JP2002062572A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2002062572A
JP2002062572A JP2000247002A JP2000247002A JP2002062572A JP 2002062572 A JP2002062572 A JP 2002062572A JP 2000247002 A JP2000247002 A JP 2000247002A JP 2000247002 A JP2000247002 A JP 2000247002A JP 2002062572 A JP2002062572 A JP 2002062572A
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正悟 嘉藤
Shin Miyashita
身 宮下
Masayoshi Morikawa
正義 森川
Yoshitake Takahashi
芳武 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリップバンドを要することなくカメラ本体
を把持し易いデザインにすることができるとともに、操
作スイッチ類を設置するための自由度を増大できるカメ
ラを提供する。 【解決手段】 前記液晶ディスプレイユニット20は前
記ヒンジ機構22により、筐体14の前後方向に延在す
る第1の仮想中心軸24を中心として揺動可能に支持さ
れている。ヒンジ機構22は、液晶ディスプレイユニッ
ト20を、液晶ディスプレイユニット20の非使用位置
と、液晶ディスプレイユニット20の使用位置との間で
揺動可能に支持し、かつ、液晶ディスプレイユニット2
0が非使用位置に位置した状態および使用位置に位置し
た状態をそれぞれ保持するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影光学系で撮影
された画像を表示する液晶ディスプレイユニットを備え
たカメラに関し、さらに詳細には、可動式の液晶ディス
プレイユニットを有するハンディタイプのビデオカメラ
やデジタルスチルカメラ等のカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばハンディタイプのビデオカ
メラは、ほぼ直方体形状を呈するカメラ本体と、このカ
メラ本体の前端部に装着した撮影レンズ部と、カメラ本
体の後端部に装着したビューファインダと、撮影映像及
び再生映像を表示する液晶ディスプレイユニットと、カ
メラ本体に内蔵した記録再生部等を備えている。そし
て、このようなビデオカメラの液晶ディスプレイユニッ
トには、固定式と可動式がある。固定式は、カメラ本体
と液晶ディスプレイユニットが一体化されたものであ
り、また、可動式は、カメラ本体の右または左側の側面
に液晶ディスプレイユニットを支持機構により開閉可能
に設けたものである。この可動式の場合、液晶ディスプ
レイユニットは、その表示画面を内側にしてカメラ本体
の右または左側面に重ね合わさるように操作することで
カメラ本体の側面部分に収容され、また、支持機構を支
点にして液晶ディスプレイユニットをカメラ本体の側面
に対して直交する状態に開くことで、液晶ディスプレイ
ユニットの表示画面を撮影者に向けることができるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記固定式のビデオカ
メラの場合、液晶ディスプレイユニットを動かす必要が
ないため、液晶ディスプレイユニットを小型化すること
ができる。しかしながら、液晶ディスプレイユニットが
固定されているため、液晶ディスプレイユニットの表示
画面を見ながら撮影する際の自由度が大きく制限されて
しまう。しかも、液晶ディスプレイユニットの表示画面
は常に露出されているため、表示画面を傷などから保護
するためのカバー等が必要になる。また、上記可動式の
ビデオカメラでは、液晶ディスプレイユニットがカメラ
本体の一方の側面箇所に開閉可能に設けられ、しかも、
カメラ本体の前後方向の寸法が大きい。したがって、カ
メラ本体を右手または左手で把持して被写体を撮影する
ためには、カメラ本体にグリップバンドを設け、このグ
リップバンドと他方の側面との間に手を差し入れること
でカメラ本体の側面を手で把持する構成とする必要があ
り、カメラ本体のデザインが限定される不具合がある。
また、液晶ディスプレイユニットがカメラ本体の横側面
箇所に設けられるので、ビデオカメラの操作スイッチ類
が設置される箇所がカメラ本体の上面部や後面部の面積
が狭い箇所に限定されてしまう。このため、操作スイッ
チ類を設置するための自由度が失われるという問題があ
る。
【0004】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、その目的は、グリップバンドを要す
