JP7018704B2 - 自立袋の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、自立袋の製造方法に関する。
プラスチックフィルムなどからなる軟質包材としては、自立性を有する袋体、いわゆる自立袋が知られている。自立袋としては、胴部を形成する2枚の胴部材の下端の間に、底部を形成する折り畳んだ底部材を、その折り線を上方にして挟み込んだ状態で、2枚の胴部材の側端同士を底部材の側端と共にヒートシールし、さらにそれらの下端同士を全周にわたってヒートシールすることにより形成されたものが知られている。しかし、該自立袋は、胴部の側縁に形成される胴部材の側端同士のヒートシール部がナイフエッジのように働くことで、胴部を手で握ったときに不快感がある。
胴部を手で握ったときの不快感を解消する自立袋としては、1枚の胴部材の両方の側端側がそれぞれ折り返され、その側端同士が背面で接着されて扁平な筒状とされた胴部を備える自立袋が提案されている。例えば、胴部材を扁平な筒状とした胴部と、半折された底部材が折り線を上側にして胴部内に取り付けられた底部とを備え、前記底部材の両方の側端が、それら側端のそれぞれを覆う2枚の接着フィルムによって胴部の内面に取り付けられた自立袋が挙げられる(特許文献1)。
特開2011-195175号公報
しかし、特許文献1のような自立袋では、製造時において接着フィルムの配置にずれが生じると、接着不良が生じて内容物の漏れが発生する。そのため、接着フィルムの配置位置には高い精度が求められることから、特にサイズの小さい自立袋とする場合には製造が難しくなる。
また、自立袋においては、自立させた状態において底部にかかる負荷が大きいことから、底部の耐ピンホール性が優れていることが重要である。
本発明は、胴部を手で握っても不快感がなく、サイズが小さくても容易に製造でき、かつ内容物の漏れを安定して抑制でき、底部において優れた耐ピンホール性を有する自立袋及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は以下の構成を有する
[1]下記工程(I)~(VI)の順で実施する自立袋の製造方法。
(I)フィルム状の底部材と接着フィルムを、前記接着フィルムの幅方向における両方の側端が前記底部材の幅方向における両方の側端からそれぞれ突出するように積層し、前記底部材と前記接着フィルムとを、前記底部材の両方の側端に沿って接着して積層体を形成する工程
(II)前記積層体を、前記接着フィルムが外側となるように、かつ幅方向に延びる折り線にて半折する工程
(III)フィルム状の胴部材上に、半折した前記積層体を載置する工程
(IV)前記接着フィルムにより、前記底部材の側端を胴部材に取り付ける工程
(V)前記胴部材の前記底部材を接着した面が内面となるように、該胴部材の側端同士を接着して筒状を形成し、胴部を形成する工程
(VI)前記底部材の下端と、前記胴部の下端側とを、該胴部の全周にわたって接着して底部を形成する工程
]工程(V)において、前記胴部材のそれぞれの側端側を、前記底部材を接着した面が内面となるように、かつそれぞれの折り線が前記底部材の両側端より中央側になるように、前記底部材の側端側とともに折る、[]に記載の自立袋の製造方法。
本発明の自立袋は、胴部を手で握っても不快感がなく、サイズが小さくても容易に製造でき、かつ内容物の漏れを安定して抑制でき、底部において優れた耐ピンホール性を有している。
本発明の自立袋の製造方法によれば、サイズが小さい自立袋であっても製造が容易であり、また内容物の漏れが安定して抑制され、底部において優れた耐ピンホール性を有する自立袋が得られる。
本発明の自立袋の一例を示した斜視図である。 本発明の自立袋の一例の扁平な状態を示した正面図である。 本発明の自立袋の製造の一工程を示した図であって、図3(A)は底部材の斜視図であり、図3(B)は自立袋を展開した平面図である。 本発明の自立袋の背貼りの実施形態例を示した断面図である。 図5(A)は図2の自立袋を直線I-Iで切断した断面図であり、図5(B)は図2の自立袋を直線II-IIで切断した断面図である。 本発明の自立袋の内容物が収容された状態における他の形態を部分的に示した斜視図である。 本発明の自立袋の製造方法の一例の一工程を示した斜視図である。 本発明の自立袋の他の例の製造の一工程を示した平面図である。 本発明の自立袋の他の例の製造の一工程を示した平面図である。 本発明の自立袋の他の実施形態例の扁平な状態を示した正面図である。
[自立袋]
以下、本発明の自立袋の一例として、収容した内容物を注出する注出口を備える自立袋について、図1~5に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の自立袋1は、自立性を有する袋であり、図1及び図2に示すように、胴部10と、胴部10内に設けられた底部12と、胴部10の上端部に設けられ、収容した内容物を注出する注出口14と、を備えている。具体的には、自立袋1は、胴部材10Aが筒状に形成された胴部10と、半折された底部材12Aが、その折り線12aを上側にして胴部10内に取り付けられて形成される底部12と、を備え、底部材12Aのそれぞれの側端12d,12e及び12f,12gが胴部10の内面に接着され、底部材12Aの下端12h,12iが、胴部10の下端側において胴部10の全周にわたって接着されている。底部材12Aにおける胴部10側には、底部材12Aの側端12d,12e及び12f,12gと胴部10とを接着する接着フィルム22が底部材12Aの全体を覆うように積層されている。接着フィルム22の両方の側端22c,22d及び22e,22fは幅方向において底部材12Aの両方の側端12d,12e及び12f,12gからそれぞれ突出し、底部材12Aの側端12d,12e及び12f,12gの胴部10の内面への接着が接着フィルム22によってなされている。自立袋1は、内部に内容物を収容することができ、収容した内容物を注出口14から注出することができる。自立袋1に内容物を収容した際、自立袋1を下から見ると、円又は略楕円形状となり、鈍い角部を有することもある。
