JPS6159436A

JPS6159436A - 電子カメラ

Info

Publication number: JPS6159436A
Application number: JP59180652A
Authority: JP
Inventors: Yukio Ogawa; 幸雄小川
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1984-08-31
Filing date: 1984-08-31
Publication date: 1986-03-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕こノ発明は、撮影レンズを介して入射する被写体からの
光をＣＣＤ等の撮像素子によって電気信号に変換するよ
うにした電子カメラに関する。

〔従来技術〕

一般に、撮影レンズを介して入光する被写体の画像光を
ＣＣＤ等の撮像素子により電気信号に変換したのち記録
させる電子カメラを使用するにあたり、画面が横長の所
謂「横位置」で撮影を行なうのが普通である。ところが
、場合によっては横長の画面だけでなく縦長の画面が必
要になることもあり、この場合には、カメラを通常の「
横位置」から「縦位置」に構え直して撮影を行なう必要
がある。この時、カメラの外形状およびレリーズボタン
の位置等の制約により、撮影者は無理な姿勢で撮影を行
なわなければならず、操作がしにくいという欠点があっ
た。

そこで上記欠点を解消するために、撮像素子を外部から
の操作によって回動可能に取り付け、カメラ全体を回動
させることなく、「横位置」や型位置」の撮影を行なえ
るようにすることが考えられている。

この場合、電子カメラに用いるファインダとして電子ビ
ューファインダ（Ｅ、Ｖ、Ｆ）を使用すると、撮像素子
の回動に伴って被写体もＥ、　Ｖ、　Ｆ画面内で傾いて
しまい極めて扱いにくい。このため、撮像素子を回動さ
せても被写体が傾くことのない光学的ファインダを使用
する必要があるが、この光学的ファインダには、通常「
横位置」用の視野枠が設けられているため、「縦位置」
撮影時には、この視野枠と実際の撮影範囲とが一致しな
くなり、適正な撮影を行ないにくいという不都合があっ
た。

〔目　的〕

この発明は前記不都合に着目して成されたもので、カメ
ラ全体を回動させなくとも所望の傾きの撮影を行なうこ
とができると共に、ファインダの視野枠と撮影範囲とを
一致させることができ、容易に適正な撮影を行なうこと
ができる電子カメラを提供することを目的とする。

〔実施例〕

以下、図面に基づいてこの発明の詳細な説明する。

図において、略直方体の電子カメラ本体（以下、本体と
称す）１の中央部には３個の溝２ａを有するリング状の
バヨネット方式の鏡筒支持体２が設けられ、この鏡筒支
持体２内側には図示しない電源と接続される第１接続端
子３が配設されている。

また、本体１には第３図に示すような光学的ファインダ
（以下、単にファインダと称す）４が設けられている。

このファインダ４は対物レンズ５と接眼レンズ６および
これら５，６の間に介在させた液晶７等の電気光学的素
子より成っている。また、この液晶７は周知の電気的制
御手段によって「横位置」用の視野枠８ａおよび「縦位
置」用の視野枠８ｂを選択的に表示できるようになって
いる。従って撮影者は接眼レンズ６を通して視野枠８ａ
あるいは８ｂをファインダ４の画面内に見ることができ
る。

一方、交換レンズ鏡筒（以下、単に鏡筒と称す）９は、
前部に押え環１０ａによって支持された撮影レンズ１０
を備え、後部には鏡筒支持体２に嵌合する嵌合部１１を
有する。この嵌合部１１には突起１２が設けられ、この
突起１２を鏡筒支持体２の溝２ａに合致させた後、鏡筒
９を撮影レンズ１０の光軸Ｒのまわりに回動させること
により鏡筒９が本体１に固定される。鏡筒９内部には永
久磁石やコイル等より成る電磁シャッタ装置１３に支持
された絞り兼用シャッタ羽根１４が設けられる。また、
鏡筒９には、この鏡筒９に対して回動可能な操作リング
１５が設けられ、操作リング１５の内側にはピン１６が
突設されている。このピン１６は、鏡筒９の一部に形成
された切欠部１７に挿通されている。鏡筒９の内周で、
かつシャッタ羽根１４の後方側に、鏡筒９に対して回動
自在の取付板１８が設けられ、この取付板１８の略中央
部には撮像素子１９が設けられている。また、取付板１
８の周縁部にはＵ字溝２０ａを有する係合突起２０が設
けられ、このＵ字溝２０ａは操作リング１５のピン１６
と係合するようになっている。また、嵌合部１１には、
第２接続端子２１が挿通してあり、取付板１８との間に
縮設したバネ２２によって外方へ押圧保持されている。

この第２接続端子２１は本体１に鏡筒９が装着された時
に第１接続端子３と接触する。前記操作リング１５の外
周上には指針Ｍが設けられ、鏡筒９の外周上には、「横
位置」で行なう撮影および「縦位置」で行なう撮影を示
ずための指標Ｍ、　、　Ｍ、が夫々撮影レンズ６の光軸
Ｒのまわりで９０度ずらして設けである。この指標Ｍ１
あるいはＭ２に前記指針Ｍを合わせると、これを前記電
気的制御手段の検出器（図示せず）が検出し、適宜「横
位置」用の視野枠８ａあるいは「縦位置」用の視野枠８
ｂを表示するようになっている。なお、２３は取付板１
８の光軸方向の移動を措止する押えリングである。

次に上記構成を有する電子カメラの作用を説明する。

撮影者は鏡筒９を本体１に装着後、横長画面あるいは縦
長画面の選択を操作リング１５を回動させることによっ
て行なう。例えば「横位置」で撮影を行なう場合には、
指針Ｍと指標Ｍ１とが一致する位置まで操作リング１５
を回動させ、不図示のクリック機構によってその位置を
保持させる。

この時、取付板１８の撮像素子１９は「横位置」にあり
、しかもファインダ４には「横位置」用の視野枠８ａが
表示されているので、撮影者がこの視野枠８ａで定めた
横長画面を確実に撮像素子１９でとらえることができる
。

また、縦長画面の撮影を行なう際には、指針Ｍと指標Ｍ
２とが一致する位置まで操作リング１５を回動させ、不
図示のクリック機構によりその位置を保持させる。この
時、取付板１８と操作リング１５とはＵ字溝２０ａとピ
ン１６とによって係合しているため、操作リング１５が
回動するに伴い取付板１８も回動する。これにより撮像
素子１９は「縦位置」移動し、かつ、ファインダ４には
「縦位置」用の視野枠８ｂが表示されるため、撮影者が
視野枠８ｂで定めた縦長画面を確実に撮像素子１９でと
らえることができる。

以上のように上記実施例においては、カメラ全体を動か
さなくとも「横位置」および「縦位置」の撮影？、「横
位置」用視野枠８ａおよび「縦位置」用視野枠８ｂを見
ながら行なえるものとしたが、特に［横位ｔｆｊと「縦
位置」の２通りの撮影を行なうものに限らず、任意の位
置に傾けられるようにすることも可能であることは勿論
である。

さらに、上記実施例においては、液晶７等の電気光学的
素子を用いて視野枠８ａ、８ｂを表示するようにしたが
視野枠を他の手段により表示し、撮像素子１９の回動に
伴なって機構的に視野枠の表示位置を変更するようにす
ることも可能である。

〔効果〕

以上説明したとおり、この発明の電子カメラは、鏡筒内
に撮像素子を回動可能に収納することにより、カメラ全
体を動かすことなく、撮像素子のみを回動させて「縦位
置」あるいは「横位置」等、所望の傾きの撮影を行なう
ことができるため、撮影者は従来の如き無理な姿勢を強
要されることなく自然な姿勢で撮影を行なうことができ
るという効果がある。さらに、ファインダの視野枠の表
示位置を撮像素子の変動位置と同一位置に変更するよう
にしたことにより、ファインダの視野枠と撮影範囲とを
常に一致させることができ、適正な撮影を行なうことが
できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る電子カメラの一実施例を示す斜
視図、第２図は第１図に示したものの縦断側面図、第３
図は第２図に示したファインダの構成を示す図、第４図
は第２図に示した操作リングおよび取付板の構成を示す
斜視図である。４・・・・・・・・・光学的ファインダ、　６・・・・
・・撮影レンズ、　８ａ、８ｂ・・・・・・視野枠、　
９・・・・・・鏡筒、１９・・・・・・撮像素子。第１図

Claims

【特許請求の範囲】

撮影レンズと、光学ファインダと、前記撮影レンズを介
して入射する被写体からの光を電気信号に変換する撮像
素子と、前記撮像素子を回動可能に収納するレンズ鏡筒
と、前記ファインダ内に設けられ、前記撮像素子の回動
操作と連動して表示位置を変更する視野枠とを有する電
子カメラ。