JP2007058032A - レンズアダプタ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】鏡筒の光軸とコンバージョンレンズの光軸を高精度に安定して合致させることができ、小型化を図りつつ使い勝手に優れたレンズアダプタ装置を提供する。
【解決手段】レンズアダプタ装置20は、装着板22と、腕部24と、支持部26と、第1の位置決め部28と、第2の位置決め部30とを備え、第2の位置決め部30は、上下方向位置決め部32と左右方向位置決め部34とを含んで構成されている。第1の位置決め部28は、支持部26で支持されたコンバージョンレンズ50の鏡筒10に対する前後方向の位置決めを行うものである。第2の位置決め部30は、支持部26で支持されたコンバージョンレンズ50の光軸と鏡筒10の光軸とを合致させるものである。
【選択図】図3
【解決手段】レンズアダプタ装置20は、装着板22と、腕部24と、支持部26と、第1の位置決め部28と、第2の位置決め部30とを備え、第2の位置決め部30は、上下方向位置決め部32と左右方向位置決め部34とを含んで構成されている。第1の位置決め部28は、支持部26で支持されたコンバージョンレンズ50の鏡筒10に対する前後方向の位置決めを行うものである。第2の位置決め部30は、支持部26で支持されたコンバージョンレンズ50の光軸と鏡筒10の光軸とを合致させるものである。
【選択図】図3
Description
本発明はレンズアダプタ装置に関する。
デジタルスチルカメラなどの撮像装置において、その鏡筒の先端に設けられた雌ねじにコンバージョンレンズを取り付けることで、撮影レンズの倍率を広角側あるいは望遠側に変換するようにしたものがある。
しかしながら、コンバージョンレンズが軽量である場合には、上述の取り付け構造で対応できるが、コンバージョンレンズが重量大である場合には、鏡筒の剛性の点からコンバージョンレンズを取り付けることはできない。
特に、沈胴式の鏡筒では、鏡筒を沈胴させるための機構が鏡筒の内部に組み込まれているため、鏡筒に大きな力を掛けることができず、重量大なるコンバージョンレンズを用いることができない。
そこで従来では、このようなコンバージョンレンズを用いることができるように、撮像装置のケースに取着される装着部と、装着部に設けられ鏡筒を覆う筒状壁部とを有し、この筒状壁部に設けた開口にコンバージョンレンズを装着する雌ねじを設けたレンズアダプタ装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−264367号公報
しかしながら、コンバージョンレンズが軽量である場合には、上述の取り付け構造で対応できるが、コンバージョンレンズが重量大である場合には、鏡筒の剛性の点からコンバージョンレンズを取り付けることはできない。
特に、沈胴式の鏡筒では、鏡筒を沈胴させるための機構が鏡筒の内部に組み込まれているため、鏡筒に大きな力を掛けることができず、重量大なるコンバージョンレンズを用いることができない。
そこで従来では、このようなコンバージョンレンズを用いることができるように、撮像装置のケースに取着される装着部と、装着部に設けられ鏡筒を覆う筒状壁部とを有し、この筒状壁部に設けた開口にコンバージョンレンズを装着する雌ねじを設けたレンズアダプタ装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかしながら、このようなレンズアダプタ装置では、撮像装置が一眼レフタイプのように大型のもので、用いるコンバージョンレンズの重量が1kg程度と重量大である場合には、レンズアダプタ装置の強度を確保することが難しいため、鏡筒の光軸にコンバージョンレンズの光軸を安定して合致させる上で不利があった。
また、十分な強度を確保しようとすると、装着部や筒状壁部を撮像装置の外形や鏡筒の外形の大きさに合わせて形成しなくてはならないため、装着部や筒状壁部の外形が大きなものとなることから、レンズアダプタ装置が極めて大型化してしまい使い勝手を損ねることが懸念される。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、その目的は、鏡筒の光軸とコンバージョンレンズの光軸を高精度に安定して合致させることができ、小型化を図りつつ使い勝手に優れたレンズアダプタ装置を提供することにある。