ることなくカメラ本体を把持し易いデザインにすること
ができるとともに、操作スイッチ類を設置するための自
由度を増大できるカメラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、撮影光学系が組み込まれた筐体と、前記撮
影光学系で撮影された画像を表示する液晶ディスプレイ
ユニットとを備えるカメラであって、前記筐体は前方を
向いた前面を有し、前記液晶ディスプレイユニットは液
晶表示面と背面とを有し、前記液晶ディスプレイユニッ
トを、筐体の前後方向に延在する第1の仮想中心軸を中
心として揺動可能に支持するヒンジ機構が設けられ、前
記ヒンジ機構は、液晶ディスプレイユニットを、液晶デ
ィスプレイユニットの非使用位置と液晶ディスプレイユ
ニットの使用位置との間で揺動可能に支持すると共に、
液晶ディスプレイユニットが非使用位置に位置した状態
および使用位置に位置した状態をそれぞれ保持するよう
に構成され、前記液晶ディスプレイユニットの非使用位
置において、前記液晶表示面が筐体の前面に合わされる
と共に前記背面があたかも筐体の前面の一部をなすよう
に構成され、前記液晶ディスプレイユニットの使用位置
において、筐体の左右方向における筐体の側方から前記
液晶表示面が筐体の後方に臨むように構成されているこ
とを特徴とする。
【0006】そのため、本発明のカメラによれば、液晶
ディスプレイユニットはヒンジ機構により第1の仮想中
心軸を中心として使用位置と非使用位置とに揺動されそ
れぞれの位置で保持される。液晶ディスプレイユニット
の非使用位置においては、液晶表示面が筐体の前面に合
わされると共に背面があたかも筐体の前面の一部をな
し、液晶ディスプレイユニットの使用位置においては、
筐体の左右方向における筐体の側方から液晶表示面が筐
体の後方に臨む。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をハンディタイプの
ビデオカメラに適用した実施の形態について図面を参照
して説明する。図1は液晶ディスプレイユニットを非使
用位置とした状態でビデオカメラを前方から見た斜視
図、図2は液晶ディスプレイユニットを非使用位置とし
た状態でビデオカメラを後方から見た斜視図、図3は液
晶ディスプレイユニットを使用位置とした状態でビデオ
カメラを前方から見た斜視図、図4は液晶ディスプレイ
ユニットを使用位置とした状態でビデオカメラを後方か
ら見た斜視図、図5はヒンジ機構の説明図を示す。
【0008】実施の形態に係るビデオカメラ12は筐体
14を備え、筐体14には撮影光学系16、ファインダ
18、液晶ディスプレイユニット20などが設けられ、
筐体14内には図示省略のビデオテープを駆動するメカ
デッキ、電子回路部などが設けられている。また、筐体
14と液晶ディスプレイユニット20はヒンジ機構22
により連結されている。前記電子回路部は、前記撮影光
学系16に組み込まれたCCDなどの撮像素子から得ら
れるビデオ信号の処理や、メカデッキの駆動制御、ユー
ザが行なう操作釦の操作に応じた様々な機能を実行する
ように構成されている。
【0009】前記筐体14は上下方向に長いほぼ直方体
形状を呈しており、筐体14は前方を向いた平坦な前面
1402、後方を向いた後面1404、側方を向いた側
面1406などを備え、前面1402は平坦な面に形成
されている。前記撮影光学系16は前記筐体14の上部
の一側に配設され、撮影光学系16の前後部はそれぞれ
筐体14の前面1402、後面1404に臨んでいる。
前記ファインダ18は、撮影光学系16で撮影される像
を視認するもので、筐体14の後面1404で撮影光学
系16の側方にファインダ覗き窓1802が配設されて
いる。
【0010】前記液晶ディスプレイユニット20は、図
1および図4に示すように、液晶パネルやバックライト
などで構成された液晶ディスプレイ2002と、この液
晶ディスプレイ2002を収容するケース2004を備
えている。前記液晶ディスプレイユニット20は偏平な
直方体形状(偏平な板状)を呈し、液晶ディスプレイユニ
ット20の一方の面に液晶表示面2012が形成され、
他方の面はケース2002で覆われた平坦な背面201
4として形成されている。前記液晶ディスプレイ200
2と前記電子回路部は複数の電線からなるハーネスで接
続され、液晶表示面2012において、撮影光学系16
で撮影された像の表示や記録画像の再生表示などが行わ
れるように構成されている。
【0011】前記液晶ディスプレイユニット20は前記
ヒンジ機構22により、筐体14の前後方向に延在する
第1の仮想中心軸24(図1参照)を中心として揺動可能
に支持されている。前記ヒンジ機構22は、液晶ディス
プレイユニット20を、図1に示す液晶ディスプレイユ
ニット20の非使用位置と、図3および図4に示す液晶
ディスプレイユニット20の使用位置との間で揺動可能
