JP5092521B2 - 多層積層フィルム - Google Patents
多層積層フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5092521B2 JP5092521B2 JP2007110006A JP2007110006A JP5092521B2 JP 5092521 B2 JP5092521 B2 JP 5092521B2 JP 2007110006 A JP2007110006 A JP 2007110006A JP 2007110006 A JP2007110006 A JP 2007110006A JP 5092521 B2 JP5092521 B2 JP 5092521B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- laminated film
- multilayer laminated
- present
- polylactic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
而して、上記の積層材としては、通常、基材シ−トとヒ−トシ−ル性フィルムとの積層材、あるいは、基材シ−トとバリア性基材とヒ−トシ−ル性フィルムとの積層材等から構成されているものである。
ところで、上記のような積層材を構成するヒ−トシ−ル性フィルムとしては、製袋時に、ヒ−トシ−ルにより、プラスチック製包装用袋の外周周辺の端部をシ−トシ−ルして袋体を形成すると共にその開口部を密閉する密閉性を有し、更に、消費時においては、そのプラスチック製包装用袋の開口部を容易に開封することができる易開封性を有することが要求されることは勿論であるが、更に、近年、使用後、ゴミとして廃棄処理する場合、生分解性等を備え、自然環境を破壊することがない廃棄処理適性を有することが要求されているものである。
そのため、近年、上記の積層材を構成するヒ−トシ−ル性フィルムについて、生分解性樹脂のフィルムないしシ−トを使用し、種々の積層構成からなるヒ−トシ−ル性フィルムが、開発され、提案されている。
例えば、その一つとして、少なくとも、ポリ乳酸系重合体とガラス転移点Tgが0℃以下である生分解性脂肪族ポリエステルとからなる生分解性プラスチックフィルムあるいはシート、更には、少なくとも、ポリ乳酸系重合体とガラス転移点Tgが0℃以下である生分解性脂肪族ポリエステルとからなり、かつ、前記生分解性脂肪族ポリエステルの含有量は前記ポリ乳酸系重合体100重量部に対して7〜60重量部である熱成形用生分解性プラスチックフィルムあるいはシートが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、例えば、その一つとして、ポリ乳酸系重合体と他の脂肪族ポリエステルとを80:20〜20:80の重量割合で含有してなるフィルムにおいて、フィルムを昇温したときのポリ乳酸系重合体換算融解熱量ΔHmlが35J/g以下であることを特徴とする生分解性フィルムおよびその製造方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、別の例として、ポリ乳酸(A) :10〜90重量%、他の脂肪族ポリエステル(B):90〜10重量%及び粘着付与剤(C):1〜20重量%とからなることを特徴とする脂肪族ポリエステル組成物、その脂肪族ポリエステル組成物から得られるフィルムおよび積層体が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
仮に、上記でフィルムないしシ−トあるいは積層材を製造し得たとしても、それらは、硬く、脆く、強度、柔軟性、耐衝撃性、透明性等に劣り、実用上使い勝手が悪く、また、ヒ−トシ−ル性等にも欠け、例えば、積層材を使用し、これを製袋して包装用袋等を製造したとしても、ヒ−トシ−ル製等に欠けて、その密閉性等に劣り、また、その開口部を容易に開封することができる易開封性等にも劣るという問題点があり、種々の物品を充填包装するに適する有用な包装用袋を製袋することは極めて困難である。
上記で提案されているフィルムないしシ−トあるいは積層材等は、いずれも、未だ、十分に満足し得ると言うものではないというのが実状である。
そこで本発明は、強度、柔軟性、耐衝撃性、透明性等に優れていると共にヒ−トシ−ル性等を有し、密閉性に優れている共に易開封性を有し、更に、生分解性を備え、廃棄処理適性に優れ、環境負荷の軽減を実現し得る極めて有用なヒ−トシ−ル性フィルムを提供することである。
また、本発明に係る多層積層フィルムは、まず、中間層を、ポリ乳酸樹脂と軟質可塑剤との混合物で構成することから、その軟質可塑剤により、ポリ乳酸樹脂に柔軟性等を付与し、ポリ乳酸樹脂が、本来的に有している透明性、美麗性等を保持すると共に極めて良好なヒ−トシ−ル特性をも有し、更に、その耐衝撃性等が向上され、また、表面層および裏面層を、ポリ乳酸樹脂とポリブチレンサクシネ−トとを主材とするものであり、これにより、表面層と裏面層とを比較的に硬くし、かつ、いわゆる、腰を持たせるように構成することができ、これにより、強度、柔軟性、耐衝撃性、透明性、その他等の諸物性に優れ、例えば、ヒ−トシ−ル時に、樹脂の逃げ、流れ等を抑えられるという利点を有するものであり、更に、凝集破壊の機能が維持され、かつ、凝集破壊によって剥離する際に、糸引等の現象等を抑えることができるという利点を有するものである。
而して、本発明に係る多層積層フィルムは、ヒ−トシ−ル材として、ヒ−トシ−ル性に優れ、その密封性を十分に満足し得るものであって、内容物の品質の保護、保存期間の延長、その他等の要請を充足し得るものであり、各種のプラスチック成形容器用蓋材、包装用袋等に適用することができるものである。
更に、本発明に係る多層積層フィルムは、生分解性を備え、自然環境中で分解性を有するという利点を備えているものである。
まず、図1は、本発明に係る多層積層フィルムについてその層構成の一例を示す概略的断面図であり、図2および図3は、図1に示す本発明に係る多層積層フィルムを使用して製造した本発明に係る積層材についてその層構成の一二例を示す概略的断面図であり、図4は、図2に示す本発明に係る積層材を使用し、これを製袋して製造した本発明に係る包装用袋についてその構成の一例を示す概略的斜視図であり、図5は、図4に示す本発明に係る包装用袋を使用し、その中に物品を充填包装して製造した本発明に係る包装製品についてその構成の一例を示す概略的斜視図である。
なお、本発明に係る多層積層フィルムにおいては、中間層、表面層および裏面層等の他に、例えば、その各層の密接着性を強固にするために、更に、他の樹脂組成物を使用し、5層ないしそれ以上の積層構成とすることも可能なものである。
なお、上記の図2、図3中、符号、1a、1、2a、2、3a、3、A等の意味は、前述の図1中の符号のそれらと同じ意味を表す。
上記の例示は、本発明に係る多層積層フィルムを使用して製造する本発明に係る積層材についてその一二例を例示したものであり、本発明は、これに限定されるものではないものである。
なお、上記において、少なくとも、基材シ−ト、バリア性基材、本発明に係る多層積層フィルム等を積層する積層法としては、例えば、ラミネ−ト用接着剤等によるラミネ−ト用接着剤層を設け、次いで、該ラミネ−ト用接着剤層を介して積層するドライラミネ−ト積層方式、あるいは、アンカ−コ−ト剤等による接着助剤層、溶融押出樹脂層等を設け、次いで、該アンカ−コ−ト剤等による接着助剤層、溶融押出樹脂層等を介して積層する溶融押出積層方式等により行うことができる。
