JP2013233987A - スパウト付きガゼット袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】内容物の残量によらず安定した自立性を確保できると共に、内容物をその残量によらず最後まで容易に注出することが可能なスパウト付きガゼット袋を提供する。
【解決手段】フィルム材からなる袋本体1と、袋本体1に取り付けられたスパウト2とから構成され、袋本体1は、筒体3と、筒体3の下縁部に貼り合わされた、長方形状の底面部4とからなり、筒体3は、対向する一対の平面部5と、一対の平面部5の側縁部間に貼り合わされた一対の側面部6とからなり、底面部4および側面部6には、底面部4および側面部6を袋本体1内に折り込み可能な、底面ガゼットおよび側面ガゼット形成用の折り線が形成され、袋本体1の2つの上部コーナー部の一方には、傾斜縁部1aが形成され、スパウト2は、傾斜縁部1aに取り付けられている。
【選択図】図1

Description

この発明は、スパウト付きガゼット袋、特に、内容物の残量によらず安定した自立性を確保できると共に、内容物をその残量によらず最後まで容易に注出することが可能なスパウト付きガゼット袋に関するものである。
従来からポリエステル等のフィルム材からなるガゼット(gusset:まち)タイプの袋として、上縁部にスパウト(spout:口栓)が取り付けられたスパウト付きガゼット袋が知られている。その一例として、特許文献1(特開2002−179102号公報)には、下記のようなスパウト付きガゼット袋が開示されている。以下、このスパウト付きガゼット袋を従来ガゼット袋Aといい、図面を参照しながら説明する。
図10は、従来ガゼット袋Aを示す斜視図である。
図10に示すように、従来ガゼット袋Aは、袋本体11と、袋本体11の上縁部に取り付けられた、袋本体11の内外を連通させる、キャップ13付きのスパウト12とから構成されている。
袋本体11は、対向する一対の平面部14と、一対の平面部14の側縁部間に熱融着により貼り合わされた、側面ガゼット形成用の折り線(L1)が形成された側面部15と、袋本体11の下縁部に形成された底面部16とから構成されている。底面部16は、側面部15が貼り合わされた一対の平面部14の下部を所定長さだけ互いに内側に折り曲げることにより形成されている。
従来ガゼット袋Aは、以下のような問題があった。
内容物の量が多い場合には、底面部16は、内容物の自重によりある程度、平坦性を維持できるので、自立性を確保することができるが、内容物の残量が減少すると、一対の平面部14の下部を互いに内側に折り曲げておくことが困難となる。この結果、底面部16は、平坦性を維持できず、安定した自立性を確保することができない。
内容物の残量が減少した場合に、安定した自立性を確保することができないと、以下のような問題が生じる。
例えば、従来ガゼット袋Aを、繰り返し使用する醤油さしとして使用するような場合には、醤油の残量の減少に伴い、袋本体11が倒れやすくなると、醤油さしとして使用しづらくなるばかりか、場合によっては、袋本体11が倒れて醤油が外部にこぼれてしまうおそれがあった。
そこで、従来ガゼット袋Aの有する問題点を解決したスパウト付きガゼット袋の一例が特許文献2(特開2008−44641号公報)に開示されている。以下、このスパウト付きガゼット袋を従来ガゼット袋Bといい、図面を参照しながら説明する。
図11は、従来ガゼット袋Bを示す斜視図である。
図11に示すように、従来ガゼット袋Bは、袋本体21と、袋本体21の上縁中央部に取り付けられた、袋本体21の内外を連通させる、キャップ27付きのスパウト22とから構成されている。
袋本体21は、筒体23と、筒体23の下縁部に熱融着により貼り合わされた底面部24とから構成されている。筒体23は、対向する一対の平面部25と、一対の平面部25の側縁部間に熱融着により貼り合わされた一対の側面部26とから形成されている。側面部26には、側面ガゼット形成用の折り線(L2)が形成されている。
底面部24は、その全周縁部が、筒体23を形成する平面部25および側面部26の下縁部の内面と熱融着により貼り合わされている。底面部24は、船形に折り込まれることによって、袋本体21の底部に底面ガゼットが形成される(図6参照)。
