JP6571174B2 - 骨固定アセンブリ - Google Patents

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Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2014年5月30日付の米国特許出願第62/005,552号の利益を主張し、その開示内容は、その全体があたかも本明細書に陳述されているかのように、参照により本明細書に組み込まれる。
開心処置中の心臓など、特定の内部構造に接近するためには、正中胸骨切開が典型的に実施される。正中胸骨切開は、胸骨の正中線に実質的に沿って切断を形成し、それによって、胸郭を半分に分割して、外科医が胸郭を心臓へ接近するように移動させることを可能にする。開心処置の完了時には、外科処置後の数週間での骨の癒着を促進するために、胸骨の半体が互いに対して動くのを制限するように、胸骨を接近させ、圧縮し、かつ胸骨の半体を互いに接近した位置にしっかりと維持することが望ましい。
通常の解剖学的機能の間、例えば、呼吸、身体運動、及び物体を移動させる間などに、胸骨上に作用する力が生じ得る。1つの従来方式の胸骨固定アセンブリは、ワイヤに取り付けられた角針を使用して、胸骨の傍に(胸骨の周囲に)か、又は胸骨を貫通して(胸骨を通って)定置され、その後そのワイヤを胸骨に対して締め付けるように撚られるステンレス鋼ワイヤを含む。しかしながら、撚りは、ワイヤ上に張力を生成し、それはワイヤを弱め易く、閉鎖中又は術後に破損をもたらす可能性がある。更に、この種類の方式は、ワイヤを締め付けるときに外科医の経験に依存する。ワイヤが十分に締め付けられなければ、胸骨圧縮は損なわれ得る。ワイヤが締め付けられ過ぎると、ワイヤは胸骨に食い込み、若しくは胸骨を貫通することがあり、及び/又は破損することがある。
一実施形態に従って、骨固定器具は、前端及び前端から後方向に離間される後端を有する。骨固定部材に張力を適用して、骨固定部材を標的の骨の周囲に締め付けるように骨固定器具を構成することができる。骨固定器具は、骨固定部材の自由端に取り付けるように構成された握り部を含むことができる。骨固定器具は、握り部が骨固定部材に取り付けられているとき、トラベラが後方向に移動するにつれて、骨固定部材における張力を増大させるために握り部がトラベラとともに後方向に移動するように握り部を支持するトラベラを更に含むことができる。骨固定器具は、カッター刃を運ぶカッターアームであって、握り部が骨固定部材に取り付けられているとき、カッター刃が骨固定部材の自由端を切断する切断位置までカッター刃を移動させるように構成されているカッターアームを更に含むことができる。骨固定器具は、選択的に独立してトラベラ及びカッターアームと連結されるように構成されたアクチュエータを更に含むことができる。骨固定器具は、第1の位置と第2の位置との間で移動可能であるトグル部材を更に含むことができる。トグル部材が第1の位置にあるとき、骨固定器具は、アクチュエータの移動がトラベラを後方向に移動させ、それによって、握り部が骨固定部材に取り付けられているとき、骨固定部材における張力を増大させる張力モードであり得る。トグル部材が第2の位置にあるとき、骨固定器具は、アクチュエータの移動がカッターアームにカッター刃を切断位置まで移動させる切断モードであり得る。
前述の発明の概要、及び以下の本出願の好ましい実施形態の詳細な説明は、添付の図面とともに読まれれば、より良く理解されるであろう。本開示を例示する目的のため、好ましい実施形態を図面に示す。しかしながら、本出願は、開示される特定の実施形態及び方法に限定されず、その目的のためには、特許請求の範囲が参照されることを理解するべきである。図面は、以下の通りである。
骨固定器具及び骨固定部材によって受容される骨固定部材を含む、一実施形態に従って構築された骨固定アセンブリの斜視図である。 初期形状における骨固定部材を示す、本体及びロック部材を含む図1に例示した骨固定部材の斜視図である。 下部の骨の周囲に骨固定部材を固定するようにロック部材を通して挿入される本体を示す、図2Aに例示した骨固定部材の一部分の拡大した斜視図である。 標的の骨の周囲に締め付けられ、切断された状態で示される、図2Aに例示した複数の骨固定部材の斜視図である。 図3Aに例示した複数の骨固定部材のうちの1つに動作可能に連結され、またそれを締め付ける、図1に例示した骨固定器具の斜視図である。 骨固定部材の自由端を受容するように示される、図3Bに例示するような骨固定器具の握り部の拡大した側断面図である。 図3Bに例示される締め付けられた骨固定部材のうちの1つに動作可能に連結され、またそれを切断する、図1に例示した骨固定器具の斜視図である。 張力アセンブリ及び切断アセンブリを含む内部構成要素を例示するために一部分を取り除いた、図1に例示した骨固定器具の斜視図である。 図4Aに例示した骨固定器具の別の斜視図である。 中立位置にある張力アセンブリを示す、図1に例示される骨固定器具の側面図である。 図5Aに例示するような骨固定器具の側断面図である。 明瞭にする目的で器具の一部分を取り外した状態の図5Aに例示した骨固定器具の別の側面図である。 張力が付与された位置にある張力アセンブリを示す、図1に例示した骨固定器具の斜視図である。 図6Aに例示するような骨固定器具の側面図である。 図6Aに例示するような骨固定器具の側断面図である。 切断モードである状態を示す、図1に例示した骨固定器具の前端の斜視図である。 図7Aに例示した骨固定器具の側面図である。 図7Aに例示した骨固定器具の側断面図である。 図7Aに例示した骨固定器具の別の側断面図である。 図7Aに例示したような骨固定器具の側面図であるが、切断形状にある切断アセンブリを示している。 第1の形状にあるアクチュエータを示す、アクチュエータ及び切断アセンブリのロック部材の拡大した斜視図である。 図8Bに類似の拡大した斜視図であるが、装備位置(armed position)にあるアクチュエータ及び装備位置でアクチュエータをロックするように構成されたロック部材を示している。 図8Cに類似の拡大した斜視図であるが、切断中のアクチュエータ及びロック部材を示している。 図8Dに類似の拡大した斜視図であるが、切断の完了時に第1の位置に戻されたアクチュエータを示している。
以下の説明では、特定の専門用語は、単に便宜上使用されるに過ぎず、限定ではない。用語「右」、「左」、「下方」、及び「上方」は、参照する図面内での方向を指定する。用語「近位に」及び「遠位に」は、それぞれ、外科器具を使用する外科医に向かう、及びその外科医から離れる方向を指す。用語「前部」、「後部」、「上側」、「下側」、及び関連する語及び/又はフレーズは、参照する人体における好ましい位置及び方位を指定し、限定的であることを意味しない。専門用語には、前述で列記した語、その派生語、及び同様の意味を有する語が含まれる。
図1〜3Bを参照すると、概ね、骨固定アセンブリ20は、骨固定器具22と、胸骨などの、骨折部位30にて分離している標的の骨28の第1及び第2の骨セグメント26a及び26bを、圧縮された近接位置に一緒に固定するように構成される複数の骨固定部材24などの、少なくとも1つの骨固定部材24とを含む。
例示される実施形態によると、各骨固定部材24は、ケーブルタイとして実質的に構成されることができ、また、ストラップ本体33を画定し、かつ第1の端34a及びストラップ32の長さに沿って第1の端34aに対向する第2の端34bを有する可撓性ストラップ32と、第1の端34aから延在する針先36と、第2の端34bから延在するロック機構38と、を含むことができる。ストラップ32は、所望に応じて、PEEKといった、任意の好適な生体適合性材料から作製され得る。