而して、本発明においては、図5に示すように、上記で製造した三方シ−ル型の袋状容器本体からなる本発明に係る包装用袋Cを使用し、その開口部32から、例えば、飲食品、その他等の物品33を充填し、しかる後、上方の開口部32をヒ−トシ−ルして上方のシ−ル部34等を形成して密封することにより、本発明に係る包装用袋Cを使用して製造した本発明に係る包装製品Dを製造することができる。
上記の例示は、本発明に係る包装用袋、包装製品についてその一例を例示したものであり、本発明は、これによって限定されるものではなく、例えば、包装用袋の形態としては、図示しないが、例えば、その目的、用途等により、二方ないし四方シ−ル型、自立性型、ガゼット型、角底型、その他等の種々の形態からなる袋状容器本体を製造することができることは言うまでもないことである。
なお、本発明においては、上記の図3に示す積層材を使用し、上記と同様にして、上記と同様に、本発明に係る包装用袋、包装製品等を製造し得ることができるものである。
而して、上記のポリ乳酸樹脂としては、具体的には、例えば、メルトフロ−レイト(MFR)が、1.0〜20.0g/10分位、好ましくは、1.5〜12.0g/10分(190℃、2.16kg)位の範囲内で、密度が、約1.10〜1.30g/cm3 位、融点が、150〜170℃位の範囲内、更に、非晶タイプにおいては、Tg=50〜70℃の範囲内にあるポリ乳酸樹脂を使用することができる。
なお、本発明において、上記のポリ乳酸樹脂としては、基本的には、比較的に軟質性を有し、熱により溶融し、ヒ−トシ−ル性を有し、更に、溶融張力および延伸性等に優れ、後述する共押出成形適性を有する生分解性樹脂としてのポリ乳酸樹脂を使用することが好ましいものである。
なお、本発明において、メルトフロ−レイト(MFR)とは、JIS K6921(190℃)に準拠した手法から測定したものであり、また、密度は、JIS K7112に準拠した手法から測定したものである。
以下、同様である。
上記の貯蔵弾性率E’からその温度帯でのヤング率、また変化から軟化温度や架橋密度、流動開始温度が判明し、tanδのピ−ク温度からガラス転移温度、および側鎖の絡み合い状態、その形から相溶性、配向結晶化の程度等を読み取ることができる。
上記範囲は、中間層へポリ乳酸樹脂を構成した多層積層フィルムが包装用容器の材料として使用される場合に、耐衝撃性や柔軟性、強度を発現し得る数値である。
而して、上記において、D体乳酸比率が6%を超えると、アジピン酸エステル等の可塑剤を添加した際に結晶化比率が極端に低下し必要強度を満たさなくなる可能性がある。
また、Tanδのピ−クトップ温度が、25℃未満であると、コシ(剛性)が低下し包装用袋としての強度、スタンディング性、ハンドリング適性が低下してしまうため好ましくなく、更に、Tanδのピ−クトップ温度が、55℃を超えると、コシ(剛性)が高すぎて包装用袋としての耐衝撃性、柔軟性等が低下してしまうため好ましくない。
なお、上記のTanδ、貯蔵弾性率E’は、「固体粘弾性アナライザ−RSAIII」にて測定した値である。
それは、結晶化比率を低下させることで柔軟性、および透明性を付与し、且つ融点低下を同時に発現させることでシ−ラントフィルムとしての適性を高めることによる。
而して、上記において、D体乳酸比率が10%未満であると、コシ(剛性)が高くなり、耐衝撃性、柔軟性が低下し、また、D体乳酸比率が20%をこえると、コシ(剛性)が低下し、包装用袋としての強度、スタンディング性、ハンドリング適性が低下してしまうため好ましくないものである。
具体的には、上記のポリ乳酸樹脂として、ポリ乳酸樹脂とこれを改質する軟質可塑剤とを、前者50〜99.9重量部、後者0.1〜50重量部、好ましくは、前者70〜95重量部、後者5〜30重量部の配合割合で混練してなるポリ乳酸樹脂と軟質可塑剤との混合樹脂を使用することができるものである。
上記の柔軟化改質剤等としては、具体的には、例えば、ポリ乳酸樹脂以外の他の脂肪族ポリエステル樹脂、ポリ乳酸樹脂用可塑剤、または、ポリエステル系熱可塑性エラストマ−等の1種ないし2種以上を使用することができる。
上記において、軟質可塑剤が、0.1重量部、更には、5重量部未満であると、耐衝撃性、柔軟性が低下してしまうという理由から好ましくなく、また、軟質可塑剤が、50重量部、更には、30重量部を超えると、包装用袋としての強度、スタンディング性、ハンドリング性が低下すると云う理由から好ましくないものである。
而して、本発明において、上記のような脂肪族ポリエステル樹脂は、主として、上記のポリ乳酸樹脂の軟質可塑剤として添加するものであり、そして、そのような脂肪族ポリエステル樹脂の中でも、特に、ポリブチレンサクシネ−トを使用することが好ましいものである。
なお、上記のポリブチレンサクシネ−トとしては、例えば、メルトフロ−レイト(MFR)が、1.0〜30.0g/10分位、好ましくは、3.0〜20.0 g/10分(190℃、2.16kg)位の範囲内で、 密度が、約1.20〜1.30g/cm3 位、融点が、80〜120℃位の範囲内にあるポリブチレンサクシネ−トを使用することができる。
而して、上記のポリブチレンサクシネ−トとしては、具体的には、1.4−ブタンジオ−ルとコハク酸とを使用し、それらを主成分とし、直接脱水重縮合させてなる脂肪族ポリエステル系樹脂からなり、軟質性の、ポリオレフィン系樹脂と類似物性を有する生分解性ポリエステルを使用することができる。
なお、本発明においては、上記の脂肪族ジカルボン酸単位としては、その一部ないし全部を芳香族ジカルボン酸単位で変性することもできるものである。
なお、本発明において、ポリブチレンサクシネ−ト等の軟質可塑剤を0.1重量%未満の添加量では、その効果が認められず、また、50重量%以上添加すると、製膜化適性等に劣ることから好ましくないものである。
また、本発明において、上記の生分解性樹脂層は、後述する包装用材料としての積層材を構成し、これを使用して製袋する際に、例えば、生分解性樹脂層を構成する生分解性樹脂が熱の作用により溶融し相互に融着してシ−ル部を形成するヒ−トシ−ル性素材として作用するものである。
而して、上記のアジピン酸エステルとしては、例えば、アジピン酸と高級アルコ−ルとのジエステル化物からなる可塑剤等を使用することができる。
具体的には、大八化学工業株式会社製のアジピン酸エステルからなるポリ乳酸樹脂用可塑剤(商品名、DAIFATTY−101)等を使用することができる。
具体的には、東レ・デュポン株式会社製の商品名、ハイレトルト4057等のポリエステル系エラストマ−等を使用することができる。
而して、上記のポリブチレンサクシネ−トとしては、具体的には、1.4−ブタンジオ−ルとコハク酸とを使用し、それらを主成分とし、直接脱水重縮合させてなる脂肪族ポリエステル系樹脂からなり、軟質性の、ポリオレフィン系樹脂と類似物性を有する生分解性ポリエステルを使用することができる。
なお、本発明において、メルトフロ−レイト(MFR)とは、JIS K6921(190℃)に準拠した手法から測定したものであり、また、密度は、JIS K7112に準拠した手法から測定したものであり、更に、融点及びガラス転移点は、示差走査熱量計(DSC)に準拠した手法から測定したものである。
以下、同様である。
なお、本発明において、ポリブチレンサクシネ−ト等を0.1重量部、更には、5重量部未満の添加量では、その効果が認められず、また、40重量%、更には、35重量部を超えて添加すると、製膜化適性等に劣ることから好ましくないものである。
