JP6575359B2 - カメラおよびアダプタ - Google Patents

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Description

本開示は、レンズ交換式のカメラ、およびこのカメラに用いられるアダプタに関する。
レンズ交換可能なカメラでは、ボディ前面に設けられたボディマウントと呼ばれる開口にレンズを装着するようになっている。ボディマウントの特性の一つにフランジバックがある。フランジバックとは、ボディマウントの基準面すなわちレンズの後端とボディマウントとが接触する面と、撮像素子の撮像面との距離である。ボディないしボディマウントはそれぞれ固有のフランジバックを有している。交換レンズも、それが装着されるボディないしボディマウントのフランジバックに合わせて設計されている。
これまで、ボディ固有のフランジバックよりも長いフランジバックを有するレンズを使用したい場合には、ボディマウントに中間アダプタを取り付けることによりフランジバックを調整していた(例えば、特許文献1参照。)。
特開2007−58123号公報
しかしながら、このように中間アダプタを用いてフランジバックを調整する方法は、ボディ固有のフランジバックよりも短いフランジバックを有するレンズを使用したい場合には適用できなかった。ボディマウント全体を交換すればこのような場合にも対応できなくはないが、ボディマウント全体の交換は困難であり現実的とはいえなかった。
従って、ボディマウント全体を交換することなくボディ固有のフランジバックよりも短いフランジバックを有するレンズを使用可能とするカメラ、およびこのカメラに用いられるアダプタを提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態によるカメラは、撮像素子を内蔵するボディと、ボディに設けられ、第1基準面を有し第1基準面と撮像面との間に第1フランジバックをもつボディマウントを備え、第1基準面に、第2基準面を有し第2基準面と撮像面との間に第1フランジバックよりも短い第2フランジバックをもつアダプタを装着可能であるものである。ボディは、第1接点と、第2接点とを有する。第1接点は、第1基準面に装着され第1フランジバックをもつ第1レンズとボディとを接続する。第2接点は、第2基準面に装着され第2フランジバックをもつ第2レンズとボディとを接続する。第2接点は、ボディマウントの径方向において第1接点よりも内周側に位置する。
本開示の一実施の形態によるアダプタは、撮像素子を内蔵するボディと、ボディに設けられ、第1基準面を有し第1基準面と撮像面との間に第1フランジバックをもつボディマウントとを備えたカメラの、第1基準面に装着可能であると共に、第2基準面を有し第2基準面と撮像面との間に第1フランジバックよりも短い第2フランジバックを有するものである。ボディは、第1接点と、第2接点とを有する。第1接点は、第1基準面に装着され第1フランジバックをもつ第1レンズとボディとを接続する。第2接点は、第2基準面に装着され第2フランジバックをもつ第2レンズとボディとを接続する。第2接点は、ボディマウントの径方向において第1接点よりも内周側に位置する。

本開示の一実施の形態のカメラ、または本開示の一実施の形態のアダプタでは、ボディマウントの第1基準面に、第2基準面を有し第2基準面と撮像面との間に第1フランジバックよりも短い第2フランジバックをもつアダプタを装着することにより、第2フランジバックをもつレンズが使用可能となる。
本開示の一実施の形態のカメラ、または本開示の一実施の形態のアダプタによれば、ボディマウントの第1基準面に、第2基準面を有し第2基準面と撮像面との間に第1フランジバックよりも短い第2フランジバックをもつアダプタを装着可能としている。よって、ボディマウント全体を交換することなくボディ固有の第1フランジバックよりも短い第2フランジバックを有するレンズを使用することが可能となる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれの効果であってもよい。
本開示の一実施の形態のカメラにおいて、ボディ固有の第1フランジバックをもつ第1レンズの装着、および第1フランジバックよりも長い第3フランジバックをもつ第3レンズへの対応について説明するための概略断面図である。 本開示の一実施の形態のアダプタの構成を説明するための概略断面図である。 本開示の一実施の形態のアダプタとボディの前面部との干渉を説明するための概略断面図である。 本開示の第1の実施の形態に係るカメラのボディを右側面側から見た外観を表す側面図である。 図4に示したボディを前方正面から見た外観を表す正面図である。 図5に示したボディマウントおよび前面部を、外装部材から取り出して、前方正面から見た構成を表す正面図である。 本開示の第1の実施の形態に係るアダプタの正面図、およびこの正面図のVIIB−VIIB線における断面図である。 図7に示したアダプタの背面図である。 図7に示したアダプタを図6に示したボディマウントに装着した状態を表す正面図である。 図9のX−X線における断面図である。 図10の一部を拡大して表す断面図である。 本開示の第2の実施の形態におけるアダプタの正面図、およびこの正面図のXIIB−XIIB線における断面図である。 図12に示したアダプタの背面図である。 図12に示したアダプタを図6に示したボディマウントに装着した状態において、アダプタの着脱レバーが初期位置にある状態を表す正面図である。 図12に示したアダプタを図6に示したボディマウントに装着した状態において、アダプタの着脱レバーが締結位置にある状態を表す正面図である。 図15のXVI−XVI線における断面図である。 図16の一部を拡大して表す断面図である。 本開示の一実施の形態のカメラの第1適用例を表す正面図であり、本開示の第1の実施の形態に係るボディマウントに、シネマ撮影レンズ用のアダプタを装着した状態を表す正面図である。 本開示の一実施の形態のカメラの第1適用例を表す側面図であり、図18に示したアダプタに、シネマ撮影レンズを装着した状態を表す側面図である。 本開示の一実施の形態のカメラの第2適用例を表す側面図であり、本開示の第1の実施の形態に係るボディマウントに、本開示の第1の実施の形態または第2の実施の形態に係るアダプタを介して、第1フランジバックよりも短い第2フランジバックをもつレンズを装着した状態を表す側面図である。 変形例1に係るボディの前面部の構成を表す正面図である。 変形例2に係るボディの前面部の構成を表す正面図である。 変形例3に係るボディの前面部の構成を表す正面図である。 変形例4に係るボディの前面部の構成を表す正面図である。
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.概略説明
2.第1の実施の形態(アダプタがバヨネット方式を採用している例)
3.第2の実施の形態(アダプタがスピゴット方式を採用している例)
4.第1適用例(本開示の一実施の形態のボディに、シネマ撮影レンズ用のアダプタを介して、シネマ撮影レンズを装着する例)
5.第2適用例(本開示の一実施の形態のボディに、本開示の一実施の形態のアダプタを介して、第1フランジバックよりも短い第2フランジバックをもつレンズを装着する例)
6.変形例1(ボディマウントを前方正面から見て、第1接点が上方および右方、第2接点が上方に配置されている例)
7.変形例2(ボディマウントを前方正面から見て、第1接点が上方および右方、第2接点が左方に配置されている例)
8.変形例3(ボディマウントを前方正面から見て、第1接点が上方および右方、第2接点が左斜め下方に配置されている例)
9.変形例4(ボディマウントを前方正面から見て、第1接点が左方、第2接点が上方に配置されている例)
(概略説明)
まず、個々の具体的な実施の形態の説明に先立ち、図1ないし図3を参照して、本開示の一実施の形態のカメラおよびアダプタの概略を説明する。
図1は、本開示の一実施の形態のカメラにおけるフランジバックの調整方法を概略的に表したものである。カメラ1は、図1の(A)に示したように、ボディ10の前面にボディマウント20を有し、ボディマウント20に第1レンズ2Aが装着される。ボディ10には撮像素子11が内蔵されている。ボディマウント20は、ボディ10の前面部12に設けられている。前面部12には、撮像素子11に対向して光学部品13が配置されている。なお、前面部12は、ボディ10の前面に設けられた、ボディマウント20以外の部材(光学部品13、後述する第1接点41、第2接点42、これらの支持部材およびシャーシ部材16)の集合体をいう。
