JP2017119529A - スパウト付きガゼット袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】大量の内容物を所定の容器の中に容易に抽出することができる上、印刷を施しやすく、内容物を充填した商品の陳列時に陳列態様が制限されないスパウト付きガゼット袋を提供する。【解決手段】スパウト付きガゼット袋Pは、正面視が横長な矩形の袋本体1とスパウト11とによって構成されている。袋本体1は、表裏2枚の胴材の間の上下に折り込み部(折り込み材3a,3b)を設けたものであり、上下両端縁際がヒートシールされており、かつ、左右両側に鉛直な側方シール部7,7が形成されている。そして、それらの側方シール部7,7の外側には、把手1b,1bが一体的に形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、合成樹脂製シートからなるマチ(折り込み部)付きの袋体の上部に、合成樹脂製のスパウト(抽出部材)が固着されており、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として使用されるスパウト付きガゼット袋に関するものである。
従来、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として、合成樹脂製のフィルム、積層フィルムあるいはシート等で形成した種々のパウチ袋やガゼット袋(左右両サイドに、所謂、マチが設けられたもの)が広く使用されている。また、それらのパウチ袋やガゼット袋の上端縁に合成樹脂製のスパウト(注出部材)を固着させたスパウト付きパウチ袋やスパウト付きガゼット袋も利用されている。そのようなスパウト付きガゼット袋は、使用後には小さく折り畳んで廃棄することができる上、内容物を充填させた場合には、下部が直方体状になるため起立させることができ、商品の陳列に適しているので、各種の分野で広く利用されている。
また、近年では、詰め替え用の液体等を収容するための2L以上の容量の大型のガゼット袋の開発が望まれている。そして、そのように大型のガゼット袋として、特許文献1の如く、内容物を充填した際に屋根状となる上面の前面側の中央にスパウトを設けるとともに、屋根状の上面の稜線から上方に突出するように、開口を穿設した第一の把手を設け、かつ、背面の高さ方向の中間位置に、開口を穿設した水平状の第二の把手を設けたものが知られている。
上記した特許文献1の大型ガゼット袋は、内容物の重量が大きい場合であっても、第一の把手と第二の把手とを両手で把持して持ち上げて、スパウトから内容物を抽出することができる。しかしながら、特許文献1の大型ガゼット袋は、両手を前後させて第一の把手と第二の把手とを掴んで、その両手の前方にある抽出口から内容物を抽出しなければならないため、左右のバランスが悪く、内容物を所定の容器の中に注ぐのが困難である。また、特許文献1の大型ガゼット袋は、背面の高さ方向の中間位置に第二の把手が水平状に設けられているため、印刷を施しにくいし、内容物を充填した商品を陳列する際に、前面側が見えるようにしなければならず、陳列の態様が制限される、という不具合もある。
本発明の目的は、上記従来のスパウト付きガゼット袋が有する問題点を解消し、大量の内容物を所定の容器の中に容易に抽出することができる上、印刷を施しやすく、内容物を充填した商品の陳列時に陳列態様が制限されない実用的なスパウト付きガゼット袋を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、合成樹脂製シートによって袋状に形成された袋本体の上部に合成樹脂製のスパウトが固着されたスパウト付きガゼット袋であって、袋本体が、表裏2枚の胴材の間の上下に折り込み部を設けたものであり、袋本体の上下両端縁際がヒートシールされており、かつ、袋本体の左右両側に鉛直なヒートシール部が形成されているとともに、それらの鉛直なヒートシール部の外側に、把手が一体的に形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、上下両端縁際のヒートシール部分が、鉛直なヒートシール部の付近において、内向きの傾斜状になっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、上側の端縁際のヒートシール部の略中央に、スパウトが固着されていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれかに記載された発明において、上下の折り込み部を拡げた幅が、表裏の胴材の高さと略同一であることを特徴とするものである。
請求項1に記載のスパウト付きガゼット袋は、内容物を充填すると、上下の折り込み部が拡がって上面および底面を形成し、かつ、表裏の胴材が左右の鉛直なヒートシール部の内側で屈曲して左右の側面を形成して全体的に直方体状となるとともに、その直方体状の充填部分の左右の外側に、それぞれ把手が位置した状態となる。したがって、大量の内容物を充填できるように大型に形成した場合でも、内容物の充填後には、安定した状態で起立させることができる上、左右の把手を把持することによって、左右のバランスを崩すことなく、大量の内容物を所定の容器の中に容易に抽出することができる。また、表裏の胴材の上に容易に印刷を施すことができる上、表裏両面に印刷を施しやすく、表裏の形状が異ならないため、内容物を充填した商品の陳列時の陳列態様が制限されない。
請求項2に記載のスパウト付きガゼット袋は、内容物を充填すると、表裏の胴材が傾斜状のヒートシール部分の内側の端縁際で屈曲して側面を形成するため、直方体状になり易いので、内容物の容量が少なくなった場合でも、安定した状態で起立させることができる。
請求項3に記載のスパウト付きガゼット袋は、上側の端縁際のヒートシール部にスパウトが固着されているため、左右の把手を把持して(前方側へ)大きな角度で傾斜させなくても内容物を容易に抽出することができる。
請求項4に記載のスパウト付きガゼット袋は、内容物を充填させたときに、上下の高さと奥行きとが概ね等しい直方体(すなわち、鉛直な断面が略正方形状の直方体)になるので、非常に安定した状態で起立させることができる。
以下、本発明に係るスパウト付きガゼット袋の一実施形態について詳細に説明する。本発明に係るガゼット袋は、合成樹脂製シートによって形成される。ここでいう合成樹脂製シートとは、食品、薬品、化粧品、洗剤等の包装材料として用いられる合成樹脂フィルムを積層した積層フィルム、あるいは合成樹脂フィルムと紙やアルミ箔等とを積層した積層フィルム等のことである。本発明に係るガゼット袋に用いられる合成樹脂製シートは、少なくとも片面(内面)が熱接着性を有している必要がある。
そのような合成樹脂製シートとしては、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のベースフィルムに、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等の熱接着性フィルムを積層したラミネートフィルム等を好適に用いることができる。また、そのようなラミネートフィルムの中間にポリエステルフィルムやナイロンフィルム等を挟み込んだ3層以上のラミネートフィルムも好適に用いることができる。
なお、ベースフィルムや中間層を形成するフィルムは、未延伸のものを用いることも可能であるし、一軸延伸あるいは二軸延伸したものを用いることも可能である。また、ベースフィルムと熱接着性フィルムとの界面、ベースフィルムと中間層を形成するフィルムとの界面、中間層を形成するフィルムと熱接着性フィルムとの界面には、必要に応じて、金属箔層や金属蒸着層を設けることも可能である。一方、合成樹脂製シートの厚みは、特に限定されないが、内容物に対する保存性能や耐破袋強度等の面から、40〜250μmであると好ましく、110〜180μmであるとより好ましい。
本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、上記した合成樹脂製シートを、所定の態様で積層し、その積層体の上部(頭部)、下部(底部)および側部をヒートシールして袋状にする(すなわち、内容物の充填部を形成する)とともに、その袋状に形成した部分の上部に、内容物を抽出するためのスパウトを固着(融着)させることによって製造される。
各ヒートシール(側方シール部、底シール部、頭シール部等)および裁断は、ガゼット製袋機を用いて、一連の加工として実施することも可能であるし、バッチ(非一連)の加工として実施することも可能である。なお、ヒートシールの温度は、特に限定されないが、ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエチレン)フィルムを熱接着性フィルムとする合成樹脂製シートを用いる場合には、170〜210℃の範囲内にするのが好ましい。
また、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、正面視で概ね矩形に形成されるが、その大きさは特に限定されず、高さ、幅ともに概ね50〜800mmの範囲内で、必要に応じて調整することができる。さらに、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、袋状の部分の上下両側に、それぞれ折り込み部(内向きに二つ折りに折り込んだ部分、所謂、マチ)が設けられる。
上下の折り込み部の幅(二つ折り部分の幅)は、特に限定されず、10〜150mmの範囲内で必要に応じて調整することができる。また、上下の折り込み部を拡げた幅が表裏の胴材の高さと略同一となるように調整すると(すなわち、二つ折り部分の幅を表裏の胴材の高さの略1/2となるように調整すると)、内容物を充填したときに、上下の高さと奥行きとが概ね等しい直方体(すなわち、鉛直な断面が略正方形状の直方体)となり、非常に安定した状態で起立させることができるので好ましい。なお、上下の折り込み部を拡げた幅が表裏の胴材の高さと略同一であるとは、上下の折り込み部を拡げた幅が表裏の胴材の高さの概ね85%以上であることを意味する。
加えて、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、側方シール部(鉛直なヒートシール部)の付近を、幅方向の中央側から外側へかけて次第に幅狭になるように(上下方向において幅狭になるように)傾斜状にヒートシールしたものとすると、その傾斜状のヒートシール部分の内側(幅方向における内側)の端縁際で、表裏の胴材が屈曲して側面を形成し、直方体状になりやすいため、非常に安定した状態で起立させることが可能となるので好ましい。なお、そのように側方シール部の付近を幅方向の中央側から外側へかけて次第に幅狭になるように傾斜状にヒートシールする方法としては、頭シール部、底シール部と左右の側方シール部とに跨がるように、傾斜した帯状のヒートシール部を設ける方法や、頭シール部および底シール部の側方シール部付近の部分を、中央側から外側へかけて次第に幅広になるように形成する方法等を用いることができる。
また、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、袋状に形成された部分の上部にスパウトを固着(融着)させることによって製造されるが、当該スパウトとしては、硬質あるいは軟質の合成樹脂によって形成されたもの等を好適に用いることができる。また、スパウトは、注出口部材(注出部の下部に接着部を連設した部材)とキャップとが別々に成形された2ピースタイプのものでも良いし、注出口部材とキャップとが薄肉部を介して一体的に成形された1ピースタイプのものでも良い。注出口部材の材質は、ガゼット袋の熱接着性フィルムと熱接着(融着)できることが必要であり、そのような材質としては、ポリプロピレン、中密度ポリエチレンや高密度ポリエチレン、ポリエステル等を挙げることができる。また、スパウトとしては、合成樹脂製シートと融着させるための融着面を鉛直状に設けたものを用いることも可能であるし、合成樹脂製シートと融着させるための融着面を水平な円板状としたものを用いることも可能である。
一方、スパウトの固着位置は、袋状に形成された部分の上部であれば特に限定されず、内容物を充填したときに上面になる部分(上側の折り込み部)でも良いし、頭シール部でも良い。内容物を充填したときに上面になる部分にスパウトを固着する場合には、上側の折り込み材を複数の合成樹脂製シートによって構成するとともに、融着部を水平な円板状(ドーナッツ板状)としたスパウトを利用して、その円板状の融着部を、折り込み材を構成した複数の合成樹脂製シートの間に挟み込んでヒートシールする方法、同様なスパウトを利用して、その円板状の融着部を、折り込み材を構成した合成樹脂製シートの内面にヒートシールする方法、同様なスパウトを利用して、その円板状の融着部を、折り込み材を構成した合成樹脂製シートの外面にヒートシールする方法等を用いることができる。なお、そのように円板状の融着部を、折り込み材を構成した合成樹脂製シートにヒートシールする場合には、円板状の融着部を接合させる合成樹脂製シートの片面(あるいは全体)を熱接着性にする必要がある。なお、合成樹脂製シートの片面(あるいは全体)を熱接着性にする方法としては、ポリエチレンやポリプロピレンの単層シート(あるいはフィルム)を用いる方法、ポリエチレンやポリプロピレンからなるシート(あるいはフィルム)を積層した積層シート(あるいはフィルム)を複数枚重ねて折り込み材を構成する方法等を用いることができる。
一方、頭シール部にスパウトを固着する場合には、融着面を鉛直状に設けたスパウトを利用して、その融着面を、表裏いずれかの胴材と折り込み材との間に挟み込んでヒートシールする方法を用いることができる。なお、頭シール部の中央(幅方向における中央)にスパウトを固着すると、内容物を抽出する際に左右のバランスが崩れず、対象の容器に内容物を抽出しやすくなるので好ましい。
<スパウト付きガゼット袋の構成>
以下、本発明のスパウト付きガゼット袋の一実施例について説明する。図1、図2は、スパウト付きガゼット袋を示したものであり、スパウト付きガゼット袋Pは、正面視が横長な矩形の袋本体1とスパウト11とによって構成されており、縦×横=280mm×700mmの大きさを有している。また、袋本体1の中央には、密閉された充填部1aが設けられており、その充填部1aの左右の外側には、それぞれ、スパウト付きガゼット袋Pを把持するための把手1b,1bが設けられている。充填部1aの幅は560mmであり、左右の把手1b,1bの幅は70mmである。
以下、本発明のスパウト付きガゼット袋の一実施例について説明する。図1、図2は、スパウト付きガゼット袋を示したものであり、スパウト付きガゼット袋Pは、正面視が横長な矩形の袋本体1とスパウト11とによって構成されており、縦×横=280mm×700mmの大きさを有している。また、袋本体1の中央には、密閉された充填部1aが設けられており、その充填部1aの左右の外側には、それぞれ、スパウト付きガゼット袋Pを把持するための把手1b,1bが設けられている。充填部1aの幅は560mmであり、左右の把手1b,1bの幅は70mmである。
袋本体1は、表裏2枚の略矩形の胴材2a,2bと、それらの胴材2a,2bの上下にに挟み込まれた折り込み材3a,3bとによって構成されている。表裏の胴材2a,2bは、厚さ15μmのナイロンフィルム(ベースフィルム)の上に、アルミ蒸着を施した厚さ12μmのポリエステルフィルム(中間層)を、アルミ蒸着面がナイロンフィルムと接合するように積層し、さらにその上に、厚さ130μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)を積層してなる合成樹脂製シートによって、横長な長方形状に形成されている。そして、それらの胴材2a,2bは、それぞれ、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層を内側にした状態で配置されている。
一方、各折り込み材3a,3bは、胴材2a,2bと同様な合成樹脂製シートからなる横長な帯状体を、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム層が内側になるように、所定の幅(約135mm幅)の二つ折りにしたものである。それらの折り込み材3a,3bは、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム層を表裏の胴材2a,2bの裏面に対向させた状態で配置されている。
また、袋本体1は、左右の端縁から、それぞれ所定の長さ(60mm)だけ内側の部分に、一定幅(約15mm)の鉛直な側方シール部7,7が設けられている。そして、それらの側方シール部7,7の上下の部分においては、表裏の胴材2a,2bの裏面と折り込み材3a,3bの裏面が、それぞれ融着し合った状態になっており、各側方シール部77の中央の部分(上側の折り込み材3aと下側の折り込み材3bとの間の部分)においては、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが融着し合った状態になっている。
さらに、各側方シール部7,7の上下両端際には、それぞれ、スポット融着部10a,10a・・が設けられている。当該スポット融着部10a,10a・・においては、二つ折りした折り込み材3a,3bを貫通するように貫通孔が設けられており、その貫通孔を介して、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが直接的に融着し合っている。
また、表裏の胴材2a,2bと上側の折り込み材3aとの積層部分の内の上端縁際の部分をヒートシールすることによって、一定幅(約10mm)の帯状の頭シール部5a,5bが形成されており、表裏の胴材2a,2bと下側の折り込み材3bとの積層部分の内の下端縁際の部分をヒートシールすることによって、一定幅(約10mm)の帯状の底シール部5c,5dが形成されている。そして、頭シール部5aおよび底シール部5cにおいては、表側の胴材2aの裏面と折り込み材3a,3bの裏面が、それぞれ融着し合っており、頭シール部5bおよび底シール部5dにおいては、裏側の胴材2bの裏面と折り込み材3a,3bの裏面が、それぞれ融着し合っている。
一方、袋本体1の充填部1aの左右の端縁際には、上下の端縁(側方シール部7,7から所定の長さ(約135mm)だけ内側の部分)から側方シール部7,7(上下の折り込み材3a,3bの二つ折りの稜線との交点)に至るように、それぞれ一定幅(約10mm)の帯状の傾斜シール部8,8・・が設けられている。それらの傾斜シール部8,8・・は、水平方向に対して約45°傾斜した状態になっている。また、傾斜シール部8,8・・の外側の端縁は、頭シール部5a,5bあるいは底シール部5c,5dと重なり合っており、また、傾斜シール部8,8・・の内側の端縁は、側方シール部7,7と重なり合っている。
さらに、袋本体1の充填部1aの左右の外側には、把手1b,1bが設けられている。それらの把手1b,1bにおいては、表裏の胴材2a,2bおよび上下の折り込み材3a,3bを貫通するように楕円形の長孔9,9が穿設されている。また、それらの長孔9,9の外側の上下には、それぞれ、スポット融着部10b,10b・・が設けられており、折り込み材3a,3bに穿設された貫通孔を介して、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが直接的に融着し合っている。また、長孔9,9の外側の中央には、縦長な長方形状のスポット融着部17,17が設けられており、上側の折り込み材3aと下側の折り込み材3bとの間の部分においては、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが融着し合っており、その上下においては、表側の胴材2aの裏面あるいは裏側の胴材2bの裏面と折り込み材3a,3bの裏面とが融着し合っている。
そして、頭シール部5aの略中央に、スパウト11が固着されている。図3は、固着されたスパウトを示したものであり、スパウト11は、注出口部材12とキャップ13とが別々に形成された、所謂、2ピースタイプのものであり、注出口部材12、キャップ13とも、ポリプロピレンによって形成されている。注出口部材12は、内容物を抽出するための注出部14の下部に、袋本体1と融着させるための水平断面が略菱形で四層構造の接着部(融着面)15が連設されている。また、接着部15の左右には、薄板状の融着補助片16,16が突設されている。かかる接着部15は、約10mmの高さを有している。
上記の如く構成されたスパウト11は、頭シール部5aにおいて、接着部15を胴材2aの裏面と折り込み材3aの裏面との間に挿入し、その接着部15の外側に位置した胴材2aおよび折り込み材3aの上に、所定の温度(約210±5℃)に加熱した凹状の湾曲面を設けた熱板Pを押し付け、スパウト11の接着部15と胴材2aの裏面および折り込み材3aの裏面とを、所定の幅(約10mm)の帯状にヒートシールすることによって、胴材2a,2bの間に固着(融着)されている。
<スパウト付きガゼット袋の作用>
上記の如く構成されたスパウト付きガゼット袋Pは、スパウト11の抽出部14から充填部1aに内容物を充填させて用いられる。そして、そのように内容物を充填させると、充填部1aにおいて、二つ折りになった折り込み材3a,3bの中間部分(側方シール部7,7の付近以外の部分)が拡がるとともに、左右の側方シール部7,7の内側(幅方向における内側)において、胴材2aおよび胴材2bが、折り込み材3a,3bとともに、傾斜シール部8,8・・の内側(幅方向における内側)の端縁際で屈曲して略正方形状の側面を形成するため、略立方体状(左右幅×高さ×奥行き=約280mm×約280mm×約270mm)となる。そのため、スパウト付きガゼット袋Pは、安定した状態で起立させることができる。さらに、そのように内容物を充填させたスパウト付きガゼット袋Pは、従来の(上端縁の中央にスパウトが固着された)スパウト付きガゼット袋に比べて、小さな傾斜角度(前方向への傾斜角度)で内容物を抽出することができる。
上記の如く構成されたスパウト付きガゼット袋Pは、スパウト11の抽出部14から充填部1aに内容物を充填させて用いられる。そして、そのように内容物を充填させると、充填部1aにおいて、二つ折りになった折り込み材3a,3bの中間部分(側方シール部7,7の付近以外の部分)が拡がるとともに、左右の側方シール部7,7の内側(幅方向における内側)において、胴材2aおよび胴材2bが、折り込み材3a,3bとともに、傾斜シール部8,8・・の内側(幅方向における内側)の端縁際で屈曲して略正方形状の側面を形成するため、略立方体状(左右幅×高さ×奥行き=約280mm×約280mm×約270mm)となる。そのため、スパウト付きガゼット袋Pは、安定した状態で起立させることができる。さらに、そのように内容物を充填させたスパウト付きガゼット袋Pは、従来の(上端縁の中央にスパウトが固着された)スパウト付きガゼット袋に比べて、小さな傾斜角度(前方向への傾斜角度)で内容物を抽出することができる。
<スパウト付きガゼット袋による効果>
スパウト付きガゼット袋Pは、上記の如く、袋本体1が、表裏2枚の胴材の間の上下に折り込み部(折り込み材3a,3b)を設けたものであり、袋本体1の上下両端縁際がヒートシールされており、かつ、袋本体1の左右両側に鉛直な側方シール部7,7が形成されているとともに、それらの側方シール部7,7の外側に、把手1b,1bが一体的に形成されている。そのため、スパウト付きガゼット袋Pは、内容物を充填すると、上下の折り込み材3a,3bが拡がって上面および底面を形成し、かつ、表裏の胴材2a,2bが左右の側方シール部7,7の内側で屈曲して左右の側面を形成して全体的に直方体状となるとともに、その直方体状の充填部1aの左右の外側に、それぞれ把手1b,1bが位置した状態となる。したがって、大量の内容物を充填できるように大型に形成した場合でも、内容物の充填後には、安定した状態で起立させることができる上、左右の把手1b,1bを両手で把持することによって、左右のバランスを崩すことなく、大量の内容物を所定の容器の中に容易に抽出することができる。また、表裏の胴材2a,2bの上に容易に印刷を施すことができる上、(表裏の形状が異ならないため)内容物を充填した商品の陳列時の陳列態様が制限されない。
スパウト付きガゼット袋Pは、上記の如く、袋本体1が、表裏2枚の胴材の間の上下に折り込み部(折り込み材3a,3b)を設けたものであり、袋本体1の上下両端縁際がヒートシールされており、かつ、袋本体1の左右両側に鉛直な側方シール部7,7が形成されているとともに、それらの側方シール部7,7の外側に、把手1b,1bが一体的に形成されている。そのため、スパウト付きガゼット袋Pは、内容物を充填すると、上下の折り込み材3a,3bが拡がって上面および底面を形成し、かつ、表裏の胴材2a,2bが左右の側方シール部7,7の内側で屈曲して左右の側面を形成して全体的に直方体状となるとともに、その直方体状の充填部1aの左右の外側に、それぞれ把手1b,1bが位置した状態となる。したがって、大量の内容物を充填できるように大型に形成した場合でも、内容物の充填後には、安定した状態で起立させることができる上、左右の把手1b,1bを両手で把持することによって、左右のバランスを崩すことなく、大量の内容物を所定の容器の中に容易に抽出することができる。また、表裏の胴材2a,2bの上に容易に印刷を施すことができる上、(表裏の形状が異ならないため)内容物を充填した商品の陳列時の陳列態様が制限されない。
また、スパウト付きガゼット袋Pは、上下両端縁際のヒートシール部分(頭シール部5a,5bおよび底シール部5c,5d)が、鉛直なヒートシール部(側方シール部7,7)の付近において、内向きの傾斜状になっている(傾斜シール部8,8)ので、内容物を充填すると、表裏の胴材2a,2bが傾斜シール部8,8の内側の端縁際で屈曲して側面を形成するため、直方体状になり易いので、内容物の容量が少なくなった場合でも、安定した状態で起立させることができる。
さらに、スパウト付きガゼット袋Pは、上側の端縁際のヒートシール部(頭シール部5a)の略中央に、スパウト11が固着されているため、左右の把手1b,1bを把持して大きな角度で傾斜させなくても内容物を容易に抽出することができる。
加えて、スパウト付きガゼット袋Pは、上下の折り込み部(折り込み材3a,3b)を拡げた幅が、表裏の胴材2a,2bの高さと略同一(胴材2a,2bの高さの約89%)であるため、内容物を充填させたときに、上下の高さと奥行きとが概ね等しい直方体(すなわち、鉛直な断面が略正方形状の直方体)になるので、非常に安定した状態で起立させることができる。
また、スパウト付きガゼット袋Pは、傾斜シール部8,8・・の外側においても、表裏の胴材2a,2bの間に折り込み材3a,3bが挟み込まれているため、内容物を充填すると、充填部1aの左右の上下の隅部においては、折り込み材3a,3bが傾斜シール部8,8・・の内側で谷折り状に重なり、その外側に、表裏の胴材2a,2bが重なった状態となるので、大量の内容物によって把手1b,1bに大きな力が加わった場合でも、その力が、重なり合った胴材2a,2bおよび折り込み材3aに分散されるため、把手1b,1bの基端から裂けてしまったりしない。
<スパウト付きガゼット袋の変更例>
本発明に係るスパウト付きガゼット袋の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、袋本体を構成する合成樹脂製シートの材質、袋本体の大きさ(高さ、幅、折り込み部(マチ)の幅等)、底シール部、側方シール部、頭シール部、傾斜シール部、充填部、把手の形状、スパウトの大きさ、形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
本発明に係るスパウト付きガゼット袋の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、袋本体を構成する合成樹脂製シートの材質、袋本体の大きさ(高さ、幅、折り込み部(マチ)の幅等)、底シール部、側方シール部、頭シール部、傾斜シール部、充填部、把手の形状、スパウトの大きさ、形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
たとえば、袋本体を構成する合成樹脂製シートは、上記実施形態の如く、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものに限定されず、他の材質の合成樹脂フィルムを積層させたものでも良い。なお、合成樹脂製シートとして、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものを用いた場合には、袋本体の強度が良好なものとなるとともに、スパウト付きガゼット袋の製造が容易なものとなる。
また、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、上記実施形態の如く、袋本体の充填部を密封状にしたものに限定されず、上端縁(あるいはその一部)をヒートシールしていない開口部としたものや、下端縁(あるいはその一部)をヒートシールしていない開口部としたもの等に変更することも可能である。そのように、上端縁あるいは下端縁(あるいはそれらの一部)を開口部とした場合には、当該開口部から内容物を充填させた後に、開口部をヒートシールして(すなわち、表側の胴材の裏面と裏側の胴材の裏面とを融着、あるいは表裏の胴材の裏面と折り込み材の裏面とを融着させて)密封する使用態様が採用できるため、2ピースのスパウトのみならず、1ピースのスパウトを使用することも可能となる。加えて、スパウト付きガゼット袋を、上端縁を開口したものとした場合には、内容物の充填の前後で上下をひっくり返す必要がなくなるので、製造ラインを安価かつシンプルに構成することが可能となる。
さらに、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、上記実施形態の如く、袋本体の充填部の左右の端縁際に、上下の端縁(側方シール部から所定の長さだけ内側の部分)から側方シール部の高さ方向の略中央に至るように帯状の傾斜シール部を設けたものに限定されず、図4の如く、頭シール部および底シール部の側方シール部に近い部分を幅方向の中央側から外側にかけて次第に幅広にしたもの等に変更することも可能である。なお、そのように、頭シール部および底シール部の側方シール部に近い部分を幅方向の中央側から外側にかけて次第に幅広にする場合には、ヒートシール時に熱膨張によって合成樹脂製シートが歪んだりしないように、図4の如く、当該幅広部分W,W・・に、エアー抜き部(非融着部)6,6を、折り込み部3a,3bの貫通孔と重なり合うように形成するのが好ましい。
さらに、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、上記実施形態の如く、スパウトを固着する片方の頭シール部付近の形状が他方の頭シール部付近の形状と同一であるものに限定されず、図5の如く、スパウトを固着する片方の頭シール部付近のみを上方に突出させたもの(片方の頭シール部の端縁が外側に凸の円弧を描くように上方に突出させたもの等)、スパウトを固着する片方の頭シール部付近のみを下方に没入させたもの等のスパウトを固着する片方の頭シール部付近の形状と他方の頭シール部付近の形状とが異なったものに変更することも可能である。そして、抽出された内容物を収容する容器の形状に合わせて、スパウト固着側の頭シール部付近の突出部分の形状を調整することによって、内容物の容器への抽出が一層容易なものとなる。なお、そのように片方の頭シール部付近の形状と他方の頭シール部付近の形状とを異ならせる場合には、突出あるいは没入させる片方の頭シール部付近の形状に合わせて、胴材および折り込み材の形状を変更する必要がある。
さらに、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、上記実施形態の如く、左右の把手の高さ方向の中央位置に縦長な楕円形状の単一の長孔(すなわち、四本の指を挿入可能な長孔)を穿設したものに限定されず、把手の上端際等の高さ方向の中央とは異なる位置に孔を穿設したもの、縦長な楕円形以外の形状の孔を設けたものや、複数の孔を設けたもの等に変更することも可能である。加えて、把手に穿設した孔の周囲を厚肉に形成したものや、把手に穿設した孔の周囲をヒートシールしたものとすることも可能である。
加えて、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、上記実施形態の如く、表裏の胴材、上下の折り込み材を同一の合成樹脂製シートによって形成したものに限定されず、内容部を充填したときに底面となる下側の折り込み材を他の胴材や折り込み材よりも厚い(20〜100μm厚い)合成樹脂製シートによって形成したもの等、一部の構成材料を他の構成材料と異ならせたものでも良い。
加えて、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、上記実施形態の如く、表裏の胴材および上下の折り込み材が単一のシートからなるものに限定されず、複数のシートあるいはフィルム(単層のフィルムの他に積層フィルムやラミネートフィルム等を含む)を積層して表裏の胴材および/または上下の折り込み材を構成したもの等に変更することも可能である。
また、本発明に係るスパウト付きガゼット袋は、上記実施形態の如く、頭シール部にスパウトを固着させたものに限定されず、内容物を充填したときに上面になる部分(上側の折り込み部)にスパウトを固着させたものでも良い。なお、そのように上側の折り込み部にスパウトを固着させる場合には、ガゼット袋の折り畳み易さを損なわないように、スパウトの部材が、折り込み部の折り込み線(谷折りの稜線)と重ならないように、スパウトの固着位置を調整する必要がある。図6、図7は、上側の折り込み部にスパウトを固着したスパウト付きガゼット袋の一例を示したものである。スパウト付きガゼット袋P”は、上側の折り込み材3aの幅方向の略中央の谷折りの稜線と上端縁との中間(谷折りの稜線から折り込み材3aの上下幅(二つ折りした上下幅)の約1/2だけ上方の部分)にスパウト11’が固着されている。
当該スパウト11’は、ポリプロピレンによって注出口部材12’とキャップ13’とを別々に形成してなる2ピースタイプのものである。注出口部材12’は、内容物を抽出するための外周にネジ山を設けた注出部14’の下部に、袋本体1と融着させるための水平な円板状(ドーナッツ板状)の接着部(融着面)15が連設されている。また、キャップ13’は、内周にネジ溝が設けられており、注出口部材12’の注出部14’と螺合可能になっている。そして、スパウト11’は、接着部15’の内面(図6(b)における右側の面)を、折り込み材3a(上記実施形態の合成樹脂シートと同様なもの)の内面(熱接着性面)に熱融着させることによって、当該折り込み材3aに固着されている。そのように構成されたスパウト付きガゼット袋P”は、スパウト11’の熱融着面積が広く確保されているため、前傾させて充填された内容物を抽出する際にスパウト11’がぐらつきにくいので、大量の内容物を所定の容器の中にきわめて容易に抽出することができる。
加えて、上記の如く、上側の折り込み部にスパウトを固着させる場合には、スパウトの固着方法は、円板状の接着部の上面を、折り込み材の内面(熱接着性面)に熱融着させる方法に限定されず、図8の如く、スパウト11’の円板状の接着部15’の外面(図8における左側の面)を、折り込み材の外面(熱接着性面)に熱融着させる方法や、スパウト11’の円板状の接着部15’を、折り込み材を構成した複数の合成樹脂製シートの間に挟み込んで、その接着部の内外両面を、それぞれ、外側の合成樹脂製シートの内面(熱接着性面)、内側の合成樹脂製シートの外面(熱接着性面)に熱融着させる方法等を用いることができる
なお、図8の如く、スパウト11’の円板状の接着部15’の外面を、折り込み材の外面(熱接着性面)に熱融着させる場合には、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱融着性の素材によって上側の折り込み部を形成する方法や、少なくとも片面が熱融着性の複数の合成樹脂製シート(あるいはフィルム)を、表裏とも熱融着性になるように積層して上側の折り込み部を形成する方法等によって、上側の折り込み部の上面を熱融着性にする必要がある。また、スパウト11’の円板状の接着部15’を、折り込み材を構成した複数の合成樹脂製シートの間に挟み込んで、その接着部の内外両面を、それぞれ、外側の合成樹脂製シートの内面(熱接着性面)、内側の合成樹脂製シートの外面(熱接着性面)に熱融着させる場合には、ポリエチレンやポリプロピレン等の熱融着性の素材からなる合成樹脂製シート(あるいはフィルム)、あるいは、少なくとも片面が熱融着性の複数の合成樹脂製シート(あるいはフィルム)を表裏とも熱融着性になるように積層した合成樹脂製シート(あるいはフィルム)の上に、少なくとも片面が熱融着性の合成樹脂製シート(あるいはフィルム)を、その熱融着性の面が内側になるように積層して上側の折り込み部を形成する方法等によって、挟み込まれるスパウトの接着部の外側の合成樹脂製シートの内面、および、挟み込まれるスパウトの接着部の内側の合成樹脂製シートの外面を熱融着性のものとする必要がある。