また、本発明において、上記の生分解性樹脂層は、後述する包装用材料としての積層材を構成し、これを使用して製袋する際に、例えば、生分解性樹脂層を構成する生分解性樹脂が熱の作用により溶融し相互に融着してシ−ル部を形成するヒ−トシ−ル性素材として作用するものである。
而して゛上記の接着剤層を形成する樹脂としては、比較的に軟質性を有し、熱により溶融し、上記のポリ乳酸樹脂等と相互に相溶性、親和性、類似物性等を有し、溶融張力および延伸性等に優れ、後述する共押出成形適性を有するポリオレフィン系樹脂、具体的には、ポリエチレン系樹脂を使用することができる。
なお、本発明においては、上記のような滑剤の中でも、特に、エルカ酸アミドやエチレンビスオレイルアミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド等は、それ自身が滑性をもち、極めて有効な材料である。
上記の滑剤の添加量としては、樹脂成分に対し0.08重量%〜10.0重量%位の割合で添加することが好ましいものである。
その添加量としては、樹脂成分に対し0.01〜3重量%位が好ましい。
上記の例示は、本発明に係る多層積層フィルムの製造法についてその一例を例示したものであり、本発明は、これに限定されるものではないものである。
なお、本発明においては、本発明に係る多層積層フィルムとしては、その使用目的、用途等によって、他の材料を使用し、これを任意に共押出積層して、種々の形態からなる共押出多層積層樹脂フィルムを設計して製造することができるものである。
而して、本発明に係る多層積層フィルムにおいて、該多層積層フィルムを構成する各層の膜厚としては、まず、中間層としては、膜厚5μm〜100μm位、好ましくは、10μm〜70μm位、また、表面層および裏面層としては、それぞれ、膜厚5μm〜50μm位、好ましくは、10μm〜40μm位の範囲からなることが好ましいものである。
上記において、本発明に係る多層積層フィルムを構成する各層の膜厚として、まず、中間層の膜厚として、膜厚5μm、更には、10μm未満であると、製膜安定性の観点から好ましくなく、また、膜厚100μm、更には、70μmを越えると、製膜安定性を有するが、材料コスト、減量化、環境問題に反すること(オ−バ−スペック)等の理由から好ましくないものである。
また、表面層および裏面層の膜厚として、膜厚5μm、更には、10μm未満であると、その機能が喪失して好ましくなく、また、膜厚50μm、更には、40μmを越えると、製膜安定性を有するが、材料コスト、減量化、環境問題に反すること(オ−バ−スペック)等の理由から好ましくないものである。
而して、本発明に係る多層積層フィルムは、これと、他の基材シ−ト、紙基材、他の酸素ガスあるいは水蒸気等の透過を阻止するバリア性基材、セロハン、織布ないし不織布、ガラス板、その他等の種々の基材シ−トの1種ないし2種以上と任意に積層して、種々の形態からなる積層材を製造し、而して、該積層材を製袋して、種々の形態からなる包装用袋等を構成する包装用材料、蓋材を構成する包装用材料、その他等の用途に適用し得るものである。
特に、本発明に係る多層積層フィルムは、ヒ−トシ−ル材として、ヒ−トシ−ル性に優れ、その密封性を十分に満足し得るものであって、内容物の品質の保護、保存期間の延長、その他等の要請を充足し得るものであり、各種のプラスチック成形容器用蓋材あるいは包装用袋等に適用することができるものである。
而して、本発明においては、上記のような積層材を、例えば、包装用袋を製造する包装用材料、あるいは,蓋材を製造する包装用材料、その他等として使用するものである。
具体的には、例えば、上記の基材シ−トとしては、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素系樹脂、生分解性樹脂、その他等の各種の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。
而して、上記の樹脂のフィルムないしシ−トとしては、未延伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれのものでも使用することができる。
また、本発明において、その樹脂のフィルムないしシ−トの厚さとしては、強度、耐突き刺し性、剛性、その他等について必要最低限に保持され得る厚さであればよく、厚すぎると、コストを上昇するとい欠点もあり、逆に、薄すぎると、強度、耐突き刺し性、剛性、その他等が低下して好ましくないものである。
本発明においては、上記のような理由から、約10μmないし100μm位、好ましくは、約12μmないし50μm位が最も望ましい。
而して、本発明においては、上記のような樹脂のフィルムないしシ−トの中でも、特に、厚さ9μm〜30μm位の二軸延伸ポリエステル系樹脂、二軸延伸ポリアミド系樹脂、または、二軸延伸ポリプロピレン系樹脂のフィルムを使用することが好ましいものである。
上記において、紙層を構成する紙基材としては、坪量約80〜600g/m2 位のもの、好ましくは、坪量約100〜450g/m2 位のものを使用することが望ましい。
勿論、本発明においては、紙層を構成する紙基材と、上記に挙げた基材フィルムとしての各種の樹脂のフィルムないしシ−ト等を併用して使用することができる。
具体的には、例えば、バリア−性を有する酸化珪素、酸化アルミニュウム等の無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂のフィルム、水蒸気、水等のバリア−性を有する低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等の樹脂のフィルムないしシ−ト、ガスバリア−性を有するポリビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ナイロンMXD6等の樹脂のフィルムないしシ−ト、樹脂に顔料等の着色剤を、その他、所望の添加剤を加えて混練してフィルム化してなる遮光性を有する各種の着色樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用することができる。
これらの材料は、一種ないしそれ以上を組み合わせて使用することができる。 上記のフィルムないしシ−トの厚さとしては、任意であるが、通常、5μmないし300μm位、更には、10μmないし100μm位が望ましい。
また、上記の蒸着膜を支持する樹脂のフィルムとしては、例えば、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカ−ボネ−トフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコ−ルフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、その他等を使用することができる。
更に、本発明においては、無機酸化物としては、一酸化ケイ素と二酸化ケイ素との混合物、あるいはケイ素酸化物と酸化アルミニウムとの混合物であってもよい。
而して、本発明において、無機酸化物の薄膜層を形成する方法としては、イオンビ−ム法、電子ビ−ム法等の真空蒸着法、スパッタリング法等によって蒸着膜を構成することによって形成することができる。
