JP3086591B2 - 監視用ビデオカメラ - Google Patents

監視用ビデオカメラ

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JP3086591B2
JP3086591B2 JP06132679A JP13267994A JP3086591B2 JP 3086591 B2 JP3086591 B2 JP 3086591B2 JP 06132679 A JP06132679 A JP 06132679A JP 13267994 A JP13267994 A JP 13267994A JP 3086591 B2 JP3086591 B2 JP 3086591B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視用ビデオカメラに
関し、フレームに装着する複数のカバーを最少限のビス
にて取り付け可能となし、又、最小限のカバーを外すだ
けで、内部スイッチの操作が可能な監視用ビデオカメラ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の監視用ビデオカメラの回
路基板(101)、撮像素子(図示せず)を収容するケースを
分解した図である。シャーシ(100)上に回路基板(101)を
ビス止め固定し、回路基板(101)の上から上カバー(102)
を被せ、シャーシ(100)の下面に下カバー(103)を被せて
ビス(111)(111)にて固定する。上カバー(102)と下カバ
ー(103)との間の前面開口にフロントパネル(104)を嵌
め、ビス(112)(113)(113)にて両カバー(102)(103)に固
定する。カバー(103)(102)間の後面開口には、バックパ
ネル(105)を嵌め、ビス(114)(115)(115)にて両カバー(1
02)(103)に固定する。
【0003】フロントパネル(104)にレンズユニット(図
示せず)を取り付け、回路基板(101)と上カバー(102)と
の間に、撮像素子(図示せず)配備する。バックパネル(1
05)の外面に、表示板(106)をビス(116)(116)にて固定す
る。上カバー(102)の内面には、ネジ孔(108)を開設した
補強板(107)をビス(117)(117)にて固定し、監視用ビデ
オカメラを天井から吊り下げるためのアーム(200)をネ
ジ(201)にて前記補強板(107)のネジ孔(108)に螺合す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】回路基板(101)上に
は、レンズユニットに内蔵されたオートアイリス駆動機
構の駆動切換えスイッチ等のスイッチ(87)(87a)が設け
られており、スイッチの切換えの必要が生じた場合、吊
り下げアーム(200)からビデオカメラを外し、更に上カ
バー(102)を外して、スイッチを切換えねばならない。
スイッチ切換え後、上カバー(102)を装着し、再びアー
ム(200)に固定せねばならず手間が掛かる。
【0005】又、上カバー(102)を外した際、シャーシ
(100)上の回路基板(101)及び撮像素子保持装置(図示せ
ず)の大部分が露出するため、スイッチ切換えの際、或
いは上カバー(102)の着脱の際に、手指或いは上カバー
(102)が電子部品に当って破損させる虞れがあった。更
に、ケースを組立てた際に、外部に露出するビス(112)
(113)(113)(114)(115)(115)(116)(116)の数が多く、美
観的にスッキリさせることは出来なかった。本発明は、
上カバーと下カバーとの間に設けたサイドカバーを開く
だけで、スイッチ操作が可能となり、又、サイドカバー
によって、上カバーと下カバーを係止することにより、
ケース組立の際に外部に露出するビスの数を減らして、
外観スッキリさせることができる監視用ビデオカメラを
明らかにするものである。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明の監視用ビデオカメラ
は、上下面及び左右面が開口し、撮像素子(93)を内蔵し
回路基板(8)(81)を取り付けたフレーム(1)の上部に上
カバー(6)、下部に下カバー(6a)、左右の両面にサイド
