JP2010060976A - カメラ及びガイド部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラへのアクセサリの装着を容易にする。
【解決手段】本発明のカメラ1は、マウント開口21aを備えたカメラ側マウント部20に設けられ、カメラ側マウント部に装着されるアクセサリ2に備えられたアクセサリ側マウント部70に機械的に係合し、アクセサリ側マウント部とカメラ側マウント部との光軸方向への相対移動を制限する制限部23と、カメラ側マウント部に設けられ、フランジバック長を規定するカメラ側基準面部25aと、を備え、カメラ側基準面部の光軸方向の配置位置が、制限部の位置と重なる位置、又は、制限部23よりも被写体光が結像する結像面側の位置であり、カメラ側マウント部への装着の際に、アクセサリ側マウント部の係合突起73がカメラ側の係合溝26に当接するよりも先に、被ガイド部42と接触し、アクセサリ側マウント部のマウント開口内部への光軸方向の移動を案内するガイド部41を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、カメラ及び該カメラに対して着脱可能なアクセサリを装着するためのガイド部材に関するものである。
従来、光学機器に対して着脱可能なアクセサリをその光学機器に装着する際、アクセサリが傾いて装着しにくい場合がある。この傾きを防止するため、光学機器(プロジェクタ)におけるマウント開口部の奥側(プロジェクタボディ内部側)にガイド部を設け、一方、アクセサリの先端に、このガイド部に案内される被ガイド部が設けられている。そして、装着の際に被ガイド部は、ガイド部によって案内される。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−195419号公報
しかし、上記従来技術によると、プロジェクタのガイド部がマウント開口部の奥側に設けられているため、ガイド部と被ガイド部との嵌合状態を目視しながらアクセサリをプロジェクタに対して装着することができず、装着が容易ではなかった。
本発明の課題は、カメラへのアクセサリの装着を容易にすることである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1に記載の発明は、被写体光が通過するマウント開口(21a)を備えたカメラ側マウント部(20)に設けられ、該カメラ側マウント部(20)に装着されるアクセサリ(2)に備えられたアクセサリ側マウント部(70)に機械的に係合することによって、該アクセサリ側マウント部(70)と前記カメラ側マウント部(20)との前記被写体光の光軸方向への相対移動を制限する制限部(23)と、前記カメラ側マウント部(20)に設けられ、フランジバック長を規定するカメラ側基準面部(25a)と、を備え、前記カメラ側基準面部(25a)の前記光軸方向の配置位置が、前記制限部(23)の前記光軸方向の位置と重なる位置、又は、前記制限部(23)よりも前記被写体光が結像する結像面側の位置であるカメラ(1)であって、前記アクセサリ(2)の前記カメラ側マウント部(20)への装着の際に、前記アクセサリ側マウント部(70)のアクセサリ側基準面部(71a)が前記カメラ側基準面部(25a)に当接するよりも先に、前記アクセサリ(2)に設けられた被ガイド部(42)と接触し、前記アクセサリ側マウント部(70)の前記マウント開口(21a)内部への前記光軸方向の移動を案内するガイド部(41)を備えること、を特徴とするカメラ(1)である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のカメラ(1)であって、前記ガイド部(41)は、前記光軸方向において、前記制限部(23)よりも、被写体側に設けられていること、を特徴とするカメラ(1)である。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のカメラ(1)であって、前記カメラ側基準面部(25a)から前記ガイド部(41)の被写体側端部までの前記光軸方向の距離(a)が、前記アクセサリ(2)のカメラ側端部から前記被ガイド部(42)までの前記光軸方向の距離(B)よりも大きいこと、を特徴とするカメラ(1)である。