上記において、無機酸化物の薄膜層の厚さとしては、十分なバリア−性を得るために、通常、50Å〜2000Å位であることが好ましく、特に、本発明においては、100Å〜1500Å位が望ましい。
上記において、無機酸化物の薄膜層の厚さが、1500Åを超えると、特に、2000Åを超えると、無機酸化物の薄膜層にクラック等が入りやすくなり、それによりバリア−性が低下するという危険性があると共に、材料コストが高くなるという問題点であるので好ましくはなく、また、50Å未満、特に、100Å未満では、その効果が認められることが困難であり、好ましくない。
具体的には、例えば、ポリアクリル系樹脂、ポリメタクリル系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリメタクリロニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリエチレンテレフタレ−ト系樹脂若しくはそのエチレン成分および/またはテレフタレ−ト成分の一部を他のジまたはたその以上の多価アルコ−ル成分またはジカルボン酸成分で共重合ないし変性した樹脂あるいはポリエチレンナフタレ−ト系樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、その他等の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができる。
而して、本発明においては、上記の樹脂のフィルムないしシ−トの中でも、保香性を有すると共に酸素ガスあるいは水蒸気等に対するバリア性を有する樹脂のフィルムないしシ−トを使用することが望ましく、具体的には、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、ポリアミド系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、または、ポリエステル系樹脂等からなる保香性、バリア性等に富む樹脂のフィルムないしシ−トを使用することが望ましいものである。
具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸またはメタクリル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリアセタ− ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公知の樹脂のフィルムないしシ−トから任意に選択して使用することができる。
その他、例えば、セロハン等のフィルム、合成紙等も使用することができる。
本発明において、上記のフィルムないしシ−トは、未延伸、一軸ないし二軸方向に延伸されたもの等のいずれのものでも使用することができる。
また、その厚さは、任意であるが、数μmから300μm位の範囲から選択して使用することができる。
更に、本発明においては、フィルムないしシ−トとしては、押し出し成膜、インフレ−ション成膜、コ−ティング膜等のいずれの性状の膜でもよい。
而して、本発明において、上記の印刷模様層としては、例えば、上記の基材シ−トの上に、例えば、文字、図形、記号、絵柄、その他等からなる所望の印刷模様を印刷して、印刷模様層を形成することができるものである。
而して、上記の印刷模様層としては、具体的には、まず、樹脂等の1種ないし2種以上からなるインキ用ビヒクルを主成分とし、これに、必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤、その他等の添加剤の1種ないし2種以上を任意に添加し、更に、染料・顔料等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等で充分に混練してインキ組成物を調整し、次いで、該インキ組成物を使用し、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、スクリ−ン印刷、転写印刷、フレキソ印刷、その他等の印刷方式を使用し、上記の基材フィルムの上に、文字、図形、記号、絵柄、その他等からなる所望の印刷模様を印刷して、本発明にかかる印刷模様層を形成することができるものである。
上記の接着剤の組成系は、水性型、溶液型、エマルジョン型、分散型等のいずれの組成物形態でもよく、また、その性状は、フィルム・シ−ト状、粉末状、固形状等のいずれの形態でもよく、更に、接着機構については、化学反応型、溶剤揮発型、熱溶融型、熱圧型等のいずれの形態でもよいものである。
而して、上記の接着剤は、例えば、ロ−ルコ−ト法、グラビアロ−ルコ−ト法、キスコ−ト法、その他等のコ−ト法、あるいは、印刷法等によって施すことができ、そのコ−ティング量としては、0.1〜10g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
上記のアンカ−コ−ト剤は、例えば、ロ−ルコ−ト、グラビアロ−ルコ−ト、キスコ−ト、その他等のコ−ティング法を用いてコ−ティングすることができ、そのコ−ティング量としては、0.1〜5g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
なお、上記の押出ラミネ−ト積層法において、より強固な接着強度を得るために、例えば、上記のアンカ−コ−ト剤等のアンカ−コ−ト剤層を介して、積層することができる。
なお、本発明においては、例えば、ロ−ルコ−ト、グラビアロ−ルコ−ト、キスコ−ト、その他等のコ−ティング法を用いてコ−ティングしてプライマ−コ−ト剤層を形成することができ、而して、そのコ−ティング量としては、0.1〜10g/m2 (乾燥状態)位が望ましい。
また、本発明においては、上記の積層を行う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理等の前処理をフィルムに施すことがでる。
而して、その製袋方法としては、上記の積層材を、その内層の面を対向させて折り曲げるか、あるいはその二枚を重ね合わせ、更にその外周の周辺端部を、例えば、側面シ−ル型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、その他等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、本発明に係る種々の形態の包装用袋を製造することができる。
その他、例えば、自立性包装袋(スタンディングパウチ)等も製造することが可能であり、更に、本発明においては、上記の積層材を使用してチュ−ブ容器等も製造することができる。
上記において、ヒ−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。
なお、本発明においては、上記のような包装用袋には、例えば、ワンピ−スタイプ、ツウ−ピ−スタイプ、その他等の注出口、あるいは開閉用ジッパ−等を任意に取り付けることができる。
而して、本発明において、本発明に係る蓋材を使用し、これで密封する各種のプラスチック成形容器としては、例えば、成形樹脂として、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、エチレン−プロピレン共重合体、ポリアクリル系あるいはポリメチルメタクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、ポリアクリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS系樹脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、フッ素系樹脂、ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ニトロセルロ−ス、生分解性樹脂、その他等の成形樹脂を使用し、例えば、押出成形、射出成形、ブロ−成形、発泡成形、真空・圧空等の熱成形、注型成形、圧縮成形、その他等の成形加工法を用いて成形した各種のプラスチック成形容器を使用することができる。