また、十分な強度を確保しようとすると、装着部や筒状壁部を撮像装置の外形や鏡筒の外形の大きさに合わせて形成しなくてはならないため、装着部や筒状壁部の外形が大きなものとなることから、レンズアダプタ装置が極めて大型化してしまい使い勝手を損ねることが懸念される。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、その目的は、鏡筒の光軸とコンバージョンレンズの光軸を高精度に安定して合致させることができ、小型化を図りつつ使い勝手に優れたレンズアダプタ装置を提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、鏡筒を有する撮像装置に着脱可能に装着され前記鏡筒の前方でコンバージョンレンズを支持するレンズアダプタ装置であって、前記撮像装置の外装を構成するケースの底面に当接され前記底面の三脚取り付け用ねじ孔にねじで取着される装着板と、前記装着板から前記鏡筒の下方に沿って前方に延在する腕部と、前記腕部に設けられ前記コンバージョンレンズを着脱可能に支持する支持部と、前記支持部で支持されたコンバージョンレンズの前記鏡筒に対する前後方向の位置決めを行う第1の位置決め部と、前記支持部で支持されたコンバージョンレンズの光軸と前記鏡筒の光軸とを合致させる第2の位置決め部とを備え、前記第2の位置決め部は、前記ケースの底面に当接される前記装着板の部分で構成され前記鏡筒の光軸に対して前記コンバージョンレンズの光軸の上下方向の位置決めを行う上下方向位置決め部と、前記腕部から突出され前記鏡筒の基部に係合される係合壁で構成され前記鏡筒の光軸に対して前記コンバージョンレンズの光軸の左右方向の位置決めを行う左右方向位置決め部とを含んで構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置のケースの底面に装着板がねじで取着されてレンズアダプタ装置が撮像装置に装着され、腕部に設けられた支持部でコンバージョンレンズを支持するようにしたので、撮像装置の鏡筒にコンバージョンレンズの重量による負荷が掛かることがない。
また、腕部を介して第1の位置決め部と第2の位置決め部とにより鏡筒の光軸とコンバージョンレンズの光軸を高精度に安定して合致させることができる。
また、レンズアダプタ装置は、撮像装置のケースの底面に取着される装着板と、鏡筒の下方で前後に延在する腕部と、腕部に設けられた支持部および係合壁を有する構造であるため、レンズアダプタ装置の小型化を図る上で有利となり、また、レンズアダプタ装置が撮像装置に装着された際に、レンズアダプタ装置を含む撮像装置全体の小型化を図る上で有利となる。
また、腕部を介して第1の位置決め部と第2の位置決め部とにより鏡筒の光軸とコンバージョンレンズの光軸を高精度に安定して合致させることができる。
また、レンズアダプタ装置は、撮像装置のケースの底面に取着される装着板と、鏡筒の下方で前後に延在する腕部と、腕部に設けられた支持部および係合壁を有する構造であるため、レンズアダプタ装置の小型化を図る上で有利となり、また、レンズアダプタ装置が撮像装置に装着された際に、レンズアダプタ装置を含む撮像装置全体の小型化を図る上で有利となる。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本実施の形態のレンズアダプタ装置20が装着される撮像装置100を前方から見た斜視図、図2は撮像装置100を後方から見た斜視図である。
まず、レンズアダプタ装置20が取り付けられる撮像装置100から説明する。
図1、図2に示すように、撮像装置100は一眼レフタイプのデジタルスチルカメラであり、外装を構成するケース102を有している。なお、本実施の形態では、撮像装置100に対して被写体側を前方、その反対側を後方とし、左右は撮像装置100の前方から見た状態でいうものとする。
ケース102の前面102A右側部寄りの箇所には撮影光学系104を収容保持する鏡筒10が設けられ、鏡筒10の後部には、撮影光学系104で導かれた被写体像を撮像する不図示の撮像素子が設けられている。
鏡筒10の基部1002は、撮影光学系104の光軸を軸心とする円筒壁状を呈し前面102Aに固定されている。
鏡筒10の中間部1004には、撮影光学系104のズーム比を手動で調整するための円筒壁状のズームリング1006が回転可能に設けられている。
鏡筒10の先端部1006は、撮影光学系104の光軸を軸心とする円筒壁状を呈し、ズームリング1006の回転に伴い、光軸方向に沿って出没するように構成されている。
図1は本実施の形態のレンズアダプタ装置20が装着される撮像装置100を前方から見た斜視図、図2は撮像装置100を後方から見た斜視図である。
