JP6626317B2 - スパウト付きガゼット袋およびその製造方法 - Google Patents
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Description
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記側方シール部の上端際の部分が(下方から上方にいくにしたがって)次第に幅広になっていることを特徴とするものである。
(a)表裏2枚のシートの左右の両端際に二つ折りしたシートが挟み込まれた形状を有する長尺状のシート積層物を形成し、その長尺状のシート積層物の左右の両端際をヒートシールすることによって側方シール部を形成する側方シール工程
(b)前記側方シール部より幅広な補助シール部を、左右の両端端から中央へ向かって突出し、かつ、前記二つ折りしたシートの幅よりも1〜5mm短くなるように形成する補助シール工程
(c)前記補助シール部が頭部に位置するようにシート積層物を裁断する裁断工程
請求項6に記載された発明は、請求項5に記載された発明において、前記側方シール部の上端際の部分が次第に幅広になっていることを特徴とするものである。
(a)表裏2枚のシートの左右の両端際に二つ折りしたシートが挟み込まれた形状を有する長尺状のシート積層物を形成し、その長尺状のシート積層物の左右の両端際をヒートシールすることによって側方シール部を形成する側方シール工程
(b)前記側方シール部より幅広な補助シール部を、左右の両端端から中央へ向かって突出するように形成する補助シール工程
(c)前記補助シール部が頭部に位置するようにシート積層物を裁断する裁断工程
以下、本発明のスパウト付きガゼット袋の一製造例について説明する。図1は、ガゼット袋体を製造する様子を示したものであり、ガゼット袋体を製造する際には、まず、ガゼット製袋機に、上記した合成樹脂製シート(長尺なもの)を装着する。すなわち、ガゼット袋体の表裏を形成する一対の合成樹脂製シート(胴材2a,2b)を、ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層を互いに内側にした状態で装着するとともに、それらの一対の合成樹脂製シートの左右両端際の間に、マチを形成するための同一の合成樹脂製シート(折り込み材3,3)を、それらのポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層側を外側にするように二つに谷折りして挿入させる(図1(a)参照)。なお、上記のように、ガゼット製袋機に合成樹脂製シートを装着する際には、折り込み材3,3に、所定の間隔で略円形の貫通孔4,4・・を穿設する。
図2〜図4は、上記の如く形成されたガゼット袋体を示したものである。ガゼット袋体1は、厚さ15μmのナイロンフィルム(ベースフィルム)の上に、アルミ蒸着を施した厚さ12μmのポリエステルフィルム(中間層)を、アルミ蒸着面がナイロンフィルムと接合するように積層し、さらにその上に、厚さ130μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)を積層してなる合成樹脂製シートによって形成されており、縦×横=244mm×146mmの大きさを有している。
上記の如く形成されたガゼット袋体1の上端の開口部9にスパウトを固着することによって、スパウト付きガゼット袋を形成することができる。図5は、スパウトを示したものである。スパウト11は、注出口部材12とキャップ13とが別々に形成された、所謂、2ピースタイプのものであり、注出口部材12、キャップ13とも、ポリエチレンによって形成されている。注出口部材12は、内容物を抽出するための注出部14の下部に、ガゼット袋体と融着させるための水平断面が略菱形で四層構造の接着部15が連設されている。また、接着部15の左右には、薄板状の融着補助片16,16が突設されている。かかる接着部15は、約10mmの高さを有している。
上記したガゼット袋体1は、左右の両端縁際に側方シール部5,5・・が設けられているとともに、開口部9の左右の両側に、側方シール部5,5・・とは別個に、側方シール部5,5・・より幅広な補助シール部8,8が、左右の両端端から中央へ向かって突出するように設けられており、当該補助シール部8,8によって、開口部9の開口度が所定の大きさに制限されるので、開口部9の内部にスパウト11を挿入して固着(融着)させる際に、スパウト11を位置決めし易い。
本発明に係るガゼット袋体、スパウト付きガゼット袋の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、合成樹脂製フィルムの材質、大きさ(高さ、幅、マチの幅等)、補助シール部、底シール部、側方シール部の形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。たとえば、ガゼット袋を構成する合成樹脂製シートは、上記実施形態の如く、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものに限定されず、他の材質の合成樹脂フィルムを積層させたものでも良い。なお、合成樹脂製シートとして、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものを用いた場合には、ガゼット袋の強度が良好なものとなるとともに、ガゼット袋の製造が容易なものとなる。
2a,2b・・胴材
3・・折り込み材
4・・貫通孔
5・・側方シール部
7・・底シール部
8・・補助シール部
9・・開口部
10・・スポット融着部
11・・スパウト
21・・スパウト付きガゼット袋
Claims (7)
- 合成樹脂製シートによって左右両側にマチを有する袋状に形成されており、合成樹脂製のスパウトを挿入するための開口部が頭部の略中央に設けられたガゼット袋体であって、
左右の両端縁際に側方シール部が設けられているとともに、
前記開口部の左右の両側に、前記側方シール部とは別個に、前記側方シール部より幅広な補助シール部が、左右の両端端から中央へ向かって突出するように設けられており、
それらの補助シール部の幅が、前記マチの幅よりも1〜5mm短くなっていることを特徴とするガゼット袋体。 - 前記側方シール部の上端際の部分が次第に幅広になっていることを特徴とする請求項1に記載のガゼット袋体。
- 左右両側のマチが、表裏のシートの間に、二つ折りにしたサイドシートを挟み込んだものであり、それらのサイドシートの上端縁際に貫通孔が形成されているとともに、
それらの貫通孔を覆うように前記補助シール部が形成されていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載のガゼット袋体。 - 請求項1〜3のいずれかに記載のガゼット袋体の頭部の開口部の略中央に、合成樹脂製のスパウトが、表裏2枚のシートに挟まれた状態で溶着されたスパウト付きガゼット袋であって、
前記スパウトの左右の両側に、左右の両端端から中央へ向かって突出するように補助シール部が設けられており、かつ、
それらの各補助シール部の少なくとも一部に重なり合うようにヒートシールを施すことによって、スパウトが表裏2枚のシートに融着されていることを特徴とするスパウト付きガゼット袋。 - 合成樹脂製シートによって形成されており、合成樹脂製のスパウトを挿入するための開口部が頭部の略中央に設けられたガゼット袋体の製造方法であって、
下記(a)〜(c)の工程を有することを特徴とするガゼット袋体の製造方法。
(a)表裏2枚のシートの左右の両端際に二つ折りしたシートが挟み込まれた形状を有する長尺状のシート積層物を形成し、その長尺状のシート積層物の左右の両端際をヒートシールすることによって側方シール部を形成する側方シール工程
(b)前記側方シール部より幅広な補助シール部を、左右の両端端から中央へ向かって突出し、かつ、前記二つ折りしたシートの幅よりも1〜5mm短くなるように形成する補助シール工程
(c)前記補助シール部が頭部に位置するようにシート積層物を裁断する裁断工程 - 前記側方シール部の上端際の部分が次第に幅広になっていることを特徴とする請求項5に記載のガゼット袋体の製造方法。
- 側方シール工程で側方シール部が形成された長尺状のシート積層物に、長手方向と直交する方向に沿って帯状のヒートシールを等間隔で行うことによって底シール部を形成する底シール工程を有しているとともに、
前記補助シール工程が、前記底シール部と隣接する位置に前記補助シール部を形成するものであり、かつ、
前記裁断工程が、底シール部と補助シール部との間でシート積層物を裁断するものであることを特徴とする請求項5、または請求項6に記載のガゼット袋体の製造方法。
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