JP3669244B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は表示装置を備えた撮像装置に関するものであり、更に詳しくは、ローアングル、ハイアングル、その他の広い撮像角度において、表示装置を見易い位置に回転させることができる撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば液晶表示板等による表示装置を備えたデジタル方式のショットカメラやビデオカメラにおいては、表示装置は撮影時におけるファインダーとして使用されている場合が多い。従って、上記のショットカメラやビデオカメラで被写体を撮影する場合には、ローアングル、ハイアングル、その他どの様な撮影角度であっても表示装置の表示画面は常に撮影者が見易い向きに回動し得るものであることが望ましい。またビデオカメラにあっては、表示装置を撮像の再生に使用する場合にも、表示画面が見易い向きに回動し得るものであることが望まれる。
【0003】
そのために、例えば、特開平9−163191号公報には、図11に示すように、長方形状のヒンジ部材70の対向する一方のピン71によるヒンジ部70Aに撮像表示装置75が回動自在に支持され、他方のピン72によるヒンジ部70Bに本体部73が回動自在に支持されており、表示装置75が位置し得る本体部73の背面位置と、その位置から一方のヒンジ部70Bを軸にして180度回転させた直上位置との間において、表示装置75を他方のヒンジ部70Aによって回転させることのできるビデオカメラが開示されている。また、特開2000−13651号公報には、図12に示すように、2本のヒンジアーム85、88がピン93、94による一端部の第2回転軸によってビデオカメラ本体84に回動自在に保持され、ピン91、92による他端部の第1回転軸によって表示装置81が回動自在に軸支されている。表示装置81が表示面を外側に向けたビデオカメラ本体84の背面位置と、その位置からピン93、94の第2回転軸によって表示装置81を180度回転させた上方位置との間において、表示装置81をピン91、92による第1回転軸の回りに回転させることのできるビデオカメラが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開平9−163191号、特開2000−13651号の公報に開示されているビデオカメラは何れも被写体へ向かって本体の長手方向を横に向けるビデオカメラであり、その表示装置は本体の背面位置から長方形状の表示装置の上側または下側の横方向の回転軸によって回転されるものであり、表示装置を本体と直角な方向に向ける回転軸は持っていない。なお、現在市販されている被写体へ向かって本体の長手方向を向けるビデオカメラの表示装置は本体の側面側に設けた表示装置を、その前側に設けられた上下方向の回転軸によって前方へ90度開き、その位置で270度回転するものが多い。そして、これらに使用される回転軸の構成部品は機械加工によって製作されており、その加工コストは大であり製造コストを増大させている。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、広い角度範囲からの撮影に際しても、表示装置の表示画面が見易い向きに回動される撮像装置を提供すること、更には表示装置を回動させるヒンジないしは回動軸が可及的にプレス加工によって低コストで製作された撮像装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の撮像装置は、撮像レンズを備えた本体部に取り付けられた表示装置を備え、この表示装置は、本体部の背面側の上端縁部に対向して固定された一対の蝶板にほぼ直角に折り曲げられた両端部を軸支されて第1回転軸の回りに回転するヒンジ回転部材と、第1回転軸の周囲を回転するヒンジ回転部材の中央部に設けられ第1回転軸と直角な方向の第2回転軸の回りに回転する回転軸部材とを介して本体部に取り付けられて、ヒンジ回転部材によって本体部の背面位置から上方へ約180度の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされ、かつ回転軸部材によって270度以上の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされており、
ヒンジ回転部材の両端部の一方の軸支持部材と回転軸部材とは中空パイプ状とされており、表示装置の配線が回転軸部材と軸支持部材との内部を経由して本体部へ導入され、