胴部10は、筒状であり、矩形のフィルム状の胴部材10Aから形成されている。具体的には、胴部材10Aの両方の側端側が図3(B)に示す折り線L1,L2に沿って折られ、図1及び図2に示すように、側端10aと側端10bを突き合わせて筒状とされることで形成されている。胴部10は、内容物が収容されていない状態では扁平状であり、前面部18及び背面部20を有している。
胴部10においては、胴部材10Aの折り線L1と折り線L2の間の部分11Aが前面部18となっている。また、胴部材10Aにおける折り線L1と側端10aの間の部分11Bと、折り線L2と側端10bの間の部分11Cとが背面部20となっている。また、胴部材10Aにおける折り線L1及び折り線L2の部分が、それぞれ胴部10の側縁13a,13bとなっている。
胴部材10Aとしては、少なくとも基材層とシーラント層とが積層され、最内層がシーラント層である積層フィルムが好ましい。
基材層としては、印刷適性に優れ、さらに突き刺し強度、引っ張り強度、耐衝撃性などを備えたフィルムが好ましい。基材層の材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリアミド、エチレンビニルアルコール共重合体などが挙げられ、これらの二軸延伸フィルム又は一軸延伸フィルムが好ましい。また、これらのフィルムに、酸素や水蒸気に対するバリア性を付与するために、アルミニウム、マグネシウムなどの金属、又は酸化珪素などの酸化物を蒸着させた蒸着フィルム、ポリ塩化ビニリデンなどのバリア性コート剤などをコートしたコートフィルムなどを用いてもよい。基材層は、前記したフィルムの単体であってもよく、積層体であってもよい。
シーラント層は、基材層の形状を維持できる温度範囲内で加熱溶融可能で、ヒートシール可能な層である。シーラント層の材質としては、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレンなどのポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられ、これらの未延伸フィルムや、前記樹脂を層状に押し出したものが好ましい。
積層フィルムは、必要に応じて、基材層とシーラント層の間に、中間層を有していてもよい。
中間層としては、例えば、酸素バリア性、水蒸気バリア性、引裂き性などの機能性を備えたフィルムが挙げられる。中間層の具体例としては、例えば、アルミニウムなどの金属箔や上述の蒸着フィルム、コートフィルムが挙げられる。
基材層、シーラント層、及び必要に応じて用いる中間層からなる積層フィルムは、接着剤を用いたドライラミネート法、熱接着性樹脂を用いた押し出しラミネート法などの公知の方法で製造できる。
なお、胴部材10Aは、ヒートシール可能なフィルムからなる単層フィルムであってもよい。
胴部材10Aを筒状とする形態は、この例では、図1、図2及び図4(A)に示すように、胴部材10Aの側端10aと側端10bとが、隙間がないように突き合わされ、それらの内面側に接着フィルム16を重ねた状態で、ヒートシール部HS3においてヒートシールされることにより背貼り15が形成された形態である。この場合、胴部材10Aの側端10aと側端10bとは、わずかな隙間があっても、若干重なっていても、接着フィルム16により隙間なく密閉されていればよい。
接着フィルム16は、両面が、胴部材及び底部材のシーラント層と熱融着可能なヒートシール性を有する、胴部材及び底部材のシーラント層を形成する樹脂と同種のフィルムである。接着フィルム16としては、例えば、両面がシーラント層である積層フィルム、単層フィルム、共押出しフィルムなどが挙げられる。なかでも、ヒートシールによる熱で厚み方向に全体的に溶融し、厚みがより薄くなる点から、接着フィルム16としては、単層の合成樹脂フィルムが好ましい。
なお、背貼り15の形態は、接着フィルム16を用いる形態には限定されない。例えば、図4(B)に示すように、胴部材10Aの側端10aの内面と側端10bの外面とを接着した封筒貼りであってもよく、図4(C)に示すように、胴部材10Aの側端10aと側端10bの内面同士を接着した合掌貼りであってもよい。これら側端10aと側端10bの封筒貼りや合掌貼りは、ヒートシールにより行ってもよく、接着剤を用いて行ってもよい。
底部12は、矩形のフィルム状の底部材12Aにより形成されている。具体的には、底部材12Aが半折された状態で、折り線12aを上側にして胴部10内に取り付けられることで底部12が形成されている。半折された底部材12Aの面は、図3(A)に示すように、折り線12aを境にして第1底面部12bと第2底面部12cに区画されている。半折された状態では、第1底面部12bの側端12dと第2底面部12cの側端12eとが一致し、第1底面部12bの側端12fと第2底面部12cの側端12gとが一致し、第1底面部12bの下端12hと第2底面部12cの下端12iとが一致している。
図3(B)に示すように、自立袋1を製造する過程で、底部材12Aは、半折されて胴部材10A上に配置されている。すなわち、底部材12Aの第2底面部12cは、胴部材10Aの部分11A側と向き合って配置されており、自立袋1となった際には、胴部10の前面部18側と向き合って位置している。一方、底部材12Aの第1底面部12bは、自立袋1となった際には、胴部10の背面部20側と向き合って位置している。胴部10の背面部20は胴部材10Aの部分11B及び11Cから形成されている。