まず、レンズアダプタ装置20が取り付けられる撮像装置100から説明する。
図1、図2に示すように、撮像装置100は一眼レフタイプのデジタルスチルカメラであり、外装を構成するケース102を有している。なお、本実施の形態では、撮像装置100に対して被写体側を前方、その反対側を後方とし、左右は撮像装置100の前方から見た状態でいうものとする。
ケース102の前面102A右側部寄りの箇所には撮影光学系104を収容保持する鏡筒10が設けられ、鏡筒10の後部には、撮影光学系104で導かれた被写体像を撮像する不図示の撮像素子が設けられている。
鏡筒10の基部1002は、撮影光学系104の光軸を軸心とする円筒壁状を呈し前面102Aに固定されている。
鏡筒10の中間部1004には、撮影光学系104のズーム比を手動で調整するための円筒壁状のズームリング1006が回転可能に設けられている。
鏡筒10の先端部1006は、撮影光学系104の光軸を軸心とする円筒壁状を呈し、ズームリング1006の回転に伴い、光軸方向に沿って出没するように構成されている。
ケース102の右側部上部には、被写体に対して撮影補助光を発光するフラッシュ部106が出没可能に設けられている。
ケース102の右側部でフラッシュ部106の後部には、前記撮像素子で撮像された画像を表示する液晶表示装置からなるディスプレイ108が設けられており、ディスプレイ108は、ケース102の上下方向に延在する軸線回りと、その軸線と直交する軸線回りに揺動可能にケース102に連結されている。
ケース102の前面102Aの左側部から前方にグリップ部110が膨出形成されており、グリップ部110の上面には、撮像を行うためのレリーズ釦112、外部ストロボ装置を装着するためのホットシュー114が設けられている。
ケース102の背面102Bの右側部上部には、前記撮像素子で撮像された画像を視認するためのビューファインダー116が設けられている。
ケース102の背面102Bの下部には、撮像した映像を表示する撮影、記録、映像表示などの種々の動作にまつわる操作を行うための複数の操作スイッチ118、ディスプレイ108上に表示されるメニューを選択するなどの操作を行うための制御スイッチ120などが設けられている。
また、ケース102の前面102Aおよび背面102Bは、撮影光学系104の光軸と直交する平面上を延在している。
また、ケース102の底面102Cは、撮影光学系104の光軸と平行し前面102Aおよび背面102Bと直交する平面上を延在する平面で形成され、底面102Cには不図示の三脚取り付け用のねじ孔が設けられている。
ケース102の右側部でフラッシュ部106の後部には、前記撮像素子で撮像された画像を表示する液晶表示装置からなるディスプレイ108が設けられており、ディスプレイ108は、ケース102の上下方向に延在する軸線回りと、その軸線と直交する軸線回りに揺動可能にケース102に連結されている。
ケース102の前面102Aの左側部から前方にグリップ部110が膨出形成されており、グリップ部110の上面には、撮像を行うためのレリーズ釦112、外部ストロボ装置を装着するためのホットシュー114が設けられている。
ケース102の背面102Bの右側部上部には、前記撮像素子で撮像された画像を視認するためのビューファインダー116が設けられている。
ケース102の背面102Bの下部には、撮像した映像を表示する撮影、記録、映像表示などの種々の動作にまつわる操作を行うための複数の操作スイッチ118、ディスプレイ108上に表示されるメニューを選択するなどの操作を行うための制御スイッチ120などが設けられている。
また、ケース102の前面102Aおよび背面102Bは、撮影光学系104の光軸と直交する平面上を延在している。
また、ケース102の底面102Cは、撮影光学系104の光軸と平行し前面102Aおよび背面102Bと直交する平面上を延在する平面で形成され、底面102Cには不図示の三脚取り付け用のねじ孔が設けられている。
次に、コンバージョンレンズ50とレンズアダプタ20について説明する。
図3はレンズアダプタ装置20の斜視図、図4はレンズアダプタ装置20の側面図、図5は図4のA矢視図、図6は図4のB矢視図である。
図7は撮像装置100にレンズアダプタ装置20を介してコンバージョンレンズ50が装着された状態を示す斜視図、図8は図7の一部を破断した断面図である。
レンズアダプタ装置20は、図7、図8に示すように、撮像装置100に装着され鏡筒10の前方でコンバージョンレンズ50を着脱可能に支持するものである。
