JP5023924B2 - 電子レンジ調理用袋 - Google Patents
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Description
そして、その内容物たる食品等を食する場合、こうした冷凍食品やチルド食品は、例えば、その包装体を電子レンジ等で加熱又は加熱調理し、しかる後、内容物たる食品等を食する場合がある。
ところで、包装体を電子レンジ等で加熱処理すると、密封された包装袋や成形容器の内圧が、空気の膨張や食品内からの水蒸気等の発生等によって内部蒸気圧力が上昇し、遂には、包装袋や成形容器等の暴爆・破裂等によって内容物が飛散するといった好ましくない事態が起こるおそれがあるものである。
上記のような問題点に対して、これを解決すべく種々の技術的手段が、開発され、提案されているが、本出願人も、先に、外層が耐熱性のある熱可塑性樹脂フィルムからなり、内層がシーラントフィルムからなり、そして、中間層には剥離剤層を設けてなる積層プラスチックフィルムよりなる電子レンジ加熱対応包材およびそれを使用した電子レンジ加熱対応プラスチック容器を提案しているものである(例えば、特許文献1参照。)。
また、本出願人は、別の例として、内層に易剥離性を有する熱接着性樹脂層からなる包装材を熱接着部で密封した包装体において、前記包装体の内側周縁部の少なくとも1箇所に前記内側周縁部から前記包装体の内側に張り出して熱接着された張出部を有し、該張出部に切刃もしくは切欠が形成されていることを特徴とする包装体も提案しているものである(例えば、特許文献2参照。)。
而して、上記のような積層材を構成する基材フィルムとしてのプラスチック(樹脂)フィルム、あるいは、ヒ−トシ−ル性樹脂フィルム等は、化石原料を主原料としたポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル等の既存のプラスチック材料等からなるものであり、これらを使用する場合には、CO2 増加につながるため、単に、分別、リサイクル等の対策・検討だけでは環境負荷の軽減には不十分であると考えられるものである。
プラスチック材料は、軽く丈夫なため、日常の生活において大量に使用されている。
しかし、丈夫で長もちするプラスチック材料を自然界に放出した場合、分解しないでそのまま蓄積しさまざまな弊害を引き起こすおそれがあるものである。
また、プラスチック材料は、化石原料を主原料としていることから、CO2 増加につながり、地球温暖化等による地球環境に影響し兼ねないものである。
そこで材料として使用している間は、その形態を保ち、使用後、自然環境に放出されても、微生物等により分解される生分解性材料の開発が急がれ、自然界に放出してしまい、回収が困難な用途にこの生分解性材料を使用し、自然環境を保全する種々の試みがなされているものである。
そこで本発明は、上記の冷凍食品やチルド食品等に使用される包装袋等について、上記の化石原料を主原料とした既存のプラスチック材料に代えて、生分解性材料を使用し、電子レンジでの加熱時に、内容物に影響を与えることなく包装袋内の内圧を低下させて、電子レンジ加熱による袋体の破裂を防止すると共に使用後においては、生分解性を備え、廃棄処理適性に優れた極めて有用な電子レンジ調理用袋を提案するものである。
特に、本発明に係る電子レンジ調理用袋は、ポリ乳酸樹脂、ポリブチレンサクシネ−ト樹脂等の生分解性樹脂を主体として使用し、これらを主材として積層材を構成していることから、それ自身で生分解性を備え、自然環境中で分解するという利点を有するものである。
また、本発明に係る電子レンジ調理用袋は、通常の方法で電子レンジで加熱又は加熱調理すると、包装袋を構成する積層構造中に介在している高温軟化性樹脂層等の機能性樹脂層が、その電子レンジの加熱又は加熱調理による室温以上の高温の温度環境において、外周端部のシ−ル部を構成するヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムの近傍においてそのヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムが破壊されると共に外周端部のシ−ル部を構成するポリ乳酸樹脂フィルムとヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムとの層間において上記の高温軟化性樹脂層が軟化し、層間剥離を起こし、包装用袋の内部と外部とを導通し得る開放部を構成し、これにより、内部蒸気圧力の自動開放機能が付与され、電子レンジでの加熱時に、内容物に影響を与えることなく包装袋内の内圧を低下させて、電子レンジ加熱による袋体の暴爆・破裂を防止することができるという利点を有するものである。
而して、本発明に係る電子レンジ調理用袋は、その包装用袋内に種々の飲食品等を充填包装し、種々の形態からなる冷凍食品、チルド食品等の包装製品を製造することができるものである。
まず、図1、図2は、本発明に係る電子レンジ調理用袋についてそれを構成する積層材の積層構成の一二例を示す概略的断面図であり、図3、図4は、図1に示す本発明に係る積層材を使用して製袋した本発明に係る電子レンジ調理用袋についてその構成の一例を示す概略的斜視図であり、図5は、図4に示す本発明に係る電子レンジ調理用袋を使用して製造した冷凍食品、チルド食品等の包装製品について、これを電子レンジで加熱した時の内部蒸気圧力の自動開封機能についてその機構の概略を示す概略的断面図でありる。
なお、図1中、符合4は、例えば、文字、記号、図形、その他等からなる所望の印刷模様層を表すものである。
なお、図2中、符合4は、例えば、文字、記号、図形、その他等からなる所望の印刷模様層を表すものである。
例えば、本発明に係る積層材においては、上記のようなポリ乳酸樹脂フィルム、ヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルム、中間基材フィルム等の他、例えば、その目的等に応じて、更に、他の基材フィルム等を任意に使用し、それらを積層した種々の積層構成からなる積層材も使用可能とするものである。