各骨固定部材24は、第1の端34aから第2の端34bに向かって、ストラップ32の長さの一部に沿って(例えば、ストラップ32の長さの約1/3)延在する第1の初期領域40と、第1の初期領域40と第2の端34bとの間に延在する第2のロック領域42と、を更に含み得る。例示した実施形態によると、第2のロック領域42は、第1の初期領域40から第2の端34bに延在する。第1の初期領域40は、ストラップ本体33から延在する複数の小さい突起を含み、隣接する突起間に配設される陥凹領域と交互になってもよい。別の方法としては、開始領域40は、実質的に平滑で突起又は歯を有していなくてもよい。第2のロック領域42は、ストラップ本体33から突起より大きい距離延在する複数のロック歯48を含んでもよく、隣接するロック歯間に配設される陥凹領域51によって分離される。ロック領域42は、所望により、最大でストラップ本体33の全てまでの任意の部分に沿って延在し得ることを理解されたい。ロック歯48は、所望によりストラップ本体33の片側又はストラップ本体33の対向する両側から延在することができる。
ロック機構38は、筐体50と、筐体50を通って延在し、かつストラップ32の第1の端34aを受容するように構成されるストラップ受容溝52とを含む。例示した実施形態によると、第1の端34aは、標的の骨28の周囲にループ55を画定するように、溝52を通して挿入される。ロック機構38は、ストラップ32を、溝52を通じて矢印Aの方向に沿って単方向に並進させて、標的の骨28の第1及び第2のセグメント26a及び26bの周囲のループ55の寸法を減少させるように構成される。例えば、針先36は、溝52を通して挿入され、その後、例えば、ストラップ32が溝52内に残るように、針先36に隣接する場所にて減少した厚さを画定するストラップ本体33のネック56を切断することによって、除去され得る。例示された実施形態によると、ロック機構38は、筐体50に接続される舌54といった、ロック部材を含み、また溝52内へと延在する複数のロック歯58といった、少なくとも1つの相補形の歯を含む。ロック歯58は、ストラップ32が矢印Aの方向に沿って溝52を通して並進するときに、ロック歯48の相補形の傾斜付先行端49をカムするように構成される、傾斜付先行端60を画定する。ロック歯58及び48は更に、傾斜付先行端60よりも小さく傾斜付けられ、後続端62及び47が、係合して、ストラップ32が溝52を通して矢印Aと反対の方向に並進しループ55の寸法を増加させるのを防ぐ、後続端62及び47を画定する。
動作中、ストラップ32は、標的の骨28の第1及び第2のセグメント26a及び26bの周囲に巻かれ、針先36は、溝52を通して挿入され、その後ストラップ32を、溝52を通して並進させるように溝52を通して引っ張られる。針先36は、ストラップ32から除去されることができ、ストラップ32は次に、溝52を通して、例えば、手動で、更に引っ張られることができる。ストラップ32が矢印Aの方向に沿ってロック機構38を通って並進するにつれて、初期領域40の小突起は、ロック機構38のロック歯58と係合することなく溝52を通して滑動し得る。ストラップ32のロック領域42が矢印Aの方向に沿って溝52を通って並進するにつれて、ロック歯48及び58は、ストラップ32において誘発された張力が、ストラップ32を矢印Aと反対の方向に沿って溝52から後退させてはずすのを防ぐように、係合し得る。例えば、ストラップ32が矢印Aの方向に沿ってロック機構38を通って並進するにつれて、標的の骨28の周囲のループ55の寸法は、張力がストラップ32において誘発されたことを触覚フィードバックが示すまで、減少する。
図3Bに例示するように、固定器具22は、固定器具22をストラップ32に固定するように構成され、かつストラップ32を、ロック機構38を通して更に引っ張るように更に構成され、それによって、ストラップ32が、骨折部位30にて標的の骨28の骨第1及び第2の骨セグメント26a及び26bを一緒にしっかりと圧縮するまで、ストラップ32における張力を更に誘発する、張力アセンブリ70を含む。図3Cに例示するように、また詳細に後述するように、張力アセンブリ70は、ストラップ32の自由端35に固定されるように構成されたトラベラ98及び握り部96を含む。握り部96は、トラベラの移動が握り部96の移動を引き起こすように、トラベラ98に更に連結される。したがって、固定器具22が筐体50に隣接し、かつトラベラ98が筐体50から離れる方向に移動するとき、握り部96は同様に筐体50から離れる方向に移動して、したがってストラップ32における張力を誘発する。
握り部96は、第1の上方握り部部材112aと、上方及び下方握り部部材112a及び112bの間に配設される間隙116を画定するように上方握り部部材112aから離間する第2の下方握り部部材112bと、を含むことができる。上方握り部部材112aは、下方握り部部材112bに面する第1の握り部面114を画定し、また更に、第1の握り部面114から下方握り部部材112bに向かって延在する複数の歯120aを画定し得る。歯120aは、握り部96をストラップ32に確実に固定するのに役立つように構成される。例えば、歯120aは、ストラップ32の相補形の歯48と連動することができる。下方握り部部材112bは、第1の握り部面114に面する第2の握り部面118を画定する。下方握り部部材112bは、第2の握り部面118から上方握り部部材112aに向かって延在する複数の歯120bを更に画定することができる。歯120bは、握り部96をストラップ32に確実に固定するのに役立つように構成される。例えば、歯120aは、ストラップ32の相補形の歯と連動することができる。したがって、ストラップ32の歯が上向きであるようにストラップ32が配置されるにしても、下向きであるように配置されるにしても、握り部96がストラップ32の自由端35と係合するように構成されることを理解されたい。第1及び第2の握り部面114及び118は、所望に応じて寸法決め及び形状付けすることができる。例示された実施形態によると、第1及び第2の握り部面114及び118は、第1及び第2の握り部面114及び118が間隙116に対して凸状であるように曲面であり、また例示した実施形態によると実質的に弧形である。
上方握り部部材112a及び下方握り部部材112aは、上述のようにトラベラ98と連結され得る。例えば、上方握り部部材112aは、第1の握り部ピボット軸を画定する第1の握り部ピボットピン115aの周囲の第1の握り部ピボット位置113aで、トラベラ98に枢動可能に連結され得る。握り部96は、歯120aを間隙116に向けて付勢するために、上方握り部部材112aを第1の握り部ピボット位置113aの周囲で旋回するように付勢するねじりばねなどの付勢部材を更に含むことができる。特に、第1の握り部面114は、ねじりばねの力を受けて握り部面114が間隙116に向かって移動するように第1の握り部ピボット位置113aの周囲に偏心的に延在し得る。同様に、下方握り部部材112bは、第2の握り部ピボット軸を画定する第2の握り部ピボットピン115bの周囲の第2の握り部ピボット位置113bで、トラベラ98に枢動可能に連結され得る。握り部96は、歯120bを間隙116に向けて付勢するために、下方握り部部材112bを第2の握り部ピボット位置113bの周囲で旋回するように付勢するねじりばねなどの付勢部材を更に含むことができる。特に、第2の握り部面118は、ねじりばねの力を受けて第2の握り部面118が間隙116に向かって移動するように第2の握り部ピボット位置113bの周囲に偏心的に延在し得る。
したがって、動作中に間隙116は、自由端35の歯48が上方及び下方握り部部材112a及び112bの一方又は両方に面するように、ストラップ32の自由端35を受容する。自由端35が間隙116で受容されるにつれて、上方及び下方握り部部材112a及び112bは第1及び第2の握り部面115及び118が対応のねじりばねの力に対向して互いから離れる方向に移動するように、対応のピボット軸の周囲で旋回する。ねじりばねは、したがって、歯120a及び120bを自由端35に対して付勢する。歯は、自由端35が後方向に間隙116の中に挿入されるにつれて、歯120a及び120bが、自由端35の歯48の上につめ車で動くように構成されるように配置され得る。その後のトラベラ98の、ロック機構38の筐体50に対する後方向の移動は、歯120a及び120bの一方又は両方を歯48と係合させ、また筐体50に対して後方向に移動するように自由端35を付勢させ、したがってストラップ32における張力を誘発する。握り部部材112a及び112bのそれぞれが、対応の歯を備えることができるが、一例では、ストラップ32の自由端35が所定の配向でのみ握り部96と係合するように、握り部部材112a及び112bの1つのみが歯を備えることができることを理解されたい。
