JP2008221733A - バリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 生分解性樹脂を主成分とする樹脂組成物による生分解性樹脂層、接着性樹脂層、バリア性樹脂層、接着性樹脂層、および、生分解性樹脂を主成分とする樹脂組成物による生分解性樹脂層の順で共押出した少なくとも5層の多層積層樹脂フィルムからなり、更に、上記の生分解性樹脂層が、ポリ乳酸樹脂と柔軟化改質剤とを、前者51〜99重両部、後者1〜49重量部の配合割合で混練してなる混合樹脂を主成分とする樹脂組成物による生分解性樹脂層からなり、また、上記のバリア性樹脂層が、ポリグリコ−ル酸を主成分とするバリア性樹脂組成物によるバリア性樹脂層からなることを特徴とするバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムに関するものである。
【選択図】 図1
Description
(イ).第一層を構成する樹脂組成物
表面層を構成する樹脂組成物として、ポリ乳酸樹脂(PLA)(三井化学株式会社製、商品名、レイシアH400:密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=2.7g/10分、融点166℃)80.0重量部と、ポリブチレンテレフタレ−ト・アジペ−ト(PRTA)(ドイツ国、バディッシュ・アニリン・ソ−ダ・ファブリッケン社製、商品名、エコフレックス:密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=4.0g/10分、融点115℃)20.0重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).第二層を構成する樹脂組成物
接着性樹脂層を構成する樹脂組成物として、無水マレイン酸変性の接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製、商品名、アドマ−SF600)100.0重量部を充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).第三層を構成する樹脂組成物
バリア性樹脂層を構成する樹脂組成物として、ポリグリコ−ル酸(ガラス転移点=60℃、融点=220℃)100.0を充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ニ).第四層を構成する樹脂組成物
上記の(ロ)の第二層を構成する樹脂組成物と同じ樹脂組成物を使用した。
(ホ).第五層を構成する樹脂組成物
上記の(イ)の第一層を構成する樹脂組成物と同じ樹脂組成物を使用した。
(2).次に、上記で調製した5種の樹脂組成物を使用し、これらを、5種5層(実質的には3種5層)の上吹き空冷インフレ−ション共押出製膜機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を5μm、(ハ)の樹脂組成物による層を10μm、(ニ)の樹脂組成物による層を5μm、および、(ホ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して製膜化して、3種5層の総厚60μmの共押出インフレ−ションフィルムからなる本発明に係るバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを製造した。
上記のフィルムにおいて、第一層、第三層、および、第五層の各層間は、第二層および第四層によって極めて強固に密接着し、その接着強度は十分高く、実用上問題のないレベルであった。
(3).次に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、そのコロナ放電処理面に、所望の印刷模様を形成した後、その印刷模様を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤をグラビアロ−ルコ−ト法を用いて厚さ4.0g/m2 (乾燥状態)にコ−ティングしてラミネ−ト用接着剤層を形成し、次いで、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、上記の(2)で製造したバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを、その第一層の面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして積層して、本発明に係る積層体を製造した。
(4).次に、上記で製造した積層体の2枚を用意し、そのバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムの第五層の面を対向して重ね合わせ、しかる後、その外周周辺の端部を三方ヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成すると共に上方に開口部を有する130mm×170mmの三方シ−ル型の軟包装用袋を製造した。
上記で製造した三方シ−ル型の軟包装用袋内に、その開口部から50gの小麦粉を充填包装し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして上方シ−ル部を形成して、本発明にかかる包装製品を製造した。
上記で製造した包装製品を1mの高さから5回落下させたが、破袋は認められず、また、高い酸素ガス性も確認できた。
(イ).第一層を構成する樹脂組成物
表面層を構成する樹脂組成物として、ポリ乳酸樹脂(PLA)(三井化学株式会社製、商品名、レイシアH400:密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=2.7g/10分、融点166℃)90.0重量部と、アジピン酸エステル(大八化学工業株式会社社製、商品名、DAIFATTY−101:密度=1.10g/cm3 、分子量=338、粘度=19mPa・s)10.0重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).第二層を構成する樹脂組成物
接着性樹脂層を構成する樹脂組成物として、無水マレイン酸変性の接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製、商品名、アドマ−SF600)100.0重量部を充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).第三層を構成する樹脂組成物
バリア性樹脂層を構成する樹脂組成物として、ポリグリコ−ル酸(ガラス転移点=60℃、融点=220℃)100.0を充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ニ).第四層を構成する樹脂組成物
上記の(ロ)の第二層を構成する樹脂組成物と同じ樹脂組成物を使用した。
(ホ).第五層を構成する樹脂組成物
上記の(イ)の第一層を構成する樹脂組成物と同じ樹脂組成物を使用した。
(2).次に、上記で調製した5種の樹脂組成物を使用し、これらを、5種5層(実質的には3種5層)の上吹き空冷インフレ−ション共押出製膜機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を5μm、(ハ)の樹脂組成物による層を10μm、(ニ)の樹脂組成物による層を5μm、および、(ホ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して製膜化して、3種5層の総厚60μmの共押出インフレ−ションフィルムからなる本発明に係るバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを製造した。
上記のフィルムにおいて、第一層、第三層、および、第五層の各層間は、第二層および第四層によって極めて強固に密接着し、その接着強度は十分高く、実用上問題のないレベルであった。
(3).次に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、そのコロナ放電処理面に、所望の印刷模様を形成した後、その印刷模様を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤をグラビアロ−ルコ−ト法を用いて厚さ4.0g/m2 (乾燥状態)にコ−ティングしてラミネ−ト用接着剤層を形成し、次いで、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、上記の(2)で製造したバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを、その第一層の面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして積層して、本発明に係る積層体を製造した。
(4).次に、上記で製造した積層体の2枚を用意し、そのバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムの第五層の面を対向して重ね合わせ、しかる後、その外周周辺の端部を三方ヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成すると共に上方に開口部を有する130mm×170mmの三方シ−ル型の軟包装用袋を製造した。
上記で製造した三方シ−ル型の軟包装用袋内に、その開口部から50gの小麦粉を充填包装し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして上方シ−ル部を形成して、本発明にかかる包装製品を製造した。
上記で製造した包装製品を1mの高さから5回落下させたが、破袋は認められず、また、高い酸素ガス性も確認できた。
(イ).第一層を構成する樹脂組成物
表面層を構成する樹脂組成物として、ポリ乳酸樹脂(PLA)(三井化学株式会社製、商品名、レイシアH400:密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=2.7g/10分、融点166℃)70.0重量部と、ポリブチレンサクシネ−ト(三菱化学株式会社製、商品名、GS Pla AZ9IT:密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=4.5g/10分、融点110℃)30.0重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).第二層を構成する樹脂組成物
接着性樹脂層を構成する樹脂組成物として、無水マレイン酸変性の接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製、商品名、アドマ−SF600)100.0重量部を充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).第三層を構成する樹脂組成物
バリア性樹脂層を構成する樹脂組成物として、ポリグリコ−ル酸(ガラス転移点=60℃、融点=220℃)100.0を充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ニ).第四層を構成する樹脂組成物
上記の(ロ)の第二層を構成する樹脂組成物と同じ樹脂組成物を使用した。
(ホ).第五層を構成する樹脂組成物
上記の(イ)の第一層を構成する樹脂組成物と同じ樹脂組成物を使用した。
(2).次に、上記で調製した5種の樹脂組成物を使用し、これらを、5種5層(実質的には3種5層)の上吹き空冷インフレ−ション共押出製膜機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を5μm、(ハ)の樹脂組成物による層を10μm、(ニ)の樹脂組成物による層を5μm、および、(ホ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して製膜化して、3種5層の総厚60μmの共押出インフレ−ションフィルムからなる本発明に係るバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを製造した。
上記のフィルムにおいて、第一層、第三層、および、第五層の各層間は、第二層および第四層によって極めて強固に密接着し、その接着強度は十分高く、実用上問題のないレベルであった。
(3).次に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、そのコロナ放電処理面に、所望の印刷模様を形成した後、その印刷模様を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤をグラビアロ−ルコ−ト法を用いて厚さ4.0g/m2 (乾燥状態)にコ−ティングしてラミネ−ト用接着剤層を形成し、次いで、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、上記の(2)で製造したバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを、その第一層の面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして積層して、本発明に係る積層体を製造した。
(4).次に、上記で製造した積層体の2枚を用意し、そのバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムの第五層の面を対向して重ね合わせ、しかる後、その外周周辺の端部を三方ヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成すると共に上方に開口部を有する130mm×170mmの三方シ−ル型の軟包装用袋を製造した。
上記で製造した三方シ−ル型の軟包装用袋内に、その開口部から50gの小麦粉を充填包装し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして上方シ−ル部を形成して、本発明にかかる包装製品を製造した。
上記で製造した包装製品を1mの高さから5回落下させたが、破袋は認められず、また、高い酸素ガス性も確認できた。
(イ).第一層を構成する樹脂組成物
表面層を構成する樹脂組成物として、ポリ乳酸樹脂(PLA)(三井化学株式会社製、商品名、レイシアH400:密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=2.7g/10分、融点166℃)70.0重量部と、ポリエステル系エラストマ−(東レ・デュポン株式会社製、商品名、ハイレトルト4057:密度=1.15g/cm3 、融点163℃、弾性=60MPa)30.0重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).第二層を構成する樹脂組成物
接着性樹脂層を構成する樹脂組成物として、無水マレイン酸変性の接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製、商品名、アドマ−SF600)100.0重量部を充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).第三層を構成する樹脂組成物
バリア性樹脂層を構成する樹脂組成物として、ポリグリコ−ル酸(ガラス転移点=60℃、融点=220℃)100.0を充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ニ).第四層を構成する樹脂組成物
上記の(ロ)の第二層を構成する樹脂組成物と同じ樹脂組成物を使用した。
(ホ).第五層を構成する樹脂組成物
上記の(イ)の第一層を構成する樹脂組成物と同じ樹脂組成物を使用した。
(2).次に、上記で調製した5種の樹脂組成物を使用し、これらを、5種5層(実質的には3種5層)の上吹き空冷インフレ−ション共押出製膜機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を20μm、(ロ)の樹脂組成物による層を5μm、(ハ)の樹脂組成物による層を10μm、(ニ)の樹脂組成物による層を5μm、および、(ホ)の樹脂組成物による層を20μmにそれぞれ共押出して製膜化して、3種5層の総厚60μmの共押出インフレ−ションフィルムからなる本発明に係るバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを製造した。
上記のフィルムにおいて、第一層、第三層、および、第五層の各層間は、第二層および第四層によって極めて強固に密接着し、その接着強度は十分高く、実用上問題のないレベルであった。
(3).次に、厚さ12μmの二軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムを使用し、そのコロナ放電処理面に、所望の印刷模様を形成した後、その印刷模様を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤をグラビアロ−ルコ−ト法を用いて厚さ4.0g/m2 (乾燥状態)にコ−ティングしてラミネ−ト用接着剤層を形成し、次いで、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、上記の(2)で製造したバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを、その第一層の面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして積層して、本発明に係る積層体を製造した。
(4).次に、上記で製造した積層体の2枚を用意し、そのバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムの第五層の面を対向して重ね合わせ、しかる後、その外周周辺の端部を三方ヒ−トシ−ルしてシ−ル部を形成すると共に上方に開口部を有する130mm×170mmの三方シ−ル型の軟包装用袋を製造した。
上記で製造した三方シ−ル型の軟包装用袋内に、その開口部から50gの小麦粉を充填包装し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして上方シ−ル部を形成して、本発明にかかる包装製品を製造した。
上記で製造した包装製品を1mの高さから5回落下させたが、破袋は認められず、また、高い酸素ガス性も確認できた。
上記の実施例1〜4で製造した本発明に係るバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを使用して製造した本発明に係る積層体について、下記の物性を測定した。
(1).酸素バリア性の測定
これは、実施例1〜4で製造した本発明に係るバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを使用して製造した本発明に係る積層体について、温度23℃、湿度90%RHの条件で、米国、モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、オクストラン(OXTRAN)〕にて測定した。
(2).ヘ−ズ値の測定
これは、実施例1〜4で製造した本発明に係るバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを使用して製造した本発明に係る積層体について、スガ試験機株式会社製のヘ−ズメ−タ−にて測定した。
(3).シ−ル強度の測定
これは、実施例1〜4で製造した本発明に係るバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを使用して製造した本発明に係る積層体について、180℃、1kg/cm2 、1sにてシ−ルし、そのシ−ル部分を15mm巾に切り出し、300mm/minの速度から引っ張り試験を行って、測定した。
