JP7058328B2 - バルブステムシール - Google Patents
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
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Description
バルブステムと、該バルブステムの軸方向の運動をガイドするバルブステムガイドとの間をシールするバルブステムシールにおいて、
前記バルブステムガイドに取り付けられる筒状部と、該筒状部の先端から径方向内側に向かって伸びる内向きフランジ部とを有する補強環と、
前記補強環に一体的に設けられ、前記バルブステムの外周面に摺動自在に密着する弾性体製のシール本体と、
を備え、
前記シール本体は、前記筒状部の内周面側に設けられ、前記バルブステムガイドの外周面に嵌合固定される嵌合部を備え、
前記筒状部自体には、前記バルブステムガイドに形成された係止凹部に係止される係止凸部が設けられ、前記バルブステムガイドの外周面のうち前記係止凹部を除く部分に対しては前記嵌合部のみが嵌合するように構成されると共に、
前記係止凸部は、前記内向きフランジ部側とその反対側において周方向に並行に伸びる一対の側面を有し、かつ、その一部が径方向内側に向かって突き出た部分を有することを特徴とする。
前記係止凸部における前記内向きフランジ部側の側面は、前記スリットのうち周方向に伸びる部分により形成されており、前記係止凸部における前記反対側の側面は、前記筒状部における前記反対側の端面の一部により形成されており、
前記係止凸部において、前記スリットのうち前記内向きフランジ部側に向かって伸びる部分側の先端部が、径方向内側に向かって突き出ているとよい。
前記係止凸部における前記内向きフランジ部側の側面は、前記一対のスリット部における一方のスリット部により形成されており、前記係止凸部における前記反対側の側面は、前記一対のスリット部における他方のスリット部により形成されており、
前記係止凸部において、前記一端側スリット部に向かって伸びる部分側の先端部が、径方向内側に向かって突き出ている構成を採用することもできる。
前記係止凸部における前記内向きフランジ部側の側面は、前記一対のスリットにおける一方のスリットにより形成されており、前記係止凸部における前記反対側の側面は、前記一対のスリットにおける他方のスリットにより形成されており、
前記係止凸部の周方向の中央の部分が、径方向内側に向かって突き出ていることも好適である。
前記係止凸部における前記内向きフランジ部側の側面は、前記スリットにより形成されており、前記係止凸部における前記反対側の側面は、前記筒状部における前記反対側の端面の一部により形成されており、
前記係止凸部の周方向の中央の部分が、径方向内側に向かって突き出ている構成を採用することもできる。
図1~図3を参照して、本発明の実施例1に係るバルブステムシールについて説明する。図1は本発明の実施例1に係るバルブステムシールをバルブステムガイドに取り付けた状態を示す斜視図である。図2は本発明の実施例1に係るバルブステムシールをバルブステムガイドに取り付けた状態を示す一部破断斜視図である。なお、図2においては、バルブステムシールの中心軸線を含む面で、バルブステムシール及びバルブステムガイドを切断した状態において、これらの斜視図を示している。図3は本発明の実施例1に係るバルブステムシールの使用時の状態を示す模式的断面図である。なお、図3中のバルブステムシール及びバルブステムガイドについては、これらの中心軸線を含む面で、これらを切断した断面図を示している。なお、本実施例に係るバルブステムシールは、以下に説明する補強環に設けられた係止部に関する構成を除き、回転対称形状である。
図3を参照して、吸排気弁機構の概略構成について説明する。吸排気弁機構は、不図示のシリンダヘッドに設けられている。そして、吸排気弁機構は、バルブステム300と、バルブステム300の軸方向の運動をガイドするバルブステムガイド200と、バルブステム300とバルブステムガイド200との間をシールするバルブステムシール100とを備えている。
特に、図1及び図2を参照して、バルブステムシール100の全体構成について説明する。バルブステムシール100は、金属や樹脂からなる補強環110と、補強環110に対して一体的に設けられる弾性体製(例えば、ゴム製)のシール本体120と、シール本体120を内周面側に向かって押圧するガータスプリング130とから構成される。なお、例えば、補強環110をインサート部品として、シール本体をインサート成形することにより、補強環110に対してシール本体120を一体的に設けることができる。
補強環110について、より詳細に説明する。本実施例に係る補強環110の筒状部111には、バルブステムガイド200に形成された係止凹部210に係止される係止凸部113が設けられている。この係止凸部113は、内向きフランジ部112側とその反対側において周方向に並行に伸びる一対の側面を有し、かつ、その一部が径方向内側に向かって突き出た部分を有している。この点について、より具体的に説明する。
本実施例に係るバルブステムシール100によれば、補強環110の筒状部111に設けた係止凸部113を、バルブステムガイド200に形成された係止凹部210に係止させる構成が採用されている。そのため、補強環をバルブステムガイドに圧入させるタイプに比べて装着作業性に優れている。つまり、専用の設備がなくても、バルブステムシール100をバルブステムガイド200に取り付けることができる。また、シール本体の部分をバルブステムガイドに装着させるタイプに比べて、バルブステムシール100がバルブステムガイド200から抜け落ちてしまうことを抑制することができる。
図4及び図5には、本発明の実施例2が示されている。本実施例においては、係止凸部の構成が、上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。図4は本発明の実施例2に係る補強環の正面図の一部である。図5は本発明の実施例2に係る補強環の模式的断面図である。なお、図5は、図4中のAA断面図である。
図6及び図7には、本発明の実施例3が示されている。本実施例においては、係止凸部の構成が、上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。図6は本発明の実施例3に係る補強環の正面図の一部である。図7は本発明の実施例3に係る補強環の模式的断面図である。なお、図7は、図6中のBB断面図である。
図8及び図9には、本発明の実施例4が示されている。本実施例においては、係止凸部の構成が、上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。図8は本発明の実施例4に係る補強環の正面図の一部である。図9は本発明の実施例4に係る補強環の底面図である。
110,110X,110Y,110Z 補強環
111 筒状部
112 内向きフランジ部
113 係止凸部
113a 第1スリット部
113b 第2スリット部
114 係止凸部
114a 一端側スリット部
114b 第1スリット部
114c 第2スリット部
115 係止凸部
115a 第1スリット
115b 第2スリット
116 係止凸部
116a スリット
120 シール本体
121 メインリップ
122 補助シール部
123 背圧リップ
124 嵌合部
130 ガータスプリング
200 バルブステムガイド
210 係止凹部
220 テーパ部
300 バルブステム
Claims (7)
- バルブステムと、該バルブステムの軸方向の運動をガイドするバルブステムガイドとの間をシールするバルブステムシールにおいて、
前記バルブステムガイドに取り付けられる筒状部と、該筒状部の先端から径方向内側に向かって伸びる内向きフランジ部とを有する補強環と、
前記補強環に一体的に設けられ、前記バルブステムの外周面に摺動自在に密着する弾性体製のシール本体と、
を備え、
前記シール本体は、前記筒状部の内周面側に設けられ、前記バルブステムガイドの外周面に嵌合固定される嵌合部を備え、
前記筒状部自体には、前記バルブステムガイドに形成された係止凹部に係止される係止凸部が設けられ、前記バルブステムガイドの外周面のうち前記係止凹部を除く部分に対しては前記嵌合部のみが嵌合するように構成されると共に、
前記係止凸部は、前記内向きフランジ部側とその反対側において周方向に並行に伸びる一対の側面を有し、かつ、その一部が径方向内側に向かって突き出た部分を有することを特徴とするバルブステムシール。 - 前記筒状部には、前記内向きフランジ部側とは反対側の端面から該内向きフランジ部側に向かって伸び、かつ、その先端から周方向に向かって伸びるスリットが設けられると共に、
前記係止凸部における前記内向きフランジ部側の側面は、前記スリットのうち周方向に伸びる部分により形成されており、前記係止凸部における前記反対側の側面は、前記筒状部における前記反対側の端面の一部により形成されており、
前記係止凸部において、前記スリットのうち前記内向きフランジ部側に向かって伸びる部分側の先端部が、径方向内側に向かって突き出ていることを特徴とする請求項1に記載のバルブステムシール。 - 前記筒状部には、周方向に向かって並行に伸びる一対のスリット部と、これら一対のスリットの一端同士を繋ぐように形成される一端側スリット部とが設けられると共に、
前記係止凸部における前記内向きフランジ部側の側面は、前記一対のスリット部におけ
る一方のスリット部により形成されており、前記係止凸部における前記反対側の側面は、前記一対のスリット部における他方のスリット部により形成されており、
前記係止凸部において、前記一端側スリットに向かって伸びる部分側の先端部が、径方向内側に向かって突き出ていることを特徴とする請求項1に記載のバルブステムシール。 - 前記筒状部には、周方向に向かって並行に伸びる一対のスリットが設けられると共に、
前記係止凸部における前記内向きフランジ部側の側面は、前記一対のスリットにおける一方のスリットにより形成されており、前記係止凸部における前記反対側の側面は、前記一対のスリットにおける他方のスリットにより形成されており、
前記係止凸部の周方向の中央の部分が、径方向内側に向かって突き出ていることを特徴とする請求項1に記載のバルブステムシール。 - 前記筒状部には、周方向に向かって伸びるスリットが設けられると共に、
前記係止凸部における前記内向きフランジ部側の側面は、前記スリットにより形成されており、前記係止凸部における前記反対側の側面は、前記筒状部における前記反対側の端面の一部により形成されており、
前記係止凸部の周方向の中央の部分が、径方向内側に向かって突き出ていることを特徴とする請求項1に記載のバルブステムシール。 - 前記シール本体は、前記内向きフランジ部の先端から、該内向きフランジ部を介して前記筒状部とは反対側に向かって伸び、前記バルブステムの外周面に摺動自在に密着するメインリップを備えることを特徴とする請求項1~5のいずれか一つに記載のバルブステムシール。
- 前記シール本体は、前記内向きフランジ部の先端から、前記筒状部側に向かって伸び、前記バルブステムの外周面に摺動自在に密着する背圧リップを備えることを特徴とする請求項1~6のいずれか一つに記載のバルブステムシール。
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