図3Dに例示するように、固定器具22は、標的の骨28の第1及び第2のセグメント26a及び26bの周囲のストラップ32において所望の張力が誘発されると、ロック機構38を通過したストラップ32の自由端35を切断するように構成される切断アセンブリ72を更に含む。例えば、所望の張力は、約50ニュートン又は約80ニュートンであり得る下端と、約150〜160ニュートン又は200ニュートンであり得る上端とによって画定され、またそれらの間の範囲内であってもよい。所望の張力は、骨の質及び外科医の好みに依存してもよく、また例えば、所望に応じて、ストラップ32を締め付け過ぎることなく標的の骨28を確実に固定する任意の張力であってもよいことを理解されたい。
ここで図1及び4A〜4Bを参照すると、固定器具22は、前端78a及び長手方向Lに沿って前端78aから離間された対向する後端78b、並びに長手方向Lに対して実質的に垂直である側面方向Aに沿って離間している両側80を画定する本体76を含む。前端78aは、後端78bから前方向に離間され、後端78bは、前端78aから前方向と反対側の後方向に離間される。固定器具22は、本体76によって支持され、かつ長手方向L及び側面方向Aの両方に対して実質的に垂直である横T方向に実質的に沿って本体76から下方へ延在し得るハンドル82を更に含む。例示された実施形態によると、横方向Tは垂直に配向されており、長手方向及び側面方向L及びAは、水平に配向されている。しかしながら、固定器具の配向は使用中に異なり得ることを理解されたい。例示した実施形態によると、本体76は、長手方向Lに伸長する。
固定器具22は、ハンドル82から前方に離間する場所にて本体76から下方へ延在するトリガ84などのアクチュエータと、本体76の前端78aに配設されるノーズ86とを更に含む。固定器具22は、本体76の後端78bから後方に延在するトグル部材83を更に含み得る。より詳細に後述するように、トグル部材83の作動は、固定器具22を張力モードから切断モードへ反復させることができる。ハンドル82、トリガ84、及びノーズ86は、所望に応じて本体76に別個に取り付けられてもよく、又は本体76と一体かつモノリシックであってもよい。本体76は、横方向に対向し、それぞれの外辺92を画定する、また固定器具22の種々の内部構成要素を支持するために、合わせ釘若しくはねじなど又は任意の好適な代替の取り付け機構のような締結具94を介して、一緒に接合され得る一対の筐体部材90a及び90bを含む、外側筐体88を含み得る。
筐体80は、上述のようにストラップ32における張力を誘発するように構成される張力アセンブリ70を支持し得る。筐体88は、ひとたび張力アセンブリ70が、ストラップ32において所望のレベルの張力を誘発すると、ストラップ32の自由端35を除去するように構成される切断アセンブリ72を支持するように更に構成される。トラベラ98は、本体76に対して移動可能である。上述のように、トラベラ98は、トラベラ98の本体76に対する後方向の移動が同様に握り部96を本体76に対して後方向に移動させるように握り部96を支持する。したがって、本体76のノーズ86が筐体50に支持され、また握り部96がストラップ32に取り付けられると、トラベラの筐体50に対する後方向の移動は、ストラップ32における張力を誘発する。
張力アセンブリ70は更に、トリガ84、及びトリガ84とトラベラ98との間に接続される張力リミタ102といった、アクチュエータ100を含み得る。張力アセンブリ70は更に、トリガ84と張力リミタ102との間に選択的に連結されるように構成され、それによってトリガ84をトラベラ98に動作可能に連結する、力伝達部材104(図5B参照)を含み得る。例えば、張力リミタ102は、トラベラ98及び力伝達部材104に接続されてもよい。力伝達部材104は、したがって、第1の位置で張力リミタ102に取り付けられ、第2の位置でトリガ84と選択的に連結されるように構成される。切断アセンブリ72は、本体76に動作可能に支持されるカッターアーム106と、カッターアーム106によって担持されるカッター刃108とを含む(図5C参照)。カッターアーム106は、カッター刃108が握り部96に受容されるストラップ32の自由端35から離間される係脱形状(図5C参照)から、カッター刃108が、ストラップ32の自由端35を切断するために切断位置にある切断形状(図8A参照)へと可動である。例えば、カッター刃108は、ストラップ32の自由端35を横方向Tに沿って切断することができる。
固定器具22は、トリガ84の作動が力伝達部材104の後方への移動を促すように、トリガ84が力伝達部材104に連結される張力モードで動作可能である。固定器具22は、更にトリガ84の作動がカッターアームの係脱形状から切断形状への移行を促すように、トリガ84がカッターアーム106に連結される切断モードで動作可能である。固定器具22が張力モードであるとき、トリガ84はカッターアーム106から分離されていることを理解されたい。したがって、トリガ84の作動は、カッターアーム106を切断形状へ移行しない。同様に、固定器具22が切断モードであるとき、トリガ84は、力伝達部材104、及びしたがってトラベラ98から分離される。したがって、トリガ84の作動は、トラベラ98を後方に移動させない。固定器具22は、トグル部材83が初期位置(図4A〜4B参照)にあるとき、張力モードで定置され得る。固定器具は、トグル部材83が装備位置(図7A〜7D参照)にあるとき、切断モードで定置され得る。したがって、トリガ84は、選択的に独立してトラベラ98及びカッターアーム106と連結されるように構成されることを理解されたい。
動作中、図3Cを更に参照すると、固定器具22が張力モードである間、ストラップ32の自由端35は、握り部96に受容され、ノーズ86は、ロック機構38の筐体50に面して定置され、アクチュエータ100は、第1の初期位置からトラベラ98を後方に移動させる第2の作動位置まで移動されて、したがってストラップ32における張力が選択張力未満であるときにストラップ32における張力を誘発し、これは張力リミタ102により判定される所望の最大張力にすることができる。固定器具22は、筐体88に支持され、また長手方向Lにトラベラ98を通って延在する対応する開口部を通って長手方向Lに延在する1つ又は2つ以上のレール93を含むことができる。したがって、トラベラ98は、レール93に沿って長手方向Lに移動するように構成される。トラベラ98は、そこを通り側面方向Aに延在する溝69を更に画定することができる。固定器具22は、筐体88に固定され、溝69を通って延在するガイドピン71を更に画定することができる。したがって、トラベラ98が長手方向Lに移動するとき、溝69は、ガイドピン71に沿って移動する。更に、トラベラ98の後方向への移動の許容される距離を制限するために、溝69の前端は、ガイドピン71に隣接するように構成される、トラベラ98の停止面73によって画定され得る。ストラップ32における張力が張力リミタ102によって定義された最大張力に達すると、張力リミタ102は、アクチュエータ100が作動位置に移動されるときにトラベラ98が後方に移動するのを防ぐ。トラベラ98は、筐体88と当接するばねアーム99と連結されて動作中のトラベラ98の位置安定性を提供することができる。
張力リミタ102は、後端で力伝達部材104に連結され、前端でトラベラ98に連結される少なくとも1つのばね部材128を含む。一例では、張力リミタ102は、力伝達部材104及びトラベラ98と連結される一対のばね部材128を含み得る。ばね部材128は、力伝達部材104及びトラベラ98に平行に連結され得る。あるいは、ばね部材128は、力伝達部材104及びトラベラ98に直列的に連結され得る。ばね部材128は、長手方向Lのばね定数を有する、コイルばね又は所望に応じて任意の好適な代替のばねとして構成され得る。ばね部材128の後端が後方向へ移動するとき、ばね部材128は、同様に後方向に移動するようにトラベラ98を付勢する。