回転軸部材による表示装置の回転の途中に、回転軸部材に固定されたクリック板に設けられている小孔と、ヒンジ回転部材に固定された環状のフリクションバネに設けられている小突起との係合によるクリック点が形成されていることを特徴としている。
【0006】
また、本発明の撮像装置は、撮像レンズを備えた本体部に取り付けられた表示装置を備え、この表示装置は、本体部の背面側の上端縁部に対向して固定された一対の蝶板にほぼ直角に折り曲げられた両端部を軸支されて第1回転軸の回りに回転するヒンジ回転部材と、第1回転軸の周囲を回転するヒンジ回転部材の中央部に設けられ第1回転軸と直角な方向の第2回転軸の回りに回転する回転軸部材とを介して本体部に取り付けられて、ヒンジ回転部材によって本体部の背面位置から上方へ約180度の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされ、かつ回転軸部材によって270度以上の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされており、
ヒンジ回転部材の両端部の一方の軸支持部材と回転軸部材とは中空パイプ状とされており、表示装置の配線が回転軸部材と軸支持部材との内部を経由して本体部へ導入され、
回転軸部材および軸支持部材がプレスの深絞り加工による管状成形品であり、ヒンジ回転部材または蝶板を挿通させた先端部が径を拡大されて外周側の部材にカシメ留めされていることを特徴としている。
【0007】
また、本発明の撮像装置は、撮像レンズを備えた本体部に取り付けられた表示装置を備え、この表示装置は、本体部の背面側の上端縁部に対向して固定された一対の蝶板にほぼ直角に折り曲げられた両端部を軸支されて第1回転軸の回りに回転するヒンジ回転部材と、第1回転軸の周囲を回転するヒンジ回転部材の中央部に設けられ第1回転軸と直角な方向の第2回転軸の回りに回転する回転軸部材とを介して本体部に取り付けられて、ヒンジ回転部材によって本体部の背面位置から上方へ約180度の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされ、かつ回転軸部材によって270度以上の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされており、
ヒンジ回転部材の両端部の一方の軸支持部材と回転軸部材とは中空パイプ状とされており、表示装置の配線が回転軸部材と軸支持部材との内部を経由して本体部へ導入され、
ヒンジ回転部材の裏面側にプレスの半抜き加工による突起状のストッパが形成されており、かつ、回転軸部材がヒンジ回転部材を挿通された先端部にストッパー当接板が固定されており、回転軸部材が所定の角度回転されるとストッパー当接板がストッパーに当接して回転が停止されることにより回転角度が制限されていることを特徴としている。
【0008】
このような撮像装置は、非撮影時には表示装置の表示画面を本体部の背面側に面して収容することができ、その位置からヒンジ回転部材によって上方へ回転させて、表示画面を撮影者側に向けた上方位置とすることができ、その間、回転軸部材によって表示画面を時計方向および反時計方向へ回転させることが可能で表示画面を被写体側へ向けさせることができる。更に被写体側へ向いた表示画面をヒンジ回転部材によって下方へ回転させることにより表示画面を本体部の背面位置で撮影者側へ向けることもできる。
また、表示装置が本体部の背面側の上端縁部に設けられたヒンジ回転部材によって本体部の背面位置から上方へ約180度の角度範囲内で回転可能とされ、かつ回転軸部材によって270度以上の角度範囲内で回転可能とされており、更にヒンジ回転部材および回転軸部材による回転がそれぞれ任意の回転角度位置で停止可能とされているので、ローアングル、ハイアングルを含む広い撮影角度において、ヒンジ回転部材および回転軸部材によって表示装置の表示画面を見易い角度に向けて撮影することを可能にする。
また、ヒンジ回転部材がほぼ直角に折り曲げられた両端部で軸支されて、ヒンジ回転部材の中央部は第1回転軸の周囲を回転するものとされ、かつ両端部の一方の軸支持部材と回転軸部材とが中空パイプ状とされており、表示装置の配線が回転軸部材と軸支持部材との内部を経由して前記本体部へ導入されているので、表示装置から本体部までの配線が大きい変形を受けず損傷や断線の怖れがない。
また、回転軸部材による表示装置の回転の途中に、回転軸部材に固定されたクリック板に設けられている小孔と、ヒンジ回転部材に固定された環状のフリクションバネに設けられている小突起との係合によるクリック点が設けられているので、表示装置の使用頻度の高い回転角度にクリック位置を設定して撮影を容易化させ、かつクリック位置の設定は製造コストを殆ど増大させない。