に支持し、かつ、液晶ディスプレイユニット20が非使
用位置に位置した状態および使用位置に位置した状態を
それぞれ保持するように構成されている。そして、前記
液晶ディスプレイユニット20の非使用位置において、
前記液晶表示面2012(厳密には液晶表示面201の
周囲の枠状のケース部分2004A)が筐体14の前面
1402に合わされ、前記背面2014があたかも筐体
14の前面1402の一部をなすように構成されてい
る。また、前記液晶ディスプレイユニット20の使用位
置において、筐体14の側面1406から液晶表示面2
012が筐体14の後方に臨むように構成されている。
さらに、本実施の形態では、前記ヒンジ機構22に、前
記第1の仮想中心軸24と直交する方向に延在する第2
の仮想中心軸26(図5参照)の回りに前記液晶ディスプ
レイユニット20を揺動可能に支持する回転機構28
(図5参照)が設けられている。
【0012】次に、前記ヒンジ機構22および回転機構
28についてより詳細に説明する。図5に示すように、
前記ヒンジ機構22は、筐体14の前面1402に配設
されるベース部材32、軸部材34、フリクションばね
36、筐体14の前面1402の後面に配設されるベー
ス板38、ヒンジプレート40などを備える。また、筐
体14の前面1402には、軸部材34およびフリクシ
ョンばね36の外径より大きい径の円形穴1404が形
成されている。前記ベース部材32は本体片部3202
と屈曲片部3204とからL字形に形成され、本体片部
3202の中央には矩形穴3206が形成され、前記液
晶ディスプレイユニット20は、屈曲片部3204に回
転機構28を介して連結されている。前記軸部材34
は、円板部3402と、円板部3402の両面からそれ
ぞれ突設された矩形状で内部が中空の凸部3404を備
え、円板部の外周部で180度の間隔をおいた箇所にそ
れぞれ欠部3406が形成されている。軸部材34の中
空の凸部3404には、ハーネスが第1の仮想中心軸2
4を通って配線されるように構成されている。前記フリ
クションばね36は環板状を呈し、その外周部には前記
欠部3406に係脱可能な爪3602が形成されてい
る。また、フリクションばね36には、ベース板38側
へ突出するクリックストップ用の一対の突部3604が
形成されている。
【0013】前記ベース板38には、前記軸部材34の
凸部3404がその内部で回転できる大きさの円形の孔
3802が形成され、さらに、ベース板38の左右両端
には液晶ディスプレイユニット20を、図1に示す液晶
ディスプレイユニット20の非使用位置と、図3および
図4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用位置に
位置決めするストッパ3804が形成されている。ま
た、ベース板38の円形孔3802の周縁箇所には、前
記フリクションばね36のクリックストップ用突部36
04が弾発的に係脱される4個のクリックストップ孔3
806が形成されている。前記ヒンジプレート40には
前記軸部材34の凸部3404が嵌め込まれる矩形状の
孔4002が形成され、さらに、ヒンジプレート40の
周縁箇所には、前記ストッパ3804に、図1に示す液
晶ディスプレイユニット20の非使用位置と、図3およ
び図4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用位置
で係止されるストッパ4004が90度の角度範囲に延
在して形成されている。
【0014】上述した各部品を組み立ててヒンジ機構2
2を構成する場合は、まず、ベース板38をタッピング
ネジ50により筐体14の前面1402の後面に締め付
け固定する。次いで、ベース部材32の矩形穴3206
を軸部材34の凸部3404に係合した後、タッピング
ネジ50によりベース部材32を軸部材34に締め付け
固定する。次に、軸部材34の後方からフリクションば
ね36を所定の状態に係合した後、軸部材34を筐体1
4の前面1402側から円形穴1404に差し込み、さ
らに、軸部材34の凸部3404をベース板38の円形
孔3802係合する。この状態で、ベース板38の背面
からヒンジプレート40を押し当て、このヒンジプレー
ト40をタッピングネジ54により軸部材34の凸部3
404先端面に締め付け固定する。これにより、ヒンジ
機構22は、第1の仮想中心軸26を中心にして液晶デ
ィスプレイユニット20を、図1に示す液晶ディスプレ
イユニット20の非使用位置と、図3および図4に示す
液晶ディスプレイユニット20の使用位置との間で揺動
可能に支持できる。
【0015】次に、回転機構28について詳細に説明す
る。図6はベース部材32の要部を拡大した斜視図、図
7は回転機構28の斜視図、図8はベース部材32に回
転機構28が連結された状態を示す図であり、図8
(A)は回転機構28を前方の下からから見た状態を示
す斜視図、図8(B)は回転機構28を後方の下から見
た状態を示す斜視図である。前記回転機構28は、図5
乃至図8に示すように、軸部材56、クリックプレート
58、フリクションバネ60および支持部材62などを
備える。前記軸部材56は、液晶ディスプレイユニット
20を第2の仮想中心軸26を中心にして前記ベース部
材32の屈曲片部3204に回転可能に支持するための
もので、ハーネスが挿通し得るように円筒状をなし、こ
の軸部材56の一端には鍔部5602が形成されてい
る。このようにした軸部材56は、前記ベース部材32
の屈曲片部3204に形成した円形の軸穴3208に屈
曲片部3204の上面側から回転可能に係合され、鍔部
5602によって挿入方向に抜け出ないようになってい
る。
【0016】前記クリックプレート58は、図4に示す
ように、液晶ディスプレイユニット20の液晶表示面2
012が筐体14の後方に向けられる通常の撮影表示位
置と、液晶ディスプレイユニット20が第2の仮想中心
軸26を中心にして前記通常の撮影表示位置から180
度回転された対面撮影表示位置(図4に示す液晶ディス
プレイユニット20の液晶表示面2012が筐体14の
前方に向けられる撮影位置)に位置決めするためのもの
で、図7に示すように、前記ベース部材32の屈曲片部
3204の下面に面接触状態に保持されている。また、
このクリックプレート58は、その中央箇所に前記軸部
材56が挿通される円形穴5802を有し、さらに、ク
リックプレート58の両端箇所には係合孔5804がそ
れぞれ形成されている。この係合孔5804は前記ベー
ス部材32の屈曲片部3204の下面に形成したダボ3
210に係合され、これにより、クリックプレート58
が屈曲片部3204の下面に対して第2の仮想中心軸2
6の回りに回転しないようになっている。また、クリッ
クプレート58の円形穴5802の周縁箇所には、円周
方向に180度の角度差をおいてクリックストップ用の
係合孔5806が形成されている。
【0017】前記フリクションバネ60は、前記クリッ
クプレート58と前記支持部材62間に介在されてフリ
クション機能を発揮させるもので、環板状を呈し、その
外周部には円周方向に180度の角度差をおいて爪60
02が形成されている。また、フリクションバネ60に
は、前記クリックプレート58のクリックストップ用係
合孔5806に係脱してクリック機能を発揮させる凸部
6004が形成されている。前記支持部材62は、液晶
ディスプレイユニット20を前記軸部材56に連結する
ためのもので、中央箇所に前記軸部材56の他端が嵌合
される円形穴6202を有する矩形状の板材から構成さ
れ、この支持部材62の円形穴6202に前記軸部材5
6の他端を嵌合し、その突出先端をかしめ前記鍔部56
02を形成することにより、支持部材62を軸部材56
に連結する。また、支持部材62の両端には一対のねじ
挿通穴6206が設けられ、タッピングネジ64が各ね
じ挿通穴6206を挿通して液晶ディスプレイユニット
20の一側端面に螺合することによって支持部材62は
液晶ディスプレイユニット20に固定される。これによ
り、液晶ディスプレイユニット20は、ヒンジ機構22
のベース部材32に対して第2の仮想中心軸26を中心
にして揺動可能に支持する。また、支持部材56には、
前記フリクションバネ60をアーチ状態に湾曲させた状
態で爪6002が係止される係合部6204が形成され
ている。なお、前記軸部材56の他端に支持部材62を
かしめることにより連結した状態では、クリックプレー
ト58は、これと支持部材62間に介在されたフリクシ
ョンバネ60のばね圧により、ベース部材32の屈曲片
部3204の下面に押圧されて保持される。また、図
1、図3及び図5において、符号66はヒンジ機構22
のベース部材32および回転機構28を覆うカバーを示
す。
【0018】上記のように構成されたビデオカメラにお
いて、液晶ディスプレイユニット20の液晶ディスプレ
イ2002を見ながら撮影を行う場合は、第1の仮想中
心軸26を中心にして液晶ディスプレイユニット20を
図1の矢印A方向に90度回転して、図1に示す液晶デ
ィスプレイユニット20の非使用位置から図3および図
4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用位置に回
動する。このとき、ヒンジ機構22のフリクションばね
36のクリックストップ用突部3604がクリックスト
ップ孔3806に弾発的に係合されるため、液晶ディス
プレイユニット20は図3および図4に示す液晶ディス
プレイユニット20の使用位置に安定して保持される。
この場合、筐体14を側面1407の方向から手で容易
に把持することができる。
【0019】また、液晶ディスプレイユニット20の液
晶表示面2012を見ながら対面撮影する場合は、図3
および図4に示す液晶ディスプレイユニット20の使用
位置ある液晶ディスプレイユニット20を第2の仮想中
心軸26を中心にして図3の矢印B方向に180度回転
する。これにより、液晶ディスプレイユニット20の液
晶ディスプレイ2002は、図3および図4に示す場合
と逆に筐体14の前方に向けられる。したがって、ビデ
オカメラ12による対面撮影が可能になる。この時、フ
リクションバネ60の凸部6004はクリックプレート
58のクリックストップ用係合孔5806に係合される
ため、液晶ディスプレイユニット20を対面撮影表示位
置に安定して保持できる。この場合、筐体14を側面1
407の方向から手で容易に把持することができる。
【0020】また、ファインダ18を覗きながら撮影す
る場合は、図3および図4に示す液晶ディスプレイユニ
ット20の使用位置ある液晶ディスプレイユニット20
を第1の仮想中心軸26を中心にして、図3の矢印C方
向に90度回転し、図1に示す液晶ディスプレイユニッ
ト20の非使用位置使用に回動する。この場合、液晶デ
ィスプレイユニット20は筐体14の前面1402に平
坦状に重ね合わされるため、液晶ディスプレイユニット
20を筐体14と一緒に筐体14の側面1406の方向
から手で把持することができる。
【0021】上記のような本実施の形態によれば、次の
ような作用効果を奏することができる。液晶ディスプレ
イユニット20を見ながら撮影する場合でも、ファイン
ダ18を覗きながら撮影する場合でも、筐体14をその
側面1406または側面1407の方向から手で容易に
把持することができる。したがって、従来と違ってグリ
ップバンドを使用することなくカメラを把持し易いデザ
インにすることができる。液晶ディスプレイユニット2
0が非使用時には、筐体14の前面1402に収容され
るので、後面1404のスペースを広く確保することが
でき、操作スイッチ類を設置する自由度を増大すること
ができる。また、液晶ディスプレイユニット20に接続
された配線のハーネスは第1の仮想中心軸24および第
2の仮想中心軸26を通って配設されているため、液晶
ディスプレイユニット20が第1の仮想中心軸24およ
び第2の仮想中心軸26回りに揺動される際に必要とな
るハーネスのゆとり分が最小限で済むため、ヒンジ機構
22のデザインの自由度を大きくすることができる。
【0022】本実施の形態では、ビデオカメラについて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく例
えばデジタルスチルカメラに適用できることはもちろん
である。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のカメラに
よれば、液晶ディスプレイユニットはヒンジ機構により
第1の仮想中心軸を中心として使用位置と非使用位置と
に揺動されそれぞれの位置で保持される。液晶ディスプ
レイユニットの非使用位置においては、液晶表示面が筐
体の前面に合わされると共に背面があたかも筐体の前面
の一部をなし、液晶ディスプレイユニットの使用位置に
おいては、筐体の左右方向における筐体の側方から液晶
表示面が筐体の後方に臨む。したがって、筐体をその側
面の方向から手で容易に把持することができ、従来と違
ってグリップバンドがなくても把持し易いデザインにす
ることができる。液晶ディスプレイユニットが非使用時
には、筐体の前面に収容されるので、後面に広いスペー
スを確保することができ、操作スイッチ類を設置する自
由度を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶ディスプレイユニットを非使用位置とした
状態でビデオカメラを前方から見た斜視図である。
【図2】液晶ディスプレイユニットを非使用位置とした
状態でビデオカメラを後方から見た斜視図である。
【図3】液晶ディスプレイユニットを使用位置とした状
態でビデオカメラを前方から見た斜視図である。
【図4】液晶ディスプレイユニットを使用位置とした状
態でビデオカメラを後方から見た斜視図である。
【図5】ヒンジ機構の説明図である。
【図6】ベース部材の要部を拡大した斜視図である。
【図7】回転機構の斜視図である。
【図8】ベース部材に回転機構が連結された状態を示す
図であり、図8(A)は回転機構を前方の下からから見
た状態を示す斜視図、図8(B)は回転機構を後方の下
から見た状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
12……ビデオカメラ、14……筐体、16……撮影光
学系、20……液晶ディスプレイユニット、22……ヒ
ンジ機構、24……第1の仮想中心軸、26……第2の
仮想中心軸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 芳武 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2H054 AA01 CD00 CD03 2H100 AA32 AA33 BB06 BB09 BB11 CC07 EE06 2H101 BB01 4E360 AB03 AB42 BB12 EA14 EB02 EC14 ED02 ED03 GA02 GA12 GA46 GB06 5C022 AA11 AA13 AC02 AC03 AC06 AC32 AC77 AC78

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系が組み込まれた筐体と、 前記撮影光学系で撮影された画像を表示する液晶ディス
    プレイユニットとを備えるカメラであって、 前記筐体は前方を向いた前面を有し、 前記液晶ディスプレイユニットは液晶表示面と背面とを
    有し、 前記液晶ディスプレイユニットを、筐体の前後方向に延
    在する第1の仮想中心軸を中心として揺動可能に支持す
    るヒンジ機構が設けられ、 前記ヒンジ機構は、液晶ディスプレイユニットを、液晶
    ディスプレイユニットの非使用位置と液晶ディスプレイ
    ユニットの使用位置との間で揺動可能に支持すると共
    に、液晶ディスプレイユニットが非使用位置に位置した
    状態および使用位置に位置した状態をそれぞれ保持する
    ように構成され、 前記液晶ディスプレイユニットの非使用位置において、
    前記液晶表示面が筐体の前面に合わされると共に前記背
    面があたかも筐体の前面の一部をなすように構成され、 前記液晶ディスプレイユニットの使用位置において、筐
    体の左右方向における筐体の側方から前記液晶表示面が
    筐体の後方に臨むように構成されている、 ことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジ機構は、前記第1の仮想中心
    軸と直交する方向に延在する第2の仮想中心軸の回りに
    前記液晶ディスプレイユニットを揺動可能に支持する回
    転機構を備えていることを特徴とする請求項1記載のカ
    メラ。
  3. 【請求項3】 前記ヒンジ機構は、筐体の前面に設けら
    れ前記第1の仮想中心軸を中心として揺動可能なベース
    部材を備え、前記液晶ディスプレイユニットはこのベー
    ス部材に支持されていることを特徴とする請求項1記載
    のカメラ。
  4. 【請求項4】 前記ベース部材と液晶ディスプレイユニ
    ットとの間に回転機構が設けられ、前記液晶ディスプレ
    イユニットは前記回転機構により支持され、前記液晶デ
    ィスプレイユニットは前記回転機構により、前記第1の
    仮想中心軸と直交する方向に延在する第2の仮想中心軸
    の回りに揺動可能に支持されていることを特徴とする請
    求項3記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 前記液晶ディスプレイユニットに接続さ
    れた配線のハーネスは前記第1の仮想中心軸および第2
    の仮想中心軸を通って配設されていることを特徴とする
    請求項4記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記撮影光学系の前部は筐体の前面の上
    部に位置し、前記非使用位置において前記液晶ディスプ
    レイユニットは、前記撮影光学系の前部の下方に位置し
    ていることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記ヒンジ機構は、筐体の前面に設けら
    れ前記第1の仮想中心軸を中心として揺動可能なベース
    部材を備え、前記液晶ディスプレイユニットはこのベー
    ス部材に支持され、前記ベース部材は前記筐体の前面で
    前記撮影光学系の前部の左右方向の側方に位置している
    ことを特徴とする請求項6記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記撮影光学系で撮影される像を見るた
    めのファインダが設けられ、前記ファインダの覗き窓
    が、前記ベース部材の後方における筐体の後面に設けら
    れていることを特徴とする請求項7記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 前記カメラはビデオカメラであることを
    特徴とする請求項1記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 前記カメラはデジタルスチルカメラで
    あることを特徴とする請求項1記載のカメラ。
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