JP5624919B2 - 袋体および内容物入り袋体 - Google Patents
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- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D33/00—Details of, or accessories for, sacks or bags
- B65D33/14—Suspension means
Description
フックなどに袋体を吊り下げるためには、袋体の底部の例えばヒートシール部に孔を形成したり、このヒートシール部に形成された孔に紐などの別部材を取り付ける方法が考えられるが、これらの方法では、内容物が充填された袋体を流通させる際に、孔が引っかかって袋体が破損したり、また、孔を形成した場合、孔を形成した箇所の剛性が低下して安定的に自立できなくなるなど自立性が損なわれる虞がある。
そこで、近年、袋体の自立性を確保するために、ヒートシール部を構成する二枚のフィルムのうち一方のフィルムの左右側部に孔を形成し、この孔から他方の融着層を露出させて、この露出部分に略帯状の吊り下げ手段の両端をそれぞれ融着して取り付けるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、上述した従来の袋体にあっては、製造時にフィルムに孔を形成する工程が必要であり、また、孔を形成する際に切除片が生じるため切除片を除去する工程が必要になるため異物混入の虞があるだけでなく、工数が増加してコストが上昇してしまう虞があるという課題がある
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記一対の壁部のうち、前記他方の壁部の内面に、前記底部材の側部を覆う補助融着部材が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、袋体の内部に内容物が収容された内容物入り袋体である。
さらに、吊り下げ部材が、折り返されて形成された底部材の側部に挟み込まれることで、吊り下げ部材を、例えばフックなどの被吊り下げ手段に吊り下げたときに、その吊り下げ荷重が、底部材が折り返されて形成されている部分に加わり、吊り下げ部材が融着されている部分に吊り下げ荷重が直接的に加わるのを防止することができる。
したがって、製造時に胴部材や底部材に孔を形成する工程や切除片を除去する工程を省略することができるため、コストの上昇を抑制することができる効果がある。
また、吊り下げ部材が融着されている部分に吊り下げ荷重が直接的に加わるのを防止することができるため、吊り下げ部材の耐荷重を増加させることが可能になる効果がある。
図1、図2に示すように、この実施形態の袋体1は、自立性を有するいわゆるスタンディングパウチであり、対向する一対の前壁11および後壁12を有した胴部材10を備えている。この胴部材10は、熱可塑性を有する融着層と、この融着層よりも融点が高い基材層とが少なくとも積層された積層フィルム15が、それぞれ左右両側の折返し部13,14で折り返されて略筒状に形成される。
胴部材10には、この胴部材10の下部開口10aを閉塞する底部材20が取り付けられ、さらに、胴部材10の上部には、袋体1の外部に連通されて内容物を注出可能に形成された注出口50が取り付けられる。なお、図1,2では注出口50に蓋体51が螺合されているが、蓋体51を備えないタイプの注出口50であってもよい。
中間層としては、例えば、酸素バリア性、水蒸気バリア性、引裂き性などの機能性を備えたフィルムが挙げられる。中間層の材質としては、例えば、アルミニウムなどの金属箔や上述の蒸着フィルム、コートフィルムや機能性フィルムが挙げられる。
基材層、融着層、および必要に応じて用いる中間層からなる積層フィルムは、接着剤を用いたドライラミネート法、熱接着性樹脂を用いた押し出しラミネート法などの公知の方法で製造できる。なお、胴部材10は、ヒートシール可能なフィルムからなる単層フィルムや、単体の共押し出しフィルムを用いてもよい。
図3に示すように、半折りされた底部材20の長手方向の寸法は、前壁11の幅寸法よりも長く、且つ、前壁11の幅と後壁12の幅とを加算した寸法よりも短く設定される。これにより、底部材20の幅方向中心と前壁11の幅方向中心とを揃えると、底部材20の側部22,23がそれぞれ、折り線L1,L2よりも後壁12側に配置されることとなる。なお、上述した底部材20のうち、折り線L1,L2よりも後壁12側に配置される部分をそれぞれ底部材20の側部22,23と称し、底部材20の側部22,23の間の部分を本体部27と称する。
吊り下げ部材40の両端部41,42(図2参照)は、それぞれ底部材20の各側部22,23の内面32,33(図6参照)に挟まれた状態となり、底部材20と同様に、胴部材10の前壁11側から後壁12側に、胴部材10の折り線L1,L2の位置で折り曲げられて底部材20に融着される。
上述した吊り下げ部材40の融着強度は、少なくとも内容物の質量の1.5倍以上有れば実用上問題はない。
まず、図7(a)に示すように、底部材20を構成するロール状の積層フィルム21、および、吊り下げ部材40を構成するロール状のフィルム43をそれぞれ製袋機(図示せず)に装填して、積層フィルム21およびフィルム43を送りながら、底部材20の積層フィルム21の幅方向(図7(a)中、矢印で示す方向)の中央よりも一方側(図7(a)中、右側)に、吊り下げ部材40のフィルム43を載置させる。そして、底部材20を構成する積層フィルム21を幅方向の略中央の折れ線L3に沿って半折りに折り曲げて、吊り下げ部材40のフィルム43を底部材20の積層フィルム21で挟み込む。その後、底部材20が所定長さとなるように所定位置(図7(a)中、二点鎖線で示す)で溶断する。ここで、吊り下げ部材40のフィルム43を底部材20の積層フィルム21で挟み込んだ状態で溶断することで、図7(b)に示すように、溶断箇所のフィルム43と積層フィルム21とが溶融した溶断部Yが形成され、この溶断部Yによりフィルム43と積層フィルム21とが融着される。なお、図7(b)中、符号21aは融着層、符号21bは基材層を示している。
さらに、胴部材10への取付準備として、図8に示すように、底部材20の両側部22,23を、底部材20の側部22,23の外面29と本体部27の外面29とが向い合うように同一方向へ折り返す。
<第1実施例>
第1実施例の胴部材10および底部材20は、基材層として厚さ15μmの二軸延伸ナイロン(ONY)に、融着層である厚さ80μmの直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)をドライラミネートにより積層した。また、吊り下げ部材40には、厚さ250μmの低密度ポリエチレンを、補助融着部材30,31には、厚さ200μmの低密度ポリエチレンを用いた。
<第2実施例>
第2実施例の胴部材10および底部材20は、基材層として厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(PET)に、機能層である厚さ15μmの二軸延伸ナイロンを、さらに、機能層の内側に、融着層である厚さ80μmの直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)をドライラミネートにより積層した。また、吊り下げ部材40には、厚さ250μmの低密度ポリエチレンを、補助融着部材30,31には、厚さ200μmの低密度ポリエチレンを用いた。
第3実施例の胴部材10および底部材20は、基材層として厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートに、機能層として順次、厚さ7μmのアルミニウム箔、厚さ15μmの二軸延伸ナイロンを、さらに、融着層である厚さ60μmの直鎖状低密度ポリエチレンをドライラミネートにより積層した。また、吊り下げ部材40には、厚さ250μmの低密度ポリエチレンを、補助融着部材30,31には、厚さ200μmの低密度ポリエチレンを用いた。
さらに、吊り下げ部材40が、底部材20の折り返された部分を経由して屈曲して形成されるので、吊り下げ部材40が、被吊り下げ手段Fに掛けられたときに、その吊り下げ荷重が、吊り下げ部材40が屈曲形成されている部分に加わった後に、吊り下げ部材40が融着されている部分に加わるため、この融着されている部分に吊り下げ荷重が直接的に加わるのを防止することができる。
そして、この結果、製造時に胴部材10や底部材20に孔を形成する工程や切除片を除去する工程を省略することができるため、コストの上昇を抑制することができるとともに、吊り下げ部材40が融着されている部分に吊り下げ荷重が直接的に加わるのを防止することができるため、吊り下げ部材40の耐荷重を増加させることが可能になる。
さらに、吊り下げ部材40が底部材20の折り線L3に並行する帯状に形成されていることで、底部材20を下側にして袋体1を自立させる場合に、自立の妨げとなることがなく一方、底部材20を上側にして袋体1を吊り下げる場合には、容易に吊り下げ部材40を引き出して、被吊り下げ手段Fに引っ掛けて、袋体1を吊り下げることができる。
例えば、上述した実施形態では、後壁12の幅方向略中央で胴部材10の側縁16,17同士を対向させて融着部材18を背貼りして筒状の胴部材10を形成する場合について説明したが、胴部材10が筒状であればよく、胴部材10の側縁16,17同士を対向させる位置は後壁12の幅方向略中央に限られるものではない。
さらに、上述した実施形態では、胴部材10に明確な折り線L1,L2を形成する場合について説明したが、胴部材10が、左右側部で折り返されていれば曲面であってもよく、明確な折り線L1,L2を形成しなくても良い。
さらに、上述した側部22,23に融着される補助融着部材30,31が平板状である場合について説明したが、側部22,23の外面29と本体部27の外面29とを融着できれば補助融着部材30,31は平板状に限られるものではない。
10a 下部開口
11 前壁(壁部)
12 後壁(壁部)
20 底部材
22,23 側部
30,31 補助融着部材
32,33 内面(側部の内面)
35 内面(壁部の内面)
40 吊り下げ部材
41,42 端部
F 被吊り下げ手段
L3 折り線
Claims (4)
- 対向する一対の壁部を有する筒状の胴部材と、
半折りされてその折り線を上側にして該胴部材の内面下端に取り付けられた底部材と、
該底部材に設けられ、袋体を吊り下げ可能とする吊り下げ部材とを備えた、自立可能な袋体であって、
該底部材は、前記一対の壁部のうち、一方の壁部側から他方の壁部側に向かって両側部が折り返されて、該側部が前記胴部材の他方の壁部の内面に融着され、
前記吊り下げ部材は、その両端部が前記底部材の前記側部の内面に挟まれて融着されてなることを特徴とする袋体。 - 前記吊り下げ部材は、前記折り線に並行する帯状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の袋体。
- 前記一対の壁部のうち、前記他方の壁部の内面に、前記底部材の側部を覆う補助融着部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の袋体。
- 請求項1乃至3の何れか一項に記載の袋体の内部に内容物が収容された内容物入り袋体。
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