JP2002179102A - スパウト付ガゼット袋 - Google Patents

スパウト付ガゼット袋

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JP2002179102A
JP2002179102A JP2000383325A JP2000383325A JP2002179102A JP 2002179102 A JP2002179102 A JP 2002179102A JP 2000383325 A JP2000383325 A JP 2000383325A JP 2000383325 A JP2000383325 A JP 2000383325A JP 2002179102 A JP2002179102 A JP 2002179102A
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JP2000383325A
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Noboru Tomiyoshi
昇 冨吉
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】運送中などでの荷重による耐圧強度に優れ、上
端シール部近傍からの破袋の危惧のないスパウト付ガゼ
ット袋の提供にある。 【解決手段】胴部形成シート表面板20の上辺20eと
胴部形成シート裏面板22の上辺のシール部30eが両
端の太幅と中央の細幅とでなり該太幅と細幅のシール部
の下縁は、下縁傾斜辺30fで連結していて、胴部形成
シート左右側面板26,24の縦折り込み目10が該下
縁傾斜辺30fと40〜50°で交わるようにシールさ
れているスパウト付ガゼット袋1とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゼリー状飲料など
を収納し、胴部を手指で圧しながらスパウト(飲み口)
から飲料を注ぐスパウト付ガゼット袋に関するものであ
り、特に、スパウト付ガゼット袋を構成する包装材のシ
ール部の形状に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりゼリー飲料や清涼飲料水などの
液体包装容器(袋)として、プラスチックフィルムを主
体とした軟包装材製のスパウト(飲み口)付きガゼット
(ひだ(gusset))袋が知られ、その袋の胴部を
手指で押しながら、スパウトから飲料等内容物を口に注
ぐもので、特に流動性の無いゼリー状飲料(栄養剤など
を含めた)には好都合の飲料包装容器として好評を博し
ているスパウト付きガゼット袋である。
【0003】このようなスパウト付きガゼット袋の従来
の一例として、図4の組み立て前の斜視図に示すよう
に、略矩形で下部に下部コーナーカット辺(20a)を
もつ略6角形状の胴部形成シート表面板(20)と該胴
部形成シート表面板(20)と同形の胴部形成シート裏
面板(22)との間に、縦折り込み目(10)より内側
に折り込まれた略矩形で下部に下部コーナーカット辺
(24a)をもつ略5角形状の胴部形成シート右側面板
(24)と該胴部形成シート右側面板(24)と同形の
胴部形成シート左側面板(26)を、胴部形成シート表
面板の右辺(20d)と胴部形成シート右側面板の左辺
(24c)、胴部形成シート裏面板の右辺(22d)と
胴部形成シート右側面板の右辺(24d)、胴部形成シ
ート表面板の左辺(20c)と胴部形成シート左側面板
の右辺(26d)、胴部形成シート裏面板の左辺(22
c)と胴部形成シート左側面板の左辺(26c)、胴部
形成シート表面板の上辺(20e)と胴部形成シート右
側面板の上辺(24e)が一致するように重ね合わせ、
かつ胴部形成シート表面板(20)と胴部形成シート裏
面板(22)の上端中央にスパウト(4)を挟み込み、
前記各面板(20,22,24,26)の各辺に有する
一定幅の細長シール部(30)をシールしてなるスパウ
ト付ガゼット袋(1)がある。
【0004】上記スパウト付ガゼット袋(1)におい
て、液体内容物を充填する以前の胴部形成シート右側面