図3(B)に示すように、半折された底部材12Aが胴部材10A上に配置される際には、底部材12Aの幅方向の中心線aと胴部材10Aの幅方向の中心線bが略一致するように配置されている。半折された底部材12Aの両側端間の長さD1は、胴部材10Aの部分11Aの幅D2よりも長くなっており、胴部材10Aの折り線L1及びL2を超えている。なお、ここでの胴部材10Aの折り線L1及びL2とは、折る予定の位置を表す。胴部材10Aを筒状に形成する際に、胴部材10Aの折り線L1,L2において、底部材12Aもともに折り曲げられている。すなわち、底部材12Aの両側端間の長さD1は、胴部10の幅よりも長くなっている。
一般的な、胴部と底部を有し、胴部の側縁外部にて、胴部と側部を接着する側部シールがなされている自立袋においては、自立袋内部において、底部材の側端部分の上端において内容物の荷重が集中しやすい。つまり、底部材が半折されている側端の角にて、内容物の荷重が集中しやすい。そのため、この部分にて破断が生じて内容物が漏れるおそれがある。
また、自立袋1において、底部材の側端が胴部の側縁に一致していてもよいが、この場合も上記と同様に、胴部の側縁の内側に底部材の側端が一致し、その中でも特に底部材の上端、つまり底部材の半折されている角に内容物の荷重が集中しやすい。そのため、底部材の側端の上部にて破断が生じて内容物が漏れるおそれがある。
しかし、自立袋1において、底部材12Aの両側端間の長さD1が胴部10の幅よりも長い場合、半折された底部材12Aの側端12d,12e側は、図1、図2及び図5(A)に示すように、胴部10の側縁13aで折られて背面部20の内面に取り付けられている。これにより、自立袋1では、底部材12Aの折り線12aにて半折されている角ではなく底部材12Aにおける折られた部分で内容物の荷重を受け止めることになるため、底部材12Aの側端12d,12e側の側縁に大きな力が集中しない。そのため、側端12d,12eの部分で破断が生じ難く、内容物の漏れを抑制する効果が高い。
同様に、半折された底部材12Aの側端12f,12g側は、胴部10の側縁13bで折られ、それら側端12f,12gが背面部20の内面に取り付けられている。これにより、側端12f,12gの部分でも破断が生じ難く、内容物の漏れを抑制する効果が高くなる。
底部材12Aの側端12d,12eと、胴部10の側縁13aとの間の距離、すなわち底部材12Aの側端12d,12eと胴部材10Aの折り線L1との距離D3は、1.0mm以上が好ましく、3.0mm以上がより好ましい。距離D3が1.0mm以上であれば、底部材12Aの側端12d,12eの部分が破断して内容物が漏れることを抑制しやすい。距離D3がある程度の長さを有している場合、自立袋に内容物を充填させた際、図6に示すように、胴部材10Aのうち底部材12Aの側端12d,12eの位置に対応する位置が折り線となり胴部材10Aが折れ曲がり、鈍い角部が形成されやすくなる。これは、胴部材ならびに底部材を形成するフィルムにアルミニウム箔などの金属を有する積層体など、剛性を有する積層体を用いた場合に形成されやすい。また、この場合の距離D3のある程度の長さとは、自立袋の大きさによっても左右されるが、少なくとも10mm以上の距離を有する場合に前記角部が形成されやすい。
また、底部材12Aの側端12f,12gと胴部10の側縁13bとの間の距離、すなわち、底部材12Aの側端12f,12gと胴部材10Aの折り線L2との間の距離D4の好ましい範囲は、距離D3と同様である。
距離D3と距離D4は、同じであっても異なっていてもよいが、より外観が優れる点から、同じであることが好ましい。
底部材12Aとしては、少なくとも基材層とシーラント層とが積層された積層フィルムが好ましく、シーラント層を外側にして半折されており、自立袋1の内部で胴部10の内面と向かい合う側の最内層がシーラント層である。底部材12Aの基材層とシーラント層としては、例えば、胴部材10Aで挙げた基材層とシーラント層と同じものが挙げられる。また、底部材12Aが積層フィルムである場合、中間層を有していてもよい。底部材12Aが有する中間層としては、例えば、胴部材10Aで挙げた中間層と同じものが挙げられる。
底部材12Aと胴部材10Aは、同じ材質のフィルムであっても異なる材質のフィルムであってもよいが、それらのヒートシールによる接着が可能になる点から、ともに同種の樹脂からなるシーラント層を有する積層フィルムであることが好ましい。
なお、後述する、底部材と接着フィルムの積層体として、底部材と接着フィルムとが一体となった積層フィルムを用いる場合は、接着フィルムが底部材のシーラント層を兼ねるようにしてもよい。
底部材12Aの側端12d,12eと側端12f,12gは、接着フィルム22を利用して胴部10の内面に接着されている。
具体的には、底部材12Aには矩形の接着フィルム22が底部材12Aの全体を覆うように積層されている。接着フィルム22は、底部材12Aのシーラント層の面に積層されている。ここで、「積層されている」とは、底部材12Aと接着フィルム22とが、全面において接着されている状態であっても、一部のみ接着されている状態であってもよく、接着されずに重なっているだけの状態も含む。そして、接着フィルム22の間に底部材12Aが挟まれるように、接着フィルム22と底部材12Aがともに半折されている。半折された接着フィルム22の面は、第1平面部22aと第2平面部22bに区画されている。半折された状態では、第1平面部22aの側端22cと第2平面部22bの側端22dとが一致し、第1平面部22aの側端22eと第2平面部22bの側端22fとが一致し、第1平面部22aの下端22gと第2平面部22bの下端22hとが一致している。接着フィルム22の第2平面部22bは、胴部材10Aの部分11A側、すなわち自立袋1となった際には、胴部10の前面部18側に位置している。一方、接着フィルム22の第1平面部22aは、自立袋1となった際には、胴部10の背面部20側に位置している。
