JPH09211656A - カメラ、レンズ及びレンズ脱着装置 - Google Patents

カメラ、レンズ及びレンズ脱着装置

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JPH09211656A
JPH09211656A JP8040328A JP4032896A JPH09211656A JP H09211656 A JPH09211656 A JP H09211656A JP 8040328 A JP8040328 A JP 8040328A JP 4032896 A JP4032896 A JP 4032896A JP H09211656 A JPH09211656 A JP H09211656A
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JP
Japan
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lens
flange
mount
tightening
camera
Prior art date
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JP8040328A
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English (en)
Inventor
Akitoshi Okuma
昭利 大熊
Masao Uchida
正夫 内田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ本体に対するレンズのガタツキを解消
すること。 【解決手段】 カメラ本体のレンズマウント部12の外
周にネジ嵌合されたマウントリング14によってレンズ
3の基部の外周に形成された被締付け用フランジ31を
レンズマウント部12に圧着して固定するものにおい
て、マウントリング14と被締付け用フランジ31との
相互圧着面にテーパー面41、42を形成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばビデオカメ
ラに適用するのに最適なカメラ、レンズ及びレンズ脱着
装置に関し、特に、カメラ本体にマウントリングを用い
てレンズを脱着する技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図8及び図9に示すように、
ポータブルタイプのビデオカメラ1は、撮像装置やビデ
オテープレコーダ(何れも図示せず)等が内蔵されたカ
メラ本体2の前面2aにレンズ3を取り付け、上面2b
に把手4やビューファインダ5等を取り付け、後面2c
にバッテリーパック6等のカメラ付属品を取り付け、下
面2dにショルダーパッド7等を取り付けている。な
お、レンズ3の側面には録画スイッチやレンズ3のズー
ムスイッチ等を備えたレンズグリップ8が取り付けられ
ている。
【0003】そして、図8に示すように、ビデオ撮影時
には、ビデオカメラ1をショルダーパッド7によってカ
メラマンの右肩上に載せるようにして担ぎ、右手でレン
ズ3の側面のレンズグリップ8部分を支え、右目でビュ
ーファインダ5のアイキャップ5aを覗くようにして、
右手指先でレンズグリップの録画スイッチやズームスイ
ッチ等を操作しながらビデオ撮影を行っている。
【0004】そして、ビデオカメラ1では、レンズ交換
の必要性から、カメラ本体2の前面2aにレンズ脱着装
置11が取り付けられている。
【0005】そして、図4〜図7に示すように、従来の
レンズ脱着装置11は、カメラ本体2の前面2aで光軸
Fの外周に同心円筒状のレンズマウント部12が一体に
形成されていて、そのレンズマウント部12の外周に雄
ネジ13が切られている。そして、断面形状がほぼL型
で、かつ、リング状のマウントリング14が用いられ、
そのマウントリング14のレンズマウント部12側の内
周に切られた雌ネジ15が雄ネジ13にネジ嵌合(螺合
されること)されて、このマウントリング14がレンズ
マウント部12の外周に回転及び軸方向に移動可能に取
り付けている。
【0006】そして、このマウントリング14の雌ネジ
15側とは反対側の端部の内周には光軸Fに対して直角
な締付け用フランジ16が一体に形成されていて、その
締付け用フランジ16の内周には3つの凹部17が等間
隔に形成されている。