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のカメラ(1)であって、前記ガイド部(41)と前記制限部(23)とが一体部材として形成されていること、を特徴とするカメラ(1)である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のカメラ(1)であって、前記一体部材(41,23)は、カメラボディ(10)に対して交換可能であること、特徴とするカメラ(1)である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のカメラ(1)であって、前記ガイド部(41)は光軸を中心とし且つ前記光軸方向を向いた円周面に沿って連続的に設けられていること、を特徴とするカメラ(1)である。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載のカメラ(1)であって、前記ガイド部(41)には、Oリングが配置されていること、を特徴とするカメラ(1)である。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載のカメラ(1)であって、前記ガイド部(41)には、熱伝導シート(部材)が配置されていること、を特徴とするカメラ(1)である。
請求項9に記載の発明は、被写体光が通過するマウント開口(21a)を備えたカメラ側マウント部(20)に設けられ、該カメラ側マウント部(20)に装着されるアクセサリ(2)に備えられたアクセサリ側マウント部(70)に機械的に係合することによって、該アクセサリ側マウント部(70)と前記カメラ側マウント部(20)との前記被写体光の光軸方向への相対移動を制限する制限部(23)と、前記カメラ側マウント部(20)に設けられ、フランジバック長を規定するカメラ側基準面部(25a)と、を備え、前記カメラ側基準面部(25a)の前記光軸方向の配置位置が、前記制限部(23)の前記光軸方向の位置と重なる位置、又は、前記制限部(23)よりも前記被写体光が結像する結像面側の位置であるカメラ(1)に対して着脱可能に設けられ、当該カメラ(1)に装着された状態において、前記アクセサリ(2)の前記カメラ側マウント部(20)への装着の際に、前記アクセサリ側マウント部(70)のアクセサリ側基準面(71a)部が前記カメラ側基準面部(25a)に当接するよりも先に、前記アクセサリ(2)に設けられた被ガイド部(42)と接触し、前記アクセサリ側マウント部(70)の前記マウント開口(21a)内部への前記光軸方向の移動を案内するガイド部(41)を備えること、を特徴とするガイド部材(22)である。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、カメラへのアクセサリの装着を容易にすることができる。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸Oを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラの位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZプラス方向とする。
図1は、本発明の第1実施形態のカメラ1及びレンズ鏡筒2の光軸を含む断面図であり、カメラ1にレンズ鏡筒2が装着されていない状態を示す。また、図2は、カメラ1にレンズ鏡筒2が装着された状態を示す。カメラ1は、カメラボディ10、カメラ側マウント部20、撮像ユニット30等を備えている。
カメラボディ10は、例えば、金属材料や合成樹脂材料によって略直方体の箱形に形成されている。カメラボディ10の前面部には、正面視で円形の開口部(以下、ボディ開口部と称する)11が形成されている。なお、カメラ1の前面部とは、カメラ1の各面部のうち、撮影時に被写体に対向する面部を意味するものとする。カメラボディ10の背面部には、撮影済みの画像やスルー画像を表示する液晶表示装置12が設けられている。