コンバージョンレンズ50は、図8に示すように、円筒状の枠体52と、この枠体52の内部に組み込まれたレンズ部54とを備え、枠体52は硬質な合成樹脂材料やあるいは金属材料で形成されている。
枠体52の外周面には、バヨネットを構成する不図示の係合溝が形成されている。
図3はレンズアダプタ装置20の斜視図、図4はレンズアダプタ装置20の側面図、図5は図4のA矢視図、図6は図4のB矢視図である。
図7は撮像装置100にレンズアダプタ装置20を介してコンバージョンレンズ50が装着された状態を示す斜視図、図8は図7の一部を破断した断面図である。
レンズアダプタ装置20は、図7、図8に示すように、撮像装置100に装着され鏡筒10の前方でコンバージョンレンズ50を着脱可能に支持するものである。
コンバージョンレンズ50は、図8に示すように、円筒状の枠体52と、この枠体52の内部に組み込まれたレンズ部54とを備え、枠体52は硬質な合成樹脂材料やあるいは金属材料で形成されている。
枠体52の外周面には、バヨネットを構成する不図示の係合溝が形成されている。
レンズアダプタ装置20は、鏡筒10に着脱可能に装着され鏡筒10の前方でコンバージョンレンズ50を支持するものである。
レンズアダプタ装置20は、図3に示すように、装着板22と、腕部24と、支持部26と、第1の位置決め部28と、第2の位置決め部30とを備えている。
第2の位置決め部30は、上下方向位置決め部32と左右方向位置決め部34とを含んで構成されている。
レンズアダプタ装置20はアルミダイカスト製で、装着板22と腕部24と支持部26と第1の位置決め部28と第2の位置決め部30とが一体成形されている。
レンズアダプタ装置20は、図3に示すように、装着板22と、腕部24と、支持部26と、第1の位置決め部28と、第2の位置決め部30とを備えている。
第2の位置決め部30は、上下方向位置決め部32と左右方向位置決め部34とを含んで構成されている。
レンズアダプタ装置20はアルミダイカスト製で、装着板22と腕部24と支持部26と第1の位置決め部28と第2の位置決め部30とが一体成形されている。
図3乃至図6に示すように、装着板22は、ケース102の底面102Cに当接される平面(上面)2202を有し、この平面2202をケース102の底面102Cに当接した状態で底面102Cの前記三脚取り付け用ねじ孔にねじ23で取着される。
本実施の形態では、ねじ23は装着板22に回転可能かつ抜落不能に設けられている。なお、装着板22にはねじ23よりも大きな内径のねじ挿通孔が設けられている。
腕部24は、装着板22の前端から鏡筒10の下方に沿って前方に延在している。
腕部24は、装着板22と同じ左右幅で前方に延在する基板部2402と、基板部2402の左右両側から起立する起立部2404とを備え、コンバージョンレンズ50を支持するに足る剛性を有している。
腕部24を基準としてレンズアダプタ装置20を見ると、腕部24の延在方向の一端に装着板22が位置し、腕部24の延在方向の他端に支持部26が位置し、第1の位置決め部28と上下方向位置決め部32は装着板22に設けられ、左右方向位置決め部34は、腕部24の延在方向の前記一端寄りに設けられている。
支持部26は、コンバージョンレンズ50を着脱可能に支持するものである。
支持部26は、コンバージョンレンズ50の胴部(枠体52)が挿通される環状部2602と、環状部2602の内周面に設けられ枠体52の外周面の係合溝に係合可能なバヨネットを構成する不図示の係合爪とを備えている。本実施の形態では、支持部26によりコンバージョンレンズ50の後端が支持されるように構成され、同時に、環状部2602の内側でコンバージョンレンズ50の後方に鏡筒10の前端が挿入され収容されるように構成されている。
本実施の形態では、ねじ23は装着板22に回転可能かつ抜落不能に設けられている。なお、装着板22にはねじ23よりも大きな内径のねじ挿通孔が設けられている。
腕部24は、装着板22の前端から鏡筒10の下方に沿って前方に延在している。
腕部24は、装着板22と同じ左右幅で前方に延在する基板部2402と、基板部2402の左右両側から起立する起立部2404とを備え、コンバージョンレンズ50を支持するに足る剛性を有している。
腕部24を基準としてレンズアダプタ装置20を見ると、腕部24の延在方向の一端に装着板22が位置し、腕部24の延在方向の他端に支持部26が位置し、第1の位置決め部28と上下方向位置決め部32は装着板22に設けられ、左右方向位置決め部34は、腕部24の延在方向の前記一端寄りに設けられている。