ここで張力アセンブリ70の動作を、固定器具22が張力モードである図5A〜6Cを更に参照して説明する。図5A〜5Cに例示するように、張力アセンブリ70が第1の初期又は中立形状であることにより、トリガ84の作動はトラベラ98に対し後方向に付勢力を加える。図5A〜5Cに例示するように、トリガ84は、第1の初期又は中立位置にある。図6A〜6Cに例示するように、トリガ84は、第1の初期又は中立位置から第2の作動位置へ作動し、張力アセンブリ70を第1の初期又は中立形状から作動形状へ反復することで、付勢力がトラベラ98に対して後方向に加えられる。
特に図5A〜5Cを参照すると、トリガ84は、ハンドル82の前方へ離間する場所にて筐体88から下へ延在する下方握り部部分85と、筐体88に枢動可能に接続される上方固定部分89と、を含むことができる。特に、トリガ84は、上方固定部分89を通って側面方向Aに延在する溝66を画定する。特に、溝66は、前端66a及び前端66aから後方向に離間される後端66bを画定し得る。固定器具22は、溝66を通って側面方向Aに延在するピボットピン67を更に画定し得る。ピボットピン67は、トリガ84が第1の位置から第2の作動位置に作動したとき、第1の枢軸方向にピボットピン67によって画定されるようなトリガピボット軸の周囲で旋回するようにトリガピボット軸を画定する。トリガピボット軸は、側面方向A又は所望に応じて任意の好適な代替の方向に配向され得る。下で理解されるように、ピボットピン67は、長手方向Lに沿って移動可能である。例えば、固定器具22が張力モードであるとき、ピボットピン67は、第1の位置に配設される。固定器具が切断モードであるとき、ピボットピン67は、第1の位置から後方向に離間された第2の位置に配設される。例えば、第1の位置は、溝66の前端66aにあり得る。第2の位置は、溝66の後端66bにあり得る。
上方固定部分89は、選択的に力伝達部材104と連結及び分離されるように更に構成される。張力アセンブリ70が張力モードであるとき、上方固定部分89は、力伝達部材104と連結される。特に、トリガ84は、固定部分89から外に延在する作動ピン64を含む。例えば、作動ピン64は、固定部分89から外に側面方向Aに沿って延在し得る。力伝達部材104は、そこを通り側面方向Aに沿って延在する溝68を画定することができる。例えば、力伝達104は、前方内面104a及び前方内面104aから後方向に離間される後方内面104bを含み得る。前方内面104a及び後方内面104bは、溝68を少なくとも部分的に画定するために協働する。固定器具22が張力モードであるとき、作動ピン64が後方内面104bと当接することができるように、溝68は、作動ピン64を受容する。トリガ84が第1の位置にあるとき、作動ピン64は、溝68の開口部に配設され得る。溝68は、弓状の形状であり得るか、ないしは別な形に所望に応じて成形され得る。例えば、溝64は、前方向に対して凹状であり得る。
固定器具22が張力モードであるとき、ピボットピン67は、作動ピン64から前方向にオフセットされる。更に、作動ピン64は、ピボットピン67から下向きの方向にオフセットされる。したがって、図6A〜6Cを参照すると、ユーザーは、ハンドル82及びトリガ84の握り部85を片手で把持し、トリガ84を引いて、握り部85がハンドル82に向かって後方に移動するように、トリガ84をピボットピン67の周囲で第1の方向に旋回させることができる。作動ピン64は、ピボットピン67に対して後方に離間されるので、ピボットピン67の周囲におけるトリガ84の作動位置への移動は、作動ピン64を後方向及び上方向に移動させる。したがって、トリガ84の作動位置への移動は、作動ピン64を更に溝68の中へ移動させることができる。更に、作動ピン64は、力伝達部材104の後方内面104bと当接するので、作動ピンの後方向への移動は、力伝達部材104の後方向への同様な移動を促す。
力伝達部材104の後方向への移動は、少なくとも1つのばね部材128を変形させることを理解されたい。例えば、少なくとも1つのばね部材128は、長手方向Lに伸展することができる。したがって、少なくとも1つのばね部材128は、後方向の付勢力としてトラベラ98に加えられる圧縮力を規定する。力伝達部材104が、トリガ84の作動位置への移動に応じた作動ピン64の後方移動に対応する距離を後方に並進するとき、少なくとも1つのばね部材128、及びしたがって張力リミタ102は、トラベラ98に所定の付勢力を加えるように構成されるばね定数を有することを理解されたい。したがって、ループ55における張力が、少なくとも1つのばね部材128のばね定数及び力伝達部材104の移動の長さによって規定される所定の最大張力未満である限り、ばね部材128の変形は、ばね部材128によって適用される力を引き起こし、トラベラ98を後方向に移動させるであろう。しかしながら、ひとたびループ55にて誘発された張力が張力リミタ102によって規定される所定の最大張力に達すると、力伝達部材の後方移動によるばね部材128の変形は、ばね部材128にトラベラ98に対する後方付勢力を適用させることになり、それはトラベラ98を後方向に移動するために必要な力に打ち勝ち、ループ55を更に締め付けるには不十分である。したがって、この時点で、ループ55は、固定器具22で許容されるように、その所定の最大張力に達するであろう。
トリガ84が作動位置まで移動し、またトラベラ98が後方向に移動し、これにより自由端35もロック機構38の筐体50に対して後方向に移動させた後で、ループ55における張力は、所定の最大張力に達しても、達していなくてもよいと認められる。ループ55における張力は、所定の最大張力と等しいか、所定の最大張力未満かにかかわらず、トリガ84を作動位置へ作動させるときに観察され得る。例えば、トリガ84を作動位置へ作動させる際に、ストラップ32の自由端35が後方向へ並進しない又は後方向への並進を停止する場合は、ループ55における張力は所定の最大張力に達したと判定され得る。他方では、トリガ84を作動位置へ作動させる際にストラップ32の自由端35が後方向に並進する場合は、ループ55における張力は所定の最大張力未満であると判定され得る。
ループ55における張力が所定の最大張力に達した場合は、次に固定器具は、張力モードから切断モードへ反復され得る。しかしながら、ループ55における張力が所定の最大張力未満である場合は、次にトリガは、作動位置へ再度移動され得る。固定器具が、ハンドル142とトリガ144との間に接続され、トリガ144をピボットピン67の周囲で第1の枢軸方向と反対側の第2の枢軸方向に旋回するように付勢するトリガばね部材146(図5A参照)を含み得ることを理解されたい。したがって、トリガ84が作動位置に移動した後、トリガ84の解放は、トリガばね部材146の力をトリガ144に付勢させて、第1の位置までピボットピン67の周囲を旋回することができるようにする。あるいは、骨固定器具22は、骨固定器具22がトリガばね部材146を有しなくてもよいように、トリガ144の1ストークで十分な張力をループ55に加えるように構成され得る。トリガ84が第1の位置に移動するとき、作動ピン64は、力伝達部材104の前方内面104aに抗して前進し、したがって力伝達部材104を前方向に移動するように押し付けると理解される。力伝達部材104が前方向に移動すると、力伝達部材104は、少なくとも1つのばね部材128の後端を前方向に移動させる。したがって、少なくとも1つのばね部材は、トラベラ98を前方向に移動させる付勢力を提供する。トラベラ98が前方向に移動すると、ストラップ32の歯48と係合する歯120a及び120bのうちの少なくとも1つは、歯48の上につめ車で動く。したがって、トラベラ98は、ストラップ32の自由端35に沿って前方向に移動する。ロック歯58及び48の係合は、ループ55において誘発される増加した張力が、自由端35を、ループ55における張力を減少させることになる矢印Aと逆の方向に筐体を通して移動させるのを防ぐ(図2B参照)。