カメラ側マウント部20は、カメラ1とレンズ鏡筒2とを締結するマウント機構の一部を形成するものであり、後に詳述する。撮像ユニット30は、レンズ鏡筒2に備えられた撮影レンズ60によって導かれた被写体光を電気信号に変換して出力する撮像素子31、撮像素子31の結像面に結像される被写体像にモアレが発生するのを抑制する光学ローパスフィルタ32(LPF32)、LPF32の入射面に対向して設けられた振動板を振動させてこの振動板に付着したダストを払い落とすダスト除去ユニット33等を備えている。
次に、カメラ1に備えられたカメラ側マウント部20の構造について説明する。カメラ側マウント部20は、カメラ側マウント基部21、前飾り環22、カメラ側爪部23、押さえバネ24、基準面規定部25、係合溝26、ラッチピン27、電気接点28等を備えたバヨネット式のマウントである。
カメラ側マウント基部21は、例えば、合成樹脂材料のモールド或いはMgダイキャストによって形成された板状の部材であり、カメラボディ10の内側面に固定されている。カメラ側マウント基部21は、カメラボディ10の正面部に形成された前述のボディ開口部11の周縁部から、その内径側につば状に突き出して設けられ、その中央部には、被写体光が通過するカメラ側マウント開口部21aが形成されている。
前飾り環22は、ボディ開口部11の周縁部に沿って配置された円環状の部材であり、例えば、金属材料によって形成されている。前飾り環22は、ボディ開口部11の周縁部を外部から視認できない状態とすることによって、カメラ1の外観品質を向上させる機能を有する。前飾り環22は、カメラ側マウント基部21の撮像ユニット30側の面からビス40をねじ込むことによりカメラ側マウント基部21に取り付けられ、前飾り環22はカメラ1に対して着脱可能となっている。
カメラ側爪部23は、カメラ1にレンズ鏡筒2が装着された状態において、後述するレンズ鏡筒2の鏡筒側マウント部70に備えられた鏡筒側爪部72に機械的に係合することによって、カメラ1とレンズ鏡筒2との光軸方向への相対移動を制限するものである。カメラ側爪部23は、前飾り環22の内周面から前飾り環22の内径側に突き出して形成され、光軸周りに略等しい間隔で、例えば、3つが設けられている。
押さえバネ24は、カメラ側爪部23における撮像ユニット側を向いた面部に対向して配置された板バネであり、図1に示すように、カメラ1を正面からみた場合であっても、視認できないようになっている。押さえバネ24は、レンズ鏡筒2がカメラ1に装着された状態で、鏡筒側マウント部70に備えられた鏡筒側爪部72を光軸方向撮影者側に押圧することによって、レンズ鏡筒2とカメラ1との光軸方向のガタ付きを抑制する。
カメラ側基準面規定部25は、ステンレス等の金属材料によって円環状に形成された板状の部材であり、カメラ側マウント基部21にビス43によって固定されている。
カメラ側基準面規定部25における光軸方向被写体側を向いた面部は、フランジバック長を規定する基準面部(以下、この面部をカメラ側基準面部25aと称する)として機能する。ここで、本明細書においてフランジバック長とは、撮像素子31の結像面からカメラ側基準面規定部25のカメラ側基準面部25aまでの距離(図1(a)において、符号Fを付して示す)を意味するものとする。
本実施形態において、カメラ側基準面部25aの光軸方向の配置位置は、カメラ側爪部23の光軸方向の配置位置に対し、結像面側、すなわち撮像ユニット30側となっている。これに限らず、カメラ側基準面部25aの光軸方向の配置位置は、カメラ側爪部23の光軸方向の位置と重なる位置であってもよい。係合溝26は、カメラ側マウント基部21に形成された溝部であり、カメラ側基準面規定部25の内周縁部に沿って延在し、その中心は、光軸と略一致している。
ラッチピン27は、カメラ側基準面規定部25のカメラ側基準面部25aから光軸方向被写体側に突き出して形成されている。このラッチピン27は、レンズ鏡筒2がカメラ1に装着された状態で、レンズ鏡筒2の鏡筒側マウント部70に設けられたラッチ孔74に嵌合することによって、レンズ鏡筒2とカメラ1との光軸周りの相対回転を制限する。
ラッチピン27は、カメラ側基準面部25aから突出した突出位置(図1参照)と、マウント基部21に収容された収容状態との間を移動可能になっており、図示しないバネによって突出位置に付勢されている。カメラボディ10の前面部には、ラッチピン操作ボタン(図示せず)が設けられており、このラッチピン操作ボタンを押し込むことによってラッチピン27を収容状態に移動させることができる。
電気接点28は、カメラ1とレンズ鏡筒2とを電気的に接続するものであり、レンズ鏡筒2がカメラ1に装着された状態で、レンズ鏡筒2の鏡筒側マウント部70に備えられた電気接点75(図2参照)に接触する。電気接点28は、カメラ側マウント開口部21aの周縁部に沿って、複数個設けられている。カメラ1は、これらの接点の一部を用いてレンズ鏡筒2に電力を供給し、接点の他部を用いてレンズ鏡筒2と電気通信を行う。
電気接点28は、ピン状に形成され、カメラ側マウント基部21の光軸方向被写体側を向いた面部における係合溝26よりも内径側の領域から光軸方向被写体側に突き出して設けられている。電気接点28は、カメラ側マウント基部21から突出した突出位置と、カメラ側マウント基部21に収容された収容状態との間を移動可能な可動接点であり、図示しないバネによって突出位置に付勢されている。
次に、レンズ鏡筒2の構成について説明する。レンズ鏡筒2は、カメラ1に着脱可能に装着されるカメラ用アクセサリの一例であり、鏡筒本体部50、撮影レンズ60、鏡筒側マウント部70等を備えている。
鏡筒本体部50は、例えば、合成樹脂材料によって円筒形状に形成されている。撮影レンズ60は、カメラ1に備えられた撮像素子31に被写体光を導く光学系であり、鏡筒本体部50の内部に収容されている。撮影レンズ60は、複数のレンズ群によって形成され、その一部がズームレンズやフォーカスレンズとして機能する。
鏡筒側マウント部70は、カメラ1とレンズ鏡筒2とを締結するマウント機構の他部を形成するものであり、鏡筒本体部50の光軸方向カメラボディ側の端部に設けられている。なお、図1を含む各図面に示すレンズ鏡筒2は、カメラ1に装着可能なレンズ鏡筒の一例であり、カメラ1は、このレンズ鏡筒2と実質的に同じ構成の鏡筒側マウント部を備えた複数種類のレンズ鏡筒が選択的に装着可能になっている。
以下、鏡筒側マウント部70の構造について説明する。鏡筒側マウント部70は、カメラ1のカメラ側マウント部20に対応した形状を有しており、鏡筒側マウント筒部77、鏡筒側マウント基部71、鏡筒側爪部72、係合突起73、ラッチ孔74、電気接点75等を備えている。
鏡筒側マウント筒部77は、鏡筒本体部50のカメラ1側に設けられた、鏡筒本体部50より径の小さい筒部である。鏡筒側マウント基部71は、鏡筒側マウント筒部77の光軸方向カメラボディ側の開口部を閉塞する円板状の部分であり、その中央部には、被写体光を通過させるための開口部が形成されている。
爪部72は、鏡筒側マウント筒部77の外周面からレンズ鏡筒2の径方向外側に突き出して形成されている。鏡筒側爪部72は、光軸周りに略等しい間隔で、例えば、3つが設けられている。3つの鏡筒側爪部72の先端部によって規定される円の直径は、鏡筒本体部50の直径と略同じとなっている。
係合突起73は、鏡筒側マウント基部71の光軸方向カメラボディ側を向いた面部からカメラ1側に突き出して形成された円環状の部分であり、その中心は、光軸と略一致している。係合突起73は、レンズ鏡筒2がカメラ1に装着された状態において、カメラ1のカメラ側マウント部20に備えられた係合溝26に嵌合する。
係合突起73と係合溝26との間には、図2に示す嵌合状態でこれらの摺動を許容する程度の微小な隙間のみが形成されている。この嵌合状態では、レンズ鏡筒2とカメラ1との光軸周りの相対回転が許容される一方で、レンズ鏡筒2とカメラ1との径方向の相対移動が制限される。このように、係合突起73と係合溝26とは、カメラ1に対するレンズ鏡筒2の径方向の装着位置を規定する位置決め機構として機能する。
鏡筒側マウント基部71におけるカメラ1側を向いた面部のうち、係合突起73よりも外径側の領域71aは、レンズ鏡筒2がカメラ1に装着された状態でカメラ側マウント部20に設けられたカメラ側基準面部25aに当接するようになっており、レンズ鏡筒2の鏡筒側基準面部として機能する。以下、この領域を鏡筒側基準面部71aと称する。前述した鏡筒側爪部72のカメラボディ側を向いた面部と鏡筒側基準面部71aとは、光軸Oに直交する同一の平面内に配置されている。
ラッチ孔74は、カメラ側マウント部20の鏡筒側マウント基部71に備えられたラッチピン27が挿入される部分である。電気接点75は、鏡筒側マウント基部71に固定された固定接点であり、レンズ鏡筒2がカメラ1に装着された状態において、カメラ1のマウント部20に備えられた電気接点28に接触する位置に設けられている。
ここで、レンズ鏡筒2に備えられた鏡筒側マウント部70の鏡筒側爪部72及び鏡筒側基準面部71aの光軸方向の配置位置について説明する。鏡筒側マウント部70は、カメラ側マウント部20に対応する構成を有している。前述したように、カメラ側マウント部20は、カメラ側爪部23よりも撮像ユニット30側にカメラ側基準面部25aが設けられているので、鏡筒側マウント部70の鏡筒側爪部72及び鏡筒側基準面部71aは、これに対応して、図2に示すように、レンズ鏡筒2の装着状態でそれぞれカメラ1側のカメラ側爪部23よりも結像面側に配置される。
本実施形態におけるカメラ側マウント部20、鏡筒側マウント部70は、バヨネット式マウント機構の一種であり、カメラ1に対するレンズ鏡筒2の装着手順は、公知のバヨネット式マウント機構と概ね同じである。
すなわち、カメラ1とレンズ鏡筒2とを光軸方向に相対移動させてレンズ鏡筒2の鏡筒側爪部72をカメラ側爪部23の間に挿入させた後、レンズ鏡筒2とカメラ1とを光軸周りに相対回転させる。これによって、鏡筒側爪部72がカメラ側爪部23とカメラ側マウント基部21との間に挿入され、カメラ1とレンズ鏡筒2との光軸方向への相対移動を制限する。また、レンズ鏡筒2に備えられたラッチ孔74にカメラ1に備えられたラッチピン27が挿入し、レンズ鏡筒2とカメラ1とが締結される。この締結状態において、鏡筒側爪部72は、カメラ側爪部23に固定された押さえバネ24によってカメラ側基準面部25aに押圧されており、レンズ鏡筒2の鏡筒側基準面部71aとカメラ1のカメラ側基準面部25aとが密着し、レンズ鏡筒2のカメラ1に対する光軸方向のガタつきが抑制される。
次に、カメラ側マウント部20と鏡筒側マウント部70との関係を説明する。本実施形態において、カメラ側マウント部20の前飾り環22には、ガイド部41が形成され、鏡筒側マウント部70には被ガイド部42が形成されている。
ガイド部41は、カメラ側基準面部25aに比べて被写体側における、前飾り環22におけるカメラ側爪部23よりも被写体側の内径面に形成されている。そして、ガイド部41は、前飾り環22の内径面の全体に形成されている。また、ガイド部41は前飾り環22におけるカメラ側爪部23よりも被写体側の全長にわたって連続的に形成されている。前飾り環22には、ガイド部41及びカメラ側爪部23が形成されるが、これらは前飾り環22に一体的に形成されるものである。これにより、部品点数の増加を防止することができる。
被ガイド部42はガイド部41に対応するように設けられるものであり、鏡筒側マウント部70の鏡筒側マウント基部71の外径面に形成されている。鏡筒側マウント基部71には鏡筒側爪部72が形成され、被ガイド部42は鏡筒側マウント基部71よりも被写体側に位置するように形成されている。そして、ここで、カメラ側基準面部25aからガイド部41の先端部(被写体側端部)までの距離をAとし、レンズ鏡筒2のカメラ側端部(係合突起73の端部)から被ガイド部42までの距離をBとしたとき、距離Aが距離Bよりも大きくなるように設定されている(距離A>距離B)。
すなわち、被ガイド部42は、鏡筒側マウント基部71の被写体側にある鏡筒本体部50の外径面に形成されるものであり、カメラ1のガイド部41と略同じ長さとなっている。被ガイド部42はレンズ鏡筒2の装着時に、カメラ1のガイド部41と接触し、これらの接触によって、鏡筒側マウント部70のカメラ側マウント開口部21a内における光軸方向の移動を案内する。
本実施形態によるレンズ鏡筒2のカメラ1への装着を説明する。図1に示すように、レンズ鏡筒2のカメラ1への装着前において、鏡筒側マウント部70をカメラ側マウント部20に対向させる。そして、レンズ鏡筒2カメラ1に対して光軸方向に相対移動させ、鏡筒側爪部72をカメラ側マウント部20を越えて撮影者側に挿入する。この光軸方向への相対移動の際に、鏡筒側マウント部70の被ガイド部42はカメラ側マウント部20のガイド部41の内面に接触する。このときには、係合突起73は係合溝26に嵌合(係合、当接)していない。そして、被ガイド部42とガイド部41とが接触した状態でレンズ鏡筒2とカメラ1とを光軸周りに相対回転させて鏡筒側爪部72をカメラ側爪部23とカメラ側マウント基部21との間に挿入すると、カメラ1とレンズ鏡筒2との光軸方向への相対移動が制限される。