以下の説明および図面において、Zは光軸方向を表す。光軸Aは第1レンズ2A、光学部品13、および撮像素子11の中心を通る線である。光軸方向Zにおいて第1レンズ2A側(レンズ側)を前方、ボディ10側を後方とする。Xはボディマウント20を前方正面から見て左右方向、Yはボディマウント20を前方正面から見て上下方向を表す。
ボディ10は、第1フランジバックFB1を有している。第1フランジバックFB1は、ボディマウント20の第1基準面P1と撮像面P11との光軸方向Zにおける距離であり、それぞれのボディ10に固有の値である。第1基準面P1は、ボディマウント20と第1レンズ2Aの後端部とが接する面である。撮像面P11は、例えば、撮像素子11のフォトダイオードに光が入射する面に対応する。ボディ10には、基本的には、ボディ10に固有の第1フランジバックFB1に対応する第1レンズ2Aが装着されるようになっている。
図1の(B)は、第1フランジバックFB1よりも長い第3フランジバックFB3をもつ第3レンズ2Cに対応する場合を表している。この場合には、ボディマウント20にアダプタ30Cを装着し、第1フランジバックFB1にアダプタ30Cの光軸方向Zにおける最大厚みD30Cを加える。アダプタ30Cの最大厚みD30Cは、装着面31Cと第3基準面P3との光軸方向Zにおける距離である。装着面31Cは、ボディマウント20の第1基準面P1に装着された状態で第1基準面P1に接する面である。第3基準面P3は、第3レンズ2Cが装着される面である。このようなアダプタ30Cの使用により、第1フランジバックFB1よりも長い第3フランジバックFB3をもつ第3レンズ2Cをボディ10に接続可能となる。
しかしながら、アダプタ30Cでは、第3基準面P3が装着面31Cよりも光軸方向Zにおいて前方すなわち第3レンズ2C側に位置している。そのため、このアダプタ30Cを用いる場合には、第3基準面P3と撮像面P11との光軸方向Zにおける距離が、第1フランジバックFB1よりも長くなる。よって、このアダプタ30Cは、第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックをもつ第2レンズには対応困難であった。
図2は、本開示の一実施の形態に係るアダプタ30の断面構成を概略的に表したものである。このアダプタ30は、図2の(A)に示したように、上述した第1基準面P1を有し第1基準面P1と撮像面P11との間に第1フランジバックFB1をもつボディマウント20の第1基準面P1に装着可能である。また、アダプタ30は、第2基準面P2を有し第2基準面P2と撮像面P11との間に第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックFB2を有する。第2基準面P2は、第2フランジバックFB2をもつ第2レンズ2B(図2の(A)参照。)が装着される面である。これにより、このカメラ1では、ボディマウント20全体を交換することなくボディ10に固有の第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックFB2を有する第2レンズ2Bに対応可能となっている。
具体的には、アダプタ30は、図2の(B)に示したように、ボディマウント20の第1基準面P1に装着された状態で第1基準面P1に接する装着面31を有している。第2基準面P2は、光軸方向Zにおいて装着面31よりも撮像面P11側に位置することが好ましい。このようにすることにより、ボディマウント20に、アダプタ30を介して、ボディ10に固有の第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックFB2を有する第2レンズ2Bを装着することが可能となる。
このようなアダプタ30は、図2の(B)に示したように、外周部32と、内周部33とを有している。アダプタ30の内周側には開口33Aが設けられている。外周部32は、ボディマウント20の第1基準面P1に装着される部分であり、上述した装着面31を有している。内周部33は、外周部32の内側に同心円状に設けられると共に第2基準面P2を有している。外周部32と内周部33とは、中間部34で光軸方向Zにおいて繋がれている。
内周部33は、図2の(A)に示したように、外周部32がボディマウント20の第1基準面P1に装着された状態でボディマウント20とボディ10の前面部12とにより囲まれたマウント空間MS内に入り込む。しかしながら、ボディ10の前面部12は、第1フランジバックFB1をもつ第1レンズ2Aの装着に対応して設計されており、アダプタ30がマウント空間MSに深く入り込むことを想定していないのが通常である。そのため、図3に示したように、アダプタ30とボディ10の前面部12との干渉IFが生じるおそれがある。
従って、本開示の一実施の形態では、図2の(B)に示したように、ボディ10の前面部12は、第1基準面P1に装着されるアダプタ30との干渉を回避可能に構成されていることが好ましい。具体的には、前面部12に配置される光学部品13は、光学部品13とアダプタ30との干渉を回避するため、光学部品13と撮像面P11との光軸方向Zにおける距離D13が短縮されていることが好ましい。また、前面部12は、アダプタ30の装着を想定して光軸方向Zにおいて後方に退避させるようにすることが好ましい。その際の後退量R12は、ボディ10に固有の第1フランジバックFB1と、装着したいアダプタ30または第2レンズ2Bのもつ第2フランジバックFB2との差に応じて、アダプタ30との干渉を回避可能な値とすることが好ましい。このようにすることにより、マウント空間MSに更に余裕を持たせ、アダプタ30との干渉をより確実に回避することが可能となる。このような前面部12の干渉回避設計の詳細については、後述する第1の実施の形態において説明する。なお、前面部12に配置される光学部品13以外の部品は、光軸方向Zにおいて光学部品13と同じ位置またはほぼ同じ位置にあるようにしてもよいし、図2に示したように前面部12に配置される光学部品13以外の部品を光学部品13よりも更に光軸方向Zにおいて後方に退避させるようにしてもよい。
以下、このようなカメラ1およびアダプタ30を具体化する実施の形態(第1の実施の形態および第2の実施の形態)について説明する。
(第1の実施の形態)
図4は、本開示の第1の実施の形態に係るカメラ1のボディ10を右側面側から見た外観を表したものである。図5は、図4に示したボディ10を前方正面から見た外観を表したものである。このカメラ1は、例えばシネマ撮影用カメラであり、ボディ10の光軸方向Zにおける最前部に、ボディマウント20を有している。ボディ10は、外装部材14を有し、この外装部材14に撮像素子11(図4には図示せず、図2参照。)が内蔵されている。外装部材14の各面には、録画スタート釦14A、メニュー選択釦14B、サイドパネル14Cのほか、各種の操作釦や調整釦、ビューファインダー等のアクセサリー装着部、外部メモリ収納部、USB接続部、バッテリー接続部などが適宜設けられている。
ボディマウント20は、第1レンズ2A(図1の(A)参照。)、アダプタ30C(図1の(B)参照。)またはアダプタ30(図2の(A)参照。)とボディ10との接続部となるものである。ボディマウント20は、図5に示したように、ボディ10の外装部材14の前面中央上部に設けられている。ボディマウント20の内側の中央には、光学部品13が設けられている。この光学部品13の光軸方向Zにおける後方には、撮像素子11(図5には図示せず、図2の(A)参照。)が配置されている。ボディマウント20の内側の、光学部品13の周囲の領域には、第1接点41および第2接点42が設けられている。また、ボディ10の外装部材14の前面右斜め下部には、操作ダイヤル15が設けられている。この操作ダイヤル15は、光学部品13と撮像素子11との間に配置されるNDフィルタ(減光フィルタ)等の光学部品をユーザが切り替えるための操作部である。なお、操作ダイヤル15は、本実施の形態のような回転式(ダイヤル式)のものに限定されず、例えば操作釦などの押すタイプのものでもよい。