カバー(7)(7)を装着し、前端にレンズマウント(3)を
介してレンズユニット(5)を突設した監視用ビデオカメ
ラであって、上カバー(6)及び下カバー(6a)は、フレー
ム(1)に対してレンズユニット(5)の光軸に沿ってスラ
イドして着脱可能に装着され、サイドカバー(7)は一端
をフレーム(1)の受け部(17)に係合して開閉可能に配備
され、他端をビス(75)にてフレーム(1)に固定され、サ
イドカバー(7)と上下カバー(6)(6a)には、互いに着脱
可能に係合して上下カバー(6)(6a)のスライドを阻止す
る凸部(73)と凹部(62)とが設けられており、サイドカバ
ー(7)を開いた位置にオートアイリス駆動切換え用スイ
ッチ等のスイッチ(87)が配備されている。
【0007】
【作用及び効果】サイドカバー(7)の自由端を固定して
いるビス(75)を外せば、スイッチ(84)が露出し、上カバ
ー(6)或いは下カバー(6a)を外さずともスイッチ操作が
できる。上記の如く、スイッチの切換えの必要が生じて
も、サイドカバー(7)を外すだけで済むため、回路基板
(8)上の電子部品に不用意に触れて損傷させることを無
くすことができる。サイドカバー(7)の固定ビス(75)
は、ビデオカメラを天井或いは壁面に取り付けた状態で
緩め或いは締め付けでき、従来の様にビデオカメラを天
井取り付け部から外し、再度取り付ける手間が省ける。
【0008】上カバー(6)及び下カバー(6a)は、サイド
カバー(7)(7)との凸部(73)と凹部(62)の係合によって
フレーム(1)上に保持されており、上カバー(6)と下カ
バー(6a)をフレーム(1)に固定するためのビスを省略し
て、外部に露出するビスの数を最少限に抑えて、外観を
スッキリさせることができる。
【0009】
【実施例】図1は、ケースを分解した斜面図、図2はフ
レーム(1)上の電子部品を省略し、フロントパネル(2)
及びレンズマウント(3)を分解した斜面図である。フレ
ーム(1)は、後板(11)の左右両側から後板(11)に直交し
て夫々2本の横桟(12)(12)、(12)(12)を突設し、上下の
横桟(12)(12)、(12)(12)間の前部は繋ぎ板(10)(13)にて
一体に繋いで形成され、上面、下面、前面及び上下横桟
(12)(12)、(12)(12)間が開口している。
【0010】後板(11)は、接続端子(86)等を外部に臨出
させるための孔(11a)及び切欠き(11b)が開設されてい
る。又、後板(11)の左右両端の中央部には、取付け片(1
8)が前方に向けて屈曲形成されており、取付け片(18)の
基端と上下の横桟(12)(12)との間は、後記する上カバー
(6)及び下カバー(6a)の掛かり片(61)が嵌まる案内切欠
き(11c)(11c)が開設されている。各横桟(12)には両端寄
りに回路基板(8)を固定するためのネジ孔付き取付け片
(12a)が内向きに突設されている。更に各横桟(12)の前
端には、フロントパネル取付け片(12b)が横桟に直交し
て突設されている。
【0011】前記両繋ぎ板(10)(13)の後端縁の上下部
は、後記するサイドカバー(7)の突片(72)が係合する受
け部(17)(17)(17)(17)となっている。右側の繋ぎ板(10)
の受け部(17)(17)間に、矩形に切欠いた窓部(10a)開設
され、該窓部(10a)は、後記するソケット(85)を臨出さ
せるためのものである。左側の繋ぎ板(13)の受け部(17)
(17)間には後方に短くストッパ(19)を突設しており、該
ストッパ(19)は、後記するサイドカバー(7)がフレーム
(1)内へ落込むことを防止するものである。
【0012】又、該繋ぎ板(13)にはU状溝孔(14)が、該
U状溝孔(14)の両端が前方を、屈曲部が後方を向く様に
開設され、U状溝孔(14)で囲まれた部分が撓み片(15)と
なっている。更に繋ぎ板(13)の前部に上記撓み片(15)に
食込む様に切欠き(16)が開設されている。上記撓み片(1
5)及び切欠き(16)は、後記する撮像素子(93)の位置決め
のためのものである。
【0013】上記フレーム(1)の後板(11)に表示板(26)
が被せられ、前部開口にフロントパネル(2)が取り付け
られる。表示板(26)は、後板(11)の孔(11a)、切欠き(11
