JP7031162B2 - 自立性包装袋 - Google Patents
自立性包装袋 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7031162B2 JP7031162B2 JP2017152301A JP2017152301A JP7031162B2 JP 7031162 B2 JP7031162 B2 JP 7031162B2 JP 2017152301 A JP2017152301 A JP 2017152301A JP 2017152301 A JP2017152301 A JP 2017152301A JP 7031162 B2 JP7031162 B2 JP 7031162B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- packaging bag
- self
- top surface
- edge sealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
Description
少なくとも基材層とシーラント層を有するフィルム積層体のシーラント層同士を対向させて貼り合わせて内部に収納空間を設けた包装袋であって、
略矩形の天面および底面と、前記天面および前記底面の周縁を取り囲む側面を有し、
前記側面は左面と右面からなり、
前記側面を構成する左面フィルムおよび右面フィルムのフィルム積層体の一層に直線カットフィルムを用いており、
前記左面および前記右面の前記底面側の端縁は、前記底面よりも前記底面の法線方向に突出して前記底面の周縁部と接着されて前記底面を周回する底稜部を形成し、
前記左面および前記右面の前記天面側の端縁は、前記天面よりも前記天面の法線方向に突出して前記天面の周縁部と接着されて前記天面を周回する天稜部を形成し、
前記左面および前記右面の前後の端縁は、それぞれ貼り合わされて前縁シール部と背縁シール部を形成し、
前記背縁シール部は前記略矩形の一辺上に位置し、
前記前縁シール部および背縁シール部は前記側面の前記天稜部から前記底稜部に亘って設けられ、
前記前縁シール部にノッチが設けられ、
前記ノッチの延長上の部位を始点とし、前記略矩形または多角形の一辺の両端を終点として、前記左面および前記右面に脆弱化線が設けられており、
前記包装袋が、背片、左片、右片を有するコの字状のスリーブを内部に有し、
前記スリーブは、背片は背縁シール部側となり、前縁シール部側は開放されるように装着され、かつ、フィルム積層体と前記脆弱化線の終点の近傍であって、フィルム積層体の脆弱化線を切り裂いたときに終点を越えて切り裂きが進んでしまうことがない位置で接着されていることを特徴とする自立性包装袋である。
前記脆弱化線の始点の位置が前記終点の位置よりも底面側にあることを特徴とする請求項1に記載の自立性包装袋である。
前記スリーブがさらに底片を有することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の自立性包装袋である。
前記側面および前記天面および前記底面を形成するフィルム積層体がそれぞれ別体であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自立性包装袋である。
徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自立性包装袋である。
れぞれ法線方向に突出した底稜部および天稜部が、フィルム積層体が複数枚接着された態様で他の部分よりも厚く形成されて底面および天面の周縁部を周回しているため、形成された底稜部および天稜部は剛性が高くなり、底稜部および天稜部に周囲を囲まれた態様の天面および底面の形が崩れにくくなり、また左面および右面を構成するフィルム積層体が前後の端縁で貼りあわされて形成された厚みのある前縁シール部および背縁シール部が、底稜部から天稜部に亘って延在して天地方向の剛性と保形性を高めているため、全体として保形性の高い自立性包装袋を提供できる。特に天面および底面の形が崩れにくく、略矩形または多角形であるため、包装袋を天地方向に積み重ねやすく、積み重ねたときに包装袋の形が崩れることがなく、きれいに重ねることができる自立性包装袋を提供できる。
に装着する前に、図6に示したように内容物70をまとめて保持した状態として包装袋1に収納でき、効率的に収納が行える。
本発明の自立性包装袋の側面、天面、底面を構成するフィルム積層体は、少なくとも基材層とシーラント層を有し、間に中間層を設けることができる。
基材層は、高分子樹脂組成物からなるフィルムであって、たとえばポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリアミド(ナイロンー6、ナイロンー66等)、ポリイミドなどが使用でき、要求特性に応じて適宜選択される。特にポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートを基材フィルムとする場合は、フィルム強度と価格においてより好ましい。厚みは特に限定するものではないが、例えば12μmとすると好適である。
用され、具体的には、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-αオレフィン共重合体、エチレン-メタアクリル酸樹脂共重合体などのエチレン系樹脂や、ポリエチレンとポリブテンのブレンド樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン-エチレンランダム共重合体、プロピレン-エチレンブロック共重合体、プロピレン-αオレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂等を使用することができる。厚みは特に限定するものではないが、例えば30μmとすると好適である。
上記の各層以外にも、適宜中間に層を追加して設けることができ、例えば、印刷層を設けることができる。印刷層は、内容物に対する情報を表示したり、識別のため、あるいは意匠性向上を目的として、包装袋の外側から見える様に設ける。印刷層はプラスチックフィルムを基材として設けることができ、印刷方法および印刷インキには特に制約を設けるものではなく、既知の印刷方法の中からフィルムへの印刷適性、色調などの意匠性、密着性、食品容器としての安全性などを考慮して適宜選択してよく、たとえばグラビア印刷法、オフセット印刷法、グラビアオフセット印刷法、フレキソ印刷法、インクジェット印刷法などを用いることができる。中でもグラビア印刷法は生産性や絵柄の高精細度において好ましく用いることができる。
各フィルム積層体を構成する各層を積層する際には、接着剤層を介して積層することができる。接着剤の材料としてはたとえば、ポリエステル-イソシアネート形樹脂、ウレタン樹脂、ポリエーテル系樹脂などを用いることができる。また積層の方法については、ドライラミネーションあるいはノンソルベントラミネーションなどの方法を用いることができる。あるいは、熱可塑性樹脂を用いる場合には、押し出し機を用いてラミネートすることもできる。
スリーブは、プラスチックシートまたはプラスチックフィルムに紙を貼り合わせたもので構成される。プラスチックシートであれば適度な厚みとコシを持つものであれば特に限定するものではないが、例えばポリエチレンテレフタレート樹脂シート(厚み150μm)や、ポリスチレン樹脂シート(厚み100μm)などが例示でき、プラスチックフィルムと紙を貼り合わせたものであれば、適度な厚みとコシを持つ紙に耐水性、耐油性などを付与するためにプラスチックフィルムを貼り合わせて構成することができ、特に限定するものではないが、例えばカップ原紙(200g/m2)に低密度ポリエチレン樹脂フィルム(厚み15μm)を貼り合わせたものなどが例示できる。
10・・・側面
11・・・左面フィルム
12、121、122・・・右面フィルム
120・・・背シール部
13・・・前縁シール部
131・・・ノッチ
132・・・摘み部
14・・・背縁シール部
15・・・底稜部
16・・・天稜部
17・・・脆弱化線
171・・・始点
172・・・終点
173・・・仮想線
18・・・折込部
19・・・端部
20・・・底面
21・・・底面フィルム
22、32・・・縁部
30・・・天面
31・・・天面フィルム
40・・・スリーブ
41・・・折り曲げ線
42・・・背片
43・・・右片
44・・・左片
45・・・底片
50・・・内容物
101、102・・・底縁端
103、104・・・天縁端
Claims (5)
- 少なくとも基材層とシーラント層を有するフィルム積層体のシーラント層同士を対向させて貼り合わせて内部に収納空間を設けた包装袋であって、
略矩形の天面および底面と、前記天面および前記底面の周縁を取り囲む側面を有し、
前記側面は左面と右面からなり、
前記側面を構成する左面フィルムおよび右面フィルムのフィルム積層体の一層に直線カットフィルムを用いており、
前記左面および前記右面の前記底面側の端縁は、前記底面よりも前記底面の法線方向に突出して前記底面の周縁部と接着されて前記底面を周回する底稜部を形成し、
前記左面および前記右面の前記天面側の端縁は、前記天面よりも前記天面の法線方向に突出して前記天面の周縁部と接着されて前記天面を周回する天稜部を形成し、
前記左面および前記右面の前後の端縁は、それぞれ貼り合わされて前縁シール部と背縁シール部を形成し、
前記背縁シール部は前記略矩形の一辺上に位置し、
前記前縁シール部および背縁シール部は前記側面の前記天稜部から前記底稜部に亘って設けられ、
前記前縁シール部にノッチが設けられ、
前記ノッチの延長上の部位を始点とし、前記略矩形または多角形の一辺の両端を終点として、前記左面および前記右面に脆弱化線が設けられており、
前記包装袋が、背片、左片、右片を有するコの字状のスリーブを内部に有し、
前記スリーブは、背片は背縁シール部側となり、前縁シール部側は開放されるように装着され、かつ、フィルム積層体と前記脆弱化線の終点の近傍であって、フィルム積層体の脆弱化線を切り裂いたときに終点を越えて切り裂きが進んでしまうことがない位置で接着されていることを特徴とする自立性包装袋。 - 前記脆弱化線の始点の位置が前記終点の位置よりも底面側にあることを特徴とする請求項1に記載の自立性包装袋。
- 前記スリーブがさらに底片を有することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の自立性包装袋。
- 前記側面および前記天面および前記底面を形成するフィルム積層体がそれぞれ別体であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自立性包装袋。
- 前記側面と前記天面および前記底面の境界で前記フィルム積層体が切れ目なく連続しており、前記底稜部および前記天稜部が前記境界の部位近傍の前記フィルム積層体を折り曲げて貼り合わせて稜状とされて設けられてなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の自立性包装袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017152301A JP7031162B2 (ja) | 2017-08-07 | 2017-08-07 | 自立性包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017152301A JP7031162B2 (ja) | 2017-08-07 | 2017-08-07 | 自立性包装袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019031298A JP2019031298A (ja) | 2019-02-28 |
JP7031162B2 true JP7031162B2 (ja) | 2022-03-08 |
Family
ID=65524012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017152301A Active JP7031162B2 (ja) | 2017-08-07 | 2017-08-07 | 自立性包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7031162B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001031114A (ja) | 1999-07-23 | 2001-02-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 易開封性包装袋 |
