JP2017119530A - ガゼット袋 - Google Patents

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和正 芝田
Kazumasa Shibata
和正 芝田
成実 原
Narumi Hara
成実 原
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Yusuke Sato
雄亮 佐藤
長谷川和美
Kazumi Hasegawa
盛稔 小國
Moritoshi Kokuni
盛稔 小國
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Abstract

【課題】内容物を容易に抽出することができる上、内容物を充填した商品として棚の上等に陳列する際に複数の態様で載置することが可能で実用的なガゼット袋を提供する。
【解決手段】ガゼット袋Pは、上下の両側部に、それぞれ、二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分18とその定幅部分18より幅の狭い幅狭部分19とを有する折り込み部3aと、二つ折りされた一定の幅を有する折り込み部3bとが設けられている。また、それらの上下の折り込み部3a,3bの外側の端縁際に、それぞれ、頭シール部5a,5aおよび底シール部5b,5bが設けられている。そして、上側の折り込み部3aの幅狭部分19の外側の隅部(左隅部)に、裁断して内容物の抽出口を形成するための抽出口形成部11が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、合成樹脂製シートによってマチ付きの袋状に形成されており、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として使用されるガゼット袋に関するものである。
従来、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として、合成樹脂製のシート(一定以上の厚みを有するフィルム、積層フィルム等)で形成した種々のパウチや、左右両サイドに、所謂、マチ(折り込み部)を設けたガゼット袋が広く使用されている。また、それらのパウチやガゼット袋の上端縁に合成樹脂製のスパウト(注出部材)を固着させたスパウト付きパウチやスパウ付きガゼット袋も利用されている(特許文献1)。
かかる特許文献1のスパウ付きガゼット袋は、使用後には小さく折り畳んで廃棄することができる上、内容物を充填させた場合には、下部が直方体状になるため起立させることができ、商品の陳列に適しているので、各種の分野で広く利用されている。
特開2011−31895号公報
しかしながら、上記した特許文献1の如き従来のガゼット袋は、内容物を抽出するための筒状のスパウトが、上端縁の中央に鉛直に起立した状態で固着されているため、内容物が十分に充填されている場合でも、大きな角度で傾斜させなければ、内容物を抽出することができない、という不具合がある。また、特許文献1の如き従来のガゼット袋は、上部中央にスパウトが固着されているため、上部においては左右両サイドのマチを十分に拡げられない構造になっているので、内容物を充填した商品として棚の上等に陳列する場合には、底面を下側にしなければ、安定した状態で起立させておくことができず、商品の陳列態様の自由度が小さい。
本発明の目的は、上記従来のガゼット袋が有する問題点を解消し、内容物を容易に抽出することができる上、内容物を充填した商品として棚の上等に陳列する際に複数の態様で載置することが可能で実用的なガゼット袋を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、合成樹脂製シートによって袋状に形成されたガゼット袋であって、上下の両側部に、それぞれ、二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分およびその定幅部分より幅の狭い幅狭部分を有する折り込み部と、二つ折りされた一定の幅を有する折り込み部とが設けられており、それらの上下の折り込み部の外端縁際(上側の折り込み部の上端縁際および下側の折り込み部の下端縁際)がヒートシールされているとともに、前記上側の折り込み部の幅狭部分の外側(幅方向おける外側)の隅部に、裁断して内容物の抽出口を形成するための抽出口形成部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、合成樹脂製シートによって袋状に形成されたガゼット袋であって、上下の両側部に、それぞれ、二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分およびその定幅部分より幅の狭い幅狭部分を有する折り込み部と、二つ折りされた一定の幅を有する折り込み部とが設けられており、それらの上下の折り込み部の外端縁際(上側の折り込み部の上端縁際および下側の折り込み部の下端縁際)がヒートシールされているとともに、前記上側の折り込み部の幅狭部分の外側(幅方向おける外側)の隅部に、傾斜状の端縁が形成されており、その傾斜状の端縁に、内容物を抽出するためのスパウトが固着されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、上下の端縁際のヒートシール部分の抽出口形成部あるいはスパウト固着部と反対側の端縁際が、内向きの傾斜状になっていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれかに記載された発明において、抽出口形成部あるいはスパウト固着部と同側の鉛直な側端縁際がヒートシールされているとともに、下端縁際のヒートシール部分の抽出口形成部あるいはスパウト固着部と同側の端縁際が、内向きの傾斜状になっていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項1〜4のいずれかに記載された発明において、上側の折り込み部の外端縁際(上端縁際)のヒートシール部分が、折り込み部の幅狭部分の外側(積層方向における外側)に相当する部分に、他の部分より幅広なシール強化部を設けたものであることを特徴とするものである。
請求項1に記載のガゼット袋は、上部の(左右いずれかの)コーナーに抽出口形成部が設けられているので、大きな角度で傾斜させなくても内容物を容易に抽出することができる。また、上下に折り込み部が形成されており、内容物を充填した場合に、上下の折り込み部が拡がるため、大量の内容物を充填できる上、安定した状態で起立させることができる。さらに、請求項1に記載のガゼット袋は、スパウトを介して内容物を抽出する必要がないので、残り少なくなった内容物を滞留させることなく最後までスムーズに抽出することができる。加えて、上部にスパウトを固着させる必要がないので、容易かつ安価に製造することができる。
請求項2に記載のガゼット袋は、上部の(左右いずれかの)コーナーに傾斜状の端縁が設けられており、その傾斜状の端縁にスパウトが固着されているので、大きな角度で傾斜させなくても内容物を容易に抽出することができる。加えて、上下に折り込み部が形成されており、内容物を充填した場合に、上下の折り込み部が拡がるため、大量の内容物を充填できる上、安定した状態で起立させることができる。
請求項3に記載のガゼット袋は、内容物を充填した場合に、表側のシートおよび裏側のシートが、上下のヒートシール部分の内向きの傾斜状部分の基端際で屈曲して、抽出口形成部あるいはスパウト固着部と反対側の部分が直方体状となるので、非常に安定した状態で起立させることができる。また、抽出口形成部あるいはスパウト固着部と反対側の側面を底面とした状態(すなわち、90°回転させた状態)で起立させることもできる。
請求項4に記載のガゼット袋は、内容物を充填した場合に、表側のシートおよび裏側のシートが、下側のヒートシール部分の内向きの傾斜状部分の基端際(抽出口形成部あるいはスパウト固着部と同側の基端際)で屈曲して、抽出口形成部あるいはスパウト固着部と同側の下方の部分が直方体状となるので、きわめて安定した状態で起立させることができる。
請求項5に記載のガゼット袋は、上側の折り込み部の幅狭部分が合成樹脂製シートを多重に折り畳んで形成されている場合でも、その幅狭部分と表裏のシートとのヒートシール強度がシール強化部によって高められているので、充填した内容物が幅狭部分から漏洩する等の事態が生じない。
ガゼット袋を示す説明図(正面図)である(aは正面図であり、bはaにおけるA−A線端面図である)。 ガゼット袋(内容物を充填した状態)を示す説明図(斜視図)である。 折り込み部を形成するための折り込み材を示す説明図である(aは正面図であり、bはaにおける破線で囲んだ部分の平面図である)。 ガゼット袋の変更例を示す説明図(正面図)である。 スパウトを示す説明図である(aは正面図であり、bは底面図であり、cは、側面図である)。 ガゼット袋の変更例を示す説明図(下部の正面図)である。 折り込み材の変更例を示す説明図である(aは正面図であり、bはaにおける破線で囲んだ部分の左側面図である)。 折り込み材の変更例示す説明図(斜視図)である。 抽出口形成部の変更例を示す説明図である。 ガゼット袋の変更例を示す説明図(正面図)である。 ガゼット袋の変更例を製造する様子を示す説明図(正面図)である。
以下、本発明に係るガゼット袋の一実施形態について詳細に説明する。本発明に係るガゼット袋は、合成樹脂製シートによって形成される。ここでいう合成樹脂製シートとは、食品、薬品、化粧品、洗剤等の包装材料として用いられる合成樹脂フィルムを積層した積層フィルム、あるいは合成樹脂フィルムと紙やアルミ箔等とを積層した積層フィルム等のことである。本発明に係るガゼット袋に用いられる合成樹脂製シートは、少なくとも片面(内面)が熱接着性を有している必要がある。
そのような合成樹脂製シートとしては、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のベースフィルムに、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等の熱接着性フィルムを積層したラミネートフィルム等を好適に用いることができる。また、そのようなラミネートフィルムの中間にポリエステルフィルムやナイロンフィルム等を挟み込んだ3層以上のラミネートフィルムも好適に用いることができる。
なお、ベースフィルムや中間層を形成するフィルムは、未延伸のものを用いることも可能であるし、一軸延伸あるいは二軸延伸したものを用いることも可能である。また、ベースフィルムと熱接着性フィルムとの界面、ベースフィルムと中間層を形成するフィルムとの界面、中間層を形成するフィルムと熱接着性フィルムとの界面には、必要に応じて、金属箔層や金属蒸着層を設けることも可能である。一方、合成樹脂製シートの厚みは、特に限定されないが、内容物に対する保存性能や耐破袋強度等の面から、40〜250μmであると好ましく、110〜180μmであるとより好ましい。
本発明に係るガゼット袋は、上記した合成樹脂製シートを、所定の態様で積層し、その積層体の周縁(下部(底部)および/または上部(頭部)および/または側部)をヒートシールして袋状にするとともに、上部の左右のコーナーの少なくとも一方に、裁断して内容物の抽出口を形成するための抽出口形成部を設けること、あるいは、上部の左右のコーナーの少なくとも一方に、傾斜状の端縁を形成し、その傾斜端縁にスパウト(合成樹脂製の抽出部材)を固着させることによって製造される。
本発明に係るガゼット袋の製造においては、各ヒートシール(側方シール部、底シール部、頭シール部、傾斜シール部等)および裁断は、ガゼット製袋機を用いて、一連の加工として実施することも可能であるし、バッチ(非一連)の加工として実施することも可能である。なお、ヒートシールの温度は、特に限定されないが、ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエチレン)フィルムを熱接着性フィルムとする合成樹脂製シートを用いる場合には、170〜210℃の範囲内にするのが好ましい。
また、本発明に係るガゼット袋は、正面視で概ね矩形に形成されるが、その大きさは特に限定されず、高さ、幅ともに概ね50〜350mmの範囲内で、必要に応じて調整することができる。さらに、本発明に係るガゼット袋は、上下両側に折り込み部(合成樹脂製シートを折り込んだ部分、所謂、マチ)を設けることが必要である。また、下側の折り込み部は、二つ折りされた一定の幅(上下幅)を有するものとすることが必要であり、上側の折り込み部は、二つ折りされた一定の幅(上下幅)を有する定幅部分と、その定幅部分より幅(上下幅)の狭い幅狭部分とを有するものとする必要がある。それらの折り込み部の幅(内向きの二つ折り等の方法により折り込んだ部分の上下幅)は、特に限定されず、概ね10〜75mmの範囲内で必要に応じて調整することができる。
一方、上部の左右のコーナーの少なくとも一方に、裁断して内容物の抽出口を形成するための抽出口形成部を設ける場合には、当該抽出口形成部は、使用者が手によって裁断できるように、端縁にくびれ、ノッチ、切り欠き、切り込みを設ける方法、コーナーにミシン目(非貫通孔を直線状あるいは曲線状に並べて形成したもの)を設ける方法、レーザーで直線状あるいは曲線状に溝を形成する(刻設する)方法等によって形成することができる。加えて、抽出口を大きくする目的で、裁断される線分と直交するように、平行な折り込み線(外向きに凸なもの)を設けたり、合成樹脂製の円筒体を溶着したりすることも可能である。なお、抽出口形成部は、使用者によって裁断される線分の傾斜角度(水平線に対する傾斜角度)が40°以上70°未満となるように形成すると、形成された抽出口から内容物を抽出しやすくなるので好ましい。
また、上部の左右のコーナーの少なくとも一方に傾斜端縁を形成し、その傾斜端縁にスパウト(合成樹脂製の抽出部材)を固着させる場合には、当該スパウトとしては、硬質あるいは軟質の合成樹脂によって形成されたもの等を好適に用いることができ、注出口部材(注出部の下部に接着部を連設した部材)とキャップとが別々に成形された2ピースタイプのものでも良いし、注出口部材とキャップとが薄肉部を介して一体的に成形された1ピースタイプのものでも良い。注出口部材の材質は、ガゼット袋の熱接着性フィルムと熱接着(融着)できることが必要であり、そのような材質としては、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレンや高密度ポリエチレン等を挙げることができる。
一方、傾斜端縁の傾斜角度は、特に制限されず、水平線に対して20°〜65°をなす角度の範囲内で、適宜変更することができる。なお、傾斜端縁の傾斜角度を40°以上50°未満となるように調整すると、傾斜端縁の開口部から内容物を充填する際に充填しやすい上、目一杯充填された内容物を抽出する際でも零さないように充填しやすい等のメリットがある。
以下、本発明のガゼット袋の実施例について説明する。
[実施例1]
<ガゼット袋の構成>
図1、図2は、実施例1のガゼット袋を示したものである。ガゼット袋Pは、表裏2枚の略矩形の胴材2a,2b、および、それらの胴材2a,2bの上下の両端縁際に挟み込まれた折り込み材3a,3bによって、正面視が略矩形(横長な長方形状)となるように形成されており、縦×横=140mm×280mmの大きさを有している。
表裏の胴材2a,2bは、厚さ15μmのナイロンフィルム(ベースフィルム)の上に、アルミ蒸着を施した厚さ12μmのポリエステルフィルム(中間層)を、アルミ蒸着面がナイロンフィルムと接合するように積層し、さらにその上に、厚さ130μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)を積層してなる合成樹脂製シートによって形成されている。そして、それらの胴材2a,2bは、それぞれ、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層を内側にした状態で配置されている。
また、図3は、上側の折り込み材3aを示したものであり、上側の折り込み材3aは、胴材2a,2bと同様な合成樹脂製シートからなる横長な帯状体(横幅=約200mm)を、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム層が内側になるように、所定の上下幅(約42mm)の二つ折りにして、その片方の端縁際の部分をさらに斜めに折り曲げた構造を有している。そして、二つ折りした部分が一定の上下幅を有する定幅部分18を構成し、片方の端縁際の四つ折り部分が定幅部分18より上下幅の狭い幅狭部分19を構成した状態になっている。そして、かかる上側の折り込み材3aは、定幅部分18の右側縁(幅狭部分19と反対側の端縁)を胴材2a,2bの右側縁と一致させた状態で、胴材2a,2bの上端縁際に挟み込まれている。
一方、下側の折り込み材3bは、胴材2a,2bと同様な合成樹脂製シートからなる横長な帯状体(横幅が胴材2a,2bと同じ帯状体)を、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム層が内側になるように、所定の上下幅(約42mm)の二つ折りにした構造を有している。そして、それらの上下の折り込み材3a,3bは、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム層を表裏の胴材2a,2bの裏面に対向させた状態で配置されている。
そして、胴材2a,2bと上側の折り込み材3aとの積層部分の内の外端縁際(上端縁際)の部分をヒートシールすることによって、表裏の頭シール部5a,5aが形成されており、胴材2a,2bと下側の折り込み材3bとの積層部分の内の外端縁際(下端縁際)の部分をヒートシールすることによって、表裏の底シール部5b,5bが形成されている。当該頭シール部5a,5aにおいては、表側の胴材2aの裏面と上側の折り込み材3aの裏面、および、裏側の胴材2bの裏面と上側の折り込み材3aの裏面が、それぞれ融着し合っている。また、底シール部5b,5bにおいては、表側の胴材2aの裏面と下側の折り込み材3bの裏面、および、裏側の胴材2bの裏面と下側の折り込み材3bの裏面が、それぞれ融着し合っている。
さらに、頭シール部5a,5aおよび底シール部5b,5bは、それぞれ、一定幅(約7mm)の帯状になっており、右端縁際の部分が次第に幅広となって、最大幅が約42mmの幅広部Wを形成した状態になっている。また、底シール部5b,5bは、左端縁際の部分も次第に幅広となって同様な幅広部Wを形成した状態になっている。加えて、それらの幅広部W,W・・には、それぞれ、エアー抜き部6,6が設けられている。さらに、幅広部W,W・・には、それぞれ、スポット融着部10,10・・が設けられており、それらのスポット融着部10,10・・においては、折り込み材3aあるいは折り込み材3bを貫通するように設けられた貫通孔を介して、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが直接的に融着し合っている。
また、表裏の頭シール部5a,5aの中央よりわずかに左側であって折り込み材3aの幅狭部分19の外側(積層方向における外側)の部分には、それぞれ、略半楕円形状のシール強化部8,8が設けられており、それらのシール強化部8,8の最大幅は、約20mmになっている。なお、それらのシール強化部8,8によって、胴材2a,2bの間に挟み込まれた折り込み材3aの幅狭部分19(四つ折り部分)が強固に融着された状態になっている。
一方、ガゼット袋Pの右側の端縁際には、胴材2a,2bを全幅に亘ってヒートシールすることによって、一定の幅(約6mm)の帯状の側方シール部7bが形成されており、頭シール部5a,5aおよび底シール部5b,5bの幅広部W,W・・と重なり合っている。そして、その側方シール部7b(頭シ−ル部5aの幅広部Wおよび底シール部5bの幅広部Wを除いた部分)においては、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが融着し合っている。
また、図1、図2の如く、ガゼット袋Pの左上方のコーナー(隅部)には、使用者が手によって裁断して抽出口を形成するための抽出口形成部11が形成されている。すなわち、ガゼット袋Pの左上方のコーナーにおいては、頭シール部5aの左端から所定の長さ(約40mm)だけ内側の位置に、深さ約2.0mmのV字状のノッチ12が形成されており、そのノッチ12から約50°の傾斜角度で左下がりに、ミシン目(非貫通孔を直線状に並べて形成したもの)13が設けられており、左端縁に達した状態になっている。
<ガゼット袋の使用方法および機能>
上記の如く構成された実施例1のガゼット袋Pは、ヒートシールされていない左側の端縁(抽出口形成部11と底シール部5b,5bとを繋ぐ端縁)の開口部O(頭シール部5aから底シール部5b,5bまでの部分)を上にした状態(すなわち、90°右側に回転させた状態)で、当該開口部Oから内容物を充填させて用いられる。そして、内容物を充填した後に、その左端縁の開口部Oの胴材2a,2bをヒートシールすることによって、一定の幅(約7mm)の帯状の側方シール部7aを形成するとともに、ガゼット袋Pを密封する。かかる側方シール部7aを形成する際には、側方シール部7aが頭シール部5aおよび底シール部5b,5bの幅広部W,W・・と重なり合うように形成する(なお、図2の斜視図は、ガゼット袋Pに内容物を充填した状態を示している)。
ガゼット袋Pに上記の如く内容物を充填させると、右上方の部分において折り込み材3aの二つ折りになっている定幅部分18が拡がるとともに、右下方の部分において二つ折りになっている折り込み材3bが拡がる。そのため、右側の側方シール部7bの内側において、表側の胴材2aおよび裏側の胴材2bが、表裏の頭シール部5a,5aの幅広部W,Wの基端(一定幅の部分と幅広の部分との境界)際で屈曲して矩形状の右側面を形成するため、右側の部分が直方体状となる。また、ガゼット袋Pの左下方の部分において、表側の胴材2aおよび裏側の胴材2bが、表裏の底シール部5b,5bの幅広部W,Wの基端(一定幅の部分と幅広の部分との境界)際で屈曲して矩形状の左側面を形成するため、左下方の部分も直方体状となる。そのため、ガゼット袋Pは、前後方向に倒れにくくなり、安定した状態で起立させることができる。
そして、内容物を抽出する場合には、作業者の手によって、抽出口形成部11のノッチ12を起点として斜め下方に向けてミシン目(図1における破線)13に沿って裁断して抽出口を形成する。なお、胴材2a,2bは、ベースフィルムおよび中間層がいずれも二軸延伸フィルムであるため、容易に手で裁断することができる。そのように抽出口を形成したガゼット袋Pは、従来の(上端縁の中央にスパウトが固着された)ガゼット袋に比べて、小さな傾斜角度で、内容物を抽出することができる。
<ガゼット袋による効果>
実施例1のガゼット袋Pは、上記の如く、上下の両側部に、それぞれ、二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分18およびその定幅部分18より幅の狭い幅狭部分19を有する折り込み部3aと、二つ折りされた一定の幅を有する折り込み部3bとが設けられており、それらの上下の折り込み部3a,3bの外端縁際(上下方向における端縁際)がヒートシールされている(頭シール部5a,5aおよび底シール部5b,5b)とともに、上側の折り込み部3aの幅狭部分19の外側(幅方向における外側)の隅部(すなわち、左隅部)に、裁断して内容物の抽出口を形成するための抽出口形成部11が設けられている。そのような構造を有する実施例1のガゼット袋Pは、大きな角度で傾斜させなくても内容物を容易に抽出することができる。また、上下に折り込み部3a,3bが形成されており、内容物を充填した場合に、上下の折り込み部3a,3bが開くため、大量の内容物を充填できる上、安定した状態で起立させることができる。さらに、ガゼット袋Pは、スパウトを介して内容物を抽出する必要がないので、残り少なくなった内容物を滞留させることなく最後までスムーズに抽出することができる。加えて、上部にスパウトを固着させる必要がないので、容易かつ安価に製造することができる。
また、実施例1のガゼット袋Pは、頭シール部5a,5aおよび底シール部5b,5bの抽出口形成部11と反対側の端縁際が、内向きの傾斜状になっている(すなわち、広幅部Wが設けられている)ので、内容物を充填した場合に、表側の胴材2aおよび裏側の胴材2bが、頭シール部5a,5aおよび底シール部5b,5bの広幅部Wの基端際で屈曲して、抽出口形成部11と反対側の部分が直方体状となるので、非常に安定した状態で起立させることができる。また、抽出口形成部11と反対側の側面を底面とした状態(すなわち、90°回転させた状態)で起立させることもできる。
さらに、実施例1のガゼット袋Pは、抽出口形成部11と同側の鉛直な側端縁際がヒートシールされている(側方シール部7a)とともに、底シール部5b,5bの抽出口形成部11と同側の端縁際が、内向きの傾斜状になっている(すなわち、広幅部Wが設けられている)ため、内容物を充填した場合に、表側の胴材2aおよび裏側の胴材2bが、底シール部5b,5bの広幅部Wの基端際で屈曲して、抽出口形成部11と同側の下方の部分が直方体状となるので、きわめて安定した状態で起立させることができる。
さらに、実施例1のガゼット袋Pは、上側の折り込み部3aの外端縁際(上端縁際)のヒートシール部分(頭シール部5a,5a)が、折り込み部3aの幅狭部分19の外側に相当する部分に、他の部分より幅広なシール強化部8,8を設けたものであり、幅狭部分19が合成樹脂製シートを多重に折り畳んで形成されているにもかかわらず、その幅狭部分19と表裏の胴材2a,2bとのヒートシール強度がシール強化部8,8によって高められているので、充填した内容物が幅狭部分19から漏洩する等の事態が生じない。
[実施例2]
<ガゼット袋の構成>
図4は、実施例2のガゼット袋を示したものである。実施例2のガゼット袋P’は、表裏の胴材2a,2bの左上方が斜めに裁断されており、上端縁と左側端縁とを繋ぐように傾斜状の端縁(傾斜端縁)4が形成されている。当該傾斜端縁4は、頭シール部5aの左端から所定の長さ(約40mm)だけ内側の位置から、左側縁に繋がるように形成されている。また、傾斜端縁4は、水平な上端縁に対して、約50°左下がりに傾斜しており、約60mmの長さを有している。
また、ガゼット袋P’の左側縁際には、胴材2a,2bを全幅に亘ってヒートシールすることによって、一定の幅(約6mm)の帯状の側方シール部7aが予め(内容物を充填する前に)形成されており、底シール部5b,5bの幅広部W,W・・と重なり合っている。そして、その側方シール部7a(底シール部5bの幅広部Wを除いた部分)においては、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが融着し合っている。
そして、傾斜端縁4の略中央に、スパウトSが固着されている。図5は、スパウトSを示したものであり、スパウトSは、注出口部材12とキャップ13とが別々に形成された、所謂、2ピースタイプのものであり、注出口部材12、キャップ13とも、ポリエチレンによって形成されている。注出口部材12は、内容物を抽出するための注出部14の下部に、表裏の胴材2a,2bと融着させるための水平断面が略菱形で四層構造の接着部15が連設されている。また、接着部15の左右には、薄板状の融着補助片16,16が突設されている。かかる接着部15は、約10mmの高さを有している。
上記の如く構成されたスパウトSは、傾斜端縁4において、接着部15を表裏2枚の胴材2a,2bの間に挿入し、その接着部15の外側に位置した胴材2a,2bの上に、所定の温度(約210±5℃)に加熱した凹状の湾曲面を設けた熱板Pを押し付け、スパウトSの接着部15と胴材2a,2bの裏面とを、所定の幅(約7mm)の帯状にヒートシールすることによって、胴材2a,2bの間に固着(融着)されている。そして、ガゼット袋P’の左上方においては、傾斜端縁4のヒートシール部分(傾斜シール部17)の下端際と側方シール部7aとが重なり合い、傾斜シール部17の上端際と頭シール部5aとが重なり合っている。なお、スパウトSを固着させた傾斜端縁4周辺以外のガゼット袋P’の構造は、上記した実施例1のガゼット袋Pの構造と同様である。そして、上記の如く構成された実施例2のガゼット袋P’は、スパウトSの抽出部14から内容物を充填させて用いられる。
<ガゼット袋による効果>
実施例2のガゼット袋P’は、実施例1のガゼット袋Pと同様に、上下の両側部に、それぞれ、二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分18およびその定幅部分18より幅の狭い幅狭部分19を有する折り込み部3aと、二つ折りされた一定の幅を有する折り込み部3bとが設けられており、それらの上下の折り込み部3a,3bの外端縁際(上下方向における端縁際)がヒートシールされている(頭シール部5a,5aおよび底シール部5b,5b)とともに、上側の折り込み部3aの幅狭部分19の外側(幅方向における外側)の隅部(すなわち、左隅部)に、傾斜端縁4が形成されており、その傾斜端縁4に、内容物を抽出するためのスパウトSが固着されている。そのような構造を有する実施例2のガゼット袋P’は、実施例1のガゼット袋Pと同様に、大きな角度で傾斜させなくても内容物を容易に抽出することができる上、内容物を充填した場合に、上下の折り込み部3a,3bが開くため、大量の内容物を充填できる上、安定した状態で起立させることができる。
<ガゼット袋の変更例>
本発明に係るガゼット袋の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、胴材や折り込み部を形成するための合成樹脂製シートの材質、大きさ(高さ、幅、マチの幅、マチの構造等)、底シール部、側方シール部、頭シール部、傾斜シール部、抽出口形成部、スパウトの形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
たとえば、胴材や折り込み部を形成するための合成樹脂製シートは、上記実施形態の如く、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものに限定されず、他の材質の合成樹脂フィルムを積層させたものでも良い。なお、合成樹脂製シートとして、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものを用いた場合には、胴材や折り込み部の強度が良好なものとなるとともに、ガゼット袋の製造が容易なものとなる。
また、本発明に係るガゼット袋は、上記実施形態の如く、片側の側縁(抽出口形成部あるいはスパウトの設置側の側縁)をヒートシールしていない開口部としたものに限定されず、反対側の側縁をヒートシールしていない開口部としたもの等に変更することも可能である。
さらに、本発明に係るガゼット袋は、上記実施形態の如く、頭シール部5aおよび底シール部5bの側端縁際(抽出口形成部あるいはスパウトの設置側と反対側の側端縁際)が中側から外側にかけて次第に幅広になったものに限定されず、図6(a)の如く、頭シール部5aおよび底シール部5bの側端縁際(抽出口形成部あるいはスパウトの設置側と反対側の側端縁際)に、一定幅の帯状の傾斜状シール部5c,5cとを設けたものや、図6(b)の如く、頭シール部5aおよび底シール部5bの側端縁際に、一定幅の帯状の傾斜状シール部5c,5cを設けるとともに、それらの傾斜状シール部5c,5cの外側の部分を裁断したもの等に変更することも可能である。加えて、本発明に係るガゼット袋を、図6(a),(b)の如き形状とする場合でも、抽出口形成部あるいはスパウトの設置側と反対側の側端縁をヒートシールされていない開口部とすることも可能である(すなわち、当該側端縁から内容物を充填した後に当該側端縁をヒートシールして使用するものとすることも可能である)。
一方、上側の折り込み部を構成する折り込み材は、上記実施形態の如く、横長な帯状体を所定の上下幅の二つ折りにして、その片側の部分をさらに(前方あるいは後方へ)斜めに折り曲げた構造を有するものに限定されず、図7の如く、横長な帯状体を所定の幅の二つ折りにして、片側の部分を水平断面がM字状になるように中側へ斜めに折り曲げた構造を有するものや、図8の如く、二つ折りされた定幅部分と幅狭部分とが連なる形状に一体的に形成されたもの等に変更することも可能である。
加えて、ガゼット袋に抽出口形成部を設ける場合には、当該抽出口形成部は、上記実施形態の如く、上端縁に設けられたノッチとミシン目とからなるものに限定されず、図9(a)の如く、端縁にノッチ(上記実施形態のノッチの0.5〜3倍の長さを有するもの)のみを設けたもの、図9(b)の如く、コーナーにミシン目(非貫通孔を直線状あるいは曲線状に並べて形成したもの)のみを設けたもの等に変更することも可能である。また、抽出口形成部は、上記実施形態の如く、2枚の平坦な胴材が重なり合った状態のものに限定されず、図9(c)の如く、抽出口を大きくする目的で、裁断される線分と直交するように、平行な折り込み線(外向きに凸なもの)20,20を設けたものや、図9(d)の如く、合成樹脂製の円筒体21を溶着したもの等に変更することも可能である。さらに、抽出口形成部は、上記実施形態の如く、反対側のコーナー(抽出口形成部を設けていないコーナー)と同様な大きさに形成されたものに限定されず、図9(e)の如く、反対側のコーナーよりも大きく形成されたものに変更することも可能である。
また、ガゼット袋は、上記実施形態の如く、上下の折り込み部の長さ(左右の幅)が異なるものに限定されず、上下の折り込み部の長さを同一にしたものに変更することも可能である。図10は、上下の折り込み部の長さを同一にしたガゼット袋を示したものであり、ガゼット袋Pは、上側の折り込み部3aの長さ(横幅=約200mm)と下側の折り込み部3bの長さとが同じになっている(すなわち、上側の折り込み部3aの定幅部分18の右端縁から幅狭部分19の左端縁までの長さと、下側の折り込み部3bの右端縁から左端縁までの長さとが等しくなっている)。そして、左上部においては、表裏の胴材2a,2bが、矩形状の部分から左上方へ突出して、突出部分15を形成した状態になっている。さらに、その突出部分15に、抽出口形成部11’が形成された状態になっている。
当該突出部分15は、上部が略矩形状(幅×高さ=約20mm×約20mm)になっており、その上端縁が水平になっている。また、突出部分15の上部の左端縁は、鉛直になっており、(水平線に対して)所定の角度(約45°)に傾斜した部分を介して、下側の折り込み部3bの左端縁と繋がっている。また、突出部分15の上部は、左端縁際の一部を残してヒートシールされており、当該ヒートシール部分は、頭シール部5aと繋がっている(すなわち、頭シール部5aが、突出部分15の上部まで伸びている)。一方、突出部分15の下部の傾斜した左端縁際の部分は、略一定幅(約6mm)でヒートシールされており、当該ヒートシール部分は、底シール部5bの幅広部Wと繋がっている(すなわち、底シール部5bが、突出部分15の左下部まで伸びている)。そして、突出部分15の上部のヒートシール部分と、突出部分15の下部の傾斜した左端縁際のヒートシール部分との間が、ヒートシールされていない開口部Oになっている。
そして、突出部分15の上部の右端縁の基端に、所定の深さ(約5mm)のV字状のノッチ12’が左向きに形成されている。さらに、そのノッチ12’の先端から約30°の傾斜角度で左下がりに、ミシン目(非貫通孔を直線状に並べて形成したもの)13’が設けられており、突出部分15の鉛直な左端縁に達した状態になっている(それらのノッチ12’およびミシン目13’によって、抽出口形成部11’が形成された状態になっている)。なお、ミシン目13’の中間は、突出部分15の上部のヒートシール部分以外の部分を通過した状態になっている。
上記の如く構成されたガゼット袋Pも、上記実施形態のガゼット袋P,P’と同様に、ヒートシールされていない開口部Oを上にした状態(すなわち、90°右側に回転させた状態)で、当該開口部Oから内容物を充填させた後に、その開口部Oの胴材2a,2bにヒートシールを施して、一定の幅(約7mm)の帯状の側方シール部7aを形成することによって密封して用いられる。かかる側方シール部7aを形成する際には、側方シール部7aが頭シール部5a(突出部分15の上部)および底シール部5b,5b(突出部分15の左下部の傾斜状の部分)と重なり合うように形成する。かかるガゼット袋Pも、上記実施形態のガゼット袋P,P’と同様に、大きな角度で傾斜させなくても内容物を容易に抽出することができる。また、上下に折り込み部3a,3bが形成されており、内容物を充填した場合に、上下の折り込み部3a,3bが開くため、大量の内容物を充填できる上、安定した状態で起立させることができる。
さらに、ガゼット袋Pは、上下の折り込み部3a,3bの長さが同一であるため、製造時に、上下の折り込み部3a,3bを一緒に形成する簡易な製造方法を採用することが可能となる。図11は、かかる製造方法の一例を示したものであり、ガゼット袋Pを製造する場合には、表裏の胴材2a,2bを形成するための長尺な2枚の合成樹脂製シートS,Sの間に、上下の折り込み部3a,3bを一緒に形成するため筒状体(左下部を内向きに折り込んだ筒状体)T,T・・を等間隔で挟み込み、上下にガゼット袋P,P・・が連続するように、所定の位置でヒートシールして(すなわち、頭シール部5a,5a、底シール部5b,5b、側方シール部7b等を形成して)、所定の外形となるように(筒状体T,T・・の中間の裁断線C,C・・を含めて)裁断する、という製造方法を採用することができる。したがって、ガゼット袋P,P・・は、非常に容易に製造することができる。
本発明のガゼット袋は、上記の如く優れた効果を奏するものであるから、食品、薬品、化粧品、洗剤等の各種の液体や粉体等の包装用袋として好適に用いることができる。
2a,2b・・胴材
3a,2b・・折り込み材
4・・傾斜端縁
5a・・頭シール部
5b・・底シール部
7a,7b・・側方シール部
8・・シール強化部
11,11’・・抽出口形成部
12,12’・・ノッチ
13,13’・・ミシン目
15・・突出部分
18,18’,18”・・定幅部分
19,19’,19”・・幅狭部分
P,P’,P・・ガゼット袋
W・・幅広部

Claims (5)

  1. 合成樹脂製シートによって袋状に形成されたガゼット袋であって、
    上下の両側部に、それぞれ、二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分およびその定幅部分より幅の狭い幅狭部分を有する折り込み部と、二つ折りされた一定の幅を有する折り込み部とが設けられており、
    それらの上下の折り込み部の外端縁際がヒートシールされているとともに、
    前記上側の折り込み部の幅狭部分の外側の隅部に、裁断して内容物の抽出口を形成するための抽出口形成部が設けられていることを特徴とするガゼット袋。
  2. 合成樹脂製シートによって袋状に形成されたガゼット袋であって、
    上下の両側部に、それぞれ、二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分およびその定幅部分より幅の狭い幅狭部分を有する折り込み部と、二つ折りされた一定の幅を有する折り込み部とが設けられており、
    それらの上下の折り込み部の外端縁際がヒートシールされているとともに、
    前記上側の折り込み部の幅狭部分の外側の隅部に、傾斜状の端縁が形成されており、その傾斜状の端縁に、内容物を抽出するためのスパウトが固着されていることを特徴とするガゼット袋。
  3. 上下の端縁際のヒートシール部分の抽出口形成部あるいはスパウト固着部と反対側の端縁際が、内向きの傾斜状になっていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載のガゼット袋。
  4. 抽出口形成部あるいはスパウト固着部と同側の鉛直な側端縁際がヒートシールされているとともに、
    下端縁際のヒートシール部分の抽出口形成部あるいはスパウト固着部と同側の端縁際が、内向きの傾斜状になっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のガゼット袋。
  5. 上側の折り込み部の外端縁際のヒートシール部分が、折り込み部の幅狭部分の外側に相当する部分に、他の部分より幅広なシール強化部を設けたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガゼット袋。
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