なお、上記において、ポリ乳酸樹脂フィルム、ヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルム、中間基材フィルム等を積層する積層法としては、例えば、ラミネ−ト用接着剤等によるラミネ−ト用接着剤層を設け、次いで、該ラミネ−ト用接着剤層を介して積層するドライラミネ−ト積層方式、あるいは、アンカ−コ−ト剤等による接着助剤層、溶融押出樹脂層等を設け、次いで、該アンカ−コ−ト剤等による接着助剤層、溶融押出樹脂層等を介して積層する溶融押出積層方式等により行うことができる。
なお、上記において、図示しないが、上記で製造した本発明に係る三方シ−ル型の電子レンジ調理用袋を使用し、その開口部から、例えば、予め冷凍処理した飲食品、その他等の内容物を充填し、次いで、その開口部をヒ−トシ−ルし、上部ヒ−トシ−ル部を形成して、本発明に係る電子レンジ調理用袋を使用して製造した本発明に係る冷凍食品、チルド食品等の包装製品を製造することもができる。
上記の例示は、本発明に係る電子レンジ調理用袋、それを使用した冷凍食品、チルド食品等の包装製品についてその一例を例示したものであり、本発明は、これによって限定されるものではなく、例えば、包装用袋の形態としては、図示しないが、例えば、ピロ−包装形態、ガセット包装形態、スタンディング(自立性)パウチ包装形態、その他等の内容物に合った包装用袋形態を取り得るものである。
また、本発明においては、上記の図2に示す本発明に係る積層材を使用し、上記と同様に製袋して、上記と同様に本発明に係る電子レンジ調理用袋、冷凍食品、チルド食品等の包装製品等を製造し得ることができるものである。
而して、上記のポリ乳酸樹脂フィルムを構成するポリ乳酸樹脂としては、具体的には、例えば、メルトフロ−レイト(MFR)が、1.0〜20.0g/10分位、好ましくは、1.5〜12.0g/10分(190℃、2.16kg)位の範囲内で、密度が、約1.10〜1.30g/cm3 位、融点が、150〜170℃位の範囲内、更に、非晶タイプにおいては、Tg=50〜70℃の範囲内にあるポリ乳酸樹脂を使用することができる。
なお、本発明において、メルトフロ−レイト(MFR)とは、JIS K6921(190℃)に準拠した手法から測定したものであり、また、密度は、JIS K7112に準拠した手法から測定したものである。
以下、同様である。
本発明において、ポリ乳酸樹脂のフィルムないしシ−トの膜厚としては、6〜200μm位、より好ましくは、9〜100μm位が望ましい。
上記において、一般的な添加剤としては、例えば、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、顔料、その他等を使用することができ、更には、改質用樹脂等も使用することがてきる。
具体的には、上記のポリ乳酸樹脂として、ポリ乳酸樹脂と柔軟化改質剤とを、前者51〜99重両部、後者1〜49重量部の配合割合で混練してなるポリ乳酸樹脂と柔軟化改質剤との混合樹脂を使用することができるものである。
上記の柔軟化改質剤等としては、具体的には、例えば、ポリ乳酸樹脂以外の他の脂肪族ポリエステル樹脂、ポリ乳酸樹脂用可塑剤、または、ポリエステル系エラストマ−等の1種ないし2種以上を使用することができる。
本発明において、上記のような脂肪族ポリエステル樹脂は、主として、上記のポリ乳酸樹脂の柔軟化改質剤として添加するものであり、そして、そのような脂肪族ポリエステル樹脂の中でも、特に、ポリブチレンサクシネ−トを使用することが好ましいものである。 なお、上記のポリブチルサクシネ−トとしては、例えば、メルトフロ−レイト(MFR)が、1.0〜30.0g/10分位、好ましくは、3.0〜20.0 g/10分(190℃、2.16kg)位の範囲内で、 密度が、約1.20〜1.30g/cm3 位、融点が、80〜120℃位の範囲内にあるポリブチレンサクシネ−トを使用することができる。
而して、上記のポリブチレンサクシネ−トとしては、具体的には、1.4−ブタンジオ−ルとコハク酸とを使用し、それらを主成分とし、直接脱水重縮合させてなる脂肪族ポリエステル系樹脂からなり、軟質性の、ポリオレフィン系樹脂と類似物性を有する生分解性ポリエステルを使用することができる。
なお、本発明においては、上記の脂肪族ジカルボン酸単位としては、その一部ないし全部を芳香族ジカルボン酸単位で変性することもできるものである。
而して、上記のアジピン酸エステルとしては、例えば、アジピン酸と高級アルコ−ルとのジエステル化物からなる可塑剤等を使用することができる。
具体的には、大八化学工業株式会社製のアジピン酸エステルからなるポリ乳酸樹脂用可塑剤(商品名、DAIFATTY−101)等を使用することができる。
具体的には、東レ・デュポン株式会社製の商品名、ハイレトルト4057等のポリエステル系エラストマ−等を使用することができる。
而して、上記のポリブチレンサクシネ−トとしては、具体的には、1.4−ブタンジオ−ルとコハク酸とを使用し、それらを主成分とし、直接脱水重縮合させてなる脂肪族ポリエステル系樹脂からなり、軟質性の、ポリオレフィン系樹脂と類似物性を有する生分解性ポリエステルを使用することができる。
而して、本発明において、上記のようにポリ乳酸樹脂等の他の生分解性樹脂を添加することにより、その加工性、剛性等の物性改良等に効果を有するものである。
なお、本発明において、ポリ乳酸樹脂等の他の生分解性樹脂を30重量%以上添加すると、剛性等が高く出てしまい、耐衝撃性等が低下する可能性があることから好ましくないものである。
また、本発明において、上記のポリブチレンサクシネ−ト樹脂には、上記のようなポリ乳酸樹脂の他に、例えば、可塑剤成分として、アジピン酸エステルや、ポリエステル系ゴム、スチレン系ゴム等のゴム成分等を少量添加することが可能なものである。
上記において、ポリブチレンサクシネ−ト樹脂が、50重量部未満であると、シ−ル強度が低く出てしまう可能性があるということから好ましくなく、また、90重量部を超えると、シ−ルが完全シ−ルとなり、シ−ル強度が高すぎてしまうということから好ましくないものである。
また、上記において、オレフィン系樹脂が、10重量部未満であると、シ−ルが完全シ−ルとなり、シ−ル強度が高すぎてしまうということから好ましくなく、また、50重量部を超えると、シ−ル強度が低く出てしまう可能性があるということから好ましくないものである。
而して、本発明において、ポリオレフィン系樹脂としては、上記のポリブチレンサクシネ−ト樹脂と類似物性を有し、溶融張力および延伸性等に優れ、後述する押出成形適性を有するポリエチレン系樹脂を使用することが好ましいものである。