上述した従来ガゼット袋Bによれば、筒体23の下縁部に底面部24を貼り合わせることによって、底面部24は、内容物の残量によらず、常時、平坦性を維持できるので、安定した自立性を確保することができる。
しかし、従来ガゼット袋Bは、以下のような問題があった。
内容物を注出する場合、袋本体21を傾斜させるが、内容物の残量が少なくなると、スパウト22が袋本体21の上縁中央部に取り付けられている関係上、袋本体21を大きく傾けないと内容物を注出することができず、袋本体21内に残液が残ることがあった。
上記問題は、スパウト22を袋本体21のコーナー部に取り付けることによって、ある程度、解決することができる。
袋本体のコーナー部にスパウトが取り付けられたスパウト付きガゼット袋が特許文献3(意匠登録第584889号公報)に開示されている。以下、このスパウト付きガゼット袋を従来ガゼット袋Cといい、図面を参照しながら説明する。
図12は、従来ガゼット袋Cを示す斜視図である。
図12に示すように、従来ガゼット袋Cは、一対の平面部42からなる袋本体41と、袋本体41の一方の上部コーナーに取り付けられたキャップ44付きスパウト43とから構成されている。
従来ガゼット袋Cによれば、スパウト43が袋本体41の上部コーナーに取り付けられているので、内容物を注出しやすい反面、袋本体41の側部にガゼットが形成されていないので、内容物の量が減った場合の袋本体41の自立性に劣るといった問題があった。
袋本体のコーナー部にスパウトが取り付けられた別のスパウト付きガゼット袋が特許文献4(特開平11−292105号公報)に開示されている。以下、このスパウト付きガゼット袋を従来ガゼット袋Dといい、図面を参照しながら説明する。
図13は、従来ガゼット袋Dを示す斜視図である。
図13に示すように、従来ガゼット袋Dは、両端部が牛乳パックの頭部形状にシールされた横長の袋本体53と、袋本体53の一方の端部シール部に取り付けられたキャップ55付きスパウト54とから構成されている。
従来ガゼット袋Dによれば、内容物を容易に注出することができ、しかも、自立性に優れる反面、袋本体53の幅が広いために保管が困難であり、また、スパウト54が袋本体53の端部シール部に取り付けられているので、袋本体53を傾けても内容物を完全に注出することができず、袋本体53内に残液が残るといった問題があった。
特開2002−179102号公報 特開2008−44641号公報 意匠登録第584889号公報 特開平11−292105号公報
上述したように、従来ガゼット袋AからDは、内容物の残量によらず安定した自立性を確保することと、内容物をその残量によらず最後まで容易に注出することの両方を満足することができないといった問題を有していた。
従って、この発明の目的は、内容物の残量によらず安定した自立性を確保することができると共に、内容物をその残量によらず最後まで容易に注出することが可能なスパウト付きガゼット袋を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、フィルム材からなる袋本体と、前記袋本体に取り付けられたスパウトとから構成され、前記袋本体は、筒体と、前記筒体の下縁部に貼り合わされた、長方形状の底面部とからなり、前記筒体は、対向する一対の平面部と、前記一対の平面部の側縁部間に貼り合わされた一対の側面部とからなり、前記底面部および前記側面部には、前記底面部および前記側面部を前記袋本体内に折り込み可能な、底面ガゼットおよび側面ガゼット形成用の折り線が形成され、前記袋本体の2つの上部コーナー部の一方には、傾斜縁部が形成され、前記スパウトは、前記傾斜縁部に取り付けられていることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、少なくとも前記スパウトが取り付けられた側の前記側面部の上部には、開き部が形成されていることに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のスパウト付きガゼット袋において、前記スパウトは、前記傾斜縁部に対して直角に取り付けられていることに特徴を有するものである。