b)から突出した端子(86)、スイッチ等を臨出させる窓孔
(28)(28)が開設され、両端にビス孔付き固定片(27)を板
面に対して直角に屈曲形成している。窓孔(28)の近傍に
は、窓孔から臨出する部材の機能が文字或いは図で表示
されている。フレーム(1)の後板(11)の孔(11a)及び切
欠き(11b)は、複数機種のビデオカメラに対応できる様
に開設されているが、表示板(26)の窓孔(28)は、特定の
機種に対応できる様に開設されており、表示板(26)は、
後板(11)の不必要な孔(11d)を隠す役割もなす。
【0014】フロントパネル(2)は、中央に丸孔(21)が
開設され、上下縁は後方に屈曲して支え片(22)(22)が形
成され、支え片(22)の両端に嵌まり片(23)(23)を屈曲形
成している。支え片(22)(22)の両側及び嵌まり片(23)(2
3)にはネジ孔(20)(20a)が開設されている。又、丸孔(2
1)の孔縁近傍の複数箇所にビス貫通孔(20b)が開設され
ている。
【0015】フロントパネル(2)は、各嵌まり片(23)を
フレーム(1)のフロントパネル取付け片(12b)に嵌めて
ビス止め固定される。フロントパネル(2)の前記フレー
ム(1)の撓み片(15)側の側縁には後方に向けてネジ孔(2
4a)付き耳片(24)が屈曲形成され、撓み片(15)の内面側
に侵入している。耳片(24)の基端に、後記する駆動軸(4
8)が臨出する貫通孔(24b)が開設されている。フロント
パネル(2)の丸孔(21)にはレンズマウント(3)が嵌ま
り、レンズマウント(3)の外側からフロントカバー(4)
が被せられる。
【0016】レンズマウント(3)は、上記丸孔(21)と同
軸にフロントパネル(2)の表面に当接するリング部(31)
を有し、リング部(31)内にレンズユニット(5)取り付け
用ネジ面(33)及び後記する撮像素子保持装置(9)の環部
材(90)が回転可能に嵌まる円形の案内部(34)となってい
る。フロントカバー(4)は、中央部に丸孔(41)を開設し
た略矩形の板(40)の全周に亘って後方に向けて周壁(42)
を突設し、両サイドの周壁の中央部を延長して前記フレ
ーム(1)の繋ぎ板(10)(13)に被さるカバー片(43)(43a)
を形成している。
【0017】両カバー片(43)(43a)の内、フレーム(1)
の撓み片(15)を有する繋ぎ板(13)側のカバー片(43a)に
は、後記する駆動軸(48)の外端及びクランプネジ(47)の
頭を露出させるための貫通孔(44)(44)が開設されてい
る。他方のカバー片(43)には、前記フレーム(1)の窓部
(10a)に重なり、後記するソケット(85)を露出させる窓
孔(45)が開設され、後端にはサイドカバー(7)のフレー
ム(1)内への落込みを防止するためのストッパ(46)が短
く突設されている。
【0018】フレーム(1)内には図7に示す如く、撮像
素子保持装置(9)が配備され、実施例の撮像素子保持装
置(9)は、出願人が以前実願平5−64163号で提案
したものであって、レンズマウント(3)と撮像素子(93)
との間の距離を変えることにより、フランジバックや焦
点調整を行なうものである。上記撮像素子保持装置(9)
は、レンズマウント(3)の案内部(34)に回転可能に嵌ま
った環部材(90)に対し、撮像素子(93)を保持するための
環状の保持部材(91)をその厚みの1/2程度を回転可能
に嵌めている。
【0019】環部材(90)の後端面に複数の突起(9b)を突
設し、各突起に周方向に傾斜した第1斜面(9c)を形成す
る。保持部材(91)は環部材(90)からの臨出部の上記突起
(9b)との対応位置に外向きに突起(91b)を突設し、第1
斜面(9c)との対向面に第1斜面(9c)に摺接する第2斜面
(91c)を形成している。保持部材(91)には該部材の回転
を止めるための2本の固定片(98)が外向きに突設されて
いる。
【0020】矩形のスペーサ(92)を介して撮像素子(93)
が、撮像素子マウンター(94)とビス(95)によって保持部
材(91)に固定される。環状の板バネ(96)が、保持部材(9
1)の固定片(98)(98)を押える様に、フロントパネル(2)
にビス(97)にて固定され、板バネ(96)に屈曲形成した凹