図2はレンズ鏡筒2を装着した状態を示す。このときには、押さえバネ24のバネ力によってレンズ鏡筒2の鏡筒側基準面部71aとカメラ1のカメラ側基準面部25aとが密着するため、レンズ鏡筒2のカメラ1に対する光軸方向のガタつきが抑制される。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)本実施形態では、レンズ鏡筒2の装着の際に、レンズ側の係合突起73が、カメラ側の係合溝26に当接(嵌合)するのに先立って被ガイド部42とガイド部41とが接触する。その後、引き続く、(装着操作を続けることによって生じる)鏡筒側基準面71aとカメラ側基準面25aとの接触によって、鏡筒側マウント部70の、カメラ側マウント開口部21a内における光軸方向への移動が案内される。このため、レンズ鏡筒2をカメラ1に簡単且つ確実に装着することができる。
(2)本実施形態における前飾り環22において、図1に示すように、カメラ側基準面25aからガイド部41の先端部(被写体側端部)までの距離をAとし、レンズ鏡筒2の係合突起73から被ガイド部42までの距離をBとしたとき、距離Aが距離Bよりも大きくなるように設定されている(距離A>距離B)。これにより、レンズ鏡筒2をカメラ1に装着する際に、鏡筒側基準面部71aがカメラ側基準面部25aに当接するまえであり、且つ係合突起73が係合溝26に嵌合(当接)する前にガイド部41が被ガイド部42によって確実にガイドされ、係合突起73が係合溝26と滑らかに係合し(角部が衝突したり引っかかったりすることなく)、カメラ1に対するレンズ鏡筒2の位置決めが滑らか且つ確実に行われる。
(3)また、前飾り環22の被写体側への突出量が大きくなるため、前飾り環22とカメラボディ10との一体感が増えるため、デザイン的に優れたものとなる。
(4)ガイド部41及びカメラ側爪部23を前飾り環22に一体的に形成するため、部品点数の増加を防止することができる
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、ガイド部41と被ガイド部42とが面接触しているが、この面接触部分に対してOリング等のシールリングを配置してもよい。シールリングはガイド部41側に設けてもよく、被ガイド部42側に設けてもよい。シールリングを設けることにより、前飾り環22と鏡筒側マウント部70との間のシール性が向上し、防水性が良好となる。
(2)また、ガイド部41に熱伝導シートを配置してもよい。この熱伝導シートは被ガイド部42と接触する部分に配置される。熱伝導シートとしては、シリコン等の樹脂材料中に熱伝導特性の良い粒子(カーボン等)が分散した構造のものが良好であり、このような熱伝導シートは被ガイド部42に密着するため、伝熱性が大きくなり、カメラ1側の熱をレンズ鏡筒2から放熱することができる。
(3)本実施形態において、カメラに装着されるカメラ用アクセサリは、撮影レンズを備える交換レンズ鏡筒であったが、カメラ用アクセサリはこれに限らず、例えば、コンバージョンレンズ、接写リング、ボディキャップ等であってもよい。また、カメラの種類も特に限定されず、スチルカメラでもムービーカメラでもよい。さらに、スチルカメラの場合、光学ファインダを備えた一眼レフ式のカメラでも、電子式ファインダを備えるカメラでもよい。
(4)本実施形態において、カメラボディとレンズ鏡筒とを締結するマウント機構は、バヨネット式のマウント機構であったが、これに限らず、例えば、スクリュー(ねじ込み)式のマウントであってもよい。このようなスクリュー式マウントの場合、ネジ山が制限部として機能する。また、バヨネット式マウントの場合は、実施形態において説明した3つ爪型のものに限らず、例えば、4つ爪型であってもよい。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
本発明の一実施形態のカメラ及びレンズ鏡筒の光軸を含む断面図であり、レンズ鏡筒をカメラに装着する前の図である。 本発明の一実施形態のカメラ及びレンズ鏡筒の光軸を含む断面図であり、レンズ鏡筒をカメラに装着した図である。
符号の説明