したがって、トリガストロークが完了し、図6Aに例示されるようにトリガ84がその作動位置に移動し終えると、ユーザーは、トリガ84を解放することができ、トリガばね部材146にトリガ84を図5Aに図示するその前方位置へと付勢する。一旦トリガ84がその前方位置に移動すると、トリガ84、及びしたがって張力アセンブリ70は、第1の初期形状である。トリガ84を、作動位置に再度移動して、これにより上述のようにトラベラ98を後方向に移動させることができる。ループ55における張力が、張力リミタ102によって規定された所定の最大張力に達するまでトリガを、何度でも解放したり作動したりすることができる。
張力リミタ102は、標的の骨28の周囲でループ55において誘発される張力を超える、トラベラ98に対する後方付勢力を適用するように構成され得ることを理解されたい。例えば、少なくとも1つのばね部材128は、ループ55の張力と、ループ55を締め付けているときに(図2B参照)、ロック歯48及び58のうちの一方又は双方を、歯が互いを乗り越えるように偏向させる追加の力と、に打ち勝つのに十分なトラベラ98に対する後方向への力を適用し得る。したがって、張力リミタ102は、標的の骨の周囲のループ55における張力より大きいがそれに対応する力を適用するように、構成され得る。したがって、張力リミタ102によって適用される最大の力は、ループ55における所望の最大張力に対応することができ、歯48及び58が互いを乗り越えて通過すると、ループ55における張力は、歯48及び58が連動するにつれて幾分減少し得ることが理解される。一実施形態によると、張力リミタ102は、所望に応じて、例えば、最大約430ニュートンの、又は所望に応じて、標的の骨28の周囲のループ55における所望の最大張力に対応する任意の他の力といった、最大力を適用し得る。その結果、所望の最大張力が標的の骨28の周囲でループ55において誘発された後、トリガ84が完全に作動されたときに張力リミタ102によって適用される力は、歯48及び58を互いに乗り越えさせ、ループ55を更に締め付けるには不十分である。したがって、最大張力がループ55において標的の骨28の周囲に誘発されたら、張力リミタ102によってトラベラに適用される力は、ループ55を標的の骨28の周囲に更に締め付けるのに十分な距離だけトラベラ98を後方に並進させるには、不十分であろう。一旦ループ55における張力が所定の最大張力に達すると、トリガ84を解放することができ、作動ピン64は、図5Bに例示されるように溝68の開口部に戻ることができる。
ここで図7A〜7Dを参照すると、また上述のように、固定器具22は、ループ55における張力が所定の最大張力に達した後でストラップ32の自由端35を切断するように構成される切断アセンブリ72を含む。例えば、トグル部材83を本体76から離れる後方向に移動して、固定装置22を張力モードから切断モードへ反復させることができる。特に、固定装置は、第1の端部でトグル部材83に取り付けられ、第1の端部から前方に離間される第2の端部でピボットピン67を支持する支持アーム105を含む。支持アーム105は、所望に応じてトグル部材83とモノリシックであり得ることを理解されたい。支持アーム105及びトグル部材83は、第1の位置から第2の位置に後方向に移動するように構成されるアクチュエータアセンブリを画定し得る。支持アーム105は、筐体88によって支持され、第1の前方位置と第2の後方位置との間を移動するように構成される。一例では、支持アーム105は、長手方向Lに沿って移動するように構成される。トグル部材83が第1の位置にあるとき、支持アーム105は、図5A〜5Cを参照して上述したようにピボットピン67が溝66内の第1の位置にある、第1の位置にある。トグル部材83が第2の装備位置に移動するとき、支持アーム105は、トグル部材83とともに、ピボットピン67が溝66内の第2の位置にある、対応の第2の位置に移動する。
一例では、トグル部材83は、第1の位置から第2の位置に移動するにつれて、筐体88から後方向に引き離される。固定器具22は、支持アーム105と筐体88との間に連結されるアクチュエータばね部材109を含み得る。例えば、アクチュエータばね部材109は、第1の端部で支持アーム105に取り付けられ、第2の端部で筐体88の両側間に延在する固定部材94の1つに取り付けられ得る。第2の端部は、第1の端部から前方向に離間され得るが、アクチュエータばね部材109は、第2の端部が第1の端部から後方向に離間されるように構成され得ることを理解されたい。支持アーム105が第1の位置から第2の位置に後方向に移動すると、アクチュエータばね部材109の第1の端部は、アクチュエータばね部材109の第2の端部から離れる方向に移動して、したがってアクチュエータばね部材を伸展させる。したがって、アクチュエータばね部材109は、支持アーム105を前方向に付勢させるばね力を支持アーム105に加える。したがって、トグル部材83の後方向への移動は、アクチュエータばね部材109のばね力に抗する。
図8B〜8Cもまた参照すると、固定器具22は、トグル部材83を第2の位置に取り外し可能にロックするように構成されるロック部材110を含む。ロック部材110は、ロック部110a及びロック部110aから突出し、筐体88と当接する少なくとも1つのばね部110bを含み得る。例えば、ロック部材110は、側面方向Aに互いから離間配置された一対のばね部110bを含み得る。ロック部材110は、筐体88によって支持されるピボットピン130によって枢動可能に支持される。ばね部110bは、支持アーム105に対してロック部110aを付勢するように圧縮され得る。トグル部材83が第2の位置に移動されると、ロック部110aは、アクチュエータばね部材109の力を受けて支持アーム105が第1の位置へ戻ることを防ぐために、支持アーム105と係合するように構成される。例えば、ロック部110aは、突起111を含むことができ、支持アーム105は、突起を受容するように寸法決めされた孔123を画定することができる。支持アーム105及びトグル部材83が第1の位置にあるとき、孔123は、突起111から前方向に離間配置されるが、長手方向に沿って突起111と揃えられる。したがって、トグル部材83が第2の位置に移動されると、ばね部110bは、ロック部110aがばね部110bの力を受けて孔123の中に挿入されるように、ロック部材110をピボットピン130の周囲で旋回させる。例えば、突起111は、孔123の中に挿入されてもよい。その結果、アクチュエータばね部材109の力は、支持アーム105をロック部110aに当接させて、これにより、アクチュエータが第2の位置から第1の位置に戻ることを防ぐ。
図5Aに例示されるように、トリガ84が第1の位置にあるとき、溝66の前端66aは、溝66の後端66bの上に配設され得る。したがって、再び図7A〜7Dを参照すると、作動アーム105が第1の位置から第2の位置まで移動するにつれてピボットピン67が第1の端部66aから第2の端部66bまで後方向に移動するとき、ピボットピン67は、トリガ84をピボットピン67の周囲で第1の方向と反対側の第2の方向に旋回するように付勢することができる。したがって、作動ピン64は、作動ピン64がカッターアーム106に隣接して配設されるように溝68から外に移動することができる。例えば、作動ピン64は、溝68の下方及び外に移動することができる。一例では、作動ピン64は、カッターアーム106に隣接することができる。作動ピン64は、溝の外に、かつ力伝達部材104とずれて配設されるので、第1の位置から第2の位置に向かう第1の方向へのトリガ84の移動は、作動ピン64を後方向において力伝達部材104に当接させない。その結果、固定器具22が切断モードであるとき、トリガ84は、力伝達部材104から分離される。骨固定器具22がトリガばね部材146を有していない場合、ピボットピン67の第2の位置への移動により、上述にように作動ピン64が溝68から下方に移動する第1の位置に向かって、トリガ84をピボットピン67の周囲で移動させることができることを理解されたい。
更に、ピボットピン67が溝66内の第2の位置に配設されるとき、ピボットピン67は、作動ピン64に対して後方向にオフセットされる。したがって、アクチュエータは、骨固定器具が張力モードであるとき第1のピボット軸の周囲を移動するように構成され、またアクチュエータは、骨固定器具が切断モードであるとき第1のピボット軸から後方向に離間配置された第2のピボット軸の周囲を移動する。そのため、図8Aに例示されるように、握り部部分84がハンドル82に向かって移動するように、トリガ84が作動されてピボットピン67の周囲を第1の方向に旋回するとき、作動ピン64は、カッターアーム106に対して横方向に沿って下方に移動する。カッターアーム106は、前側部分106a及び前側部分106aから後方向に離間した後ろ側部分106bを含む。カッターアーム106は、切断ピボットピン121で支持される。
切断ピボットピン121は、カッターアーム106が切断ピボットピン121の周囲を旋回するように構成されているような筐体によって支持される。前側部分106aは、切断ピボットピン121から前方に延在し、後ろ側部分106bは、切断ピボットピン121から後方に延在する。したがって、切断ピボットピン121は、前側部分106aと後ろ側部分106bとの間に配設される。作動ピン64は、カッターアーム106の後ろ側部分106bに隣接する。カッター刃108aは、前側部分106aから延在する。例えば、カッター刃108aは、カッターアーム106の前側部分106aから上方に延在し得る。したがって、トリガ84が第1の位置から第2の位置に向かって第1の方向に旋回するように付勢されると、作動ピン64は、カッターアーム106を、切断ピボットピン121の周囲で第1の位置から、カッター刃108をストラップ32の自由端35に接触させて自由端35を切断する切断位置まで第1の切断方向に旋回するように付勢する。例えば、カッター刃108は、筐体50がループ55と切断刃108との間に配設されているような場所で自由端35を切断することができる。一実施形態によれば、カッター刃108は、ノーズ86から後方向に離間配置され得る。したがって、ノーズ86は、カッター刃108と筐体50との間に配設され得る。
カッターアーム106は、それぞれ後ろ側部分106bから外に延在する付勢アーム124及びばね部材126を含み得る。ばね部材126は、切断ピボットピン121の周囲で第1の切断方向の反対側の第2の切断方向に旋回するようにカッターアーム106を付勢するために、筐体88と当接するばねアームの形状であってもよい。したがって、カッター刃108が自由端35を切断して、トリガ84が解放された後、ばね部材126は、切断ピボットピン121を第2の切断方向に旋回するように付勢する。切断ピボットピン121の第2の切断方向への旋回は、付勢アーム124をロック部材110の受け面132に当接させる。ピボットピン130は、受け面132の後方、かつロック部110a及びばね部110b双方の前方に配設され得る。付勢アーム124が受け面132、ロック部材110に当接すると、ロック部材は、ロック部110aが孔123から離れるまでピボットピン130の周囲を旋回するように駆動される。したがって、アクチュエータばね部材109の力は、図5A〜5Cを参照して上述したようにピボットピン67が溝66内に配設されるまで図8Dに例示されるように支持アーム105及びトグル部材83を前方に移動するように付勢する。したがって、固定器具22は、上述のように切断モードから張力モードへ反復される。そのため、固定器具22によって、後続のトリガ84の作動は、図7A〜7Dを参照して上述したように最初にトグル部材83を第2の位置まで動かさずに、カッターアームを切断位置へ動かすことができないことを理解されたい。固定器具22が張力モードに戻ると、握り部96は、対応のループ55を引っ張り、続いて自由端35を上述の方法で切断するために別のストラップ32の自由端35を受容するように構成される。
以上、本開示を詳細に説明したが、添付の特許請求の範囲により定義される本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく本明細書において様々な変更、代用、及び改変を行い得る点を理解されたい。更に、本開示の範囲は、明細書に述べられる特定の実施形態に限定されるものではない。本発明の開示から当業者には容易に理解されるように、本明細書に述べられる対応する実施形態と実質的に同じ機能を行うか、又は実質的に同じ結果を実現する、現時点で存在するか又は将来的に開発されるプロセス、機械、製法、組成物、手段、方法、又は工程を本開示に基づいて利用することが可能である。
〔実施の態様〕
(1) 前端と、前記前端から後方向に離間された後端とを有する骨固定器具であって、前記骨固定器具は、骨固定部材に張力を適用して、前記骨固定部材を標的の骨の周囲に締め付けるように構成されており、
前記骨固定部材の自由端に取り付けるように構成されている握り部と、
トラベラであって、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記トラベラが前記後方向に移動するにつれて、前記骨固定部材における張力を増大させるために前記握り部が前記トラベラとともに前記後方向に移動するように、前記握り部を支持する、トラベラと、
カッター刃を運ぶカッターアームであって、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記カッター刃が前記骨固定部材の前記自由端を切断する切断位置まで前記カッター刃を移動させるように構成されている、カッターアームと、
選択的に独立して前記トラベラ及び前記カッターアームと連結するように構成されているアクチュエータと、
第1の位置と第2の位置との間で移動可能であるトグル部材であって、1)前記トグル部材が前記第1の位置にあるとき、前記骨固定器具は、前記アクチュエータの移動が前記トラベラを前記後方向に移動させ、それによって前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記骨固定部材における前記張力を増大させる、張力モードであり、2)前記トグル部材が前記第2の位置にあるとき、前記骨固定器具は、前記アクチュエータの移動が前記カッターアームに前記カッター刃を前記切断位置まで移動させる、切断モードである、トグル部材と、を備える、骨固定器具。
(2) 前記骨固定器具が前記張力モードであり、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記アクチュエータの移動は、前記骨固定部材における前記張力が所定の張力に達するまで前記トラベラを前記後方向に移動させる、実施態様1に記載の骨固定器具。
(3) 張力リミタと前記トラベラとの間に連結される、力伝達部材と張力リミタとを更に備え、前記力伝達部材は、前記骨固定部材が前記張力モードであるとき、前記アクチュエータと連結され、前記骨固定部材が前記切断モードであるとき、前記アクチュエータから分離される、実施態様1又は2に記載の骨固定器具。
(4) 前記張力リミタの前記変形は、前記骨固定部材における前記張力が所定の張力未満であるとき、前記アクチュエータの前記第2の位置に向かう移動に応じて前記トラベラを後方に移動させ、前記骨固定部材における前記張力が前記所定の張力に達するとき、前記アクチュエータの前記第2の位置に向かう移動に応じて前記トラベラを前記後方向に移動させない、実施態様3に記載の骨固定器具。
(5) 前記張力リミタは、前記骨固定器具が前記張力モードである間に前記アクチュエータが前記第2の位置から前記第1の位置に向かって移動するとき、前記トラベラを前記後方向と反対側の前方向に更に移動させる、実施態様3又は4に記載の骨固定器具。
(6) 前記張力リミタが、前記アクチュエータと前記トラベラとの間に接続されるばね部材を備え、前記骨固定器具が前記張力モードであるとき、前記アクチュエータの動きが、前記ばね部材を屈曲させ、かつ付勢力下で前記トラベラを後方に付勢させる、実施態様3〜5のいずれかに記載の骨固定器具。
(7) 前記付勢力が前記骨固定部材における前記張力を超えるときに、前記トラベラが後方に移動する、実施態様6に記載の骨固定器具。
(8) 前記付勢力が前記骨固定部材における前記張力以下であるときに、前記トラベラが静止したままである、実施態様7に記載の骨固定器具。
(9) 前記握り部が前記後方向に移動する間に、前記握り部が前記骨固定部材の前記自由端と連動し、前記握り部が前記前方向に移動するとき、前記握り部が前記骨固定部材の前記自由端に沿って動く、実施態様5〜8のいずれかに記載の骨固定器具。
(10) 前記握り部が、前記固定部材の相補形の歯と連動するように構成されている歯をそれぞれ有する第1及び第2の握り部部材を更に備える、実施態様1〜9のいずれかに記載の骨固定器具。
(11) 前記骨固定器具が前記張力モードであるとき、前記アクチュエータが第1の軸の周囲を移動し、前記骨固定器具が前記切断モードであるとき、前記アクチュエータが前記第1の軸から離間される第2の軸の周囲を移動する、実施態様1〜10のいずれかに記載の骨固定器具。
(12) 前記アクチュエータが、ピボットピンを受容する溝を画定し、前記骨固定器具が前記張力モードであるとき、前記ピボットピンが第1の位置にあり、前記骨固定器具が前記切断モードであるとき、前記ピボットピンが前記第1の位置から前記後方向に離間された第2の位置にある、実施態様11に記載の骨固定器具。
(13) 前記骨固定器具が前記切断モードであるとき、前記トグル部材の前記第2の位置への移動が、前記アクチュエータを前記カッターアームに隣接させる、実施態様1〜12のいずれかに記載の骨固定器具。
(14) 前記アクチュエータは、作動ピンを画定し、前記作動ピンは、前記骨固定器具が前記張力モードであるとき、前記力伝達部材の溝に受容され、前記骨固定器具が前記切断モードであるとき、前記溝から離れる、実施態様1〜13のいずれかに記載の骨固定器具。
(15) 前記骨固定器具が前記切断モードであるとき、前記作動ピンが、前記切断部材と隣接する、実施態様14に記載の骨固定器具。
(16) 前記アクチュエータの動きが、前記切断刃を前記切断位置へ移動させるために前記作動ピンに前記切断部材を駆動させる、実施態様15に記載の骨固定器具。
(17) 前記トグル部材を前記第2の位置から前記第1の位置に向かって付勢するばね力に抗して、前記トグル部材を前記第2の位置に取り外し可能にロックするように構成されているロック部材を更に備える、実施態様1〜16のいずれかに記載の骨固定器具。
(18) 前記切断刃が前記骨固定部材の前記自由端を切断した後で前記トグル部材から前記ロック部材を取り外すために、前記切断部材が前記ロック部材と隣接するように構成されている、実施態様17に記載の骨固定器具。
(19) 実施態様1〜18のいずれかに記載の前記骨固定器具と、前記骨固定部材と、を備える、骨固定アセンブリ。
(20) 前端と、前記前端から後方向に離間された後端とを有する骨固定器具であって、前記骨固定器具は、骨固定部材に張力を適用して、前記骨固定部材を標的の骨の周囲に締め付けるように構成されており、
前記骨固定部材の自由端に取り付けるように構成されている握り部と、
トラベラであって、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記トラベラが前記後方向に移動するにつれて、前記骨固定部材における張力を増大させるために前記握り部が前記トラベラとともに前記後方向に移動するように、前記握り部を支持する、トラベラと、
カッター刃を運ぶカッターアームであって、前記カッターアームは、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記カッター刃が前記骨固定部材の前記自由端を切断する切断位置まで前記カッター刃を移動させるように構成されている、カッターアームと、
第1のピボット軸及び前記第1のピボット軸から離間される第2のピボット軸の周囲を選択的に旋回するように構成されるアクチュエータであって、前記アクチュエータが前記第1のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記アクチュエータが前記トラベラに対し前記後方向に力を加え、前記アクチュエータが前記第2のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記アクチュエータが前記カッター部材に力を加え、これにより前記カッター部材に前記切断刃を前記切断位置に移動させる、アクチュエータと、を備える、骨固定器具。
(21) 前記アクチュエータが、選択的に独立して前記トラベラ及び前記カッターアームと連結されるように構成されている、実施態様20に記載の骨固定器具。
(22) 前記アクチュエータが前記第1のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記アクチュエータが前記トラベラと連結され、前記アクチュエータが前記第2のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記アクチュエータが前記カッターアームと連結される、実施態様20又は21に記載の骨固定器具。
(23) 前記アクチュエータが前記第1のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記アクチュエータが前記カッターアームから分離され、前記アクチュエータが前記第2のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記アクチュエータが前記トラベラから分離される、実施態様20〜22のいずれかに記載の骨固定器具。
(24) 第1の位置と第2の位置との間で移動可能であるトグル部材を更に備え、1)前記トグル部材が前記第1の位置にあるとき、前記骨固定器具は、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記第1のピボット軸の周囲の前記アクチュエータの移動が、前記骨固定部材における前記張力が所定の張力に達するまで、前記トラベラを前記後方向に移動させる、張力モードであり、2)前記トグル部材が前記第2の位置にあるとき、前記骨固定器具は、前記第2のピボット軸の周囲の前記アクチュエータの移動が前記カッターアームに前記カッター刃を前記切断位置まで移動させる、切断モードである、実施態様20〜23のいずれかに記載の骨固定器具。
(25) 実施態様20〜24のいずれかに記載の前記骨固定器具と、前記骨固定部材とを備える、骨固定アセンブリ。

Claims (19)

  1. 前端と、前記前端から後方向に離間された後端とを有する骨固定器具であって、前記骨固定器具は、骨固定部材に張力を適用して、前記骨固定部材を標的の骨の周囲に締め付けるように構成されており、
    前記骨固定部材の自由端に取り付けるように構成されている握り部と、
    トラベラであって、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記トラベラが前記後方向に移動するにつれて、前記骨固定部材における張力を増大させるために前記握り部が前記トラベラとともに前記後方向に移動するように、前記握り部を支持する、トラベラと、
    カッター刃を運ぶカッターアームであって、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記カッター刃が前記骨固定部材の前記自由端を切断する切断位置まで前記カッター刃を移動させるように構成されている、カッターアームと、
    選択的に独立して前記トラベラ及び前記カッターアームと連結するように構成されているアクチュエータと、
    第1の位置と第2の位置との間で移動可能であるトグル部材であって、1)前記トグル部材が前記第1の位置にあるとき、前記骨固定器具は、前記アクチュエータの移動が前記トラベラを前記後方向に移動させ、それによって前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記骨固定部材における前記張力を増大させる、張力モードであり、2)前記トグル部材が前記第2の位置にあるとき、前記骨固定器具は、前記アクチュエータの移動が前記カッターアームに前記カッター刃を前記切断位置まで移動させる、切断モードである、トグル部材と、
    前記骨固定部材が前記張力モードであるとき、前記アクチュエータと連結され、前記骨固定部材が前記切断モードであるとき、前記アクチュエータから分離される、力伝達部材と、を備え、前記アクチュエータは、作動ピンを画定し、前記作動ピンは、前記骨固定器具が前記張力モードであるとき、前記力伝達部材の溝に受容され、前記骨固定器具が前記切断モードであるとき、前記溝から離れる、骨固定器具。
  2. 前記骨固定器具が前記張力モードであり、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記アクチュエータの移動は、前記骨固定部材における前記張力が所定の張力に達するまで前記トラベラを前記後方向に移動させる、請求項1に記載の骨固定器具。
  3. 前記力伝達部材と前記トラベラとの間に連結される、張力リミタを更に備える、請求項1又は2に記載の骨固定器具。
  4. 前記張力リミタの変形は、前記骨固定部材における前記張力が所定の張力未満であるとき、前記アクチュエータの前記第2の位置に向かう移動に応じて前記トラベラを後方に移動させ、前記骨固定部材における前記張力が前記所定の張力に達するとき、前記アクチュエータの前記第2の位置に向かう移動に応じて前記トラベラを前記後方向に移動させない、請求項3に記載の骨固定器具。
  5. 前記張力リミタは、前記骨固定器具が前記張力モードである間に前記アクチュエータが前記第2の位置から前記第1の位置に向かって移動するとき、前記トラベラを前記後方向と反対側の前方向に更に移動させる、請求項3又は4に記載の骨固定器具。
  6. 前記張力リミタが、前記アクチュエータと前記トラベラとの間に接続されるばね部材を備え、前記骨固定器具が前記張力モードであるとき、前記アクチュエータの動きが、前記ばね部材を屈曲させ、かつ付勢力下で前記トラベラを後方に付勢させる、請求項3〜5のいずれか一項に記載の骨固定器具。
  7. 前記付勢力が前記骨固定部材における前記張力を超えるときに、前記トラベラが後方に移動する、請求項6に記載の骨固定器具。
  8. 前記握り部が前記後方向に移動する間に、前記握り部が前記骨固定部材の前記自由端と連動し、前記握り部が前記後方向と反対側の前方向に移動するとき、前記握り部が前記骨固定部材の前記自由端に沿って動く、請求項5〜7のいずれか一項に記載の骨固定器具。
  9. 前記骨固定器具が前記張力モードであるとき、前記アクチュエータが第1の軸の周囲を移動し、前記骨固定器具が前記切断モードであるとき、前記アクチュエータが前記第1の軸から離間される第2の軸の周囲を移動する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の骨固定器具。
  10. 前記アクチュエータが、ピボットピンを受容する溝を画定し、前記骨固定器具が前記張力モードであるとき、前記ピボットピンが第1の位置にあり、前記骨固定器具が前記切断モードであるとき、前記ピボットピンが前記第1の位置から前記後方向に離間された第2の位置にある、請求項9に記載の骨固定器具。
  11. 前記骨固定器具が前記切断モードであるとき、前記トグル部材の前記第2の位置への移動が、前記アクチュエータを前記カッターアームに隣接させる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の骨固定器具。
  12. 前記アクチュエータは、作動ピンを画定し、前記作動ピンは、前記骨固定器具が前記張力モードであるとき、前記力伝達部材の溝に受容され、前記骨固定器具が前記切断モードであるとき、前記溝から離れる、請求項1〜11のいずれか一項に記載の骨固定器具。
  13. 前記骨固定器具が前記切断モードであるとき、前記作動ピンが、前記カッターアームと隣接する、請求項12に記載の骨固定器具。
  14. 前記アクチュエータの動きが、前記カッター刃を前記切断位置へ移動させるために前記作動ピンに前記カッターアームを駆動させる、請求項13に記載の骨固定器具。
  15. 前端と、前記前端から後方向に離間された後端とを有する骨固定器具であって、前記骨固定器具は、骨固定部材に張力を適用して、前記骨固定部材を標的の骨の周囲に締め付けるように構成されており、
    前記骨固定部材の自由端に取り付けるように構成されている握り部と、
    トラベラであって、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記トラベラが前記後方向に移動するにつれて、前記骨固定部材における張力を増大させるために前記握り部が前記トラベラとともに前記後方向に移動するように、前記握り部を支持する、トラベラと、
    カッター刃を運ぶカッターアームであって、前記カッターアームは、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記カッター刃が前記骨固定部材の前記自由端を切断する切断位置まで前記カッター刃を移動させるように構成されている、カッターアームと、
    第1のピボット軸及び前記第1のピボット軸から離間される第2のピボット軸の周囲を選択的に旋回するように構成されるアクチュエータであって、前記アクチュエータが前記第1のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記骨固定器具は、前記アクチュエータが前記トラベラに対し前記後方向に力を加える、張力モードであり、前記アクチュエータが前記第2のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記骨固定器具は、前記アクチュエータが前記カッターアームに力を加え、これにより前カッター刃を前記切断位置に移動させる、切断モードである、アクチュエータと、を備え、
    前記アクチュエータが、ピボットピンを受容する溝を画定し、前記ピボットピンは、前記第1のピボット軸を画定するように前記溝内の第1の位置にあり、前記ピボットピンは、前記第2のピボット軸を画定するように前記第1の位置から前記後方向に離間された前記溝内の第2の位置にある、骨固定器具。
  16. 前記アクチュエータが、選択的に独立して前記トラベラ及び前記カッターアームと連結されるように構成されている、請求項15に記載の骨固定器具。
  17. 前記アクチュエータが前記第1のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記アクチュエータが前記トラベラと連結され、前記アクチュエータが前記第2のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記アクチュエータが前記カッターアームと連結される、請求項15又は16に記載の骨固定器具。
  18. 前記アクチュエータが前記第1のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記アクチュエータが前記カッターアームから分離され、前記アクチュエータが前記第2のピボット軸の周囲を旋回するとき、前記アクチュエータが前記トラベラから分離される、請求項15〜17のいずれか一項に記載の骨固定器具。
  19. 第1の位置と第2の位置との間で移動可能であるトグル部材を更に備え、1)前記トグル部材が前記第1の位置にあるとき、前記骨固定器具は、前記握り部が前記骨固定部材に取り付けられているとき、前記第1のピボット軸の周囲の前記アクチュエータの移動が、前記骨固定部材における前記張力が所定の張力に達するまで、前記トラベラを前記後方向に移動させる、張力モードであり、2)前記トグル部材が前記第2の位置にあるとき、前記骨固定器具は、前記第2のピボット軸の周囲の前記アクチュエータの移動が前記カッターアームに前記カッター刃を前記切断位置まで移動させる、切断モードである、請求項15〜18のいずれか一項に記載の骨固定器具。
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