この発明によれば、袋本体を形成する筒体の下縁部に、底面ガゼット形成用の折り線が形成された長方形状の底面部を貼り合わせることによって、内容物の残量によらず安定した自立性を確保することができる。また、袋本体の上部コーナー部を斜めにカットして、袋本体に傾斜縁部を形成し、この傾斜縁部にスパウトを取り付けることにより、袋本体を大きく傾けることなく、内容物をその残量によらず最後まで容易に注出することができる。さらに、スパウトが取り付けられた側の側面部の上部に開き部を形成することによって、スパウトを袋本体に取り付けるに際して、高い液密性を確保することができる。
本発明ガゼット袋Eを示す斜視図である。 スパウトの取り付け方を示す図であり、(a)は、開き部を形成しない場合のスパウトの取り付け方を示す概略図、(b)は、開き部を形成した場合のスパウトの取り付け方を示す概略図、(c)は、スパウトの別の取り付け方を示す概略図である。 残量が少ない内容物を注出する場合の説明図である。 スパウトを示す正面図である。 底面部の筒体内への挿入状態を示す正面図である。 船形に折られた底面部を示す斜視図である。 筒体の開いた下部への底面部の重ね合わせ方を示す部分斜視図である。 筒体の開いた下部に底面部を重ね合わせ、余分な部分を切断した状態を示す部分斜視図である。 底面部が貼り合わされた筒体を示す斜視図である。 従来ガゼット袋Aを示す斜視図である。 従来ガゼット袋Bを示す斜視図である。 従来ガゼット袋Cを示す斜視図である。 従来ガゼット袋Dを示す斜視図である。
次に、この発明のスパウト付きガゼット袋の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。以下、この発明のスパウト付きガゼット袋を本発明ガゼット袋Eという。
図1は、本発明ガゼット袋Eを示す斜視図である。
図1に示すように、本発明ガゼット袋Eは、ポリエステル等のフィルム材からなる袋本体1と、袋本体1に取り付けられた、袋本体1の内外を連通させるスパウト2とから構成されている。スパウト2は、後述する一対の平面部5間に挟まれて袋本体1に熱融着により取り付けられる。
袋本体1は、筒体3と、筒体3の下縁部に熱融着により貼り合わされた底面部4とから構成されている。袋本体1の上部コーナー部には、後述する平面部5の上部コーナー部を切断することによって、傾斜縁部1aが形成されている。
筒体3は、対向する一対の平面部5と、一対の平面部5の側縁部間に熱融着により貼り合わされた一対の側面部6とから形成されている。平面部5と側面部6との熱融着部分を、図5中の(W1)で示す。スパウト2が取り付けられた側の側面部6の上部には、スパウト2を袋本体1に取り付ける際に有効に機能する開き部6bが形成されている。反対側の側面部6の上部にも開き部6bを形成しても良い。開き部6bの機能については、後述する。
平面部5は、縦長の四角形状をなし、その上縁部には、2つの上部コーナー部の一方を斜めにカットすることによって傾斜縁部1aが形成されている。側面部6には、袋本体1の厚み方向の中央部に、上下に延びる折り線(L3)が形成されている。側面部6を、折り線(L3)にしたがって袋本体1の内側に折り込み可能とすることによって、袋本体1の両側部に側面ガゼットが形成される。
底面部4は、長方形状をなし、長さ寸法は、平面部5の幅寸法と等しく、底面部4の幅寸法は、側面部6の幅寸法と等しい。底面部4は、その全周縁部が、筒体3を形成する平面部5および側面部6の下縁部の内面と熱融着により貼り合わされている。底面部4は、図6に示すように、船形に折り込まれることによって、袋本体1の底部に底面ガゼットが形成される。
スパウト2は、図4に示すように、注出口7aが形成されたパイプ状のスパウト本体7とキャップ8とから構成され、袋本体1の傾斜縁部1aに直角に取り付けられている。スパウト本体7には、袋本体1に融着される取付部9とフランジ部10a、10b、10cとキャップ用雄ねじ部7cとが形成されている。スパウト本体7の下部には、長孔7bが形成されていて、袋本体1が押し潰された状態になっても内容物を注出できるようになっている。なお、長孔7bは、残量が少ない内容物を注出する場合、図3に示すように、袋本体1の傾斜縁部1aにスパウト2を取り付けることによる効果との相乗効果により、袋本体1を大きく傾斜させることなく、内容物を最後までさらに容易かつ確実に注出することができる機能も併せて有している。
次に、開き部6bの機能を、図面を参照しながら説明する。