図3(A)に示すように、半折された接着フィルム22の一方の側端22c,22dは、幅方向において、半折された底部材12Aの一方の側端12d,12eから突出している。また、半折された接着フィルム22の他方の側端22e,22fは、幅方向において、半折された底部材12Aの他方の側端12f,12gから突出している。このように、接着フィルム22の両側の側端22c,22dと側端22e,22fは、幅方向において底部材12Aからはみ出している。
自立袋1では、図1、図2及び図5(B)に示すように、接着フィルム22の側端22c,22d側と底部材12Aの側端12d,12e側がともに胴部10の側縁13aで折られた状態で、底部材12Aの側端12d,12eを含むヒートシール部HS1で接着フィルム22と底部材12Aと胴部10とがヒートシールにより接着されている。具体的には、ヒートシール部HS1では、接着フィルム22と底部材12Aが接着され、接着フィルム22と胴部10の背面部20が接着され、さらに接着フィルム22の底部材12Aから突出した部分同士が接着されており、これにより、底部材12Aの側端12d,12eが接着フィルム22によって閉じられると共に、胴部10の背面部20内面に接着により取り付けられている。ヒートシール部HS1の高さ方向の端は、底部材12Aの半折された折り線12aを超えて形成されている。また、ヒートシール部HS1の幅方向の端については、後述する。
同様に、接着フィルム22の側端22e,22f側と底部材12Aの側端12f,12g側がともに胴部10の側縁13bで折られた状態で、底部材12Aの側端12f,12gを含むヒートシール部HS2で接着フィルム22と底部材12Aと胴部10とがヒートシールにより接着されている。具体的には、ヒートシール部HS2では、接着フィルム22と底部材12Aが接着され、接着フィルム22と胴部10の背面部20が接着され、さらに接着フィルム22の底部材12Aから突出した部分同士が接着されており、これにより、底部材12Aの側端12f,12gが接着フィルム22によって閉じられると共に、胴部10の背面部20内面に接着により取り付けられている。ヒートシール部HS2の高さ方向の端は、底部材12Aの半折された折り線12aを超えて形成されている。また、ヒートシール部HS2の幅方向の端については、後述する。
自立袋1においては、このように底部材12Aと接着フィルム22とが積層され、接着フィルム22の両方の側端22c,22d及び側端22e,22fが、幅方向において底部材12Aの両方の側端12d,12e及び側端12f,12gからそれぞれ突出しており、接着フィルム22が1枚であることから、底部材12Aと接着フィルム22との位置関係を制御することが容易である。そのため、サイズの小さい自立袋1であっても、底部材12Aと接着フィルム22の位置がずれて接着不良が生じることが充分に抑制される。これにより、サイズに関係なく内容物の漏れが安定して抑制される。
また、自立袋1においては、底部材12Aと接着フィルム22とが積層されていることで、底部材12Aの側端部分にだけ接着フィルムが積層される形態に比べて、底部12全体で優れた耐ピンホール性が得られる。耐ピンホール性がより優れる点では、底部材と接着フィルムは、底部材の両方の側端部分のみで接着されて積層されていることが好ましい。自立袋1においては、底部材12Aと接着フィルム22は、底部材の両方の側端部分で接着されて、ヒートシール部HS1とヒートシール部HS2で接着され、幅方向の中央部分では互いが接着されていない。そのため、幅方向の中央部は二重袋のようになっており、自立袋1は、底部材12Aと接着フィルム22とが全体的に接着されている場合に比べて、底部12の耐ピンホール性がさらに優れている。
接着フィルム22は、底部材12Aの両方の側端12d~12gを胴部10の内面に接着により取り付ける機能を有する部材であり、両面がヒートシール性を有するフィルムである。接着フィルム22としては、胴部材と底部材のシーラント層と熱融着可能なシール性を有し、接着フィルム16で挙げたフィルムと同じ材質のものを使用でき、ヒートシールによる熱で厚み方向に全体的に溶融し、厚みがより薄くなる点から、単層の合成樹脂フィルムが好ましい。また、接着フィルム22が単層の合成樹脂フィルムであれば、ヒートシール部HS1とヒートシール部HS2において、接着フィルム22がヒートシールの熱によって溶融し、底部材12Aの側端12d,12eと側端12f,12gの境界の段差部分に入り込みやすいため、ヒートシール不良がより生じ難くなる。
この例の自立袋1では、図3(B)に示すように、胴部材10Aの部分11B、11Cにおいて、ヒートシール部HS1の幅方向の一端は折り線L1に達するように形成され、またヒートシール部HS2の幅方向の一端は折り線L2に達するように形成されている。すなわち、胴部10の背面部20において、ヒートシール部HS1が胴部10の側縁13aに達するように形成され、またヒートシール部HS2が胴部10の側縁13bに達するように形成されている。自立袋1においては、胴部10における、底部材12Aの両方の側端12d,12e及び側端12f,12gを取り付ける部分で接着フィルム22と接着される部分は、折り線L1及びL2をまたがず背面部20のみであることが好ましい。つまり、ヒートシール部HS1及びヒートシール部HS2が前面部18に及んでいないことが好ましい。これにより、底部材12Aの折り線12aが、胴部10の前面部18に固定されていない状態となる。そのため、自立袋1の側縁13a,13b近傍で底部12の上部が広がりやすくなり、それに応じて胴部10の側縁13a,13b近傍が広がりやすくなることで、自立安定性が向上し、また良好な外観が得られやすい。