支持部26は、コンバージョンレンズ50を着脱可能に支持するものである。
支持部26は、コンバージョンレンズ50の胴部(枠体52)が挿通される環状部2602と、環状部2602の内周面に設けられ枠体52の外周面の係合溝に係合可能なバヨネットを構成する不図示の係合爪とを備えている。本実施の形態では、支持部26によりコンバージョンレンズ50の後端が支持されるように構成され、同時に、環状部2602の内側でコンバージョンレンズ50の後方に鏡筒10の前端が挿入され収容されるように構成されている。
第1の位置決め部28は、支持部26で支持されたコンバージョンレンズ50の鏡筒10に対する前後方向の位置決めを行うものである。
図3乃至図6に示すように、第1の位置決め部28は、装着板22の後端から起立されケース102の背面102Bに当接される起立壁2802で構成されている。すなわち、起立壁2802がケース102の背面102Bに当接されることで、レンズアダプタ装置20の前後方向の位置決めがなされ、これによりコンバージョンレンズ50の前後方向の位置決めがなされる。
図3乃至図6に示すように、第1の位置決め部28は、装着板22の後端から起立されケース102の背面102Bに当接される起立壁2802で構成されている。すなわち、起立壁2802がケース102の背面102Bに当接されることで、レンズアダプタ装置20の前後方向の位置決めがなされ、これによりコンバージョンレンズ50の前後方向の位置決めがなされる。
第2の位置決め部30は、支持部26で支持されたコンバージョンレンズ50の光軸と鏡筒10の光軸とを合致させるものである。
図3乃至図6に示すように、第2の位置決め部30は、コンバージョンレンズ50の上下方向の位置決めを行う上下方向位置決め部32と、コンバージョンレンズ50の左右方向の位置決めを行う左右方向位置決め部34とを含んで構成されている。
上下方向位置決め部32は、ケース102の底面102Cに当接される装着板22で構成されている。すなわち、装着板22がケース102の底面102Cに当接された状態で取着されることで、支持部26で支持されたコンバージョンレンズ50の上下方向の位置決めが行われる。
左右方向位置決め部34は、腕部24から突出され鏡筒10の基部1002に係合される係合壁3402で構成されている。
図3、図7に示すように、係合壁3402は半円筒壁状に突設され、鏡筒10の基部1002の周方向の半部に係合されるように設けられている。すなわち、係合壁3402が鏡筒10の基部1002の周方向の半部に係合されることで、支持部26で支持されたコンバージョンレンズ50の左右方向の位置決めが行われる。
図3乃至図6に示すように、第2の位置決め部30は、コンバージョンレンズ50の上下方向の位置決めを行う上下方向位置決め部32と、コンバージョンレンズ50の左右方向の位置決めを行う左右方向位置決め部34とを含んで構成されている。
上下方向位置決め部32は、ケース102の底面102Cに当接される装着板22で構成されている。すなわち、装着板22がケース102の底面102Cに当接された状態で取着されることで、支持部26で支持されたコンバージョンレンズ50の上下方向の位置決めが行われる。
左右方向位置決め部34は、腕部24から突出され鏡筒10の基部1002に係合される係合壁3402で構成されている。
図3、図7に示すように、係合壁3402は半円筒壁状に突設され、鏡筒10の基部1002の周方向の半部に係合されるように設けられている。すなわち、係合壁3402が鏡筒10の基部1002の周方向の半部に係合されることで、支持部26で支持されたコンバージョンレンズ50の左右方向の位置決めが行われる。
支持部26と係合壁3402は腕部24の上面から上方に突設され、装着板22には、腕部24の延在方向と直交する方向に延在し、支持部26と係合壁3402を上方に向けてレンズアダプタ装置20を机や棚などに載置した際にレンズアダプタ装置20の転倒を阻止する脚部2210が設けられ、レンズアダプタ装置20の使い勝手を向上するようにしている。なお、脚部2210は腕部24に設けてもよく、あるいは、装着板22と腕部24の双方に設けてもよい。
次に、レンズアダプタ装置20を用いて鏡筒10の前方にコンバージョンレンズ50を支持する場合について説明する。
まず、撮像装置100にレンズアダプタ装置20を装着する。