【0007】そして、レンズマウント部12の軸方向の
外側端面と、その外側端面に軸方向から対向するマウン
トリング14の締付け用フランジ16の内側端面とが光
軸Fに対して直角なフラット面であるレンズ圧着面1
8、19に形成されている。そして、レンズマウント部
12の内周面12aで一段後退した位置に光軸Fに対し
て直角なフラット面であるレンズ接続面20が同心円筒
状で、かつ、階段状に形成されている。そして、そのレ
ンズ接続面20の中央上部に位置決めピン挿入穴21が
形成され、斜め下方位置に複数のコネクターピン圧着端
子22が設けられている。
【0008】なお、マウントリング14の外周にはつま
み14aが取り付けられていて、図5の(A)及び図7
の(A)に示すように、このマウントリング14を緩み
方向である矢印a方向に最大限に回転してストッパー
(図示せず)に当接した時に、そのマウントリング14
の端面に表示されたレンズ位置出し用マーク23が位置
決めピン挿入穴21の真上に位置決めされて、3つの凹
部17が位置決めピン挿入穴21に対して左右対称状の
位置関係に位置決めされるように構成されている。
【0009】一方、レンズ3の基部3aの外周には被締
付け用フランジ31が光軸Fに対して直角に形成されて
いて、この被締付け用フランジ31の外周には3つの凸
部32が等間隔に形成されている。そして、この被締付
け用フランジ31の軸方向の両側面が光軸Fに対して直
角なフラット面である被圧着面33、34に形成されて
いる。
【0010】そして、この基部3aには被締付け用フラ
ンジ31からカメラ本体2側に突出された円筒部35が
光軸Fと同一の円筒状に形成されていて、その円筒部3
5の外側端面が光軸Fに対して直角なカメラ接続面36
に形成されている。そして、このカメラ接続面36の中
央上部に位置決めピン37が光軸Fと平行に突出され、
斜め下方位置に複数のコネクターピン38が光軸Fと平
行に突出されている。そして、その凸部32が位置決め
ピン37に対して左右対称状の位置関係に設定されてい
る。
【0011】そして、カメラ本体2のレンズマウント部
12へのレンズ3の取り付け時には、図7の(A)及び
図4に示すように、レンズ3の位置決めピン37をマウ
ントリング14のレンズ位置出し用マーク23に位置合
せしながら、そのレンズ3の基部3aの円筒部35をマ
ウントリング14の締付け用フランジ16の内側に通し
てレンズマウント部12の内側に矢印b方向から挿入す
る。但し、この際、レンズマウント部12の内周面12
aと円筒部35の外周面35aとの間には適当な隙間G
が形成されている。
【0012】この際、図7の(A)及び図4に示すよう
に、レンズ3の被締付け用フランジ31の外周の3つの
凸部32をマウントリング14の締付け用フランジ16
の内側の3つの凹部17からその締付け用フランジ16
の内側位置まで矢印b方向に挿入して、レンズ3の位置
決めピン37をレンズマウント部12の位置決めピン挿
入穴21内に矢印b方向から挿入すると共に、複数のコ
ネクターピン38を複数のコネクター圧着端子22に矢
印b方向から圧着する。
【0013】次に、図7の(B)及び図4に示すよう
に、マウントリング14のつまみ14aをつまんで、こ
のマウントリング14を締付け方向である矢印c方向に
締付け終了位置まで回転操作する。
【0014】すると、雄ネジ13と雌ネジ15とによる
呼び込み作用(ネジ送り作用)によって、マウントリン
グ14が矢印c方向に回転されながらレンズマウント部
12側へ矢印b方向に呼び込まれて、図7の(B)に示
すように、マウントリング14の締付け用フランジ16
の3つの凹部17がレンズ3の被締付け用フランジ31
の3つの凸部32に対して矢印c方向に偏位されつつ、
図4に示すように、その締付け用フランジ16のレンズ
圧着面19が被締付け用フランジ31の3つの凸部32
部分において被締付け用フランジ31の被圧着面34を
矢印b方向に押圧する。
【0015】そして、図4に示すように、被締付け用フ
ランジ31の被圧着面33がレンズマウント部12のレ
ンズ圧着面18に矢印b方向から平行に圧着されて、レ
ンズマウント部12とマウントリング14との間で被締
付け用フランジ31がサンドイッチ状に締め付けられよ
うにして、レンズ3がレンズマウント部12に固定され
る。
【0016】なお、レンズ3の交換等のためのレンズ3
の取り外し時には、上述したレンズ取り外し時の逆操作
