のシート積層物に、長手方向と直交する方向に沿って帯状のヒートシールを等間隔で行うことによって底シール部を形成する底シール工程を有しているとともに、
    前記補助シール工程が、前記底シール部と隣接する位置に前記補助シール部を形成するものであり、かつ、
    前記裁断工程が、底シール部と補助シール部との間でシート積層物を裁断するものであることを特徴とする請求項5、または請求項6に記載のガゼット袋体の製造方法。
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