この場合には、プラスチック成形容器自体が、生分解性樹脂からなり、それ自身生分解性を備え、自然環境中に廃棄されても、微生物等により分解され、自然環境を保全し得るものである。
なお、本発明において、蓋材とプラスチック成形容器とのヒ−トシ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。
また、本発明において、プラスチック成形容器内に充填包装する内容物としては、例えば、種々の飲食品、接着剤、粘着剤等の化学品、化粧品、洗剤、医薬品、ケミカルカイロ等の雑貨品、その他等の種々の物品を充填包装することができる。
而して、本発明においては、特に、例えば、醤油、ソ−ス、ス−プ等を充填包装する自立性袋、生菓子等を充填包装する自立性袋、冷凍食品を充填包装する包装用袋、あるいは、ボイルあるいはレトルト食品等を充填包装する自立性袋等の液体飲食物あるいは水分等を含む飲食物等を充填包装する自立性袋として有用なものである。
本発明においては、例えば、上記で製造した自立性袋の開口部から、例えば、飲食品、その他等の内容物を充填し、次いで、上方の開口部をヒ−トシ−ルして上方のシ−ル部等を形成し、更に、必要に応じて、例えば、ボイル処理、レトルト処理等を施して、種々の形態からなる包装製品を製造することができるものである。
また、本発明においては、特に、産業材料としての感光性材料、例えば、フィルム、感光剤、その他等の物品を充填包装する自立性袋として有用なものである。
更に、本発明に係る多層積層フィルムは、ヒ−トシ−ル材として、ヒ−トシ−ル性に優れ、その密封性を十分に満足し得るものであって、内容物の品質の保護、保存期間の延長、その他等の要請を充足し得るものである。
次に、本発明について実施例を挙げて更に具体的に説明する。
(イ).第一層を構成する樹脂組成物
ポリ乳酸樹脂(PLA)(三井化学株式会社製、商品名、レイシア H−280:密度=1.26g/cm3 、Tg=56℃)80.0重量部と、ポリブチレンサクシネ−ト(三菱化学株式会社製、商品名、GS P1a AZ9IT:密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=4.5g/10分、融点110℃)20.0重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).第二層を構成する樹脂組成物
ポリ乳酸樹脂(PLA)(三井化学株式会社製、商品名、レイシア H−400:密度=1.26g/cm3 、融点=166℃、Tg=56℃))80.0重量部と、アジピン酸エステル(大八化学工業株式会社製、商品名、DAIFATTY−101:密度=1.10g/cm3 、分子量=338、粘度=19mPa・s)20.0重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).第三層を構成する樹脂組成物
上記の(イ)で調整した樹脂組成物を同様に使用した。
(2).次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、2種3層の上吹き空冷インフレ−ション共押出製膜機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を15μm、(ロ)の樹脂組成物による層を20μm、および、(ハ)の樹脂組成物による層を15μmにそれぞれ共押出して製膜化して、2種3層の総厚50μmの共押出インフレ−ションフィルムからなる本発明に係る多層積層フィルムを製造した。
上記で製造した多層積層フィルムは、透明性が高く、かつ、140℃ヒ−トシ−ルにおける強度も十分で、柔軟性があり、実用物性にも優れていた。
(3).次に、厚さ20μmのポリ2軸延伸ポリプロピレンフィルムのコロナ処理面に、所望の印刷模様を形成した後、該印刷模様を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤(主剤:ポリエステルポリオ−ル、硬化剤:脂肪族イソシアネ−ト)をグラビアロ−ルコ−ト法を用いてコ−ティングし、厚さ3.0g/m2 (ドライ)のラミネ−ト用接着剤層を形成し、しかる後、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、上記で製造した多層積層フィルムを使用し、その厚さ15μmの(イ)の樹脂組成物による樹脂層からなる表面層の面にコロナ放電処理を施した後、そのコロナ処理面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして、本発明に係る積層材を製造した。
(4).次いで、上記で製造した積層材を使用し、それから100mm×150mmからなる前板、後板、および、100mm×50mmの端部に切り欠き部を形成した逆V字型の底板を切り出し、まず、前板と後板とを、その150mm辺の2方をインパルスシ−ラ−からシ−ルし、次いで、底板を、片側開封部へインパルスシ−ラ−からシ−ルして、自立型遮光包装容器としての本発明に係る自立性袋(スタンディングパウチ)を製造した。
上記で製造した自立性袋内に、その開口部からスナック菓子を充填包装し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして上方シ−ル部を形成して、本発明に係る自立性袋を使用した包装製品を製造した。
上記で製造した包装製品は、内容物の漏れ、破れ等は認められなかった。
更に、包装製品を1mからの落下テストを3回行ったところ、破れ、漏れ等は認められなかった。
(イ).第一層を構成する樹脂組成物
ポリ乳酸樹脂(PLA)(三井化学株式会社製、商品名、レイシア H−280:密度=1.26g/cm3 、Tg=56℃)80.0重量部と、ポリブチレンサクシネ−ト(三菱化学株式会社製、商品名、GS P1a AZ9IT:密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=4.5g/10分、融点110℃)20.0重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).第二層を構成する樹脂組成物
ポリ乳酸樹脂(PLA)(三井化学株式会社製、商品名、レイシア H−400:密度=1.26g/cm3 、融点=166℃、Tg=56℃))80.0重量部と、アジピン酸エステル(大八化学工業株式会社製、商品名、DAIFATTY−101:密度=1.10g/cm3 、分子量=338、粘度=19mPa・s)20.0重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).第三層を構成する樹脂組成物
上記の(イ)で調整した樹脂組成物を同様に使用した。