図2は、スパウトの取り付け方を示す概略斜視図であり、(a)は、開き部を形成しない場合のスパウトの取り付け方を示す図、(b)は、開き部を形成した場合のスパウトの取り付け方を示す図、(c)は、スパウトの別の取り付け方を示す図である。
スパウト2は、上述したように、一対の平面部5間に挟まれて袋本体1に熱融着により取り付けられる。スパウト2の熱融着部分は、取付部9(図4参照)である。開き部6bを形成しないと、図2(a)に示すように、一方の平面部5(紙面の奥側)は、取付部9の少なくとも一部に直接接触するが、他方の平面部5(紙面の手前側)は、内側に折り曲げられた側面部6の一部を介して、すなわち、折り曲げられた側面部6と重なり合って取付部9と接触することになる。当然、重なり合った部分の厚さは、他の部分の厚さに比べて厚くなるので、熱融着時の熱板による接触圧が均一でなくなる。この結果、スパウト2と袋本体1との液密性が損なわれて、内容物の漏洩につながることもある。
これに対して、図2(b)に示すように、側面部6(側部ガゼット)の上部を同図中、矢印方向に折り込んで開き部6bを形成すれば、重なり部分がなくなり、スパウト2の取付部9は、直接、一対の平面部5に接触するので、熱板による接触圧は、均一になり、液密性が損なわれるおそれはない。
重なり部分をなくす別の方法として、図2(c)に示すように、スパウト2の取り付け位置を傾斜縁部1aの上端側に変更する方法がある。このようにすると、重なり部分をなくすことはできるが、スパウト2の位置が傾斜縁部1aの中心部からずれるので、バランスがくずれてガゼット袋の外観を悪化させる。また、重なり部分をなくし、かつ、スパウト2を傾斜縁部1aの中心部に位置させるには、傾斜縁部1aの長さを長くすれば良いが、このようにすると、袋本体1を大きくせざるを得ず、コスト高となる。
このように、開き部6bは、スパウト2を、袋本体1を大きくすることなく、所定の位置に、しかも、良好な液密性を確保して袋本体1に取り付けることを可能にする機能を有している。
次に、筒体3への底面部4の貼り合わせ方法について説明する。
先ず、図6に示すように、底面部4を舟形に折り込む。次に、図5に示すように、舟形に折り込んだ底面部4を筒体3の下部内に挿入する。次に、平面部5の下縁部に熱板を押し当てる。熱板を押し当てて熱融着させる部分を、図5中、(W2)で示す。これによって、底面部4の全周縁部と筒体3の下縁部とが熱融着されて、筒体3の下縁部に底面部4が貼り合わされる。
筒体3の下縁部に底面部4を貼り合わせる他の方法を、図面を参照しながら説明する。
図7は、筒体の開いた下部への底面部の重ね合わせ方を示す部分斜視図、図8は、筒体の開いた下部に底面部を重ね合わせ、余分な部分を切断した状態を示す部分斜視図、図9は、底面部が貼り合わされた筒体を示す斜視図である。
先ず、図7に示すように、筒体3の下部の四隅に切り込みを形成して、平面部5および側面部6の下部5a、6aを外側に開く。次に、同図に示すように、底面部4と筒体3の開いた下部とをへの字に折り曲げ、同図に示すように、底面部4を、筒体3の開いた下部5a、6aに重ねる。次に、底面部4を重ね合わせた筒体3の下部を内側に折り畳んで、底面部4を筒体3に熱融着する。熱融着部分を図9中、(W3)で示す。そして、図8に示すように、筒体3の下部と底面部4の余分な部分を切断すれば、図9に示すように、筒体3の下縁部に底面部4を貼り合わせることができる。
次に、袋本体1の構造および材質について説明する。
袋本体1は、少なくとも基材層と熱融着層とが積層され、最内層が熱融着層であれば良い。
基材層は、印刷適性に優れ、さらに突き刺し強度、引っ張り強度、耐衝撃性等を備えたフィルムが好ましい。基材層の材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリアミド、エチレンビニルアルコール共重合体等が挙げられ、これらの二軸延伸フィルムまたは一軸延伸フィルムが好ましい。また、これらのフィルムに、酸素や水蒸気に対するバリア性を付与するために、アルミニウム、マグネシウム等の金属、または酸化珪素等の酸化物を蒸着させた蒸着フィルム、ポリ塩化ビニリデン等のバリア性コート剤等をコートしたコートフィルム等を用いても良い。基材層は、前記フィルムの単体であっても良く、積層体であっても良い。基材層の厚みは、6〜50μmであることが好ましく、9〜30μmであることがより好ましい。