部(96b)に、前記保持部材(91)の固定片(98)が嵌まり、
保持部材(91)の回転が阻止されると共に保持部材(91)は
環部材(90)側に付勢される。上記板バネ固定用のビス(9
7)は、フロントパネル(2)のビス挿通孔(20b)を貫通し
てレンズマウント(3)のリング部(31)に螺合されてお
り、レンズマウント(3)をフロントパネル(2)に固定す
るビスを兼用している。
【0021】前記環部材(90)には、レンズユニット(5)
の光軸に沿って溝(9a)が開設され、該溝に駆動軸(48)が
係合する。駆動軸(48)は、鍔(48a)及び先端の偏心位置
に偏心軸(48b)を突設しており、フロントパネル(2)の
耳片(24)に開設した貫通孔(24b)に鍔(48a)を回転可能に
嵌め、偏心軸(48b)を環部材(90)の溝(9a)にスライド可
能に嵌めている。上記駆動軸(48)の鍔(48a)は、フロン
トパネル(2)の耳片(24)の厚みよりも僅か厚く形成さ
れ、前記フレーム(1)の撓み片(15)内の切欠き(16)の縁
部に押えられて抜止めが画られる。撓み片(15)の外側か
ら該撓み片(15)に開設した孔(15a)を貫通して耳片(24)
のネジ孔(24a)にクランプネジ(47)を螺合している。ク
ランプネジ(47)を少し緩めて駆動軸(48)に対するクラン
プを開放し、駆動軸(48)をその外端に凹設した係合溝
(図示せず)にドライバーを係合して回転させると、偏心
軸(48b)の回転により、環部材(90)が偏心軸(48b)の偏心
量に対応して一定の角度回転する。
【0022】環部材(90)と撮像素子保持部材(91)は、互
いに第1斜面(9c)と第2斜面(91c)を摺接して対向
しており、撮像素子保持部材(91)は、環状板バネ(9
6)により、環部材(90)側に付勢され、且つ回転が阻止さ
れている。従って、駆動軸(48)を回転させると保持部材
(91)は環部材(90)の第1斜面(9c)をすべって光軸方向に
移動し、撮像素子(93)とレンズマウント(3)との距離を
調整できる。撮像素子(93)の位置を最適位置に調整後、
クランプネジ(47)を締め付けると、撓み片(15)が駆動軸
(48)の鍔(48a)を押圧して駆動軸(48)をクランプし、駆
動軸(48)の回転を阻止する。
【0023】図1、図4に示す如く、上記撮像素子保持
装置(9)を上下から挟む様に回路基板(8)(8)が配備さ
れ、フレーム(1)の横桟(12)(12)にビス止め固定され
る。撮像素子保持装置(9)の一方の側方にスイッチ回路
基板(80)が配備され、下方の回路基板(8)にコネクター
(図示せず)にて接続されている。上下の回路基板(8)を
固定するビスの内、後板(11)側のビス(82)は、頭部(83)
とネジ部との間にネジ部よりも大径の軸部(84)を有して
おり、回路基板(8)を締め付け固定した状態で、頭部(8
3)が、フレーム(1)の後板(11)の上端或いは下端の高さ
に揃う。
【0024】スイッチ基板(80)には、レンズユニット
(5)に内蔵されたオートアイリス機構(図示せず)とスイ
ッチ基板(80)を電気的に接続するための接続コード(図
示せず)を繋ぐソケット(85)及びオートアイリス機構の
駆動切換えスイッチ等のスイッチ(87)(87a)(87b)が配備
され、該ソケット(85)はフレーム(1)の繋ぎ板(10)の窓
部(10a)から少し外側に突出し、スイッチ(87)(87a)(87
b)は、上下の横桟(12)(12)間に見える位置にある。前記
フロントカバー(4)を、そのカバー片(43)(43a)がフレ
ーム(1)の繋ぎ板(10)(13)に被さる様に嵌める。
【0025】繋ぎ板(10)(13)には前記ソケット(5)の一
部及びビス(47)の頭が突出しているため、カバー片(43)
(43a)は外側に撓んでこれらを乗り越え、フロントカバ
ー(4)がレンズマウント(3)に当るまで嵌めると、カバ
ー片(43)の窓孔(45)の位置にソケット(85)が、他方のカ
バー片(43a)の貫通孔(44)(44)にビス(47)及び駆動軸(4
8)が対応し、カバー片(43)(43a)が弾性復帰して、窓孔
(45)にソケット(85)、貫通孔(44)にビス(47)の頭が嵌ま
る。一旦フロントカバー(4)を装着すると、ビス(47)の
頭とソケット(85)に引っ掛かって外れない。カバー片(4
3)(43a)を開きながらフロントカバー(4)を引張ればフ
レーム(1)から外すことが出来る。
【0026】フレーム(1)には、上下カバー(6)(6a)及
びサイドカバー(7)(7)が被せられる。上カバー(6)と
下カバー(6a)は同じ形状に形成されており、矩形板の長
手方向の両側縁は丸みを持たせて板と直交する方向に湾
曲している。湾曲部(60)(60)の内面間の長さは、フレー
ム(1)の後板(11)の横長さ及び左右の横桟(12)(12)間の
長さよりも僅かに大きい。
【0027】両湾曲部(60)(60)の先端縁にフレーム(1)
の横桟(12)に引っ掛かる掛かり片(61)(61)を対向して内
向きに屈曲形成している。掛かり片(61)は、上下カバー
(6)(6a)の後端近傍から前方に延び、その全長L
1は、フレーム(1)の後板(11)から繋ぎ板(10)(13)の受
け部(17)(17)までの距離L2と略同じである。
【0028】各掛かり片(61)上には両端寄りの2箇所に
凹部(62)が形成されている。凹部(62)は、掛かり片(61)
に該掛かり片の長手方向に沿って切込みを施し、該切込
みと掛かり片(61)の縁との間を持上げて形成され、掛か
り片(61)の長手方向と直交する方向に貫通している。上
下カバー(6)(6a)の後端縁は内側に折り曲げて美観を高
めている。
【0029】上下カバー(6)(6a)の前端部には、前記フ
ロントパネル(2)の支え片(22)上のネジ孔(20)(20)との
対応位置にビス孔(63)(63)が開設されている。上下カバ
ー(6)(6a)は、フレーム(1)の後板(11)側から、掛かり
片(61)が後板(11)の案内切欠き(11c)(11c)に嵌まる様
に、前方に滑らせる。この時、回路基板(8)を固定する
後板(11)側のビス(82)の頭部(83)が後板(11)の上端と下
端に揃っているため、上下カバー(6)(6a)は、後板(11)
とビス(82)の頭部(83)に載って横桟(12)に沿って真っ直
ぐに案内され、回路基板(8)上の電子部品(87)にカバー
が当って損傷させることはない。
【0030】サイドカバー(7)は、フレーム(1)の後板
(11)と繋ぎ板(10)(13)及び上下カバー(6)(6a)の間に形
成される開口に対応して横長の略長方形に形成され、上
縁と下縁を直角に内側に屈曲して折曲げ片(71)を形成し
ている。折曲げ片(71)の前端は、内側前方に延長してサ
イドカバー(7)の回転軸となる突片(72)を形成してい
る。更に折曲げ片(71)の両端側に前記上下カバー(6)(6
a)の凹部(62)に嵌まる凸部(73)が形成されている。サイ
ドカバー(7)の後部側にビス沈み穴(74)が開設されて
る。
【0031】サイドカバー(7)は、図6に示す如く、フ
レーム(1)の繋ぎ板(10)(13)の受け部(17)に対して斜め
方向から突片(72)を嵌め込み、ビス沈み穴(74)にビス(7
5)を挿入してフレーム(1)の取付け片(18)に螺合する。
この時、前記表示板(26)の固定片(27)の上からサイドカ
バー(7)を被せ、表示板(26)を一緒に固定する。
【0032】一方のサイドカバー(7)の前端は、フレー
ム(1)の繋ぎ板(13)に突設したストッパ(19)に被さっ
て、フレーム(1)内への落込みが防止され、他方のサイ
ドカバー(7)は、フロントカバー(4)のカバー片(43)に
突設したストッパ(46)に被さってフレーム(1)内への落
込みが防止される。サイドカバー(7)をビス止めした状
態では、サイドカバー(7)の凸部(73)が上下カバー(6)
(6a)の凹部(62)に嵌まっているため、上下カバー(6)(6
a)が抜け出すことはない。
【0033】上記監視用ビデオカメラを天井に吊すに
は、種々の手段が採用できるが、図3にその一例を示
す。上カバー(6)に受け座(300)をビス(301)にて固定す
る。ビス(301)は、カバー(6)(6a)のビス孔(63)を貫通
してフロントパネル(2)のネジ孔(20)に螺合する。受け
座(300)には、ネジ孔(302)が開設されており、天井に固
定された取付けアーム(200)の先端に挿通したボルト(20
1)を該ネジ孔(302)に螺合して、監視用ビデオカメラを
天井に吊す。
【0034】下カバー(6a)のビス孔(63)にはビスを挿通
