JP6549918B2 - 放射線撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、放射線撮像装置及びその制御方法に関する。
放射線撮像装置は、例えば、複数のセンサが配列されたセンサアレイと、各センサから信号を読み出す読出部とを備えうる。放射線撮像装置のなかには、センサアレイへの放射線の照射量が目標値に達した場合に放射線の照射を終了させる自動露光制御(Automatic Exposure Control(AEC))を行うように構成されたものがある。
特許文献1には、複数のセンサのうちの一部のセンサを放射線の照射量をモニタするためのモニタ用センサとして用い、放射線の照射が開始された後、該モニタ用センサからの信号を所定周期でサンプリングすることが記載されている。特許文献1によると、該所定周期で為されたサンプリングの結果に基づいて上記AECを行う。
特許文献2には、複数のセンサのうちの一部のセンサをモニタ用センサとして用い、放射線の照射が開始された後、該モニタ用センサからの信号のサンプリングを2回以上行うことが記載されている。特許文献2によると、これらのサンプリングのタイミングおよびそれらのサンプリングの結果に基づいて、放射線の照射の終了のタイミングを決定し、上記AECを行う。
特開平7−201490号公報 特開2010−75556号公報
放射線のパルス波形にはリンギングや波形の鈍りが生じる場合があるため、特許文献1および特許文献2の方法によると、放射線の過剰照射、サンプリング回数の増大に伴うランダムノイズの混入等の問題が生じうる。これらのことは、AEC精度の低下をもたらしうる。
本発明の目的は、AECを高精度化するのに有利な技術を提供することにある。
本発明の一つの側面は放射線撮像装置にかかり、前記放射線撮像装置は、複数のセンサと、前記複数のセンサを駆動する駆動部と、前記駆動部により駆動された各センサから信号を読み出す読出部と、制御部とを備える放射線撮像装置であって、前記制御部は、前記複数のセンサに対する放射線の照射が開始された後、前記複数のセンサのうちの第1センサを前記駆動部により駆動しながら前記第1センサの信号を前記読出部により読み出すことにより前記第1センサの信号をモニタし、該モニタされた前記第1センサの信号を累積加算する第1制御と、前記第1制御において前記累積加算により得られた演算値と目標値とに基づいて、前記放射線の照射を終了させるための制御信号を出力する第2制御と、前記第2制御により前記放射線の照射が終了された後、前記複数のセンサのそれぞれを前記駆動部により駆動しながら前記複数のセンサのそれぞれの信号を前記読出部により読み出す第3制御と、を行い、前記制御部は、前記第1制御での前記モニタの周期を、記放射線の照射が開始されてからの時間の経過と共に大きくなるように変更することを特徴とする。
本発明によれば、AECを高精度化することができる。
撮像システムの構成例を説明するための図である。 放射線撮像装置の構成例を説明するための図である。 AECのタイミングチャートの参考例を説明するための図である。 AECのフローチャートの例を説明するための図である。 AECのタイミングチャートの例を説明するための図である。 AECのタイミングチャートの例を説明するための図である。 AECのフローチャートの例を説明するための図である。 次にサンプリングを行う時刻の算出方法の例を説明するための図である。 AECのタイミングチャートの例を説明するための図である。
(撮像システムの構成例)
図1は、放射線撮影を行うための撮像システムSYSの構成例を示している。撮像システムSYSは、例えば、放射線撮像装置100と、プロセッサ200と、放射線制御部300と、放射線源400とを具備する。プロセッサ200は、例えば、端末210を介してユーザにより入力された撮影条件に基づいて、放射線撮像装置100および放射線制御部300を制御する。放射線制御部300は、プロセッサ200からの信号に基づいて放射線源400を駆動し、該駆動された放射線源400は放射線(X線、α線、β線等)を発生する。放射線は、不図示の被検体を透過し、該被検体の情報を含む放射線は放射線撮像装置100により検出される。放射線撮像装置100は、該検出された放射線に基づいて画像データを生成し、該画像データをプロセッサ200に出力する。プロセッサ200は、該画像データに基づく放射線画像をディスプレイ等の表示部220に出力する。
放射線撮像装置100は、例えば、センサアレイ110と、駆動部120と、読出部130と、処理部140と、保持部150と、通信部160と、制御部170と、電力供給部180とを備える。
センサアレイ110は、基板上に複数の行および複数の列を形成するように配列された複数のセンサを含む。センサは、放射線を検出するための検出素子を含み、例えば、ガラス基板等の絶縁性の基板の上にアモルファスシリコンで形成された光電変換素子(PINフォトダイオード、MISセンサ等)を含みうる。この場合、センサアレイ110の放射線の照射面の側には、放射線を光に変換するシンチレータが配されうる。