1:カメラボディ、2:レンズ鏡筒、20:カメラ側マウント部、21a:カメラ側マウント開口部、22:前飾り環、23:カメラ側爪部、25:カメラ側基準面規定部、25a:カメラ側基準面部、41:ガイド部、42:被ガイド部、70:鏡筒側マウント部、71a:鏡筒側基準面部、72:鏡筒側爪部

Claims (9)

  1. 被写体光が通過するマウント開口を備えたカメラ側マウント部に設けられ、該カメラ側マウント部に装着されるアクセサリに備えられたアクセサリ側マウント部に機械的に係合することによって、該アクセサリ側マウント部と前記カメラ側マウント部との前記被写体光の光軸方向への相対移動を制限する制限部と、
    前記カメラ側マウント部に設けられ、フランジバック長を規定するカメラ側基準面部と、を備え、
    前記カメラ側基準面部の前記光軸方向の配置位置が、前記制限部の前記光軸方向の位置と重なる位置、又は、前記制限部よりも前記被写体光が結像する結像面側の位置であるカメラであって、
    前記アクセサリの前記カメラ側マウント部への装着の際に、前記アクセサリ側マウント部のアクセサリ側基準面部が前記カメラ側基準面部に当接するよりも先に、前記アクセサリに設けられた被ガイド部と接触し、前記アクセサリ側マウント部の前記マウント開口内部への前記光軸方向の移動を案内するガイド部を備えること、
    を特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラであって、
    前記ガイド部は、前記光軸方向において、前記制限部よりも、被写体側に設けられていること、
    を特徴とするカメラ。
  3. 請求項2に記載のカメラであって、
    前記カメラ側基準面部から前記ガイド部の被写体側端部までの前記光軸方向の距離が、前記アクセサリのカメラ側端部から前記被ガイド部までの前記光軸方向の距離よりも大きいこと、
    を特徴とするカメラ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のカメラであって、
    前記ガイド部と前記制限部とが一体部材として形成されていること、
    を特徴とするカメラ。
  5. 請求項4に記載のカメラであって、
    前記一体部材は、カメラボディに対して交換可能であること、
    特徴とするカメラ。
  6. 請求項5に記載のカメラであって、
    前記ガイド部は光軸を中心とし且つ前記光軸方向を向いた円周面に沿って連続的に設けられていること、
    を特徴とするカメラ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のカメラであって、
    前記ガイド部には、Oリングが配置されていること、
    を特徴とするカメラ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のカメラであって、
    前記ガイド部には、熱伝導シートが配置されていること、
    を特徴とするカメラ。
  9. 被写体光が通過するマウント開口を備えたカメラ側マウント部に設けられ、該カメラ側マウント部に装着されるアクセサリに備えられたアクセサリ側マウント部に機械的に係合することによって、該アクセサリ側マウント部と前記カメラ側マウント部との前記被写体光の光軸方向への相対移動を制限する制限部と、
    前記カメラ側マウント部に設けられ、フランジバック長を規定するカメラ側基準面部と、を備え、
    前記カメラ側基準面部の前記光軸方向の配置位置が、前記制限部の前記光軸方向の位置と重なる位置、又は、前記制限部よりも前記被写体光が結像する結像面側の位置であるカメラに対して着脱可能に設けられ、
    当該カメラに装着された状態において、
    前記アクセサリの前記カメラ側マウント部への装着の際に、前記アクセサリ側マウント部のアクセサリ側基準面部が前記カメラ側基準面部に当接するよりも先に、前記アクセサリに設けられた被ガイド部と接触し、前記アクセサリ側マウント部の前記マウント開口内部への前記光軸方向の移動を案内するガイド部を備えること、
    を特徴とするガイド部材。
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