JP6557026B2 - ミシン - Google Patents
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Description
[1.1 構成]
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明ではミシンおいて布を送るタイミングを調整する構成について重点的に説明する。ミシンの詳細な構成についての説明は省略するが、本発明の実施形態は、ジグザグ縫いミシンなどの現在又は将来において利用可能なあらゆるミシンに適用することができる。図1には、本実施形態のミシンの概略構成の一例を示す。
ミシンは、上軸1と下軸2を有する。上軸1には、不図示の針棒及び天秤がクランク機構を介して上下動可能に連結されている。針棒は、針を支持する部材である。天秤は、針に供給される上糸の量を変化させる部材である。
布送り機構は、送り歯3を上下および水平移動させる機構であり、送り台4、送りカム5a、送り二又5b、水平送り軸5c、および上下カム5dを有する。送り歯3は、不図示の布押さえとの間に布を挟持して送る部材であり、送り台4に取り付けられている。送り台4には、送り台4とともに送り歯3を水平移動させる機構と、上下移動させる機構とが連結されている。水平移動は、布送り方向の移動であり、ミシンの前後方向に移動することを意味する。
ベルト調整機構は、歯付ベルト6に接触して歯付ベルト6の緊張側のベルト長を変化させる機構であり、送り歯3が布を送るタイミングを補正する機能を有する。本実施形態では、アイドラユニット7を一例として説明する。アイドラユニット7は、歯付ベルト6の緊張側Aと緩み側Bのそれぞれに接触するアイドラ7a、7bを有する。なお、アイドラユニット7は、少なくとも1つのアイドラを緊張側Aに有していればよい。
付勢手段は、歯付ベルト6の緊張側Aのベルト長の変化に応じて、歯付ベルト6の張力変動を吸収することで、歯付ベルト6のベルト張力を一定に保つ手段である。厳密にいえば、例えばアイドラユニット7による歯付ベルト6のたるみの吸収量の変動に応じて、付勢位置を移動可能とし、かつ、重錘を用いるように一定の力を付勢可能な付勢手段を用いて歯付ベルト6のベルト張力を一定に保つことが理想である。ただし、本実施形態では、重錘と同様の効果を得ることができる、バネやクッション材のような弾性部材を用いて説明する。
以上のようなミシンにおいて縫製が行われる際の、ミシンの布送り動作について以下に説明する。
(1)布送り動作
縫製に際して上軸1が駆動されると、上軸1の回転をクランク機構が往復運動に変換し、針棒が上下動される。また、上軸1の回転は、上軸プーリ1a、歯付ベルト6、下軸プーリ2aを介して下軸2に伝えられる。上軸1の回転により下軸2が回転されると、送りカム5aおよび上下カム5dが回転する。
ベルト調整機構は、歯付ベルト6の緊張側のベルト長を変化させることにより、送り歯3が布を送るタイミングを調整する。まず、アイドラユニット7が中央位置にあり、緊張側および緩み側のどちらにもテンションを与えていない場合、上軸1の回転に伴い下軸2が回転し、所定のタイミングで送り歯3が布を送る。
ところで、アイドラユニット7を緊張側Aおよび緩み側Bに移動させた場合、アイドラユニット7により吸収されるベルトのたるみに変化が生じる。すなわち、アイドラユニット7が所定の左右位置まで移動された時点において、歯付ベルト6の緊張は最大値となる。アイドラユニット7を高速移動させる場合、歯付ベルト6においては緊張状態が急激に変化することになる。歯付ベルト6の急激な緊張状態の変化は、歯付ベルト6の耐久性を低下させてしまったり、振動、騒音の原因となったりする。他にも、歯付ベルト6が緩み脱落したり、上軸プーリ1aと下軸プーリ2aの歯の噛み合わせがずれる原因となる。
規制手段であるストッパー腕8bと、ストッパー8cの動作を図7を用いて説明する。通常のミシンの使用状態であれば、歯付ベルト6の緊張側Aと緩み側Bが入れ替わることはない。しかし、実際にミシンが作業者により使用される場合に、例えば、下糸が絡まり釜がロックされてしまい、慌てた作業者が弾み車を手動で逆回転させたときなどに意図しない負荷が生じることが考えられる。そうすると、一時的に歯付ベルト6の緊張側Aと緩み側Bが入れ替わることも考えられる。
以上のような構成を有する本実施形態のミシンの効果は以下の通りである。
(1)針棒を駆動する回動可能に設けられた上軸1と、送り歯3を駆動する回動可能に設けられた下軸2と、上軸1に設けられた上軸プーリ1aと、下軸2に設けられた下軸プーリ2aと、上軸プーリ1aと、下軸プーリ2aと、を連結して回転を同期させるベルト6と、ベルト6に接触して、ベルト6が引き込まれる緊張側Aのベルト長を変化させるベルト調整機構と、を有する。すなわちベルト調整機構であるアイドラユニット7により、歯付ベルト6の緊張側Aのベルト長を変化させることで、布送りのタイミングを任意に制御する。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
(1)上記の実施形態では、ベルト調整機構は歯付ベルト6の緊張側A、緩み側Bのそれぞれに接触する2個のアイドラ7a、7bからなるアイドラユニット7により構成した。ただし、アイドラを2個用いる構成は、安全性を考慮したものであり、少なくとも1つのアイドラを、歯付ベルト6の緊張側Aに設けることができる。他にも、アイドラ7a、7bのうち、緩み側Bのアイドラ7bに付勢手段を設けることで、テンション調整アイドラ8の機能を持たせることもできる。このように構成すれば、部品数を減らし、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
B 緩み側
1 上軸
1a 上軸プーリ
2 下軸
2a 下軸プーリ
3 送り歯
4 送り台
5a 送りカム
5b 送り二又
b1、b2 腕
b3 カム
b4 ピン
5c 水平送り軸
5d 上下カム
6 歯付ベルト
7 アイドラユニット
7a、7b アイドラ
7c 腕
8 テンション調整アイドラ
8a 弾性部材
8b ストッパー腕
8c ストッパー
Claims (7)
- 針棒を駆動する回動可能に設けられた上軸と、
送り歯を駆動する回動可能に設けられた下軸と、
前記上軸に設けられた上軸プーリと、
前記下軸に設けられた下軸プーリと、
前記上軸プーリと、前記下軸プーリと、を連結して回転を同期させるベルトと、
前記ベルトに接触して、前記ベルトが引き込まれる緊張側のベルト長を変化させるベルト調整機構と、を有し、
前記ベルト調整機構が、前記緊張側のベルト長が長くなるように変化させると、前記上軸に連結されている天秤に対して、下軸の送り位相が早くなるように構成されていることを特徴とするミシン。 - 前記ベルト調整機構は、
前記緊張側に接触する少なくとも1つのアイドラを有し、
前記アイドラが揺動することにより、前記ベルトの前記緊張側のベルト長を変化させることを特徴とする請求項1記載のミシン。 - 前記ベルトのベルト長の変化に応じて、前記ベルトを付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のミシン。
- 前記付勢手段が前記ベルトが送り出される緩み側に設けられていることを特徴とする請求項3記載のミシン。
- 前記付勢手段が弾性部材であることを特徴とする請求項3または4記載のミシン。
- 前記ベルトの緊張状態が前記付勢手段の付勢力を超えた場合に前記付勢手段の可動範囲を規制する規制手段が設けられていることを特徴とする請求項3〜5いずれか一項記載のミシン。
- 前記規制手段が、ストッパー腕と、前記ストッパー腕と所定の間隔をもって配置されたストッパーであり、
前記ストッパー腕は、前記ベルトの緊張状態が前記付勢手段の付勢力を超えた場合に、前記ストッパーに当接することで前記付勢手段の可動範囲を規制することを特徴とする請求項6記載のミシン。
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