JP2011251050A - 上糸調子調整具及びミシン装置 - Google Patents

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繁明 斉藤
Shinichi Saito
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Abstract

【課題】太い0番手の糸から極めて細い糸や毛糸を上糸として用いた場合にも、糸締まりが良く縫い縮みを少なくすることができ、ソフトな縫い上がりを実現することのできる上糸調子調整具及びこの上糸調子調整具を備えたミシン装置を提供する。
【解決手段】上糸調子装置40が備えられたミシン装置における、前記上糸調子装置40から針までの上糸2の糸道に設けられ、上糸調子装置40から針側を上流として、上流側に第1の接触部51を有すると共にこの第1の接触部51より下流側に上糸2の糸道を変更する第2の接触部52を具備する。
【選択図】図3

Description

この発明は、上糸調子調整具及びこの上糸調子調整具を備えたミシン装置に関するものである。
ミシンにとって上糸の張力などを指す上糸調子は極めて重要である。従来、上糸調子装置は、一対の糸調子皿間に上糸を通し、バネにより二つの皿に圧力を加え、このバネの弾性力をネジなどで調整するものが知られている。
更に、上記の構成の上糸調子装置を複数設け、一方の皿における間隙をレバーにより制御して糸調子を調整するものも知られている(特許文献1参照)。
特開2007−75250号公報
上記のような従来の上糸調子装置は、一つだけでは高精度で糸調子を制御することが難しく、太い0番手の糸から極めて細い糸や毛糸を上糸として用いた場合には、糸締まりを良くし、縫い縮みを少なくすることは困難であった。
特許文献1のものにあっては、構成が複雑であり、コストが高くなる問題がある。
本発明は上記のようなミシン装置における現状に鑑みなされたもので、その目的は、簡単な構成でありながら、太い0番手の糸から極めて細い糸や毛糸を上糸として用いた場合にも、糸締まりが良く縫い縮みを少なくすることができ、ソフトな縫い上がりを実現することのできる上糸調子調整具及びこの上糸調子調整具を備えたミシン装置を提供することである。
本発明に係る上糸調子調整具は、上糸調子装置が備えられたミシン装置における、前記上糸調子装置から針までの上糸の糸道に設けられ、上糸調子装置から針側を上流として、上流側に第1の接触部を有すると共にこの第1の接触部より下流側に上糸の糸道を変更する第2の接触部を具備することを特徴とする。
本発明に係る上糸調子調整具では、接触部は、穴または曲面により生成されていることを特徴とする。
本発明に係るミシン装置は、請求項1または2に記載の上糸調子調整具を上糸調子装置から針までの上糸の糸道に備えたことを特徴とする。
本発明に係る上糸調子調整具及びこの上糸調子調整具を備えたミシン装置によれば、上糸調子調整具の第1の接触部と第2の接触部によって上糸調子に変化が生じるため、上糸調子装置において上糸の張力を従来より弱くすることによって、太い0番手の糸から極めて細い糸や毛糸を上糸として用いた場合にも、糸締まりが良く縫い縮みを少なくすることができ、ソフトな縫い上がりを実現することができる。
本発明に係るミシン装置における第1の実施例の構成を示す側面図。 本発明に係るミシン装置における第1の実施例の構成を示す側面の要部拡大図。 本発明に係る上糸調子調整具における第1の実施例の構成を示す斜視図。 本発明に係る上糸調子調整具における第1の実施例の変形例の構成を示す斜視図。 本発明に係る上糸調子調整具における第2の実施例の構成を示す斜視図。 本発明に係る上糸調子調整具における第3の実施例の構成を示す斜視図。 本発明に係る上糸調子調整具における第4の実施例の構成を示す斜視図。
以下添付図面を参照して、本発明に係る上糸調子調整具の実施例と上糸調子調整具を用いたミシン装置の実施例を説明する。各図において同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図1及び図2に、本発明に係る上糸調子調整具を用いたミシン装置の実施形態を示す。ミシン装置の本体10は、アーム部20とヘッド部30とを有している。
本体10の後端側に設けられたプーリ11は、図示しないモータなどの駆動源の回転によりベルトを介して一定方向に回転させられる。プーリ11の軸の回転は、アーム部20内に設けられた天秤クランクや針棒クランクロッドなどの伝達機構に伝達され、天秤12と針棒13とを動かす構成を有している。従って、プーリ11が回転すると、伝達機構を介して天秤12と針棒13が上下に往復運動する。
例えば、アーム部20上に設けられた図示しない上糸供給源から供給される上糸2は、アーム部20の側部21に設けられた糸掛け22を介して概ね水平に糸掛け23へ掛けられている。糸掛け23によって上糸2は大きく下方へと導かれ、上糸調子装置40へと到る。
上糸調子装置40は図3に示すように、第1の皿41と第2の皿42とが重ねられて、ネジ43により螺合されており、ネジ43の手前側には調整ナット44が螺合されている。調整ナット44と第2の皿42との間には竹の子バネ45が介装されている。上糸2は第1の皿41と第2の皿42と間を通過するように配置される。調整ナット44の締め付け度合いにより、第1の皿41と第2の皿42との間の上糸2に対する圧力が変化し、上糸の張力を調整することができる。
上糸調子装置40には、上糸2を第1の皿41と第2の皿42の外側を回動させる糸取りバネ46が設けられている。上糸調子装置40の横には、糸掛け24が設けられている。上糸2は、第1の皿41と第2の皿42の間を概ね半周し、糸取りバネ46から図の左下方の糸掛け24へ到る。
上糸調子装置40の上側には、本実施形態に係る上糸調子調整具50が設けられている。上糸調子調整具50は、上糸調子装置40から針側を上流として、上流側に第1の接触部51である穴を有すると共にこの第1の接触部51より下流側に上糸2の糸道を変更する第2の接触部52を具備する。第1の接触部51及び第2の接触部52は、メッキなどが施され摩擦抵抗が極めて小さくされていることが望ましい。
この上糸調子調整具50は、金属製で平板状のベース53に形成された長穴54を介してネジ55によりアーム部20の側部21に取り付けられている。上糸調子調整具50は、長穴54により左右へ移動することができ、これにより糸調子を制御可能となっている。
この上糸調子調整具50は、一枚の金属板をコ字状に折り曲げられて形成され、ベース53と平行する表面部58との間に第1の接触部52を構成する円柱が取り付けられている。上糸2は糸掛け24から上側の上糸調子調整具50へ向かい、第2の接触部52を構成する円柱を部分的に周回して第1の接触部51である穴を介して上糸調子調整具50を抜け出ている。
上糸調子調整具50を抜け出た上糸2は、上方の天秤12の穴に通されて針棒13に設けられた針14へと導かれる。
ヘッド部30内であって、針14の下方には、下糸を保持する釜が配置され、従来より公知の動作を行う構成を有している。
以上のように構成されたミシン装置において、上糸調子装置40における調整ナット44の締め付け度合いを、上糸2が布地の下にでない程度に、従来より弱くして、動作させる。これによって、細糸から太糸に到るまでの全種の糸を用いた縫製においても、糸締りが良く且つ縫い縮みが少なくソフトに縫い上げることができた。細糸を用いた場合にも糸切れが少なくなった。
また、薄物、裏地、ショゼット綿、ニット、メッシュ、シルク類、革製品、シーンズ生地、テント地、ファルナー付生地、ビニールなど全てのものに対して、糸締りが良く且つ縫い縮みが少なくソフトに縫い上げることができた。また、地縫、ステッチ縫、返し縫などにおいても、この効果が確かめられた。
図4に、変形例に係る上糸調子調整具50Aを示す。この上糸調子調整具50Aは、図3の第1の実施例である上糸調子調整具50におけるベース53が、横長の板状であったのに対し、縦長の板状のベース53aを備える。この上糸調子調整具50Aは、上糸調子調整具50と全く変わらない作用効果を有する。
図5に、第2の実施例に係る上糸調子調整具50Bを示す。この上糸調子調整具50Bは、L字状のベース53bの立設壁53cに穴である第1の接触部51が形成されている。また、ベース53bの平板部から先端がU字上に折り曲げられた曲面を有する円柱体である第2の接触部52が立設されている。
上糸2は、第2の接触部52の下方からU字上に折り曲げられた円柱体の間隙部を介して第1の接触部51である穴へと到り、上糸調子調整具50Bを抜け出ている。この上糸調子調整具50Bによっても、第1の実施例に係る上糸調子調整具50とほぼ変わらない作用効果を得ることができた。
図6に、第3の実施例に係る上糸調子調整具50Cを示す。この上糸調子調整具50Cは、平板状のベース53dに二本の円柱体を立設したものであり、上糸調子装置40から遠い側の円柱体が第1の接触部51であり、上糸調子装置40に近い側の円柱体が第2の接触部52である。二本の円柱体には曲面を有するもので、上糸2の暴れを抑制するガード蓋56が被せられて設けられている。ガード蓋56は、二本の円柱体の外側に沿ったアーム部56aを有している。
上糸2は、第2の接触部52の下方から第2の接触部52である円柱体を部分的に巻回するようにして第2の接触部52である円柱体から第1の接触部51である円柱体の下方へと回り込み、第1の接触部51である円柱体の外側部から上糸調子調整具50Cを抜け出ている。この上糸調子調整具50Cによっても、第1の実施例に係る上糸調子調整具50とほぼ変わらない作用効果を得ることができた。
図7に、第4の実施例に係る上糸調子調整具50Dを示す。この上糸調子調整具50Dは、平板状のベース53eの両端部から壁部53f、53gが略直角に折り曲げられて設けられた構成を有する。壁部53f、53gには、それぞれ穴が形成されており、これらの穴がそれぞれ第1の接触部51と第2の接触部52を構成する。
上糸2は、第2の接触部52の下方から壁部53gへ向かい、壁部53gの外側から第2の接触部52である穴を介して第1の接触部51である穴を通って上糸調子調整具50Dの外部へ抜ける。この上糸調子調整具50Dによっても、第1の実施例に係る上糸調子調整具50とほぼ変わらない作用効果を得ることができた。
なお、上記の各上糸調子調整具50、50A〜50Dにおいては、この部分で上糸2の糸道が略水平方向となって最も好適な状態であるが、糸道の方向は略水平方向以外の傾斜した適宜な方向や略垂直方向であっても良い。即ち、第1の接触部51と第2の接触部52によって糸調子が制御されるため、上糸調子装置40における糸調子制御を適宜行うことにより、糸締りが良く且つ縫い縮みが少なくソフトに縫い上げることができるのである。
また、各上糸調子調整具50、50A〜50Dの取付位置についても最も好適な状態であるが、これ以外の位置であっても良い。即ち、上糸調子装置40が備えられたミシン装置における、上記上糸調子装置40から針14までの上糸の糸道に設けられていれば良い。また、各実施例は、1本針のミシン装置であるが、2本針のミシン装置に適用することも可能である。
2 上糸
10 本体
11 プーリ
12 天秤
13 針棒
14 針
20 アーム部
30 ヘッド部
40 上糸調子装置
44 調整ナット
50、50A〜50D 上糸調子調整具
51 第1の接触部
52 第2の接触部
54 長穴
55 ネジ
56 ガード蓋
56a アーム部
58 表面部

Claims (3)

  1. 上糸調子装置が備えられたミシン装置における、前記上糸調子装置から針までの上糸の糸道に設けられ、
    上糸調子装置から針側を上流として、上流側に第1の接触部を有すると共にこの第1の接触部より下流側に上糸の糸道を変更する第2の接触部を具備することを特徴とする上糸調子調整具。
  2. 接触部は、穴または曲面により生成されていることを特徴とする請求項1に記載の上糸調子調整具。
  3. 請求項1または2に記載の上糸調子調整具を上糸調子装置から針までの上糸の糸道に備えたことを特徴とするミシン装置。
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