JP6554992B2 - 感熱装置、定着装置、および画像形成装置 - Google Patents

感熱装置、定着装置、および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、感熱装置、定着装置、および画像形成装置に関する。
特許文献1には、定着装置を構成する熱ローラに、コイルばねにより付勢されたサーモスタットを押し当てて温度を検知する構造が開示されている。
特許文献2には、ばね付勢されたサーモスタットをスペーサを介して発熱体に押し当てておき、異常高温時にスペーサが軟化することでサーモスタットを発熱体に密着させる構造が示されている。
特開2009−163039号公報 特開2006−163297号公報
無端ベルトなど、円弧形状に広がる加熱ベルトの温度を、その円弧形状の内面に接触する感熱体に感知させる場合に、その内面に感熱体を均等に接触させる必要がある。
本発明は、加熱ベルト内面に感熱体を均等に接触させる構造を備えた感熱装置、定着装置、および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1は、円弧形状に広がる加熱ベルトの、該円弧形状の内面に接触して該加熱ベルトがあらかじめ定められた温度を越えたことを感知する感熱体と、
一方の端部が前記感熱体に固定され、該感熱体内面を前記加熱ベルトに押し当てるばね部材と、
前記ばね部材の、前記感熱体から離れた側の端部を、前記加熱ベルトが円弧形状に広がる向きに移動自在に支持する支持体とを備えたことを特徴とする感熱装置。である。
請求項2は、前記ばね部材が、前記感熱体の、前記加熱ベルトが円弧形状に広がる向きに互いに離れた両端縁双方を、該加熱ベルト内面に押し当てるように、前記支持体が、該ばね部材の該支持体側の端部を移動させるものであることを特徴とする請求項1記載の感熱装置である。
請求項3は、
前記ばね部材の前記支持体側の端部に支持された、該支持体への接触部分が球面に形成された球面体を備え、
前記支持体が、前記球面体が摺動自在に接する窪んだ形状の窪み部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の感熱装置である。
請求項4は、前記ばね部材がコイルばねであって、前記加熱ベルトが円弧形状に広がる向きには該コイルばねを1本のみ備えたことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の感熱装置である。
請求項5は、
前記加熱ベルトが、循環移動する無端の加熱ベルトであって、該加熱ベルトと、請求項1から4のうちのいずれか1項記載の感熱装置とを備えた加熱装置と、
粉体像を保持して搬送されてきた用紙を前記加熱ベルトとの間に挟んで該用紙を該加熱ベルトに押し当てる加圧装置とを備えたことを特徴とする定着装置である。
請求項6は、
搬送されてきた用紙上に粉体像を形成する像形成装置と、
請求項5記載の定着装置と、
用紙を、前記像形成装置と前記定着装置とを通過する搬送経路上を搬送する搬送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1〜3の感熱装置、請求項5の定着装置、および請求項6の画像形成装置によれば、感熱体が、加熱ベルトの内面に、その円弧形状に倣って均等に接触する。
請求項4によれば、小スペースの感熱装置を実現することができる。
本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの概略構成図である。 定着器の断面構造を示した図である。 感熱器を構成するサーモスタットの概略形状を示した外観斜視図である。 片当たり現象の説明図である。 感熱器の断面構造を示した拡大図である。 サーモスタットをその長手方向に見た正面図である。 片当たりが生じたときのサーモスタットの動きを示した模式図である。
本発明の実施形態について、以下、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの概略構成図である。
図1に示すプリンタ10はモノクロプリンタであり、プリンタ10には、本発明の定着装置の一実施形態および本発明の感熱装置の一実施形態が組み込まれている。
プリンタ10には、プリンタ10外で作成された、画像を表す画像信号が、不図示の信号ケーブル等を介して入力される。プリンタ10には、このプリンタ10内の各構成要素の動きを制御する制御部11が備えられており、画像信号はこの制御部11に入力される。そして、プリンタ10では、この制御部11の制御の下で、画像信号に基づく画像の形成が行われる。
プリンタ10の下部には、2台の用紙トレイ21が収容されている。これらの用紙トレイ21には、各用紙トレイ21ごとに寸法の異なる用紙Pが積み重なった状態に収容されている。各用紙トレイ21は、用紙Pの補給のために、引出し自在に構成されている。
それら2台の用紙トレイ21のうちの、制御部11に入力された画像信号が表している画像の寸法に適合した寸法の用紙Pを収容している用紙トレイから、ピックアップロール22により用紙Pが送り出される。送り出された用紙Pは、さばきロール23により1枚ずつに分離され、その分離された1枚の用紙Pが上方に搬送されて、その用紙Pの先端が待機ロール24に至る。待機ロール24は、それ以降の搬送のタイミングを調整して用紙Pを送り出す役割を担っている。待機ロール24に到達した用紙Pは、その待機ロール24によりそれ以降の搬送のタイミングが調整されてさらに搬送される。
このプリンタ10には、待機ロール24の上方に、矢印Aで示す向きに回転する感光体12が備えられている。そして、この感光体12の周囲に、帯電器13、露光器14、現像器15、転写器16、および感光体クリーナ17が配備されている。
感光体12は円筒形状を有し、図1の奥行き方向に延伸しており、帯電により電荷を保持し露光によりその電荷を放出してその表面に静電潜像が形成される。
帯電器13は、感光体12に接触して回転する帯電ロールを備えており、その帯電ロールで感光体12に電荷を付与することによってその表面を帯電させる。なお、帯電器13としては、帯電ロールの他に、感光体に非接触のコロナ放電器なども採用され得る。
露光器14は、制御部11から供給される画像信号に応じて変調されたレーザ光(露光光)を発光する発光器と、レーザ光で感光体12を走査するための回転多面鏡とを有しており、露光器14からはその露光光が出力される。感光体12は、この露光光による露光を受け、その表面に静電潜像が形成される。なお、露光器14としては、レーザ光を用いる方式の他に、走査方向に沿って多数のLEDが並んだLEDアレイなども採用され得る。さらに、潜像を形成する方式としては、露光方式の他に、走査方向に沿って並んだ多数の電極で直接に潜像を形成する方式なども採用され得る。
感光体12が露光光により露光されてその表面に形成された静電潜像は、現像器15により現像される。この現像器15には、トナー供給路15bを介してトナー収納部15aが繋がっている。現像器15内にはトナーと磁性キャリアを含んだ現像剤が収納されていて、トナー収納部15aに収納されているトナーが、トナー供給路15bを通って現像器15へと適宜に補給される。磁性キャリアは、例えば鉄粉の表面に樹脂コーテイングを施したものである。また、トナー粒子は、例えば結着樹脂、着色剤、および離型剤を材料として形成されたものである。現像器15は、磁性キャリアの粒子とトナーの粒子とが混合された現像剤を撹拌することでトナーおよび磁性キャリアを帯電させる。現像器15は現像ロール15cを備えており、現像器15内の現像剤は現像ロール15cによって感光体12に供給され、現像剤中の帯電トナーによって感光体12表面の潜像が現像されてトナー像が形成される。
ここで、上記の待機ロール24は、感光体12上のトナー像が転写器16に対面した位置に達するタイミングに合わせて用紙Pがその位置に到達するように、用紙Pを送り出す。そして、感光体12上のトナー像は、転写器16の作用を受け、その送り出されてきた用紙P上に転写される。なお、転写器16としては、中間転写体を備えて感光体12上のトナー像を中間転写体に一旦転写し、その中間転写体上のトナー像を用紙P上に転写する方式のものも採用され得る。
トナー像の転写後に感光体12上に残存するトナーは、感光体クリーナ17により、感光体12から取り除かれる。
ここで、感光体12、帯電器13、露光器14、現像器15、および転写器16を合わせたものが、本発明にいう像形成装置の一例に相当する。
トナー像の転写を受けた用紙Pは、さらに矢印B方向に進み、定着器30による加熱および加圧を受けてその用紙P上にトナー像が定着される。その結果、用紙P上には定着トナー像からなる画像が形成される。この定着器30は、本発明の定着装置の一実施形態に相当する。また、この定着器30には、後述するように、本発明の感熱装置の一実施形態が含まれている。
定着器30を通過した用紙Pは、排出器18に向かって矢印C方向に進み、さらに、その排出器18によってさらに矢印D方向に送られて排紙台19上に排出される。
このプリンタ10における、用紙トレイ21から用紙Pを取り出し、感光体12と転写器16との間を通過し、さらに定着器30を通過して、排紙台19上に用紙を排出する機構が、本発明にいう搬送装置の一例に相当する。
図2は、定着器の断面構造を示した図である。
この定着器30は、加熱器31と加圧器32とを備えている。加熱器31は本発明にいう加熱装置の一例に相当し、加圧器32は本発明にいう加圧装置の一例に相当する。
加熱器31は、無端状に形成された加熱ベルト40を備えている。また、この加熱器31は、その加熱ベルト40の内側に、支持部材50、加熱ランプ60、ニップ部材70、および感熱器80を備えている。加熱ベルト40は、本発明にいう加熱ベルトの一例に相当し、感熱器80は、本発明の感熱装置の一例に相当する。
支持部材50は、図2の紙面に垂直な方向に延伸し、加熱ベルト40の両端縁からそれぞれ食み出た両端部がプリンタ10(図1)の筐体に支持されている。この支持部材50は、加熱ベルト40の内部に配備されている他の部材の支持の土台となる部材である。
また加熱ランプ60は、支持部材50に支持されていて、加熱ベルト40を加熱する役割を担っている。
ニップ部材70は、加熱ベルト40が、後述する加圧ロール90に押されたときの、加圧ロール90による押圧力を受け止める役割を担っている。
この図2では、このニップ部材70の一部が加熱ベルト40よりも外側に食み出たように図示されているが、これは、加熱ベルト40を、ニップ部材70等との干渉がないときの元々の形状のまま示しているためである。実際は、ニップ部材70は、加熱ベルト40の内側に配置されている。そして、加熱ベルト40は、後述する加圧ロール90に押されてニップ部材70の表面形状に沿った形状に変形する。
また、感熱器80も、支持部材50に固定されている。この感熱器80は、ホルダ81とサーモスタット82と、コイルばね83と、球面体84とを有する。ホルダ81は、本発明にいう支持体の一例に相当し、サーモスタット82は本発明にいう感熱体の一例に相当する。また、コイルばね83は、本発明にいうばね部材の一例に相当し、球面体84は、本発明にいう球面体の一例に相当する。この感熱器80の詳細構造についての説明は後に譲る。
また、この定着器30を構成する加圧器32は、加圧ロール90を備えている。この加圧ロール90は、上述の通り、加熱ベルト40をニップ部材70に押し当てる。この加圧ロール90は、その表面層がゴム素材で形成されていて、加圧ロール90の、加熱ベルト40をニップ部材70に押し当てた部分が、加熱ベルト40を挟んでニップ部材70の表面形状に沿った形状となる。したがって、加熱ベルト40の、ニップ部材70と加圧ロール90とに挟まれた領域も、ニップ部材70と加圧ロール90とに挟まれることにより、ニップ部材70の表面形状に沿った形状に変形する。
加圧ロール90は、加熱ベルト40をニップ部材70に押し当てながら、矢印Fの向きに回転する。この加圧ロール90の回転により、加熱ベルト40も、矢印Eの向きに従動回転する。
図1に示す転写器16の作用によりトナー像の転写を受けた用紙Pは、定着器30に向かって、図1,図2に示す矢印Bの向きに搬送される。そしてその用紙Pは、加熱ベルト40と加圧ロール90とに挟まれて加熱および加圧を受け、これにより、その用紙P上にトナー像が定着される。この定着トナー像からなる画像が形成された用紙Pは、図1に示す矢印C方向に進み、排出器18により、矢印D方向に、排紙台19の上に排出される。
次に、感熱器80の構造について説明する。
図3は、感熱器を構成するサーモスタットの概略形状を示した外観斜視図である。
サーモスタット82は、図示の通り横長の直方体形状の基体821の上に感熱部822が突き出た形状を有する。基体821からは配線823が延びている。ここに示すサーモスタット82の場合、感熱部822は平面視で略矩形形状を有するが、平面視で略円形の感熱部を持つサーモスタットも存在する。
ここでは、サーモスタット82の感熱部822を加熱ベルト40(図2参照)の内面に押し当てる。そして、このサーモスタット82は、その感熱部822で予め定められた規定温度を越えたことを感知すると、配線823を遮断する。
定着器30では、サーモスタット82により規定温度を越えたことが検知されたことを受けて、加熱ランプ60への通電の遮断や加圧ロール90の駆動停止等を行ない、それ以上の異常な過熱を防止している。
ここで、サーモスタット82はコイルばね83で付勢されることにより、その感熱部822が加熱ベルト40の内面に押し当てられている。このため、この押し当てる向きによっては、感熱部822が加熱ベルト40に「片当たり」する現象が生じるおそれがある。
図4は、片当たり現象の説明図である。
図4には、感熱部822が加熱ベルト40の内面に押し当てられている状態のサーモスタット82が示されている。
この図4には、実線で示すサーモスタット82のほか、一点鎖線のサーモスタット82’と破線のサーモスタット82’’が図示されている。
これら実線、一点鎖線、および破線で示すサーモスタット82,82’,82’’は、物理的には唯一の同じサーモスタットであるが、この図4には、その状況に応じた位置や姿勢のサーモスタットが互いに重なるように示されている。
この図4に一点鎖線で示すサーモスタット82’は、その感熱部822a’が、同じく一点鎖線で示す加熱ベルト40’に「片当たり」している状態にある。すなわち、この一点鎖線で示すサーモスタット82’は、感熱部822’の加熱ベルト40’の循環移動方向(矢印Eで示す方向)の下流側の縁822a’は、加熱ベルト40’の内面に接しているが、上流側の縁822b’は、加熱ベルト40’の内面から離れた状態にある。これとは逆に、上流側の縁822b’のみが加熱ベルト40’に接し、下流側の縁822a’が加熱ベルト40’から離れた状態となる「片当たり」も生じるおそれがある。これらの片当たりが生じると、サーモスタット82の感熱に温度誤差や応答遅れを引きおこすおそれがある。
一方、実線で示すサーモスタット82は、一点鎖線で示すサーモスタット82’と比べ傾いた姿勢にあり、感熱部822は下流側の縁822aと上流側の縁822bとの双方が加熱ベルト40の内側に接触した状態にある。すなわち、この実線で示すサーモスタット82の場合、感熱部822の「片当たり」は解消されている。
ここで、組立て時の公差や、稼働時における加熱ベルト40’の変位などにより、図4に一点鎖線で示すような片当たりが生じたとする。
このとき、感熱部822’の下流側の縁822a’が加熱ベルト40’から力を受けて実線で示す姿勢に向けての回転モーメントが発生する。しかしながら、仮に、コイルばね83’がホルダ81の点Aに固定されているとすると、サーモスタット82’の感熱体822’の片当たりが解消せず、一点鎖線の位置にある加熱ベルト40’が変位して実線で示す加熱ベルト40の位置に移動しても、一点鎖線で示すサーモスタット82’は、加熱ベルト40’にそのまま押されて、点線で示すサーモスタット82’’の位置に移動するおそれがある。そこで、本実施形態では、このような片当たりが生じたときにコイルばね83’のホルダ81側の端部が点Aから点Bに移動する構造となっている。この移動により片当たりが解消される。
図5は、感熱器の断面構造を示した拡大図である。
コイルばね83の、ホルダ81側の端部には、球面体84が取り付けられている。この球面体84は、ホルダ81への接触部分が球面に形成されている部材である。
一方、ホルダ81には、その球面体84が接触する部分に、円弧形状または球面形状に窪んだ窪み部811が形成されている。球面体84は、その窪み部811に、摺動自在に接している。
サーモスタット82は、コイルばね83により押し上げられて、ホルダ81のストッパ812に突き当てられている。
図6は、サーモスタットをその長手方向に見た正面図である。
この図6に示すように、サーモスタット82は、その長手方向両側に1本ずつ、合計2本のコイルばね83で支えられている。
本実施形態では、サーモスタット82は、その長手方向が加熱ベルト40の回転軸方向に延伸する向きに配置される。したがって、加熱ベルト40が円弧形状に広がる向き、すなわち、加熱ベルト40の循環移動方向(矢印E方向)には、図5に示すように、コイルばね83は1本のみ備えられている。この方向にコイルばね83を1本のみ備えることにより、感熱器80の小型化を実現し、かつ球面体84が窪み部811内で摺動することにより、片当たりを防止している。
図7は、片当たりが生じたときのサーモスタットの動きを示した模式図である。
図7(A)は、片当たりが生じた直後の状態を示している。
図7(A)では、円Rの部分に片当たりが生じている。この片当たりが生じると、図7(B)に示す矢印Qの向きの回転モーメントが発生し、それに応じて、図7(C)に示すように球面体84がホルダ81の窪み部811内で摺動し、コイルばね83が、傾いた状態のサーモスタット82を、加熱ベルト40の内面に、片当たりを解消させた状態に押し当てる。
本実施形態では、このようにして感熱部822の片当たりを避けることで、加熱ベルト40の熱が常に安定した状態で感知される。
なお、ここでは、図1に示すプリンタ10における、定着器30の加熱ベルト40の熱感知用としての感熱器80について説明したが、本発明の感熱装置は、図3に示す構成の定着器30や図1に示す構成のプリンタ10にのみ適用されるものではなく、感熱が必要な円弧形状の加熱ベルトを備えた装置一般に広く適用することができる。

10 プリンタ
12 感光体
16 転写器
30 定着器
31 加熱器
32 加圧器
40 加熱ベルト
50 支持部材
60 加熱ランプ
70 ニップ部材
80 感熱器
81 ホルダ
811 窪み部
812 ストッパ
82 サーモスタット
821 基体
822 感熱部
823 配線
83 コイルばね
84 球面体

Claims (6)

  1. 円弧形状に広がる加熱ベルトの、該円弧形状の内面に接触して該加熱ベルトがあらかじめ定められた温度を越えたことを感知する感熱体と、
    一方の端部が前記感熱体に固定され、該感熱体を前記加熱ベルト内面に押し当てるばね部材と、
    前記ばね部材の、前記感熱体から離れた側の端部を、前記加熱ベルトが円弧形状に広がる向きに移動自在に支持する支持体とを備えたことを特徴とする感熱装置。
  2. 前記ばね部材が、前記感熱体の、前記加熱ベルトが円弧形状に広がる向きに互いに離れた両端縁双方を、該加熱ベルト内面に押し当てるように、前記支持体が、該ばね部材の該支持体側の端部を移動させるものであることを特徴とする請求項1記載の感熱装置。
  3. 前記ばね部材の前記支持体側の端部に支持された、該支持体への接触部分が球面に形成された球面体を備え、
    前記支持体が、前記球面体が摺動自在に接する窪んだ形状の窪み部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の感熱装置。
  4. 前記ばね部材がコイルばねであって、前記加熱ベルトが円弧形状に広がる向きには該コイルばねを1本のみ備えたことを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の感熱装置。
  5. 前記加熱ベルトが、循環移動する無端の加熱ベルトであって、該加熱ベルトと、請求項1から4のうちのいずれか1項記載の感熱装置とを備えた加熱装置と、
    粉体像を保持して搬送されてきた用紙を前記加熱ベルトとの間に挟んで該用紙を該加熱ベルトに押し当てる加圧装置とを備えたことを特徴とする定着装置。
  6. 搬送されてきた用紙上に粉体像を形成する像形成装置と、
    請求項5記載の定着装置と、
    用紙を、前記像形成装置と前記定着装置とを通過する搬送経路上を搬送する搬送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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