(2).次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、2種3層の上吹き空冷インフレ−ション共押出製膜機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を10μm、(ロ)の樹脂組成物による層を30μm、および、(ハ)の樹脂組成物による層を10μmにそれぞれ共押出して製膜化して、2種3層の総厚50μmの共押出インフレ−ションフィルムからなる本発明に係る多層積層フィルムを製造した。
上記で製造した多層積層フィルムは、透明性が高く、かつ、140℃ヒ−トシ−ルにおける強度も十分で、柔軟性があり、実用物性にも優れていた。
(3).次に、厚さ12μmのポリ2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムのコロナ処理面に、所望の印刷模様を形成した後、該印刷模様を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤(主剤:ポリエステルポリオ−ル、硬化剤:脂肪族イソシアネ−ト)をグラビアロ−ルコ−ト法を用いてコ−ティングし、厚さ3.0g/m2 (ドライ)のラミネ−ト用接着剤層を形成し、しかる後、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、上記で製造した多層積層フィルムを使用し、その厚さ15μmの(イ)の樹脂組成物による樹脂層からなる表面層の面にコロナ放電処理を施した後、そのコロナ処理面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして、本発明に係る積層材を製造した。
(4).次いで、上記で製造した積層材を使用し、それから100mm×150mmからなる前板、後板、および、100mm×50mmの端部に切り欠き部を形成した逆V字型の底板を切り出し、まず、前板と後板とを、その150mm辺の2方をインパルスシ−ラ−からシ−ルし、次いで、底板を、片側開封部へインパルスシ−ラ−からシ−ルして、自立型遮光包装容器としての本発明に係る自立性袋(スタンディングパウチ)を製造した。
上記で製造した自立性袋内に、その開口部からスナック菓子を充填包装し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして上方シ−ル部を形成して、本発明に係る自立性袋を使用した包装製品を製造した。
上記で製造した包装製品は、内容物の漏れ、破れ等は認められなかった。
更に、包装製品を1mからの落下テストを3回行ったところ、破れ、漏れ等は認められなかった。
(イ).第一層を構成する樹脂組成物
ポリ乳酸樹脂(PLA)(三井化学株式会社製、商品名、レイシア H−280:密度=1.26g/cm3 、Tg=56℃)70.0重量部と、ポリブチレンサクシネ−ト(三菱化学株式会社製、商品名、GS P1a AZ9IT:密度=1.26g/cm3 、メルトフロ−レイト(MFR)=4.5g/10分、融点110℃)30.0重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ロ).第二層を構成する樹脂組成物
ポリ乳酸樹脂(PLA)(三井化学株式会社製、商品名、レイシア H−400:密度=1.26g/cm3 、融点=166℃、Tg=56℃))90.0重量部と、アジピン酸エステル(大八化学工業株式会社製、商品名、DAIFATTY−101:密度=1.10g/cm3 、分子量=338、粘度=19mPa・s)10.0重量部とを充分に混練して樹脂組成物を調製した。
(ハ).第三層を構成する樹脂組成物
上記の(イ)で調整した樹脂組成物を同様に使用した。
(2).次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、2種3層の上吹き空冷インフレ−ション共押出製膜機を用いて、(イ)の樹脂組成物による層を15μm、(ロ)の樹脂組成物による層を20μm、および、(ハ)の樹脂組成物による層を15μmにそれぞれ共押出して製膜化して、2種3層の総厚50μmの共押出インフレ−ションフィルムからなる本発明に係る多層積層フィルムを製造した。
上記で製造した多層積層フィルムは、透明性が高く、かつ、140℃ヒ−トシ−ルにおける強度も十分で、柔軟性があり、実用物性にも優れていた。
(3).次に、厚さ12μmのポリ2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルムのコロナ処理面に、所望の印刷模様を形成した後、該印刷模様を含む全面に、2液硬化型のポリウレタン系ラミネ−ト用接着剤(主剤:ポリエステルポリオ−ル、硬化剤:脂肪族イソシアネ−ト)をグラビアロ−ルコ−ト法を用いてコ−ティングし、厚さ3.0g/m2 (ドライ)のラミネ−ト用接着剤層を形成し、しかる後、該ラミネ−ト用接着剤層の面に、上記で製造した多層積層フィルムを使用し、その厚さ15μmの(イ)の樹脂組成物による樹脂層からなる表面層の面にコロナ放電処理を施した後、そのコロナ処理面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その両者をドライラミネ−トして、本発明に係る積層材を製造した。
(4).次いで、上記で製造した積層材を使用し、それから100mm×150mmからなる前板、後板、および、100mm×50mmの端部に切り欠き部を形成した逆V字型の底板を切り出し、まず、前板と後板とを、その150mm辺の2方をインパルスシ−ラ−からシ−ルし、次いで、底板を、片側開封部へインパルスシ−ラ−からシ−ルして、自立型遮光包装容器としての本発明に係る自立性袋(スタンディングパウチ)を製造した。
上記で製造した自立性袋内に、その開口部からスナック菓子を充填包装し、しかる後、その開口部をヒ−トシ−ルして上方シ−ル部を形成して、本発明に係る自立性袋を使用した包装製品を製造した。
上記で製造した包装製品は、内容物の漏れ、破れ等は認められなかった。
更に、包装製品を1mからの落下テストを3回行ったところ、破れ、漏れ等は認められなかった。
ポリ乳酸樹脂(PLA)(三井化学株式会社製、商品名、レイシア H−280:密度=1.26g/cm3 、Tg=56℃)100.0重量部を充分に混練して樹脂組成物を調製した。
次に、上記で調製した樹脂組成物を使用し、これらを、単層の上吹き空冷インフレ−ション押出製膜機を用いて押出して製膜化して、厚さ50μmの押出インフレ−ションフィルムを製造した。
上記で製造した押出インフレ−ションフィルムは、透明性が高いが、140℃ヒ−トシ−ルにおける強度が低く、更に、柔軟性に欠け、実用的ではなかった。
上記の実施例1〜3に係る多層積層フィルムおよび比較例1に係る押出インフレ−ションフィルムについて、(1)、膜厚、(2).シ−ル強度、(3).透明性、(4).Tanσを測定して評価した。
(1).膜厚の測定
これは、ソニ−株式会社製、μ・メ−タ−から測定した。
(2).シ−ル強度の測定
これは、140℃、1Kg/cm2 、1秒の条件下で、各実施例1〜3に係る多層積層フィルムおよび比較例1に係る押出インフレ−ションフィルムを熱シ−ルし、次いで、15mm幅に切り出して強度を測定した。
測定条件は、引っ張り速度300mm/minにて行った。
(3).透明性の測定
これは、スガ試験機株式会社製、機種名、ヘ−ズメ−タ(SM−C)を使用して全光線における透過率を測定して評価した。
(4).Tanσの測定
これは、中間層を構成する樹脂層(比較例のみ全体)を形成する樹脂層のTanσ=E”/E’を測定して評価した。
なお、tanσ、貯蔵弾性率E’、E”は、「固体粘弾性アナライザ−RSAIII」で測定した。