で、マウントリング14を図7の(A)に示す位置まで
矢印a方向に回転して、このマウントリング14をレン
ズマウント部12に対して図4で矢印d方向に最大限に
緩めた後、レンズ3をレンズマウント部12から図4で
矢印d方向に抜き取れば良い。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のレンズ
脱着装置11は、図7に示すように、レンズマウント部
12及びマウントリング14の両レンズ圧着面18、1
9と、レンズ3の被締付け用フランジ31の両側の被圧
着面33、34を全て光軸Fに対して直角なフラット面
に形成していて、雄ネジ13と雌ネジ15とのネジ嵌合
部によるマウントリング14の呼び込み作用によって、
これら両レンズ圧着面18、19間で、被締付け用フラ
ンジ31を単に平行に締め付ける構造であったために、
あまり大きな締付け力が得られなかった。
【0018】即ち、従来のマウントリング14による被
締付け用フランジ31の締付け力は、矢印b方向の押圧
力+平面での摩擦係数しか得られず、マウントリング1
4の回転トルクが10kg−cmの時の締付け力はせい
ぜい10kg程度と低かった。
【0019】一方、この種レンズ脱着装置11では、レ
ンズマウント部12に対するレンズ3の脱着をスムーズ
に行えるように、レンズマウント部12の内周面12a
とレンズ3の円筒部35の外周面35aとの間や位置決
めピン挿入穴21と位置決めピン37との間等の嵌合部
に図4に示すような0.5mm程度の隙間Gを形成する
のが通例である。
【0020】他方、図8で説明したように、ビデオ撮影
時には、カメラマンが肩に担いだビデオカメラ1のレン
ズ3を右手で支えるが、パンやチルト等の操作を行う際
に、その右手でレンズ3を左右や上下に振ることによっ
て、そのパンやチルト等の操作を行う度に、レンズ3の
光軸Fに対して直角な方向の大きな負荷が加えられ易
い。
【0021】従って、従来は、マウントリング14によ
るレンズ3の締付け力があまり大きくないことと相俟っ
て、ビデオ撮影中のパンやチルト等の操作をした瞬間
に、図4に1点鎖線で示すように、レンズマウント部1
2に対してレンズ3が光軸Fと直角な方向である矢印e
方向にずれるようなガタツキを発生してしまい、撮影中
のビデオ画像に瞬間的なずれが生じると言う重大な問題
があった。
【0022】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、カメラ本体に対するレンズのガタ
ツキを解消することができるようにしたものを提供する
ことを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明のカメラは、カメラ本体の円筒状のレンズマ
ウント部の外周にネジ嵌合され、レンズの基部の被締付
け用フランジを締付け用フランジによってレンズマウン
ト部に圧着するためのマウントリングを備え、被締付け
用フランジを圧着するマウントリング及びレンズマウン
ト部のレンズ圧着面のうちの少なくとも何れか一方にテ
ーパー面を形成したものである。
【0024】また、本発明のレンズは、基部の外周に形
成された被締付け用フランジを有し、カメラ本体の円筒
状のレンズマウント部の外周にネジ嵌合されたマウント
リングの締付け用フランジによってレンズマウント部に
圧着されるその被締付け用フランジのマウントリング及
びレンズマウント部に対する被圧着面のうちの少なくと
も一方にテーパー面を形成したものである。
【0025】また、本発明のレンズ脱着装置は、カメラ
本体の円筒状のレンズマウント部の外周にネジ嵌合され
たマウントリング及びレンズマウント部のレンズ圧着面
のうちの少なくとも一方と、レンズの基部の外周に形成
されて、マウントリングの締付け用フランジによってレ
ンズマウント部に圧着される被締付け用フランジの被圧
着面のうちの少なくとも一方に、相互に圧着されるテー
パー面を形成したものである。
【0026】上記のように構成された本発明のカメラ
は、カメラ本体の円筒状のレンズマウント部の外周にネ
ジ嵌合されたマウントリングの締付け用フランジによっ
てレンズの被締付け用フランジをレンズマウント部に圧
着する際に、マウントリング及びレンズマウント部のレ
ンズ圧着面のうちの少なくとも一方に形成したテーパー
面によるクサビ効果及びセンターリング効果によって、
被締付け用フランジをレンズマウント部に強力に圧着し
て固定することができる。
【0027】また、本発明のレンズは、カメラ本体の円
筒状のレンズマウント部の外周にネジ嵌合されたマウン
トリングの締付け用フランジによって、基部の外周の被
締付け用フランジがレンズマウント部に圧着される際
に、その被締付け用フランジのマウントリング及びレン
ズマウント部に対する被圧着面のうちの少なくとも一方
に形成されたテーパー面によるクサビ効果及びセンター
リング効果によって、被締付け用フランジをレンズマウ
ントに強力に圧着して固定することができる。
【0028】また、本発明のレンズ脱着装置は、カメラ
本体の円筒状のレンズマウント部の外周にネジ嵌合され
たマウントリングの締付け用フランジによって、レンズ
の基部の外周の被締付け用フランジをレンズマウント部
に圧着する際に、マウントリング及びレンズマウント部
のレンズ圧着面のうちの少なくとも一方と、被締付け用
フランジの被圧着面のうちの少なくとも一方に形成され
て、相互に圧着されるテーパー面による強いクサビ効果
及び強いセンターリング効果によって、被締付け用フラ
ンジをレンズマウント部に強力に圧着して固定すること
ができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明のビデオカメラのレ
ンズ脱着装置に適用した実施の形態を図1〜図3を参照
して説明する。なお、図4〜図9と同一構造部には同一
の符号を付して説明の重複を省く。
【0030】まず、図1及び図2に示すように、このレ
ンズ脱着装置11は、マウントリング14の締付け用フ
ランジ16のレンズ圧着面19の内周側と、レンズ3の
被締付け用フランジ31の被圧着面34の外周側との両
方にテーパー面41、42を形成したものである。な
お、これら両テーパー面41、42のテーパー角度θは
178°〜90°の範囲内に設定される。
【0031】そこで、図1に示すように、雄ネジ13と
雌ネジ15とのネジ嵌合部による呼び込み作用によって
マウントリング14を矢印b方向に呼び込んで、そのマ
ウントリング14の締付け用フランジ16によってレン
ズ3の被締付け用フランジ31をレンズマウント部12
のレンズ圧着面18に矢印b方向から圧着して固定する
際に、締付け用フランジ16のテーパー面41が被締付
け用フランジ31のテーパー面42に矢印b方向から圧
着される。
【0032】すると、テーパー面41の法線方向の力f
1 に対する軸方向の分力f2 と軸方向に対して直角で、
軸中心側に向う分力f3 との合力によるクサビ効果によ
って大きな締付け力が発生する。即ち、マウントリング
14の回転トルクが10kg−cm時の締付け力が10
kg以上に大きくなる。なお、この締付け力はテーパー
面41、42のテーパー角度θが小さくなればなる程大
きくなる。
【0033】しかも、このクサビ効果による軸中心側に
向う分力f3 がレンズ3のセンターリング効果をもたら
し、レンズ3の光軸Fがカメラ本体2内の撮像装置の光
軸上に正確にセンターリングされる上に、その軸中心側
に向う分力f3 によって、レンズマウント部12に対す
るレンズ3の光軸Fと直角な方向である矢印e方向のガ
タツキを完全に防止することができる。
【0034】従って、本発明のレンズ脱着装置11によ
れば、図1に示すように、マウントリング14の締付け
用フランジ16によってレンズ3の被締付け用フランジ
31をレンズマウント部12のレンズ圧着面18に矢印
b方向から圧着させた時に、テーパー面41、42によ
って誘起されるクサビ効果による大きな締付け力と、セ
ンターリング効果とによってレンズ3をレンズマウント
部12に極めて強力に、かつ、ガタツキの全く発生しな
い状態に極めて安定良く固定することができる。
【0035】故に、従来と同様に、レンズマウント部1
2に対するレンズ3の脱着をスムーズに行えるように、
レンズマウント部12の内周面12aとレンズ3の円筒
部35の外周面35aとの間や位置決めピン挿入穴21
と位置決めピン37との間等の嵌合部に図1に示すよう
な0.5mm程度の隙間Gを形成していても、ビデオ撮
影中におけるパンやチルト等の操作をした瞬間に、図4
に1点鎖線で示したように、レンズマウント部12に対
してレンズ3が光軸Fと直角な方向である矢印e方向に
ずれてしまうようなガタツキが発生することを未然に防
止することができる。
【0036】従って、本発明のレンズ脱着装置11は、
外力に対して極めて強固であり、ビデオ撮影中に、レン
ズマウント部12に対してレンズ3が光軸Fと直角な方
向にずれるために、撮影中のビデオ画像に瞬間的なずれ
が生じるような不都合を未然に防止することができる。
【0037】次に、図3の(A)は、マウントリング1
4の締付け用フランジ16のレンズ圧着面19の内周側
にテーパー面41を形成して、そのレンズ圧着面19と
対向するレンズ3の被締付け用フランジ31の被圧着面
34をフラット面に形成したものである。
【0038】また、図3の(B)はレンズ3の被締付け
用フランジ31の被圧着面34の外周側にテーパー面4
2を形成し、その被圧着面34と対向するマウントリン
グ14の締付け用フランジ16のレンズ圧着面19フラ
ット面に形成したものである。そして、このように、締
付け用フランジ16のレンズ圧着面19と被締付け用フ
ランジ31の被圧着面34とのうちの何れか一方にテー
パー面41又は42を形成した場合でも、前述したクサ
ビ効果及びセンターリング効果を得ることができる。
【0039】なお、本発明のレンズ脱着装置11によれ
ば、マウントリング14の締付け用フランジ16のレン
ズ圧着面19と被締付け用フランジ31の被圧着面34
をフラット面に形成し、レンズマウント部12のレンズ
圧着面18の内周側と被締付け用フランジ31の被圧着
面33の外周側とにテーパー面41、42を形成しても
良いし、これら両レンズ圧着面18、19の内周側と、
両被圧着面33、34の外周側との両方にそれぞれ一
対、合計4つのテーパー面41、42を形成しても良
い。
【0040】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。例えば、上記した実施の形態では、カメラとして
ビデオカメラを示したが、本発明はスチルカメラその他
の各種のカメラにも適用可能である。
【0041】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のカメ
ラ、レンズ及びレンズ脱着装置は、次のような効果を奏
する。
【0042】請求項1のカメラは、カメラ本体の円筒状
のレンズマウント部の外周にネジ嵌合されたマウントリ
ングの締付け用フランジによってレンズの被締付け用フ
ランジをレンズマウント部に圧着する際に、マウントリ
ング及びレンズマウント部のレンズ圧着面のうちの少な
くとも一方に形成したテーパー面によるクサビ効果及び
センターリング効果によって、被締付け用フランジをレ
ンズマウント部に強力に圧着して固定することができる
ようにしたので、カメラにレンズをガタツキが全く発生
しないように強固に固定して使用することができ、ビデ
オ撮影中のパンやチルト等の操作等によってカメラに対
してレンズが軸方向に対して直角な方向にガタついて、
撮影中のビデオ画像にずれが生じる等の不都合を未然に
防止することができる。
【0043】請求項2のレンズは、カメラ本体の円筒状
のレンズマウント部の外周にネジ嵌合されたマウントリ
ングの締付け用フランジによって、基部の外周の被締付
け用フランジがレンズマウント部に圧着される際に、そ
の被締付け用フランジのマウントリング及びレンズマウ
ント部に対する被圧着面のうちの少なくとも一方に形成
されたテーパー面によるクサビ効果及びセンターリング
効果によって、被締付け用フランジをレンズマウント部
に強力に圧着して固定することができるようにしたの
で、レンズをカメラにガタツキが全く発生しないように
強固に固定して使用することができ、ビデオ撮影中のパ
ンやチルト等の操作等によってカメラに対してレンズが
軸方向に対して直角な方向にガタついて、撮影中のビデ
オ画像にずれが生じる等の不都合を未然に防止すること
ができる。
【0044】請求項3のレンズ脱着装置は、カメラ本体
の円筒状のレンズマウント部の外周にネジ嵌合されたマ
ウントリングの締付け用フランジによって、レンズの基
部の外周の被締付け用フランジをレンズマウント部に圧
着する際に、マウントリング及びレンズマウント部のレ
ンズ圧着面のうちの少なくとも一方と、被締付け用フラ
ンジの被圧着面のうちの少なくとも一方に形成されて、
相互に圧着されるテーパー面による強いクサビ効果及び
センターリング効果によって、被締付け用フランジをレ
ンズマウント部に強力に圧着して固定することができる
ようにしたので、カメラにレンズをガタツキが全く発生
しないように強固に固定して使用することができ、ビデ
オ撮影中のパンやチルト等の操作等によってカメラに対
してレンズが軸方向に対して直角な方向にガタついて、
撮影中のビデオ画像にずれが生じる等の不都合を未然に
防止することができる。
【0045】請求項4は、請求項3記載のレンズ脱着装
置をビデオカメラに設けたので、ビデオ撮影中にパンや
チルト等の操作を頻繁に行なっても、レンズにガタツキ
が全く発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をビデオカメラのレンズ脱着装置に適用
した実施の形態を説明するレンズ固定状態の一部切欠き
平面図である。
【図2】図1のレンズを外した時の一部切欠き平面図で
ある。
【図3】テーパー面をマウントリングの締付け用フラン
ジ側とレンズの被締付け用フランジとに個別に設けた状
態を示した一部切欠き平面図である。
【図4】従来のビデオカメラのレンズ脱着装置を説明す
る一部切欠き平面図である。
【図5】従来のレンズ脱着装置のレンズマウント部とマ
ウントリングとを示した一部切欠き側面図及び正面図で
ある。
【図6】従来のレンズ脱着装置のレンズの基部を示した
側面図及び正面図である。
【図7】従来のレンズ脱着装置におけるレンズマウント
部へのレンズの脱着操作を説明する一部切欠き正面図で
ある。
【図8】ビデオカメラの側面図である。
【図9】ビデオカメラの斜視図である。
【符号の説明】
1はビデオカメラ(カメラ)、2はカメラ本体、3はレ
ンズ、3aはレンズの基部、11はレンズ脱着装置、1
2はレンズマウント部、13は雄ネジ、14はマウント
リング、15は雌ネジ、16は締付け用フランジ、1
8、19はレンズ圧着面、31は被締付け用フランジ、
33、34は被圧着面、41、42はテーパー面であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ本体に形成された円筒状のレンズマ
    ウント部と、 上記レンズマウント部の外周にネジ嵌合され、締付け用
    フランジを有するマウントリングとを備え、 レンズの基部の外周に形成された被締付け用フランジを
    上記マウントリングの締付け用フランジによって上記レ
    ンズマウント部に圧着して固定するように構成したカメ
    ラにおいて、 上記被締付け用フランジを圧着する上記マウントリング
    及びレンズマウント部のレンズ圧着面のうちの少なくと
    も一方にテーパー面を形成したことを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】基部の外周に被締付け用フランジが形成さ
    れ、 カメラ本体の円筒状のレンズマウント部の外周にネジ嵌
    合されたマウントリングの締付け用フランジによって上
    記被締付け用フランジがそのレンズマウント部に圧着し
    て固定されるように構成されたレンズにおいて、 上記被締付け用フランジの上記マウントリング及びレン
    ズマウント部に対する被圧着面のうちの少なくとも一方
    にテーパー面を形成したことを特徴とするレンズ。
  3. 【請求項3】カメラ本体に形成された円筒状のレンズマ
    ウント部と、 締付け用フランジを有し、上記レンズマウント部の外周
    にネジ嵌合されたマウントリングと、 基部の外周に被締付け用フランジが形成されたレンズと
    を備え、 上記レンズの被締付け用フランジを上記マウントリング
    の締付け用フランジによって上記レンズマウント部に圧
    着して固定するように構成したレンズ脱着装置におい
    て、 上記被締付け用リングを圧着する上記マウントリング及
    びレンズマウント部のレンズ圧着面のうちの少なくとも
    一方と、上記被締付け用フランジの被圧着面のうちの少
    なくとも一方に、相互に圧着される一対のテーパー面を
    形成したことを特徴とするレンズ脱着装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のレンズ脱着装置をビデオカ
    メラに設けたことを特徴とするレンズ脱着装置。
JP8040328A 1996-02-05 1996-02-05 カメラ、レンズ及びレンズ脱着装置 Withdrawn JPH09211656A (ja)

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