して、フロントパネル(2)のネジ孔(20)に螺合する。
尚、このビスは、ビス孔(63)を隠し、下カバー(6a)を固
定する役割をなすが、前記の如く、該下カバーはサイド
カバー(7)によりフレーム(1)上の定まった位置に保持
されており、特にビスで固定する必要はない。
【0035】実施例では、上カバー(6)と下カバー(6a)
は同形状とし、上カバー(6)に、台座(300)を取り付け
る関係上、上、下カバー(6)(6a)にビス孔(63)を開設し
たに過ぎない。例えば台座(300)を省略し、上カバー
(6)の前部上面に取付けアーム(200)の先端下面を当
て、金属バンド(図示せず)によってサイドカバー(7)に
掛からぬ様にカメラとアームを締結してカメラを天井か
ら吊り下げれば、上下カバー(6)(6a)にビス孔(63)を開
設する必要はない。
【0036】然して、サイドカバー(7)の自由端を固定
しているビス(75)を外せば、スイッチ(84)が露出し、上
カバー(6)或いは下カバー(6a)を外さずともスイッチ操
作ができる。上記の如く、スイッチの切換えの必要が生
じても、サイドカバー(7)を外すだけで済むため、回路
基板(8)上の電子部品(81)に不用意に触れて損傷させる
ことを無くすことができる。サイドカバー(7)の固定ビ
ス(75)は、ビデオカメラを天井に吊り下げた状態で緩め
或いは締め付けでき、従来の様にビデオカメラを天井取
り付け部から外し、又、再度取り付ける手間が省ける。
【0037】上カバー(6)及び下カバー(6a)は、サイド
カバー(7)(7)との凸部(73)と凹部(62)の係合によって
フレーム(1)上に保持されており、上カバー(6)と下カ
バー(6a)をフレーム(1)に固定するためのビスを省略し
て、外部に露出するビスの数を最少限に抑えて、外観を
スッキリさせることができる。尚、実施例では、上下カ
バー(6)(6a)に凹部(62)、サイドカバー(7)に凸部(73)
を形成したが、これに限ることはなく、上下カバー(6)
(6a)に凸部、サイドカバー(7)に該凸部が嵌まる凹部を
形成しても上記同様の効果を奏することができる。
【0038】上下カバー(6)(6a)をフレーム(1)に装着
する際、フレーム(1)の後板(11)と回路基板(8)から突
出したビス(82)の頭部(83)にカバー(6)(6a)を乗せて、
滑らせて横桟(12)に沿って真っ直ぐ嵌め込みでき、回路
基板(8)上の電子部品(87)にカバーが当って損傷させる
ことはない。実施例では、フレーム(1)の後板(11)側の
ビス(82)の頭部(83)を後板(11)の上下端の高さに揃えた
が、回路基板(8)を固定する全てのビス(83)(83a)の頭
部の高さを、後板(11)の上下端に揃えてもよいのは勿論
である。
【0039】表示板(26)は、サイドカバー(7)を固定す
るビス(75)にてサイドカバー(7)と一緒に固定でき、表
示板(26)を固定する専用ネジを省略できる。
【0040】フレーム(1)内に組み込んだ撮像素子保持
装置(9)は、フロントカバー(4)の貫通孔(44)からドラ
イバー差込んで駆動軸(48)を回転させることにより、保
持部材(91)を環部材(90)の第1斜面(9c)にすべらせて撮
像素子(93)とレンズマウント(3)との距離を調整でき、
この作業はカバーを外さずにでき便利である。撮像素子
(93)の位置を最適位置に調整後、クランプネジ(47)を締
め付けると、撓み片(15)が駆動軸(48)の鍔(48a)を押圧
して、駆動軸(48)を固定状態に保持し、駆動軸(48)が自
然に回転することを防止できる。以上の操作も、カバー
を外さずに外部からできるため便利である。
【0041】本発明は上記実施例の構成に限定されるこ
とはなく、特許請求の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カバーを外した状態の斜面図である。
【図2】フレーム、サイドカバー、フロントパネル、レ
ンズマウント及びフロントカバーの斜面図である。
【図3】フレーム、上下カバー及び表示板の斜面図であ
る。
【図4】上下カバーの装着手順の説明図である。
【図5】監視用カメラの一部を破断した斜面図である。
【図6】監視用カメラの一部を破断した平面図である。
【図7】撮像素子保持装置の斜面図である。
【図8】従来例の分解斜面図である。
【符号の説明】
(1) フレーム (11) 後板 (12) 横桟 (17) 受け部 (2) フロントパネル (6) 上カバー (6a) 下カバー (7) サイドカバー (72) 突片

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下面及び左右面が開口し、撮像素子(9
    3)を内蔵し回路基板(8)(81)を取り付けたフレーム(1)
    の上部に上カバー(6)、下部に下カバー(6a)、左右の両
    面にサイドカバー(7)(7)を装着し、前端にレンズマウ
    ント(3)を介してレンズユニット(5)を突設した監視用
    ビデオカメラであって、上カバー(6)及び下カバー(6a)
    は、フレーム(1)に対してレンズユニット(5)の光軸に
    沿ってスライドして着脱可能に装着され、サイドカバー
    (7)は一端をフレーム(1)の受け部(17)に係合して開閉
    可能に配備され、他端側をビス(75)にてフレーム(1)に
    固定され、サイドカバー(7)と上下カバー(6)(6a)に
    は、互いに着脱可能に係合して上下カバー(6)(6a)のス
    ライドを阻止する凸部(73)と凹部(62)とが設けられてお
    り、サイドカバー(7)を開いた位置にオートアイリス駆
    動切換え用スイッチ等のスイッチ(87)が配備されている
    監視用ビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 サイドカバー(7)の回転中心側の端部
    に、フレーム(1)の内縁に引っ掛かる突片(72)を設け、
    フレーム(1)又はフレーム(1)に取り付けられた部品の
    サイドカバー(7)の回転中心側に、サイドカバー(7)の
    フレーム(1)内への落込みを防止するストッパ(19)(46)
    を設けて、サイドカバー(7)をフレーム(1)に対して着
    脱可能に取り付けている請求項1に記載の監視用ビデオ
    カメラ。
  3. 【請求項3】 フレーム(1)には上カバー(6)及び下カ
    バー(6a)に対向して夫々回路基板(8)(8)が複数のビス
    (82)(82a)にて固定され、該ビスの一部又は全部のビス
    の頭(83)は、対向する上下カバー(6)(6a)のスライド移
    行路に面しており、回路基板(8)上の電子部品(81)は、
    ビス(82)の頭部(83)よりも内側に位置している請求項1
    又は請求項2に記載の監視用ビデオカメラ。
  4. 【請求項4】 フレーム(1)の後板(11)には表示板(26)
    が被さり、表示板(26)の左右両端に突設した固定片(27)
    がサイドカバー固定用のビス(75)によってサイドカバー
    (7)と一緒にフレーム(1)に固定される請求項1乃至3
    の何れかに記載の監視用ビデオカメラ。
  5. 【請求項5】 撮像素子(93)は光軸上をレンズユニット
    (5)に対して接近離間可能に且つバネ(96)によってレン
    ズユニット(5)側に付勢された保持部材(91)に保持さ
    れ、保持部材(91)とレンズマウント(3)との間には環部
    材(9)が回転可能に配備され、環部材(90)と保持部材(9
    1)との対向面には互いに摺接する第1斜面(9c)と第2斜
    面(91c)が形成され、フレーム(1)のレンズユニット
    (5)側のに、光軸に直交し先端が外部に露出した駆動軸
    (48)が回転可能に配備され、駆動軸(48)の基端の偏心位
    置に突設した偏心軸(48b)が環部材(9)の外周の受け溝
    (9a)に嵌まり、駆動軸(48)を外部から回転させることに
    より、環部材(9)を回転させ、第1斜面(9c)と第2斜面
    (91c)との滑りにより、保持部材(91)及び保持部材上の
    撮像素子(93)をレンズユニット(5)に接近離間可能させ
    る請求項1乃至4の何れかに記載の監視用ビデオカメ
    ラ。
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