熱融着層は、ヒートシール可能な層である。熱融着層の材質としては、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレン、ポリプロピレン等が挙げられ、これらの未延伸フィルムや、前記樹脂を組み合わせて共押出しした多層フィルム等が好ましい。熱融着層の厚みは10〜200μmであることが好ましく、20〜100μmであることがより好ましい。
積層フィルムは、必要に応じて、基材層と熱融着層の間に、中間層を有していても良い。
中間層としては、例えば、酸素バリア性、水蒸気バリア性、引裂き性等の機能性を備えたフィルムが挙げられる。中間層の材質としては、例えば、アルミニウム等の金属箔や上述の蒸着フィルム、コートフィルムや各種機能付きフィルム等が挙げられる。中間層は必要に応じて2層設けてもよい。中間層の厚みは6〜50μmであることが好ましく、9〜30μmであることがより好ましい。
基材層、熱融着層、および、必要に応じて用いる中間層からなる積層フィルムは、接着剤を用いたドライラミネート法、熱接着性樹脂を用いた押し出しラミネート法等の公知の方法で貼り合せることにより製造することができる。
なお、上述したスパウト2は、上記熱融着層と同種の材質であることが好ましい。
以上、説明したように、この発明によれば、以下のような効果がもたらされる。
(1)袋本体1は、筒体3の下縁部に、底面ガゼット形成用の折り線が形成された長方形状の底面部4を貼り合わせることによって、内容物の残量によらず安定した自立性を確保することができる。
(2)袋本体1の2つの上部コーナー部の一方に傾斜縁部1aを形成し、この傾斜縁部1aにスパウト2を取り付けることにより、袋本体1を大きく傾けることなく、内容物をその残量によらず最後まで容易に注出することが可能となる。
(3)袋本体1の側面部6の上部に開き部6bを形成することによって、袋本体1を大きくすることなく、所定の位置に、しかも、良好な液密性を確保して袋本体1に取り付けることが可能となる。
(4)スパウト2を構成する、袋本体1内に挿入されるスパウト本体7の下部に、長孔7bを形成することにより、袋本体1の傾斜縁部1aにスパウト2を取り付けることによる上記(2)の効果との相乗効果により、袋本体1を大きく傾けることなく、内容物を最後までさらに容易かつ確実に注出することが可能となる。
1:袋本体
1a:傾斜縁部
2:スパウト
3:筒体
4:底面部
5:平面部
5a:平面部の下部
6:側面部
6a:側面部の下部
6b:開き部
7:スパウト本体
7a:注出口
7b:長孔
7c:雄ねじ部
8:キャップ
9:取付部
10a、10b、10c:フランジ部
11:袋本体
12:スパウト
13:キャップ
14:平面部
15:側面部
16:底面部
21:袋本体
22:スパウト
23:筒体
24:底面部
25:平面部
26:側面部
27:キャップ
41:袋本体
42:平面部
43:スパウト
44:キャップ
53:袋本体
54:スパウト
55:キャップ

Claims (3)

  1. フィルム材からなる袋本体と、前記袋本体に取り付けられたスパウトとから構成され、前記袋本体は、筒体と、前記筒体の下縁部に貼り合わされた、長方形状の底面部とからなり、前記筒体は、対向する一対の平面部と、前記一対の平面部の側縁部間に貼り合わされた一対の側面部とからなり、前記底面部および前記側面部には、前記底面部および前記側面部を前記袋本体内に折り込み可能な、底面ガゼットおよび側面ガゼット形成用の折り線が形成され、前記袋本体の2つの上部コーナー部の一方には、傾斜縁部が形成され、前記スパウトは、前記傾斜縁部に取り付けられていることを特徴とするスパウト付きガゼット袋。
  2. 少なくとも前記スパウトが取り付けられた側の前記側面部の上部には、開き部が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載のスパウト付きガゼット袋。
  3. 前記スパウトは、前記傾斜縁部に対して直角に取り付けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載のスパウト付きガゼット袋。
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