(4).落下適性の測定
これは、実施例1〜4で製造した本発明に係るバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムを使用して製造した本発明に係る積層体を使用し、これを製袋して、130mm×170mmの4方パウチを製造し、これに50gの小麦粉を充填包装して包装製品を製造し、害包装製品を1mの高さから5回落下させてテストした。
上記の測定結果について、下記の表1に示す。
┌────┬───────────┬─────┬────────┬────┐ │ │ 酸素ガスバリア性 │ ヘ−ズ │ シ−ル強度 │落下強度│ │ │[cc/m2 ・day]│ [%] │[N/15mm]│[5回]│ ├────┼───────────┼─────┼────────┼────┤ │実施例1│ 0.8 │13.2 │ 25.8 │破袋なし│ ├────┼───────────┼─────┼────────┼────┤ │実施例2│ 0.8 │ 6.4 │ 22.1 │破袋なし│ ├────┼───────────┼─────┼────────┼────┤ │実施例3│ 0.9 │20.0 │ 28.9 │破袋なし│ ├────┼───────────┼─────┼────────┼────┤ │実施例4│ 0.8 │27.0 │ 21.8 │破袋なし│ └────┴───────────┴─────┴────────┴────┘
B、B1 積層体
C 包装用袋
D 包装製品
1、1a、1´、1´a 生分解性樹脂層
2、2´ 接着性樹脂層
3、3a バリア性樹脂層
4、4a 5層の多層積層樹脂フィルム
Claims (14)
- 生分解性樹脂を主成分とする樹脂組成物による生分解性樹脂層、接着性樹脂層、バリア性樹脂層、接着性樹脂層、および、生分解性樹脂を主成分とする樹脂組成物による生分解性樹脂層の順で共押出した多層積層樹脂フィルムからなり、更に、上記の生分解性樹脂層が、ポリ乳酸樹脂と柔軟化改質剤とを、前者51〜99重両部、後者1〜49重量部の配合割合で混練してなる混合樹脂を主成分とする樹脂組成物による生分解性樹脂層からなり、また、上記のバリア性樹脂層が、ポリグリコ−ル酸を主成分とするバリア性樹脂組成物によるバリア性樹脂層からなることを特徴とするバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- ポリ乳酸樹脂が、密度、1.10〜1.30g/cm3 、融点、150℃〜170℃、メルトフロ−レイト(MFR)、1.0〜20.0g/10分からなることを特徴とする上記の請求項1に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- 柔軟化改質剤が、ポリ乳酸樹脂以外の他の脂肪族ポリエステル樹脂、ポリ乳酸樹脂用可塑剤、または、ポリエステル系熱可塑性エラストマ−からなることを特徴とする上記の請求項1〜2のいずれか1項に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- 他の脂肪族ポリエステル樹脂が、ポリブチレンサクシネ−ト樹脂、ポリブチレンアジペ−ト樹脂、ポリブチレンセバケ−ト、または、ポリブチレンサクシネ−トアジペ−ト樹脂の1種ないし2種以上からなることを特徴とする上記の請求項3に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- 他の脂肪族ポリエステル樹脂が、密度、1.20〜1.30g/cm3 、融点、80〜120℃、メルトフロ−レイト(MFR)、1.0〜30.0g/10分からなるポリブチレンサクシネ−ト樹脂からなることを特徴とする上記の請求項4に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- ポリ乳酸樹脂用可塑剤が、アジピン酸エステルからなることを特徴とする上記の請求項3に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- ポリグリコ−ル酸が、密度、1.50〜1.70g/cm3 、融点、210〜230℃からなることを特徴とする上記の請求項1〜6のいずれか1項に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- 接着性樹脂層が、酸変性ポリオレフィン系樹脂を主成分とする接着性樹脂組成物による接着性樹脂層からなることを特徴とする上記の請求項1〜7のいずれか1項に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- 生分解性樹脂層が、膜厚5μm〜100μmからなることを特徴とする上記の請求項1〜8のいずれか1項に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- 接着性樹脂層が、膜厚2μm〜15μmからなることを特徴とする上記の請求項1〜9のいずれか1項に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- バリア性樹脂層が、膜厚2μm〜20μmからなることを特徴とする上記の請求項1〜10のいずれか1項に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- バリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムが、酸素透過度5cc/m2 ・day(23℃−90%RH)以下であることを特徴とする上記の請求項1〜11のいずれか1項に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- バリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムが、曇度(ヘ−ズ値)1〜30%の範囲で、透明性を有することを特徴とする上記の請求項1〜12のいずれか1項に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
- バリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルムが、シ−ル強度10N/15mm以上であることを特徴とする上記の請求項1〜13のいずれか1項に記載するバリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム。
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