なお、ヒートシール部HS1及びヒートシール部HS2を背面部20のみに形成する場合は、図8に示すように、ヒートシール部HS1の幅方向の一端は折り線L1に及ばず、ヒートシール部HS2の幅方向の一端は折り線L2に及ばないようにしてもよい。すなわち、ヒートシール部HS1及びヒートシール部HS2が胴部10の側縁13a,13bに及ばないようにしてもよい。この場合も、自立袋1の側縁13a,13b近傍で底部12の上部が広がりやすくなり、それに応じて胴部10の側縁13a,13b近傍が広がりやすくなることで、自立安定性が向上し、また良好な外観が得られやすい。
なお、自立安定性、デザイン性が低下しすぎない範囲内であれば、図9に示すように、ヒートシール部HS1及びヒートシール部HS2の幅方向の一端が折り線L1及び折り線L2をまたいで胴部材10Aの部分11A、すなわち胴部10の前面部18まで及ぶ形態としてもよい。
ヒートシール部HS1及びHS2の幅方向の他端は、それぞれ底部材12Aの側端12d,12e及び側端12f,12gをまたいでいればよい。底部材12Aの側端12d,12e及び側端12f,12gをまたぐことで、接着フィルム22の底部材12Aの側端12d,12eから突出した部分同士及び、側端12f,12gから突出した部分同士が接着される。これにより、底部材12Aの側端12dと側端12eが閉じられ、また側端12fと側端12gが閉じられている。
また、ヒートシール部HS1及びHS2の幅方向の他端は、それぞれ接着フィルム22の側端22c,22d及び側端22e,22fを超えていてもよい。接着フィルム22の側端22c,22d及び側端22e,22fを超えることで、側端22cと側端22dが閉じられ、また側端22eと側端22fが閉じられる。これにより、側端22cと側端22dとの間、及び側端22eと側端22fとの間に内容物が入り込むのを防止することができる。
自立袋1においては、図1、図2及び図5(A)、(B)に示すように、半折された底部材12Aの下端12h,12iと胴部材10Aの下端側とが、胴部10の全周にわたってヒートシールされることで帯状のヒートシール部HS4が形成されている。帯状のヒートシール部HS4は胴部の内側に形成されており、胴部材10Aの下端側の最下端にまで到達していると、自立性が向上するため、好ましい。これにより、自立袋1の下端側が閉じられており、底部12が形成されている。帯状のヒートシール部HS4の幅は、2mm~30mmであることが好ましく、3mm~10mmがさらに好ましい。
胴部10の前面部18におけるヒートシール部HS4よりも上側の部分は接着フィルム22とは接着されていない。また、接着フィルム22における折られた状態で接している第1平面部22aと第2平面部22bがヒートシール部HS4において接着されている。
胴部10の上部は、前面部18と背面部20の間に注出口14を挟み込んだ状態で、ヒートシール部HS5でヒートシールされることで、注出口14が液密に取り付けられた状態で密封されている。
注出口14は、公知の注出口を用いることができる。
この例の注出口14は、下部が胴部10内に挿入され、内容物を注出口から注出する注出管24と、注出管24の上部に螺合せしめて、注出管24の注出口を密閉するキャップ26とを備える。
注出口14の材質としては、少なくとも注出管24における胴部10の内面と接着される部分は合成樹脂であることが好ましい。
注出口14の注出管24の少なくとも胴部10の内面と接着されている部分を形成する合成樹脂としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリエーテルサルホン、エチレン-ビニルアルコール共重合体などが挙げられる。なかでも、加工性に優れ、低コストである点から、ポリオレフィン樹脂が好ましい。
ポリオレフィン樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体などのポリエチレン系樹脂、エチレン-α-オレフィン共重合体等のオレフィン系エラストマー、ポリプロピレン、エチレン-プロピレンランダム共重合体、α-オレフィン-プロピレンランダム共重合体などのポリプロピレン系樹脂や、環状ポリオレフィン樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は、性能向上のためにブレンドされていてもよく、耐熱性向上などを目的として一部架橋されていてもよい。
注出口14は単一の材料から形成されていてもよく、あるいは種々の樹脂層からなる多層構造が形成されていてもよい。
注出口14の注出管24の少なくとも胴部10の内面と接着されている部分を形成する樹脂は、接着性の点から、胴部10の前面部18及び背面部20の内面側のシーラント層を形成する樹脂と同種の樹脂で形成されていることが好ましい。
本発明の自立袋は、注出口を設けて、又は設けずに、食品、化粧品やシャンプーなどの流体、粉状、固形状の固体などを収容する袋として好適に使用できる。また、本発明の自立袋は、個包装品を包装する外装袋として用いてもよい。
以上説明した本発明の自立袋においては、底部材と接着フィルムとが積層された状態で、底部材の側端の胴部の内面への接着が該接着フィルムによってなされている。そのため、底部全体で優れた耐ピンホール性が得られる。また、接着フィルムの両方の側端が、幅方向において底部材の両方の側端からそれぞれ突出している。そのため、底部材と接着フィルムとの位置関係を容易に制御できるため、サイズの小さい自立袋であっても、接着フィルムの位置がずれることに起因する接着不良を抑制しやすく、内容物の漏れが安定して抑制される。
また、本発明の自立袋においては、胴部の側縁に、前面部と背面部の内面同士が接着されたヒートシール部が形成されていないので、胴部を手で握っても不快感がなく、外観も優れている。
なお、本発明の自立袋は、前記した自立袋1には限定されない。
例えば、自立袋1においては、底部材12Aの幅方向の中心線aと胴部材10Aの幅方向の中心線bを略一致させているが、底部材12Aの幅方向の両方の側端12d,12e及び側端12f,12gが胴部材10Aの折り線L1及びL2に達する範囲であれば、底部材12Aの幅方向の中心線aと胴部材10Aの幅方向の中心線bが略一致していなくてもよい。
また、自立袋1では背貼り15が背面部20の幅方向の中央に形成されているが、背貼り15を形成する位置は背面部20の幅方向の中央部分には限定されない。本発明の自立袋は、例えば、背貼り15が背面部20において幅方向の中央よりも側縁13a寄り又は側縁13b寄りに形成された自立袋であってもよい。このような自立袋は、胴部材10Aを折り返す折り返し線L1,L2の幅方向の位置を側端10a又は側端10bに近い位置とし、それに伴って胴部材10A上に配置する底部材12A及び接着フィルム22の配置位置も、底部材12Aの幅方向の中心線aと胴部材10Aの幅方向の中心線bを略一致させずに配置し、側端10a又は側端10bに近い位置にする以外は、後述する自立袋1と同様の方法で製造できる。
また、接着フィルム16,22は、両面にヒートシール性を有するフィルムには限定されない。例えば、接着フィルム16,22として、ヒートシール性を有さず、接着剤による接着層が形成された接着フィルムを用いてもよい。
また、図10(A)に示すように、内容物を充填させた際に底部が弛むことなく開き、より優れた自立安定性が得られるように、底部材12Aの下端12h,12iと胴部10の下端10cを接着するヒートシール部HS4の形状を、その上縁の形状が円弧状となるようにしてもよい。また、図10(B)に示すように、ヒートシール部HS4の上縁の形状が、胴部10の側縁13aから下端10cに向かって傾斜する辺と、下端10cと平行な辺と、下端10cから側縁13bに向かって傾斜する辺との3辺からなる折れ線形状となるようにヒートシールしてもよい。また、図10(C)に示すように、ヒートシール部HS4の上縁の形状が、胴部10の側縁13aから下端10cの中央に向かって傾斜する辺と、下端10cの中央から側縁13bに向かって傾斜する辺との2辺からなる折れ線形状となるようにヒートシールしてもよい。なお、図10(A)~(C)に示すヒートシール部HS4は全面接着すると皺が発生する可能性があるため、内容物の漏れない範囲で未シール部を設けてもよい。
図10(A)~(C)のようなヒートシール部HS4の場合、扁平な状態において、ヒートシール部HS4の上端が、底部材12Aの折り線12aと一致するか、それよりも下側になっていることが好ましい。ヒートシール部HS4の上端が底部材12Aの折り線12aより上側になっている場合、ヒートシール部HS4における折り線12aの上側において胴部10の前面部18と背面部20の内面同士がヒートシールされることで一体化されるため、その部分がナイフエッジのように働いて、手で握ったときに不快に感じるおそれがある。これに対して、ヒートシール部HS4の上端が、底部材12Aの折り線12aと一致するか、それよりも下側になっている場合、底部材12Aは基材層同士が対向した状態で半折されているため、この対向面同士は接着されることがなく、自立袋の側縁13a,13bにおいて胴部10の前面部18と背面部20とが一体化することがない。そのため手で握ったときに不快に感じる部分が存在しないため、好ましい。
また、自立袋1では、底部材12Aの側端12d,12eと側端12f,12gが背面部20の内面に接着されていたが、底部材12Aの側端12d,12eと側端12f,12gが前面部18の内面に接着されている自立袋であってもよい。また、底部材12Aの側端12d,12eと側端12f,12gの一方が前面部18の内面に接着され、他方が背面部20の内面に接着された自立袋であってもよい。
また、自立袋1では、図5(B)に示すように、半折された底部材12Aの下端12h、12iの最下端と、胴部材10Aの下端10cの最下端とが一致しているが、これはずれていても構わない。
また、本発明の自立袋における胴部は、前述したように胴部材を筒状にして背貼りを形成した形態には限定されず、インフレーション成形により得た筒状のフィルムにより形成された胴部であってもよい。
また、本発明の自立袋は、注出口が設けられている形態には限定されない。例えば、胴部10の上部が開口している自立袋であってもよく、胴部10の上端に、本発明における底部と同様の形態の蓋部が形成されている自立袋であってもよい。
[自立袋の製造方法]
以下、本発明の自立袋の製造方法は、下記工程(I)~(VI)をこの順で実施する。
(I)フィルム状の底部材と接着フィルムを、前記接着フィルムの幅方向における両方の側端が前記底部材の幅方向における両方の側端からそれぞれ突出するように積層し、前記底部材と前記接着フィルムとを、前記底部材の両方の側端に沿って接着して積層体を形成する工程
(II)前記積層体を、前記接着フィルムが外側となるように、かつ幅方向に延びる折り線にて半折する工程
(III)フィルム状の胴部材上に、半折した前記積層体を載置する工程
(IV)前記接着フィルムにより、前記底部材の側端を前記胴部材に取り付ける工程
(V)前記胴部材の前記底部材を接着した面が内面となるように、該胴部材の側端同士を接着して筒状を形成し、胴部を形成する工程
(VI)前記底部材の下端と、前記胴部の下端とを、該胴部の全周にわたって接着して底部を形成する工程
以下、自立袋の製造方法の一例として、胴部材10A及び底部材12Aとして、共にシーラント層と基材層が積層された積層フィルムを用いた場合の注出口を有する自立袋1の製造方法について説明する。自立袋1の製造方法は、下記工程(I)~(VII)を有する。
(I)底部材12Aと接着フィルム22を、接着フィルム22の幅方向の両方の側端22c,22d及び側端22e,22fが底部材12Aの幅方向の両方の側端12d,12e及び側端12f,12gからそれぞれ突出するように積層して積層体40を形成する工程
(II)積層体40を、接着フィルム22が外側となるように、かつ幅方向に延びる折り線40aにて半折する工程
(III)フィルム状の胴部材10A上に、半折した積層体40を載置する工程
(IV)接着フィルム22により、底部材12Aの側端12d,12e及び側端12f,12gを胴部材10Aに取り付ける工程
(V)胴部材10Aの底部材12Aを接着した面が内面となるように、胴部材10Aの側端10a,10b同士を接着して筒状を形成し、胴部10を形成する工程
(VI)底部材12Aの下端12h,12iと、胴部10の下端10c側とを、胴部10の全周にわたって接着して底部12を形成する工程
(VII)胴部10の上部に注出口14を液密に取り付けて密封する。
以下、各工程を詳しく説明する。
工程(I):
図3(A)に示すように、底部材12Aと接着フィルム22Aを、接着フィルム22の両方の側端22c,22d及び側端22e,22fが、幅方向において底部材12Aの両方の側端12d,12e及び側端12f,12gからそれぞれ突出するように積層し、積層体40を形成する。底部材12Aがシーラント層を有する場合、底部材12Aのシーラント層が接着フィルム22側に向くように積層する。
工程(I)においては、底部材12Aと接着フィルム22とを、底部材12Aの両方の側端12d,12e及び側端12f,12gのそれぞれに沿って接着して積層体40を形成することが好ましい。このようにして積層体40を形成することで、底部材12Aと接着フィルム22との位置関係の制御がさらに容易になり、サイズが小さくても、内容物の漏れが抑制された自立袋1をより安定して得ることができる。
例えば、図7に例示した工程を行うことが好ましい。長尺の底部材12Bと長尺の接着フィルム22Aとを互いに搬送しつつ、接着フィルム22Aの両方の側端22c,22d及び側端22e,22fが、幅方向において底部材12Bの両方の側端12d,12e及び側端12f,12gからそれぞれ突出するように、底部材12Bのシーラント層の面と接着フィルム22Aの一方の面が対向するように積層する。次いで、底部材12Bの両方の側端12d,12eに沿ってヒートシールしてヒートシール部HS6を形成し、また側端12f,12gに沿ってヒートシールしてヒートシール部HS7を形成して、底部材12Bと接着フィルム22Aの積層体30を形成する。次いで、積層体30を、長さ方向に所定の間隔を開けて、幅方向(図7のX方向)に沿って切断して、底部材12Aと接着フィルム22とが、底部材12Aの両方の側端12d,12e及び側端12f,12gに沿って接着された積層体40を得る。
なお、積層体40を形成する場合、底部材と接着フィルムの接着は接着剤を用いてもよい。
工程(II):
次いで、工程(I)で得た底部材12Aと接着フィルム22の積層体40を、接着フィルム22が外側となるように、かつ幅方向に延びる折り線40aにて半折する。
積層体40の幅方向に伸びる折り線40aは、底部材12Aの折り線12aと一致する。半折した積層体40のうち底部材12Aにおいては、半折した折り線12aを上端とし、第1底面部12bの側端12dと第2底面部12cの側端12eとを一致させ、第1底面部12bの側端12fと第2底面部12cの側端12gとを一致させ、第1底面部12bの下端12hと第2底面部12cの下端12iとを一致させる。半折した積層体40のうち接着フィルム22においても、第1平面部22aの側端22cと第2平面部22bの側端22dとを一致させ、第1平面部22aの側端22eと第2平面部22bの側端22fとを一致させ、第1平面部22aの下端22gと第2平面部22bの下端22hとを一致させる。
工程(III):
次いで、図3(B)に示すように、胴部材10Aのシーラント層上に、半折した底部材12A及び接着フィルム22Aからなる積層体40を載置する。このとき、積層体40における折り線40aと対する辺、すなわち自立袋1となった際の底部材12Aの下端12h,12i及び接着フィルム22の下端22g、22hを、胴部材10Aのうち自立袋1となった際の下端10cと一致させることが好ましい。また、この例では、積層体40を、底部材12Aの側端12d,12eが、胴部材10Aを折る折り線L1よりも側端10a側の部分11Bに位置するようにする。同様に、底部材12Aの側端12f,12gが、胴部材10Aを折る折り線L2よりも側端10b側の部分11Cに位置するように配置する。
胴部材10A上に積層体40を配置させた際に、胴部材10Aと積層体40との仮止めをしてもよい。仮止めの位置は、後に形成するヒートシール部HS1、HS2又はHS4のいずれかと重なる位置であることが好ましい。
工程(IV):
図3(B)に示すように、底部材20Aの側端12d,12eが、折り線12aから下端12h,12iまで全て含まれるように、底部材12Aの上端を越えて、胴部材10Aの部分11Bにて積層体40と胴部材10Aとをヒートシールしてヒートシール部HS1を形成する。ヒートシール部HS1においては、接着フィルム22と底部材12Aが接着され、接着フィルム22と胴部材10Aの部分11Bが接着され、さらに接着フィルム22の底部材20Aからの突出した部分同士が接着される。これにより、底部材12Aの側端12d,12eが接着フィルム22によって閉じられると共に、胴部材10Aの部分11Bのシーラント層上に接着により取り付けられる。胴部材10Aのシーラント層側の面は、自立袋1となった際に、胴部10の内面となる。底部材12Aの側端12d,12e同士は、基材層同士が密着しているために接着されない。
同様に、底部材20Aの側端12f,12gが、折り線12aから下端12h,12iまで全て含まれるように、底部材12Aの上端を越えて、胴部材10Aの部分11Cにて積層体40と胴部材10Aとをヒートシールしてヒートシール部HS2を形成する。ヒートシール部HS2においては、接着フィルム22と底部材12Aが接着され、接着フィルム22と胴部材10Aの部分11Cが接着され、さらに接着フィルム22の底部材20Aからの突出した部分同士が接着される。これにより、底部材12Aの側端12f,12gが接着フィルム22によって閉じられると共に、胴部材10Aの部分11Cのシーラント層上に接着により取り付けられる。胴部材10Aのシーラント層側の面は、自立袋1となった際に、胴部10の内面となる。底部材12Aの側端12f,12g同士は、基材層同士が密着しているために接着されない。
工程(V):
胴部材10Aの側端10a側と側端10b側を、胴部材10Aの底部材12Aを接着した面が内面となるように、底部材12Aの両方の側端12d,12e及び側端12f,12gよりも中央側に位置する折り線L1,L2に沿って底部材12A及び接着フィルム22の側端側とともに折る。ここで、ヒートシール部HS1、HS2の幅方向の一端を折り線L1、L2と一致させることで、容易に折ることができる。次いで、図4(A)に示すように、側端10aと側端10bを突き合わせ、それらの内面に接着フィルム16を重ね、ヒートシールしてヒートシール部HS3を形成することで背貼り15を形成する。これにより、前面部18と背面部20を有する筒状の胴部10が形成される。
工程(VI):
底部材12Aの下端12h,12iと、胴部10の下端10c側とを、胴部10の全周にわたってヒートシールしてヒートシール部HS4とし、底部12を形成する。図5(A)に示すように、ヒートシール部HS4における底部材12Aの側端12d,12eが位置する領域cの段差部分においては、接着不良を抑制する効果を高めるために、ヒートシール部HS4のヒートシールに加えて、ヒートシール部HS4のヒートシールよりも強力なシールであるポイントシールを行うことが好ましい。同様に、ヒートシール部HS4における底部材12Aの側端12f,12gが位置する領域の段差部分においても、接着不良を抑制する効果を高めるために、ヒートシール部HS4のヒートシールに加えてポイントシールを行うことが好ましい。
工程(VII):
胴部10の上部において、前面部18と背面部20の間に注出口14の注出管24を挿入し、前面部18と背面部20で注出管24を挟持した状態で、図2に示すように、ヒートシール部HS5をヒートシールし、上部に注出口14を液密に取り付けて密封する。
本発明の自立袋への内容物の充填方法としては、注出管24より充填する方法、注出口14を取り付ける前に充填する方法、ヒートシール部HS5の一部をヒートシールせずに残しておき、その部分から充填する方法などが挙げられる。
内容物としては、特に限定されず、例えば、飲料、アイスクリーム、ゼリーなどの食品、化粧品、シャンプー、リンス、石鹸などの流体や、粉状、固形状の固体などが挙げられる。
以上説明した本発明の自立袋の製造方法においては、底部材と接着フィルムとを、接着フィルムの両方の側端が幅方向において底部材の両方の側端からそれぞれ突出するように積層し、該接着フィルムによって底部材の両方の側端を胴部に取り付ける。積層フィルムが1枚であることから、底部材と接着フィルムとの位置関係を容易に制御できることから、サイズの小さい自立袋を製造する場合であっても、接着フィルムの位置がずれることに起因する接着不良を抑制しやすく、内容物の漏れが抑制された自立袋を安定して製造することができる。また、底部においては、底部材全体に接着フィルムが積層されているため、底部全体において優れた耐ピンホール性を有する自立袋を製造することができる。また、胴部の側縁においては、前面部と背面部の内面同士が接着されたヒートシール部を形成しないため、得られる自立袋は胴部を手で握っても不快感がなく、外観も優れている。
なお、本発明の自立袋の製造方法は、前記した製造方法には限定されない。例えば、自立袋1の製造方法における工程(VII)は、工程(V)の後に行えばよく、前述した順に各工程を行う方法には限定されない。例えば、工程(V)の後に工程(VII)を行い、その後に工程(VI)を行う方法であってもよい。また、工程(VII)を行わない方法であってもよい。
なお、底部材12Aの下端12h、12i及び接着フィルム22の下端22g、22hを、胴部材10Aのうち自立袋1となった際の下端10cと一致させるために、工程(VI)で形成するヒートシール部をヒートシール部HS4より幅広とし、当該幅広のヒートシール部を胴部10の幅方向に切断して、自立袋の下端とすることも好ましい。
1 自立袋
10 胴部
10A 胴部材
12 底部
12A 底部材
12d~12g 側端
18 前面部
20 背面部
22 接着フィルム
22c~22f 側端

Claims (2)

  1. 下記工程(I)~(VI)の順で実施する自立袋の製造方法。
    (I)フィルム状の底部材と接着フィルムを、前記接着フィルムの幅方向における両方の側端が前記底部材の幅方向における両方の側端からそれぞれ突出するように積層し、前記底部材と前記接着フィルムとを、前記底部材の両方の側端に沿って接着して積層体を形成する工程
    (II)前記積層体を、前記接着フィルムが外側となるように、かつ幅方向に延びる折り線にて半折する工程
    (III)フィルム状の胴部材上に、半折した前記積層体を載置する工程
    (IV)前記接着フィルムにより、前記底部材の側端を胴部材に取り付ける工程
    (V)前記胴部材の前記底部材を接着した面が内面となるように、該胴部材の側端同士を接着して筒状を形成し、胴部を形成する工程
    (VI)前記底部材の下端と、前記胴部の下端側とを、該胴部の全周にわたって接着して底部を形成する工程
  2. 工程(V)において、前記胴部材のそれぞれの側端側を、前記底部材を接着した面が内面となるように、かつそれぞれの折り線が前記底部材の両側端より中央側になるように、前記底部材の側端側とともに折る、請求項に記載の自立袋の製造方法。
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