JP4512959B2 - 撮像装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮影光学系で撮影された画像を表示する液晶ディスプレイユニットを備えたカメラに関し、さらに詳細には、可動式の液晶ディスプレイユニットを有するハンディタイプのビデオカメラやデジタルスチルカメラ等の撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばハンディタイプのビデオカメラは、ほぼ直方体形状を呈するカメラ本体と、このカメラ本体の前端部に装着した撮影レンズ部と、カメラ本体の後端部に装着したビューファインダと、撮影映像及び再生映像を表示する液晶ディスプレイユニットと、カメラ本体に内蔵した記録再生部等を備えている。そして、このようなビデオカメラの液晶ディスプレイユニットには、固定式と可動式がある。
固定式は、カメラ本体と液晶ディスプレイユニットが一体化されたものであり、また、可動式は、カメラ本体の右または左側の側面に液晶ディスプレイユニットを支持機構により開閉可能に設けたものである。この可動式の場合、液晶ディスプレイユニットは、その表示画面を内側にしてカメラ本体の右または左側面に重ね合わさるように操作することでカメラ本体の側面部分に収容され、また、支持機構を支点にして液晶ディスプレイユニットをカメラ本体の側面に対して直交する状態に開くことで、液晶ディスプレイユニットの表示画面を撮影者に向けることができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記固定式のビデオカメラの場合、液晶ディスプレイユニットを動かす必要がないため、液晶ディスプレイユニットを小型化することができる。しかしながら、液晶ディスプレイユニットが固定されているため、液晶ディスプレイユニットの表示画面を見ながら撮影する際の自由度が大きく制限されてしまう。しかも、液晶ディスプレイユニットの表示画面は常に露出されているため、表示画面を傷などから保護するためのカバー等が必要になる。
また、上記可動式のビデオカメラでは、液晶ディスプレイユニットがカメラ本体の一方の側面箇所に開閉可能に設けられ、しかも、カメラ本体の前後方向の寸法が大きい。したがって、カメラ本体を右手または左手で把持して被写体を撮影するためには、カメラ本体にグリップバンドを設け、このグリップバンドと他方の側面との間に手を差し入れることでカメラ本体の側面を手で把持する構成とする必要があり、カメラ本体のデザインが限定される不具合がある。
また、液晶ディスプレイユニットがカメラ本体の横側面箇所に設けられるので、ビデオカメラの操作スイッチ類が設置される箇所がカメラ本体の上面部や後面部の面積が狭い箇所に限定されてしまう。このため、操作スイッチ類を設置するための自由度が失われるという問題がある。
【0004】
本発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、その目的は、グリップバンドを要することなくカメラ本体を把持し易いデザインにすることができるとともに、操作スイッチ類を設置するための自由度を増大できる撮像装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、撮影光学系を有する筐体と、前記撮影光学系が撮影した画像を表示する表示画面を有する表示手段と、前記筐体の前面に設けられ、前記撮影光学系の光軸と平行する方向に延在する軸を中心にして前記表示手段を前記筐体に対して使用状態位置と非使用状態位置に回動させるヒンジ機構とを備え、前記ヒンジ機構は、前記筐体の前面に配設されるベース部材と第1及び第2の軸部材とを有し、前記ベース部材は、本体片部と該本体片部から垂直方向に形成された屈曲片部とから成り、前記ベース部材の本体片部と前記筐体とは、前記第1の軸部材を介して回転可能に連結され、前記ベース部材の屈曲片部と前記表示手段とは、前記第2の軸部材を介して回転可能に連結され、前記第1の軸部材の回転中心軸と前記第2の軸部材の回転中心軸とは、互いに直交し、前記第1の軸部材は円板部と該円板部の両面からそれぞれ突設された内部が中空の凸部を備え、該中空の凸部にはハーネスが前記光軸と平行する方向に延在する前記軸を通って配線され、前記撮影光学系で撮影される被写体側を前記筐体の前方とした場合に、前記筐体は前方を向いた前面を有し、前記非使用状態位置で、前記表示画面は前記筐体の前面と重ね合わされ、かつ、前記筐体の前方側から見て前記筐体の前面は前記表示手段および前記ヒンジ機構を包含する位置関係にあり、前記筐体は前記前面と反対に位置する後面を有し、前記表示画面は、前記使用状態位置では、前記筐体から突出し前記後面の後方に露出する撮像装置である。
【0006】