図6は、図5に示したボディマウント20および前面部12を、外装部材14から取り出して、前方正面から見た構成を表したものである。前面部12は、シャーシ部材16を有している。ボディマウント20は、シャーシ部材16の左方から上方にかけての領域を占めている。シャーシ部材16は、ボディマウント20の下方および右斜め下方に、収納部16Aを有している。この収納部16Aには、例えば3枚〜4枚の上述したNDフィルタ等の光学部品を保持するターレット(図示せず)が収容されている。収納部16Aの右斜め下には、上述した操作ダイヤル15が設けられており、ユーザが操作ダイヤル15を回すことによりターレットが回転してNDフィルタ等の光学部品が切り替わるようになっている。
ボディマウント20は、第1レンズ2A、アダプタ30Cまたはアダプタ30の装着方法としてスピゴット方式を採用しており、例えば、内周側から順に装着環21、保持環22および締結環23を有している。なお、図6には装着環21および保持環22のみが示され、締結環23は図6には示されず、図5に示されている。ボディマウント20にスピゴット方式を採用することにより、シネマ撮影用の大型・大重量の第1レンズ2A等をボディ10に堅牢に締結することが可能となり、信頼性が高まる。また、第1レンズ2A等を回転させずに脱着が可能であることも利点である。
装着環21は、第1レンズ2Aの後端部、アダプタ30Cまたはアダプタ30が着座する部分であり、上述した第1基準面P1を有している。第1基準面P1は、第1レンズ2Aの後端部、アダプタ30Cまたはアダプタ30が装着される面である。第1基準面P1と撮像面P11との光軸方向Zにおける距離が、ボディ10に固有の第1フランジバックFB1(図1の(A)参照。)となる。ボディ10には、基本的には、第1フランジバックFB1に適応する第1レンズ2A(図1の(A)参照。)が装着される。
保持環22は、第1レンズ2Aの後端部、アダプタ30Cまたはアダプタ30を保持する部分である。保持環22は、周方向の3箇所に爪22Aを有している。爪22Aは、装着環21の第1基準面P1の上方に張り出しており、第1基準面P1と爪22Aとの間に第1レンズ2Aの後端部またはアダプタ30を挟んで保持することが可能となっている。
締結環23は、保持環22と一緒に光軸Aの周りに回動することにより第1レンズ2A、アダプタ30Cまたはアダプタ30とボディマウント20とを締結・固定するものである。締結環23の外側面には、ユーザが締結環23を握って回しやすいように、凹凸の滑り止め23Aが設けられていることが好ましい。
光学部品13は、例えば撮像素子11の保護機能および適宜の光学的機能を有するガラス板の部材である。光学部品13は、例えば一方向に長い矩形の形状を有し、ボディマウント20で囲まれた円形の領域の中央に横長に配置されている。なお、撮像素子11も光学部品13と同様に横長に配置されていることはいうまでもない。光学部品13は、光学部品支持部材17に支持されている。光学部品支持部材17は、ねじ17A,17Bによりシャーシ部材16に固定されている。
第1接点41は、第1基準面P1に装着されボディ10に固有の第1フランジバックFB1をもつ第1レンズ2Aとボディ10とを接続するものである。第1接点41は、例えば、ボディ10からボディ10に取り付けられる第1レンズ2Aへ電源供給を行う接点と、ボディ10から第1レンズ2Aへ、第1レンズ2Aを駆動するための駆動信号を供給する接点とを少なくとも含む接点の集合をいう。
第1接点41は、ボディマウント20を前方正面から見て、ボディマウント20の周方向(光軸Aを中心とした周方向)において左方に配置されている。換言すれば、第1接点41は、光学部品13の左側の短辺に沿って円弧状に配置されている。第1接点41は、第1接点支持部材41Aにより支持されている。第1接点支持部材41Aは、ねじ41B,41Cにより、シャーシ部材16に固定され、支持されている。
第2接点42は、第2基準面P2に装着され第2フランジバックFB2をもつ第2レンズ2Bとボディ10とを接続するものである。第2接点42は、例えば、ボディ10からボディ10に取り付けられる第2レンズ2Bへ電源供給を行う接点と、ボディ10から第2レンズ2Bへ、第2レンズ2Bを駆動するための駆動信号を供給する接点とを少なくとも含む接点の集合をいう。
第2接点42は、ボディマウント20を前方正面から見て、ボディマウント20の周方向において下方に配置されている。換言すれば、第2接点42は、光学部品13の下側の長辺に沿って円弧状に配置されている。第2接点42は、第2接点支持部材42Aにより支持されている。第2接点支持部材42Aは、ねじ42B,42Cにより、シャーシ部材16に固定され、支持されている。
第2接点42は、ボディマウント20の径方向(光軸Aに対して径方向)において第1接点41よりも内周側に位置することが好ましい。これにより、後述するように、第1基準面P1にアダプタ30が装着された状態で、第2接点42をアダプタ30の内周側の開口33Aから露出させ、第2接点42と第2レンズ2Bとを容易に接続することが可能となる。また、第1接点41をアダプタ30に隠された状態とすることにより、視覚的に第1レンズ2Aを装着可能な状態ではないことを容易に認識できるようになり、レンズ装着を間違えにくくすることが可能となる。
また、第1接点41および第2接点42は、ボディマウント20の周方向において異なる位置に配置されていることが好ましい。これにより、第1接点支持部材41Aおよび第2接点支持部材42Aの構成を簡素化することが可能となる。なお、第1接点41および第2接点42は、ボディマウント20の周方向において同じ位置、またはほぼ同じ位置に配置されていることも可能である。第1接点41および第2接点42の配置の変形例については後述する。
図7の(A)は、本開示の第1の実施の形態に係るアダプタ30を前方正面から見た構成を表したものである。図7の(B)は、図7の(A)のVIIB−VIIB線における断面構成を表したものである。
このアダプタ30は、図2の(A)に示したように、上述した第1基準面P1を有し第1基準面P1と撮像面P11との間に第1フランジバックFB1をもつボディマウント20の第1基準面P1に装着可能である。また、アダプタ30は、第2基準面P2を有し第2基準面P2と撮像面P11との間に第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックFB2を有する。第2基準面P2は、第2フランジバックFB2をもつ第2レンズ2B(図2の(A)参照。)が装着される面である。これにより、このカメラ1では、ボディマウント20全体を交換することなくボディ10に固有の第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックFB2を有する第2レンズ2Bに対応可能となっている。
具体的には、アダプタ30は、第2フランジバックFB2をもつ第2レンズ2Bをボディマウント20に固定するものであり、例えば図7の(A)および図7の(B)に示したように、外周部32と、内周部33と、中間部34とを有している。アダプタ30の内周側には円形の開口33Aが設けられている。アダプタ30の口径は、ボディマウント20の口径よりも小さい。
外周部32は、ボディマウント20の第1基準面P1に装着される部分であり、装着面31を有している。装着面31は、ボディマウント20の第1基準面P1に装着された状態で第1基準面P1に接する面である。外周部32は、周方向の3箇所に、ボディマウント20への装着のための外爪32Aを有している。
内周部33は、外周部32の内側に同心円状に設けられると共に第2基準面P2を有している。第2基準面P2は、光軸方向Zにおいて装着面31よりも撮像面P11側に位置することが好ましい。このようにすることにより、ボディマウント20に、アダプタ30を介して、ボディ10に固有の第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックFB2を有する第2レンズ2Bを装着することが可能となる。
中間部34は、外周部32と内周部33とを光軸方向Zにおいて連結する段差部である。中間部34は、外周部32と内周部33とをつなぐ傾斜面34Aを有していることが好ましい。傾斜面34Aを有することにより、多様な形状のレンズに対応することが可能となる。加えて、傾斜面34Aが設けられていることで、後述する第2レンズ離脱釦35Cの周囲に余裕空間が生まれ、ユーザが第2レンズ離脱釦35Cを押しやすくなる。
図8は、図7に示したアダプタ30を背面側から見た構成を表したものである。アダプタ30は、第2レンズ2Bの装着方法としてバヨネット方式を採用しており、例えば、内爪35Aと、バヨネット機構35Bと、第2レンズ離脱釦35Cとを有している。
内爪35Aは、第2レンズ2Bを第2基準面P2に装着するためのものである。内爪35Aは、例えば図7の(A)に示したように、内周部33の開口33Aの周方向の3箇所に設けられている。
バヨネット機構35Bは、図8に示したように、内爪35Aの裏側に設けられたばね機構であり、第2レンズ2Bを第2基準面P2に押し付け、第2レンズ2Bの光軸方向Zにおける変位や位置ずれを抑えるようになっている。
第2レンズ離脱釦35Cは、図7の(A)に示したように、第2レンズ2Bをアダプタ30から取り外すための押し釦である。第2レンズ離脱釦35Cは、外周部32および中間部34の左斜め下方に設けられている。
また、第2レンズ離脱釦35Cは、図7の(B)に示したように、光軸方向Zにおいて外周部32の前面32Aよりも第2レンズ2B側へ突出していることが好ましい。このようにすることにより、ユーザが第2レンズ離脱釦35Cを指の爪の先ではなく指の腹で容易に押すことが可能となり、使いやすさが向上する。
図9は、このようなアダプタ30を図6に示したボディマウント20に装着した状態を、ボディマウント20の前方正面から見た構成を表したものである。なお、図9には、図6で省略されている締結環23も示されている。
第1基準面P1にアダプタ30が装着された状態では、第1接点41はアダプタ30に隠されており、第2接点42はアダプタ30の内周側の開口33Aから露出していることが好ましい。これにより、後述するように、第1基準面P1にアダプタ30が装着された状態で、第2接点42をアダプタ30の内周側に開いた開口33Aから露出させ、第2接点42と第2レンズ2Bとを容易に接続することが可能となる。また、第1接点41をアダプタ30に隠された状態とすることにより、視覚的に第1レンズ2Aを装着可能な状態ではないことを容易に認識できるようになり、レンズ装着を間違えにくくすることが可能となる。
また、締結環23は、周方向の一部、例えばボディマウント20を前方正面から見て下方に、切欠き部分23Bを有していることが好ましい。切欠き部分23Bは、締結環23の周方向の一部において、その光軸方向Zにおける高さを低くしたものである。これにより、締結環23の下方に空間が生まれ、第1レンズ2Aや第2レンズ2Bのレンズ鏡筒から下方に突出する部品と締結環23との干渉を回避することが可能となる。切欠き部分23Bの光軸方向Zにおける高さは、例えば保持環22と同一面またはほぼ同一面をなすようにすることが好ましい。
締結環23は、切欠き部分23B以外の立ち壁部分23Cを有している。立ち壁部分23Cは、光軸Aを中心とする中心角αが180°以上であることが好ましい。これにより、ユーザが手で立ち壁部分23Cを握って回しやすくすることが可能となる。なお、凹凸の滑り止め23Aは、立ち壁部分23Cのみに設けてもよいし、立ち壁部分23Cおよび切欠き部分23Bの両方に設けられていてもよい。
アダプタ30の第2レンズ離脱釦35Cは、締結環23の切欠き部分23Bの範囲内に設けられていることが好ましい。これにより、ユーザが第2レンズ離脱釦35Cを容易に押すことが可能となり、利便性が向上する。
また、アダプタ30の第2レンズ離脱釦35Cは、ボディマウント20を前方正面から見て、ボディマウント20の周方向において斜め下方、例えば左斜め下方または右斜め下方にあることが好ましい。第2レンズ離脱釦35Cをボディマウント20の周方向において下方に配置する場合には、第2レンズ2Bの下方に付属する部品との干渉により第2レンズ離脱釦35Cを操作しにくくなるおそれがある。また、第2レンズ離脱釦35Cは、メインカメラマンを補助するアシスタントカメラマンがカメラ1の脇に立って操作する場合が多い。従って、第2レンズ離脱釦35Cを左斜め下方または右斜め下方に配置することにより、アシスタントカメラマンが第2レンズ離脱釦35Cを操作しやすくなる。よって、作業効率が良くなる。なお、図9では、右斜め下方に操作ダイヤル15を配置し、左斜め下方に第2レンズ離脱釦35Cを配置している場合を表しているが、操作ダイヤル15と第2レンズ離脱釦35Cは両方とも左斜め下方、または両方とも右斜め下方に配置されていてもよい。
図10は、図9に示した前面部12、ボディマウント20およびアダプタ30を、第2レンズ離脱釦35Cを通って径方向に切断した断面構成を表したものである。ボディマウント20は、上述したように、内周側から順に装着環21、保持環22および締結環33を有している。ボディマウント20の装着環21の第1基準面P1に、アダプタ30の外周部32の装着面31が当接している。アダプタ30の外周部32は、装着環21の第1基準面P1と保持環22の爪22Aとの間に挟み込まれて保持されている。アダプタ30の内周部33は、ボディマウント20とボディ10の前面部12とにより囲まれたマウント空間MS内に入り込んでいる。
前面部12には、アダプタ30の内周部33の開口に対向して、光学部品13が配置されている。光学部品13は、光学部品支持部材17に支持されている。光学部品支持部材17は、ねじ17A,17B(図10には図示せず、図6参照。)によりシャーシ部材16に固定されている。
ここで、光学部品13は、上述した干渉回避設計として、光学部品13とアダプタ30との干渉を回避するため、光学部品13と撮像面P11との光軸方向Zにおける距離D13(図2の(A)参照。)が短縮されていることが好ましい。
また、光学部品支持部材17およびシャーシ部材16は、上述した干渉回避設計として、光軸方向Zにおいて撮像面P11側に後退していることが好ましい。その際の後退量R12(図3の(B)参照。)は、ボディ10に固有の第1フランジバックFB1と、装着したいアダプタ30または第2レンズ2Bのもつ第2フランジバックFBとの差に応じて、アダプタ30との干渉を回避可能な値とすることが好ましい。このようにすることにより、ボディ10側に余裕の空間を確保し、マウント空間MSに入り込んだアダプタ30とボディ10の前面部12との干渉を回避することが可能となる。具体的には、図6に示したように、光学部品支持部材17近傍に空間S17が生まれ、シャーシ部材16近傍に空間S16が生まれる。また、図10には示されていないが、第2接点支持部材42Aについても、同様の干渉回避設計として、光軸方向Zにおいて撮像面P11側に後退していることが好ましい。これにより、図6に示したように、第2接点支持部材42A近傍に空間S42が生まれる。
図11は、図10に示した第2レンズ離脱釦35C近傍の断面構成を拡大して表したものである。アダプタ30がボディマウント20の第1基準面P1に装着された状態では、第2レンズ離脱釦35Cの光軸方向Zにおける後方に、第1接点支持部材41Aのねじ41Cが設けられた部分が位置する。そこで、第1接点支持部材41Aは、第1基準面P1にアダプタ30が装着された状態で第2レンズ離脱釦35に対向する位置に逃げC41を有していることが好ましい。逃げC41は、第1接点支持部材41Aのうち第2レンズ離脱釦35Cと干渉する部分(ねじ41C近傍の部分)を、光軸方向Zにおいて撮像面P11側に後退させたものである。このような逃げC41を設けることにより、第1接点支持部材41Aは、第2レンズ離脱釦35Cとの干渉を回避しながら、第1接点41を光軸方向Zにおいて第1レンズ2Aに接続可能な位置に保持することが可能となる。
このカメラ1では、例えば次のようにしてアダプタ30および第2レンズ2Bのボディ10への取り付けを行うことができる。
まず、アダプタ30の外周部32の外爪32Aを、ボディマウント20の保持環22の爪22Aの間に嵌め込む。次いで、締結環23を締める方向に回動させて、ボディマウント20の爪22Aと第1基準面P1との間にアダプタ30の外爪32Aを挟み込み、アダプタ30をボディマウント20の第1基準面P1に装着して固定する。
このとき、内周部33は、図2の(A)に示したように、外周部32がボディマウント20の第1基準面P1に装着された状態でボディマウント20とボディ10の前面とにより囲まれたマウント空間MS内に入り込む。しかしながら、ボディ10の前面部12、具体的には光学部品支持部材17、第2接点支持部材42Aおよびシャーシ部材16は、上述した干渉回避設計により光軸方向Zにおいて後方に退避しているので、第1基準面P1に装着されるアダプタ30との干渉が回避される。また、第1接点支持部材41Aは逃げC41を有しているので、第2レンズ離脱釦35Cとの干渉が回避される。
そののち、第2レンズ2Bの後端部の爪(図示せず)をアダプタ30の内周部33の内爪35Aの間に嵌め込み、第2レンズ2Bを回動させる。これにより、第2レンズ2Bをアダプタ30の第2基準面P2に装着して固定する。
このように本実施の形態では、ボディマウント20の第1基準面P1に、第2基準面P2を有し第2基準面P2と撮像面P11との間に第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックFB2をもつアダプタ30を装着可能としている。よって、ボディマウント20全体を交換することなくボディ10に固有の第1フランジバックよりも短い第2フランジバックを有する第2レンズ2Bを使用することが可能となる。
また、ボディ10の前面部12を、第1基準面P1に装着されるアダプタ30との干渉を回避可能に構成するようにしている。具体的には光学部品支持部材17、第2接点支持部材42Aおよびシャーシ部材16を光軸方向Zにおいて後方に退避させるようにしている。よって、第1基準面P1に装着されるアダプタ30との干渉を回避することが可能となる。
更に、第1接点支持部材41Aに逃げC41を設けるようにしたので、第2レンズ離脱釦35Cとの干渉を回避することが可能となる。
(第2の実施の形態)
図12の(A)は、本開示の第2の実施の形態におけるアダプタ30を前方正面から見た構成を表したものである。図12の(B)は、図12の(A)のXIIB−XIIB線における断面構成を表したものである。図13は、図12に示したアダプタ30を背面側から見た構成を表したものである。本実施の形態のアダプタ30は、第2レンズ2Bの装着方法としてスピゴット方式を採用していることにおいて、上記第1の実施の形態のアダプタ30とは異なるものである。よって、対応する構成要素については同一の符号を付して説明する。
このアダプタ30は、第1の実施の形態と同様に、図2の(A)に示したように、上述した第1基準面P1を有し第1基準面P1と撮像面P11との間に第1フランジバックFB1をもつボディマウント20の第1基準面P1に装着可能である。また、アダプタ30は、第2基準面P2を有し第2基準面P2と撮像面P11との間に第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックFB2を有する。第2基準面P2は、第2フランジバックFB2をもつ第2レンズ2B(図2の(A)参照。)が装着される面である。これにより、このカメラ1では、ボディマウント20全体を交換することなくボディ10に固有の第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックFB2を有する第2レンズ2Bに対応可能となっている。
具体的には、アダプタ30は、第2フランジバックFB2をもつ第2レンズ2Bをボディマウント20にスピゴット方式により固定するものである。アダプタ30は、例えば図12の(A)および図12の(B)に示したように、外周部32と、内周部33と、中間部34と、締結部36と、スピゴット機構37とを有している。アダプタ30の内周側には円形の開口33Aが設けられている。アダプタ30の口径は、ボディマウント20の口径よりも小さい。
外周部32は、ボディマウント20の第1基準面P1に装着される部分であり、装着面31を有している。装着面31は、ボディマウント20の第1基準面P1に装着された状態で第1基準面P1に接する面である。外周部32は、周方向の3箇所に、ボディマウント20への装着のための外爪32Aを有している。
締結部36は、光軸Aの周りに回動することにより第2レンズ2Bとアダプタ30とを締結・固定または取り外すものである。締結部36は、外周部32の光軸方向Zにおいて前方に、ねじ36Aにより固定されている。締結部36には、着脱レバー36Bが設けられている。着脱レバー36Bは、第2レンズ2Bをアダプタ30に締結し、または第2レンズ2Bをアダプタ30から取り外すための操作レバーである。着脱レバー36Bは、図12の(A)に示したように、締結部36の周方向において左斜め上方に設けられている。また、締結部36は、内周部33との境界に傾斜面36Cを有していることが好ましい。傾斜面36Cを有することにより、多様な形状のレンズに対応することが可能となる。加えて、傾斜面36Cが設けられていることで、着脱レバー36Bの周囲に余裕空間が生まれ、ユーザが着脱レバー36Bを操作しやすくなる。
内周部33は、外周部32の内側に同心円状に設けられると共に第2基準面P2を有している。第2基準面P2は、光軸方向Zにおいて装着面31よりも撮像面P11側に位置することが好ましい。このようにすることにより、ボディマウント20に、アダプタ30を介して、ボディ10に固有の第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックFB2を有する第2レンズ2Bを装着することが可能となる。
スピゴット機構37は、内周部33の光軸方向Zにおける後方に設けられ、周方向の3箇所に内爪37Aを有している。スピゴット機構37は、連結部37Bにより締結部36に固定され、締結部36の回動に伴って光軸Aの周りに回動可能となっている。連結部37Bは、外周部32の周方向の一部に切られたガイド溝32B内に設けられている。従って、連結部37Bおよび締結部36の可動範囲は、ガイド溝32Bによって規定されるようになっている。
中間部34は、締結部36および外周部32と内周部33とを光軸方向Zにおいて連結する段差部である。中間部34は、第1の実施の形態と同様に、締結部36および外周部32と内周部33とをつなぐ傾斜面34Aを有していることが好ましい。
図14および図15は、このようなアダプタ30を図6に示したボディマウント20に装着した状態を、ボディマウント20の前方正面から見た構成を表したものである。図14は着脱レバー36Bが初期位置PIにある状態、図15は着脱レバー36Bが締結位置PTにある場合をそれぞれ表している。なお、図14および図15には、図6で省略されている締結環23も示されている。
第1の実施の形態と同様に、第1基準面P1にアダプタ30が装着された状態では、第1接点41はアダプタ30に隠されており、第2接点42はアダプタ30の内周側の開口33Aから露出していることが好ましい。これにより、第1基準面P1にアダプタ30が装着された状態で、第2接点42をアダプタ30の内周側に開いた開口33Aから露出させ、第2接点42と第2レンズ2Bとを容易に接続することが可能となる。また、第1接点41をアダプタ30に隠された状態とすることにより、視覚的に第1レンズ2Aを装着可能な状態ではないことを容易に認識できるようになり、レンズ装着を間違えにくくすることが可能となる。
また、第1の実施の形態と同様に、締結環23は、周方向の一部、例えばボディマウント20を前方正面から見て下方に、切欠き部分23Bを有していることが好ましい。切欠き部分23Bの光軸方向Zにおける高さは、例えば保持環22と同一面またはほぼ同一面をなすようにすることが好ましい。
第1の実施の形態と同様に、締結環23は、切欠き部分23B以外の立ち壁部分23Cを有している。立ち壁部分23Cは、第1の実施の形態と同様に、光軸Aを中心とする中心角αが180°以上であることが好ましい。
アダプタ30の着脱レバー36Bの可動範囲R36Bは、締結環23の切欠き部分23B以外の立ち壁部分23Cの範囲内に設けられていることが好ましい。これにより、着脱レバー36Bの操作を、第2レンズ2Bのレンズ鏡筒から下方に突出する部品との干渉なく行うことが可能となる。
また、アダプタ30の着脱レバー36Bの可動範囲R36Bは、ボディマウント20を前方正面から見て、ボディマウント20の周方向において斜め上方、例えば左斜め上方または右斜め上方にあることが好ましい。着脱レバー36Bがボディマウント20の周方向において上方にある場合には、ユーザは、着脱レバー36を時計回りと反時計回りのどちらに回せば締結されるのか迷いやすくなる。一方、着脱レバー36Bが斜め上方に位置している場合には、ユーザは着脱レバー36Bを下ろせば締結されることを視覚的・直感的に把握しやすくなる。また、着脱レバー36Bは、メインカメラマンを補助するアシスタントカメラマンがカメラ1の脇に立って操作する場合が多い。従って、着脱レバー36Bを斜め上方に配置することにより、アシスタントカメラマンが着脱レバー36Bを操作しやすくなる。よって、作業効率が良くなる。
具体的には、図14に示した着脱レバー36Bの初期位置PIは、ボディマウント20を前方正面から見てボディマウント20の周方向において左斜め上方にあり、図15に示した着脱レバー36Bの締結位置PTは、初期位置PIから反時計回りCCWに回動した位置にあることが好ましい。なお、締結部36の締結のための回動方向によっては、着脱レバー36Bの初期位置PIを右斜め上方とし、着脱レバー36Bの締結位置PTを、初期位置PIから時計回りに回動した位置とすることも可能である。
図16は、図14に示した前面部12、ボディマウント20およびアダプタ30を、着脱レバー36Bを通って径方向に切断した断面構成を表したものである。図17は、図16に示した着脱レバー36B近傍の断面構成を拡大して表したものである。ボディマウント20は、上述したように、内周側から順に装着環21、保持環22および締結環23を有している。ボディマウント20の装着環21の第1基準面P1に、アダプタ30の外周部32の装着面31が当接している。アダプタ30の内周部33は、ボディマウント20とボディ10の前面部12とにより囲まれたマウント空間MS内に入り込んでいる。
前面部12には、アダプタ30の内周部33の開口に対向して、光学部品13が配置されている。光学部品13は、光学部品支持部材17に支持されている。光学部品支持部材17は、ねじ17A,17B(図14には図示せず、図6参照。)によりシャーシ部材16に固定されている。
ここで、光学部品13は、上述した干渉回避設計として、光学部品13とアダプタ30との干渉を回避するため、光学部品13と撮像面P11との光軸方向Zにおける距離D13(図2の(A)参照。)が短縮されていることが好ましい。
また、光学部品支持部材17、シャーシ部材16および第2接点支持部材42Aは、上述した干渉回避設計として、光軸方向Zにおいて撮像面P11側に後退していることが好ましい。その際の後退量R12(図3の(B)参照。)は、ボディ10に固有の第1フランジバックFB1と、装着したいアダプタ30または第2レンズ2Bのもつ第2フランジバックFBとの差に応じて、アダプタ30との干渉を回避可能な値とすることが好ましい。このようにすることにより、ボディ10側に余裕の空間を確保し、マウント空間MSに入り込んだアダプタ30とボディ10の前面部12との干渉を回避することが可能となる。
このカメラ1では、例えば次のようにしてアダプタ30および第2レンズ2Bのボディ10への取り付けを行うことができる。
まず、アダプタ30の外周部32の外爪32Aを、ボディマウント20の保持環22の爪22Aの間に嵌め込む。次いで、締結環23を締める方向に回動させて、ボディマウント20の爪22Aと第1基準面P1との間にアダプタ30の外爪32Aを挟み込み、アダプタ30をボディマウント20の第1基準面P1に装着して固定する。
このとき、内周部33は、図2の(A)に示したように、外周部32がボディマウント20の第1基準面P1に装着された状態でボディマウント20とボディ10の前面とにより囲まれたマウント空間MS内に入り込む。しかしながら、ボディ10の前面部12、具体的には光学部品支持部材17、シャーシ部材16、第1接点支持部材41Aおよび第2接点支持部材42Aは、上述した干渉回避設計により光軸方向Zにおいて後方に退避しているので、第1基準面P1に装着されるアダプタ30との干渉が回避される。
そののち、第2レンズ2Bの後端部の爪(図示せず)をアダプタ30のスピゴット機構37の内爪37Aの間に嵌め込み、着脱レバー36Bを図14に示した初期位置PIから図15に示した締結位置PTに移動させる。これにより、第2レンズ2Bをアダプタ30の第2基準面P2に装着して固定する。
このとき、ボディマウント20において締結環23を締める回動方向と、アダプタ30において締結部36を回動させて第2基準面P2から第2レンズ2Bを離脱させる回動方向とが、光軸Aを中心にして逆回りであることが好ましい。このようにすることにより、ユーザがボディマウント20の締結環23を緩める方向に回すと、その回動方向は第2レンズ2Bにとっては逆に締結を強める方向となる。従って、ユーザがアダプタ30から第2レンズ2Bを外そうとして、間違えて着脱レバー36Bでなくボディマウント20の締結環23を時計回りCWに回しても、何も外れない。一方、ユーザがアダプタ30に第2レンズ2Bを締結しようとして、間違えて着脱レバー36Bでなくボディマウント20の締結環23を反時計回りCCWに回しても、何も外れない。このようにアダプタ30や第2レンズ2Bがボディマウント20から意図せず離脱することが回避され、レンズ装着の安定性、安全性を向上させることが可能となる。
このように本実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加えて、アダプタ30と第2レンズ2Bとの締結方法にスピゴット方式を採用するようにしたので、第2レンズ2Bをアダプタ30に更に堅牢に締結することが可能となる。また、ボディマウント20もスピゴット方式を採用しているので、アダプタ30を使用することにより生じうるガタつきを減らすことが可能となる。
(適用例)
以下、このカメラ1の適用例について説明する。
(第1適用例)
このカメラ1は、例えば図18に示したように、ボディマウント20に、シネマ撮影レンズ用のアダプタ30Cを装着し、更に図19に示したように、このアダプタ30Cに、シネマ撮影用の第3レンズ2Cを装着して使用することが可能である。ボディ10には、ビューファインダ、レコーダー、バッテリー等(いずれも図示せず)を更に装着してもよい。
アダプタ30Cは、カメラ1のボディマウント20を、シネマ業界標準であるPLマウントに変換するものであり、第3接点43を有している。第3接点43は、ボディマウント20を前方正面から見てボディマウント20の周方向において上方および右方に配置されている。アダプタ30Cおよび第3レンズ2Cは、ボディ10に固有の第1フランジバックFB1よりも長い第3フランジバックFB3(図1の(B)参照。)を有している。このようなアダプタ30Cの使用により、第1フランジバックFB1よりも長い第3フランジバックFB3をもつ第3レンズ2Cをボディマウント20に装着可能となる。
(第2適用例)
あるいは、このカメラ1は、図9または図15に示したように、ボディマウント20に、第1の実施の形態または第2の実施の形態に係るアダプタ30を装着し、更に図20に示したように、このアダプタ30に、第2レンズ2Bを装着して使用することが可能である。第2レンズ2Bは、例えばミラーレスカメラ用の静止画撮影レンズであり、ボディ10に固有の第1フランジバックFB1よりも短い第2フランジバックFB2(図2の(A)参照。)を有している。なお、第2レンズ2Bは、一眼レフ用のもの、静止画および動画の両方を撮影可能なものでもよい。このように本開示の一実施の形態のアダプタ30を用いることにより、映像業界で使用されてきた第3レンズ2Cのユーザが、写真業界で使用されてきた第2レンズ2Bを気軽に使用可能となる。従って、シネマ撮影用、放送用、コンシューマ向け静止画撮影用などの用途による分類の垣根を低くし、ユーザが容易に新しい体験機会を手に入れて、映像表現の可能性を拡大することが可能となる。
(変形例)
なお、上記実施の形態では、ボディマウント20を前方正面から見て、第1接点41はボディマウント20の周方向において左方、第2接点42はボディマウント20の周方向において下方に設けられている場合について説明した。しかしながら、第1接点41および第2接点42の配置は、上記実施の形態の例に限られず、以下の変形例1〜4のように様々に変更可能である。なお、第1接点41および第2接点42の配置の変形例は、以下の変形例1〜4に限られないことはいうまでもない。
(変形例1)
例えば、図21に示したように、ボディマウント20を前方正面から見て、第1接点41がボディマウント20の周方向において上方および右方、第2接点42がボディマウント20の周方向において上方に配置されていることも可能である。
(変形例2)
また、例えば図22に示したように、ボディマウント20を前方正面から見て、第1接点41がボディマウント20の周方向において上方および右方、第2接点42がボディマウント20の周方向において左方に配置されていることも可能である。
(変形例3)
更に、例えば図23に示したように、ボディマウント20を前方正面から見て、第1接点41がボディマウント20の周方向において上方および右方、第2接点42がボディマウント20の周方向において左斜め下方に配置されていることも可能である。
(変形例4)
加えて、例えば図24に示したように、ボディマウント20を前方正面から見て、第1接点41がボディマウント20の周方向において左方、第2接点42がボディマウント20の周方向において上方に配置されていることも可能である。
以上、実施の形態を挙げて本開示を説明したが、本開示は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態において説明した各構成要素の形状、寸法および材料などは限定されるものではなく、他の形状、寸法および材料としてもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、カメラ1およびアダプタ30の構成を具体的に挙げて説明したが、全ての構成要素を備えていなくてもよく、また、他の構成要素を更に備えていてもよい。
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
本技術は以下のような構成を取ることも可能である。
(1)
第1基準面を有し前記第1基準面と撮像面との間に第1フランジバックをもつボディマウントを備え、前記第1基準面に、第2基準面を有し前記第2基準面と前記撮像面との間に前記第1フランジバックよりも短い第2フランジバックをもつアダプタを装着可能である
カメラ。
(2)
前記第2基準面は、光軸方向において前記第1基準面よりも前記撮像面側に位置する
前記(1)記載のカメラ。
(3)
前記ボディマウントが設けられると共に撮像素子を内蔵するボディを更に備え、
前記ボディは、
前記第1基準面に装着され前記第1フランジバックをもつ第1レンズと前記ボディとを接続する第1接点と、
前記第2基準面に装着され前記第2フランジバックをもつ第2レンズと前記ボディとを接続する第2接点と
を有し、
前記第2接点は、前記ボディマウントの径方向において前記第1接点よりも内周側に位置する
前記(1)または(2)記載のカメラ。
(4)
前記アダプタは内周側に開口を有し、
前記第2接点は、前記第1基準面に前記アダプタが装着された状態で前記アダプタの内周側の前記開口から露出している
前記(3)記載のカメラ。
(5)
前記ボディマウントは、前記ボディの前面部に設けられ、
前記前面部は、前記第1基準面に装着される前記アダプタとの干渉を回避可能に構成されている
前記(3)または(4)記載のカメラ。
(6)
前記前面部は、
前記撮像素子に対向して設けられた光学部品と、
前記光学部品を支持する光学部品支持部材と、
前記第1接点と、
前記第1接点を支持する第1接点支持部材と、
前記第2接点と、
前記第2接点を支持する第2接点支持部材と、
前記光学部品支持部材、前記第1接点支持部材および前記第2接点支持部材を支持するシャーシ部材と
を有する前記(5)記載のカメラ。
(7)
前記光学部品支持部材、前記第2接点支持部材および前記シャーシ部材は、前記第1基準面に装着される前記アダプタとの干渉を回避可能な後退量で、光軸方向において前記撮像面側に後退している
前記(6)記載のカメラ。
(8)
前記アダプタは、前記第2基準面に前記第2レンズを保持するバヨネット機構と、前記第2基準面から前記第2レンズを離脱させる第2レンズ離脱釦とを有し、
前記第1接点支持部材は、前記第1基準面に前記アダプタが装着された状態で前記第2レンズ離脱釦に対向する位置に逃げを有し、前記逃げは、前記第2レンズ離脱釦との干渉を回避可能な後退量で、光軸方向において前記撮像面側に後退している
前記(6)または(7)記載のカメラ。
(9)
前記アダプタは、
前記ボディマウントの前記第1基準面に装着される外周部と、
前記外周部の内側に同心円状に設けられると共に前記第2基準面を有し、前記外周部が前記第1基準面に装着された状態で前記ボディマウントと前記ボディの前面とにより囲まれたマウント空間内に入り込む内周部とを備え、
前記第2レンズ離脱釦は、光軸方向において前記外周部の前面よりも前記第2レンズ側へ突出している
前記(8)記載のカメラ。
(10)
前記ボディマウントは、スピゴット方式により前記第1基準面に前記第1レンズまたは前記アダプタを着脱させる締結環を有し、
前記締結環は、周方向の一部に設けられた切欠き部分と、前記切欠き部分以外の立ち壁部分とを有し、
前記第2レンズ離脱釦は、前記切欠き部分の範囲内に設けられている
前記(8)または(9)記載のカメラ。
(11)
前記アダプタは、光軸の周りに回動可能な締結部と、前記締結部に設けられた着脱レバーと、前記締結部の回動に伴って光軸の周りに回動可能なスピゴット機構とを有し、
前記ボディマウントは、スピゴット方式により前記第1基準面に前記第1レンズまたは前記アダプタを着脱させる締結環を有し、
前記締結環は、周方向の一部に設けられた切欠き部分と、前記切欠き部分以外の立ち壁部分とを有し、
前記着脱レバーの可動範囲は、前記締結環の前記立ち壁部分の範囲内にある
前記(3)ないし(7)のいずれかに記載のカメラ。
(12)
前記着脱レバーの可動範囲は、前記ボディマウントを前方正面から見て前記ボディマウントの周方向における左斜め上方または右斜め上方にある
前記(11)記載のカメラ。
(13)
前記着脱レバーの初期位置は、前記ボディマウントを前方正面から見て前記ボディマウントの周方向における左斜め上方にあり、
前記着脱レバーの締結位置は、前記初期位置から反時計回りに回動した位置にある
前記(12)記載のカメラ。
(14)
前記ボディマウントにおいて前記締結環を緩める回動方向と、前記アダプタにおいて前記第2基準面から前記第2レンズを離脱させる回動方向とが、光軸を中心にして逆回りである
前記(11)ないし(13)のいずれかに記載のカメラ。
(15)
前記第1接点および前記第2接点は、前記ボディマウントを前方正面から見て前記ボディマウントの周方向において異なる位置に配置されている
前記(3)ないし(14)のいずれかに記載のカメラ。
(16)
前記ボディマウントを前方正面から見て、前記第1接点は前記ボディマウントの周方向において上方および右方に配置されており、前記第2接点は前記ボディマウントの周方向において上方に配置されている
前記(3)ないし(15)のいずれかに記載のカメラ。
(17)
前記ボディマウントを前方正面から見て、前記第1接点は前記ボディマウントの周方向において上方および右方に配置されており、前記第2接点は前記ボディマウントの周方向において下方または左斜め下方に配置されている
前記(3)ないし(15)のいずれかに記載のカメラ。
(18)
前記ボディマウントを前方正面から見て、前記第1接点は前記ボディマウントの周方向において左方に配置されており、前記第2接点は前記ボディマウントの周方向において下方に配置されている
前記(3)ないし(15)のいずれかに記載のカメラ。
(19)
前記ボディマウントを前方正面から見て、前記第1接点は前記ボディマウントの周方向において左方に配置されており、前記第2接点は前記ボディマウントの周方向において上方に配置されている
前記(3)ないし(15)のいずれかに記載のカメラ。
(20)
第1基準面を有し前記第1基準面と撮像面との間に第1フランジバックをもつボディマウントの前記第1基準面に装着可能であると共に、第2基準面を有し前記第2基準面と前記撮像面との間に前記第1フランジバックよりも短い第2フランジバックを有する
アダプタ。
(21)
前記第2基準面は、光軸方向において前記第1基準面よりも前記撮像面側に位置する
前記(20)記載のアダプタ。
(22)
前記アダプタは、
前記ボディマウントの前記第1基準面に装着される外周部と、