本発明において、具体的には、上記の低密度ポリエチレンとしては、例えば、密度が、約0.910〜0.929g/cm3 位、また、メルトフロ−レイト(MFR)が、1.0〜10.0g/10分位の範囲内にある低密度ポリエチレンを使用することができる。 而して、上記の低密度ポリエチレンとしては、モノマ−として、エチレン、更には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、その他等のα・オレフィンを使用し、例えば、高圧法、スラリ−法、溶液法、気相法、その他等の重合方法を用いて、エチレンを単独、あるいは、エチレンと他のオレフィンとを共重合させてなるエチレンの単独重合体あるいはエチレンと他のオレフィンとの共重合体等を使用することができる。
なお、本発明において、メルトフロ−レイト(MFR)とは、JIS K6921に準拠した手法から測定したものであり、また、密度は、JIS K7112に準拠した手法から測定したものである。
而して、上記の線状低密度ポリエチレンとしては、モノマ−として、エチレン、更には、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、その他等のα・オレフィンを使用し、例えば、チ−グラ−・ナッタ系あるいはCr系触媒等を使用し、例えば、低圧法、スラリ−法、溶液法、気相法、その他等の重合方法を用いて、エチレンを単独、あるいは、エチレンと他のオレフィンとを共重合させてなる長鎖分岐をもたないエチレンの単独重合体あるいはエチレンと他のオレフィンとの共重合体等を使用することができる。
而して、上記のシングルサイト触媒を使用して重合したエチレン・α−オレフン共重合体としては、例えば、二塩化ジルコノセンとメチルアルモキサンの組み合わせによる触媒等のメタロセン錯体とアルモキサンとの組み合わせによる触媒、すなわち、メタロセン触媒(シングルサイト触媒)を使用して、エチレンとα・オレフィンとを共重合してなるエチレン・α−オレフィン共重合体を使用することができる。
上記のメタロセン触媒は、現行の触媒が、活性点が不均一でマルチサイト触媒と呼ばれているのに対し、活性点が均一であることからシングルサイト触媒とも呼ばれているものである(以下、メタロセン触媒は、シングルサイト触媒と同等の意味である。)。
具体的には、メタロセン触媒を使用して重合したエチレン・α−オレフィン共重合体としては、三菱化学株式会社製の商品名「カ−ネル」、三井石油化学工業株式会社製の商品名「エボリュ−」、米国、エクソン・ケミカル(EXXON・CHEMICAL)社製の商品名「エクザクト(EXACT)」、米国、ダウ・ケミカル(DOW・CHEMICAL)社製の商品名「アフィニティ−(AFFINITY)、商品名「エンゲ−ジ(ENGAGE)」等のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン・α−オレフィン共重合体を使用することができる。
なお、上記のメタロセン触媒は、無機物に担持されて使用されることもある。 上記において、メタロセン系遷移金属化合物としては、例えば、IVB族から選ばれる遷移金属、具体的には、チタニウム(Ti)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)に、シクロペンタジエニル基、置換シクロペンタジエニル基、インデニル基、置換インデニル基、テトラヒドロインデニル基、置換テトラヒドロインデニル基、フルオニル基またと置換フルオニル基が1ないし2個結合しているか、あるいは、これらのうちの二つの基が共有結合で架橋したものが結合しており、他に水素原子、酸素原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アリ−ル基、アセチルアセトナ−ト基、カルボニル基、窒素分子、酸素分子、ルイス塩基、ケイ素原子を含む置換基、不飽和炭化水素等の配位子を有するものを使用することができる。
また、上記において、有機アルミニウム化合物としては、アルキルアルミニウム、または鎖状あるいは環状アルミノキサン等を使用することができる。
ここで、アルキルアルミニウムとしては、例えば、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ジメチルアルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、メチルアルミニウムジクロリド、エチルアルミニウムジクロリド、ジメチルアルミニウムフルオリド、ジイソブチルアルミニウムハイドライド、ジエチルアルミニウムハイドライド、エチルアルミニウムセスキクロリド等を使用することができる。
また、鎖状あるいは環状アルミノキサンとしては、例えば、アルキルアルミニウムと水を接触させて生成することができる。
例えば、重合時に、アルキルアルミニウムを加えておき、後に水を添加するか、あるいは、錯塩の結晶水または有機・無機化合物の吸着水とアルキルアルミニウムとを反応させることで生成することができる。
次にまた、上記において、メタロセン触媒を担持させる無機物としては、例えば、シリカゲル、ゼオライト、珪素土等を使用することができる。
また、上記の重合は、バッチ式あるいは連続式等のいずれの方法でもよい。
上記において、重合条件としては、重合温度、−100〜250℃、重合時間、5分〜10時間、反応圧力、常圧〜300Kg/cm2 位である。
更に、本発明において、エチレンと共重合されるコモノマ−であるα−オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、デセン等を使用することができる。
上記のα・オレフフィンは、単独で使用してもよく、また、2以上を組み合わせて使用することもできる。
また、上記のα−オレフフィンの混合比率は、例えば、1〜50重量%、望ましくは、10〜30重量%とすることが好ましい。
而して、本発明において、上記のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン・α−オレフィン共重合体の物性は、例えば、分子量、5×103 〜5×106 、密度、0.890〜0.930g/cm3 、メルトフロ−レ−ト〔MFR〕、0.1〜50g/10分位である。