駆動部120は、センサアレイ110の各センサを行単位で駆動する。駆動部120は、例えばシフトレジスタ等を用いて構成された走査回路を含み、各行のセンサを順番に選択しながら駆動する。読出部130は、駆動部120により駆動された複数のセンサのそれぞれから信号を読み出す。該信号の値は、対応センサで検出された放射線量に従い、本例ではシンチレータから対応センサに入射した光量に従う。
処理部140は、例えば、ASIC等の集積回路で構成され、読出部130により読み出された信号に基づいて画像データを生成し、また、該画像データに対して例えば補正処理等のデータ処理を行う。保持部150は、画像データを保持するためのメモリであり、例えば、DRAM等の揮発性メモリが用いられるが、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、その他の公知の記憶手段が用いられてもよい。通信部160は、プロセッサ200との間で信号ないしデータの授受を行うための外部インターフェースであり、有線の通信手段が用いられてもよいし、無線の通信手段が用いられてもよい。通信部160は、不図示の他のユニットとの間で信号ないしデータの授受を行ってもよい。
制御部170は、放射線撮影が適切に為されるように、放射線撮像装置100を構成する上記各ユニットの動作を制御し、例えばクロック信号等の基準信号を用いて上記各ユニットの同期制御を行う。電力供給部180は、上記各ユニットが適切に動作するための電力を上記各ユニットにそれぞれ供給する。例えば、電力供給部180は、外部電力に基づいて1以上の電圧を生成し、該生成された電圧を対応ユニットに供給する。
放射線撮像装置100は、放射線の照射の開始を検知して放射線撮影を開始する。例えば、プロセッサ200は、放射線源400を駆動するための制御信号を放射線制御部300に供給すると共に、放射線の照射の開始を示す信号を放射線撮像装置100に供給する。他の例では、放射線の照射を開始するための曝射スイッチ(不図示)が放射線制御部300に接続されており、ユーザが該曝射スイッチを押したことに応じて、放射線の照射の開始を示す信号が放射線撮像装置100に供給されてもよい。或いは、放射線の照射の開始を検知するための専用センサが放射線撮像装置100に設けられてもよいし、放射線撮像装置100はそれ自身で放射線の照射の開始を検知するための他の公知の構成をとってもよい。
撮像システムSYSの構成および放射線撮像装置100の構成は、上述の例に限られるものではなく、上記各ユニットの構成は、適宜、変更されてもよい。例えば、あるユニットの一部の機能は他のユニットによって達成されてもよいし、2以上のユニットの各機能は1つのユニットによって達成されてもよい。例えば、処理部140の一部の機能は、プロセッサ200により実現されてもよいし、処理部140およびプロセッサ200は単一のユニットで構成されてもよい。
(センサアレイおよび読出部の構成例)
図2は、センサアレイ110および読出部130の構成例を示している。センサアレイ110は、本例では、M行およびN列を形成するように配列された複数のセンサPX(PX_11、PX_12、・・・、PX_MN)を含む。センサPXは「画素」と称されてもよい。
例えば、第1行かつ第1列に位置するセンサPX_11は、光電変換素子Sと薄膜トランジスタWとを含む。例えば、光電変換素子Sの一方の端子は、薄膜トランジスタWに接続され、光電変換素子Sの他方の端子は、電力供給部180から受けた基準電圧VSを伝搬する電源線に接続される。薄膜トランジスタWは、駆動部120から信号線G1を介して受けた信号に応答して、導通状態又は非導通状態になる。薄膜トランジスタWが非導通状態の間、光電変換素子Sでは電荷が蓄積され、薄膜トランジスタWが導通状態になると、該蓄積された電荷の量に応じた信号が、対応する列信号線L1を介して読出部130に転送される。他のセンサPX_12、・・・、PX_MNについても同様である。
読出部130は、例えば、信号増幅部131と、サンプリング部132と、走査回路133と、出力部134とを含む。信号増幅部131は、各列に対応するように配され、対応するセンサPXからの信号を増幅する。信号増幅部131は、例えば、積分増幅器、可変増幅器、その他の公知の信号増幅回路を含みうる。サンプリング部132は、各列に対応するように配され、対応する信号増幅部131からの信号をサンプリングする。サンプリング部132は、例えば、スイッチ素子とキャパシタとを含み、また、該サンプリングされた信号を増幅するためのバッファアンプをさらに含んでもよい。走査回路133は、例えばシフトレジスタ等を用いて構成され、各列に対応するサンプリング部132に制御信号を供給する。サンプリング部132は、走査回路133からの制御信号に応答して、該サンプリングされた信号を出力部134に転送する。出力部134は、該サンプリングされた信号を外部ユニット(例えば処理部140)に出力するための出力回路を含み、例えば、バッファアンプ、A/Dコンバータ等を含みうる。
このようにして読出部130により読み出された複数のセンサPXのそれぞれから信号は、例えば、処理部140により1フレーム分の画像データとして処理される。即ち、複数のセンサPXのそれぞれからの1回の信号読出により、1フレーム分の画像データが得られる。
(自動露光制御の参考例)
図3を参照しながら放射線撮像装置100におけるAEC(自動露光制御)の参考例を説明する。図3は、AECのタイミングチャートを示している。図中の横軸は時間軸を示す。図中の縦軸には、放射線の強度、動作、V_G1等(V_G1、V_G2、・・・、V_GM)、モニタ値a、および、演算値Daを示す。
図中の「放射線の強度」は、放射線の照射強度または照射レートを示す。即ち、放射線の強度は、単位時間あたりの放射線の照射量を示しており、放射線の強度を時間積分した結果が放射線の照射量となる。ここでは理解を容易にするため、理想的な矩形形状の放射線パルスが供給される場合を考え、図中において、Lレベルは放射線が照射されていない状態を示し、Hレベルは放射線が照射されている状態を示す。
図中の「動作」は、放射線撮影を行う際に放射線撮像装置100において為される各動作を示し、放射線撮像装置100の動作モード又は状態に対応する。詳細は後述するが、放射線の照射の開始前においては初期化動作OP1が為される。そして、放射線の照射が開始されたことに応じて初期化動作OP1が中止されて蓄積/モニタ動作OP2が開始される。その後、該放射線の照射の終了に応じて蓄積/モニタ動作OP2が中止されて読出動作OP3が開始される。
図中の「V_G1」は、信号線G1(図2参照)を伝搬する制御信号であり、信号V_G1が活性化されると、第1行のセンサPX_11〜PX_1Nのそれぞれは駆動される。即ち、信号V_G1がHレベルになると、第1行のセンサPX_11〜PX_1Nにおいて、トランジスタWが導通状態になり、光電変換素子Sの信号が列信号線L1等を介して読出部130に転送される。他の信号V_G2〜V_GMについても同様である。
図中の「モニタ値a」は、蓄積/モニタ動作OP2における読出部130の出力を示している(初期化動作OP1及び読出動作OP3における出力を含まない。)。また、図中の「演算値Da」は、モニタ値aを累積加算することにより得られた値であり、「積分値」と称されてもよい。
まず、放射線の照射の開始前においては初期化動作OP1が為される。初期化動作OP1は、例えば、列信号線L1〜LNが定電位に固定された状態で信号V_G1、V_G2、・・・、V_GMをこの順に活性化し(薄膜トランジスタWを導通状態にし)、該活性化を繰り返し行うことによって為されうる。これにより、基板の暗電流に起因する電荷が各光電変換素子Sから除去され、各光電変換素子Sの電位が初期化される。なお、初期化の方法ないし初期化するための構成は上述の例に限られるものではなく、各センサPXにリセットトランジスタが設けられてもよいし、他の公知の初期化手段が用いられてもよい。
次に、放射線の照射の開始に応答して、初期化動作OP1が終了され、蓄積/モニタ動作OP2が開始される。放射線の照射の開始は、前述のとおり、それを示す信号を放射線撮像装置100が受けることによって検知されればよい。蓄積/モニタ動作OP2では、複数のセンサPXにおいて電荷が蓄積されると共に、複数のセンサPXのうちの一部から所定周期で信号を読み出すことによって該一部での蓄積電荷量がモニタされる。具体的には、例えば、mを1からMまでの任意の整数として、信号V_Gmを所定周期で活性化して第m行のセンサPX_m1〜PX_mNのそれぞれを駆動する。該駆動された第m行のセンサPX_m1〜PX_mNのそれぞれからの信号は、読出部130により、上記モニタ値aとして読み出される。
即ち、第m行のセンサPX_m1〜PX_mNのそれぞれは、蓄積/モニタ動作OP2では、放射線の照射量またはその経時的変化をモニタするためのモニタ用センサ(第1センサ)として機能すると表現してもよい。なお、上記モニタ値aは、本構成例では、該モニタ用センサの信号が、信号増幅部131により増幅され、サンプリング部132によりサンプリングされ、出力部134により出力されたものであるが、該モニタ用センサの信号の値に対応するものであればよい。
モニタ値aの累積加算値である演算値Daが目標値DTH(ここで、目標値DTHは、放射線の照射量の目標値、許容値、上限値等に対応する値であり、例えば、ユーザにより予め設定されればよい。)に達したことに応じて、放射線の照射を終了させるための制御信号が、例えばプロセッサ200を介して放射線制御部300に出力される。このようにしてAECが為され、放射線の照射が停止される。
また、放射線の照射が終了したことに応じて蓄積/モニタ動作OP2が終了され、読出動作OP3が開始される。読出動作OP3では、信号V_G1、V_G2、・・・、V_GMをこの順に活性化し(薄膜トランジスタWを導通状態にし)、読出部130により複数のセンサPXから信号を読み出す。処理部140は、該読み出された信号に基づいて画像データを生成する。
なお、信号V_G1等について、初期化動作OP1でのパルス幅と、蓄積/モニタ動作OP2でのパルス幅と、読出動作OP3でのパルス幅とは、互いに異なっていてもよいが、互いに等しくてもよく、又は、それらの一部が互いに等しくてもよい。
読出動作OP3で第m行のセンサPX_m1〜PX_mNのそれぞれから読み出された信号は、蓄積/モニタ動作OP2においてモニタ値aとして信号が読み出されたことにより、信号成分の一部を失っていることになる。そこで、読出動作OP3で第m行のセンサPX_m1〜PX_mNのそれぞれから読み出された信号に、モニタ値aの累積加算値である演算値Daが加算されるとよい。他の例では、第m行のセンサPX_m1〜PX_mNのそれぞれから読み出された信号は、隣接行(第(m−1)行及び/又は第(m+1)行)のセンサPXから読み出された信号に基づいて補正されてもよい。更に他の例では、第m行のセンサPX_m1〜PX_mNのそれぞれから読み出された信号は、該隣接行のセンサPXから読み出された信号により補完されてもよい。
ところで、本参考例によると、蓄積/モニタ動作OP2では、第m行のセンサPX_m1〜PX_mNのそれぞれから信号をモニタ値aとして所定周期で読み出す。なお、この読み出しの周期は、「モニタ周期」と表現されてもよい。ここで、放射線の強度が比較的大きく且つモニタ周期が十分に高くない場合に、演算値Daが目標値DTHを大幅に超えてしまう可能性がある。一方、モニタ周期を比較的高く設定すると、放射線の強度が比較的小さい場合に、過剰な回数の信号読出が為され、その結果、モニタ値a及びそれに基づいて得られる演算値Daに相当量のノイズ成分(該信号読出に伴うランダムノイズ)が重畳してしまう。
そこで、本発明に係るAECの例では、モニタ周期を所定条件に基づいて変更する。以下、図4〜9を参照しながらいくつかの実施例を例示する。
(自動露光制御の第1の例)
図4は、第1の例におけるAECのフローチャートを示している。まず、ステップS100(以下、単に「S100」と示す。他のステップについても同様である。)では、放射線撮影を開始するための撮影準備を行う。撮影準備では、例えば、放射線撮像装置100が起動された後、放射線撮像装置100を構成する各ユニットを活性状態にするためのスタンバイ駆動が為される。例えば、電力供給部180は、制御部170からの制御信号に基づいて、外部電力に基づいて生成した電圧を対応ユニットに供給する。また、S100では、パラメータKに「1」を設定する。パラメータKは、1以上の整数とし、モニタが何回目であるかを示す情報である。
S110では、初期化動作OP1を行う。初期化動作OP1は、図3(参考例)を参照しながら述べた内容と同様であるので、ここでは説明を省略する。
S120では、放射線の照射が開始されたか否かを判定し、該照射が開始された場合にはS130に進み、該照射が開始されていない場合にはS110に戻る。即ち、放射線の照射が開始されるまで初期化動作OP1により各センサPXの初期化を繰り返し行う。
S130〜S170は、蓄積/モニタ動作OP2に対応する。
S130では、期間Δt(K)にわたって待機し、その後、S140に進む。期間Δt(K)は、第K回目のモニタのタイミングである時刻t(K)と、第(K−1)回目のモニタのタイミングである時刻t(K−1)との間の期間を示す。即ち、時刻t(K)は、t(K)=t(K−1)+Δt(K)とする。
なお、放射線の照射が開始された時刻を時刻t(0)とする。また、第1回目のモニタは、それにより得られる演算値Daが目標値DTHよりも十分に小さくなるように、十分に早いタイミングで為されればよい。即ち、期間Δt(1)及び時刻t(t)(=t(0)+Δt(1))には、第1回目のモニタにより得られる演算値Daを目標値DTHよりも十分に小さくする適切な値が与えられればよい。
本例では、期間Δt(K)は、放射線の照射が開始されてからの経過時間に比例して大きく設定される。これにより、蓄積/モニタ動作OP2の開始後、前述のモニタ周期は時間の経過と共に大きくなる。これにより、強度が比較的大きい放射線が照射された場合には、演算値Daが目標値DTHを大きく超えてしまう事態を防ぐことができ、即ち、放射線の過剰照射を防ぐことができる。また、強度が比較的小さい放射線が照射された場合には、過剰な回数の信号読出を防ぐことができ、モニタ値a及び演算値Daに重畳しうるノイズ成分を低減することができる。
例えば、第K回目のモニタを行った時の放射線の照射が開始されてからの経過時間をT(K)(即ち、T(K)=t(K)―t(0))とする。第(K+1)回目のモニタの時刻t(K+1)は、t(K+1)=t(K)+Δt(K+1)で与えられ、このとき、Δt(K+1)は、例えば、
Δt(K+1)∝T(K)
の関係が成立するように決定されうる。即ち、第K回目のモニタの結果、第1回目から第K回目までのモニタにより得られた演算値が目標値DTHに達しなかった場合、第(K+1)回目のモニタを行う時刻t(K+1)は、
{t(K+1)−t(K)}∝T(K)
の関係が成立するように決定されうる。
次に、S140では、第K回目のモニタを行い、モニタ値aを取得する。前述のとおり、S100においてK=1が設定されているため、S130で期間Δt(1)だけ待機した後、S140で第1回目のモニタを行い、モニタ値aを取得する。
S150では、その時点でのモニタ値aの累積加算値である演算値(他のタイミングでの演算値Daと区別するため「演算値D(K)」とする。)を算出する。
S160では、S150で得られた演算値D(K)が目標値DTHに達しているか否かを判定し、D(K)<DTHであればS165に進み、D(K)≧DTHであればS170に進む。S165では、パラメータKに1を加算して(K=2を設定して)S130に戻る。その後、K≧2の場合についても同様にS130〜S160を行う。
S170では、放射線の照射を停止させる。これは、前述のとおり、例えば、放射線の照射を終了させるための制御信号を放射線制御部300に出力することによって為されればよい。
S180では、読出動作OP3を行う。読出動作OP3は、図3を参照しながら述べた内容と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図5は、本例におけるAECのタイミングチャートを、図3同様に示している。本タイミングチャートでは、参考例の図3のタイミングチャートと比較すると、主に、蓄積/モニタ動作OP2におけるモニタのタイミング(即ち、信号V_Gmの活性化のタイミング、並びに、それに伴うモニタ値a及び演算値Da)が異なる。
時刻t(0)で放射線の照射が開始され、初期化動作OP1が終了して蓄積/モニタ動作OP2が開始された後、期間Δt(1)が経過した後の時刻t(1)で第1回目のモニタが為される。即ち、時刻t(1)で、信号V_Gmが活性化され、それにより第m行のセンサPX_m1〜PX_mNのそれぞれから読み出された信号がモニタ値aとして得られ、そのときの演算値Da(=D(1))が目標値DTHに達したか否かが判定される。
演算値Da(=D(1))は目標値DTHに達していないため、その後、期間Δt(2)が経過した後の時刻t(2)で第2回目のモニタが為され、そのときの演算値Da(=D(2))が目標値DTHに達したか否かが判定される。
このようにして、モニタ動作と、演算値Daと目標値DTHとの比較動作との一連の動作を、演算値Daが目標値DTHに達するまで行う。本例では、第6回目のモニタにおいて演算値Da(=D(6))が目標値DTHに達し、即ち、K=6で蓄積/モニタ動作OP2を終了する。
以上、本例によると、蓄積/モニタ動作OP2でのモニタ周期を時間の経過と共に大きくする。これにより、強度が比較的大きい放射線が照射された場合には、演算値Daが目標値DTHを大きく超えてしまう事態を防ぐことができ、即ち、放射線の過剰照射を防ぐことができる。また、強度が比較的小さい放射線が照射された場合には、過剰な回数の信号読出を防ぐことができ、モニタ値a及び演算値Daに重畳しうるノイズ成分を低減することができる。よって、本例によると、AECの高精度化に有利である。
なお、本例では、モニタ周期(又は、モニタの間隔)に着目し、モニタ周期を時間の経過と共に大きくすることを述べた。しかしながら、モニタ周期は、駆動部120、読出部130及びそれらを構成する構成要素の各動作によって定まるものであり、他の観点で表現されてもよい。例えば、駆動部120による駆動周期(又は駆動間隔)及び読出部130による読出周期(又は読出間隔)を時間の経過と共に大きくすると表現されてもよいし、その他の構成要素を用いて表現されてもよい。
(第1の例の変形例)
前述の第1の例では、期間Δt(K)が、放射線の照射が開始されてからの経過時間に比例して大きく設定され、即ち、第(K+1)回目のモニタを行う時刻t(K+1)を{t(K+1)−t(K)}∝T(K)の関係が成立するように決定する例を示した。比例係数は、例えば、放射線撮影における諸条件に基づいて決定されればよい。例えば、時刻t(K+1)は、
{t(K+1)−t(K)}=α×(ΔDTH/DTH)×T(K)
(ΔDTH:目標値DTHからの誤差許容範囲、
α:撮影条件、動作モード、回路構成等に応じて設定される係数)
の関係が成立するように決定されてもよい。以下、具体的な数値を用いて、前述の参考例と比較しながら本例を述べる。
まず、放射線の強度が比較的大きい場合について考える。放射線の強度を1000[LSB/msec]とし、目標照射量を2000[LSB]とする。
前述の参考例では、モニタ周期の逆数であるモニタ間隔を0.3[msec]とする。この場合、1回のモニタを行っている間の放射線の照射量は300[LSB]であり、該1回のモニタで読み出されるモニタ値aは300[LSB]相当の値となる。ここで、放射線の照射量が目標照射量に達したこと(演算値Daが目標値DTHに達したこと)に応じて放射線の照射を終了させる場合、そのタイミングがずれる可能性があり、最大でモニタ1周期分のずれが生じうる。そのため、このことによる放射線の実際の照射量の目標照射量からの最大ずれ量は300[LSB]と考えられる。また、参考例では、放射線の照射時間が約2[msec]であり、モニタの回数は7回になる。ここで、1回のモニタによって重畳されうるランダムノイズを±5[LSB]とすると、7回のモニタによって重畳されうるランダムノイズは±13[LSB](=(±5[LSB])×sqrt(7))である。したがって、これらを考慮した場合の放射線の実際の照射量の目標照射量(2000[LSB])からの最大ずれ量は計313[LSB]となり、即ち、約15.7%の誤差が生じうる。
これに対して、本例では、ΔDTH=50[LSB]とし、α=1とすると、放射線の照射量が目標照射量に達する直前(演算値Daが目標値DTHに達する直前)において、モニタ間隔は0.15[msec]程度である。この場合、放射線の実際の照射量の目標照射量からの最大ずれ量は150[LSB]と考えられる。また、本例では、モニタの回数は17回になり、17回のモニタによって重畳されうるランダムノイズは±21[LSB](=(±5[LSB])×sqrt(17))である。したがって、これらを考慮した場合の放射線の実際の照射量の目標照射量(2000[LSB])からの最大ずれ量は計171[LSB]となり、即ち、約8.5%の誤差に抑えることができる。
次に、放射線の強度が比較的小さい場合について考える。放射線の強度を2[LSB/msec]とし、目標照射量を2000[LSB]とする。
参考例では、前述同様、モニタ間隔を0.3[msec]とすると、放射線の実際の照射量の目標照射量からの最大ずれ量は0.6[LSB]と考えられる。また、参考例では、放射線の照射時間が約1000[msec]であり、モニタの回数は3333回になり、3333回のモニタによって重畳されうるランダムノイズは±289[LSB](=(±5[LSB])×sqrt(3333))である。したがって、これらを考慮した場合の放射線の実際の照射量の目標照射量(2000[LSB])からの最大ずれ量は計290[LSB]程度となり、即ち、約14.5%の誤差が生じうる。
これに対して、本例では、前述同様、ΔDTH=50[LSB]とし、α=1とすると、放射線の照射量が目標照射量に達する直前において、モニタ間隔は25[msec]程度である。この場合、該モニタで読み出されるモニタ値aは50[LSB]相当の値となり、放射線の実際の照射量の目標照射量からの最大ずれ量は50[LSB]と考えられる。また、本例では、モニタの回数は224回になり、224回のモニタによって重畳されうるランダムノイズは±75[LSB](=(±5[LSB])×sqrt(224))である。したがって、これらを考慮した場合の放射線の実際の照射量の目標照射量(2000[LSB])からの最大ずれ量は計125[LSB]となり、即ち、約6.3%の誤差に抑えることができる。
以上、本例によると、放射線の強度が比較的大きい場合および該強度が比較的小さい場合の双方において、放射線の照射量の目標照射量からの誤差を低減することができ、AECの高精度化に有利である。
(自動露光制御の第2の例)
前述の第1の例では、蓄積/モニタ動作OP2において、第m行のセンサPX_m1〜PX_mNのそれぞれをモニタ用センサとして機能させたが、モニタ用センサの対象となるセンサPXは変更されてもよい。例えば、センサアレイ110上の領域のうち放射線が被検体を通過しないで入射する部分(又はその可能性が高い部分)、ユーザが関心を有するその他の部分等に対応するセンサPXをモニタ用センサとして機能させてもよい。
図6は、第2の例におけるAECのタイミングチャートを、図5(第1の例)同様に示している。本例では、m及びmを1からMまでの整数であって互いに異なる整数として、第m行のセンサPX(即ち、センサPX_m1〜PX_mN)及び第m行のセンサPX(即ち、センサPX_m1〜PX_mN)をモニタ用センサとして機能させる。図中において、第m行のセンサPXについてのモニタ値をモニタ値aと示し、それに対応する演算値を演算値Daと示し、また、第m行のセンサPXについてのモニタ値をモニタ値bと示し、それに対応する演算値を演算値Dbと示す。
本例において、第m行のセンサPXについての駆動と、第m行のセンサPXについての駆動とは、交互に為されるとよい。本例では、第m行のセンサPXについての第6回目のモニタにおいて演算値Da(=D(6))が目標値DTHに達し、蓄積/モニタ動作OP2を終了する。本例によっても、前述の第1の例と同様の効果が得られる。
ここでは、第m行及び第m行の2行分のセンサPXを、蓄積/モニタ動作OP2においてモニタ用センサとして機能させたが、3行分以上のセンサPXをモニタ用センサとして機能させてもよい。また、ある行のセンサPXのうちの一部のみをモニタ用センサとして機能させてもよく、即ち、ある行のセンサPXからの信号のうちの一部のみをモニタ値aとして採用してもよい。
(自動露光制御の第3の例)
前述の第1の例では、モニタ周期を時間の経過と共に大きくしたが、他の基準に基づいてモニタ周期を変更させてもよい。第3の例では、過去のモニタのタイミング(時刻)と、それらのモニタ結果とに基づいて、次のモニタのタイミングを決定する。
図7は、本例におけるAECのフローチャートを、図4(第1の例)同様に示している。S200〜S220については、図4のS100〜S120の内容と同様であるので、ここでは説明を省略する。S230〜S260は、蓄積/モニタ動作OP2に対応する。
S230では、時刻t(K)で第K回目のモニタを行い、モニタ値aを取得する。詳細は後述するが、時刻t(K)は、過去の(それまでの)モニタのタイミング(時刻)と、それらのモニタ結果とに基づいて決定される。ここでは、K=1であるので(即ち、第1回目のモニタであり、それ以前にモニタが為されていないので)、第1回目のモニタは予め設定された時刻(時刻t(1))に為されればよい。
S240、S250、S260及びS270は、それぞれ、図4のS150、S160、S170及びS180の内容と同様であるので、ここでは説明を省略する。
S251では、第(K+1)回目のモニタを行う時刻t(K+1)、即ち、次のモニタを行うべきタイミングを算出ないし決定する。このことを、図8を参照しながら述べる。
図8は、時刻t(K+1)の算出方法を説明するためのグラフである。横軸は時間軸を示し、縦軸は演算値Daを示す。例えば、時刻t(K−1)は、第(K−1)回目のモニタを行った時刻である。演算値D(K−1)は、第1回目から第(K−1)回目までのモニタにより得られた演算値Daを示す。時刻t(K)は、第K回目のモニタを行った時刻である。演算値D(K)は、第1回目から第K回目までのモニタにより得られた演算値Daを示す。
本例では、係数G(K)(ここで、G(K)は、0<G(K)≦1かつG(K−1)<G(K)<G(K+1)を満たす。)を用いて、時刻t(K+1)の算出方法の一例を述べる。図中のG(K+1)は、第(K+1)回目のモニタを行ったときの演算値Daに対する目標係数を示す。即ち、{G(K+1)×DTH}は、第1回目から第(K+1)回目までのモニタにより得られる演算値Daの目標値を示す。
このとき、時刻t(K+1)は、例えば、
t(K+1)−t(K)={(t(K)−t(K−1))/(D(K)−D(K−1))}×{G(K+1)×DTH−D(K)}
の関係が成立するように決定されてもよい。
目標係数G(K)は、予め設定されていればよく、モニタを行うたびに徐々に演算値Daが目標値DTHに近づくように設定されているとよい。例えば、G(2)を0.5(50%)とし、G(3)を0.75(75%)とし、G(4)を0.88(88%)とし、G(5)を0.94(94%)とし、G(6)以降を1(100%)としてもよい。本例によると、モニタを行うたびに演算値Daが目標値DTHに近づくことが期待でき、演算値Daが目標値DTHを大幅に超えてしまうような事態を防ぐことができる。
なお、第1回目のモニタは、それにより得られる演算値Daが目標値DTHを超えないように、十分に早いタイミングで為されればよく、特に、該演算値Daが目標値DTHの半分の値よりも小さい値になるタイミングで為されるとよい。
再び図7を参照すると、S252では、パラメータKに1を加算して(K=2を設定して)S230に戻る。その後、K≧2の場合についても同様にS230〜S250を行う。
図9は、本例におけるAECのタイミングチャートを、図5(第1の例)同様に示している。本例では、目標係数G(K)が、モニタを行うたびに徐々に演算値Daが目標値DTHに近づくように設定されている。その結果、本タイミングチャートでは、図5のタイミングチャートと比較すると、主に蓄積/モニタ動作OP2におけるモニタのタイミングが異なり、蓄積/モニタ動作OP2でのモニタ周期が時間の経過と共に小さくなる。
本例によると、放射線の強度が比較的大きい場合および該強度が比較的小さい場合の双方において、過去のモニタのタイミング及びそれらのモニタ結果に基づいて、次のモニタのタイミング(次にモニタを行うべきタイミング)を適切に決定することができる。よって、本例によっても、AECの高精度化に有利である。
(その他)
以上では、本発明に係るいくつかの好適な実施例を示したが、本発明は上述の各例に限られるものではなく、本発明の趣旨に逸脱しない範囲でその一部が変更されてもよい。例えば、以上の各例では、放射線をシンチレータにより光に変換して該光をセンサにより電気信号に変換する所謂「間接変換型」の構成を参照したが、本発明は、放射線を直接的に電気信号に変換する所謂「直接変換型」の構成に適用されてもよい。
また、本発明は、上述の各例における1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、該システム又は装置のコンピュータにおける1以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理により実現されてもよい。例えば、本発明は、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によって実現されてもよい。
100:放射線撮像装置、110:センサアレイ、PX:センサ、120:駆動部、130:読出部、132:サンプリング部、170:制御部。

Claims (10)

  1. 複数のセンサと、前記複数のセンサを駆動する駆動部と、前記駆動部により駆動された各センサから信号を読み出す読出部と、制御部とを備える放射線撮像装置であって、
    前記制御部は、
    前記複数のセンサに対する放射線の照射が開始された後、前記複数のセンサのうちの第1センサを前記駆動部により駆動しながら前記第1センサの信号を前記読出部により読み出すことにより前記第1センサの信号をモニタし、該モニタされた前記第1センサの信号を累積加算する第1制御と、
    前記第1制御において前記累積加算により得られた演算値と目標値とに基づいて、前記放射線の照射を終了させるための制御信号を出力する第2制御と、
    前記第2制御により前記放射線の照射が終了された後、前記複数のセンサのそれぞれを前記駆動部により駆動しながら前記複数のセンサのそれぞれの信号を前記読出部により読み出す第3制御と、
    を行い、
    前記制御部は、前記第1制御での前記モニタの周期を、記放射線の照射が開始されてからの時間の経過と共に大きくなるように変更する
    ことを特徴とする放射線撮像装置。
  2. 前記制御部は、前記第1制御での前記モニタの周期を前記放射線の照射が開始されてからの経過時間に比例して大きくし、前記第2制御において前記演算値が前記目標値に達したことに応じて前記制御信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  3. 1以上の整数Kを用いて、
    第K回目のモニタを行った時刻をt(K)とし、
    前記第K回目のモニタを行った時の前記経過時間をT(K)としたとき、
    前記制御部は、第(K+1)回目のモニタを行う時刻t(K+1)を
    {t(K+1)−t(K)}∝T(K)
    の関係が成立するように決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の放射線撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記第1制御において、前記第1センサの信号のモニタのタイミングを、それまでにモニタされた前記第1センサの信号の値に基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の放射線撮像装置。
  5. 2以上の整数Kを用いて、
    第(K−1)回目のモニタを行った時刻をt(K−1)とし、
    第K回目のモニタを行った時刻をt(K)とし、
    第1回目から前記第(K−1)回目までのモニタにより得られた前記演算値をD(K−1)とし、
    前記第1回目から前記第K回目までのモニタにより得られた前記演算値をD(K)とし、
    前記目標値をDTHとし、
    係数G(K)であって0<G(K)≦1かつG(K−1)<G(K)<G(K+1)を満たす係数G(K)を用いて、第(K+1)回目のモニタを行った場合の前記第1回目から前記第(K+1)回目までのモニタにより得られる前記演算値の目標値をG(K+1)×DTHとしたときに、
    前記制御部は、前記第(K+1)回目のモニタを行う時刻t(K+1)を、
    t(K+1)−t(K)={(t(K)−t(K−1))/(D(K)−D(K−1))}×{G(K+1)×DTH−D(K)}
    の関係が成立するように決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の放射線撮像装置。
  6. 前記制御部は、前記第1制御で得られた前記演算値と、前記第3制御で前記第1センサから読み出された信号の値とを加算する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  7. 前記複数のセンサは、複数の行および複数の列を形成するように配列されており、
    前記制御部は、前記第1制御では、前記複数の行の一部に配された各センサを前記第1センサとして前記駆動部により駆動する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  8. 前記複数の行の前記一部は2以上の行であり、
    前記制御部は、前記第1制御では、前記2以上の行のうちのある行に配された各センサの前記駆動部による駆動と、前記2以上の行のうちの前記ある行とは異なる他の行に配された各センサの前記駆動部による駆動とを順に行う
    ことを特徴とする請求項に記載の放射線撮像装置。
  9. 前記制御部は、前記第1制御を開始する前、前記複数のセンサのそれぞれを前記駆動部により駆動して前記複数のセンサのそれぞれを初期化する動作を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の放射線撮像装置。
  10. 複数のセンサと、前記複数のセンサを駆動する駆動部と、前記駆動部により駆動された各センサから信号を読み出す読出部とを備える放射線撮像装置の制御方法であって、
    前記複数のセンサに対する放射線の照射が開始された後、前記複数のセンサのうちの第1センサを前記駆動部により駆動しながら前記第1センサの信号を前記読出部により読み出すことにより前記第1センサの信号をモニタし、該モニタされた前記第1センサの信号を累積加算する第1工程と、
    前記第1工程において前記累積加算により得られた演算値と目標値とに基づいて、前記放射線の照射を終了させるための制御信号を出力する第2工程と、
    前記第2工程により前記放射線の照射が終了された後、前記複数のセンサのそれぞれを前記駆動部により駆動しながら前記複数のセンサのそれぞれの信号を前記読出部により読み出す第3工程と、を含み、
    前記第1工程では、前記モニタの周期を、記放射線の照射が開始されてからの時間の経過と共に大きくなるように変更する
    ことを特徴とする放射線撮像装置の制御方法。
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