JP2010117571A - カメラ、カメラ用アクセサリ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化したカメラ及びカメラ用アクセサリを提供する。
【解決手段】被写体光が通過するマウント開口(21a)を備えたマウント部(20)に設けられ、該マウント部に装着されるアクセサリ(2)に備えられたアクセサリ側マウント部(70)に機械的に係合することによって、該アクセサリ側マウント部と前記マウント部との前記被写体光の光軸方向への相対移動を制限する制限部(23)と、前記マウント部に設けられ、フランジバック長(F)を規定する基準面部(25a)とを備えるカメラ(1)において、前記基準面部の光軸方向の配置位置(B)は、前記制限部の光軸方向の位置(A)と重なる位置、又は、前記制限部よりも前記被写体光が結像する結像面側の位置であることを特徴とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラ及びカメラ用アクセサリに関するものである。
カメラと交換レンズ等のカメラ用アクセサリとを締結するマウント機構としては、バヨネット式のマウント等が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−211645号公報
近年、カメラやカメラ用アクセサリは、より小型化される傾向にあり、これらを締結するマウント機構も小型化したものが望まれている。
本発明の課題は、小型化したカメラ及びカメラ用アクセサリを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、被写体光が通過するマウント開口(21a)を備えたマウント部(20)に設けられ、該マウント部に装着されるアクセサリ(2)に備えられたアクセサリ側マウント部(70)に機械的に係合することによって、該アクセサリ側マウント部と前記マウント部との前記被写体光の光軸方向への相対移動を制限する制限部(23)と、前記マウント部に設けられ、フランジバック長(F)を規定する基準面部(25a)とを備えるカメラであって、前記基準面部の光軸方向の配置位置は、前記制限部の光軸方向の位置と重なる位置、又は、前記制限部よりも前記被写体光が結像する結像面側の位置であることを特徴とするカメラ(1)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、前記マウント部(20)は、複数の爪部(23)を前記制限部として備えるバヨネット式マウントであることを特徴とするカメラ(10)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のカメラにおいて、前記基準面部(25a)は、前記制限部(23)よりも前記被写体光の光路の中心側の領域に設けられることを特徴とするカメラ(10)である。
請求項4の発明は、被写体光が通過するマウント開口(21a)を備えたカメラ側マウント部(20)に対して機械的に係合可能なマウント部(50)に設けられ、前記カメラ側マウント部に対する係合状態で該マウント部と前記カメラ側マウント部との前記被写体光の光軸方向への相対移動を制限する制限部(72)と、前記マウント部に備えられるとともに前記マウント部と前記カメラ側マウント部との係合状態において、前記カメラ側マウント部に備えられフランジバック長(F)を規定するカメラ側マウント基準面部(25a)に対して当接する基準面部(71a)とを備えるカメラ用アクセサリであって、前記基準面部の光軸方向の配置位置は、前記制限部の光軸方向の位置と重なる位置、又は、前記制限部よりもカメラ側の位置であることを特徴とするカメラ用アクセサリ(2)である。
請求項5の発明は、請求項4に記載のカメラ用アクセサリにおいて、前記マウント部(70)は、複数の爪部(72)を前記制限部として備えるバヨネット式マウントであることを特徴とするカメラ用アクセサリ(2)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、小型化したカメラ及びカメラ用アクセサリを提供することができる。
以下、図面等を参照して、本発明を適用したカメラ及びカメラ用アクセサリの実施形態である、カメラボディ及びレンズ鏡筒について説明する。
図1は、実施形態のカメラボディとレンズ鏡筒とを示す斜視図である。
図2は、図1に示すレンズ鏡筒に備えられたマウント部を示す図である。
図3は、図1に示すカメラ及びレンズ鏡筒の光軸を含む断面図である。
図3において、(a)、(b)は、それぞれカメラボディに対するレンズ鏡筒の装着前、装着後の状態を示している。
なお、理解を容易にするため、各図にX軸−Y軸−Z軸からなる3次元座標系を設定して説明する。
カメラボディ1及びレンズ鏡筒2は、レンズ交換式のカメラシステムを形成するものである。
カメラボディ1は、筐体10、マウント部20、撮像ユニット30(図3参照)、バリア装置40等を備えている。
筐体10は、カメラボディ1の外観面を形成する部分であり、例えば、金属材料や合成樹脂材料によって略直方体の箱形に形成されている。
筐体10の前面部には、正面視で円形の開口部(以下、筐体開口部11と称する)が形成されている(図3参照)。レンズ鏡筒2からカメラボディ1に向けて進行する被写体光は、この筐体開口部11を通過して後述する撮像ユニット30に導かれる。なお、カメラボディ1の前面部とは、カメラボディ1の各面部のうち、撮影時に被写体に対向する面部を意味するものとする。筐体10の背面部には、撮影済みの画像やスルー画像を表示する液晶表示装置12が設けられている。
マウント部20は、カメラボディ1とレンズ鏡筒2とを締結するマウント機構の一部を形成するものである。マウント部20の詳細については、後に詳しく説明するものとする。
撮像ユニット30は、レンズ鏡筒2に備えられた撮影レンズ60によって導かれた被写体光を電気信号に変換して出力する撮像素子31、撮像素子31の結像面に結像される被写体像にモアレが発生するのを抑制する光学ローパスフィルタ32(LPF32)、LPF32の入射面に対向して設けられた振動板を振動させてこの振動板に付着したダストを払い落とすダスト除去ユニット33等を備えている(図3参照)。
バリア装置40は、例えば、レンズ鏡筒2の非装着状態でマウント部20に形成されたマウント開口部21aを閉塞して、筐体10の内部へのダストの侵入を防止するものである。
次にカメラボディ1に備えられたマウント部20の構造について説明する。
マウント部20は、マウント基部21、前飾り環22、爪部23、押さえバネ24、基準面規定部25、係合溝26、ラッチピン27、電気接点28等を備えたバヨネット式のマウントである(押さえバネ24は、図3参照)。
マウント基部21は、例えば、合成樹脂材料によって形成された板状の部材であり、筐体10の内側面に固定されている。マウント基部21は、筐体10の正面部に形成された筐体開口部11の周縁部から、その内径側につば状に突き出して設けられ、その中央部には、被写体光が通過するマウント開口部21aが形成されている。
前飾り環22は、筐体開口部11の周縁部に沿って延在する円環状の部材であり、例えば、金属材料によって形成されている。前飾り環22は、マウント基部21にビスV1によって固定されている。前飾り環22は、筐体開口部11の周縁部を外部から視認できない状態とすることによって、カメラボディ1の外観品質を向上させる機能を有する。
爪部23は、カメラボディ1にレンズ鏡筒が装着された状態において、後述するレンズ鏡筒2のマウント部70に備えられた爪部72に機械的に係合することによって、カメラボディ1とレンズ鏡筒2との光軸方向への相対移動を制限するものである。
爪部23は、前飾り環22と一体成型されているものであり、前飾り環22の内周面から前飾り環22の内径側に突き出して形成され、光軸周りに略等しい間隔で、例えば、3つが設けられている。
押さえバネ24は、爪部23における撮像ユニット側を向いた面部に対向して配置された板バネであり、図1に示すように、カメラボディ1を正面からみた場合であっても、視認できないようになっている。押さえバネ24は、レンズ鏡筒2がカメラボディ1に装着された状態で、レンズ鏡筒2のマウント部70に備えられた爪部72を光軸方向撮影者側(撮像ユニット側)に押圧することによって、レンズ鏡筒2とカメラボディ1との光軸方向のガタ付きを抑制する。
基準面規定部25は、例えば、金属材料によって円環状に形成された板状の部材であり、マウント基部21にビスV2によって固定されている。基準面規定部25は、正面視で前飾り環22の内径側に配置されている。
基準面規定部25における光軸方向被写体側を向いた面部は、フランジバック長を規定する基準面部(以下、この面部を基準面部25aと称する)として機能する。ここで、本明細書においてフランジバック長とは、撮像素子31の結像面から基準面規定部25の基準面部25aまでの距離(図3(a)において、符号Fを付して示す)を意味するものとする。
係合溝26は、マウント基部21に形成された溝部であり、基準面規定部25の内周縁部に沿って延在し、その中心は、光軸と略一致している。
ラッチピン27は、基準面規定部25の基準面部25aから光軸方向被写体側に突き出して形成されている。このラッチピン27は、レンズ鏡筒2がカメラボディ1に装着された状態で、レンズ鏡筒2のマウント部70に設けられたラッチ孔74に嵌合することによって、レンズ鏡筒2とカメラボディ1との光軸周りの相対回転を制限する。
ラッチピン27は、基準面部25aから突出した突出位置(図1参照)と、マウント基部21に収容された収容状態との間を移動可能になっており、図示しないバネによって突出位置に付勢されている。筐体10の前面部には、ラッチピン操作ボタン27aが設けられており、このラッチピン操作ボタン27aを押し込むことによってラッチピン27を収容状態に移動させることができる。
電気接点28は、カメラボディ1とレンズ鏡筒2とを電気的に接続するものであり、レンズ鏡筒2がカメラボディ1に装着された状態で、レンズ鏡筒2のマウント部70に備えられた電気接点75(図2参照)に接触する。電気接点28は、マウント開口部21aの周縁部に沿って、例えば、9個が設けられている。カメラボディ1は、これらの接点の一部を用いてレンズ鏡筒2に電力を供給し、接点の他部を用いてレンズ鏡筒2と電気通信を行う。
電気接点28は、ピン状に形成され、マウント基部21の光軸方向被写体側を向いた面部における係合溝26よりも内径側の領域から光軸方向被写体側に突き出して設けられている。電気接点28は、マウント基部21から突出した突出位置と、マウント基部21に収容された収容状態との間を移動可能な可動接点(図3参照)であり、図示しないバネによって突出位置に付勢されている。
ここで、カメラボディ1に備えられたマウント部20の爪部23、及び、基準面部25aの光軸方向の配置位置について説明する。
図3(a)において、爪部23の光軸(Z軸)方向の配置位置に対して符号Aを、基準面部25aの光軸方向の配置位置に対して符号Bを付して説明すると、基準面部25aの光軸方向の配置位置Bは、爪部23の光軸方向の配置位置Aよりも撮像素子31の結像面側となっている。
次に、レンズ鏡筒2の構成について説明する。
レンズ鏡筒2は、カメラボディ1に着脱可能に装着されるカメラ用アクセサリの一例であり、鏡筒本体部50、撮影レンズ60、マウント部70等を備えている。
鏡筒本体部50は、例えば、合成樹脂材料によって円筒形状に形成されている。
撮影レンズ60は、カメラボディ1に備えられた撮像素子31に被写体光を導く光学系であり、鏡筒本体部50の内部に収容されている。撮影レンズ60は、複数のレンズ群によって形成され、その一部がズームレンズやフォーカスレンズとして機能する。
マウント部70は、カメラボディ1とレンズ鏡筒2とを締結するマウント機構の他部を形成するものであり、鏡筒本体部50の光軸方向カメラボディ側の端部に設けられている。マウント部70の詳細については、後に詳しく説明するものとする。
なお、図1を含む各図面に示すレンズ鏡筒2は、カメラボディ1に装着可能なレンズ鏡筒の一例であり、カメラボディ1は、このレンズ鏡筒2と実質的に同じ構成のマウント部を備えた複数種類のレンズ鏡筒が選択的に装着可能になっている。
以下、レンズ鏡筒2に備えられたマウント部70の構造について説明する。
レンズ鏡筒2のマウント部70は、カメラボディ1のマウント部20に対応した形状を有しており、マウント基部71、爪部72、係合突起73、ラッチ孔74、電気接点75等を備えている。
マウント基部71は、鏡筒本体部50の光軸方向カメラボディ側の開口部を閉塞する円板状の部分であり、その中央部には、被写体光を通過させるための開口部が形成されている。マウント基部71の直径は、鏡筒本体部50の直径よりも小さく設定されている。
爪部72は、マウント基部71の外周面からレンズ鏡筒2の径方向外側に突き出して形成されている。爪部72は、光軸周りに略等しい間隔で、例えば、3つが設けられている。3つの爪部72の先端部によって規定される円の直径は、鏡筒本体部50の直径と略同じとなっている。
係合突起73は、マウント基部71の光軸方向カメラボディ側を向いた面部からカメラボディ1側に突き出して形成された円環状の部分であり、その中心は、光軸と略一致している。係合突起73は、レンズ鏡筒2がカメラボディ1に装着された状態において、カメラボディ1のマウント部20に備えられた係合溝26に嵌合する。
係合突起73と係合溝26との間には、図3(b)に示す嵌合状態でこれらの摺動を許容する程度の微小な隙間のみが形成されている。この嵌合状態では、レンズ鏡筒2とカメラボディ1との光軸周りの相対回転が許容される一方で、レンズ鏡筒2とカメラボディ1との径方向の相対移動が制限される。このように、係合突起73と係合溝26とは、協働してカメラボディ1に対するレンズ鏡筒2の径方向の装着位置を規定する位置決め機構として機能する。
ここで、マウント基部71におけるカメラボディ1側を向いた面部のうち、係合突起73よりも外径側の領域71aは、レンズ鏡筒2がカメラボディ1に装着された状態でカメラボディ1のマウント部20に設けられた基準面部25aに当接するようになっており、レンズ鏡筒2の基準面部として機能する。以下、この領域を基準面部71aと称する。前述した爪部72のカメラボディ側を向いた面部と基準面部71aとは、光軸Oに直交する同一の平面内に配置されている。
ラッチ孔74は、カメラボディ1のマウント部20に備えられたラッチピン27が挿入される部分であり、マウント基部71の光軸方向カメラボディ側を向いた面部に形成されている。
電気接点75は、マウント基部71に固定された固定接点であり、レンズ鏡筒2がカメラボディ1に装着された状態において、カメラボディ1のマウント部20に備えられた電気接点28に接触する位置に設けられている。
ここで、レンズ鏡筒2に備えられたマウント部70の爪部72、及び、基準面部71aの光軸方向の配置位置について説明する。
マウント部70は、カメラボディ1のマウント部20に対応する構成を有している。
前述したように、カメラボディ側のマウント部20は、爪部23よりも撮像ユニット30側に基準面部25aが設けられているので、レンズ鏡筒2のマウント部70の爪部72及び基準面部71aは、これに対応して、図3に示すように、レンズ鏡筒2の装着状態でそれぞれカメラボディ1側の爪部23よりも結像面側に配置される。
本実施形態におけるカメラボディ1のマウント部20、レンズ鏡筒2のマウント部70は、バヨネット式マウント機構の一種であり、カメラボディ1に対するレンズ鏡筒2の装着手順は、公知のバヨネット式マウント機構と概ね同じである。
すなわち、カメラボディ1とレンズ鏡筒2とを光軸方向に相対移動させてレンズ鏡筒2の爪部72をカメラボディ1の爪部23の間に挿入させた後、レンズ鏡筒2とカメラボディ1とを光軸周りに相対回転させる。これによって、爪部72が爪部23とマウント基部21との間に挿入され、カメラボディ1とレンズ鏡筒2との光軸方向への相対移動を制限する。また、レンズ鏡筒2に備えられたラッチ孔74にカメラボディ1に備えられたラッチピン27が挿入し、レンズ鏡筒2とカメラボディ1とが締結される。この締結状態において、爪部72は、爪部23に固定された押さえバネ24によって基準面部25aに押圧されており、レンズ鏡筒2の基準面部71aとカメラボディ1の基準面部25aとが密着し、レンズ鏡筒2のカメラボディ1に対する光軸方向のガタつきが抑制される。
次に、実施形態のマウント機構の効果を比較形態のマウント機構と対比して説明する。
図4は、比較形態のマウント機構(図4(a))と実施形態のマウント機構(図4(b))とを対比して示す図である。
図4(a)に示す比較形態のレンズ鏡筒102に備えらえれたマウント部170は、公知のバヨネット式のマウント部であり、爪部172よりも光軸方向被写体側に基準面部171aが設けられている。
ここで、レンズ鏡筒102の内部には、例えば、フォーカシング用のレンズ群を駆動するモータMや、このモータMを制御するCPU、像ブレ補正ユニット等が収容されている(モータ以外は図示を省略する)。
そして、従来のレンズ鏡筒102は、基準面部171aを形成するために基準面部171aよりもカメラボディ側の領域において、その径方向寸法rが小さくなっている。したがって、これらのモータM等を収容することが実質的に可能な領域は、被写体側の先端部から基準面部171aまでの領域(図4(a)において符号Lを付す)に限られる。
これに対し、図4(b)に示す実施形態のレンズ鏡筒2は、基準面部71aがカメラボディ1側の端面に形成されており、径方向の寸法(直径R)が、鏡筒の全体にわたって略同じとなっている。したがって、比較形態のレンズ鏡筒102に比べ、モータM等をよりカメラボディ1側に寄せて配置することができる。実施形態のレンズ鏡筒2は、これによって比較形態のレンズ鏡筒102に比べ、全長を短かくして小型化を図ることができる。
また、比較形態のカメラボディ101に備えられたマウント部120は、円環状の前飾り環121と、この前飾り環121の内周面から内径側に突き出して形成された爪部122とを備えている。この比較形態のマウント部120は、前飾り環121における光軸方向被写体側向いた面部がフランジバック長を規定する基準面部121aとして機能する。
基準面部121aの幅(前飾り環の径方向に平行な方向の寸法)W1は、カメラボディ101とレンズ鏡筒102とを安定して強固に締結するためにも、ある程度の長さ(幅)が必要になる。またこの幅(接触面積)が大きければ大きいほど、接触圧が低下して摩耗性が小さくなり、その結果耐久性を向上させることにもつながる。
これに対し、実施形態のカメラボディ1に備えられたマウント部20は、前飾り環22が基準面部としての機能を備えていないので、前飾り環22を狭幅(図4(b)の符号W2参照)に形成することができ、カメラマウント部の外観の小型化を図ることができる。
また、実施形態のカメラボディ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)実施形態のカメラボディ1は、バリア装置40を備えているので、レンズ鏡筒2が装着されていない場合であってもボディキャップを装着する必要がない。
ここで、比較形態のカメラボディ101に備えられた従来のマウント部120は、基準面部121aが筐体110よりも被写体側に張り出して形成されているため、ボディキャップを装着しない場合に基準面部121aに傷等がつき易い。
これに対し、本実施形態のマウント部20は、基準面部25aが筐体10の内部に収容されているので、ボディキャップを装着しなくても、基準面部25aに傷等がつく可能性を低減できる。
また、仮にバリア装置40を備えない場合には、ボディキャップを装着する必要があるが、比較形態のマウント部120の場合、ボディキャップの外径寸法を前飾り環121の外径寸法と同程度に形成する必要がある。
これに対し、実施形態のマウント部20は、基準面規定部25を前飾り環22の内径側に配置したので、ボディキャップの外径寸法は、前飾り環22の内径寸法程度でよく、ボディキャップを小型化できる。
(2)カメラボディ1に備えられた前飾り環22は、基準面部として機能しないので、高い寸法精度で形成する必要がない。また、前飾り環22とレンズ鏡筒2とを接触させる必要がないので、前飾り環22に塗装等を施してもレンズ鏡筒2の着脱を繰り返すことによってこの塗装が剥げ落ちることがない。また、前飾り環22に刻印、凹凸等の意匠を形成することができる。
[変形形態]
本発明は、以上説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、これらも本発明の技術的範囲内に含まれる。
(1)実施形態において、カメラに装着されるカメラ用アクセサリは、撮影レンズを備える交換レンズ鏡筒であったが、カメラ用アクセサリはこれに限らず、例えば、コンバージョンレンズ、接写リング、ボディキャップ等であってもよい。また、カメラの種類も特に限定されず、スチルカメラでもムービーカメラでもよい。さらに、スチルカメラの場合、光学ファインダを備えた一眼レフ式のカメラでも、電子式ファインダを備えるカメラでもよい。
(2)実施形態のレンズ鏡筒は、爪部のカメラボディ側を向いた面部と基準面部とが同一平面を形成していたが、基準面部の配置位置は、これに限らず、光軸方向の配置位置が爪部と重なる程度であれば、実施形態よりも先端部側の位置でもよい。また、カメラボディ側のマウント部の構成もこれに対応した形状でもよい。具体的には、爪部の光軸方向の配置位置(図3(a)の符号A参照)と基準面部の光軸方向の配置位置(図3(a)の符号B参照)とが重なっていてもよい。
(3)実施形態において、カメラボディとレンズ鏡筒とを締結するマウント機構は、バヨネット式のマウント機構であったが、これに限らず、例えば、スクリュー(ねじ込み)式のマウントであってもよい。このようなスクリュー式マウントの場合、ネジ山が制限部として機能する。また、バヨネット式マウントの場合は、実施形態において説明した3つ爪型のものに限らず、例えば、4つ爪型であってもよい。
(4)実施形態のカメラボディにおいて、前飾り環から内径側に突き出して形成された爪部を有する内爪式のものであったが、爪部は、外径側に突き出してもよい(外爪式)。また、このように外爪式とする場合、基準面部は、爪部の外径側に配置されてもよい。
実施形態のカメラボディ及びレンズ鏡筒を示す斜視図である。 図1に示すレンズ鏡筒のマウント部を示す斜視図である。 図1に示すカメラボディ及びレンズ鏡筒の光軸を含む断面図である。 実施形態及び比較形態のマウント機構を対比して示す図である。
符号の説明
1 カメラボディ : 2 レンズ鏡筒 : 20 マウント部 21a マウント開口 : 23爪部 : 25a 基準面部 : 70 マウント部 : 71a 基準面部 : 72 爪部

Claims (5)

  1. 被写体光が通過するマウント開口を備えたマウント部に設けられ、該マウント部に装着されるアクセサリに備えられたアクセサリ側マウント部に機械的に係合することによって、該アクセサリ側マウント部と前記マウント部との前記被写体光の光軸方向への相対移動を制限する制限部と、
    前記マウント部に設けられ、フランジバック長を規定する基準面部と
    を備えるカメラであって、
    前記基準面部の光軸方向の配置位置は、前記制限部の光軸方向の位置と重なる位置、又は、前記制限部よりも前記被写体光が結像する結像面側の位置であること
    を特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記マウント部は、複数の爪部を前記制限部として備えるバヨネット式マウントであること
    を特徴とするカメラ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のカメラにおいて、
    前記基準面部は、前記制限部よりも前記被写体光の光路の中心側の領域に設けられること
    を特徴とするカメラ。
  4. 被写体光が通過するマウント開口を備えたカメラ側マウント部に対して機械的に係合可能なマウント部に設けられ、前記カメラ側マウント部に対する係合状態で該マウント部と前記カメラ側マウント部との前記被写体光の光軸方向への相対移動を制限する制限部と、
    前記マウント部に備えられるとともに前記マウント部と前記カメラ側マウント部との係合状態において、前記カメラ側マウント部に備えられフランジバック長を規定するカメラ側マウント基準面部に対して当接する基準面部と
    を備えるカメラ用アクセサリであって、
    前記基準面部の光軸方向の配置位置は、前記制限部の光軸方向の位置と重なる位置、又は、前記制限部よりもカメラ側の位置である
    ことを特徴とするカメラ用アクセサリ。
  5. 請求項4に記載のカメラ用アクセサリにおいて、
    前記マウント部は、複数の爪部を前記制限部として備えるバヨネット式マウントであること
    を特徴とするカメラ用アクセサリ。
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