なお、本発明においては、上記のメタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体には、例えば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、滑剤(脂肪酸アミド等)、難燃化剤、無機ないし有機充填剤、染料、顔料等を任意に添加して使用することができる。
なお、本発明においては、上記のような滑剤の中でも、特に、エルカ酸アミドやエチレンビスオレイルアミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド等は、それ自身が滑性をもち、極めて有効な材料である。
上記の滑剤の添加量としては、樹脂成分に対し0.08重量%〜10.0重量%位の割合で添加することが好ましいものである。
その添加量としては、樹脂成分に対し0.01〜3重量%位が好ましい。
なお、本発明において、本発明に係るイ−ジ−ピ−ルシ−ラントを構成するシ−ル層を形成する樹脂組成物としては、上記のポリブチレンサクシネ−トとポリエチレン系樹脂とを、前者50〜90重量部に対し後者10〜50重量部の配合割合からなる混合樹脂をビヒクルの主成分とする他、特に、その両者の相溶化剤あるいは柔軟性付与剤等として、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマ−(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマ−(SIS)、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロックコポリマ−(SEBS)等のポリスチレン系熱可塑性エラストマ−を添加することが好ましいものである。
その添加量としては、混合樹脂成分に対し10〜20重量%位が好ましい。
なお、本発明においては、本発明に係るポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムとしては、その使用目的、用途等によって、他の材料を使用し、これを任意に共押出積層して、種々の形態からなる共押出多層積層樹脂フィルムを設計して製造することができるものである。
而して、本発明に係るポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムにおいて、2層ないしそれ以上の層からなる共押出積層フィルムからなるポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムの場合、例えば、ポリブチレンサクシネ−ト樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂組成物からなる樹脂層としては、約3〜50μm位、好ましくは、約5〜30μm位が望ましく、また、ポリブチレンサクシネ−ト樹脂とポリオレフィン系樹脂との混合樹脂をビヒクルの主成分とする樹脂組成物による樹脂層としては、約5〜100μm位、好ましくは、約10〜50μm位が望ましいものである。
すなわち、本発明において、上記の高温軟化性樹脂層としては、軟化温度が、60〜90°Cであるエチレン・酢酸ビニル系樹脂、ポリアミド/硝化綿系樹脂、またはポリアミド/硝化綿/ポリエチレンWAX系樹脂等の熱可塑性樹脂からなるものである。
そして、上記の高温軟化性樹脂層におけるシール接着強度は、室温で700g/15mm以上であるが、90°C以上に加熱されると300g/15mmに低下するようになっている。
また、上記の高温軟化樹脂層は、以上のような熱可塑性樹脂を用いて、厚さが1〜5μmの範囲に収まるように平面上の所定の位置にパターンコート法により形成されている。
具体的には、例えば、酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止する、酸化珪素、酸化アルミニュウム等の無機酸化物の蒸着膜薄膜を有する樹脂のフィルム、水蒸気、水等の透過を阻止する、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等の樹脂のフィルムないしシ−ト、酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止する、ポリビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ナイロンMXD6等の樹脂のフィルムないしシ−ト、樹脂に顔料等の着色剤を、その他、所望の添加剤を加えて混練してフィルム化してなる遮光性を有する各種の着色樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用することができる。
これらの材料は、一種ないしそれ以上を組み合わせて使用することができる。 上記のフィルムないしシ−トの厚さとしては、任意であるが、通常、5μmないし300μm位、更には、10μmないし100μm位が望ましい。
また、上記において、上記の無機酸化物の蒸着膜層を構成する無機酸化物としては、例えば、ケイ素酸化物(SiOx )、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化スズ、酸化ジルコニウム等を使用することができる。
更に、本発明においては、無機酸化物としては、一酸化ケイ素と二酸化ケイ素との混合物、あるいはケイ素酸化物と酸化アルミニウムとの混合物であってもよい。
而して、本発明において、無機酸化物の薄膜層を形成する方法としては、イオンビ−ム法、電子ビ−ム法等の真空蒸着法、スパッタリング法等によって蒸着膜を構成することによって形成することができる。
上記において、無機酸化物の薄膜層の厚さとしては、十分なバリア−性を得るために、通常、50Å〜2000Å位であることが好ましく、特に、本発明においては、100Å〜1500Å位が望ましい。
上記において、無機酸化物の薄膜層の厚さが、1500Åを超えると、特に、2000Åを超えると、無機酸化物の薄膜層にクラック等が入りやすくなり、それによりバリア−性が低下するという危険性があると共に、材料コストが高くなるという問題点であるので好ましくはなく、また、50Å未満、特に、100Å未満では、その効果が認められることが困難であり、好ましくない。