すなわち、腕部24を鏡筒10の下方に延在させた状態で、起立壁2802をケース102の背面102Bに当接し、装着板22の平面2202をケース102の底面102Cに当接し、ねじ23で装着板22をケース102の底面102Cに仮固定する。
同時に、係合壁3402を鏡筒10の基部1002に係合させ、この状態でねじ23を本締めし、装着板22をケース102の底面102Cに取着する。この状態で本実施の形態では、環状部2602の内側に鏡筒10の前端が挿入され収容される。
次に、コンバージョンレンズ50の胴部を環状部2602に挿通し、バヨネットを構成する係合溝と係合爪の係合によりコンバージョンレンズ50の後端を環状部2602で支持する。この状態で本実施の形態では、環状部2602の内側で鏡筒10の前端の前方にコンバージョンレンズ50の後端が支持されることになる。
あるいは、レンズアダプタ装置20を撮像装置100に装着する前に、コンバージョンレンズ50を環状部2602で支持し、その後、上述したように装着板22をケース102の底面102Cに取着するようにしてもよい。
まず、撮像装置100にレンズアダプタ装置20を装着する。
すなわち、腕部24を鏡筒10の下方に延在させた状態で、起立壁2802をケース102の背面102Bに当接し、装着板22の平面2202をケース102の底面102Cに当接し、ねじ23で装着板22をケース102の底面102Cに仮固定する。
同時に、係合壁3402を鏡筒10の基部1002に係合させ、この状態でねじ23を本締めし、装着板22をケース102の底面102Cに取着する。この状態で本実施の形態では、環状部2602の内側に鏡筒10の前端が挿入され収容される。
次に、コンバージョンレンズ50の胴部を環状部2602に挿通し、バヨネットを構成する係合溝と係合爪の係合によりコンバージョンレンズ50の後端を環状部2602で支持する。この状態で本実施の形態では、環状部2602の内側で鏡筒10の前端の前方にコンバージョンレンズ50の後端が支持されることになる。
あるいは、レンズアダプタ装置20を撮像装置100に装着する前に、コンバージョンレンズ50を環状部2602で支持し、その後、上述したように装着板22をケース102の底面102Cに取着するようにしてもよい。
本実施の形態によれば、撮像装置100のケース102の底面102Cに装着板22がねじ23で取着されてレンズアダプタ装置20が撮像装置100に装着され、このレンズアダプタ装置20でコンバージョンレンズ50を支持するようにしたので、撮像装置100の鏡筒10にコンバージョンレンズ50の重量による負荷が掛かることがないことは無論のこと、腕部24を介して第1の位置決め部28と第2の位置決め部30とにより鏡筒10の光軸とコンバージョンレンズ50の光軸を高精度に安定して合致させることができる。
したがって、鏡筒10の剛性を高めることなく、重量大なるコンバージョンレンズ50を用いることができ、重量大なるコンバージョンレンズ50により撮像装置100で撮影した画像の品質を向上させる上で有利となる。
特に、沈胴式の鏡筒では、鏡筒を沈胴させるための機構が鏡筒の内部に組み込まれているため、鏡筒に大きな力を掛けることができず、重量大なるコンバージョンレンズを用いることができなかったが、本実施の形態によれば、鏡筒10に大きな力が掛かることがないので、重量大なるコンバージョンレンズ50を用いて撮影することが可能となる。
したがって、鏡筒10の剛性を高めることなく、重量大なるコンバージョンレンズ50を用いることができ、重量大なるコンバージョンレンズ50により撮像装置100で撮影した画像の品質を向上させる上で有利となる。
特に、沈胴式の鏡筒では、鏡筒を沈胴させるための機構が鏡筒の内部に組み込まれているため、鏡筒に大きな力を掛けることができず、重量大なるコンバージョンレンズを用いることができなかったが、本実施の形態によれば、鏡筒10に大きな力が掛かることがないので、重量大なるコンバージョンレンズ50を用いて撮影することが可能となる。
また、従来のレンズアダプタ装置では、強度を確保するために外形寸法を大きくする必要があったのに対して、本実施の形態のレンズアダプタ装置20では、撮像装置100のケース102の底面102Cに取着される装着板22と、鏡筒10の下方で延在する腕部24と、腕部24から立設された支持部26および係合壁3402を有する構造であるため、レンズアダプタ装置20の小型化を図る上で有利となり、また、レンズアダプタ装置20が撮像装置100に装着された際に、レンズアダプタ装置20を含む撮像装置100全体の小型化を図る上で有利となる。
また、レンズアダプタ装置20は、鏡筒10の下方において腕部24が前後方向に延在する構成であるので、レンズアダプタ装置20を撮像装置100に装着した場合であっても、鏡筒10に設けられたズームリング1006などの回転操作を簡単に行うことができる。
また、レンズアダプタ装置20を撮像装置100に着脱する際にはねじ23を操作するだけで済み、使い勝手を向上させる上で有利となる。
また、本実施の形態では、鏡筒10の先端が環状部2602の内側に位置するため、コンバージョンレンズ50が装着されているか否かに拘わらず、環状部2602により鏡筒10の先端を保護する上で有利となる。
また、レンズアダプタ装置20は、鏡筒10の下方において腕部24が前後方向に延在する構成であるので、レンズアダプタ装置20を撮像装置100に装着した場合であっても、鏡筒10に設けられたズームリング1006などの回転操作を簡単に行うことができる。
また、レンズアダプタ装置20を撮像装置100に着脱する際にはねじ23を操作するだけで済み、使い勝手を向上させる上で有利となる。
また、本実施の形態では、鏡筒10の先端が環状部2602の内側に位置するため、コンバージョンレンズ50が装着されているか否かに拘わらず、環状部2602により鏡筒10の先端を保護する上で有利となる。
なお、本実施の形態では、コンバージョンレンズ50の後端に設けられた係合溝と支持部26の環状部2602に設けた係合爪とでバヨネットを構成することでコンバージョンレンズ50を支持部26に支持させるようにした場合について説明したが、例えば、一眼レフの交換レンズ用のマウントを支持部26に設けることで、一眼レフの交換レンズを支持部26に装着してもよく、支持部26でコンバージョンレンズ50を着脱可能に支持する構造として従来公知の様々な構成を採用可能であり、実施の形態の構成に限定されない。
また、本実施の形態では、支持部26によりコンバージョンレンズ50の後端を支持する場合について説明したが、コンバージョンレンズ50の長手方向の中間部などを支持するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、撮像装置としてデジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、コンバージョンレンズが用いられるビデオカメラ、その他種々の撮像装置に適用可能である。
また、本実施の形態では、支持部26によりコンバージョンレンズ50の後端を支持する場合について説明したが、コンバージョンレンズ50の長手方向の中間部などを支持するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、撮像装置としてデジタルスチルカメラを用いて説明したが、本発明は、コンバージョンレンズが用いられるビデオカメラ、その他種々の撮像装置に適用可能である。
10……鏡筒、20……レンズアダプタ、22……装着板、24……腕部、26……支持部、28……第1の位置決め部、30……第2の位置決め部、32……上下方向位置決め部、34……左右方向位置決め部、50……コンバージョンレンズ、100……撮像装置、102……ケース、102C……底面。
Claims (9)
- 鏡筒を有する撮像装置に着脱可能に装着され前記鏡筒の前方でコンバージョンレンズを支持するレンズアダプタ装置であって、
前記撮像装置の外装を構成するケースの底面に当接され前記底面の三脚取り付け用ねじ孔にねじで取着される装着板と、前記装着板から前記鏡筒の下方に沿って前方に延在する腕部と、前記腕部に設けられ前記コンバージョンレンズを着脱可能に支持する支持部と、前記支持部で支持されたコンバージョンレンズの前記鏡筒に対する前後方向の位置決めを行う第1の位置決め部と、前記支持部で支持されたコンバージョンレンズの光軸と前記鏡筒の光軸とを合致させる第2の位置決め部とを備え、
前記第2の位置決め部は、前記ケースの底面に当接される前記装着板の部分で構成され前記鏡筒の光軸に対して前記コンバージョンレンズの光軸の上下方向の位置決めを行う上下方向位置決め部と、前記腕部から突出され前記鏡筒の基部に係合される係合壁で構成され前記鏡筒の光軸に対して前記コンバージョンレンズの光軸の左右方向の位置決めを行う左右方向位置決め部とを含んで構成されている、
ことを特徴とするレンズアダプタ装置。 - 前記第1の位置決め部は、前記装着板から起立され前記ケースの背面に当接される起立壁で構成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズアダプタ装置。
- 前記腕部の延在方向の一端に前記装着板が位置し、前記腕部の延在方向の他端に前記支持部が位置し、前記第1の位置決め部と前記上下方向位置決め部は前記装着板に設けられ、前記左右方向位置決め部は、前記腕部の延在方向の前記一端寄りに設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズアダプタ装置。
- 前記係合壁は半円筒壁状に突設され、前記鏡筒の基部の周方向の半部に係合されるように設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズアダプタ装置。
- 前記レンズアダプタ装置はアルミダイカスト製で、前記装着板と、前記腕部と、前記支持部と、前記第1の位置決め部と、前記第2の位置決め部とは一体に形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズアダプタ装置。
- 前記コンバージョンレンズは、前記鏡筒の前端に臨む後端と、前記後端と反対側に位置し前記撮像装置の前方に臨む前端とを有し、前記コンバージョンレンズの前記後端が前記支持部で支持されることを特徴とする請求項1記載のレンズアダプタ装置。
- 前記支持部は、前記腕部から突設され前記コンバージョンレンズの胴部が挿通される環状部と、前記環状部の内周面に設けられ前記コンバージョンレンズの胴部の係合部に係脱可能に結合される係合部とで構成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズアダプタ装置。
- 前記支持部は、前記腕部から突設され前記コンバージョンレンズの胴部が挿通される環状部と、前記環状部の内周面に設けられ前記コンバージョンレンズの胴部の係合部に係脱可能に結合される係合部とで構成され、前記コンバージョンレンズは、前記鏡筒の前端に臨む後端と、前記後端と反対側に位置し前記撮像装置の前方に臨む前端とを有し、前記コンバージョンレンズの前記後端が前記係合部を介して前記環状部で支持され、前記鏡筒の前端は前記環状部の内側に挿入されていることを特徴とする請求項1記載のレンズアダプタ装置。
- 前記支持部と前記係合壁は前記腕部の上面から上方に突設され、前記腕部または前記装着板には、前記腕部の延在方向と交差する方向に延在し、前記支持部と前記係合壁を上方に向けて前記レンズアダプタ装置を載置した際に該レンズアダプタ装置の転倒を阻止する脚部が設けられていることを特徴とする請求項1記載のレンズアダプタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005245813A JP2007058032A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | レンズアダプタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005245813A JP2007058032A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | レンズアダプタ装置 |
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JP2007058032A true JP2007058032A (ja) | 2007-03-08 |
Family
ID=37921579
Family Applications (1)
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JP2005245813A Pending JP2007058032A (ja) | 2005-08-26 | 2005-08-26 | レンズアダプタ装置 |
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JP (1) | JP2007058032A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010152185A (ja) * | 2008-12-26 | 2010-07-08 | Panasonic Corp | 撮像システム |
-
2005
- 2005-08-26 JP JP2005245813A patent/JP2007058032A/ja active Pending
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