一方、頭シール部にスパウトを固着する場合には、融着面を鉛直状に設けたスパウトを利用して、その融着面を、表裏いずれかの胴材と折り込み材との間に挟み込んでヒートシールする方法を用いることができる。なお、頭シール部の中央(幅方向における中央)にスパウトを固着すると、内容物を抽出する際に左右のバランスが崩れず、対象の容器に内容物を抽出しやすくなるので好ましい。
本発明のスパウト付きガゼット袋は、上記の如く優れた効果を奏するものであるから、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として好適に用いることができ、特に、大量の内容物を充填可能な大型の包装用袋として好適に用いることができる。
1・・袋本体
1a・・充填部
1b・・把手
2a,2b・・胴材
3a,2b・・折り込み材
5a,5b・・頭シール部
5c,5d・・底シール部
7・・側方シール部
8・・傾斜シール部
11,11’・・スパウト
P,P’,P”・・スパウト付きガゼット袋
W・・幅広部
1a・・充填部
1b・・把手
2a,2b・・胴材
3a,2b・・折り込み材
5a,5b・・頭シール部
5c,5d・・底シール部
7・・側方シール部
8・・傾斜シール部
11,11’・・スパウト
P,P’,P”・・スパウト付きガゼット袋
W・・幅広部
Claims (4)
- 合成樹脂製シートによって袋状に形成された袋本体の上部に合成樹脂製のスパウトが固着されたスパウト付きガゼット袋であって、
袋本体が、表裏2枚の胴材の間の上下に折り込み部を設けたものであり、
袋本体の上下両端縁際がヒートシールされており、かつ、袋本体の左右両側に鉛直なヒートシール部が形成されているとともに、
それらの鉛直なヒートシール部の外側に、把手が一体的に形成されていることを特徴とするスパウト付きガゼット袋。 - 上下両端縁際のヒートシール部分が、鉛直なヒートシール部の付近において、内向きの傾斜状になっていることを特徴とする請求項1に記載のスパウト付きガゼット袋。
- 上側の端縁際のヒートシール部に、スパウトが固着されていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載のスパウト付きガゼット袋。
- 上下の折り込み部を拡げた幅が、表裏の胴材の高さと略同一であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のスパウト付きガゼット袋。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015256981A JP2017119529A (ja) | 2015-12-28 | 2015-12-28 | スパウト付きガゼット袋 |
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JP2015256981A JP2017119529A (ja) | 2015-12-28 | 2015-12-28 | スパウト付きガゼット袋 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2019065769A1 (ja) * | 2017-09-28 | 2020-10-22 | 藤森工業株式会社 | 自立性包装袋 |
WO2023090393A1 (ja) * | 2021-11-22 | 2023-05-25 | 東洋製罐株式会社 | スパウト付きパウチ |
JP2023076300A (ja) * | 2021-11-22 | 2023-06-01 | 東洋製罐株式会社 | スパウト付きパウチ |
-
2015
- 2015-12-28 JP JP2015256981A patent/JP2017119529A/ja active Pending
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WO2023090393A1 (ja) * | 2021-11-22 | 2023-05-25 | 東洋製罐株式会社 | スパウト付きパウチ |
JP2023076300A (ja) * | 2021-11-22 | 2023-06-01 | 東洋製罐株式会社 | スパウト付きパウチ |
JP7476868B2 (ja) | 2021-11-22 | 2024-05-01 | 東洋製罐株式会社 | スパウト付きパウチ |
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