そのため、本発明の撮像装置によれば、表示手段はヒンジ機構により撮影光学系の光軸と平行する方向に延在する軸を中心にして使用状態位置と非使用状態位置とに揺動される。非使用状態位置で、表示画面は筐体の前面と重ね合わされ、かつ、筐体の前方側から見て筐体の前面は表示手段およびヒンジ機構を包含する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をハンディタイプのビデオカメラに適用した実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は液晶ディスプレイユニットを非使用位置とした状態でビデオカメラを前方から見た斜視図、図2は液晶ディスプレイユニットを非使用位置とした状態でビデオカメラを後方から見た斜視図、図3は液晶ディスプレイユニットを使用位置とした状態でビデオカメラを前方から見た斜視図、図4は液晶ディスプレイユニットを使用位置とした状態でビデオカメラを後方から見た斜視図、図5はヒンジ機構の説明図を示す。
【0008】
実施の形態に係るビデオカメラ12(撮像装置)は筐体14を備え、筐体14には撮影光学系16、ファインダ18、液晶ディスプレイユニット20などが設けられ、筐体14内には図示省略のビデオテープを駆動するメカデッキ、電子回路部などが設けられている。また、筐体14と液晶ディスプレイユニット20はヒンジ機構22により連結されている。
前記電子回路部は、前記撮影光学系16に組み込まれたCCDなどの撮像素子から得られるビデオ信号の処理や、メカデッキの駆動制御、ユーザが行なう操作釦の操作に応じた様々な機能を実行するように構成されている。
【0009】
前記筐体14は上下方向に長いほぼ直方体形状を呈しており、筐体14は前方を向いた平坦な前面1402、後方を向いた後面1404、側方を向いた側面1406などを備え、前面1402は平坦な面に形成されている。
前記撮影光学系16は前記筐体14の上部の一側に配設され、撮影光学系16の前後部はそれぞれ筐体14の前面1402、後面1404に臨んでいる。
前記ファインダ18は、撮影光学系16で撮影される像を視認するもので、筐体14の後面1404で撮影光学系16の側方にファインダ覗き窓1802が配設されている。
【0010】
前記液晶ディスプレイユニット20は、図1および図4に示すように、液晶パネルやバックライトなどで構成された液晶ディスプレイ2002と、この液晶ディスプレイ2002を収容するケース2004を備えている。
前記液晶ディスプレイユニット20は偏平な直方体形状(偏平な板状)を呈し、液晶ディスプレイユニット20の一方の面に液晶表示面2012が形成され、他方の面はケース2002で覆われた平坦な背面2014として形成されている。
前記液晶ディスプレイ2002と前記電子回路部は複数の電線からなるハーネスで接続され、液晶表示面2012において、撮影光学系16で撮影された像の表示や記録画像の再生表示などが行われるように構成されている。
【0011】
前記液晶ディスプレイユニット20は前記ヒンジ機構22により、筐体14の前後方向に延在する第1の仮想中心軸24(図1参照)を中心として揺動可能に支持されている。
前記ヒンジ機構22は、液晶ディスプレイユニット20を、図1に示す液晶ディスプレイユニット20の非使用位置(非使用状態位置)と、図3および図4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用位置(使用状態位置)との間で揺動可能に支持し、かつ、液晶ディスプレイユニット20が非使用位置に位置した状態および使用位置に位置した状態をそれぞれ保持するように構成されている。
そして、前記液晶ディスプレイユニット20の非使用位置において、前記液晶表示面2012(厳密には液晶表示面201の周囲の枠状のケース部分2004A)が筐体14の前面1402に合わされ、前記背面2014があたかも筐体14の前面1402の一部をなすように構成されている。
また、前記液晶ディスプレイユニット20の使用位置において、筐体14の側面1406から液晶表示面2012が筐体14の後方に臨むように構成されている。
さらに、本実施の形態では、前記ヒンジ機構22に、前記第1の仮想中心軸24と直交する方向に延在する第2の仮想中心軸26(図5参照)の回りに前記液晶ディスプレイユニット20を揺動可能に支持する回転機構28(図5参照)が設けられている。
【0012】
次に、前記ヒンジ機構22および回転機構28についてより詳細に説明する。
図5に示すように、前記ヒンジ機構22は、筐体14の前面1402に配設されるベース部材32、軸部材34、フリクションばね36、筐体14の前面1402の後面に配設されるベース板38、ヒンジプレート40などを備える。また、筐体14の前面1402には、軸部材34およびフリクションばね36の外径より大きい径の円形穴1404が形成されている。
前記ベース部材32は本体片部3202と屈曲片部3204とからL字形に形成され、本体片部3202の中央には矩形穴3206が形成され、前記液晶ディスプレイユニット20は、屈曲片部3204に回転機構28を介して連結されている。
前記軸部材34は、円板部3402と、円板部3402の両面からそれぞれ突設された矩形状で内部が中空の凸部3404を備え、円板部の外周部で180度の間隔をおいた箇所にそれぞれ欠部3406が形成されている。軸部材34の中空の凸部3404には、ハーネスが第1の仮想中心軸24を通って配線されるように構成されている。
前記フリクションばね36は環板状を呈し、その外周部には前記欠部3406に係脱可能な爪3602が形成されている。また、フリクションばね36には、ベース板38側へ突出するクリックストップ用の一対の突部3604が形成されている。
【0013】
前記ベース板38には、前記軸部材34の凸部3404がその内部で回転できる大きさの円形の孔3802が形成され、さらに、ベース板38の左右両端には液晶ディスプレイユニット20を、図1に示す液晶ディスプレイユニット20の非使用位置と、図3および図4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用位置に位置決めするストッパ3804が形成されている。また、ベース板38の円形孔3802の周縁箇所には、前記フリクションばね36のクリックストップ用突部3604が弾発的に係脱される4個のクリックストップ孔3806が形成されている。
前記ヒンジプレート40には前記軸部材34の凸部3404が嵌め込まれる矩形状の孔4002が形成され、さらに、ヒンジプレート40の周縁箇所には、前記ストッパ3804に、図1に示す液晶ディスプレイユニット20の非使用位置と、図3および図4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用位置で係止されるストッパ4004が90度の角度範囲に延在して形成されている。
【0014】
上述した各部品を組み立ててヒンジ機構22を構成する場合は、まず、ベース板38をタッピングネジ50により筐体14の前面1402の後面に締め付け固定する。次いで、ベース部材32の矩形穴3206を軸部材34の凸部3404に係合した後、タッピングネジ50によりベース部材32を軸部材34に締め付け固定する。
次に、軸部材34の後方からフリクションばね36を所定の状態に係合した後、軸部材34を筐体14の前面1402側から円形穴1404に差し込み、さらに、軸部材34の凸部3404をベース板38の円形孔3802係合する。この状態で、ベース板38の背面からヒンジプレート40を押し当て、このヒンジプレート40をタッピングネジ54により軸部材34の凸部3404先端面に締め付け固定する。これにより、ヒンジ機構22は、第1の仮想中心軸26を中心にして液晶ディスプレイユニット20を、図1に示す液晶ディスプレイユニット20の非使用位置と、図3および図4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用位置との間で揺動可能に支持できる。
【0015】
次に、回転機構28について詳細に説明する。
図6はベース部材32の要部を拡大した斜視図、図7は回転機構28の斜視図、図8はベース部材32に回転機構28が連結された状態を示す図であり、図8(A)は回転機構28を前方の下からから見た状態を示す斜視図、図8(B)は回転機構28を後方の下から見た状態を示す斜視図である。前記回転機構28は、図5乃至図8に示すように、軸部材56、クリックプレート58、フリクションバネ60および支持部材62などを備える。
前記軸部材56は、液晶ディスプレイユニット20を第2の仮想中心軸26を中心にして前記ベース部材32の屈曲片部3204に回転可能に支持するためのもので、ハーネスが挿通し得るように円筒状をなし、この軸部材56の一端には鍔部5602が形成されている。このようにした軸部材56は、前記ベース部材32の屈曲片部3204に形成した円形の軸穴3208に屈曲片部3204の上面側から回転可能に係合され、鍔部5602によって挿入方向に抜け出ないようになっている。
【0016】
前記クリックプレート58は、図4に示すように、液晶ディスプレイユニット20の液晶表示面2012が筐体14の後方に向けられる通常の撮影表示位置と、液晶ディスプレイユニット20が第2の仮想中心軸26を中心にして前記通常の撮影表示位置から180度回転された対面撮影表示位置(図4に示す液晶ディスプレイユニット20の液晶表示面2012が筐体14の前方に向けられる撮影位置)に位置決めするためのもので、図7に示すように、前記ベース部材32の屈曲片部3204の下面に面接触状態に保持されている。
また、このクリックプレート58は、その中央箇所に前記軸部材56が挿通される円形穴5802を有し、さらに、クリックプレート58の両端箇所には係合孔5804がそれぞれ形成されている。この係合孔5804は前記ベース部材32の屈曲片部3204の下面に形成したダボ3210に係合され、これにより、クリックプレート58が屈曲片部3204の下面に対して第2の仮想中心軸26の回りに回転しないようになっている。また、クリックプレート58の円形穴5802の周縁箇所には、円周方向に180度の角度差をおいてクリックストップ用の係合孔5806が形成されている。
【0017】
前記フリクションバネ60は、前記クリックプレート58と前記支持部材62間に介在されてフリクション機能を発揮させるもので、環板状を呈し、その外周部には円周方向に180度の角度差をおいて爪6002が形成されている。また、フリクションバネ60には、前記クリックプレート58のクリックストップ用係合孔5806に係脱してクリック機能を発揮させる凸部6004が形成されている。
前記支持部材62は、液晶ディスプレイユニット20を前記軸部材56に連結するためのもので、中央箇所に前記軸部材56の他端が嵌合される円形穴6202を有する矩形状の板材から構成され、この支持部材62の円形穴6202に前記軸部材56の他端を嵌合し、その突出先端をかしめ前記鍔部5602を形成することにより、支持部材62を軸部材56に連結する。
また、支持部材62の両端には一対のねじ挿通穴6206が設けられ、タッピングネジ64が各ねじ挿通穴6206を挿通して液晶ディスプレイユニット20の一側端面に螺合することによって支持部材62は液晶ディスプレイユニット20に固定される。
これにより、液晶ディスプレイユニット20は、ヒンジ機構22のベース部材32に対して第2の仮想中心軸26を中心にして揺動可能に支持する。また、支持部材56には、前記フリクションバネ60をアーチ状態に湾曲させた状態で爪6002が係止される係合部6204が形成されている。
なお、前記軸部材56の他端に支持部材62をかしめることにより連結した状態では、クリックプレート58は、これと支持部材62間に介在されたフリクションバネ60のばね圧により、ベース部材32の屈曲片部3204の下面に押圧されて保持される。
また、図1、図3及び図5において、符号66はヒンジ機構22のベース部材32および回転機構28を覆うカバーを示す。
【0018】
上記のように構成されたビデオカメラにおいて、液晶ディスプレイユニット20の液晶ディスプレイ2002を見ながら撮影を行う場合は、第1の仮想中心軸26を中心にして液晶ディスプレイユニット20を図1の矢印A方向に90度回転して、図1に示す液晶ディスプレイユニット20の非使用位置から図3および図4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用位置に回動する。このとき、ヒンジ機構22のフリクションばね36のクリックストップ用突部3604がクリックストップ孔3806に弾発的に係合されるため、液晶ディスプレイユニット20は図3および図4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用位置に安定して保持される。
この場合、筐体14を側面1407の方向から手で容易に把持することができる。
【0019】
また、液晶ディスプレイユニット20の液晶表示面2012を見ながら対面撮影する場合は、図3および図4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用位置ある液晶ディスプレイユニット20を第2の仮想中心軸26を中心にして図3の矢印B方向に180度回転する。これにより、液晶ディスプレイユニット20の液晶ディスプレイ2002は、図3および図4に示す場合と逆に筐体14の前方に向けられる。したがって、ビデオカメラ12による対面撮影が可能になる。この時、フリクションバネ60の凸部6004はクリックプレート58のクリックストップ用係合孔5806に係合されるため、液晶ディスプレイユニット20を対面撮影表示位置に安定して保持できる。
この場合、筐体14を側面1407の方向から手で容易に把持することができる。
【0020】
また、ファインダ18を覗きながら撮影する場合は、図3および図4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用位置ある液晶ディスプレイユニット20を第1の仮想中心軸26を中心にして、図3の矢印C方向に90度回転し、図1に示す液晶ディスプレイユニット20の非使用位置使用に回動する。この場合、液晶ディスプレイユニット20は筐体14の前面1402に平坦状に重ね合わされるため、液晶ディスプレイユニット20を筐体14と一緒に筐体14の側面1406の方向から手で把持することができる。
【0021】
上記のような本実施の形態によれば、次のような作用効果を奏することができる。液晶ディスプレイユニット20を見ながら撮影する場合でも、ファインダ18を覗きながら撮影する場合でも、筐体14をその側面1406または側面1407の方向から手で容易に把持することができる。したがって、従来と違ってグリップバンドを使用することなくカメラを把持し易いデザインにすることができる。
液晶ディスプレイユニット20が非使用時には、筐体14の前面1402に収容されるので、後面1404のスペースを広く確保することができ、操作スイッチ類を設置する自由度を増大することができる。
また、液晶ディスプレイユニット20に接続された配線のハーネスは第1の仮想中心軸24および第2の仮想中心軸26を通って配設されているため、液晶ディスプレイユニット20が第1の仮想中心軸24および第2の仮想中心軸26回りに揺動される際に必要となるハーネスのゆとり分が最小限で済むため、ヒンジ機構22のデザインの自由度を大きくすることができる。
【0022】
本実施の形態では、ビデオカメラについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく例えばデジタルスチルカメラに適用できることはもちろんである。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の撮像装置によれば、液晶ディスプレイユニットはヒンジ機構により第1の仮想中心軸を中心として使用位置と非使用位置とに揺動されそれぞれの位置で保持される。液晶ディスプレイユニットの非使用位置においては、背面が筐体の前面の一部をなし、液晶ディスプレイユニットの使用位置においては、筐体の左右方向における筐体の側方から液晶表示面が筐体の後方に臨む。したがって、筐体をその側面の方向から手で容易に把持することができ、従来と違ってグリップバンドがなくても把持し易いデザインにすることができる。液晶ディスプレイユニットが非使用時には、筐体の前面に収容されるので、後面に広いスペースを確保することができ、操作スイッチ類を設置する自由度を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶ディスプレイユニットを非使用位置とした状態でビデオカメラを前方から見た斜視図である。
【図2】液晶ディスプレイユニットを非使用位置とした状態でビデオカメラを後方から見た斜視図である。
【図3】液晶ディスプレイユニットを使用位置とした状態でビデオカメラを前方から見た斜視図である。
【図4】液晶ディスプレイユニットを使用位置とした状態でビデオカメラを後方から見た斜視図である。
【図5】ヒンジ機構の説明図である。
【図6】ベース部材の要部を拡大した斜視図である。
【図7】回転機構の斜視図である。
【図8】ベース部材に回転機構が連結された状態を示す図であり、図8(A)は回転機構を前方の下からから見た状態を示す斜視図、図8(B)は回転機構を後方の下から見た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
12……ビデオカメラ、14……筐体、16……撮影光学系、20……液晶ディスプレイユニット、22……ヒンジ機構、24……第1の仮想中心軸、26……第2の仮想中心軸。
Claims (2)
- 撮影光学系を有する筐体と、
前記撮影光学系が撮影した画像を表示する表示画面を有する表示手段と、
前記筐体の前面に設けられ、前記撮影光学系の光軸と平行する方向に延在する軸を中心にして前記表示手段を前記筐体に対して使用状態位置と非使用状態位置に回動させるヒンジ機構とを備え、
前記ヒンジ機構は、前記筐体の前面に配設されるベース部材と第1及び第2の軸部材とを有し、
前記ベース部材は、本体片部と該本体片部から垂直方向に形成された屈曲片部とから成り、
前記ベース部材の本体片部と前記筐体とは、前記第1の軸部材を介して回転可能に連結され、
前記ベース部材の屈曲片部と前記表示手段とは、前記第2の軸部材を介して回転可能に連結され、
前記第1の軸部材の回転中心軸と前記第2の軸部材の回転中心軸とは、互いに直交し、
前記第1の軸部材は円板部と該円板部の両面からそれぞれ突設された内部が中空の凸部を備え、該中空の凸部にはハーネスが前記光軸と平行する方向に延在する前記軸を通って配線され、
前記撮影光学系で撮影される被写体側を前記筐体の前方とした場合に、前記筐体は前方を向いた前面を有し、
前記非使用状態位置で、前記表示画面は前記筐体の前面と重ね合わされ、かつ、前記筐体の前方側から見て前記筐体の前面は前記表示手段および前記ヒンジ機構を包含する位置関係にあり、
前記筐体は前記前面と反対に位置する後面を有し、
前記表示画面は、前記使用状態位置では、前記筐体から突出し前記後面の後方に露出する
撮像装置。 - 前記筐体の後面に前記撮影光学系で撮影される像を見るためのファインダを備える
請求項1記載の撮像装置。
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