また、回転軸部材および軸支持部材がプレスの深絞り加工による管状成形品であり、ヒンジ回転部材または蝶板を挿通させた先端部が径を拡大されて外周側の部材にカシメ留めされている構成では、回転軸部材が切削加工品やダイキャスト品と比較して低コストであり、またその抜け防止に従来のように留め輪を使用するのではなく、管の端末の径を拡大させるカシメ留めを採用しているので製造コストを増大させない。
また、ヒンジ回転部材の裏面側にプレスの半抜き加工による突起状のストッパーが形成されており、かつ、回転軸部材がヒンジ回転部材を挿通された先端部にストッパー当接板が固定されており、回転軸部材が所定の角度回転されるとストッパー当接板がストッパーに当接して回転が停止されることにより回転角度が制限されている構成では、破損し易いピンによるストッパ−や高価なダイキャスト品の回転軸部材に設けられるストッパ−と比較して、低コストで信頼性のあるストッパ−が得られ、回転軸部材が必要以上の角度に回転されて表示装置と本体部との間の配線が損傷することを防ぐ。
さらに、ヒンジ回転部材の折り曲げられた他方の端部にヒンジ回転部材と共に回転する軸を蝶板に軸支されるように設けて、その蝶板の外側に表示装置の表示画面の上下を反転させるためのスイッチをオンオフさせる反転カムを取り付ければ、表示装置が回転されその表示画面の像の上下が逆になる場合に上下を反転させて正規な像とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
表示装置のヒンジ回転部材の取り付け位置となる蝶板の取り付け位置は、撮像装置の本体部の背面側の四周上における上端縁部であるので撮影操作性が良い。
【0010】
ヒンジ回転部材はほぼ直角に折り曲げられた両端部を蝶板に軸支されて第1回転軸の回りに回転し、第1回転軸と直角な方向の第2回転軸の回りに回転する回転軸部材が設けられたヒンジ回転部材の中央部は第1回転軸の周囲を回転する。これは、ヒンジ回転部材の中央部の回転軸部材に取り付けられる表示装置の配線を本体部へ導く場合、ヒンジ回転部の中央部と本体部との間に得られる空間を通すことができ、配線が過度に変形されることを防ぎ得るからである。
【0011】
表示装置はヒンジ回転部材が本体部の背面側の上端縁部にあって、第1回転軸の回りに回転される場合、本体部の背面位置にある表示装置は上方へ約180度の角度範囲に回転されるが、それ以上の回転角度は必要でない。また、ヒンジ回転部材の中央部において第1回転軸と直角な方向の第2回転軸の回りに回転する回転軸部材は270度以上の角度で回転されるが、360度を超える角度は不要であり、また逆にフリー回転して表示装置の表示画面と本体部とを接続する配線が切断することを避けるために、270度強の角度を超えて回転しないように回転のストッパーを設けることが望ましい。
【0012】
ヒンジ回転部材および回転軸部材による回転は任意の回転角度位置で停止可能なように環状のフリクションバネが組み込まれるが、更には回転軸部材による表示装置の回転の途中の使用頻度の高い回転角度にクリック位置を設けることによって撮影が更に容易化される。クリック位置はどのようにして設定してもよいが、回転軸部材に組み込まれるフリクションバネに設けた突起と、フリクションバネに隣接して組み込まれる環状のクリック板に設けた小孔とを係合させることによって簡易に形成し得る。
【0013】
ヒンジ回転部材は高価なダイキャスト品を避けて、低コストの板金のプレス加工品とすることが好ましいが、更にはヒンジ回転部材にプレスの半抜き加工を施して回転軸部材の回転ストッパーを低コストで形成させることができる。また回転軸部材または同等の部材も低コスト化し得るプレスの深絞り加工による管状成形品とすることが望ましく、更にはヒンジ回転部等に挿通させた後の回転軸部材の抜け防止には管状成形品の端末を拡径させてカシメ留めすることにより一層の低コスト化を図り得る。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の撮像装置を実施例のデジタル式ショットカメラによって図面を参照し具体的に説明する。
【0015】
(実施例1)
図1はデジタル方式ショットカメラ1の斜め後方からの斜視図であり、表示装置であるモニターブロック2がショットカメラ1のレンズ部7および内部に記録手段を備えた本体8の背面位置で液晶表示板21を内側に向けている状態を示す。この状態においてモニターブロック2は、合成樹脂の内部に埋め込まれて図示されない取付け部材3を介して本体8に取り付けられている。図2は裸の取付け部材3の斜視図、図3は裸の取付け部材3の正面図であり、モニターブロック2が図1に示す状態にある時の取付け部材3を撮影者側から透視した場合の形状に相当する。また、図4は図3における[4]−[4]線方向の端面図、図5は図3における[5]−[5]線方向の側面図、図6は図3における[6]−[6]線方向の側面図である。
【0016】
図3、図4に示すように、ヒンジ固定板41は背面部41aと上面部41bとからなるが、このヒンジ固定板41がショットカメラ1の背面側の上端縁部に埋め込まれて固定され、ヒンジ固定板41に設けられている一対の対向する蝶板4にヒンジ回転部材5の両端部が軸支されている。図3に示すように、ヒンジ回転部材5は両端部がほぼ直角に折り曲げられており、折り曲げられた両端部5bで軸支されている。図3において折り曲げられた左側端部5bには切削加工による鍔51’付きのヒンジ回転軸51Lが固定されており、左側の蝶板4に軸支されてヒンジ回転部材5と共に回転する。すなわち、左側の蝶板4の外側から挿入される鍔付きヒンジ回転軸51Lはヒンジ回転部材5の左側端部5bの右側に出る先端部が留め輪53によって抜け防止されており、鍔51’の左側には、モニターブロック2が回転され画像の上下が逆になる時に表示画面の上下を反転させるためのスイッチをオン・オフさせる反転カム54が嵌合されている。
【0017】
他方、ヒンジ回転部材5の折り曲げられた右側端部5bは右側の蝶板4に固定されている中空軸51Rに支持されて回転する。すなわち、中空軸51Rは、板金をプレスの深絞り加工して得られる管状成形品がヒンジ回転部材5の右側端部5bの方から挿入されて右側の蝶板4を挿通しており、蝶板4の外側へ出る管状成形品の先端部が拡径されて蝶板4にカシメ留めされて形成されている。また、右側の蝶板4とヒンジ回転部材5の右側端部5bとの間には中空軸51Rにワッシャ−52が嵌め込まれている。
【0018】
そして、ヒンジ回転軸51Lと中空軸51Rの中心軸を結んで第1回転軸Xが形成され、図4に示すように、ヒンジ回転部材5は第1回転軸Xの周囲を、実線で示す位置から一点鎖線で示す位置を経由し二点鎖線で示す位置に至るまでの約180度の角度範囲内を回転され、モニターブロック2はカメラ本体8の背面位置から上方位置となる。なお、この回転の途中の任意の角度でモニターブロック2を停止させ得るように、図3参照して、ヒンジ回転部材5の左側端部5bと左側の蝶板4との間には2枚の皿バネ55が嵌め込まれている。
【0019】
更には、図2、図3に示すように、ヒンジ回転部材5の中央部には第1回転軸Xとは直角な方向の第2回転軸Yの回りに回転する回転軸部材6が取り付けられている。この回転軸部材6は板金をプレスの深絞り加工して得られる管状成形品であり、その一端部にはモニターブロック2を取り付ける座板61とクリック板62とが一体的に固定されており、クリック板62がヒンジ回転部材5と一体的なフリクションバネ63に当接して回転するようになっている。そして座板61、クリック板62、フリクションバネ63は共に回転軸部材6の外周に嵌め合わされている。また、ヒンジ回転部材5を挿通させた回転軸部材6の他端部には、図2、図6に示すように、環状のロック板64が外周側に留め輪的に固定されており、そのロック板64に回転軸部材6の他端部が拡径されてカシメ留めされている。すなわち、回転軸部材6は一端部の座板61から他端部まで貫通穴が形成されている。
【0020】
加えて、図2、図6に示すロック板64の張出し部64aは回転軸部材6と共に左右に回転されるが、ヒンジ固定板41にはプレスの半抜き加工によって突起状にストッパー59が形成されており、張出し部64aがストッパー59に当接することにより回転角度が制限されている。すなわち、張出し部64aの中心角とストッパー59の中心角との和と全周360度との差が回転軸部材6の回転可能な角度範囲となり、図5に示すように、回転軸部材6の座板61はモニターブロック2と共に270度の角度範囲内で自在に回転される。そして、その回転は図3に示したフリクションバネ63によって任意の角度位置で停止可能とされており、更には、フリクションバネ63に設けた小突起とクリック板62に設けた小孔との係合によるクリック点が回転角度90度を単位として設定されている。そして図示せずとも、モニターブロック2の表示用液晶板21の配線は回転軸部材6の貫通穴から、ヒンジ回転部材5の図3において右側の中空軸51Rの貫通穴を経由してカメラ本体内に導かれている。
【0021】