前記外周部の内側に同心円状に設けられると共に前記第2基準面を有し、前記外周部が前記第1基準面に装着された状態で前記ボディマウントと前記ボディマウントが設けられたボディの前面とにより囲まれたマウント空間内に入り込む内周部と
を有する前記(20)または(21)記載のアダプタ。
(23)
前記外周部と前記内周部との間に中間部を有する
前記(22)記載のアダプタ。
(24)
前記中間部は、前記外周部と前記内周部とをつなぐ傾斜面を有する
前記(23)記載のアダプタ。

本出願は、日本国特許庁において2014年1月30日に出願された日本特許出願番号2014−15452号を基礎として優先権を主張するものであり、この出願のすべての内容を参照によって本出願に援用する。
当業者であれば、設計上の要件や他の要因に応じて、種々の修正、コンビネーション、サブコンビネーション、および変更を想到し得るが、それらは添付の請求の範囲やその均等物の範囲に含まれるものであることが理解される。

Claims (20)

  1. 撮像素子を内蔵するボディと、
    前記ボディに設けられ、第1基準面を有し前記第1基準面と撮像面との間に第1フランジバックをもつボディマウント
    を備え、前記第1基準面に、第2基準面を有し前記第2基準面と前記撮像面との間に前記第1フランジバックよりも短い第2フランジバックをもつアダプタを装着可能であり、
    前記ボディは、
    前記第1基準面に装着され前記第1フランジバックをもつ第1レンズと前記ボディとを接続する第1接点と、
    前記第2基準面に装着され前記第2フランジバックをもつ第2レンズと前記ボディとを接続する第2接点と
    を有し、
    前記第2接点は、前記ボディマウントの径方向において前記第1接点よりも内周側に位置する
    カメラ。
  2. 前記第2基準面は、光軸方向において前記第1基準面よりも前記撮像面側に位置する
    請求項1記載のカメラ。
  3. 前記アダプタは内周側に開口を有し、
    前記第2接点は、前記第1基準面に前記アダプタが装着された状態で前記アダプタの内周側の前記開口から露出している
    請求項1または2記載のカメラ。
  4. 前記ボディマウントは、前記ボディの前面部に設けられ、
    前記前面部は、前記第1基準面に装着される前記アダプタとの干渉を回避可能に構成されている
    請求項1ないし3のいずれか1項に記載のカメラ。
  5. 前記前面部は、
    前記撮像素子に対向して設けられた光学部品と、
    前記光学部品を支持する光学部品支持部材と、
    前記第1接点と、
    前記第1接点を支持する第1接点支持部材と、
    前記第2接点と、
    前記第2接点を支持する第2接点支持部材と、
    前記光学部品支持部材、前記第1接点支持部材および前記第2接点支持部材を支持するシャーシ部材と
    を有する請求項記載のカメラ。
  6. 前記光学部品支持部材、前記第2接点支持部材および前記シャーシ部材は、前記第1基準面に装着される前記アダプタとの干渉を回避可能な後退量で、光軸方向において前記撮像面側に後退している
    請求項記載のカメラ。
  7. 前記アダプタは、前記第2基準面に前記第2レンズを保持するバヨネット機構と、前記第2基準面から前記第2レンズを離脱させる第2レンズ離脱釦とを有し、
    前記第1接点支持部材は、前記第1基準面に前記アダプタが装着された状態で前記第2レンズ離脱釦に対向する位置に逃げを有し、前記逃げは、前記第2レンズ離脱釦との干渉を回避可能な後退量で、光軸方向において前記撮像面側に後退している
    請求項または記載のカメラ。
  8. 前記アダプタは、
    前記ボディマウントの前記第1基準面に装着される外周部と、
    前記外周部の内側に同心円状に設けられると共に前記第2基準面を有し、前記外周部が前記第1基準面に装着された状態で前記ボディマウントと前記ボディの前面とにより囲まれたマウント空間内に入り込む内周部とを備え、
    前記第2レンズ離脱釦は、光軸方向において前記外周部の前面よりも前記第2レンズ側へ突出している
    請求項記載のカメラ。
  9. 前記ボディマウントは、スピゴット方式により前記第1基準面に前記第1レンズまたは前記アダプタを着脱させる締結環を有し、
    前記締結環は、周方向の一部に設けられた切欠き部分と、前記切欠き部分以外の立ち壁部分とを有し、
    前記第2レンズ離脱釦は、前記切欠き部分の範囲内に設けられている
    請求項または記載のカメラ。
  10. 前記アダプタは、光軸の周りに回動可能な締結部と、前記締結部に設けられた着脱レバーと、前記締結部の回動に伴って光軸の周りに回動可能なスピゴット機構とを有し、
    前記ボディマウントは、スピゴット方式により前記第1基準面に前記第1レンズまたは前記アダプタを着脱させる締結環を有し、
    前記締結環は、周方向の一部に設けられた切欠き部分と、前記切欠き部分以外の立ち壁部分とを有し、
    前記着脱レバーの可動範囲は、前記締結環の前記立ち壁部分の範囲内にある
    請求項ないしのいずれか1項に記載のカメラ。
  11. 前記着脱レバーの可動範囲は、前記ボディマウントを前方正面から見て前記ボディマウントの周方向における左斜め上方または右斜め上方にある
    請求項10記載のカメラ。
  12. 前記着脱レバーの初期位置は、前記ボディマウントを前方正面から見て前記ボディマウントの周方向における左斜め上方にあり、
    前記着脱レバーの締結位置は、前記初期位置から反時計回りに回動した位置にある
    請求項11記載のカメラ。
  13. 前記ボディマウントにおいて前記締結環を緩める回動方向と、前記アダプタにおいて前記第2基準面から前記第2レンズを離脱させる回動方向とが、光軸を中心にして逆回りである
    請求項10ないし12のいずれか1項に記載のカメラ。
  14. 前記第1接点および前記第2接点は、前記ボディマウントを前方正面から見て前記ボディマウントの周方向において異なる位置に配置されている
    請求項ないし13のいずれか1項に記載のカメラ。
  15. 前記ボディマウントを前方正面から見て、前記第1接点は前記ボディマウントの周方向において上方および右方に配置されており、前記第2接点は前記ボディマウントの周方向において上方に配置されている
    請求項ないし14のいずれか1項に記載のカメラ。
  16. 前記ボディマウントを前方正面から見て、前記第1接点は前記ボディマウントの周方向において上方および右方に配置されており、前記第2接点は前記ボディマウントの周方向において下方または左斜め下方に配置されている
    請求項ないし14のいずれか1項に記載のカメラ。
  17. 前記ボディマウントを前方正面から見て、前記第1接点は前記ボディマウントの周方向において左方に配置されており、前記第2接点は前記ボディマウントの周方向において下方に配置されている
    請求項ないし14のいずれか1項に記載のカメラ。
  18. 前記ボディマウントを前方正面から見て、前記第1接点は前記ボディマウントの周方向において左方に配置されており、前記第2接点は前記ボディマウントの周方向において上方に配置されている
    請求項ないし14のいずれか1項に記載のカメラ。
  19. 撮像素子を内蔵するボディと、前記ボディに設けられ、第1基準面を有し前記第1基準面と撮像面との間に第1フランジバックをもつボディマウントとを備えたカメラの、前記第1基準面に装着可能であると共に、第2基準面を有し前記第2基準面と前記撮像面との間に前記第1フランジバックよりも短い第2フランジバックを有し、
    前記ボディは、
    前記第1基準面に装着され前記第1フランジバックをもつ第1レンズと前記ボディとを接続する第1接点と、
    前記第2基準面に装着され前記第2フランジバックをもつ第2レンズと前記ボディとを接続する第2接点と
    を有し、
    前記第2接点は、前記ボディマウントの径方向において前記第1接点よりも内周側に位置する
    アダプタ。
  20. 前記アダプタは内周側に開口を有し、
    前記第2接点は、前記第1基準面に前記アダプタが装着された状態で前記アダプタの内周側の前記開口から露出している
    請求項19記載のアダプタ。
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