上記の測定結果を下記の表1に示す。
┌────┬────┬────────┬─────┬─────────┐ │ │ 膜厚 │ シ−ル強度 │ 透明性 │ 中間Tanσ │ │ ├────┼────────┼─────┼─────────┤ │ │〔μm〕│[N/15mm]│ [%] │ [℃] │ ├────┼────┼────────┼─────┼─────────┤ │実施例1│ 50 │ 21 │ 7.6 │ 39 │ ├────┼────┼────────┼─────┼─────────┤ │実施例2│ 50 │ 19 │ 8.4 │ 39 │ ├────┼────┼────────┼─────┼─────────┤ │実施例3│ 50 │ 24 │ 9.0 │ 51 │ ├────┼────┼────────┼─────┼─────────┤ │比較例1│ 50 │ 6 │ 1.5 │ 66 │ └────┴────┴────────┴─────┴─────────┘
B、B1 積層材
C 包装用袋
D 包装製品
1a、1 中間層
2a、2 表面層
3a、3 裏面層
11 基材フィルム
12 印刷模様層
31 シ−ル部
32 開口部
33 内容物
34 上方シ−ル部
Claims (13)
- ポリ乳酸樹脂とこれを改質する軟質可塑剤とを、前者50〜99.9重量部、後者0.1〜50重量部の配合割合で混練してなる混合樹脂を主成分とする樹脂組成物と、
ポリ乳酸樹脂とポリブチレンサクシネ−トとを、前者60〜99.9重量部、後者0.1〜40重量部の配合割合で混練してなる混合樹脂を主成分とする樹脂組成物とを調製し、そして、上記の2種類の樹脂組成物を使用し、これらを共押出成形して、
上記のポリ乳酸樹脂とこれを改質する軟質可塑剤とを、前者50〜99.9重量部、後者0.1〜50重量部の配合割合で混練してなる混合樹脂を主成分とする樹脂組成物による生分解性樹脂層からなる中間層と、
該中間層の両面に、上記のポリ乳酸樹脂とポリブチレンサクシネ−トとを、前者60〜99.9重量部、後者0.1〜40重量部の配合割合で混練してなる混合樹脂を主成分とする樹脂組成物による生分解性樹脂層からなる表面層と裏面層をそれぞれ積層した2種3層の積層構成からなるヒ−トシ−ル材を構成すること
を特徴とする多層積層フィルム。 - ポリ乳酸樹脂が、密度、1.10〜1.30g/cm3 、融点、150℃〜170℃、メルトフロ−レイト(MFR)、1.0〜20.0g/10分からなることを特徴とする上記の請求項1に記載する多層積層フィルム。
- 中間層を形成するポリ乳酸樹脂が、D体乳酸比率6%以下で構成されるポリ乳酸樹脂からなり、かつ、Tanδが1.0以上となるピ−クトップ時の温度が、25℃〜55℃の範囲内であり、かつ、50℃における貯蔵弾性率E’が、1000MPa以下であることを特徴とする上記の請求項1〜2のいずれか1項に記載する多層積層フィルム。
- 表面層と裏面層とを形成するポリ乳酸樹脂が、D体乳酸比率10%〜20%の範囲内で構成されるポリ乳酸樹脂からなることを特徴とする上記の請求項1〜3のいずれか1項に記載する多層積層フィルム。
- 軟質可塑剤が、ポリ乳酸樹脂以外の他の脂肪族ポリエステル樹脂、ポリ乳酸樹脂用可塑剤、または、ポリエステル系熱可塑性エラストマ−からなることを特徴とする上記の請求項1〜4のいずれか1項に記載する多層積層フィルム。
- 他の脂肪族ポリエステル樹脂が、ポリブチレンサクシネ−ト樹脂、ポリブチレンアジペ−ト樹脂、ポリブチレンセバケ−ト、または、ポリブチレンサクシネ−トアジペ−ト樹脂の1種ないし2種以上からなることを特徴とする上記の請求項5に記載する多層積層フィルム。
- 他の脂肪族ポリエステル樹脂が、密度、1.20〜1.30g/cm3 、融点、80〜120℃、メルトフロ−レイト(MFR)、1.0〜30.0g/10分からなるポリブチレンサクシネ−ト樹脂からなることを特徴とする上記の請求項6に記載する多層積層フィルム。
- ポリ乳酸樹脂用可塑剤が、アジピン酸エステルからなることを特徴とする上記の請求項5に記載する多層積層フィルム。
- ポリエステル系熱可塑性エラストマ−が、高融点(Tm )のポリエステル部分をハ−ドセグメントとし、低融点(Tm )ないし低ガラス転移温度(Tg )のポリエ−テルまたはポリエステル部分ををソフトセグメントとするポリエステル系エラストマ−からなることを特徴とする上記の請求項5に記載する多層積層フィルム。
- ポリブチレンサクシネ−トが、密度、1.20〜1.30g/cm3 、融点、80〜120℃、メルトフロ−レイト(MFR)、1.0〜30.0g/10分からなるポリブチレンサクシネ−ト樹脂からなることを特徴とする上記の請求項1〜9のいずれか1項に記載する多層積層フィルム。
- 中間層が、膜厚5μm〜100μmからなることを特徴とする上記の請求項1〜10のいずれか1項に記載する多層積層フィルム。
- 表面層と裏面層とが、各々、膜厚5μm〜50μmからなることを特徴とする上記の請求項1〜11のいずれか1項に記載する多層積層フィルム。
- 多層積層フィルムが、曇度(ヘ−ズ値)10%以下であること特徴とする上記の請求項1〜12のいずれか1項に記載する多層積層フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007110006A JP5092521B2 (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 多層積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007110006A JP5092521B2 (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 多層積層フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008265118A JP2008265118A (ja) | 2008-11-06 |
JP5092521B2 true JP5092521B2 (ja) | 2012-12-05 |
Family
ID=40045327
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007110006A Expired - Fee Related JP5092521B2 (ja) | 2007-04-19 | 2007-04-19 | 多層積層フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5092521B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020176230A (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 生分解性接着剤及びシート |
US11260632B2 (en) | 2015-09-29 | 2022-03-01 | 3M Innovative Properties Company | Lactic acid polymer films |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2010084862A1 (ja) * | 2009-01-20 | 2012-07-19 | 三菱樹脂株式会社 | 積層フィルム |