実施例1のショットカメラ1は、上述したように、ヒンジ回転部材5と回転軸部材6とが組み合わされた取付け部材3によってショットカメラ1の本体8にモニターブロック2が取り付けられているが、そのことに基づくショットカメラ1の作用を以下に説明する。すなわち、ショットカメラ1はヒンジ回転部材5による第1回転軸Xの周囲の回転と、回転軸部材6による第2回転軸Yの回りの回転を利用し、ローアングル、ハイアングル、その他の広い撮影角度においてモニターブロック2の表示液晶画面21を撮影者が見易い角度位置に向けて撮影することができる。
【0022】
前述したように、図1はショットカメラ1を斜め後方から見た斜視図であり、モニターブロック2が表示用液晶板21を本体8の背面側に向けてたたまれている携帯時、非撮影時の状態を示し、表示用液晶板21が汚れたり傷を受けることが防がれる。
図7は、モニターブロック2が図1の位置からヒンジ回転部材5によって上方へ180度回転され表示用液晶板21が撮影者側へ向いている状態を示す。その回転の途中の任意の角度で停止させることにより、ショットカメラ1を頭上へ持ち上げ撮影者は表示用液晶板21を見上げて撮影する、いわゆる、ハイアングルの撮影が可能である。また、図7の状態でショットカメラ1を縦長に持っての縦位置での撮影をすることができる。
【0023】
図8は、モニターブロック2が回転軸部材6によって図7の位置から右側を前方へ押し出すように、すなわち上から見て反時計方向に90度回転され、表示用液晶板21が撮影者の右側を向いている状態を示す。この回転位置において表示用液晶板21を撮影者側に向けると撮影者は正面を向いて自身の右側を撮影することができる。また、その回転の途中で停止させることにより、ショットカメラ1を縦位置に持って下方に構える縦位置のローアングル撮影が可能である。
図9は、モニターブロック2が回転軸部材6によって図7の位置から左側を前方へ押し出すように、すなわち上から見て時計方向に90度を超えて180度まで回転され、表示用液晶板21が前方を向いている状態を示す。この状態において、撮影者は表示用液晶板21を自身の方へ向けてモニタリングしながら自分自身を撮影することができる。また、その途中の時計方向への90度の回転は上記の反時計方向への90度の回転と対称的であるから、撮影者は正面を向いて自身の左側を撮影することができ、90度までの途中ではショットカメラ1を縦位置に持って頭上に構える縦位置のハイアングル撮影が可能である。
【0024】
図10は、モニターブロック2が図9の位置からヒンジ回転部材5によって下方へ180度回転され、表示用液晶板21を撮影者側に向けてモニターブロック2がカメラ本体の背面側にたたまれた状態を示す。すなわち、図1の状態とは表示用液晶板21の向きが逆になっており、一般的な撮影はこの状態で行われる。また図9の状態から下方へ90度回転されるまでの途中では表示用液晶板21が上向きになるので、ショットカメラ1を下方に構え表示用液晶板21を見ながら撮影するローアングル撮影が可能である。
【0025】
更には、表示用液晶板21の配線が回転軸部材6の貫通穴とヒンジ回転部材5の中空軸51Rの貫通穴を通されて保護されていること、回転軸部材6のロック板64とそのストッパー59とによってモニターブロック2の不必要な回転を制限していることによって、上述のように広い撮影角度において表示用液晶板21の向きを撮影者に見易いように替えることを可能にしながら、配線が断線するようなトラブルが回避されている。
【0026】
実施例のデジタル方式のショットカメラ1は以上のように構成され作用するが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0027】
例えば実施例においては、カメラ8本体の背面側の上端縁部に埋め込んで固定した取付け部材3を介してモニターブロック2を取り付けたが、取付部材3はカメラ本体の背面側の下端縁部に固定するようにしてもよく、また背面側の左端縁部または右端縁部に取り付けてもよく、同様な効果が得られる。
また実施例においては、ヒンジ固定板41と一体的に設けられた対向する2個の蝶板4にヒンジ回転部材5を軸支させたが、2個の蝶板4はそれぞれ別個にカメラ本体に取り付けてもよく、同様な効果が得られる。
【0028】
また実施例においては、本発明の撮像装置として表示装置であるモニターブロック2を備えたデジタル方式のショットカメラ1を例示したが、本発明の撮像装置には、これ以外の表示装置を備えた全ての撮像装置、例えば表示装置を備えたビデオカメラも含まれる。
【0029】
【発明の効果】
本発明の撮像装置は以上に説明したような形態で実施され、次に述べるような効果を奏する。
【0030】
表示装置が、本体部の背面側の縁部に対向して固定された一対の蝶板に軸支され第1回転軸の回りに回転するヒンジ回転部材と、当該ヒンジ回転部材の中央部に設けられ第1回転軸と直角な方向の第2回転軸の回りに回転する回転軸部材とを介して本体部に取り付けられているので、撮影角度によって制限されずに表示装置の表示画面を見易い向きに回転させることが可能であり撮影を容易化させる。
【0031】
本体部の背面側の上端縁部に設けられたヒンジ回転部材によって、表示装置の表示画面を非撮影時の本体部側へ向けた本体部の背面位置から上方へ約180度回転させ表示画面を撮影者側へ向けた上方位置、その位置で表示装置を回転軸部材によって水平面内で例えば180度回転させて表示画面を前方へ向けた位置、その位置から表示装置をヒンジ回転部材によって、下方へ約180度回転させ、表示画面を撮影者側に向けた本体部の背面位置を取らせることができ、かつそれらの途中の任意の回転角度で表示装置を停止させることができるので、撮像装置を縦位置、横位置にしてのローアングル、ハイアングルを含む広い撮影角度からの撮影を容易化させる。また、非撮影時に表示画面を本体部側へ向け得るので、表示画面に汚れや擦り傷が発生することを防ぎ得る。
【0032】
蝶板に軸支されるヒンジ回転部材の両端部がほぼ直角に折り曲げられて蝶板に軸支されているので、ヒンジ回転部材の中央部は第1回転軸の周囲を回転され、かつ折り曲げられた両端部の一方の軸支持部材および表示装置が取り付けられる回転軸部材が中空パイプ状とされているので、表示装置の配線は回転軸部材内部から空間となっている第1回転軸部分を通り、軸支部材の内部を経由して本体部内へ導かれ、表示装置が回転されても配線に不必要な擦れや捩れによる損傷が回避され配線の信頼性が高められる。
【0033】
ヒンジ回転部材の折り曲げられた他方の端部にはヒンジ回転部材の回転と共に回転する軸に表示画面の上下を反転させるためのスイッチをオン・オフさせる反転カムが取り付けられているので、ヒンジ回転部材の回転による表示画面の上下の反転が補正される。また、回転軸部材による撮像表示装置の回転の使用頻度の高い回転角度位置にクリック点を形成させたものとすることができるので、撮影の操作を簡易化させる。
【0034】
回転軸部材や軸支部材が板金をプレスで深絞り加工した管状成形品として作製しているので低コストであり、かつその抜け防止も管状成形品の端末を拡径するカシメ留めによっているので部品点数も少なく低コストで製造される。また、ヒンジ回転部材の裏面側にプレスの半抜き加工による突起状のストッパーが形成されており、回転軸部材が所定の角度回転されると回転軸部材に取り付けたストッパー当接板が当接して回転が停止され、回転軸部材が必要以上に回転されないようになっているので、表示装置の配線が断線するようなトラブルが回避され、かつ破損され易いピンによるストッパーや、高価なダイキャスト品のヒンジ回転部材に設けられるストッパーと比較して信頼性が高く低コストのストッパーを有したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル方式のショットカメラの非撮影時における斜め後方からの斜視図である。
【図2】カメラ本体へのモニターブロックの取付け部材の斜視図である。
【図3】取付け部材の正面図である。
【図4】図3における[4]−[4]線方向の端面図である。
【図5】図3における[5]−[5]線方向の側面図である。
【図6】図3における[6]−[6]線方向の側面図である。
【図7】図1の状態からモニターブロックを上方へ180度回転させた場合の斜視図である。
【図8】図7の状態からモニターブロックを水平に反時計方向へ90度回転させた場合の斜視図である。
【図9】図7の状態からモニターブロックを水平に時計方向へ180度回転させた場合の斜視図である。
【図10】図9の状態からモニターブロックを下方へ180度回転させた場合の斜視図である。
【図11】従来例のビデオカメラの本体と表示装置との取り付けを示す分解斜視図である。
【図12】他の従来例のビデオカメラの本体と表示装置との取り付けを示す分解斜視図である。
Claims (6)
- 撮像レンズを備えた本体部に表示装置が取り付けられた撮像装置において、
前記表示装置は、
前記本体部の背面側の上端縁部に対向して固定された一対の蝶板にほぼ直角に折り曲げられた両端部を軸支されて第1回転軸の回りに回転するヒンジ回転部材と、前記第1回転軸の周囲を回転する前記ヒンジ回転部材の中央部に設けられ前記第1回転軸と直角な方向の第2回転軸の回りに回転する回転軸部材と、を介して前記本体部に取り付けられて、前記ヒンジ回転部材によって前記本体部の背面位置から上方へ約180度の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされ、かつ前記回転軸部材によって270度以上の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされており、
前記ヒンジ回転部材の前記両端部の一方の軸支持部材と前記回転軸部材とは中空パイプ状とされており、前記表示装置の配線が前記回転軸部材と前記軸支持部材との内部を経由して前記本体部へ導入され、
前記回転軸部材による前記表示装置の回転の途中に、前記回転軸部材に固定されたクリック板に設けられている小孔と、前記ヒンジ回転部材に固定された環状のフリクションバネに設けられている小突起との係合によるクリック点が形成されている
ことを特徴とする撮像装置。 - 前記ヒンジ回転部材の折り曲げられた他方の端部には前記ヒンジ回転部材の回転と共に回転する軸が取り付けられて前記蝶板に軸支されており、前記蝶板の外側に前記表示装置の表示画面の上下を反転させるためのスイッチをオンオフさせる反転カムが取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記回転軸部材および前記軸支持部材がプレスの深絞り加工による管状成形品であり、前記ヒンジ回転部材または前記蝶板を挿通させた先端部が径を拡大されて外周側の部材にカシメ留めされている
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 前記ヒンジ回転部材の裏面側にプレスの半抜き加工による突起状のストッパが形成されており、かつ、前記回転軸部材が前記ヒンジ回転部材を挿通された先端部にストッパー当接板が固定されており、前記回転軸部材が所定の角度回転されると前記ストッパー当接板が前記ストッパーに当接して回転が停止されることにより回転角度が制限されている
ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 撮像レンズを備えた本体部に表示装置が取り付けられた撮像装置において、
前記表示装置は、
前記本体部の背面側の上端縁部に対向して固定された一対の蝶板にほぼ直角に折り曲げられた両端部を軸支されて第1回転軸の回りに回転するヒンジ回転部材と、前記第1回転軸の周囲を回転する前記ヒンジ回転部材の中央部に設けられ前記第1回転軸と直角な方向の第2回転軸の回りに回転する回転軸部材と、を介して前記本体部に取り付けられて、前記ヒンジ回転部材によって前記本体部の背面位置から上方へ約180度の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされ、かつ前記回転軸部材によって270度以上の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされており、
前記ヒンジ回転部材の前記両端部の一方の軸支持部材と前記回転軸部材とは中空パイプ状とされており、前記表示装置の配線が前記回転軸部材と前記軸支持部材との内部を経由して前記本体部へ導入され、
前記回転軸部材および前記軸支持部材がプレスの深絞り加工による管状成形品であり、前記ヒンジ回転部材または前記蝶板を挿通させた先端部が径を拡大されて外周側の部材にカシメ留めされている
ことを特徴とする撮像装置。 - 撮像レンズを備えた本体部に表示装置が取り付けられた撮像装置において、
前記表示装置は、
前記本体部の背面側の上端縁部に対向して固定された一対の蝶板にほぼ直角に折り曲げられた両端部を軸支されて第1回転軸の回りに回転するヒンジ回転部材と、前記第1回転軸の周囲を回転する前記ヒンジ回転部材の中央部に設けられ前記第1回転軸と直角な方向の第2回転軸の回りに回転する回転軸部材と、を介して前記本体部に取り付けられて、前記ヒンジ回転部材によって前記本体部の背面位置から上方へ約180度の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされ、かつ前記回転軸部材によって270度以上の角度範囲内で任意の回転角度位置で停止可能に回転可能とされており、
前記ヒンジ回転部材の前記両端部の一方の軸支持部材と前記回転軸部材とは中空パイプ状とされており、前記表示装置の配線が前記回転軸部材と前記軸支持部材との内部を経由して前記本体部へ導入され、
前記ヒンジ回転部材の裏面側にプレスの半抜き加工による突起状のストッパが形成されており、かつ、前記回転軸部材が前記ヒンジ回転部材を挿通された先端部にストッパー当接板が固定されており、前記回転軸部材が所定の角度回転されると前記ストッパー当接板が前記ストッパーに当接して回転が停止されることにより回転角度が制限されている
ことを特徴とする撮像装置。
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