板(24)と胴部形成シート左側面板(26)は、折り
込み目(10)により折り畳まれていて、袋(容器)全
体が偏平な形状となっている。したがって袋のみの運搬
や保管には嵩張らず、使用後の廃棄物の減容化にも有用
な袋(容器)でもある。
【0005】また、このスパウト付ガゼット袋(1)
は、図5の斜視図に示すように、液体内容物(図示せ
ず)を充填することによって、ガゼット袋の内側から外
側に向かって膨らみ、その際に胴部形成シート右側面板
(24)と胴部形成シート左側面板(26)の折り込み
目(10)でなるガゼット(ひだ)が折り込み状態から
拡張し、店頭陳列のためや消費者の使用(飲む)途中の
一時置き等のための自立も可能なようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のスパウト付ガゼット袋では、胴部形成シー
ト右側面板(24)および胴部形成シート左側面板(2
6)の折り込み目(10)に対し胴部形成シート表面板
(20)の上辺(20e)と胴部形成シート裏面板(2
2)の上辺(22e)に有する一定幅の細長シール部
(30e)が垂直に交わっているので、内容物が充填さ
れたスパウト付ガゼット袋に対し運送中などでの荷重に
よる内圧が、その交点に集中して、その部分から破れて
液漏れとなるという問題があった。
【0007】本発明は、かかる従来技術の問題点の解決
するものであり、その課題とするところは、運送中など
での荷重による耐圧強度に優れ、上端シール部近傍から
の破袋の危惧のないスパウト付ガゼット袋を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、略矩形状
のもしくは略矩形で下部に下部コーナーカット辺をもつ
略6角形状の胴部形成シート表面板と該胴部形成シート
表面板と同形の胴部形成シート裏面板との間に、縦折り
込み目より内側に折り込まれた略矩形状のもしくは略矩
形で下部に下部コーナーカット辺をもつ略5角形状の胴
部形成シート右側面板と該胴部形成シート右側面板と同
形の胴部形成シート左側面板を、胴部形成シート表面板
の右辺と胴部形成シート右側面板の左辺、胴部形成シー
ト裏面板の右辺と胴部形成シート右側面板の右辺、胴部
形成シート表面板の左辺と胴部形成シート左側面板の右
辺、胴部形成シート裏面板の左辺と胴部形成シート左側
面板の左辺、胴部形成シート表面板の上辺と胴部形成シ
ート左右側面板の上辺と胴部形成シート裏面板の上辺が
一致するように重ね合わせ、かつ胴部形成シート表面板
と胴部形成シート裏面板の上端中央にスパウトを挟み込
み、前記各面板の各辺に有する細長シール部をシールし
てなるスパウト付ガゼット袋において、前記胴部形成シ
ート表面板の上辺と胴部形成シート裏面板の上辺のシー
ル部が胴部形成シート表面板の左辺、胴部形成シート裏
面板の左辺と胴部形成シート表面板の右辺、胴部形成シ
ート裏面板の右辺から内側に向かって太幅で延び、中央
近傍で細幅となって交わり、該太幅と細幅のシール部の
下縁は、下縁傾斜辺で連結してなり、前記胴部形成シー
ト左右側面板の縦折り込み目が該下縁傾斜辺と交わるよ
うにシールされていることを特徴とするスパウト付ガゼ
ット袋としたものである。
【0009】上記請求項1の発明によれば、前記胴部形
成シート表裏面板の上辺のシール部が胴部形成シート表
裏面板の左辺と右辺から内側に向かって太幅で延び、中
央近傍で細幅となって交わり、該太幅と細幅のシール部
の下縁は、下縁傾斜辺で連結していて、前記胴部形成シ
ート左右側面板の縦折り込み目がこの下縁傾斜辺と交わ
るようにシールされているので、輸送中などでの荷重に
よる内圧が、この交点に集中することがなく、よってこ
の交点近傍から破れて液漏れ等の危惧のないスパウト付
ガゼット袋を提供できる。
【0010】また、請求項2の発明では、前記太幅と細
幅のシール部を形成する下縁傾斜辺と胴部形成シート左
右側面板の縦折り込み目との角度が40〜50°である
ことを特徴とする請求項1記載のスパウト付ガゼット袋
としたものである。
【0011】上記請求項2の発明によれば、前記下縁傾
斜辺と縦折り込み目との角度の40〜50°は、内圧の
分散に好適な角度であり、40°に満たないと従来のス
パウト付ガゼット袋のように下縁傾斜辺と縦折り込み目
の交点に内圧が集中してこの部分から破れ易くなり、5
0°を越えると胴部形成シート表裏面板と胴部形成シー
ト左右側面板のシール部が剥がれ易くなるので好ましく
ない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面を
用いて詳細に説明する。本発明は、図1の斜視図に示す
ように、ゼリー状飲料などを収納し、胴部を手指で圧し
ながらスパウト(4)から飲料を注ぐスパウト付ガゼッ
ト袋(1)に関するものであり、特に、スパウト付ガゼ
ット袋(1)を構成する胴部形成シート表裏面板(2
0、22)の上辺(20e、22e)のシール部(30
e,32e)の形状に関するものである。
【0013】上記本発明のスパウト付ガゼット袋(1)
は、図2の斜視図に示すように、例えば略矩形で下部に
下部コーナーカット辺(20a)をもつ略6角形状の胴
部形成シート表面板(20)と該胴部形成シート表面板
(20)と同形の胴部形成シート裏面板(22)との間
に、縦折り込み目(10)より内側に折り込まれた略矩
形で下部に下部コーナーカット辺(24a)をもつ略5
角形状の胴部形成シート右側面板(24)と該胴部形成
シート右側面板(24)と同形の胴部形成シート左側面
板(26)を、胴部形成シート表面板の右辺(20d)
と胴部形成シート右側面板の左辺(24c)、胴部形成
シート裏面板の右辺(22d)と胴部形成シート右側面
板の右辺(24d)、胴部形成シート表面板の左辺(2
0c)と胴部形成シート左側面板の右辺(26c)、胴
部形成シート裏面板の左辺(22c)と胴部形成シート
左側面板の左辺(26d)、胴部形成シート表面板の上
辺(20e)と胴部形成シート左右側面板の上辺(26
e,24e)と胴部形成シート裏面板の上辺(22e)
が一致するように重ね合わせ、かつ胴部形成シート表面
板(20)と胴部形成シート裏面板(22)の上端中央
にスパウト(4)を挟み込み、前記各面板(20,2
2,24,26)の各辺に有する細長シール部(30)
をシールしてなるスパウト付ガゼット袋(1)におい
て、図3の正面図に示すように、胴部形成シート表面板
(20)の上辺(20e)のシール部(30e)と胴部
形成シート裏面板(図示せず)の上辺のシール部(図示
せず)が胴部形成シート表面板(20)の左辺(20
c)、胴部形成シート裏面板の左辺と胴部形成シート表
面板(20)の右辺(20d)、胴部形成シート裏面板
の右辺から内側に向かって太幅で延び、中央近傍で細幅
となって交わり、該太幅と細幅のシール部(30e,)
の下縁は、下縁傾斜辺(30f)で連結していて、前記
胴部形成シート左右側面板の縦折り込み目(10)がこ
の下縁傾斜辺(30f)と交わるようにシールされてい
るスパウト付ガゼット袋(1)である。
【0014】また図示しないが、上記略矩形で下部に下
部コーナーカット辺をもつ略6角形状の胴部形成シート
表裏面板(20、22)を略矩形状に、また、縦折り込
み目(10)より内側に折り込まれた略矩形で下部に下
部コーナーカット辺をもつ略5角形状の胴部形成シート
左右側面板(26、24)を略矩形状にすることもでき
る。
【0015】また、本発明では、図3の正面図に示すよ
うに、前記太幅と細幅のシール部(30e)を形成する
下縁傾斜辺(30f)と胴部形成シート左右側面板の縦
折り込み目(10)との角度(α)を40〜50°とし
たスパウト付ガゼット袋(1)である。
【0016】以上のように、本発明のスパウト付ガゼッ
ト袋(1)では、胴部形成シート表裏面板の上辺(20
e)のシール部(30e)の下縁傾斜辺(30f)と胴
部形成シート左右側面板の縦折り込み目(10)が40
〜50°の角度(α)で交わるようなシール部(30
e)とすることによって、内容物の充填などによる内圧
が、この交点に集中することがなく分散され、よってこ
の交点近傍から液漏れ等の危惧のないスパウト付ガゼッ
ト袋(1)とすることができる。
【0017】本発明のスパウト付ガゼット袋(1)に用
いられる材料としては、特に限定されるものではなく、
充填すべき内容物、包装用途に対応して適宜に選定でき
るものであり、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合
体など、あるいはこれらの複合材料などが挙げられる。
さらに例えば充填される内容物がビタミン剤のように外
部の光やガス等によってビタミンが破壊されるのを防ぐ
ため、スパウト付ガゼット袋(1)の材料として、アル
ミニウム箔を上記プラスチックフィルムでサンドした積
層フィルムを使用する場合もある。また、袋に透明性が
要求され、かつ酸素や水蒸気に対するガスバリア性を要
求される場合は、アルミニウム箔の代わりに無機酸化物
(Al2 3 、SiO2 、MgOなど)からなる蒸着薄
膜が使用される。また、各胴部形成シートを袋(容器)
状とするため、熱圧着シール法が一般的であって、その
ためには、各胴部形成シートのシール面にはヒートシー
ル性に優れた直鎖低密度ポリエチレン、低密度ポリエチ
レン、無延伸ポリプロピレン、あるいはエチレン−酢酸
ビニル共重合体などが用いられ、以上各フィルム等をド
ライラミネーション用接着剤等を介して積層される。
【0018】本発明のスパウト付ガゼット袋の用途は、
食品業界での清涼飲料水、ビタミン等栄養剤、ミネラル
ウォーター、ミルク、食料油類、コーヒーや酒等嗜好
品、お粥等流動食類、化学品業界での各種薬品、液状洗
剤、入浴剤など、あるいは自動車関連業界でのモーター
オイル、ウオッシャー液、バッテリー液などの液状また
はゼリー状内容物の充填および注出用として有用なもの
であり、特にゼリー状または液状の飲食料品用途におい
ては、スパウトのキャップをとり、スパウトに口を付
け、袋を片手で押しながら飲食することができる非常に
便利なものとして有用である。
【0019】
【実施例】次に実施例により、本発明を具体的に説明す
る。 〈実施例1〉グラビア法で印刷された厚さ12μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルムの印刷面にドライラ
ミネーション用接着剤:A969V/A5(武田薬品工
業社製)を介して、厚さ15μmのエチレン/ビニルア
ルコール共重合体フィルムをラミネートし、さらにこの
面に上記と同様の接着剤を介して、厚さ15μmの二軸
延伸ナイロンフィルムを圧着ラミネートし、このナイロ
ン面に溶融された直鎖低密度ポリエチレンを100μm
に押し出してラミネートして積層体とし、その積層体を
切断して図2に示すスパウト付ガゼット袋(1)の胴部
形成シート表裏面板(20、22)とした。また上記ナ
イロン面に溶融された直鎖低密度ポリエチレンを70μ
mに押し出してラミネートして積層体とし、その積層体
を切断して図2に示すスパウト付ガゼット袋(1)の胴
部形成シート左右側面板(26、24)とした。
【0020】次いで図2に示すように、上記で得られた
胴部形成シート表裏面板(20、22)および胴部形成
シート左右側面板(26、24)を、胴部形成シート表
面板の右辺(20d)と胴部形成シート右側面板の左辺
(24c)、胴部形成シート裏面板の右辺(22d)と
胴部形成シート右側面板の右辺(24d)、胴部形成シ
ート表面板の左辺(20c)と胴部形成シート左側面板
の右辺(26c)、胴部形成シート裏面板の左辺(22
c)と胴部形成シート左側面板の左辺(26d)、胴部
形成シート表面板の上辺(20e)と胴部形成シート左
右側面板の上辺(26e,24e)と胴部形成シート裏
面板の上辺(22e)が一致するように重ね合わせ、か
つ胴部形成シート表面板(20)と胴部形成シート裏面
板(22)の上端中央にスパウト(4)を挟み込み、前
記各面板(20,22,24,26)の左右辺および底
辺に有する細長シール部(30)をシールし、胴部形成
シート表裏面板(20、22)の上辺(20e、22
e)のシール部(30e、32e)が、図3に示すよう
に、幅(W)14mmの太幅と幅(H)8mmの細幅の
シール部(30e)でなり、そのシール部(30e)の
下縁は、下縁傾斜辺(30f)で連結していて、前記胴
部形成シート左右側面板の縦折り込み目(10)がこの
下縁傾斜辺(30f)と45°の角度で交わるようにし
てシールして300ml用のスパウト付ガゼット袋
(1)を得た。
【0021】〈実施例2〉厚さ12μmのポリエチレン
テレフタレートフィルムの片面に下記組成でなるアンカ
ーコート層を設け、その上にアルミニウム酸化物でなる
蒸着層を設け、さらにその蒸着層の上に下記組成からな
る被覆層を設けて透明なガスバリア性に優れるフィルム
を得た。 <アンカーコート層の成分>希釈溶媒中で、2−(エポ
キシシクロヘキサン)エチルトリメチルシラン(以下E
ETMSとする)にアクリルポリオールを2.5倍量
(重量比)を混合し、さらに塩化錫/メタノール溶液
(0.003mol/gに調整)をEETMSに対して
1/135molとなるように添加し、次いでトリレン
ジイソシアネートを前記アクリルポリオールのOH基に
対して、NCO基が等量となるように混合してアンカー
コート層の塗布液とした。 <被覆層の成分>テトラエトキシシラン10.4gに塩
酸(0.1N)を89.6gを加え、30分攪拌し、加
水分解した固形分3wt%(SiO2 換算)の溶液と、
ポリビニルアルコール溶液を混合して被覆層の塗布液と
した。
【0022】続いて上記で得られたフィルムの被覆層面
にグラビア法で印刷を施し、その印刷面にドライラミネ
ーション用接着剤:A969V/A5(武田薬品工業社
製)を介して、厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィル
ムを圧着ラミネートし、このナイロン面に溶融された直
鎖低密度ポリエチレンを90μmに押し出してラミネー
トして積層体とし、その積層体切断して図2に示すスパ
ウト付ガゼット袋(1)の胴部形成シート表裏面板(2
0、22)と胴部形成シート左右側面板(26、24)
とした。以下実施例1と同様にして300ml用のスパ
ウト付ガゼット袋を得た。
【0023】〈比較例1〉図5に示すように、胴部形成
シート表面板(20)の上辺(20e)および胴部形成
シート裏面板(22)の上辺(22e)のシール部(3
0e)が幅8mmの一定幅の細長シール部とし、この一
定幅の細長シール部と縦折り込み目(10)が90°で
交わっている以外は、実施例1と同様にして300ml
用のスパウト付ガゼット袋を得た。
【0024】〈比較例2〉図5に示すように、胴部形成
シート表面板(20)の上辺(20e)および胴部形成
シート裏面板(22)の上辺(22e)のシール部(3
0e)が幅8mmの一定幅の細長シール部とし、この一
定幅の細長シール部と縦折り込み目(10)が90°で
交わっている以外は、実施例2と同様にして300ml
用のスパウト付ガゼット袋を得た。
【0025】上記実施例および比較例で得られたスパウ
ト付ガゼット袋に300mlの水を充填し、それに10
0mm/分のスピードで荷重を加えていった時の破袋す
る強度(N)を測定し、その結果を表1に示した。
【0026】
【表1】
【0027】表1より、図2に示すように、胴部形成シ
ート表面板(20)の上辺(20e)および胴部形成シ
ート裏面板(22)の上辺(22e)のシール部(30
e)の形状を太幅と細幅でなり、その下縁が下縁傾斜辺
(30f)で連結するようにした実施例1、2では、略
測定限界に近い耐圧強度であった。それに対し図5に示
すように従来の一定幅のシール部(30e)とした比較
例1、2では、その1/2以下の耐圧強度であった。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、本発明のスパウト付ガゼッ
ト袋を構成する胴部形成シート表裏面板の上辺のシール
部が胴部形成シート表裏面板の左辺と右辺から内側に向
かって太幅で延び、中央近傍で細幅となって交わり、該
太幅と細幅のシール部の下縁は、下縁傾斜辺で連結して
いて、前記胴部形成シート左右側面板の縦折り込み目が
この下縁傾斜辺と40〜50°で交わるようにシールさ
れているので、輸送中などでの荷重による内が、この交
点近傍で分散し、よってこの交点近傍から破れて液漏れ
等の危惧のないスパウト付ガゼット袋とすることができ
る。
【0029】従って本発明は、ゼリー状飲料などを収納
し、胴部を手指で圧しながらスパウト(飲み口)から飲
料を注ぐスパウト付ガゼット袋として、優れた実用上の
効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスパウト付ガゼット袋の一実施の形態
を示す斜視図である。
【図2】本発明のスパウト付ガゼット袋の組み立て前の
一実施の形態を説明するための斜視図である。
【図3】本発明のスパウト付ガゼット袋の一実施の形態
を説明するための正面図である。
【図4】従来のスパウト付ガゼット袋の組み立て前の一
事例を説明するための斜視図である。
【図5】従来のスパウト付ガゼット袋の一事例を説明す
るための斜視図である。
【符号の説明】
1‥‥スパウト付ガゼット袋 4‥‥スパウト 4a‥‥スパウトキャップ 10‥‥折り込み目 20‥‥胴部形成シート表面板 20a‥‥胴部形成シート表面板の下部コーナーカット
辺 20c‥‥胴部形成シート表面板の左辺 20d‥‥胴部形成シート表面板の右辺 20e‥‥胴部形成シート表面板の上辺 22‥‥胴部形成シート裏面板 22a‥‥胴部形成シート裏面板の下部コーナーカット
辺 22c‥‥胴部形成シート裏面板の左辺 22d‥‥胴部形成シート裏面板の右辺 22e‥‥胴部形成シート裏面板の上辺 24‥‥胴部形成シート右側面板 24a‥‥胴部形成シート右側面板の下部コーナーカッ
ト辺 24c‥‥胴部形成シート右側面板の左辺 24d‥‥胴部形成シート右側面板の右辺 24e‥‥胴部形成シート右側面板の上辺 26‥‥胴部形成シート左側面板 26a‥‥胴部形成シート左側面板の下部コーナーカッ
ト辺 26c‥‥胴部形成シート左側面板の左辺 26d‥‥胴部形成シート左側面板の右辺 26e‥‥胴部形成シート左側面板の上辺 30‥‥細長シール部 30e‥‥胴部形成シート表面板の上辺シール部 30f‥‥下縁傾斜辺 32e‥‥胴部形成シート裏面板の上辺シール部 H‥‥細幅の幅 W‥‥太幅の幅 α‥‥縦折り込み目と下縁傾斜辺との角度

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略矩形状のもしくは略矩形で下部に下部コ
    ーナーカット辺をもつ略6角形状の胴部形成シート表面
    板と該胴部形成シート表面板と同形の胴部形成シート裏
    面板との間に、縦折り込み目より内側に折り込まれた略
    矩形状のもしくは略矩形で下部に下部コーナーカット辺
    をもつ略5角形状の胴部形成シート右側面板と該胴部形
    成シート右側面板と同形の胴部形成シート左側面板を、
    胴部形成シート表面板の右辺と胴部形成シート右側面板
    の左辺、胴部形成シート裏面板の右辺と胴部形成シート
    右側面板の右辺、胴部形成シート表面板の左辺と胴部形
    成シート左側面板の右辺、胴部形成シート裏面板の左辺
    と胴部形成シート左側面板の左辺、胴部形成シート表面
    板の上辺と胴部形成シート左右側面板の上辺と胴部形成
    シート裏面板の上辺が一致するように重ね合わせ、かつ
    胴部形成シート表面板と胴部形成シート裏面板の上端中
    央にスパウトを挟み込み、前記各面板の各辺に有する細
    長シール部をシールしてなるスパウト付ガゼット袋にお
    いて、前記胴部形成シート表面板の上辺と胴部形成シー
    ト裏面板の上辺のシール部が胴部形成シート表面板の左
    辺、胴部形成シート裏面板の左辺と胴部形成シート表面
    板の右辺、胴部形成シート裏面板の右辺から内側に向か
    って太幅で延び、中央近傍で細幅となって交わり、該太
    幅と細幅のシール部の下縁は、下縁傾斜辺で連結してな
    り、前記胴部形成シート左右側面板の縦折り込み目が該
    下縁傾斜辺と交わるようにシールされていることを特徴
    とするスパウト付ガゼット袋。
  2. 【請求項2】前記太幅と細幅のシール部を形成する下縁
    傾斜辺と胴部形成シート左右側面板の縦折り込み目との
    角度が40〜50°であることを特徴とする請求項1記
    載のスパウト付ガゼット袋。
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