JP2008007174A (ja) | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Fuji Seal International Inc | パウチ容器 |
JP3144240U (ja) | 2008-06-10 | 2008-08-21 | 石見銀山農業協同組合 | 包装袋 |
JP2017030789A (ja) | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装袋および包装体 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5239423U (ja) * | 1975-09-12 | 1977-03-19 | ||
JPS58180135U (ja) * | 1982-05-28 | 1983-12-01 | 和田化学工業株式会社 | 自立式パツク袋 |
JP2550391Y2 (ja) * | 1991-03-05 | 1997-10-08 | 大日本印刷株式会社 | 花みょうが用包装容器 |
JPH1077073A (ja) * | 1996-03-29 | 1998-03-24 | Konica Corp | ハロゲン化銀写真感光材料用固形処理剤包装体及び処理剤供給方法 |
JP3948040B2 (ja) * | 1997-01-20 | 2007-07-25 | 凸版印刷株式会社 | 再封機能を有する包装体 |
-
2017
- 2017-08-07 JP JP2017152301A patent/JP7031162B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001031114A (ja) | 1999-07-23 | 2001-02-06 | Dainippon Printing Co Ltd | 易開封性包装袋 |
JP2008007174A (ja) | 2006-06-30 | 2008-01-17 | Fuji Seal International Inc | パウチ容器 |
JP3144240U (ja) | 2008-06-10 | 2008-08-21 | 石見銀山農業協同組合 | 包装袋 |
JP2017030789A (ja) | 2015-07-31 | 2017-02-09 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装袋および包装体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019031298A (ja) | 2019-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5690694B2 (ja) | 複合容器 | |
CN110914165A (zh) | 半刚性薄纸包装 | |
CA2971112A1 (en) | Easy-open flexible package | |
JP6977423B2 (ja) | 注ぎ口を有する包装袋 | |
JP4629414B2 (ja) | 注出補助部材およびその注出補助部材を袋の注出口部に貼着した注出口部付き袋 | |
US20110233267A1 (en) | Pack having tear-open aid | |
JP6051899B2 (ja) | カップ型紙容器の製造方法及びカップ型紙容器 | |
JP7031162B2 (ja) | 自立性包装袋 | |
CN111448147B (zh) | 用于零食产品的可再密封包装袋 | |
JP6900646B2 (ja) | 包装袋 | |
JP7009824B2 (ja) | 自立性包装袋 | |
JP6953880B2 (ja) | 自立性包装袋 | |
WO2010058422A1 (en) | A flexible package for packing a rigid/ semi rigid article/ bottle/ container | |
JP6911626B2 (ja) | 包装袋 | |
JP6828275B2 (ja) | 包装容器及びその製造方法 | |
JP2014088215A (ja) | カップ型紙容器 | |
JP7559462B2 (ja) | パウチ | |
JP2021095160A (ja) | ピロー包装袋 | |
JP2020164172A (ja) | パウチ | |
JP7147140B2 (ja) | 包装袋 | |
JP5380716B2 (ja) | スパウト付きパウチ容器 | |
JP6287051B2 (ja) | 包装容器 | |
JP7175056B1 (ja) | 折り曲げ開封包装体 | |
JP7069704B2 (ja) | パウチ | |
JP6136125B2 (ja) | カップ型紙容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20210423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210525 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210714 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210803 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211109 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220125 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220207 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7031162 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |