JP6575606B2 - バルブステムシール - Google Patents

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Description

本発明は、バルブステムを案内するバルブステムガイドに固定されるバルブステムシールに関する。
内燃機関における吸排気弁機構においては、バルブステムガイドに設けられた挿通孔と、この挿通孔に挿通されるバルブステムとの間の環状隙間を封止するバルブステムシールが設けられている。図3を参照して、従来例に係るバルブステムシールについて説明する。図3は従来例に係るバルブステムシールの模式的断面図である。
バルブステム(不図示)は、バルブステムガイド(不図示)に設けられた挿通孔に挿通され、この挿通孔の内周面により案内されるように構成される。そして、バルブステムガイドに設けられた挿通孔とバルブステムとの間の環状隙間に油膜を形成させる程度に適度な量の潤滑油を供給しつつ、潤滑油室内の潤滑油をシールするために、バルブステムシール500が設けられている。
この従来例に係るバルブステムシール500は、補強環510と、補強環510に一体的に設けられるゴム状弾性体520とを備えている。そして、ゴム状弾性体520は、バルブステムに摺動自在なシール部520Aと、補強環510における円筒状の胴体部の内周面側に設けられ、かつバルブステムガイドに嵌合固定される嵌合部520Bとを備えている。
この従来例においては、バルブステムシール500のバルブステムガイドに対する嵌合時の作業性を高めつつ、シール性を高めるために、嵌合部520Bの内周面には複数の環状のシール突起521が設けられている。これらのシール突起521は、径方向内側の先端からシール部520A側に向かって拡径する第1傾斜面521aと、径方向内側の先端からシール部520A側とは反対側に向かって拡径する第2傾斜面521bとを備えている(図3中のシール突起521の拡大図参照)。そして、これら第1傾斜面521aと第2傾斜面521bの傾斜は等しくなるように設計されている。以上のように構成される複数のシール突起521によって、潤滑油室側から吸気ポート又は排気ポート側へのオイル(潤滑油)の浸入を抑制し、かつ吸気ポート又は排気ポート側から潤滑油室側へのガス漏れを抑制することが可能となる。
しかしながら、近年、ターボエンジンが採用されたり、エンジンにEGR機構が設けられたりすることにより、吸排気圧力(ポート圧力)が高まってきている。これにより、従来例に係るバルブステムシール500では、吸気ポート又は排気ポート側から潤滑油室側へのガス漏れを十分防ぐことができなくなってきている。
特開2004−176881号公報
本発明の目的は、バルブステムガイドに対する嵌合時の作業性を高めつつ、シール性のより一層の向上を図ったバルブステムシールを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
すなわち、本発明のバルブステムシールは、
筒状の胴体部を有する補強環と、
該補強環に一体的に設けられるゴム状弾性体と、
を備え、
バルブステムを案内するバルブステムガイドに固定されると共に、シリンダーヘッドよりも潤滑油室側に備えられるバルブステムシールであって、
前記ゴム状弾性体は、
前記バルブステムに摺動自在なシール部と、
前記胴体部の内周面側に設けられ、かつ前記バルブステムガイドに嵌合固定される嵌合部と、
を備え、
前記嵌合部の内周面には、径方向内側の先端から前記シール部側に向かって拡径する第1傾斜面と、径方向内側の先端から前記シール部側とは反対側に向かって拡径する第2傾斜面とを備える複数の環状のシール突起が設けられると共に、
これら複数のシール突起のうち最も前記シール部に近い第1シール突起は、第2傾斜面のほうが第1傾斜面よりも傾斜が緩やかに構成されており、最も前記シール部から離れている第2シール突起は、第1傾斜面のほうが第2傾斜面よりも傾斜が緩やかに構成されていることを特徴とする。
また、本発明の他のバルブステムシールは、
筒状の胴体部を有する補強環と、
該補強環に一体的に設けられるゴム状弾性体と、
を備え、
バルブステムを案内するバルブステムガイドに固定されるバルブステムシールであって、
前記ゴム状弾性体は、
前記バルブステムに摺動自在なシール部と、
前記胴体部の内周面側に設けられ、かつ前記バルブステムガイドに嵌合固定される嵌合部と、
を備え、
前記嵌合部の内周面には、径方向内側の先端から前記シール部側に向かって拡径する第1傾斜面と、径方向内側の先端から前記シール部側とは反対側に向かって拡径する第2傾斜面とを備える複数の環状のシール突起が設けられると共に、
これら複数のシール突起のうち前記シール部側に配置されている少なくとも一つの第1シール突起は、いずれも第2傾斜面のほうが第1傾斜面よりも傾斜が緩やかに構成されており、前記複数のシール突起のうち第1シール突起が配置されている領域を介して前記シール部側とは反対側に配置されている少なくとも一つ第2シール突起は、いずれも第1傾斜面のほうが第2傾斜面よりも傾斜が緩やかに構成されていることを特徴とする。
本発明においては、第1シール突起は、第2傾斜面のほうが第1傾斜面よりも傾斜が緩やかに構成されている。従って、第1シール突起の場合、バルブステムガイドに対する面圧については、ピーク面圧がシール部側に偏ることになる。以上のように構成される第1シール突起によって、シール部側からシール部とは反対側へのガス漏れを効果的に抑制することが可能となる。
また、第2シール突起は、第1傾斜面のほうが第2傾斜面よりも傾斜が緩やかに構成されている。従って、第2シール突起の場合、バルブステムガイドに対する面圧については、ピーク面圧がシール部側とは反対側に偏ることになる。以上のように構成される第2シール突起によって、シール部とは反対側からシール部側へのオイル(潤滑油)の浸入を効果的に抑制することが可能となる。
以上より、本発明においては、シール部側に配置される第1シール突起によって、ガス漏れを効果的に抑制することができ、かつシール部側とは反対側に配置される第2シール突起によって、オイルの浸入を効果的に抑制することができる。また、嵌合部の内周面に複数のシール突起が設けられているため、バルブステムシールのバルブステムガイドに対する嵌合時の作業性を高めることが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、バルブステムシールのバルブステムガイドに対する嵌合時の作業性を高めつつ、シール性のより一層の向上を図ることができる。
図1は本発明の実施例に係るバルブステムシールの使用時の状態を示す模式的断面図である。 図2は本発明の実施例に係るバルブステムシールの模式的断面図である。 図3は従来例に係るバルブステムシールの模式的断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例)
図1及び図2を参照して、本発明の実施例に係るバルブステムシールについて説明する。図1は本発明の実施例に係るバルブステムシールの使用時の状態を示す模式的断面図である。なお、図1においては、バルブステムシールがバルブステムガイドに固定されている状態を示している。また、図中のバルブステムシール等については、バルブステムシールの中心軸線を含む面で切断した断面の一部を示している。図2は本発明の実施例に係るバルブステムシールの模式的断面図である。なお、バルブステムシールは回転対称形状であり、図2においては、バルブステムシールの中心軸線を含む面で切断した断面のうち、半分のみを示している。また、図2には、シール突起の拡大図も示している。
<密封構造の全体構成>
特に、図1を参照して、本実施例に係るバルブステムシールを備える密封構造全体の構成について説明する。エンジンのシリンダーヘッド400には、バルブステムガイド300が取り付けられている。そして、このバルブステムガイド300に設けられた挿通孔310に挿通され、この挿通孔310の内周面により案内されるようにバルブステム200が設けられている。図中(O)は潤滑油室側であり、(P)はポート(吸気用のポートまたは排気用のポート)側である。そして、バルブステムガイド300に設けられた挿通孔310とバルブステム200との間の環状隙間に油膜を形成させる程度に適度な量の潤滑油を供給しつつ、潤滑油室内の潤滑油をシールするために、バルブステムシール100が設けられている。
<バルブステムシール>
本実施例に係るバルブステムシール100について詳細に説明する。バルブステムシール100は、補強環10と、補強環10に一体的に設けられるゴム状弾性体20とを備えている。一体成形により、補強環10とゴム状弾性体20を一体にすることが可能である。例えば、この補強環10をインサート部品としてゴム状弾性体20をインサート成形することにより、補強環10に対して一体的にゴム状弾性体20を設けることができる。補強環10は金属などにより構成される。この補強環10は、筒状(より具体的には円筒状)の胴体部11と、胴体部11の一端側に設けられる内向きフランジ部12と、胴体部11の他端側に設けられる外向きフランジ部13とから構成される。
ゴム状弾性体20は、バルブステム200に摺動自在なシール部20Aと、胴体部11の内周面側に設けられ、かつバルブステムガイド300に嵌合固定される嵌合部20Bとを備えている。
シール部20Aは、補強環10における内向きフランジ部12の先端付近に設けられている。このシール部20Aは、潤滑油室側(O)に設けられるメインリップ21と、ポート側(P)に設けられる背圧リップ22と、メインリップ21の根元付近に設けられる補助リップ23とを備えている。メインリップ21の外周面側には環状凹部24が設けられている。この環状凹部24に、メインリップ21をバルブステム200に対して押し付けるガータスプリング150が取り付けられる(図1参照)。嵌合部20Bの内周面には、複数の環状のシール突起(本実施例においては、一つの第1シール突起25と二つの第2シール突起26)が設けられている。
以上のように構成されるバルブステムシール100は、嵌合部20Bが補強環10の外向きフランジ部13側からバルブステムガイド300に嵌合されることにより、バルブステムガイド300に固定される。また、補強環10の外向きフランジ部13は、シリンダーヘッド400の上面410に密着した状態となる。本実施例においては、バルブスプリング160によって、外向きフランジ部13がシリンダーヘッド400の上面410に押し付けられるように構成されている。これにより、吸排気圧力(ポート圧力)によって、バルブステムシール100がバルブステムガイド300から外れてしまうことが抑制される。
以上のように構成されるバルブステムシール100においては、シール部20Aにおけるメインリップ21によって、潤滑油室側(O)からポート側(P)へのオイル(潤滑油)の浸入が抑制される。また、シール部20Aにおける背圧リップ22によって、ポート側(P)から潤滑油室側(O)へのガス漏れが抑制される。また、嵌合部20Bの内周面に設けられた複数の環状のシール突起(第1シール突起25及び第2シール突起26)によって、バルブステムシール100における嵌合部20Bとバルブステムガイド300との間の環状隙間からのオイルの浸入及びガス漏れを抑制することができる。すなわち、シリンダーヘッド400の上面410と補強環10の外向きフランジ部13との間から入り込んだオイル(図1中の矢印A参照)の浸入を、上記複数のシール突起により抑制することが可能となる。また、バルブステム200とバルブステムガイド300との間から排出されるガス(図1中の矢印B参照)の漏れを、上記複数のシール突起により抑制することが可能となる。
<シール突起>
本実施例に係るシール突起について、より詳細に説明する。本実施例に係るシール突起は、第1シール突起25と第2シール突起26とから構成される。第1シール突起25は、シール部20A側に配置され、第2シール突起26は、第1シール突起25が配置されている領域を介してシール部20A側とは反対側に配置される。従って、複数のシール突起のうち最もシール部20Aに近いシール突起は第1シール突起25であり、複数のシール突起のうち、最もシール部20Aから離れているシール突起が第2シール突起26であることは言うまでもない。なお、本実施例においては、シール部20A側に配置される第1シール突起25は一つのみ設けられ、シール部20A側とは反対側に設けられる第2シール突起26は二つ設けられている。二つの第2シール突起26の形状及び寸法は同一となるように設計されている。また、二つの第2シール突起26同士の間隔に比べて、第1シール突起25が配置されている領域と、第2シール突起26が配置されている領域との間隔の方が十分に広くなるように構成されている。
これらのシール突起(第1シール突起25及び第2シール突起26)は、径方向内側の先端からシール部20A側に向かって拡径する第1傾斜面25a,26aと、径方向内側の先端からシール部20A側とは反対側に向かって拡径する第2傾斜面25b,26bとを備えている。
そして、第1シール突起25は、第2傾斜面25bのほうが第1傾斜面25aよりも傾斜が緩やかに構成されている。これに対して、2つの第2シール突起26は、いずれも第1傾斜面26aのほうが第2傾斜面26bよりも傾斜が緩やかに構成されている。
<本実施例に係るバルブステムシールの優れた点>
本実施例に係るバルブステムシール100によれば、第1シール突起25は、第2傾斜面25bのほうが第1傾斜面25aよりも傾斜が緩やかに構成されている。従って、第1シール突起25の場合、バルブステムガイド300に対する面圧については、ピーク面圧がシール部20A側に偏ることになる。以上のように構成される第1シール突起25によって、シール部20A側からシール部20Aとは反対側へのガス漏れを効果的に抑制することが可能となる。
また、第2シール突起26は、第1傾斜面26aのほうが第2傾斜面26bよりも傾斜が緩やかに構成されている。従って、第2シール突起26の場合、バルブステムガイド300に対する面圧については、ピーク面圧がシール部20A側とは反対側に偏ることになる。以上のように構成される第2シール突起26によって、シール部20Aとは反対側からシール部20A側へのオイル(潤滑油)の浸入を効果的に抑制することが可能となる。
以上のように、本実施例に係るバルブステムシール100においては、シール部20A側に配置される第1シール突起25によって、ガス漏れを効果的に抑制することができ、かつシール部20A側とは反対側に配置される第2シール突起26によって、オイルの浸入を効果的に抑制することができる。また、嵌合部20Bの内周面に複数のシール突起(第1シール突起25及び第2シール突起26)が設けられているため、バルブステムシール100のバルブステムガイド300に対する嵌合時の作業性を高めることが可能となる。
(その他)
上記実施例に係るバルブステムシール100においては、第2傾斜面25bのほうが第1傾斜面25aよりも傾斜が緩やかに構成されている第1シール突起25は一つのみ設けられ、第1傾斜面26aのほうが第2傾斜面26bよりも傾斜が緩やかに構成されている第2シール突起26は二つ設けられている場合の構成を示した。しかしながら、本発明に係るバルブステムシールにおいては、上記のように構成される第1シール突起の個数と、第2シール突起の個数は限定されることはなく、それぞれ少なくとも一つ設けられれば良い。従って、例えば、シール部20A側に第1シール突起25を2つ設け、これら2つの第1シール突起25が配置されている領域を介してシール部20A側とは反対側に第2シール突起26を一つのみ設けることもできる。また、シール部20A側に第1シール突起25を2つ設け、これら2つの第1シール突起25が配置されている領域を介してシール部20A側とは反対側に2つの第2シール突起26を設けることもできる。
10 補強環
11 胴体部
12 内向きフランジ部
13 外向きフランジ部
20 ゴム状弾性体
20A シール部
20B 嵌合部
21 メインリップ
22 背圧リップ
23 補助リップ
24 環状凹部
25 第1シール突起
26 第2シール突起
25a,26a 第1傾斜面
25b,26b 第2傾斜面
100 バルブステムシール
150 ガータスプリング
160 バルブスプリング
200 バルブステム
300 バルブステムガイド
310 挿通孔
400 シリンダーヘッド
410 上面

Claims (2)

  1. 筒状の胴体部を有する補強環と、
    該補強環に一体的に設けられるゴム状弾性体と、
    を備え、
    バルブステムを案内するバルブステムガイドに固定されると共に、シリンダーヘッドよりも潤滑油室側に備えられるバルブステムシールであって、
    前記ゴム状弾性体は、
    前記バルブステムに摺動自在なシール部と、
    前記胴体部の内周面側に設けられ、かつ前記バルブステムガイドに嵌合固定される嵌合部と、
    を備え、
    前記嵌合部の内周面には、径方向内側の先端から前記シール部側に向かって拡径する第1傾斜面と、径方向内側の先端から前記シール部側とは反対側に向かって拡径する第2傾斜面とを備える複数の環状のシール突起が設けられると共に、
    これら複数のシール突起のうち最も前記シール部に近い第1シール突起は、第2傾斜面のほうが第1傾斜面よりも傾斜が緩やかに構成されており、最も前記シール部から離れている第2シール突起は、第1傾斜面のほうが第2傾斜面よりも傾斜が緩やかに構成されていることを特徴とするバルブステムシール。
  2. 筒状の胴体部を有する補強環と、
    該補強環に一体的に設けられるゴム状弾性体と、
    を備え、
    バルブステムを案内するバルブステムガイドに固定されるバルブステムシールであって、
    前記ゴム状弾性体は、
    前記バルブステムに摺動自在なシール部と、
    前記胴体部の内周面側に設けられ、かつ前記バルブステムガイドに嵌合固定される嵌合部と、
    を備え、
    前記嵌合部の内周面には、径方向内側の先端から前記シール部側に向かって拡径する第
    1傾斜面と、径方向内側の先端から前記シール部側とは反対側に向かって拡径する第2傾斜面とを備える複数の環状のシール突起が設けられると共に、
    これら複数のシール突起のうち前記シール部側に配置されている少なくとも一つの第1シール突起は、いずれも第2傾斜面のほうが第1傾斜面よりも傾斜が緩やかに構成されており、前記複数のシール突起のうち第1シール突起が配置されている領域を介して前記シール部側とは反対側に配置されている少なくとも一つ第2シール突起は、いずれも第1傾斜面のほうが第2傾斜面よりも傾斜が緩やかに構成されていることを特徴とするバルブステムシール。
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