JP2019018481A - 包装袋の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】フィンを付設してなる包装袋を、シンプルな製造プロセスで、歩留まり良く効率的に、かつ安価に製造することを可能とする包装袋の製造方法を提供する。
【解決手段】包装袋Pの製造方法は、(a)一定幅の長尺な合成樹脂フィルムFの左右を内向きに折り返すとともに、片側の折り返し部分R1を外向きに折り返して、他側の折り返し部分R2と重ね合わせることによって長尺状折畳み体11を形成する折畳み工程、(b)形成された長尺状折畳み体11に、所定の幅のヒートシールを合成樹脂フィルムFの長手方向と直交するように等間隔で施すヒートシール工程、(c)ヒートシール部分の中間で、合成樹脂フィルムFを裁断する裁断工程、および、(d)片側の折り返し部分R1と他側の折り返し部分R2とをヒートシールすることによって収納領域を密封するとともに支承片を形成する支承片形成工程を有している。
【選択図】図2
【解決手段】包装袋Pの製造方法は、(a)一定幅の長尺な合成樹脂フィルムFの左右を内向きに折り返すとともに、片側の折り返し部分R1を外向きに折り返して、他側の折り返し部分R2と重ね合わせることによって長尺状折畳み体11を形成する折畳み工程、(b)形成された長尺状折畳み体11に、所定の幅のヒートシールを合成樹脂フィルムFの長手方向と直交するように等間隔で施すヒートシール工程、(c)ヒートシール部分の中間で、合成樹脂フィルムFを裁断する裁断工程、および、(d)片側の折り返し部分R1と他側の折り返し部分R2とをヒートシールすることによって収納領域を密封するとともに支承片を形成する支承片形成工程を有している。
【選択図】図2
Description
本発明は、食品、化粧品、医薬品等の分野において使用されている袋本体の背面からフィン(支承片)を突出させた自立性の高い包装袋の製造方法に関するものである。
従来より、食品、化粧品、医薬品等を包装(収納)するための包装袋として、合成樹脂フィルムによって形成された背貼り袋、封筒貼り袋、三方シール袋、四方シール袋等の平袋が用いられている。ところが、それらの平袋は、自立性がなく、内容物を収納した状態で開封した際に、誤って手放すと、内容物が流出したり、開口部が接地して汚れたりしてしまう。それゆえ、それらの平袋の背面に、支えとなるフィン(支承片)を付設したものが開発されている。
また、そのようなフィンを付設した包装袋(平袋)の製造方法として、特許文献1の如く、合成樹脂フィルムの左右両端部をシールしてフィンを形成する工程、合成樹脂フィルムの下辺をシールする工程、内容物を充填する工程、合成樹脂フィルムの下辺をシールする工程の四つの工程を有する製造方法が知られている。
しかしながら、上記特許文献1の如き従来のフィンを付設してなる包装袋の製造方法は、内容物を充填した包装袋を形成するまでに、3回ものヒートシールを行う必要があるため、非常に製造効率が悪く、安価に製造することができない、という不具合があった。
本発明の目的は、上記特許文献1の如き従来のフィン(支承片)を付設してなる包装袋の製造方法が有する問題点を解消し、フィンを付設してなる包装袋を、シンプルな製造プロセスで、歩留まり良く効率的に、かつ安価に製造することを可能とする包装袋の製造方法を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、合成樹脂フィルムによって矩形状の袋本体の背面から矩形の支承片を突出させた形状を有する包装袋を製造するための製造方法であって、下記の(a)〜(d)の工程を有することを特徴とするものである。
(a)一定幅の長尺な合成樹脂フィルムの左右を内向きに折り返すとともに、片側の折り返し部分を外向きに折り返して、他側の折り返し部分と重ね合わせることによって長尺状折畳み体を形成する折畳み工程
(b)形成された長尺状折畳み体に、所定の幅のヒートシールを合成樹脂フィルムの長手方向と直交するように等間隔で施すヒートシール工程
(c)ヒートシール部分の中間で、合成樹脂フィルムを裁断する裁断工程
(d)片側の折り返し部分と他側の折り返し部分とをヒートシールすることによって収納領域を密封するとともに支承片を形成する支承片形成工程
(a)一定幅の長尺な合成樹脂フィルムの左右を内向きに折り返すとともに、片側の折り返し部分を外向きに折り返して、他側の折り返し部分と重ね合わせることによって長尺状折畳み体を形成する折畳み工程
(b)形成された長尺状折畳み体に、所定の幅のヒートシールを合成樹脂フィルムの長手方向と直交するように等間隔で施すヒートシール工程
(c)ヒートシール部分の中間で、合成樹脂フィルムを裁断する裁断工程
(d)片側の折り返し部分と他側の折り返し部分とをヒートシールすることによって収納領域を密封するとともに支承片を形成する支承片形成工程
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、支承片形成工程(d)が、重なり合った2つの折り返し部分の全体をヒートシールするものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、折畳み工程が、合成樹脂フィルムの左右を、全体の1/3の幅ずつ内向きに折り返すものであることを特徴とするものである。
請求項1に記載の包装袋の製造方法によれば、自立性の高い包装袋を、シンプルな製造プロセスで、歩留まり良く効率的に、かつ安価に製造することが可能となる。
請求項2に記載の包装袋の製造方法によれば、支承片の強度が高くきわめて自立性の高い包装袋を、効率的に、かつ安価に製造することが可能となる。
請求項3に記載の包装袋の製造方法によれば、袋本体に対する支承片の長さ(高さ)のバランスが良好できわめて自立性の高い包装袋を、効率的に、かつ安価に製造することが可能となる。
本発明に係る製造方法においては、包装袋の形成材料として合成樹脂フィルム(あるいは合成樹脂シート)が用いられる。ここでいう合成樹脂フィルム(あるいは合成樹脂シート)とは、食品、薬品、化粧品、洗剤等の包装材料として用いられる単一の合成樹脂フィルム、あるいは複数の合成樹脂フィルムを積層した積層フィルム、もしくは合成樹脂フィルムと紙やアルミ箔等とを積層した積層フィルム等のことである。本発明に係る包装袋に用いられる合成樹脂フィルム(あるいは合成樹脂シート)は、少なくとも片面(内面)が熱接着性を有している必要がある。
そのような合成樹脂フィルムとしては、ポリエステルフィルム、ナイロンフィルム、ポリプロピレンフィルム等のベースフィルムに、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等の熱接着性フィルムを積層したラミネートフィルム等を好適に用いることができる。また、そのようなラミネートフィルムの中間にポリエステルフィルムやナイロンフィルム等を挟み込んだ3層以上のラミネートフィルムも好適に用いることができる。
なお、ベースフィルムや中間層を形成するフィルムは、未延伸のものを用いることも可能であるし、一軸延伸あるいは二軸延伸したものを用いることも可能である。また、ベースフィルムと熱接着性フィルムとの界面、ベースフィルムと中間層を形成するフィルムとの界面、中間層を形成するフィルムと熱接着性フィルムとの界面には、必要に応じて、金属箔層、金属蒸着層や無機蒸着層等を設けることも可能である。一方、合成樹脂フィルムの厚みは、特に限定されないが、内容物に対する保存性能や耐破袋強度等の面から、40〜250μmであると好ましく、110〜180μmであるとより好ましい。
本発明に係る包装袋の製造方法は、上記した合成樹脂フィルム(一定幅の長尺状のもの)を、折畳み工程(a)、ヒートシール工程(b)、裁断工程(c)、支承片形成工程(d)を含む製造工程によって、所定の態様で折畳み、その折畳み後の長尺状折畳み体の所定の部分をヒートシールし、所定の部位で裁断することにより包装袋(すなわち、背面から支承片(フィン)を突出させた包装袋)を製造するものである。
折畳み工程(a)、ヒートシール工程(b)、裁断工程(c)、支承片形成工程(d)は、ガゼット製袋機を用いて、一連の加工として実施することも可能であるし、バッチ(非一連)の加工として実施することも可能である。なお、ヒートシールの温度は、特に限定されないが、ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエチレン)フィルムを熱接着性フィルムとする合成樹脂フィルムを用いる場合には、170〜210℃の範囲内にするのが好ましい。
また、本発明に係る製造方法によって製造される包装袋は、正面視で概ね矩形のものであるが、その大きさは特に限定されず、高さ、幅ともに概ね50〜350mmの範囲内で、必要に応じて調整することができる。
以下、本発明に係る包装袋の製造方法について実施例に基づいてより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例の態様に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変更することが可能である。
<包装袋の製造方法>
図1〜図5は、本発明に係る包装袋の製造方法の一実施形態を示したものである。本発明に係る製造方法によって、支承片(フィン)を付設した包装袋を製造する際には、まず、連続的に供給される一定の幅(720mm)を有する長尺状で所定の厚み(160μm)の合成樹脂フィルムFを、所定の対応で折り畳む。なお、合成樹脂フィルムFは、上面を熱接着性面とした状態で配置される。
図1〜図5は、本発明に係る包装袋の製造方法の一実施形態を示したものである。本発明に係る製造方法によって、支承片(フィン)を付設した包装袋を製造する際には、まず、連続的に供給される一定の幅(720mm)を有する長尺状で所定の厚み(160μm)の合成樹脂フィルムFを、所定の対応で折り畳む。なお、合成樹脂フィルムFは、上面を熱接着性面とした状態で配置される。
すなわち、図1(a)の如く、当該合成樹脂フィルムFを、幅を三等分する2点において長手方向に沿って谷折りすることによって(折り曲げ線α,α)、左右に折り返し部R1,R2を形成する(なお、折り返し部R1,R2以外の中央の部分をベース部Bとする)。しかる後、図1(b)の如く、それらの内の片方の折り返し部R1を、幅方向の中央おいて長手方向に沿って山折りすることにより(折り曲げ線β)、片側の折り返し部R1に、反対側の折り返し部R2を重なり合わせて、長尺状折畳み体11を形成する(折畳み工程)。図2は、形成された長尺状折畳み体11を示したものであり、この長尺状折畳み体11における2枚の折り返し部R1,R2の重なり合った部分が、最終的に支承片3となる部分である。
しかる後、図3の如く、上記の如く形成された長尺状折畳み体11に対して、等間隔(144mm間隔)で、一定幅(14mm)のヒートシールを、長手方向に対して直交するように実施する(ヒートシール工程)。そのように等間隔でヒートシールを実行することによって、(当該ヒートシール部分においては)図3(b)の如く、折り返し部R1の端縁際の部分(折り曲げ線βの外側の部分)の外面と反対側の折り返し部R2の端縁際の部分の内面とがヒートシールされるとともに、折り返し部R1の内側の部分(折り曲げ線βの内側の部分)の内面とベース部Bの内面とがヒートシールされる。また、長尺状折畳み体11の内部が、ヒートシール部分Hによって区切られた収納空間となる。
さらに、そのように長尺状折畳み体11に断続的にヒートシールを施した後には、図4の如く、それらのヒートシール部分Hの略中央(裁断線γ)で、長尺状折畳み体11を裁断する(裁断工程)。そのように、長尺状折畳み体11を裁断することによって、袋本体2の背面から支承片3を突出させた包装袋P’(半製品)が形成される(なお、当該包装袋P’においては、折畳み工程で重ね合わされた2枚の折り返し部R1,R2の外端縁部分のみが開口した状態になっている)。
しかる後、その包装袋P’の内部に、収納物を充填する。かかる収納物の充填は、折畳み工程で重ね合わされた2枚の折り返し部R1,R2の端縁の開口部から実施する。そして、内容物を充填した後には、重なり合った2枚の折り返し部R1,R2の全面を、それらの2枚の折り返し部R1,R2を挟み込んだ状態でヒートシールする。かかるヒートシールによって、収納物を充填した袋本体2の内部が密封されるとともに、2枚の合成樹脂フィルムが貼着し合った強度の高い支承片3が形成される。
<包装袋の構成>
図5は、上記の如く形成された包装袋Pを示したものである。包装袋Pは、合成樹脂フィルムFを折り曲げることによって、所定の大きさ(縦×横=240mm×130mm)の矩形の三方袋状の袋本体2が形成されている。そして、その袋本体2は、左右両サイドが所定の幅(7mm幅)でヒートシールされており、背面の高さ方向における中間から、2枚の合成樹脂フィルムF,Fをヒートシールしてなる矩形の支承片3が、水平状に突出した状態になっている。
図5は、上記の如く形成された包装袋Pを示したものである。包装袋Pは、合成樹脂フィルムFを折り曲げることによって、所定の大きさ(縦×横=240mm×130mm)の矩形の三方袋状の袋本体2が形成されている。そして、その袋本体2は、左右両サイドが所定の幅(7mm幅)でヒートシールされており、背面の高さ方向における中間から、2枚の合成樹脂フィルムF,Fをヒートシールしてなる矩形の支承片3が、水平状に突出した状態になっている。
なお、支承片3の幅は、袋本体2の幅と同一であり、支承片3の高さは、袋本体2の高さの1/2となっている。また、支承片3を構成する合成樹脂フィルムFは、袋本体2の表裏の胴材を構成している合成樹脂フィルムFと同一である。すなわち、裏側の胴材の上半分を構成している合成樹脂フィルムF、および、裏側の胴材の上半分を構成している合成樹脂フィルムFが、それぞれ、外向きに折り返されて重ねられ、ヒートシールされることによって支承片3が形成された状態になっている。
上記の如く構成された包装袋Pは、内容物が充填された状態で、図5(b)の如く、支承片3を、その先端が袋本体から離反するように開くことによって、支承片3を支えとして機能させることができ、安定した状態で自立させることができる。
<包装袋の製造方法による効果>
上記した包装袋Pの製造方法は、下記の(a)〜(d)の工程を有している。
(a)一定幅の長尺な合成樹脂フィルムFの左右を内向きに折り返すとともに、片側の折り返し部分R1を外向きに折り返して、他側の折り返し部分R2と重ね合わせることによって長尺状折畳み体11を形成する折畳み工程
(b)形成された長尺状折畳み体11に、所定の幅のヒートシールを合成樹脂フィルムFの長手方向と直交するように等間隔で施すヒートシール工程
(c)ヒートシール部分Hの中間で、合成樹脂フィルムFを裁断する裁断工程
(d)片側の折り返し部分R1と他側の折り返し部分R2とをヒートシールすることによって収納領域を密封するとともに支承片3を形成する支承片形成工程
したがって、かかる包装袋Pの製造方法によれば、自立性の高い包装袋Pを、シンプルな製造プロセスで歩留まり良く効率的に、かつ安価に製造することが可能となる。
上記した包装袋Pの製造方法は、下記の(a)〜(d)の工程を有している。
(a)一定幅の長尺な合成樹脂フィルムFの左右を内向きに折り返すとともに、片側の折り返し部分R1を外向きに折り返して、他側の折り返し部分R2と重ね合わせることによって長尺状折畳み体11を形成する折畳み工程
(b)形成された長尺状折畳み体11に、所定の幅のヒートシールを合成樹脂フィルムFの長手方向と直交するように等間隔で施すヒートシール工程
(c)ヒートシール部分Hの中間で、合成樹脂フィルムFを裁断する裁断工程
(d)片側の折り返し部分R1と他側の折り返し部分R2とをヒートシールすることによって収納領域を密封するとともに支承片3を形成する支承片形成工程
したがって、かかる包装袋Pの製造方法によれば、自立性の高い包装袋Pを、シンプルな製造プロセスで歩留まり良く効率的に、かつ安価に製造することが可能となる。
また、包装袋Pの製造方法は、重なり合った2つの折り返し部分R1,R2の全体をヒートシールするものであるため、この製造方法によれば支承片3の強度が高くきわめて自立性の高い包装袋Pを、効率的に、かつ安価に製造することが可能となる。
さらに、包装袋Pの製造方法は、折畳み工程が、合成樹脂フィルムFの左右を、全体の1/3の幅ずつ内向きに折り返すものであるため、この製造方法によれば、袋本体2に対する支承片3の長さ(高さ)のバランスが良好できわめて自立性の高い包装袋Pを、効率的に、かつ安価に製造することが可能となる。
<包装袋の製造方法の変更例>
本発明に係る包装袋の製造方法は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、使用される合成樹脂製フィルムの材質、形成される包装袋の大きさ(袋本体や支承片の高さ、幅等)、袋本体、支承片の形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
本発明に係る包装袋の製造方法は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、使用される合成樹脂製フィルムの材質、形成される包装袋の大きさ(袋本体や支承片の高さ、幅等)、袋本体、支承片の形状等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
たとえば、本発明に係る包装袋の製造方法で使用される合成樹脂フィルムは、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものや、ナイロンやポリエステル以外の材質の合成樹脂フィルムをポリエチレン等の熱接着性を有するフィルム上に積層させたもの等でも良い。なお、合成樹脂フィルムとして、ナイロンフィルムとポリエステルフィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものを用いた場合には、包装袋の強度が良好なものとなるとともに、包装袋の製造が容易なものとなる。
また、本発明に係る包装袋の製造方法は、上記実施形態の如く、袋本体の背面の高さ方向の中央から支承片を突出させた包装袋を製造するものに限定されず、袋本体の背面の高さ方向の中央以外の高さ位置から支承片を突出させた包装袋を製造するものに変更することも可能である。なお、そのように、支承片の設置位置を変更する場合には、折畳み工程における合成樹脂フィルムの折曲げ位置(上記実施形態におけるα、β)を適宜変更する必要がある。
さらに、本発明に係る包装袋の製造方法は、上記実施形態の如く、単純なシート状の支承片を形成するものに限定されず、支承片の折れ曲がりを防止するための補強構造を設ける工程を加えることも可能である。なお、当該補強構造としては、上下方向に沿った山折り線と谷折り線とが連続する蛇腹状の折り目や、波形のエンボス加工等を利用することができる。また、それらの補強構造は、支承片の全体に設けることも可能であるし、支承片の一部に設けることも可能である
加えて、本発明に係る包装袋の製造方法には、ヒートシール部分にノッチを形成する工程、袋本体のコーナーをR状に裁断する工程、レーザーで形成したハーフカット等の易開封手段を設ける工程等の種々の工程を含めることも可能である。また、本発明に係る包装袋の製造方法は、上記実施形態の如く、裁断工程の後に内容物を充填して密封する(支承片をヒートシールする)ものに限定されず、ヒートシール工程の後に内容物を充填して密封してから裁断工程を実施するもの等に変更することも可能である。
本発明に係る包装袋の製造方法は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、支承片(フィン)を付設した自立性の高い包装袋の製造方法として、好適に用いることができる。
P・・包装袋
2・・袋本体
3・・支承片
11・・長尺状折畳み体
F・・フィルム
R1,R2・・折り返し部
2・・袋本体
3・・支承片
11・・長尺状折畳み体
F・・フィルム
R1,R2・・折り返し部
Claims (3)
- 合成樹脂フィルムによって矩形状の袋本体の背面から矩形の支承片を突出させた形状を有する包装袋を製造するための製造方法であって、
下記の(a)〜(d)の工程を有することを特徴とする包装袋の製造方法。
(a)一定幅の長尺な合成樹脂フィルムの左右を内向きに折り返すとともに、片側の折り返し部分を外向きに折り返して、他側の折り返し部分と重ね合わせることによって長尺状折畳み体を形成する折畳み工程
(b)形成された長尺状折畳み体に、所定の幅のヒートシールを合成樹脂フィルムの長手方向と直交するように等間隔で施すヒートシール工程
(c)ヒートシール部分の中間で、合成樹脂フィルムを裁断する裁断工程
(d)片側の折り返し部分と他側の折り返し部分とをヒートシールすることによって収納領域を密封するとともに支承片を形成する支承片形成工程 - 支承片形成工程(d)が、重なり合った2つの折り返し部分の全体をヒートシールするものであることを特徴とする請求項1に記載の包装袋の製造方法。
- 折畳み工程が、合成樹脂フィルムの左右を、全体の1/3の幅ずつ内向きに折り返すものであることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の包装袋の製造方法。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021054465A (ja) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | 株式会社川島製作所 | 自立型の合掌貼り包装袋 |
CN112721316A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-04-30 | 成都市兴恒泰印务有限公司 | 一种生产异形包装袋的生产工艺 |
CN112721320A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-04-30 | 成都市兴恒泰印务有限公司 | 一种三边封转直立袋的生产工艺 |
CN112743912A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-05-04 | 成都市兴恒泰印务有限公司 | 一种具有三角对折机构的三边封转直立袋的生产设备 |
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