具体的には、例えば、ポリアクリル系樹脂、ポリメタクリル系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリメタクリロニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリエチレンテレフタレ−ト系樹脂若しくはそのエチレン成分および/またはテレフタレ−ト成分の一部を他のジまたはたその以上の多価アルコ−ル成分またはジカルボン酸成分で共重合ないし変性した樹脂あるいはポリエチレンナフタレ−ト系樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、その他等の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。
而して、本発明においては、上記の樹脂のフィルムないしシ−トの中でも、保香性を有すると共に酸素ガスあるいは水蒸気等に対するバリア性を有する樹脂のフィルムないしシ−トを使用することが望ましく、具体的には、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、ポリアミド系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、または、ポリエステル系樹脂等からなる保香性、バリア性等に富む樹脂のフィルムないしシ−トを使用することが望ましいものである。
具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリアセタ− ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公知の樹脂のフィルムないしシ−トから任意に選択して使用することができる。
その他、例えば、セロハン等のフィルム、合成紙等も使用することができる。
本発明において、上記のフィルムないしシ−トは、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも使用することができる。
また、その厚さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲から選択して使用することができる。
更に、本発明においては、フィルムないしシ−トとしては、押し出し成膜、インフレ−ション成膜、コ−ティング膜等のいずれの性状の膜でもよい。
而して、本発明において、上記の印刷模様層としては、例えば、上記の基材フィルムとしてのポリ乳酸樹脂フィルムの上に、例えば、文字、図形、記号、絵柄、その他等からなる所望の印刷模様を印刷して、印刷模様層を形成することができるものである。
而して、上記の印刷模様層としては、具体的には、まず、樹脂等の1種ないし2種以上からなるインキ用ビヒクルを主成分とし、これに、必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、その他等の添加剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、染料・顔料等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練してインキ組成物を調整し、次いで、該インキ組成物を使用し、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、スクリ−ン印刷、転写印刷、フレキソ印刷、その他等の印刷方式を使用し、上記の基材フィルムの上に、文字、図形、記号、絵柄、その他等からなる所望の印刷模様を印刷して、本発明にかかる印刷模様層を形成することができるものである。
上記の接着剤の組成系は、水性型、溶液型、エマルジョン型、分散型等のいずれの組成物形態でもよく、また、その性状は、フィルム・シ−ト状、粉末状、固形状等のいずれの形態でもよく、更に、接着機構については、化学反応型、溶剤揮発型、熱溶融型、熱圧型等のいずれの形態でもよいものである。
而して、上記の接着剤は、例えば、ロ−ルコ−ト法、グラビアロ−ルコ−ト法、キスコ−ト法、その他等のコ−ト法、あるいは、印刷法等によって施すことができ、そのコ−ティング量としては、0.1〜10g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
上記のアンカ−コ−ト剤は、例えば、ロ−ルコ−ト、グラビアロ−ルコ−ト、キスコ−ト、その他等のコ−ティング法を用いてコ−ティングすることができ、そのコ−ティング量としては、0.1〜5g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
なお、上記の押出ラミネ−ト積層法において、より強固な接着強度を得るために、例えば、上記のアンカ−コ−ト剤等のアンカ−コ−ト剤層を介して、積層することができる。
なお、本発明においては、例えば、ロ−ルコ−ト、グラビアロ−ルコ−ト、キスコ−ト、その他等のコ−ティング法を用いてコ−ティングしてプライマ−コ−ト剤層を形成することができ、而して、そのコ−ティング量としては、0.1〜10g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
また、本発明においては、上記の積層を行う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理等の前処理をフィルムに施すことがでる。
なお、本発明において、上記のヒ−トシ−ルにより外周周辺の端部にシ−ル部を形成するに際しては、そのシ−ル部の少なくとも1っ箇所に、本発明に係る高温軟化性樹脂層を介在させてシ−ル部を形成するものである。
而して、その製袋方法としては、上記の積層材を、その内層の面を対向させて折り曲げるか、あるいはその二枚を重ね合わせ、更にその外周の周辺端部を、例えば、側面シ−ル型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、本発明に係る種々の形態の包装用袋を製造することができる。
その他、例えば、自立性包装袋(スタンディングパウチ)等も製造することが可能であり、更に、本発明においては、上記の積層材を使用してチュ−ブ容器等も製造することができる。
上記において、ヒ−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。
なお、本発明においては、上記のような包装用袋には、例えば、ワンピ−スタイプ、ツウ−ピ−スタイプ、その他等の注出口、あるいは開閉用ジッパ−等を任意に取り付けることができる。
あるいは、例えば、水産物、野菜、果実等の農産物、食鳥、肉類等の畜産品、フライ、その他等の調理食品、菓子類、その他等の飲食品を予め通常の方法により凍結処理し、しかる後、上記で凍結処理した食品を本発明に係る電子レンジ調理用袋に充填包装することにより、種々の冷凍食品、チルド食品を製造することができるものである。
而して、本発明において、上記の冷凍食品、チルド食品等を電子レンジで加熱あるいは加熱調理して、その内容物たる食品を食することが可能なものである。
なお、本発明に係る電子レンジ調理用袋は、ポリ乳酸樹脂フィルム、ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルム等を使用し、これを主材として包装用袋を構成していることから、電子レンジ調理用袋は、使用後、ゴミとして、廃棄処理する場合、それ自身で生分解性を備え、自然環境中で分解するという利点を有するものであると共に炭酸ガスの発生等を極力抑えることが可能なものである。
次に、本発明について実施例を挙げて更に具体的に説明する。
次に、上記の樹脂組成物を使用し、これを単層のインフレ−ション押出製膜機を用いて製膜化して、膜厚30μmのポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムを製造した。
他方、厚さ20μmのポリ乳酸樹脂フィルム(東セロ株式会社製、商品名、延伸PLAフィルム[パルグリ−ンLC]、片面処理]の一方の面のシ−ル部相当領域に、エチレン−酢酸ビニル共重合体をビヒクルの主成分とする高温軟化樹脂層形成用組成物(ザ・インクテック株式会社製、商品名、WT−PC剤、融点66.8℃)をパタ−ンコ−トして、厚さ3μm(乾燥状態)のパタ−ン状の高温軟化樹脂層を形成した。
更に、上記でパタ−ン状の高温軟化樹脂層を形成した後、そのパタ−ン状の高温軟化樹脂層を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤(主剤:ポリエステルポリオ−ル、硬化剤:脂肪族イソシアネ−ト)をグラビアロ−ルコ−ト法を用いてコ−ティングし、厚さ3.0g/m2 (ドライ)のラミネ−ト用接着剤層を形成し、しかる後、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、上記で製造した膜厚30μmのポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムを、コロナ放電処理を施したそのコロナ処理面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして、本発明に係る積層材を製造した。
次に、上記で製造した本発明に係る積層材を使用し、ピロ−包装用袋(130mm×240mm)を作成し、これに、トレ−入り冷凍シュウマイを充填包装して、本発明に係る冷凍食品を製造した。
次に、上記で製造した冷凍食品を500W電子レンジを使用し加熱調理をおこなった。 充填包装された冷凍シュウマイは、電子レンジにより100℃程度に加熱調理され、蒸気を出し、包装用袋を膨張させた。
しかる後、包装用袋は、ヒ−トシ−ルされた高温軟化樹脂層部分からシ−ル部分が破壊され、これにより、蒸気が抜け、破裂せずに内圧を低下させることができた。
次に、上記の樹脂組成物を使用し、これを単層のインフレ−ション押出製膜機を用いて製膜化して、膜厚30μmのポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムを製造した。
他方、厚さ20μmのポリ乳酸樹脂フィルム(東セロ株式会社製、商品名、延伸PLAフィルム[パルグリ−ンLC]、片面処理]の一方の面のシ−ル部相当領域に、エチレン−酢酸ビニル共重合体をビヒクルの主成分とする高温軟化樹脂層形成用組成物(ザ・インクテック株式会社製、商品名、WT−PC剤、融点66.8℃)をパタ−ンコ−トして、厚さ3μm(乾燥状態)のパタ−ン状の高温軟化樹脂層を形成した。
更に、上記でパタ−ン状の高温軟化樹脂層を形成した後、そのパタ−ン状の高温軟化樹脂層を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤(主剤:ポリエステルポリオ−ル、硬化剤:脂肪族イソシアネ−ト)をグラビアロ−ルコ−ト法を用いてコ−ティングし、厚さ3.0g/m2 (ドライ)のラミネ−ト用接着剤層を形成し、しかる後、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、上記で製造した膜厚30μmのポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムを、コロナ放電処理を施したそのコロナ処理面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして、本発明に係る積層材を製造した。
次に、上記で製造した本発明に係る積層材を使用し、ピロ−包装用袋(130mm×240mm)を作成し、これに、トレ−入り冷凍シュウマイを充填包装して、本発明に係る冷凍食品を製造した。
次に、上記で製造した冷凍食品を500W電子レンジを使用し加熱調理をおこなった。 充填包装された冷凍シュウマイは、電子レンジにより100℃程度に加熱調理され、蒸気を出し、包装用袋を膨張させた。
しかる後、包装用袋は、ヒ−トシ−ルされた高温軟化樹脂層部分からシ−ル部分が破壊され、これにより、蒸気が抜け、破裂せずに内圧を低下させることができた。
次に、上記の樹脂組成物を使用し、これを単層のインフレ−ション押出製膜機を用いて製膜化して、膜厚30μmのポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムを製造した。
他方、厚さ20μmのポリ乳酸樹脂フィルム(東セロ株式会社製、商品名、延伸PLAフィルム[パルグリ−ンLC]、片面処理]の一方の面のシ−ル部相当領域に、エチレン−酢酸ビニル共重合体をビヒクルの主成分とする高温軟化樹脂層形成用組成物(ザ・インクテック株式会社製、商品名、WT−PC剤、融点66.8℃)をパタ−ンコ−トして、厚さ3μm(乾燥状態)のパタ−ン状の高温軟化樹脂層を形成した。
更に、上記でパタ−ン状の高温軟化樹脂層を形成した後、そのパタ−ン状の高温軟化樹脂層を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤(主剤:ポリエステルポリオ−ル、硬化剤:脂肪族イソシアネ−ト)をグラビアロ−ルコ−ト法を用いてコ−ティングし、厚さ3.0g/m2 (ドライ)のラミネ−ト用接着剤層を形成し、しかる後、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、上記で製造した膜厚30μmのポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムを、コロナ放電処理を施したそのコロナ処理面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして、本発明に係る積層材を製造した。
次に、上記で製造した本発明に係る積層材を使用し、ピロ−包装用袋(130mm×240mm)を作成し、これに、トレ−入り冷凍シュウマイを充填包装して、本発明に係る冷凍食品を製造した。
次に、上記で製造した冷凍食品を500W電子レンジを使用し加熱調理をおこなった。 充填包装された冷凍シュウマイは、電子レンジにより100℃程度に加熱調理され、蒸気を出し、包装用袋を膨張させた。
しかる後、包装用袋は、ヒ−トシ−ルされた高温軟化樹脂層部分からシ−ル部分が破壊され、これにより、蒸気が抜け、破裂せずに内圧を低下させることができた。
(イ).ポリブチレンサクシネ−ト(三菱化学株式会社製、商品名、GSP1a−AZ91T、密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト、MFR=4.5g/10分、融点=110℃)100重量部と、合成シリカ0.5重量部と、エルカ酸アミド0.05重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).ポリブチレンサクシネ−ト(三菱化学株式会社製、商品名、GSP1a−AZ91T、密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト、MFR=4.5g/10分、融点=110℃)80重量部と、高圧法低密度ポリエチレン(日本ポリエチレン株式会社製、商品名、ノバテックLC522、密度=0.923g/cm3 、メルトフロ−レイト、MFR=3.7g/10分)20重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).ポリブチレンサクシネ−ト(三菱化学株式会社製、商品名、GSP1a−AZ91T、密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト、MFR=4.5g/10分、融点=110℃)100重量部と、合成シリカ0.5重量部と、エルカ酸アミド0.05重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、2種3層の上吹き空冷インフレ−ション共押出製膜機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を5μm、(ロ)の樹脂組成物による層を20μm、(ハ)の樹脂組成物による層を5μmにそれぞれ共押出して製膜化して、2種3層の総厚30μmの共押出インフレ−ションフィルムからなる本発明に係るポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムを製造した。
他方、厚さ20μmのポリ乳酸樹脂フィルム(東セロ株式会社製、商品名、延伸PLAフィルム[パルグリ−ンLC]、片面処理]の一方の面のシ−ル部相当領域に、エチレン−酢酸ビニル共重合体をビヒクルの主成分とする高温軟化樹脂層形成用組成物(ザ・インクテック株式会社製、商品名、WT−PC剤、融点66.8℃)をパタ−ンコ−トして、厚さ3μm(乾燥状態)のパタ−ン状の高温軟化樹脂層を形成した。
更に、上記でパタ−ン状の高温軟化樹脂層を形成した後、そのパタ−ン状の高温軟化樹脂層を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤(主剤:ポリエステルポリオ−ル、硬化剤:脂肪族イソシアネ−ト)をグラビアロ−ルコ−ト法を用いてコ−ティングし、厚さ3.0g/m2 (ドライ)のラミネ−ト用接着剤層を形成し、しかる後、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、上記で製造した膜厚30μmのポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムを、コロナ放電処理を施したそのコロナ処理面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして、本発明に係る積層材を製造した。
次に、上記で製造した本発明に係る積層材を使用し、ピロ−包装用袋(130mm×240mm)を作成し、これに、トレ−入り冷凍シュウマイを充填包装して、本発明に係る冷凍食品を製造した。
次に、上記で製造した冷凍食品を500W電子レンジを使用し加熱調理をおこなった。 充填包装された冷凍シュウマイは、電子レンジにより100℃程度に加熱調理され、蒸気を出し、包装用袋を膨張させた。
しかる後、包装用袋は、ヒ−トシ−ルされた高温軟化樹脂層部分からシ−ル部分が破壊され、これにより、蒸気が抜け、破裂せずに内圧を低下させることができた。
更に、本発明に係る電子レンジ調理用袋は、生分解性を備え、自然環境中に廃棄されても、微生物等により分解され、自然環境を保全し得るものである。
B 電子レンジ調理用袋
C 半包装製品
D 包装製品
1 ポリ乳酸樹脂フィルム
2 ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルム
3 高温軟化性樹脂層
4 印刷模様層
5 中間基材フィルム
21 サイドシ−ル部
22 底シ−ル部
23 開口部
24 内容物
25 上シ−ル部
Claims (11)
- 少なくとも、基材フィルムと、ポリブチレンサクシネ−ト樹脂を主成分とする樹脂組成物による樹脂フィルム、または、ポリブチレンサクシネ−ト樹脂とポリオレフィン系樹脂とを、前者50〜90重量部に対し後者10〜50重量部の配合割合からなる混合樹脂を主成分とする樹脂組成物による樹脂フィルムからなるヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムとを積層した積層材を使用し、そのヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムの面を対向させて重ね合わせて製袋した包装用袋からなり、
更に、上記の包装用袋の外周端部のシ−ル部を構成する基材フィルムとヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムとの層間に、室温以下の温度環境では所定のシ−ル強度を有して包装用袋を構成するが、室温以上の高温の温度環境では軟化し、シ−ル強度の低下をもたらす高温軟化性樹脂層を設けた構成からなり、
そして、上記の室温以上の高温の温度環境において、上記の外周端部のシ−ル部を構成するヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムの近傍においてそのヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムが破壊されると共に外周端部のシ−ル部を構成する基材フィルムとヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムとの層間において上記の高温軟化性樹脂層が軟化し、層間剥離を起こし、包装用袋の内部と外部とを導通し得る開放部を構成すること
を特徴とする電子レンジ調理用袋。 - 少なくとも、基材フィルムと、中間基材フィルムと、ポリブチレンサクシネ−ト樹脂を主成分とする樹脂組成物による樹脂フィルム、または、ポリブチレンサクシネ−ト樹脂とポリオレフィン系樹脂とを、前者50〜90重量部に対し後者10〜50重量部の配合割合からなる混合樹脂を主成分とする樹脂組成物による樹脂フィルムからなるヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムとを積層した積層材を使用し、そのヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムの面を対向させて重ね合わせて製袋した包装用袋からなり、
更に、上記の包装用袋の外周端部のシ−ル部を構成する中間基材フィルムとヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムとの層間に、室温以下の温度環境では所定のシ−ル強度を有して包装用袋を構成するが、室温以上の高温の温度環境では軟化し、シ−ル強度の低下をもたらす高温軟化性樹脂層を設けた構成からなり、
そして、上記の室温以上の高温の温度環境において、上記の外周端部のシ−ル部を構成するヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムの近傍においてそのヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムが破壊されると共に外周端部のシ−ル部を構成する中間基材フィルムとヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムとの層間において上記の高温軟化性樹脂層が軟化し、層間剥離を起こし、包装用袋の内部と外部とを導通し得る開放部を構成すること
を特徴とする電子レンジ調理用袋。 - 基材フィルムが、ポリ乳酸樹脂フィルムからなることを特徴とする上記の請求項1〜2のいずれか1項に記載する電子レンジ調理用袋。
- ポリ乳酸樹脂フィルムを構成するポリ乳酸樹脂が、密度、1.10〜1.30g/cm3 、融点、150℃〜170℃、メルトフロ−レイト(MFR)、1.0〜20.0g/10分からなることを特徴とする上記の請求項3に記載する電子レンジ調理用袋。
- ポリブチレンサクシネ−ト樹脂が、メルトフロ−レイト(MFR)、1.0〜30.0g/10分、密度、1.20〜1.30g/cm3 、融点、80〜120℃であることを特徴とする上記の請求項1〜4のいずれか1項に記載する電子レンジ調理用袋。
- ポリオレフィン系樹脂が、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、シングルサイト触媒を使用して重合したエチレン・α−オレフィン共重合体、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、または、アイオノマ−樹脂の1種ないし2種以上からなることを特徴とする上記の請求項1〜5のいずれか1項に記載する電子レンジ調理用袋。
- 中間基材フィルムが、酸素ガス・水蒸気の透過を阻止し得るガスバリア性フィルムからなることを特徴とする上記の請求項1〜6のいずれか1項に記載する電子レンジ調理用袋。
- 高温軟化性樹脂層が、60〜90℃の融点を有する樹脂材料からなることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載する電子レンジ調理用袋。
- 高温軟化性樹脂層が、エチレン−酢酸ビニル系共重合体樹脂またはポリアミド系樹脂、硝化綿及びポリエチレンワックスを含有する樹脂材料からなることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載する電子レンジ調理用袋。
- 高温軟化性樹脂層が、膜厚1〜5μmの範囲内からなることを特徴とする上記の請求項1〜9のいずれか1項に記載する電子レンジ調理用袋。
- 高温軟化性樹脂層が、ヒ−トシ−ル性ポリブチレンサクシネ−ト樹脂フィルムと向かい合うように重ね合わせてヒ−トシールした時に、上記の高温軟化性樹脂層を設けた領域のシール強度が、室温以下の温度領域では10N/15mm巾以上となり、90℃以上の高温の温度領域では5N/15mm巾以下となることを特徴とする上記の請求項1〜10のいずれか1項に記載する電子レンジ調理用袋。
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