JP6771949B2 - 味噌用収納容器 - Google Patents

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Description

本発明は、粘度の高い半固形物である味噌を収納・包装するための収納容器あるいは包装袋に関するものである。
粘度の高い半固形物である味噌を長期的に収納(包装)する部材としては、収納し易さと取り出し易さの観点から、合成樹脂製の蓋付きのケースが用いられることが多い。また、味噌用の収納容器としては、中身の状態を確認できるように透明な合成樹脂によって形成したケースが用いられることが多い(特許文献1)。
実開平7−26392号公報
しかしながら、上記した特許文献1の如き従来の味噌用の収納容器は、内容物を充填して陳列するためには、ケース本体、蓋体の他に、ケース本体の開口部で内部を密封するためのシール部材が必要である。また、内容物の商品名や性状を表示するためには、別途、それらを表示したシール等を作成してケースに貼り付けなければならない。それゆえ、従来の味噌用の収納容器は、包装に要する部材点数が多くなってしまうため、安価に包装することが難しい。さらに、特許文献1の如き味噌用の収納容器は、ケース本体の形態の保持性が高いため、味噌を冷蔵庫内で保存する上で使い勝手が良いものの、味噌がなくなった場合には、重量の大きなケース本体および蓋体を廃棄しなければならないため、環境負荷が大きい、という不具合もある。
本発明の目的は、上記従来の味噌用の収納容器が有する問題点を解消し、粘度の高い半固形物である味噌を容易に収納したり、取り出したりすることができる上、味噌を安価に包装することができ、かつ、廃棄する際の環境負荷が小さく、エコに貢献できる収納容器を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、味噌を収納するための収納容器であって、合成樹脂によって形成されており上部を開口してなる蓋付きで直方体状のケースと、合成樹脂製シートによって袋状に形成されており味噌を充填した状態で前記ケースの内部に収容される袋体とからなるものであり、前記ケースが、直方体状のものであるとともに、前記袋体が、左右両側に折り込み部を設け、かつ、底部に折り込み部を設けたガゼット袋、左右両側に折り込み部を設け、かつ、左右の下端際に傾斜した帯状のヒートシール部を設けたガゼット袋、または、左右両側に折り込み部を設け、かつ、左右の下端際に上方から下方にかけて次第に幅広となるヒートシール部を設けたガゼット袋であり、前記袋体の左右の折り込み部が二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分の上部に、その定幅部分より幅の狭い幅狭部分を形成してなるものであり、それらの左右の折り込み部の定幅部分に、開封すべき位置を表示することによって開封予定位置が設定されていることを特徴とする味噌用収納容器である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記ケースが、繰り返し使用可能なものであることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、前記ケースが、透明な合成樹脂によって形成されており、前記袋体に内容物に関する情報が印刷されており、前記ケースの外側から前記袋体に施された印刷が視認可能となっていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1〜3のいずれかに記載された発明において、前記袋体が、ガスバリア性を有するものであることを特徴とするものである。
請求項1に記載の味噌用収納容器は、蓋付きのケースとそのケースに収容される袋体とからなるものであるので、袋体内に味噌を充填(収納)し、その袋体をケース内にフィットするように収容して使用することができる。そして、袋体内の味噌を使い切った後には、袋体のみを折り畳んで廃棄することができるので、ゴミが嵩張らない。
請求項2に記載の味噌用収納容器は、前記ケースが、繰り返し使用可能なものであるので、最初にケース内に収容されていた袋体内の味噌を使い切った後には、その袋体のみを廃棄して、再度、味噌を充填した別の袋体を、同じケースに収納して冷蔵庫内等で保存することができる。したがって、ケース入りの味噌としての使い勝手の良さを損なうことなく、廃棄するゴミの量を少なくすることができ、環境負荷を小さくすることができる。
請求項3に記載の味噌用収納容器は、透明なケースの外側から袋体に施された内容物に関する印刷(味噌の商品名等)が視認可能となっているため、ケースの外側に、内容物の商品名や性状等を印刷したシールを貼り付ける必要がないので、少ない部材点数で安価に包装することができる。
請求項4に記載の味噌用収納容器は、袋体がガスバリア性を有するものであるため、詰め替え用の袋体を単品で流通させる際でも、味噌の品質を保持し易い。また、袋体がガスバリア性を有しているため、ケースにはバリア性がなくても味噌の品質が保持されるので、ケースの材質が限定されない。それゆえ、結果的に、ケースを安価に製造することが可能となる。
請求項1に記載の味噌用収納容器は、袋体が左右両側に折り込み部を設けたものであるので、袋体に味噌を充填した後には、その充填部分が略直方体状になり、同様に直方体状のケースの内部に隙間なく(フィットするように)収容することができるので、店頭や冷蔵庫内等において小さなスペースで効率良く収納することができる。
請求項1に記載の味噌用収納容器は、袋体が底部に折り込み部を設けたガゼット袋であるので、袋体内に味噌を充填した際に、袋体の底部の折り込み部が拡がって矩形の底面を形成するため、充填された味噌を残さないように掻き出すことができる。また、袋体が自立し易いので、袋体によるディスプレイ効果が高い(袋体の前後面および側面に印刷された広告等を視認し易い)。
請求項1に記載の味噌用収納容器は、袋体の左右両サイドを、上端まで至るようにヒートシールして、それらの側方シール部の上端際の間に開口部を形成することによって、袋体に味噌を充填(収納)する際に、折り込み部の幅狭部分の上方において大きく開口する開口部から容易に充填することができる(味噌を排出するノズル等が引っ掛かったりすることなく充填することができる)。また、袋体の上端縁をヒートシールすることによって容易に密封することができる。さらに、請求項1に記載の味噌用収納容器は、折り込み部の定幅部分の高さ位置に設定される開封予定位置において水平方向に裁断すれば、裁断部が矩形に開口するため、充填された味噌を取り出し易い。
収納容器を分解して示す説明図(斜視図)である。 ガゼット袋を示す説明図である(aは正面図であり、bはaにおけるA−A線端面図であり、cはaにおけるB−B線端面図である)。 ガゼット袋を示す説明図(斜視図)である。 ガゼット袋を形成するための左右の折り込み材および底部の折り込み材を示す説明図である(aは正面図であり、bはaにおける破線部分の左側面図であり、cは左側の折り込み材の下端際の左側面の端面図(すなわち、aにおける矢印C方向の矢視図)であり、dは左側の折り込み材と底部の折り込み材とを分離した状態の斜視図である)。 ガゼット袋の使用状態を示す説明図(斜視図)である。 ガゼット袋を示す説明図である(aは正面図であり、bはaにおけるD−D線端面図である)。 ガゼット袋を示す説明図(斜視図)である。 ガゼット袋の変更例を示す説明図である(a,bは正面図であり、cは斜視図である)。 ガゼット袋の変更例を示す説明図である(aは正面図であり、bは斜視図である)。 ガゼット袋の変更例を示す説明図(正面図)である。 ガゼット袋の変更例を示す説明図(正面図)である。 ガゼット袋の変更例を示す説明図である(aは正面図であり、bはaにおけるF−F線端面図である)。 ガゼット袋の変更例を示す説明図である(aは正面図であり、bはaにおけるE−E線端面図である)。 折り込み材の変更例を示す説明図である(aは正面図であり、bはaにおける破線部分の左側面図である)。 折り込み材の変更例を示す説明図(斜視図)である 左右の折り込み材および底部の折り込み材の変更例を示す説明図である(aは左側の折り込み材の下端際の左側面の端面図であり、bは一体的に連なった左側の折り込み材および底部の折り込み材を示す斜視図である)。
以下、本発明に係る収納容器の一実施形態について詳細に説明する。本発明に係る収納容器は、粘度の高い半固形物である味噌を収納するためのものであり、透明な合成樹脂によって上部を開口した箱状に形成された蓋付きのケースと、透明な合成樹脂製シートによって表裏2枚の胴材の左右両側に折り込み部を設けた袋状に形成されており、ケースの内部に収容される袋体とからなるものである。
ケースは、合成樹脂製シートを真空成型や圧空成形等を利用して熱成形することで製造することができる。そのような合成樹脂製シートとしては、単層あるいは多層のシートを用いることができ、例えば、ポリプロピレンのシートを用いれば、安価に製造することができる。なお、合成樹脂製シートの厚みは、約20〜500μmであると好ましい。
一方、袋体は、柔軟な合成樹脂製シートによって形成されたものを好適に用いることができる。ここでいう合成樹脂製シートとは、合成樹脂フィルムを積層した積層フィルム、あるいは合成樹脂フィルムと紙やアルミ箔等とを積層した積層フィルム、共押出フィルム等のことである。袋体に用いられる合成樹脂製シートは、少なくとも片面(内面)が熱接着性を有している必要がある。また、当該袋体は、味噌の品質を保持するために、ガスバリア性を有し、20℃65%RHにおける酸素透過度が、好ましくは20cc/m・day・atm以下、より好ましくは10cc/m・day・atm以下、最も好ましくは1cc/m・day・atm以下である。
そして、そのような合成樹脂製シートとしては、例えば、バリア層と熱接着層とを含む多層フィルムが用いられる。バリア層としては、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム、バリア層としては、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム、あるいはエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルム又はポリメタキシリレンアジパミドフィルムのナイロン等との共押し出しフィルムが挙げられる。また、酸化ケイ素や酸化アルミニウムが蒸着されたポリエステル等のフィルム、アルミニウム箔やアルミニウムが蒸着されたポリエステルやナイロン等のフィルムを用いてもよい。熱接着層としては、例えば、ポリエチレンや無延伸ポリプロピレン等のフィルムを用いることができる。
また、袋体は、上記した合成樹脂製シートを、所定の態様で積層し、その積層体の側部および/または下部(底部)および/または上部(頭部)をヒートシールして袋状にすることによって製造される。各ヒートシール(側方シール部、底シール部、頭シール部等)および裁断は、ガゼット製袋機等を用いて、一連の加工として実施することも可能であるし、バッチ(非一連)の加工として実施することも可能である。なお、ヒートシールの温度は、特に限定されないが、ポリエチレン(直鎖状低密度ポリエチレン)フィルムを熱接着性フィルムとする合成樹脂製シートを用いる場合には、170〜210℃の範囲内にするのが好ましい。
また、袋体は、味噌が充填された状態で、容器内面に沿って、容器にフィットした状態で収容される大きさに形成される。さらに、袋体は、特に形状の限定はなく、パウチや三方袋等を用いることができるが、左右に折り込み部を設けたもの(折り込み材を内向きに二つ折りに折り込んだもの、所謂、マチを設けたもの)を用いると、ケース内への収容が容易となる上、袋体の自立性が高くなり、袋体のみでも冷蔵庫等へ収納可能となるので好ましく、ガゼット袋を用いるとより好ましく、底部に折り込み部を設けたものを用いると、特に好ましい。
また、袋体は、正面視で概ね矩形に形成されるが、その大きさは特に限定されず、高さ、幅ともに必要に応じて調整することができる。さらに、袋体は、上記の如く、左右両サイドおよび/または底部に折り込み部を設けたものが好ましいが、その折り込み部の幅(二つ折り部分の幅)も、特に限定されず、必要に応じて調整することができる。加えて、折り込み部の形状や構造も、特に限定されず、必要に応じて適宜変更することができる。
また、袋体は、折り込み部の定幅部分の高さ位置において水平方向に裁断して開封する開封予定位置が設定されていると好ましい。ここで言う「開封予定位置が設定されている」とは、破線やハサミのマーク等を印刷すること等によって裁断(開封)すべき位置が表示されていること、サイドに水平方向への裁断のきっかけとなるノッチや切れ込みあるいは複数の細孔等の易開封手段が裁断すべき位置に設けられていること、手で裁断可能なように複数の切線、細孔(貫通孔あるいは未貫通孔)等が水平方向に直線状に連続的に設けられていること(たとえば、貫通あるいは未貫通のミシン目が設けられていること)等を含む概念である。なお、開封予定位置は、内部に充填した内容物の上面より上側の任意の高さ位置に設定するのが好ましい。
[実施例1]
<収納容器の構成>
以下、本発明に係る味噌用収納容器(以下、単に、収納容器という)の一実施例について説明する。図1は、実施例1の収納容器Cを示したものであり、収納容器Cは、ケース本体11および蓋体12からなるケース1と、袋体であるガゼット袋Pとによって構成されている。ケース1のケース本体11は、透明な合成樹脂(厚さ60μmのポリプロピレンシート)によって、上部を開口した直方体状に形成されており、縦×横×奥行き=130mm×110mm×100mmの大きさを有している。また、ケース1の蓋体12は、ケース本体11と同じ透明な合成樹脂(厚さ60μmのポリプロピレンシート)によって形成されており、矩形の天板の前後左右から一定幅の帯状体を天板と直交するように下向きに延設した形状を有している。そして、当該蓋体12は、ケース本体11の開口部に外嵌することができるようになっている。
一方、図2、図3は、ガゼット袋Pを示したものであり、ガゼット袋Pは、表裏2枚の略矩形の胴材2a,2b、それらの胴材2a,2bの左右の両端縁際に挟み込まれた折り込み材3a,3b、および、底部の折り込み材4によって、正面視が略矩形(縦長な長方形状)となるように形成されており、縦×横=220mm×105mmの大きさを有している。
表裏の胴材2a,2bは、厚さ15μmのナイロンフィルム(ベースフィルム)の上に、厚さ12μmのエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムを積層し、さらにその上に、厚さ100μmの直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)を積層してなる透明な合成樹脂製シートによって形成されている。そして、それらの胴材2a,2bは、それぞれ、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(熱接着性フィルム)層を内側にした状態で配置されている。なお、表裏の胴材2a,2bには、充填する内容物(味噌)の商品名や性状等が印刷されている(図示せず)。
また、図4は、ガゼット袋Pにおける左右両サイドの折り込み材3a,3bおよび底部の折り込み材4を示したものである。左右の各折り込み材3a,3bの上端際の部分は、胴材2a,2bと同様な合成樹脂製シートからなる縦長な帯状体を、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム層が内側になるように、所定の幅(約47.5mm幅)の二つ折りにして、その上端際の部分をさらに斜めに折り曲げた構造を有している。そして、二つ折りした部分が一定の幅を有する定幅部分18を構成し、上端際の四つ折り部分が定幅部分18より幅の狭い幅狭部分19を構成した状態になっている。なお、左側の折り込み材3aと右側の折り込み材3bは、左右対称な構造を有している。それらの折り込み材3a,3bは、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム層を表裏の胴材2a,2bの裏面に対向させた状態で配置されている。
また、左右の各折り込み材3a,3bの下端際の部分は、それぞれ、断面(鉛直な断面)M字状になるように中側へ斜めに折り曲げられており、それらの屈曲部分F,Fの内部に、横長な帯状体を二つ折りにしてなる底部の折り込み材4の左右の両端際が挟み込まれている。なお、当該底部の折り込み材4は、胴材2a,2b,折り込み材3a,3bと同様な合成樹脂製シートによって形成されており、裏面(熱接着性面)を外向きにした状態で二つ折りされている。そして、それらの左右の折り込み材3a,3bおよび底部の折り込み材4の表裏の外側に、胴材2a,2bが重ねられている。
そして、胴材2a,2bと折り込み材3a,3bとの積層部分の内の端縁際の部分をヒートシールすることによって幅約8mmの側方シール部5,5・・が形成されている。当該側方シール部5,5・・の内の上側の部分においては、表側の胴材2aの裏面と折り込み材3a,3bの裏面、および、裏側の胴材2bの裏面と折り込み材3a,3bの裏面が、それぞれ融着し合っている。一方、側方シール部5,5・・の下端際の部分においては、断面M字状の屈曲部分Fの外側では、表側の胴材2aの裏面と折り込み材3a,3bの裏面、および、裏側の胴材2bの裏面と折り込み材3a,3bの裏面が、それぞれ融着し合っており、屈曲部分Fの内側では、折り込み材3a,3bの裏面と底部の折り込み材4の裏面が融着し合っている。
また、底部の折り込み部(折り込み材4が挟み込まれた部分)の下端縁際の部分を一定の高さ(約8mm)の帯状にヒートシールすることによって底シール部15,15が形成されている。そして、それらの底シール部15,15においては、表側の胴材2aの裏面と折り込み材4の裏面、および、裏側の胴材2bの裏面と折り込み材4の裏面が、それぞれ融着し合っている。
さらに、各側方シール部5,5・・の上部であって折り込み材3a,3bの上端際の外側の部分には、略半楕円形状のシール強化部8が設けられており、当該シール強化部8の最大幅は、約20mmになっている。なお、それらのシール強化部8,8によって、胴材2a,2bの間に挟み込まれた折り込み材3a,3bの幅狭部分19(四つ折り部分)が強固に融着された状態になっている。
そして、上記の如く製袋されたガゼット袋Pの折り込み部(折り込み材3a,3bを折り込んだ部分)の定幅部分18の上端際の高さ位置(シール強化部8の下側の位置)には、ハサミ等によって裁断(開封)すべき位置を示す破線Cが印刷によって表示されている。そして、その破線Cによって開封予定位置が設定された状態になっている。なお、図4に示すように、破線Cは、折り込み部3a,3bおよび胴材2a,2bを横断するように周状に印刷されている。
<収納容器の作用>
上記の如く構成された収納容器Cは、ガゼット袋Pのヒートシールされていない上端縁の開口部O(左右の側方シール部5,5同士の間の部分)から内容物を充填させる。そして、そのように内容物を充填した後に、ガゼット袋Pの上端縁の開口部Oの胴材2a,2bをヒートシールすることによって、一定の高さで(約5mm〜10mm)の帯状の頭シール部を形成するとともに、ガゼット袋Pを密封する。なお、頭シール部は、左右の側方シール部5,5と重なり合うように形成する。
ガゼット袋Pに上記の如く内容物を充填させると、折り込み材3a,3bの二つ折りになった定幅部分18が拡がって矩形状の側面を形成する。また、底部付近において折り込み材4が拡がって矩形状の底面を形成する。それゆえ、きわめて安定した状態で起立させることができる。そして、そのように内容物を充填させたガゼット袋Pを、収納容器Cのケース1のケース本体11内に収容し、ガゼット袋Pの上部(概ねシール強化部8の上方の部分)を折り畳んで(図1参照)、ケース本体11の開口部に、蓋体12を装着することによって、内容物である味噌の梱包(包装)を完了する。
<収納容器による効果>
収納容器Cは、上記の如く、合成樹脂によって形成されており上部を開口してなる蓋付きのケース1と、合成樹脂製シートによって袋状に形成されておりケース1の内部に収容される袋体(ガゼット袋P)とからなるものであるので、袋体内に味噌を充填(収納)し、その袋体をケース1内にフィットするように収容して使用することができる。そして、袋体内の味噌を使い切った後には、袋体のみを折り畳んで廃棄することができるので、ゴミが嵩張らない。
また、収納容器Cは、ケース1が、繰り返し使用可能なものであるので、最初にケース1内に収容されていた袋体(ガゼット袋P)内の味噌を使い切った後には、その袋体のみを廃棄して、再度、味噌を充填した別の袋体を、同じケース1に収納して冷蔵庫内等で保存することができる。したがって、ケース入りの味噌としての使い勝手の良さを損なうことなく、廃棄するゴミの量を少なくすることができ、環境負荷を小さくすることができる。
さらに、収納容器Cは、ケース1が、透明な合成樹脂によって形成されており、袋体(ガゼット袋P)に内容物に関する情報が印刷されており、ケース1の外側から袋体に施された印刷が視認可能となっているため、ケース1の外側に、内容物の商品名や性状等を印刷したシールを貼り付ける必要がないので、少ない部材点数で安価に包装することができる。
加えて、収納容器Cは、袋体(ガゼット袋P)がガスバリア性を有するものであるため、詰め替え用の袋体を単品で流通させる際でも、味噌の品質を保持し易い。また、ケース1にはバリア性がなくても味噌の品質が保持されるため、ケース1の材質が限定されないので、ケース1を安価に製造することができる。
また、収納容器Cは、ケース1が直方体状のものであるとともに、袋体が表裏2枚の胴材2a,2bの左右両側に折り込み部(折り込み材3a,3bからなる部分)を設けたもの(ガゼット袋P)であるため、袋体に味噌を充填した後には、その充填部分が略直方体状になり、同様に直方体状のケース1の内部に隙間なく(フィットするように)収容することができるので、店頭や冷蔵庫内等において小さなスペースで効率良く収納することができる。
さらに、収納容器Cは、袋体が、底部に、二つ折りされた一定の幅を有する折り込み部(折り込み材4からなる部分)を設けたガゼット袋Pであるので、ガゼット袋P内に味噌を充填した際に、ガゼット袋Pの底部の折り込み部(折り込み材4からなる部分)が拡がって矩形の底面を形成するため、充填された味噌を残さないように掻き出すことができる。また、ガゼット袋Pが自立し易いので、ガゼット袋Pによるディスプレイ効果が高い(ガゼット袋Pの前後面および側面に印刷された広告等を視認し易い)。
加えて、収納容器Cは、ガゼット袋Pの左右の折り込み部(折り込み材3a,3bからなる部分)が、二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分18の上部に、その定幅部分18より幅の狭い幅狭部分19を形成してなるものであり、ガゼット袋Pの左右両サイドが、上端まで至るようにヒートシールされており、それらの側方シール部5,5の上端際の間に開口部Oが形成されているとともに、ガゼット袋Pの左右の折り込み部の定幅部分18の高さ位置において水平方向に裁断して開封する開封予定位置Cが設定されている。それゆえ、収納容器Cは、ガゼット袋Pに味噌を充填(収納)する際に、左右の折り込み部の幅狭部分19の上方において大きく開口する開口部Oから容易に充填することができる(味噌を排出するノズル等が引っ掛かったりすることなく充填することができる)。また、ガゼット袋Pの上端縁をヒートシールすることによって容易に密封することができる。さらに、収納容器Cは、左右の折り込み部の定幅部分18の高さ位置に設定される開封予定位置Cにおいて水平方向に裁断すれば、裁断部が矩形に開口するため、充填された味噌を取り出し易い。
[実施例2]
図6、図7は、実施例2の 収納容器Cのガゼット袋Pを示したものであり、実施例2の収納容器Cのガゼット袋Pは、下端際の部分の構造が、実施例1の収納容器Cのガゼット袋Pの構造と異なっている。すなわち、ガゼット袋Pの側方シール部5,5・・の上側の部分(シール強化部8,8を除いた部分)は、実施例1の収納容器Cのガゼット袋Pと同様に、一定幅(約8mm)の帯状になっているが、下端際の部分は、次第に幅広となって幅広部Wを形成した状態になっている。そして、それらの幅広部W,Wの最大幅は、約47.5mmになっている。加えて、それらの幅広部W,Wには、それぞれ、エアー抜き部6,6(非融着部分)が設けられている。
また、ガゼット袋Pの下端縁際には、胴材2a,2bを全幅に亘ってヒートシールすることによって、一定の高さ(約13mm)の帯状の底シール部7が形成されており、側方シール部5,5・・の下端際の幅広部W,Wと重なり合った状態になっている。そして、当該底シール部7の中央の部分(側方シール部5,5・・以外の部分)においては、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが融着し合っている。
さらに、底シール部7の左右両端際の部分(マチの部分)には、それぞれ、スポット融着部10,10・・が設けられている。当該スポット融着部10,10・・においては、二つ折りした折り込み材3a,3bを貫通するように貫通孔が設けられており、その貫通孔を介して、表側の胴材2aの裏面と裏側の胴材2bの裏面とが直接的に融着し合っている。なお、実施例2の収納容器Cのガゼット袋Pの下端際の部分以外の構造は、実施例1の収納容器Cのガゼット袋Pの構造と同様である。また、実施例2の収納容器Cのケース1の構造も、実施例1の収納容器Cのケース1の構造と同様である。
<収納容器の作用>
上記の如く構成された実施例2の収納容器Cのガゼット袋Pは、開口部Oから内容物を充填させて密封すると、折り込み材3a,3bの二つ折りになった定幅部分18が拡がって矩形状の側面を形成するとともに、底シール部7の上方において、表側の胴材2aおよび裏側の胴材2bが、側方シール部5,5の幅広部W,Wの上端際で屈曲して矩形状の底面を形成するため、下側の部分が直方体状となる。そのため、実施例2の収納容器Cのガゼット袋Pも、実施例1の収納容器Cのガゼット袋Pと同様に、安定した状態で起立させることができる。
<収納容器の効果>
実施例2の収納容器Cも、実施例1の収納容器Cと同様に、上部を開口した蓋付きのケース1と、ケース1の内部に収容される袋体(ガゼット袋P)とからなるものであるので、袋体内に味噌を充填し、その袋体をケース1内にフィットするように収容して使用することができる上、袋体内の味噌を使い切った後には、袋体のみを折り畳んで廃棄することができるので、ゴミが嵩張らない。また、収納容器Cも、実施例1の収納容器Cと同様に、ケース1が繰り返し使用可能なものであるので、ケース入りの味噌としての使い勝手の良さを損なうことなく、廃棄するゴミの量を少なくすることができ、環境負荷を小さくすることができる。
さらに、収納容器Cも、実施例1の収納容器Cと同様に、ケース1が、透明な合成樹脂によって形成されており、袋体(ガゼット袋P)に内容物に関する情報が印刷されており、ケース1の外側から袋体に施された印刷が視認可能となっているため、ケース1の外側に、内容物の商品名や性状等を印刷したシールを貼り付ける必要がないので、少ない部材点数で安価に包装することができる。
加えて、収納容器Cも、実施例1の収納容器Cと同様に、袋体(ガゼット袋P)がガスバリア性を有するものであるため、詰め替え用の袋体を単品で流通させる際でも、味噌の品質を保持し易い上、ケース1にはバリア性がなくても味噌の品質が保持されるため、ケース1を安価に製造することができる。
また、実施例2の収納容器Cも、実施例1の収納容器Cと同様に、ケース1が直方体状のものであるとともに、袋体が左右両側に折り込み部を設けたもの(ガゼット袋P)であるため、袋体に味噌を充填した後には、その充填部分が略直方体状になり、同様に直方体状のケース1の内部に隙間なく収容することが可能となるので、店頭や冷蔵庫内等において小さなスペースで効率良く収納することができる。
さらに、実施例2の収納容器Cも、実施例1の収納容器Cと同様に、袋体が底部に折り込み部を設けたガゼット袋Pであるので、ガゼット袋P内に味噌を充填した際に、ガゼット袋Pの底部の折り込み部が拡がって矩形の底面を形成するため、充填された味噌を残さないように掻き出すことができる。また、ガゼット袋Pが自立し易いので、ガゼット袋Pによるディスプレイ効果が高い。
加えて、実施例2の収納容器Cも、実施例1の収納容器Cと同様に、ガゼット袋Pの左右の折り込み部が定幅部分18の上部に幅狭部分19を形成してなるものであり、ガゼット袋Pの左右の側方シール部5,5の上端際の間に開口部Oが形成されているとともに、ガゼット袋Pの左右の折り込み部の定幅部分18の高さ位置において水平方向に裁断して開封する開封予定位置Cが設定されているため、ガゼット袋Pに味噌を充填する際に、大きく開口する開口部Oから容易に充填することができ、上端縁をヒートシールすることによって容易に密封することができる。さらに、実施例2の収納容器Cも、実施例1の収納容器Cと同様に、開封予定位置Cにおいて水平方向に裁断すれば、裁断部が矩形に開口するため、充填された味噌を取り出し易い。
さらに、実施例2の収納容器Cのガゼット袋Pは、左右両サイドの側方シール部5,5の下端際が上方から下方にかけて次第に幅広になっている(幅広部W,W)ので、内容物を充填した際に、底面の四隅においては、折り込み材3a,3bと側方シール部5,5の幅広な部分W,Wとが重なり合った状態となるため、耐擦傷性に優れており非常に破れにくい。加えて、実施例2の収納容器Cのガゼット袋Pは、製造時に、折り込み材3a,3bの間に、底部の折り込み材4を挟み込む必要がないため、少ない工程で安価に製造することができる。
<収納容器の変更例>
本発明に係る収納容器の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、ケース(ケース本体、蓋体)、袋体(胴材や折り込み部を形成するための合成樹脂製シートの材質、大きさ(高さ、幅、マチの幅、マチの構造等)、底シール部、側方シール部、頭シール部の形状等)の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
たとえば、袋体(ガゼット袋等)の胴材や折り込み部を形成するための合成樹脂製シートは、上記実施形態の如く、ナイロンフィルムとエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものに限定されず、他の材質の合成樹脂フィルムを積層させたものでも良いし、金属箔や金属蒸着フィルム等を積層させたものでも良い。なお、合成樹脂製シートとして、ナイロンフィルムとエチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムとポリエチレンフィルム(直鎖状低密度ポリエチレンフィルム)とを積層させたものを用いた場合には、袋体(ガゼット袋等)の胴材や折り込み材の強度が良好なものとなるとともに、袋体(ガゼット袋等)の製造が容易なものとなる。また、酸素バリア性に優れるため、味噌用の包装体に好適である。
また、袋体(ガゼット袋等)は、上記実施形態の如く、下端際に折り込み部4や幅広部Wを設けたものに限定されず、図8(a)の如く、下端際に一定幅の底シール部7のみが設けられているもの(ガゼット袋P)や、図8(b),(c)の如く、下端際に、一定幅の底シール部7とともに傾斜した帯状のヒートシール部21,21が設けられているもの(ガゼット袋P’)でも良い。
さらに、袋体(ガゼット袋等)は、上記実施形態の如く、左右の折り込み部3a,3bに幅狭部分19を設けたものに限定されず、図9、図10の如く、左右の折り込み部3a,3bに幅狭部分を設けていないものに変更することも可能である(図9は、底部に折り込み部(折り込み材4が折り込まれた部分)が形成されており、左右の折り込み部3a,3bに幅狭部分が設けられていないガゼット袋(P)を示したものであり、図10は、底部に折り込み部が形成されておらず、左右の折り込み部3a,3bに幅狭部分が設けられていないガゼット袋(P)を示したものである)。なお、そのように袋体(ガゼット袋等)を、左右の折り込み部3a,3bに幅狭部分を設けていないものに変更する場合には、図11の如く、左右の下端際に、傾斜した帯状のヒートシール部21,21を設けたもの(ガゼット袋P)としたり、上方から下方にかけて次第に幅広となるヒートシール部を設けたものとしたりすることも可能である。
また、袋体(ガゼット袋等)は、上記実施形態の如く、表裏の胴材2a,2bの左右に折り込み材を挟み込んで左右の側端縁際をヒートシールすることによって折り込み部3a,3bを形成したものに限定されず、図12の如く、表裏の胴材2a,2bと左右の折り込み部3a,3bとを単一の合成樹脂シートによって形成し、その単一の合成樹脂シートの側端縁同士を鉛直にヒートシールしてなるもの(鉛直ヒートシール部22を設けたピロー袋タイプのもの:ガゼット袋P)に変更することも可能である。
さらに、上記の如く、袋体(ガゼット袋)の表裏の胴材2a,2bと左右の折り込み部3a,3bとを単一の合成樹脂シートによって形成する場合でも、左右両側を水平断面がM字状になるように内側へ折り込むととともに、その折り込まれた左右両端際(外向きに凸な屈曲部分際)をヒートシールして側方シール部を形成することも可能である。そのような構成を採用した場合には、左右の側方シール部が柱として機能するため、袋体が自立し易くなる、というメリットがある。
なお、袋体(ガゼット袋)の表裏の胴材2a,2bと左右の折り込み部3a,3bとを単一の合成樹脂シートによって形成する場合であって、胴材2aとなる部分の中央で単一の合成樹脂シートの側端縁同士を重ね合わせてヒートシールする場合には、袋体(ガゼット袋)は、図13の如き形状となる(四方柱ピロー袋タイプのもの:ガゼット袋P)。また、同様な構成を採用する場合であっても、側方シール部が形成される位置で単一の合成樹脂シートの側端縁同士を重ね合わせてヒートシールする場合には、図13における鉛直ヒートシール部22が形成されず、袋体(ガゼット袋)は、図10または図11と同様な形状となる。そのため、袋体(ガゼット袋)の胴材2a,2bの形状および折り込み部3a,3bが平坦なシート状になるので、印刷面を大きく確保できる、というメリットがある。
上記の如く、袋体(ガゼット袋等)を、表裏の胴材2a,2bと左右の折り込み部3a,3bとを単一の合成樹脂シートによって形成する場合には、表裏と側面の印刷位置をずらすことなく製袋することが可能となる上、味噌を充填しながら製袋することも可能となる、というメリットがある。加えて、袋体(ガゼット袋等)を、表裏の胴材2a,2bと左右の折り込み部3a,3bとを単一の合成樹脂シートによって形成する場合には、左右の下端際に、傾斜した帯状のヒートシール部24,24(あるいは、上方から下方にかけて次第に幅広となるヒートシール部)を設けることも可能である。
上記した図8〜図13の如き構成を採用した場合でも、それらのガゼット袋P〜Pは、上記実施形態のガゼット袋P,Pと同様に、開口部Oから味噌を容易に収納することができ、上端縁をヒートシールすることによって容易に密封することができる上、折り込み部3a,3bの定幅部分18の高さ位置において裁断することによって、収納物を取り出し易いものとなる。
一方、折り込み部を構成する折り込み材は、上記実施形態の如く、縦長な帯状体を所定の幅の二つ折りにして、その上端際の部分をさらに(前方あるいは後方へ)斜めに折り曲げた構造を有するものに限定されず、図14の如く、縦長な帯状体を所定の幅の二つ折りにして、その上端際の部分を鉛直断面がM字状になるように中側へ斜めに折り曲げた構造を有するものや、図15の如く、二つ折りされた定幅部分の上部に幅狭部分が連なる形状に一体的に形成されたもの等に変更することも可能である。かかる構成を採用した場合でも、上記実施形態の折り込み材と同様に、開口部Oを大きくすることが可能となる。
加えて、袋体(ガゼット袋等)は、折り込み部(折り込み材3a,3bからなる部分)の定幅部分18の高さ位置に設定される開封予定位置に、水平方向への裁断を容易にするためのノッチを設けたもの等とすることも可能である。すなわち、開封予定位置の設定方法は、上記実施形態の如く、外周に(胴材および/または折り込み材に)水平方向の破線を印刷する方法に限定されず、水平方向への裁断のきっかけとなるノッチや切れ込みあるいは複数の細孔等の易開封手段を側端縁に設置する方法や、使用者が手で裁断可能なように複数の切線や、貫通あるいは未貫通の細孔を水平方向に直線状に連続的に設ける方法(貫通あるいは未貫通のミシン目を設ける方法)等に変更することも可能である。
また、上記実施形態の如く、袋体(ガゼット袋等)を底部に折り込み部を設けたものとする場合でも、底部の折り込み部の設置方法は、左右の折り込み材の下端縁際の部分を鉛直断面がM字状になるように中側へ斜めに折り曲げて、それらの屈曲部分の内部に、底部の折り込み材の左右の両端際を挟み込ませる方法に限定されず、図16の如く、長尺な帯状の合成樹脂製シートを所定の態様で折り畳むことによって、左右の折り込み材と底部の折り込み材とを一緒に形成する(連ならせるように形成する)方法を採用することも可能である。
本発明の収納容器は、上記の如く優れた効果を奏するものであるから、味噌の収納容器あるいは包装袋として好適に用いることができる。
,C・・収納容器
1・・ケース
2a,2b・・胴材
3a,2b・・折り込み部(左右)
4・・折り込み部(底部)
5・・側方シール部
8・・シール強化部
11・・ケース本体
12・・蓋体
18・・定幅部分
19・・幅狭部分
〜P8・・ガゼット袋(袋体)
C・・開封予定位置

Claims (4)

  1. 味噌を収納するための収納容器であって、
    合成樹脂によって形成されており上部を開口してなる蓋付きで直方体状のケースと、
    合成樹脂製シートによって袋状に形成されており味噌を充填した状態で前記ケースの内部に収容される袋体とからなるものであり、
    前記ケースが、直方体状のものであるとともに、
    前記袋体が、左右両側に折り込み部を設け、かつ、底部に折り込み部を設けたガゼット袋、左右両側に折り込み部を設け、かつ、左右の下端際に傾斜した帯状のヒートシール部を設けたガゼット袋、または、左右両側に折り込み部を設け、かつ、左右の下端際に上方から下方にかけて次第に幅広となるヒートシール部を設けたガゼット袋であり、
    前記袋体の左右の折り込み部が
    二つ折りされた一定の幅を有する定幅部分の上部に、その定幅部分より幅の狭い幅狭部分を形成してなるものであり、
    それらの左右の折り込み部の定幅部分に、開封すべき位置を表示することによって開封予定位置が設定されていることを特徴とする味噌用収納容器。
  2. 前記ケースが、繰り返し使用可能なものであることを特徴とする請求項1に記載の味噌用収納容器。
  3. 前記ケースが、透明な合成樹脂によって形成されており、前記袋体に内容物に関する情報が印刷されており、前記ケースの外側から前記袋体に施された印刷が視認可能となっていることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の味噌用収納容器。
  4. 前記袋体が、ガスバリア性を有するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の味噌用収納容器。
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