EP2407305A4 (en) * | 2009-03-12 | 2014-01-08 | Toray Industries | MULTILAYER SHEET BASED ON POLYLACTIC ACID |
JP2012012038A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Dainippon Printing Co Ltd | ニンニク用包装体 |
JP6916729B2 (ja) * | 2017-12-25 | 2021-08-11 | 花王株式会社 | ポリ乳酸樹脂組成物積層シートの製造方法 |
CN108274861A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-07-13 | 江苏利特尔绿色包装股份有限公司 | 全生物降解多层挤出印刷膜 |
KR102509613B1 (ko) * | 2019-12-23 | 2023-03-14 | 주식회사 알앤에프케미칼 | 신장율이 우수한 생분해성 자기점착 보호필름 |
KR102509609B1 (ko) * | 2019-12-23 | 2023-03-14 | 주식회사 알앤에프케미칼 | 재활용이 가능한 친환경 자기점착 보호필름 |
WO2023248809A1 (ja) * | 2022-06-23 | 2023-12-28 | Dic株式会社 | 生分解性セキュリティーシールフィルム、蓋材及び包装材 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4846110B2 (ja) * | 2001-02-27 | 2011-12-28 | 三井化学株式会社 | 脂肪族ポリエステルフィルム |
JP2003094585A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-03 | Dainippon Ink & Chem Inc | ヒートシールフィルム |
JP2004051959A (ja) * | 2002-05-30 | 2004-02-19 | Toray Ind Inc | 脂肪族ポリエステルフィルムおよび積層体 |
JP4776236B2 (ja) * | 2005-01-14 | 2011-09-21 | 三井化学東セロ株式会社 | ポリ乳酸系延伸積層フィルム |
JP2007030350A (ja) * | 2005-07-27 | 2007-02-08 | Mitsubishi Plastics Ind Ltd | ピロー包装用ポリ乳酸系積層2軸延伸フィルム |
-
2007
- 2007-04-19 JP JP2007110006A patent/JP5092521B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11260632B2 (en) | 2015-09-29 | 2022-03-01 | 3M Innovative Properties Company | Lactic acid polymer films |
JP2020176230A (ja) * | 2019-04-22 | 2020-10-29 | 東洋インキScホールディングス株式会社 | 生分解性接着剤及びシート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008265118A (ja) | 2008-11-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5092521B2 (ja) | 多層積層フィルム | |
JP5092389B2 (ja) | バリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム | |
JP5632118B2 (ja) | バリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム | |
JP4994658B2 (ja) | イ−ジ−ピ−ルシ−ラント | |
JP5003222B2 (ja) | バリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム | |
JP2008150539A (ja) | 樹脂組成物、バリア性シーラントフィルム及びバリア性シーラントフィルムの製造方法 | |
JP6757771B2 (ja) | イージーピール性シーラントフィルムおよび包装体 | |
JP2008221733A (ja) | バリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム | |
JP4857809B2 (ja) | 包装体 | |
JP4923590B2 (ja) | イ−ジ−ピ−ルシ−ラント | |
JP4522655B2 (ja) | 積層材およびそれを使用した包装用袋 | |
JP2005231041A (ja) | 多層積層フィルム | |
JP2009039979A (ja) | 多層積層フィルム | |
JP2005199514A (ja) | 多層積層樹脂フィルムおよびそれを使用した積層材 | |
JP2007320060A (ja) | イ−ジ−ピ−ルシ−ラント | |
JP5224645B2 (ja) | イ−ジ−ピ−ルシ−ラント | |
JP5212685B2 (ja) | 多層積層フィルム | |
JP2007090699A (ja) | 多層積層フィルム | |
JP2008155438A (ja) | バリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム | |
JP5374826B2 (ja) | 多層積層フィルム | |
JP2007320054A (ja) | イ−ジ−ピ−ルシ−ラント | |
JP5309456B2 (ja) | バリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム | |
JP2007320571A (ja) | 包装体 | |
JP5003221B2 (ja) | バリア性を有するヒ−トシ−ル性フィルム | |
JP4984246B2 (ja) | 多層積層フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091228 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111004 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111201 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120821 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120903 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5092521 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150928 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |