JP7018704B2 - 自立袋の製造方法 - Google Patents
自立袋の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7018704B2 JP7018704B2 JP2016226146A JP2016226146A JP7018704B2 JP 7018704 B2 JP7018704 B2 JP 7018704B2 JP 2016226146 A JP2016226146 A JP 2016226146A JP 2016226146 A JP2016226146 A JP 2016226146A JP 7018704 B2 JP7018704 B2 JP 7018704B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom member
- adhesive film
- self
- side ends
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D75/00—Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
- B65D75/008—Standing pouches, i.e. "Standbeutel"
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D75/00—Packages comprising articles or materials partially or wholly enclosed in strips, sheets, blanks, tubes, or webs of flexible sheet material, e.g. in folded wrappers
- B65D75/52—Details
- B65D75/58—Opening or contents-removing devices added or incorporated during package manufacture
- B65D75/5861—Spouts
- B65D75/5872—Non-integral spouts
- B65D75/5883—Non-integral spouts connected to the package at the sealed junction of two package walls
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bag Frames (AREA)
Description
また、自立袋においては、自立させた状態において底部にかかる負荷が大きいことから、底部の耐ピンホール性が優れていることが重要である。
[1]下記工程(I)~(VI)の順で実施する自立袋の製造方法。
(I)フィルム状の底部材と接着フィルムを、前記接着フィルムの幅方向における両方の側端が前記底部材の幅方向における両方の側端からそれぞれ突出するように積層し、前記底部材と前記接着フィルムとを、前記底部材の両方の側端に沿って接着して積層体を形成する工程
(II)前記積層体を、前記接着フィルムが外側となるように、かつ幅方向に延びる折り線にて半折する工程
(III)フィルム状の胴部材上に、半折した前記積層体を載置する工程
(IV)前記接着フィルムにより、前記底部材の側端を胴部材に取り付ける工程
(V)前記胴部材の前記底部材を接着した面が内面となるように、該胴部材の側端同士を接着して筒状を形成し、胴部を形成する工程
(VI)前記底部材の下端と、前記胴部の下端側とを、該胴部の全周にわたって接着して底部を形成する工程
[2]工程(V)において、前記胴部材のそれぞれの側端側を、前記底部材を接着した面が内面となるように、かつそれぞれの折り線が前記底部材の両側端より中央側になるように、前記底部材の側端側とともに折る、[1]に記載の自立袋の製造方法。
本発明の自立袋の製造方法によれば、サイズが小さい自立袋であっても製造が容易であり、また内容物の漏れが安定して抑制され、底部において優れた耐ピンホール性を有する自立袋が得られる。
以下、本発明の自立袋の一例として、収容した内容物を注出する注出口を備える自立袋について、図1~5に基づいて詳細に説明する。
本実施形態の自立袋1は、自立性を有する袋であり、図1及び図2に示すように、胴部10と、胴部10内に設けられた底部12と、胴部10の上端部に設けられ、収容した内容物を注出する注出口14と、を備えている。具体的には、自立袋1は、胴部材10Aが筒状に形成された胴部10と、半折された底部材12Aが、その折り線12aを上側にして胴部10内に取り付けられて形成される底部12と、を備え、底部材12Aのそれぞれの側端12d,12e及び12f,12gが胴部10の内面に接着され、底部材12Aの下端12h,12iが、胴部10の下端側において胴部10の全周にわたって接着されている。底部材12Aにおける胴部10側には、底部材12Aの側端12d,12e及び12f,12gと胴部10とを接着する接着フィルム22が底部材12Aの全体を覆うように積層されている。接着フィルム22の両方の側端22c,22d及び22e,22fは幅方向において底部材12Aの両方の側端12d,12e及び12f,12gからそれぞれ突出し、底部材12Aの側端12d,12e及び12f,12gの胴部10の内面への接着が接着フィルム22によってなされている。自立袋1は、内部に内容物を収容することができ、収容した内容物を注出口14から注出することができる。自立袋1に内容物を収容した際、自立袋1を下から見ると、円又は略楕円形状となり、鈍い角部を有することもある。
基材層としては、印刷適性に優れ、さらに突き刺し強度、引っ張り強度、耐衝撃性などを備えたフィルムが好ましい。基材層の材質としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリアミド、エチレンビニルアルコール共重合体などが挙げられ、これらの二軸延伸フィルム又は一軸延伸フィルムが好ましい。また、これらのフィルムに、酸素や水蒸気に対するバリア性を付与するために、アルミニウム、マグネシウムなどの金属、又は酸化珪素などの酸化物を蒸着させた蒸着フィルム、ポリ塩化ビニリデンなどのバリア性コート剤などをコートしたコートフィルムなどを用いてもよい。基材層は、前記したフィルムの単体であってもよく、積層体であってもよい。
シーラント層は、基材層の形状を維持できる温度範囲内で加熱溶融可能で、ヒートシール可能な層である。シーラント層の材質としては、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖低密度ポリエチレンなどのポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられ、これらの未延伸フィルムや、前記樹脂を層状に押し出したものが好ましい。
中間層としては、例えば、酸素バリア性、水蒸気バリア性、引裂き性などの機能性を備えたフィルムが挙げられる。中間層の具体例としては、例えば、アルミニウムなどの金属箔や上述の蒸着フィルム、コートフィルムが挙げられる。
基材層、シーラント層、及び必要に応じて用いる中間層からなる積層フィルムは、接着剤を用いたドライラミネート法、熱接着性樹脂を用いた押し出しラミネート法などの公知の方法で製造できる。
なお、胴部材10Aは、ヒートシール可能なフィルムからなる単層フィルムであってもよい。
接着フィルム16は、両面が、胴部材及び底部材のシーラント層と熱融着可能なヒートシール性を有する、胴部材及び底部材のシーラント層を形成する樹脂と同種のフィルムである。接着フィルム16としては、例えば、両面がシーラント層である積層フィルム、単層フィルム、共押出しフィルムなどが挙げられる。なかでも、ヒートシールによる熱で厚み方向に全体的に溶融し、厚みがより薄くなる点から、接着フィルム16としては、単層の合成樹脂フィルムが好ましい。
図3(B)に示すように、自立袋1を製造する過程で、底部材12Aは、半折されて胴部材10A上に配置されている。すなわち、底部材12Aの第2底面部12cは、胴部材10Aの部分11A側と向き合って配置されており、自立袋1となった際には、胴部10の前面部18側と向き合って位置している。一方、底部材12Aの第1底面部12bは、自立袋1となった際には、胴部10の背面部20側と向き合って位置している。胴部10の背面部20は胴部材10Aの部分11B及び11Cから形成されている。
また、自立袋1において、底部材の側端が胴部の側縁に一致していてもよいが、この場合も上記と同様に、胴部の側縁の内側に底部材の側端が一致し、その中でも特に底部材の上端、つまり底部材の半折されている角に内容物の荷重が集中しやすい。そのため、底部材の側端の上部にて破断が生じて内容物が漏れるおそれがある。
しかし、自立袋1において、底部材12Aの両側端間の長さD1が胴部10の幅よりも長い場合、半折された底部材12Aの側端12d,12e側は、図1、図2及び図5(A)に示すように、胴部10の側縁13aで折られて背面部20の内面に取り付けられている。これにより、自立袋1では、底部材12Aの折り線12aにて半折されている角ではなく底部材12Aにおける折られた部分で内容物の荷重を受け止めることになるため、底部材12Aの側端12d,12e側の側縁に大きな力が集中しない。そのため、側端12d,12eの部分で破断が生じ難く、内容物の漏れを抑制する効果が高い。
同様に、半折された底部材12Aの側端12f,12g側は、胴部10の側縁13bで折られ、それら側端12f,12gが背面部20の内面に取り付けられている。これにより、側端12f,12gの部分でも破断が生じ難く、内容物の漏れを抑制する効果が高くなる。
また、底部材12Aの側端12f,12gと胴部10の側縁13bとの間の距離、すなわち、底部材12Aの側端12f,12gと胴部材10Aの折り線L2との間の距離D4の好ましい範囲は、距離D3と同様である。
距離D3と距離D4は、同じであっても異なっていてもよいが、より外観が優れる点から、同じであることが好ましい。
なお、後述する、底部材と接着フィルムの積層体として、底部材と接着フィルムとが一体となった積層フィルムを用いる場合は、接着フィルムが底部材のシーラント層を兼ねるようにしてもよい。
具体的には、底部材12Aには矩形の接着フィルム22が底部材12Aの全体を覆うように積層されている。接着フィルム22は、底部材12Aのシーラント層の面に積層されている。ここで、「積層されている」とは、底部材12Aと接着フィルム22とが、全面において接着されている状態であっても、一部のみ接着されている状態であってもよく、接着されずに重なっているだけの状態も含む。そして、接着フィルム22の間に底部材12Aが挟まれるように、接着フィルム22と底部材12Aがともに半折されている。半折された接着フィルム22の面は、第1平面部22aと第2平面部22bに区画されている。半折された状態では、第1平面部22aの側端22cと第2平面部22bの側端22dとが一致し、第1平面部22aの側端22eと第2平面部22bの側端22fとが一致し、第1平面部22aの下端22gと第2平面部22bの下端22hとが一致している。接着フィルム22の第2平面部22bは、胴部材10Aの部分11A側、すなわち自立袋1となった際には、胴部10の前面部18側に位置している。一方、接着フィルム22の第1平面部22aは、自立袋1となった際には、胴部10の背面部20側に位置している。
なお、自立安定性、デザイン性が低下しすぎない範囲内であれば、図9に示すように、ヒートシール部HS1及びヒートシール部HS2の幅方向の一端が折り線L1及び折り線L2をまたいで胴部材10Aの部分11A、すなわち胴部10の前面部18まで及ぶ形態としてもよい。
また、ヒートシール部HS1及びHS2の幅方向の他端は、それぞれ接着フィルム22の側端22c,22d及び側端22e,22fを超えていてもよい。接着フィルム22の側端22c,22d及び側端22e,22fを超えることで、側端22cと側端22dが閉じられ、また側端22eと側端22fが閉じられる。これにより、側端22cと側端22dとの間、及び側端22eと側端22fとの間に内容物が入り込むのを防止することができる。
胴部10の前面部18におけるヒートシール部HS4よりも上側の部分は接着フィルム22とは接着されていない。また、接着フィルム22における折られた状態で接している第1平面部22aと第2平面部22bがヒートシール部HS4において接着されている。
この例の注出口14は、下部が胴部10内に挿入され、内容物を注出口から注出する注出管24と、注出管24の上部に螺合せしめて、注出管24の注出口を密閉するキャップ26とを備える。
注出口14の注出管24の少なくとも胴部10の内面と接着されている部分を形成する合成樹脂としては、例えば、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリエーテルサルホン、エチレン-ビニルアルコール共重合体などが挙げられる。なかでも、加工性に優れ、低コストである点から、ポリオレフィン樹脂が好ましい。
注出口14の注出管24の少なくとも胴部10の内面と接着されている部分を形成する樹脂は、接着性の点から、胴部10の前面部18及び背面部20の内面側のシーラント層を形成する樹脂と同種の樹脂で形成されていることが好ましい。
また、本発明の自立袋においては、胴部の側縁に、前面部と背面部の内面同士が接着されたヒートシール部が形成されていないので、胴部を手で握っても不快感がなく、外観も優れている。
例えば、自立袋1においては、底部材12Aの幅方向の中心線aと胴部材10Aの幅方向の中心線bを略一致させているが、底部材12Aの幅方向の両方の側端12d,12e及び側端12f,12gが胴部材10Aの折り線L1及びL2に達する範囲であれば、底部材12Aの幅方向の中心線aと胴部材10Aの幅方向の中心線bが略一致していなくてもよい。
また、自立袋1では背貼り15が背面部20の幅方向の中央に形成されているが、背貼り15を形成する位置は背面部20の幅方向の中央部分には限定されない。本発明の自立袋は、例えば、背貼り15が背面部20において幅方向の中央よりも側縁13a寄り又は側縁13b寄りに形成された自立袋であってもよい。このような自立袋は、胴部材10Aを折り返す折り返し線L1,L2の幅方向の位置を側端10a又は側端10bに近い位置とし、それに伴って胴部材10A上に配置する底部材12A及び接着フィルム22の配置位置も、底部材12Aの幅方向の中心線aと胴部材10Aの幅方向の中心線bを略一致させずに配置し、側端10a又は側端10bに近い位置にする以外は、後述する自立袋1と同様の方法で製造できる。
また、自立袋1では、図5(B)に示すように、半折された底部材12Aの下端12h、12iの最下端と、胴部材10Aの下端10cの最下端とが一致しているが、これはずれていても構わない。
また、本発明の自立袋は、注出口が設けられている形態には限定されない。例えば、胴部10の上部が開口している自立袋であってもよく、胴部10の上端に、本発明における底部と同様の形態の蓋部が形成されている自立袋であってもよい。
以下、本発明の自立袋の製造方法は、下記工程(I)~(VI)をこの順で実施する。
(I)フィルム状の底部材と接着フィルムを、前記接着フィルムの幅方向における両方の側端が前記底部材の幅方向における両方の側端からそれぞれ突出するように積層し、前記底部材と前記接着フィルムとを、前記底部材の両方の側端に沿って接着して積層体を形成する工程
(II)前記積層体を、前記接着フィルムが外側となるように、かつ幅方向に延びる折り線にて半折する工程
(III)フィルム状の胴部材上に、半折した前記積層体を載置する工程
(IV)前記接着フィルムにより、前記底部材の側端を前記胴部材に取り付ける工程
(V)前記胴部材の前記底部材を接着した面が内面となるように、該胴部材の側端同士を接着して筒状を形成し、胴部を形成する工程
(VI)前記底部材の下端と、前記胴部の下端とを、該胴部の全周にわたって接着して底部を形成する工程
(I)底部材12Aと接着フィルム22を、接着フィルム22の幅方向の両方の側端22c,22d及び側端22e,22fが底部材12Aの幅方向の両方の側端12d,12e及び側端12f,12gからそれぞれ突出するように積層して積層体40を形成する工程
(II)積層体40を、接着フィルム22が外側となるように、かつ幅方向に延びる折り線40aにて半折する工程
(III)フィルム状の胴部材10A上に、半折した積層体40を載置する工程
(IV)接着フィルム22により、底部材12Aの側端12d,12e及び側端12f,12gを胴部材10Aに取り付ける工程
(V)胴部材10Aの底部材12Aを接着した面が内面となるように、胴部材10Aの側端10a,10b同士を接着して筒状を形成し、胴部10を形成する工程
(VI)底部材12Aの下端12h,12iと、胴部10の下端10c側とを、胴部10の全周にわたって接着して底部12を形成する工程
(VII)胴部10の上部に注出口14を液密に取り付けて密封する。
工程(I):
図3(A)に示すように、底部材12Aと接着フィルム22Aを、接着フィルム22の両方の側端22c,22d及び側端22e,22fが、幅方向において底部材12Aの両方の側端12d,12e及び側端12f,12gからそれぞれ突出するように積層し、積層体40を形成する。底部材12Aがシーラント層を有する場合、底部材12Aのシーラント層が接着フィルム22側に向くように積層する。
なお、積層体40を形成する場合、底部材と接着フィルムの接着は接着剤を用いてもよい。
次いで、工程(I)で得た底部材12Aと接着フィルム22の積層体40を、接着フィルム22が外側となるように、かつ幅方向に延びる折り線40aにて半折する。
次いで、図3(B)に示すように、胴部材10Aのシーラント層上に、半折した底部材12A及び接着フィルム22Aからなる積層体40を載置する。このとき、積層体40における折り線40aと対する辺、すなわち自立袋1となった際の底部材12Aの下端12h,12i及び接着フィルム22の下端22g、22hを、胴部材10Aのうち自立袋1となった際の下端10cと一致させることが好ましい。また、この例では、積層体40を、底部材12Aの側端12d,12eが、胴部材10Aを折る折り線L1よりも側端10a側の部分11Bに位置するようにする。同様に、底部材12Aの側端12f,12gが、胴部材10Aを折る折り線L2よりも側端10b側の部分11Cに位置するように配置する。
胴部材10A上に積層体40を配置させた際に、胴部材10Aと積層体40との仮止めをしてもよい。仮止めの位置は、後に形成するヒートシール部HS1、HS2又はHS4のいずれかと重なる位置であることが好ましい。
図3(B)に示すように、底部材20Aの側端12d,12eが、折り線12aから下端12h,12iまで全て含まれるように、底部材12Aの上端を越えて、胴部材10Aの部分11Bにて積層体40と胴部材10Aとをヒートシールしてヒートシール部HS1を形成する。ヒートシール部HS1においては、接着フィルム22と底部材12Aが接着され、接着フィルム22と胴部材10Aの部分11Bが接着され、さらに接着フィルム22の底部材20Aからの突出した部分同士が接着される。これにより、底部材12Aの側端12d,12eが接着フィルム22によって閉じられると共に、胴部材10Aの部分11Bのシーラント層上に接着により取り付けられる。胴部材10Aのシーラント層側の面は、自立袋1となった際に、胴部10の内面となる。底部材12Aの側端12d,12e同士は、基材層同士が密着しているために接着されない。
胴部材10Aの側端10a側と側端10b側を、胴部材10Aの底部材12Aを接着した面が内面となるように、底部材12Aの両方の側端12d,12e及び側端12f,12gよりも中央側に位置する折り線L1,L2に沿って底部材12A及び接着フィルム22の側端側とともに折る。ここで、ヒートシール部HS1、HS2の幅方向の一端を折り線L1、L2と一致させることで、容易に折ることができる。次いで、図4(A)に示すように、側端10aと側端10bを突き合わせ、それらの内面に接着フィルム16を重ね、ヒートシールしてヒートシール部HS3を形成することで背貼り15を形成する。これにより、前面部18と背面部20を有する筒状の胴部10が形成される。
底部材12Aの下端12h,12iと、胴部10の下端10c側とを、胴部10の全周にわたってヒートシールしてヒートシール部HS4とし、底部12を形成する。図5(A)に示すように、ヒートシール部HS4における底部材12Aの側端12d,12eが位置する領域cの段差部分においては、接着不良を抑制する効果を高めるために、ヒートシール部HS4のヒートシールに加えて、ヒートシール部HS4のヒートシールよりも強力なシールであるポイントシールを行うことが好ましい。同様に、ヒートシール部HS4における底部材12Aの側端12f,12gが位置する領域の段差部分においても、接着不良を抑制する効果を高めるために、ヒートシール部HS4のヒートシールに加えてポイントシールを行うことが好ましい。
胴部10の上部において、前面部18と背面部20の間に注出口14の注出管24を挿入し、前面部18と背面部20で注出管24を挟持した状態で、図2に示すように、ヒートシール部HS5をヒートシールし、上部に注出口14を液密に取り付けて密封する。
内容物としては、特に限定されず、例えば、飲料、アイスクリーム、ゼリーなどの食品、化粧品、シャンプー、リンス、石鹸などの流体や、粉状、固形状の固体などが挙げられる。
なお、底部材12Aの下端12h、12i及び接着フィルム22の下端22g、22hを、胴部材10Aのうち自立袋1となった際の下端10cと一致させるために、工程(VI)で形成するヒートシール部をヒートシール部HS4より幅広とし、当該幅広のヒートシール部を胴部10の幅方向に切断して、自立袋の下端とすることも好ましい。
10 胴部
10A 胴部材
12 底部
12A 底部材
12d~12g 側端
18 前面部
20 背面部
22 接着フィルム
22c~22f 側端
Claims (2)
- 下記工程(I)~(VI)の順で実施する自立袋の製造方法。
(I)フィルム状の底部材と接着フィルムを、前記接着フィルムの幅方向における両方の側端が前記底部材の幅方向における両方の側端からそれぞれ突出するように積層し、前記底部材と前記接着フィルムとを、前記底部材の両方の側端に沿って接着して積層体を形成する工程
(II)前記積層体を、前記接着フィルムが外側となるように、かつ幅方向に延びる折り線にて半折する工程
(III)フィルム状の胴部材上に、半折した前記積層体を載置する工程
(IV)前記接着フィルムにより、前記底部材の側端を胴部材に取り付ける工程
(V)前記胴部材の前記底部材を接着した面が内面となるように、該胴部材の側端同士を接着して筒状を形成し、胴部を形成する工程
(VI)前記底部材の下端と、前記胴部の下端側とを、該胴部の全周にわたって接着して底部を形成する工程 - 工程(V)において、前記胴部材のそれぞれの側端側を、前記底部材を接着した面が内面となるように、かつそれぞれの折り線が前記底部材の両側端より中央側になるように、前記底部材の側端側とともに折る、請求項1に記載の自立袋の製造方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016226146A JP7018704B2 (ja) | 2016-11-21 | 2016-11-21 | 自立袋の製造方法 |
PCT/JP2017/036360 WO2018092460A1 (ja) | 2016-11-21 | 2017-10-05 | 自立袋及びその製造方法 |
EP17871369.9A EP3543161B1 (en) | 2016-11-21 | 2017-10-05 | Self-standing bag and method for manufacturing same |
CN201780069733.2A CN109952254B (zh) | 2016-11-21 | 2017-10-05 | 自立袋及其制造方法 |
US16/343,931 US10968020B2 (en) | 2016-11-21 | 2017-10-05 | Self-standing bag and method for manufacturing the same |
AU2017361365A AU2017361365B2 (en) | 2016-11-21 | 2017-10-05 | Self-standing bag and method for manufacturing same |
KR1020197014242A KR102435928B1 (ko) | 2016-11-21 | 2017-10-05 | 자립형 백 및 이의 제조방법 |
JP2021180388A JP7229320B2 (ja) | 2016-11-21 | 2021-11-04 | 自立袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016226146A JP7018704B2 (ja) | 2016-11-21 | 2016-11-21 | 自立袋の製造方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2021180388A Division JP7229320B2 (ja) | 2016-11-21 | 2021-11-04 | 自立袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018083635A JP2018083635A (ja) | 2018-05-31 |
JP7018704B2 true JP7018704B2 (ja) | 2022-02-14 |
Family
ID=62146476
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016226146A Active JP7018704B2 (ja) | 2016-11-21 | 2016-11-21 | 自立袋の製造方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10968020B2 (ja) |
EP (1) | EP3543161B1 (ja) |
JP (1) | JP7018704B2 (ja) |
KR (1) | KR102435928B1 (ja) |
CN (1) | CN109952254B (ja) |
AU (1) | AU2017361365B2 (ja) |
WO (1) | WO2018092460A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7353029B2 (ja) * | 2018-09-10 | 2023-09-29 | 株式会社細川洋行 | 自立型包装袋、スパウト付自立型包装袋、内容物入り自立型包装袋及び内容物入りスパウト付自立型包装袋 |
US11059633B2 (en) | 2019-10-31 | 2021-07-13 | Cheer Pack North America | Flip-top closure for container |
JP7393507B1 (ja) * | 2022-11-24 | 2023-12-06 | 株式会社生産日本社 | 自立袋及びその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004026251A (ja) | 2002-06-27 | 2004-01-29 | Fujimori Kogyo Co Ltd | 自立包装袋 |
JP2011195175A (ja) | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Hosokawa Yoko Co Ltd | 自立袋およびその製造方法、ならびに内容物入り自立袋 |
Family Cites Families (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS594927Y2 (ja) * | 1979-04-10 | 1984-02-14 | 凸版印刷株式会社 | 自立性袋 |
JPS594927A (ja) | 1982-06-30 | 1984-01-11 | Anritsu Corp | パンチプレス機 |
CA1281982C (en) | 1985-11-20 | 1991-03-26 | Toyo Aluminium Kabushiki Kaisha | Laminated sheet material for use in the manufacture of containers and pouches |
JPH07100509B2 (ja) * | 1986-04-24 | 1995-11-01 | 東洋アルミニウム株式会社 | 自立袋 |
US4904093A (en) * | 1988-08-24 | 1990-02-27 | The Dow Chemical Comapny | Gussetted plastic bags having relief seals and method of making same |
US5059036A (en) * | 1990-04-27 | 1991-10-22 | Kapak Corporation | Vented pouch arrangement and method |
JPH07100509A (ja) | 1993-10-05 | 1995-04-18 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 継目無鋼管の製造方法 |
US5464969A (en) * | 1994-11-10 | 1995-11-07 | Curwood, Inc. | Self-venting microwaveable package and method of manufacture |
JP3744960B2 (ja) * | 1995-02-07 | 2006-02-15 | 大日本印刷株式会社 | 自立性包装袋およびその製造法 |
US5957584A (en) * | 1996-02-20 | 1999-09-28 | Lakey; Michael D. | Flexible tamper-evident package with integral fitment |
US5971613A (en) * | 1997-04-11 | 1999-10-26 | Kapak Corp. | Bag constructions having inwardly directed side seal portions |
US5937617A (en) * | 1998-05-01 | 1999-08-17 | Innoflex Incorporated | Pouch with pre-inserted straw |
US6375037B1 (en) * | 2000-10-10 | 2002-04-23 | Kapak Corporation | Bag construction for distributing material |
US20070211967A1 (en) * | 2006-03-07 | 2007-09-13 | Ppi Technologies, Inc. | Flexible pouch for an alcoholic beverage and method of forming |
US7658286B2 (en) * | 2006-03-15 | 2010-02-09 | Pouch Pac Innovations, Llc | Package with integrated tracking device and method and apparatus of manufacture |
US7648023B2 (en) * | 2006-04-27 | 2010-01-19 | Cygnus Medical Llc | Endoscope pre-clean kit |
JP5462565B2 (ja) | 2008-10-02 | 2014-04-02 | 株式会社細川洋行 | 自立袋および自立袋の製造方法 |
JP5624919B2 (ja) * | 2011-03-15 | 2014-11-12 | 株式会社細川洋行 | 袋体および内容物入り袋体 |
JP5992200B2 (ja) * | 2012-05-10 | 2016-09-14 | 株式会社細川洋行 | スパウト付きガゼット袋 |
US9309036B2 (en) * | 2012-10-25 | 2016-04-12 | Mark Steele | Package with enclosed utensil |
US9272481B2 (en) * | 2012-12-06 | 2016-03-01 | Innoflex Incorporated | Bottom-gusseted package and method |
US10239664B2 (en) * | 2012-12-06 | 2019-03-26 | Innoflex Incorporated | Bottom-gusseted package and method |
US20150342403A1 (en) * | 2014-05-29 | 2015-12-03 | Eric J. Wangler | Self-standing container for pre-soaking grilling plank |
US20150360839A1 (en) * | 2014-06-17 | 2015-12-17 | Pouch Pac Innovations, Llc | Flexible pouch with pressure relief valve |
US20160083161A1 (en) * | 2014-09-23 | 2016-03-24 | Scholle Corporation | Standup Pouch With Multiple Plies |
JP6521744B2 (ja) | 2015-05-29 | 2019-05-29 | 株式会社日立製作所 | ガス絶縁開閉装置監視装置、ガス絶縁開閉装置監視方法、およびガス絶縁開閉設備 |
-
2016
- 2016-11-21 JP JP2016226146A patent/JP7018704B2/ja active Active
-
2017
- 2017-10-05 US US16/343,931 patent/US10968020B2/en active Active
- 2017-10-05 CN CN201780069733.2A patent/CN109952254B/zh active Active
- 2017-10-05 AU AU2017361365A patent/AU2017361365B2/en active Active
- 2017-10-05 EP EP17871369.9A patent/EP3543161B1/en active Active
- 2017-10-05 WO PCT/JP2017/036360 patent/WO2018092460A1/ja active Application Filing
- 2017-10-05 KR KR1020197014242A patent/KR102435928B1/ko active IP Right Grant
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004026251A (ja) | 2002-06-27 | 2004-01-29 | Fujimori Kogyo Co Ltd | 自立包装袋 |
JP2011195175A (ja) | 2010-03-19 | 2011-10-06 | Hosokawa Yoko Co Ltd | 自立袋およびその製造方法、ならびに内容物入り自立袋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN109952254B (zh) | 2021-01-01 |
EP3543161A1 (en) | 2019-09-25 |
KR20190085930A (ko) | 2019-07-19 |
JP2018083635A (ja) | 2018-05-31 |
US20190270564A1 (en) | 2019-09-05 |
WO2018092460A1 (ja) | 2018-05-24 |
AU2017361365B2 (en) | 2023-11-23 |
EP3543161A4 (en) | 2020-06-17 |
AU2017361365A1 (en) | 2019-05-23 |
KR102435928B1 (ko) | 2022-08-25 |
EP3543161B1 (en) | 2021-11-24 |
US10968020B2 (en) | 2021-04-06 |
CN109952254A (zh) | 2019-06-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5401369B2 (ja) | 自立袋およびその製造方法、ならびに内容物入り自立袋 | |
JP5473447B2 (ja) | 自立性多室包装袋、及びその製造方法 | |
JP7018704B2 (ja) | 自立袋の製造方法 | |
JPH1179195A (ja) | 詰め替え用パウチ | |
JP5983917B2 (ja) | 注出口付き包装袋 | |
US11655089B2 (en) | Spout-equipped packaging bag and manufacturing method therefor, and spout-equipped packaging bag that contains contents | |
JP5473419B2 (ja) | 注出口部材、該注出口部材を取り付けた多室包装袋及び該多室包装袋に内容物を充填した内容物充填体 | |
JP7229320B2 (ja) | 自立袋 | |
JP2017088180A (ja) | 注出口付き包装袋 | |
JP2009248986A (ja) | ガゼット袋 | |
JP2003026189A (ja) | 自立袋 | |
JP7069704B2 (ja) | パウチ | |
JP4932139B2 (ja) | 包装袋 | |
JP6183770B2 (ja) | 注出口付き包装袋 | |
JP2006021828A (ja) | 収納容器 | |
JP2017024786A (ja) | スパウト付きガゼット袋 | |
JP2011011812A (ja) | 袋体及び内容物充填体 | |
JP2006008168A (ja) | フラップ付き易開封性包装材料および包装体 | |
JP2005247367A (ja) | 易開封性のある包装袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20181116 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190815 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201104 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210104 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20210803 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211104 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20211104 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20211115 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20211116 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220104 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220201 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7018704 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |