JP6548137B1 - 駐車場の車両入出庫管理装置及びその方法 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、一般的には、所定の様式の時間貸しを基本とする駐車券を使用する方法が多く知られており、例えば、特開昭61−240390号公報(特許文献1)や特開2013−218641号公報(特許文献2)等が知られており、又、当該時間貸し駐車券の替わりとして、回数券を使用した車両入出庫管理システムとしては、特開2011−134036公報(特許文献3)が知られており、又、当該時間貸し駐車券の替わりとして、予め定められた期間内、例えば12時間とか指定期間、或いは数日間の間、自由に車両が当該駐車場内に入出庫できる様に設計された定期券若しくは、パス券を使用した車両入出庫管理システムとしては、特開2006−059208号公報(特許文献4)が知られている。
処で、当該特許文献5或いは当該特許文献6に開示されている当該車両入出庫管理システムに於いては、当該駐車場を利用する車両のユーザーの好み或いはそのニーズや経済的必然性等から、当該駐車場の入出庫管理に際して、複数種類のメニューを予め用意しておく事は、車両のユーザーの選択の幅を広げる事になり、経営戦略としては、好ましい方法と考えられる。
然しながら、その反面、当該駐車場の入出庫管理に際して、複数種類のメニューを予め用意しておく事は、当該駐車場に於ける配備設備の増大化と複数種類の制御プログラムの作成とそれらの個々の処理工程の複雑化を招き、作業効率の低下と設備コスト及び将来に亘る維持管理コストの増大化を来たすという問題が発生する。
更には、使用される当該時間貸し駐車券や当該回数券或いは当該定期券等の利用に際して、中途乗換え、つまり、当初は時間貸し駐車券を使用して当該駐車場の入出庫管理操作がスタートしたが、その後、当該時間貸し駐車券の使用を、例えば定期券の使用に切り替える等のシステム変更が行われると、当所使用していた当該時間貸し駐車券用紙が不要となる為、廃棄処分され、別途新たに当該定期券用紙を購入使用する必要が発生し、その分無駄なコストの浪費が行われる事になり、経済性を損なう要因の一つとなる事は明らかである。
係る背景から、従来の公知技術を有効に利用しながら、当該駐車場の設備費並びに維持保全コストを低減させ、且つ、当該駐車券や、定期券或いは回数券の使用中断により発生する無効駐車券、定期券或いは回数券の廃棄量を大幅に低減させる事により、作業効率の向上と総合的な駐車料金の低減化を実現出来る新たな車両入出庫管理方法或いはその装置の開発が要望されている。
即ち、本発明に係わる駐車場管理システムに関する第1の態様は、少なくとも、車両が駐車場に入庫する為の入庫ゲート装置と当該車両が当該駐車場から出庫する為の出庫ゲート装置とが設けられている駐車場に於ける車両の入出庫管理装置であって、当該車両の入出庫管理装置には、少なくとも、当該入庫ゲート装置の近傍に配置されており、個々の車両の入庫時毎に、当該車両の入庫年月日時刻情報を記録した駐車券を発行する、駐車券取り出し手段を含む駐車券発行手段と、当該出庫ゲート装置の近傍に配置されており、個々の車両の出庫時毎に、当該車両のユーザーから提供される当該駐車券若しくは、後述する駐車料金事前支払済証が挿入される駐車券若しくは駐車料金事前支払済証挿入手段を含み、且つ、当該駐車券若しくは駐車料金事前支払済証挿入手段に受け入れられた当該駐車券から、当該車両が入庫した年月日時刻情報と当該車両が当該駐車場を出庫する出庫年月日時刻情報とから別途決定される当該車両の駐車時間に対応する駐車料金を表示する駐車料金表示手段と、当該駐車料金表示手段に表示された当該駐車料金に相当する駐車料金の入金受入手段と、当該入金受入手段に当該駐車料金の入金が有ったとの判定があった場合、若しくは、当該駐車料金事前支払済証の挿入が認識された場合に、当該出庫ゲートを開放する様に構成された出庫管理操作手段と、当該入庫ゲート装置と当該出庫ゲート装置との何れにも近接していない任意の部位に設けられており、当該車両の出庫予定時間の直前、若しくは予め設定された時間以前に、当該車両のユーザーから提供される当該駐車券を受け入れる駐車券挿入手段を含み、当該挿入された当該駐車券が保持する当該車両が入庫した入庫年月日時刻情報と当該車両が当該駐車場から出庫する予定日の出庫年月日時刻情報とから別途決定される当該車両の駐車時間に対応する駐車料金を表示する駐車料金表示手段と、当該駐車料金表示手段に表示された当該駐車料金に相当する駐車料金の入金受入手段と、当該入金受入手段に当該駐車料金の入金が有ったとの判定があった場合に、当該駐車料金に対する駐車料金事前支払済証を発行する事前駐車料金精算手段と、が設けられている車両の入出庫管理装置に於いて、当該事前駐車料金精算手段には、更に、当該車両のユーザーが、複数の指定期間パス券の中から一つの指定期間パス券を任意に選択指定出来る指定期間パス券選択手段と、当該指定期間パス券選択手段の動作に応答して、当該選択された指定期間パス券の購入価格を表示する指定期間パス券価格表示手段と、当該指定期間パス券価格表示手段に表示された当該指定期間パス券価格料金に相当する料金の入金受入手段と、当該入金受入手段に当該指定期間パス券価格料金の入金が有ったとの判断があった場合に、当該車両のユーザーから既に提供されている当該駐車券を上書処理して指定期間パス券に変更して当該車両のユーザー返却する機能を有する指定期間パス券発券手段とが設けられていると共に、当該出庫管理操作手段には、更に、指定期間パス券に対する認識手段が付加されており、当該指定期間パス券が提供された場合には、当該指定期間パス券の有効期限年月日時刻情報から当該指定期間パス券が有効か否かを判断し、有効である場合のみ、当該指定期間パス券を当該車両のユーザー返却後、当該出庫ゲートを開放する操作を実行する手段が含まれている様に構成されていることを特徴とする駐車場に於ける車両の入出庫管理装置であり、又、本発明に係わる駐車場管理システムに関する第2の態様は、少なくとも、車両が駐車場に入庫する為の入庫ゲート装置と当該車両が当該駐車場から出庫する為の出庫ゲート装置とが設けられている駐車場に於ける車両の入出庫管理装置であって、当該車両の入出庫管理装置には、少なくとも、当該入庫ゲート装置の近傍に配置されており、個々の車両の入庫時毎に、当該車両の入庫日年月日時刻情報及を記録した駐車券を発行する、駐車券取り出し手段を含む駐車券発行手段と、当該出庫ゲート装置の近傍に配置されており、個々の車両の出庫時毎に、当該車両のユーザーから提供される当該駐車券若しくは、後述する駐車料金事前支払済証が挿入される、駐車券若しくは駐車料金事前支払済証挿入手段を含み、且つ、当該駐車券若しくは駐車料金事前支払済証挿入手段に受け入れられた当該駐車券から、当該車両が入庫した入庫年月日時刻情報と、当該車両が当該駐車場を出庫する時点での出庫年月日時刻情報とから別途に決定される当該車両の駐車時間に対応する駐車料金を表示する駐車料金表示手段と、当該駐車料金表示手段に表示された当該駐車料金に相当する駐車料金の入金受入手段と、当該入金受入手段に当該駐車料金の入金が有ったとの判定があった場合、若しくは、当該駐車料金事前支払済証の挿入が有った事が認識された場合に、当該出庫ゲートを開放する様に構成された出庫管理操作手段と、当該入庫ゲート装置と当該出庫ゲート装置との何れにも近接していない任意の部位に設けられており、当該車両の出庫予定時間の直前、若しくは予め設定された時間以前に、当該車両のユーザーから提供される当該駐車券を受け入れる駐車券挿入手段を含み、当該挿入された当該駐車券が保持する、当該車両が入庫した入庫年月日時刻情報と当該車両が当該駐車場を出庫する予定日に関する出庫年月日時刻情報とから、別途に決定される当該車両の駐車時間に対応する駐車料金を表示する駐車料金表示手段と、当該駐車料金表示手段に表示された当該駐車料金に相当する駐車料金の入金受入手段と、当該入金受入手段に当該駐車料金の入金が有ったとの判定があった場合に、当該駐車料金に対する駐車料金事前支払済証を発行する事前駐車料金精算手段と、が設けられている車両の入出庫管理装置に於いて、当該車両のユーザーが、既に所有する当該駐車券を当該事前駐車料金精算手段に於ける当該駐車券挿入手段内に挿入する際に、複数の指定期間パス券の中から一つの指定期間パス券を任意に選択指定出来る様に構成されている指定期間パス券選択手段を、当該車両のユーザーが自己の意思により選択的に操作する第1の工程、当該第1の工程の後に、当該車両のユーザーが、当該事前駐車料金精算手段に別途設けられている指定期間パス券表示手段に表示される当該選択された指定期間パス券の購入価格に相当する料金の支払いを実行させる第2の工程、当該第2の工程に引き続き、当該車両のユーザーが、当該指定期間パス券の購入価格に相当する料金の支払いを完了させた場合には、当該車両のユーザーが既に所有する当該駐車券を、当該駐車券が既に記憶している当該車両の入庫年月日時刻情報を維持したまま、当該車両の当該入庫年月日時刻情報を起算時刻とする指定期間の有効期限年月日時刻情報を持った指定期間パス券として上書き変更処理する第3の工程、当該指定期間パス券を当該車両のユーザーに返却する第4の工程、当該車両のユーザーが当該出庫ゲート手段の当該駐車券若しくは当該駐車料金事前支払済証の挿入手段に当該指定期間パス券を挿入する第5の工程、当該出庫管理操作手段に別途設けられている当該指定期間パス券識別手段に於いて、当該指定期間パス券の有効期限を判定する第6の工程、当該第6の工程に於いて、当該指定期間パス券の有効期限が未だ有効であると判断された場合にのみ当該指定期間パス券を当該車両のユーザーに返却した後、当該出庫ゲートのゲートを開放して、当該車両の出庫を許可する第7の工程、その後、当該車両のユーザーが同一駐車場に再入庫するに際して、当該車両のユーザーが、当該入庫ゲート装置に別途に設けられている当該駐車券発券手段に於ける指定期間パス券挿入手段に、当該指定期間パス券を挿入する第8の工程、当該駐車券発券手段に別途に設けられた当該指定期間パス券認識手段において、当該指定期間パス券の有効期限が有効であるか否かを判断し、当該有効期限が有効であると判断された場合にのみ、当該指定期間パス券に、再入庫時の再入庫年月日時刻情報を追加記録して、当該指定期間パス券を当該車両のユーザーに返却する第9の工程、当該車両のユーザーが出庫する際に、当該車両1のユーザーが、当該指定期間パス券を当該出庫管理操作手段に於ける、当該駐車券若しくは当該駐車料金事前支払済証の挿入手段に挿入する第10の工程、当該出庫管理操作手段に別途設けられている当該指定期間パス券識別手段に於いて、当該指定期間パス券の有効期限を判定する第11の工程、当該第11の工程に於いて、当該指定期間パス券の有効期限が未だ有効であると判断された場合にのみ当該指定期間パス券を当該車両のユーザーに返却した後、当該出庫ゲートのゲートを開放して、当該車両の出庫を許可する第12の工程、その後、当該指定期間パス券の有効期限が無効と判断される時点まで、当該第8の工程乃至当該第12の工程までの各工程が繰り返えされることを許可する第13の工程とから構成されている事を特徴とする車両の入出庫管理方法である。
先ず、最初に、本発明にかかる当該第1の態様である当該駐車場に於ける車両の入出庫管理装置の具体的な構成の例についてその概要を説明する。
即ち、図1は、本発明に係る当該駐車場に於ける車両の入出庫管理装置100の構成の一具体例を示すブロック図である。
つまり、本発明に係る当該駐車場に於ける車両の入出庫管理装置100にあっては、基本的には従来一般的に使用されている車両1の駐車場2であって、当該駐車場2に一般的に設置されている設備や制御・管理システムを出来るだけそのまま利用して、それに必要な新たな設備・機能或いは新たな制御プログラムを最小限に追加付加する事によって、容易にかつ迅速に然も低コストで、当該車両1のユーザーが、最初は従来一般的に使用されている時間貸し駐車券つまり通常の駐車料金5を使用して当該駐車場2の入出庫の利用をスタートしたが、その後、当該駐車場2の利便性に気がついて、所定時間内に何回でも入出庫操作が可能となるパス券17の利用に切り替える事が可能となるという、車両の2元式駐車場管理システムを完成させたものであり、一般的には、車両1のユーザーは、初めての駐車場に入庫する際には、その駐車場の利便性が判らず、取りあえず時間貸しを基本とする通常の駐車券5を購入して入庫するものであり、その後、当該駐車場を使用している間に、当該駐車場の便利性、宿泊地に近いとか、商業地域に近いとか、駅に近く料金も安い等の利便性が判ってきて、一定の期間当該駐車場を何回も利用する事を考慮する様になる事が多いのが実情である。
勿論、本発明に於いては、当該指定期間パス券17は、1種類に限定されるものではなく、24時間、48時間、72時間・・・あるいは、半日、1日半等の様に、複数種類のパス期間を有する指定期間パス券を予め用意しておき、当該車両1のユーザーが自己のニーズに応じて、任意のものを選択出来るようにしておく事が好ましい具体例である。
ここで、従来、駐車場2に於ける車両の入出庫管理システムに於いて一般的に使用されている当該駐車券発券手段6と当該出庫管理操作手段11並びに当該事前駐車料金精算手段15等の構成の概要を図7ないし図9を参照しながら詳細に説明する。
即ち、図7は、従来一般的に使用されている当該駐車券発券手段6の構成の例を示したブロック図であって、当該駐車券発券手段6は、少なくとも、一般的な時間貸し方式の駐車券5の発券を要求する、当該車両1のユーザーが、タッチ操作を行う駐車券発要求手段(キー手段)40と当該駐車券5を発行する為の駐車券排出供給手段41とが設けられており、更に、当該駐車券発券手段6の内部には、当該駐車券5に使用される当該平板状のカード基板200を複数枚予めストックしておく平板状のカード基板供給手段49と、適宜の計時手段と接続され、当該駐車券5が発券される際に、当該平板状のカード基板200の当該フォーマット部204に、当該駐車券5のシリアル番号と当該車両1の入庫年月日情報と入庫時刻情報と当該駐車券5が通常の時間貸し駐車券であることを表示する情報(例えば“0”のフラグ情報)とを、磁気的手段で記憶処理する入庫情報書込手段47と、当該駐車券5のシリアル番号と当該車両1の入庫年月日情報と入庫時間情報並びに当該駐車券5が通常の時間貸し駐車券であることを示す表示、例えば、“0”のフラグを、当該平板状のカード基板200の所定の部位に印刷表示を行う印刷手段48とが設けられている。
更に、当該車両1のユーザーが当該駐車券5を取り上げると同時に当該入庫ゲート3を開放する入庫ゲート開放手段50が設けられている。
一方、当該受け入れ金額と当該駐車料金とが一致ない場合で、不足額が存在する場合には、別途設けられた入金状況表示手段154に、不足する駐車料金の額を表示して、当該不足駐車料金支払指示手段161より、追加入金額の支払いを要求するメッセージを表示し、その後、当該不足金額の入金の有無の判断を行うか、一方、超過額が発生している場合には、例えば「釣銭がでます」との表示を当該入金状況表示手段154に行って、その後、つり銭返却指示手段162により、別途設けた釣銭供給手段155を介して、当該釣銭を当該車両1のユーザーに返却した後、当該駐車料金事前支払済証80を発行する様に構成された入金状況表示手段154が設けられており、更には、上記した釣銭を供給する釣銭供給手段155及び当該駐車料金事前支払済証80を印刷して発行する駐車料金事前支払済証発行手段156とが設けられているものである。
尚、同図中、その他のブロック要素部で、図7と同じ符号を持っているブロック要素部は、図7の当該ブロック要素部と同じ機能を有するものである。
尚、当該指定期間パス券返却手段46は、従来装置に於ける当該駐車券発券手段である当該駐車券排出供給手段41と兼用する事も可能である。
更に、本発明に於ける当該駐車券発券手段6に於いては、新たに発行される当該駐車券5は、その後に当該指定期間パス券17や当該事前駐車料金精算手段15に書換変更して継続して使用されるものであるから、基本的には、全てその使用資格を失った段階、例えば、当該出庫管理操作手段11に於いて出庫処理操作が完了した後には、当該駐車券5や当該指定期間パス券17及び当該駐車料金事前支払済証80は一旦回収し、例えば当該平板状のカード基板の保管手段を兼ねる当該平板状のカード基板供給手段49に一時的に保管しておき、必要に応じてそこから取り出して使用する様に構成しておく事も好ましい具体例である。
尚、図3に於いて使用される当該領収書発行手段245や当該つり銭供給手段244及び当該追加駐車料金入金受入手段240は、それぞれ、図8に於ける領収書発行手段38とつり銭供給手段36及び駐車料金入金受入手段32と兼用するものであっても良い。
更に、図3に於ける本発明で使用される当該出庫管理操作手段11に於いては、別途、指定期間パス券発券機能を併設したものであっても良く、その場合には、図4で説明する、後述する当該事前駐車料金精算手段15に設けられた指定期間パス券発券機能とほぼ同等の機能と各手段を当該図3のブロック図に付加する構成とする事におり実現させる事が可能である。
その上で、図4に於いては、当該事前駐車料金精算手段15に於いて、当該車両1のユーザーが既に所有している当該駐車券5を使用して、所望の指定期間パス券17を獲得出来るようにするものであって、その目的の実現の為に、当該事前駐車料金精算手段15を、指定期間パス券発券手段としても兼用して使用可能にするための所望の改良を行ったものである。
即ち、最初の操作は、先ず、当該事前駐車料金精算手段15に設けられた駐車券挿入手段199に、当該車両1のユーザーが既に所有している当該駐車券5を挿入する。
尚、本発明に於いては、当該駐車券挿入手段199は、前記した当該駐車券5の挿入手段12と兼用するものであっても良い事は言うまでもない。
その他、当該入金状態表示手段154と当該差分演算結果表示手段256、当該印刷・記録手段159と当該印刷・記録手段258、当該駐車料金表示手段13と当該選択した指定期間パス券17のパス料金表示手段253、当該印刷・記録手段159と当該印刷・記録手段258、当該つり銭供給手段155と当該つり銭供給手段262、当該領収書発行手段157と当該領収書発行手段259、当該駐車料金事前支払済証発行手段156と当該指定期間パス券発行手段260等のそれぞれの対は、相互に兼用する事が可能である。
又、本発明に於ける特徴の一つは、それぞれの操作で使用される個々の当該駐車券5と当該指定期間パス券17と当該駐車料金事前支払済証80は、何れも同じ素材で構成される平板状カード基板200を使用するものであって、これを使用後廃棄することなくリサイクルして継続的に使用するものであるから、それぞれの平板状カード基板200の使用目的が完了した場合でも、それを全て例えば当該回収手段160、134で回収し、当該駐車券発券手段6に設けた当該駐車券供給手段49にストックさせておき、必要に応じて順次に再使用する事が望ましい具体例である。
係る具体例に於いては、更に、当該複数種類の指定期間パス券を列挙したメニューリストに、それぞれの当該指定期間パス券に関する個々の料金価格を合わせて表示しておく事も望ましい具体例である
又、当該時間貸しを基本とする駐車券5を当該指定期間パス券発券手段20の当該駐車券挿入手段199に挿入する際には、当該駐車券挿入手段199は、当該当該事前駐車料金精算手段15に既に設けられている駐車券挿入手段12と兼用することが望ましく、又、新規に発行される当該指定期間パス券17の発行手段260は、当該事前駐車料金精算手段15の駐車料金事前支払済証80発券口156を兼用させることが可能である。
尚、本発明に係る当該指定期間パス券発券手段20は、当該事前駐車料金精算手段15と兼用する物であっても良いが、当該出庫管理操作手段11に含め、従来から当該出庫管理操作手段11設けられている類似の手段と兼用させることも可能であることは言うまでもない。
又、本発明に於いては、当該駐車券5が、当該指定期間パス券17に変更された場合に、当該元の駐車券5に記載されて入庫時間から、当該変更処理時点までに発生した駐車時間情報は、以後は無視されることになる。
更に、本発明に於いては、当該事前駐車料金精算手段15は当該駐車場2の敷地内に設けられていても良く、或いは、図1の15’で示されている様に、当該事前駐車料金精算手段15は当該駐車場2の敷地の外の適宜の領域に設けられているものであっても良く、更には、その双方の態様を採用する事も可能である。
その場合には、従来の出庫管理操作手段11に、例えば、上記した指定期間パス券17を発券する為の指定期間パス券発券機能を有する指定期間パス券発券手段20を設けるものであっても良い。
又、当該出庫管理操作手段11に於ける当該駐車券5の挿入口30は、当該指定期間パス券17の挿入手段30’として兼用する事が出来、更に当該出庫管理操作手段11に於ける当該領収書発行手段38は、当該指定期間パス券17の発券手段306と兼用する事が可能である。
尚、本発明に於いて、有効と判断された当該指定期間パス券17を当該車両1のユーザーに戻す為の当該指定期間パス券返却手段46としては、当該駐車券発券手段41を兼用して使用する事も可能である。
一方、本発明に於いて使用される当該駐車券5や当該指定期間パス券17は、同一の原紙、同一の平板状のカード基板200を使用するものであり、基本的には紙製或いはプラスチック製の平板状のカード基板の一面201には、図5(A)に示す様に、そのカード基板が当該時間貸しを基本とする通常の駐車券5であるか或いは当該指定期間パス券17であるか若しくは後述する駐車料金事前支払済証80であるかを識別出来る様に、適宜のインキ材料を使用して上書き方式で印刷を行う印刷表示部203が設けられているものであり、当該平板状のカード基板200−1の少なくとも一方の面上に、当該平板状のカード基板200−1の現在の種類が表示されている場合で、例えば、図5(B)に示されている様に、時間貸しを基本とする通常の駐車券5であることが印刷表示されている場合に、この平板状のカード基板200−1を当該指定期間パス券17に切り替えてそのまま使用する場合には、図5(C)に示されている様に、当該平板状のカード基板200−2の当該同一印刷表示部203の既設表示部、つまり通常の駐車券5であることが印刷されている部分の上に、当該指定期間パス券であることを示す表示を上書き印刷する様に構成するものである。
一方、図5(B)乃至図5(D)に於ける当該示す様に、平板状のカード基板200をそれぞれ所定の目的を持つカード基板200に変更する場合にあっては、当該平板状のカード基板200のそれぞれの当該フォーマット部204に於ける個々の項目にはそれぞれで必要な各種の情報を例えば磁気記録方式等によって、随時消去や書き込みを実行するものである。
ここで、本発明に於いて使用される当該フォーマット部204の具体的な構成例を図6(A)に示す。
即ち、当該フォーマット部204には、記憶しておくべき必要項目として、例えば、(1)駐車券番号、(2)車両の入庫時刻、(3)当該車両の入出庫状態フラグ、(4)駐車券識別フラグ、及び(5)パス券の有効期限が示されており、又、当該各項目に於ける必要記憶情報として、当該項目(1)は当該車両の駐車券連続番号(当該駐車券が通常の駐車券5であるか当該指定期間パス券17で有るかを問わず発券順に連続してシリアル番号が付与されるものである。)
一方、当該項目(2)は、当該車両の入庫時刻を示す情報であり、年月日と時分をローマ字で記憶するものである。例えば、YYMMDDHHNNの様に記憶する事になる。
又、当該項目(4)は、駐車券の種別を示す情報を記憶するものであり、例えば、“0”であれば、時間貸しを基本とする通常の駐車券5を意味し、又、例えば、“1”であれば、指定期間パス券17を意味する様に設定することが出来る。
更に、当該項目(5)は、当該指定期間パス券17の有効期限を記憶するものであり、上記した当該車両の当該駐車場2への入庫時刻から指定期間後の時刻を当該指定期間パス券17の最終有効期限時刻と設定することになる。
当該指定期間パス券17の最終有効期限は、その年月日と時分をローマ字で記憶するものである。例えば、YYMMDDHHNNの様に記憶する事になる。
当該指定期間パス券17の有効期限は、当該車両が当該駐車場2に入庫した時間から適宜のソフトウェアを利用して、その指定期間後となる様に自動的に決定出来るように構成されていることが望ましい具体例である。
尚、当該駐車券が通常の駐車券5である場合には、当該項目(5)の記憶データーは、全て0表示となる。
一方、上記した本発明に於ける1具体例の構成に於いては、当該平板状のカード基板200の一方の面201には、当該駐車券の種別の表示を印刷表記し、その他方の面202には、当該フォーマット部204を形成した構成となっているが、本発明の他の具体例では、上記印刷表記部と上記フォーマット部204とを当該平板状のカード基板200の一方の面にのみ並列配置した構成を採用する事も可能で有ることは言うまでもない。
かかる場合には、従来では、当該事前駐車料金精算手段15に於いて、当該駐車券5とは別の紙或いはプラスチックの平板カードを利用して、当該駐車料金事前支払済証80を発行しているので、余分な材料費が発生する他、当該駐車料金事前支払済証80を廃棄する為の操作や費用が発生する為、経済的なシステムとは言えないという欠点があった。
係る具体例においては、当該平板状のカード基板200の一方の面に形成されている当該フォーマット部204には、図6(B)に例示されている様に、項目(4)の記録情報として当該カード基板200が、当該駐車料金事前支払済証80であることを示す“2”のフラッグが記録されており、又、新たに項目(6)が追加され、当該項目(6)には、駐車料金の事前支払いが完了しているか否かの情報を記載するものであって、例えば、当該事前に駐車料金の支払いが完了している状態を“1”で表示し、当該事前に駐車料金の支払いが完了していない状態を“0”で表示するようにしておくものである。
この様に構成する事によって、本発明に於いて使用される全ての種類の平板状のカード基板200の廃棄量を大幅に低減させ、書換,乗換方法の積極的活用により、ランニングコストが大幅に低減されることになる。
先ず、本発明に係る当該駐車場に於ける車両の入出庫管理装置100に対応する第2の態様である該駐車場に於ける車両の入出庫管理方法の基本的技術構成は、例えば以下の通りである。
又、本発明に於いては、当該駐車券5若しくは当該指定期間パス券17には、当該駐車券のシリアルナンバーと、車両の入庫年月日情報と入庫時刻情報及び入出庫状態フラグ情報の少なくともいずれかが記録されている事が好ましい具体例である。
一方、本発明に於いては、当該指定期間パス券17には、元の駐車券5の発券時のシリアルナンバーと、元の駐車券5の発券時の入庫時刻情報と元の駐車券に於ける入出庫状態フラグ情報並びに、当該元の駐車券5を当該指定期間パス券17に上書き変更処理する時点迄の駐車時間に対応する駐車料金の額の情報が記載されていると共に、当該指定期間パス券識別フラグ情報及び当該指定期間パス券の有効期限情報とが記録されている事も好ましい具体例である。
更に、本発明に於いては、当該駐車券5が当該指定期間パス券17に変更された場合に、当該元の駐車券5に記載されて入庫時間から、当該変更処理時点までに発生した駐車時間情報は、以後の当該車両1による入出庫処理に際しては無視されることになる。
更に、本発明に於いては、当該事前駐車料金精算手段15及び又は当該出庫管理操作手段11には、所定の駐車料金受入手段27とつり銭返還手段21,155と領収書発行手段34の少なくとも一つが設けられている事も好ましい具体例である。
一方、本発明に於いては、当該駐車券取り出し手段41を含む当該駐車券発行手段6に、当該指定期間パス券17を受入れる指定期間パス券挿入手段42と、当該指定期間パス券挿入手段42に新たに挿入された当該指定期間パス券17の年月日時刻情報と、当該指定期間パス券17が保持している当該指定期間パス券17の有効期限情報とを比較して、当該新たに挿入されてきた当該指定期間パス券17が有効であるか否かを判断する有効性判定手段45とが更に設けられており、当該有効性判定手段45に於いて、当該指定期間パス券17が有効と判断された場合に限り、当該指定期間パス券17を当該車両1のユーザーに返却する指定期間パス券返却手段49と当該入庫ゲート3を開放する為の入庫ゲート開放指示手段50とが設けられている事も好ましい具体例である。
更に、本発明に係る駐車場に於ける車両の入出庫管理方法に於いては、当該駐車料金発券手段6、当該出庫管理操作手段11及び当該事前駐車料金精算手段15に於ける所定料金の支払いに、現金カード或いはインターネットバンキングによる支払い方法が使用される様に構成されている事も好ましい具体例である。
(1)車両の駐車場への入庫処理
先ず、車両の駐車場への入庫処理方法の例を図10を参照しながら説明する。即ち、ステップ1に於いて、当該車両1のユーザーは、当該駐車場2の入庫ゲート3の前で当該車両を停止させた後、ステップ2に於いて、当該入庫ゲート3に近接して設置されている当該駐車券発券手段6に設けられている当該駐車券発券要求手段(キー手段)40を操作する。その後、ステップ3に於いて、新たに発行される当該駐車券5に関する連続番号の一つである駐車券番号と、適宜に設けられている当該計時手段により決定される当該車両の入庫年月日並びに入庫時刻に関する情報とを、当該新たに発行される当該駐車券5の一方の面に磁気記録方式で構成されたフォーマット部204に記憶させると同時に、当該フォーマット部204の入出庫状態フラグ部には、入庫状態であることを示す“1”の情報を記憶させ且つ当該フォーマット部204の駐車券識別式フラグ部には、通常の駐車券5であることを示す“0”の情報を記憶させるとともに、当該フォーマット部204の指定期間パス券有効期限情報記憶フラグ部には、未だ当該有効期限は設定されていないので、“0”の情報を記憶さる操作を実行する。
尚、当該ステップ3に於いては、更に、当該フォーマット部204に設けられた当該駐車料金事前支払済証80に関する認識項目部には、当該駐車料金事前支払済証80ではない事を示す“0”の情報を記憶させる事も好ましい具体例である。
係る処理が完了した後に発行される当該駐車券5のフォーマット部204の記録状態は図11(A)に例示されており、又、係る処理が完了した後に発行される当該駐車券5の印刷面の概要は、図11(B)に例示されている。
その後、ステップ5に進んで、当該新たな駐車券5を当該駐車券発券手段6に設けられた当該駐車券排出手段41から排出させ、ステップ6に進んで、当該車両1のユーザーが当該駐車券5を引き取る事によって、当該入庫ゲート開放手段50が駆動され、当該入庫ゲートが開放されるので、当該車両の入庫が完了する。
本発明に於ける当該車両の駐車場からの出庫処理には、2つのタイプがあり、その一つは、当該駐車券5をそのまま使用して出庫する方法であって、その場合には、直接当該出庫管理操作手段11を利用して出庫処理を行う場合と、当該駐車券5を当該事前駐車料金精算手段15で、一旦事前に所定の駐車料金を支払い、所定の駐車料金事前支払済証80を入手した上で、当該駐車料金事前支払済証80を使用し手当該出庫管理操作手段11で出庫処理操作を行う方法であり、又別の方法としては、一旦入庫して取得した当該駐車券5を指定期間パス券17に書換変更し、当該指定期間パス券17で繰り返し入出庫を実行する方法である。
即ち、当該出庫処理を行う方法の手順は、図12のフローチャートに例示されているが、先ず、車両1の出庫時に、当該駐車券5を使用する場合の手順を示すならば、スタート後ステップ10に於いて、当該車両1のユーザーが当該駐車券5を当該出庫管理操作手段11に設けられている当該平板状のカード基板200挿入手段230(当該駐車券挿入手段30と兼用可能である)に挿入した後、ステップ11に於いて、当該挿入されたカードが当該駐車券5であるか否かが判断され、YESであれば、ステップ12に進んで、当該駐車券5の入庫時刻情報を読み出し、その後ステップ13に於いて、今回の出庫時の時刻情報を読み出し、ステップ14に於いて、今回の当該車両1の駐車時間を演算して算出し、ステップ15に於いて、今回の駐車時間に対応する駐車料金を決定して駐車料金表記手段31に表示する。
一方、ステップ18に於いて、NOであれば、ステップ23に進んで、当該入金された料金が当該駐車料金と一致せず、不足している状態であるか否かが判断され、YESであれば、ステップ26に於いて、その差額の料金の額を料金表示手段33に表示すると共に、ステップ27に於いて、当該車両1のユーザーに当該不足料金の入金を催促し、ステップ28に於いて当該不足料金の入金が有ったか否かが判断され、NOであれば、ステップ27に戻り、YESであれば、ステップ18に戻って上記した各工程の操作が繰り返される。
次に、当該出庫処理操作に於いて、上記した指定期間パス券17を使用して出庫操作を行う場合の操作フローを説明するならば、当該ステップ11に於いてNOであれば、ステップ30に於いて、当該挿入されたカードが当該指定期間パス券であるか否かが判断され、YESであれば、つまり当該挿入されたカードが当該指定期間パス券17であることが確認されると、ステップ31に於いて、当該指定期間パス券17の記憶情報が読み出され、当該指定期間パス券17に於ける出庫状態フラグのデーターが出庫状態を示すフラグ“1”となっているか否かが判断され、NOであれば、ステップ54に進み、当該指定期間パス券17を回収し、ENDとなるが、ステップ31に於いてYESであれば、ステップ32に於いて、当該指定期間パス券17の有効期限が有効であるか無効であるを判断し、ステップ33に於いて、当該指定期間パス券17の有効期限は有効か否かが判断され、YESであれば、ステップ34に進んで、当該車両の今回の駐車料金は0円であることを表示し、ステップ35に進んで、入出庫状態フラグの情報を出庫状態を示す“ “0”の情報に書き換える。
一方、ステップ44で、NOであれば、つまり当該入金金額が当該超過駐車料金の金額と一致していない場合には、ステップ48に進んで、当該入金金額が当該超過駐車料金の金額よりも少ない状態で不足しているか否かが判断され、YESであれば、ステップ47に於いて、不足駐車料金の支払いを請求してステップ44に戻り、ステップ48に於いてNOであれば、ステップ49に進んで、当該入金金額が当該超過駐車料金の金額よりも多い状態であると判断され、ステップ50に於いて当該車両1のユーザーにつり銭を戻した後、ステップ45に戻ってそれ以降の操作が実行される事になる。
当該指定期間パス券17を利用して当該車両1の出庫処理操作を行った場合の当該指定期間パス券17に於ける当該フォーマット部204の記録情報の例が図13(A)に示されており、又、当該指定期間パス券17に於ける1表面部の印刷部位の印刷表示状態の例は、図13(B)に示されている。
尚、本発明に於いて出庫処理操作を行う際に、当該駐車券5をそのまま継続して使用する場合には、当該駐車券5の当該フォーマット部204の記録情報部お駐車券識別フラグは”0”の状態に維持される事は言うまでもない。
次に、本発明に於いて、一旦入庫した際に取得した通常の時間貸し方式による駐車券5を途中で指定期間パス券17に変更して以後の当該駐車場2への入出庫処理に活用する場合の、当該駐車券5を当該指定期間パス券17に変更処理操作手順を図14のフローチャートを参照しながら説明する。
先ず、スタート後、ステップ60に於いて、当該車両1のユーザーは、当該駐車券5を持って、当該事前駐車料金精算手段15に立ち寄り、ステップ 61に於いて、当該事前駐車料金精算手段15に別途設けられている当該指定期間パス券発券請求手段250操作する。
その際、ステップ62に於いて、当該指定期間パス券に関し、複数種類のパス券、例えば、指定期間パス券、48時間パス券、72時間パス券、半日パス券、1.5日パス券が表示され、の中から一つを選ぶ等の選択操作手段252を操作し、その後、ステップ63に於いて、当該車両1のユーザーがそれらのメニューの中から選択した好みの当該指定期間パス券17を選択指定期間パス表記手段253に表示する。
一方、ステップ77に於いて、当該駐車券5に記録されている情報の内、当該駐車券5の当該駐車券番号(シリアルナンバー)と当該駐車券種別フラグ情報と当該駐車券の入庫年月日情報及びその時刻情報を読み出すと共に、今回選択された当該特定時間指定期間パス券17の有効期限日を演算して決定する操作が実行され、次いで、ステップ78に於いて、当該駐車券5の一表面部に、当該指定期間パス券である事を示す標識を上書き印刷方式により印刷すると同時に、当該駐車券5の当該フォーマット部204に、当該駐車券の入庫年月日情報並びにその時刻情報と、これまでの駐車時間に相当する駐車料金の金額を上書き記憶させ、更に、当該駐車券識別フラグ部に当該指定期間パス券である事を意味する“1”記録すると同時に、当該指定期間パス券有効期限フラグ部に、当該選択された指定期間パス券の有効期限をその年月日及び時刻情報を記録する。
本具体例に於いて、使用される当該特定指定期間パス券17に於ける当該フォーマット部204の記憶情報の例が図15(A)に示されており、又、当該特定指定期間パス券17に於ける印刷表示部分の具体例が図15(B)に示されている。
次に、本発明於いて、当該駐車券5をそのまま当該駐車料金事前支払済証80に変更する場合の操作手順を図16のフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
即ち、スタート後、ステップ90に於いて、当該車両1のユーザーが当該事前駐車料金精算手段15まで移動し、ステップ91に於いて、当該ユーザーが所有する当該駐車券5を当該事前駐車料金精算手段15に設けられている当該駐車券挿入手段12又は199に挿入する。
その後、ステップ92に於いて、当該駐車券5が実際の駐車券であるか否かが判断され、NOであれば、ステップ93に於いて、当該駐車券5を当該車両1のユーザーに返却するが、YESであれば、ステップ94に進んで、当該駐車券5のシリアルナンバー情報、駐車券種別フラグとして、通常の駐車券である事を示す“0”の情報及び入庫した年月日及びその時刻に関する情報を読み出し、ステップ95に於いて、当該駐車券5の入庫年月日情報と入庫時刻情報及び出庫予定時刻の年月日情報とその時刻情報とから、今回の駐車時間を演算により求め、当該駐車料金に対応する当該車両1の駐車料金を決定して当該事前駐車料金精算手段15に於ける駐車料金表示手段13に表示し、当該車両1のユーザーに当該料金の支払いを指示する。
その後、ステップ103に於いて、領収書を発行し、ステップ104に於いて、当該駐車券5と同一の平板状原板を書き換え処理により構成された当該駐車料金事前支払済証80を、当該駐車料金事前支払済証発行手段156から発行し、ENDとなる。
尚、当該駐車料金事前支払済証80のフォーマット部204の構成例と印刷表示部の表示例が図17(A)及び(B)に示されている。
次に、本発明に於ける当該指定期間パス券17を使用して再入庫処理する場合の具体例を図18で詳細に説明する。
先ず、ステップ110に於いて、当該車両1のユーザーは、当該駐車場2の入庫ゲート3の前で当該車両を停止させた後、ステップ111に於いて、当該入庫ゲート3に近接して設置されている当該駐車券発券手段6に設けられている当該指定期間パス券挿入手段230(図8に於ける従来例の30に相当する)に当該指定期間パス券17を挿入する。
次いで、ステップ112に於いて、当該挿入された駐車券が、当該指定期間パス券であるか否かが判断され、NOであれば、ステップ115に進んで、当該挿入された駐車券を当該車両1のユーザーに返却しENDとなるが、当該ステップ112に於いて、YESであれば、ステップ113に進み、当該指定期間パス券17の出庫状態フラグを読み出し、出庫済みであるか否か判断され、NOであれば、つまり当該フラグが入庫状態を示す“1” フラグである場合には、ステップ115に進んで、当該挿入された駐車券を当該車両1のユーザーである場合、に返却しENDとするが、当該ステップ113に於いてYESであれば、つまり当該フラグが出庫済状態を示す“0” フラグである場合には、ステップ114に進んで、当該指定期間パス券17は有効期限内にあるか否かが判断され、NOであれば、ステップ 115に進んで、当該挿入された指定期間パス券17を当該車両1のユーザーに返却しENDとするが、当該ステップ114に於いてYESであれば、ステップ116に進んで、当該指定期間パス券17の当該フォーマット部204に記憶されている各種の情報を読み出して確認すると同時に、入庫時刻情報を今回再入庫した時刻に書換記憶させ、更には、当該指定期間パス券17に於ける入出庫状態フラグ部の情報を入庫状態を示す“1”のフラグに書き換えて記録する。
次いで、ステップ118に進み、当該指定期間パス券17を車両1のユーザーに返却した後、ステップ119に於いて、入庫ゲートを開放し、ステップ 120に於いて当該車両の再入庫処理操作が完了する。
上記具体例に於ける当該指定期間パス券17のフォーマット部204の記憶情報は、図19(A)に例示されており、又、当該指定期間パス券17の印刷表示面の印刷標記状況は、図19(B)に例示されている。
2:駐車場
3:入庫ゲート装置
4:出庫ゲート装置
5:駐車券
6:駐車券発行手段
11:出庫管理操作手段
12:駐車券挿入手段
13:駐車料金表示手段
14:駐車料金受入手段
15:事前駐車料金精算手段
17:指定期間パス券
24:追加入金金額と表示された追加駐車料金金額比較演算手段
30:駐車券及び又は駐車料金事前支払済証挿入手段
30’ :指定期間パス券17の挿入手段
31:駐車料金表示手段
32:駐車料金受入手段
33:比較演算結果表示手段
36:つり銭供給手段
37:出庫ゲート開放手段
38:領収書発行手段
40:駐車券発要求手段(キー手段)
41:駐車券排出供給手段、駐車券取り出し手段
42:指定期間パス券挿入手段
43:指定期間パス券識別手段
44:指定期間パス券有効期限報読取、判別手段
45:指定期間パス券識別、有効性/無効性判別判断結果表示手段
46:指定期間パス券返却手段
47:入庫情報書込手段
48:印刷手段
49:カード基板供給手段、駐車券供給手段、回収貯蔵手段
50:入庫ゲート開放手段
80:駐車料金事前支払済証
100:駐車場に於ける車両の入出庫管理装置
110:駐車券及び駐車料金事前支払済証認識手段
111:駐車時間演算手段
112:駐車料金演算手段
113:駐車料金比較演算手段
134:駐車料金事前支払済証回収保管手段
134:駐車券・駐車料金事前支払済証回収手段
151:駐車時間演算手段
152:駐車料金演算手段
153:駐車料金比較演算手段
154:入金状況表示手段
155:釣銭供給手段
156:駐車料金事前支払済証発行手段
157:印刷・記録手段
159:領収書発行手段
160:領収書発行指示手段
161:不足駐車料金支払指示手段
162:つり銭返却指示手段
199:駐車券挿入手段
200:平板状のカード基
203:上書き印刷表示部
204:フォーマット部
210:平板状カード基板部材識別手段
211:平板状カード基板部材識別結果表示手段
220:平板状カード基板部材回収・出庫ゲート開放指示手段
221:指定期間パス券有効性判別手段
222:指定期間パス券有効・無効表示手段
224:超過駐車料金演算手段
225:追加駐車料金表示手段
230:カード挿入手段
232:精算状態表示手段
240:追加料金入金受入手段
242:比較演算結果表示手段
244:つり銭供給手段
245:領収書発行手段
246:出庫情報記録・印刷手段
250:指定期間パス券発券要求手段
251:指定期間パス券リスト表示手段
252:指定期間パス券選択手段
253:選択指定期間パス券料金表示手段
254:選択指定期間パス券料金入金受入手段
255:入金された金額と選択された指定期間パス券料金との差分演算手段
256:差分演算表示手段
257、257’ :パス券発行指示手段
258:印刷手段
259:領収書発行手段
260:指定期間パス券発行
261:つり銭金額表示手段
262:つり銭供給手段
264:有効期限設定手段
265:領収書発行手段
300:制御装置(CTR)
301:第1の記憶手段で
302:キーボード手段
303:配線
304:時計装置
305:第2の記憶手段
450:指定期間パス券有効性/無効性判別結果表示手段
Claims (6)
- 少なくとも、車両が駐車場に入庫する為の入庫ゲート装置と当該車両が当該駐車場から出庫する為の出庫ゲート装置とが設けられている駐車場に於ける車両の入出庫管理装置であって、当該車両の入出庫管理装置の内、少なくとも
、当該入庫ゲート装置の近傍には、個々の車両の入庫時毎に、当該車両の入庫年月日時刻情報を記録した時間貸し駐車券のみを発行する、時間貸し駐車券取り出し手段を含む、時間貸し駐車券発行手段と当該時間貸し駐車券発行手段と一体的に設けられている、後述する様な、駐車許容時間を指定する指定時間パス券を挿入する指定時間パス券挿入手段と、当該挿入された指定時間パス券の有効性及び出庫済みフラグの有無から使用可能な指定時間パス券か否かを判定する判定手段と、当該指定時間パス券が使用可能な指定時間パス券である場合に当該指定時間パス券をその所有者に返却する返却手段とからなる指定時間パス券処理手段とが配置されており、且つ、当該時間貸し駐車券発行手段若しくは当該指定時間パス券処理手段から当該時間貸し駐車券若しくは当該指定時間パス券が使用者により引き取られた場合に、当該入庫ゲート装置が開放される様に構成されており、
一方、当該出庫ゲート装置の近傍には、個々の車両の出庫時毎に、当該車両のユーザーから提供される当該時間貸し駐車券若しくは、後述する駐車料金事前支払済証が挿入される時間貸し駐車券若しくは駐車料金事前支払済証挿入手段を含み、且つ、当該時間貸し駐車券若しくは駐車料金事前支払済証挿入手段に受け入れられた当該時間貸し駐車券から、当該車両が入庫した年月日時刻情報と当該車両が当該駐車場を出庫する出庫年月日時刻情報とから別途決定される当該車両の駐車時間に対応する駐車料金を表示する駐車料金表示手段と、当該駐車料金表示手段に表示された当該駐車料金に相当する駐車料金の入金受入手段と、当該入金受入手段に当該駐車料金の入金が有ったとの判定があった場合、若しくは、当該駐車料金事前支払済証の挿入が認識された場合に、当該出庫ゲートを開放する様に構成された出庫管理操作手段が配置されており、
更に、当該入庫ゲート装置と当該出庫ゲート装置との何れにも近接していない任意の部位には、当該車両の出庫予定時間の直前、若しくは予め設定された時間以前に、当該車両のユーザーから提供される当該時間貸し駐車券を受け入れる時間貸し駐車券挿入手段を含み、当該挿入された当該時間貸し駐車券が保持する当該車両が入庫した入庫年月日時刻情報と当該車両が当該駐車場から出庫する予定日の出庫年月日時刻情報とから別途決定される当該車両の駐車時間に対応する駐車料金を表示する駐車料金表示手段と、当該駐車料金表示手段に表示された当該駐車料金に相当する駐車料金の入金受入手段と、当該入金受入手段に当該駐車料金の入金が有ったとの判定があった場合に、当該駐車料金に対する駐車料金事前支払済証を、当該車両のユーザーから既に提供されている当該時間貸し駐車券そのものを上書処理して駐車料金事前支払済証として発行する駐車料金事前支払済証発行手段を含む事前駐車料金精算手段と、が設けられている車両の入出庫管理装置に於いて、
当該事前駐車料金精算手段には、更に、当該車両のユーザーが所有する当該時間貸し駐車券を当該時間貸し駐車券挿入手段に挿入する前又は挿入後に、当該車両のユーザーが、当該事前駐車料金精算処理を行う以前の段階で、当該ユーザーが任意に、且つ当該ユーザーの好みに応じて、許容される駐車時間をそれぞれ異にする、複数の指定時間パス券の中から一つの指定時間パス券を任意に選択指定出来る指定時間パス券選択手段と、当該指定時間パス券選択手段の動作に応答して、当該選択された指定時間パス券の購入価格を表示する指定時間パス券価格表示手段と、当該指定時間パス券価格表示手段に表示された当該指定時間パス券価格料金に相当する料金の入金受入手段と、当該入金受入手段に当該指定時間パス券価格料金の入金が有ったとの判断があった場合に、当該車両のユーザーから既に提供されている当該時間貸し駐車券そのものを上書処理して指定時間パス券に書換変更して当該車両のユーザー返却する機能を有する指定時間パス券発券手段とが設けられていると共に、
当該出庫管理操作手段には、更に、当該指定時間パス券の挿入手段(当該時間貸し駐車券若しくは駐車料金事前支払済証挿入手段が兼用されるものであっても良い)及び、当該指定時間パス券に対する認識手段が付加されており、当該指定時間パス券が提供された場合には、当該指定時間パス券の有効期限年月日時刻情報から当該指定時間パス券が有効か否かを判断し、有効である場合のみ、当該指定時間パス券に出庫状態を示すフラグを記載して、当該指定時間パス券を当該車両のユーザー返却し、その後、当該出庫ゲートを開放する操作を実行する手段が含まれている様に構成されており、且つ、当該入庫ゲート装置、当該出庫ゲート装置及び当該当該事前駐車料金精算手段の内の少なくとも一つには、不要若しくは無効となった当該時間貸し駐車券及び当該駐車料金事前支払済証或いは指定時間経過後の当該指定期間パス券を、再利用のために回収するカード基板回収手段とそれに連動されたカード基板供給手段とが更に設けられていることを特徴とする駐車場に於ける車両の入出庫管理装置。 - 当該時間貸し駐車券には、当該時間貸し駐車券のシリアルナンバーと、車両の入庫年月日時刻情報及び入出庫状態フラグ情報の少なくともいずれかが記録されている事を特徴とする請求項1に記載の車両の入出庫管理装置。
- 当該指定時間パス券には、元の時間貸し駐車券の発券時のシリアルナンバーと、元の時間貸し駐車券の発券時の入庫年月日時刻情報と元の時間貸し駐車券に於ける入出庫状態フラグ情報並びに、当該元の時間貸し駐車券を当該指定時間パス券に上書き変更処理する時点迄の駐車時間に対応する駐車料金の額の情報が記載されていると共に、当該指定時間パス券識別フラグ情報及び当該指定時間パス券の有効期限情報とが記録されている事を特徴とする請求項1又は2に記載の車両の入出庫管理装置。
- 当該出庫管理操作手段には、更に、当該車両のユーザーから提供された当該指定時間パス券の有効期限が期限超過により無効であると判断された場合に於いて、当該指定時間パス券が当該出庫管理操作手段に提供された時点での年月日時刻情報と当該指定時間パス券の最終有効期限年月日時刻情報との差分を求め、当該差分値に相当する超過駐車料金を算出する演算手段と、当該算出された超過駐車料金を表示する為に当該出庫管理操作手段に別途設けられた当該超過駐車料金表示手段と、当該超過駐車料金に相当する料金の入金受入手段と、当該入金受入手段に当該超過駐車料金に相当する料金の入金が有ったとの判断があった場合に、当該出庫ゲートを開放する操作を実行する出庫ゲート開放手段とが設けられていることを特徴とする事を特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の駐車場に於ける車両の入出庫管理装置。
- 当該駐車券取り出し手段を含む当該駐車券発行手段に、当該指定時間パス券を受入れる指定時間パス券挿入手段と、当該指定時間パス券挿入手段に、新たに当該指定時間パス券が挿入された時点での年月日時刻情報と、当該指定時間パス券が保持している当該指定時間パス券の有効期限年月日時刻情報とを比較して、当該新たに挿入されてきた当該指定時間パス券が有効であるか否かを判断する指定時間パス券有効性判定手段とが更に設けられており、当該有効性判定手段に於いて、当該指定時間パス券が有効と判断された場合に限り、当該指定時間パス券を当該車両のユーザーに返却する指定時間パス券返却手段と当該入庫ゲートを開放する為の入庫指示手段とが設けられている事を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の駐車場に於ける車両の入出庫管理装置。
- 少なくとも、車両が駐車場に入庫する為の入庫ゲート装置と当該車両が当該駐車場から出庫する為の出庫ゲート装置とが設けられている駐車場に於ける車両の入出庫管理装置であって、当該車両の入出庫管理装置の内には、少なくとも
、当該入庫ゲート装置の近傍には、個々の車両の入庫時毎に、当該車両の入庫年月日時刻情報を記録した時間貸し駐車券のみを発行する、時間貸し駐車券取り出し手段を含む、時間貸し駐車券発行手段と当該時間貸し駐車券発行手段と一体的に設けられている、後述する様な、駐車許容時間を指定する指定時間パス券を挿入する指定時間パス券挿入手段と、当該挿入された指定時間パス券の有効性及び出庫済みフラグの有無から使用可能な指定時間パス券か否かを判定する判定手段と、当該指定時間パス券が使用可能な指定時間パス券である場合に当該指定時間パス券をその所有者に返却する返却手段とからなる指定時間パス券処理手段とが配置されており、且つ、当該時間貸し駐車券発行手段若しくは当該指定時間パス券処理手段から当該時間貸し駐車券若しくは当該指定時間パス券が使用者により引き取られた場合に、当該入庫ゲート装置が開放される様に構成されており、
一方、当該出庫ゲート装置の近傍には、個々の車両の出庫時毎に、当該車両のユーザーから提供される当該時間貸し駐車券若しくは、後述する駐車料金事前支払済証が挿入される時間貸し駐車券若しくは駐車料金事前支払済証挿入手段を含み、且つ、当該時間貸し駐車券若しくは駐車料金事前支払済証挿入手段に受け入れられた当該時間貸し駐車券から、当該車両が入庫した年月日時刻情報と当該車両が当該駐車場を出庫する出庫年月日時刻情報とから別途決定される当該車両の駐車時間に対応する駐車料金を表示する駐車料金表示手段と、当該駐車料金表示手段に表示された当該駐車料金に相当する駐車料金の入金受入手段と、当該入金受入手段に当該駐車料金の入金が有ったとの判定があった場合、若しくは、当該駐車料金事前支払済証の挿入が認識された場合に、当該出庫ゲートを開放する様に構成された出庫管理操作手段が配置されており、
更に、当該入庫ゲート装置と当該出庫ゲート装置との何れにも近接していない任意の部位には、当該車両の出庫予定時間の直前、若しくは予め設定された時間以前に、当該車両のユーザーから提供される当該時間貸し駐車券を受け入れる時間貸し駐車券挿入手段を含み、当該挿入された当該時間貸し駐車券が保持する当該車両が入庫した入庫年月日時刻情報と当該車両が当該駐車場から出庫する予定日の出庫年月日時刻情報とから別途決定される当該車両の駐車時間に対応する駐車料金を表示する駐車料金表示手段と、当該駐車料金表示手段に表示された当該駐車料金に相当する駐車料金の入金受入手段と、当該入金受入手段に当該駐車料金の入金が有ったとの判定があった場合に、当該駐車料金に対する駐車料金事前支払済証を、当該車両のユーザーから既に提供されている当該時間貸し駐車券そのものを上書処理して駐車料金事前支払済証として発行する駐車料金事前支払済証発行手段を含む事前駐車料金精算手段と、が設けられている車両の入出庫管理装置に於いて、
当該車両のユーザーが、既に所有する当該時間貸し駐車券を当該事前駐車料金精算手段に於ける当該駐車券挿入手段内に挿入する際に、当該車両のユーザー好みにより、複数の指定時間パス券の中から一つの指定時間パス券を任意に選択指定出来る様に構成されている指定時間パス券選択手段を、当該車両のユーザーが自己の意思により選択的に操作する第1の工程、当該第1の工程の後に、当該車両のユーザーが、当該事前駐車料金精算手段に別途設けられている指定時間パス券表示手段に表示される当該選択された指定時間パス券の購入価格に相当する料金の支払いを実行させる第2の工程、当該第2の工程に引き続き、当該車両のユーザーが、当該指定時間パス券の購入価格に相当する料金の支払いを完了させた場合には、当該車両のユーザーが既に所有し、且つ当該駐車券挿入手段内に挿入された当該時間貸し駐車券を、そのまま使用して、当該時間貸し駐車券が既に記憶している当該車両の入庫年月日時刻情報を維持したまま、当該車両の当該入庫年月日時刻情報を起算時刻とする指定時間の有効期限年月日時刻情報を持った指定時間パス券として上書き変更処理する第3の工程、当該指定時間パス券を当該車両のユーザーに返却する第4の工程、当該車両のユーザーが当該出庫ゲート手段の当該駐車券若しくは当該駐車料金事前支払済証の挿入手段に当該指定時間パス券を挿入する第5の工程、当該出庫管理操作手段に別途設けられている当該指定時間パス券識別手段に於いて、当該指定時間パス券の有効期限を判定する第6の工程、当該第6の工程に於いて、当該指定時間パス券の有効期限が未だ有効であると判断された場合にのみ当該指定時間パス券に出庫状態を示す出庫情報フラグを記憶させたのち、当該指定時間パス券を当該車両のユーザーに返却した後、当該出庫ゲートのゲートを開放して、当該車両の出庫を許可する第7の工程、その後、当該車両のユーザーが同一駐車場に再入庫するに際して、当該車両のユーザーが、当該入庫ゲート装置に別途に設けられている当該駐車券発券手段に於ける指定時間パス券挿入手段に、当該指定時間パス券を挿入する第8の工程、当該駐車券発券手段に別途に設けられた当該指定時間パス券認識手段において、当該指定時間パス券の有効期限が有効であるか否か及び当該出庫譲情報フラグが出庫状態を記憶しているか否かを判断し、当該有効期限が有効であり、且つ当該出庫フラグが出庫済みであるという情報を有していると判断された場合にのみ、当該指定時間パス券に、再入庫時の再入庫年月日時刻情報を追加記録して、当該指定時間パス券を当該車両のユーザーに返却する第9の工程、当該車両のユーザーが出庫する際に、当該車両1のユーザーが、当該指定時間パス券を当該出庫管理操作手段に於ける、当該駐車券若しくは当該駐車料金事前支払済証の挿入手段に挿入する第10の工程、当該出庫管理操作手段に別途設けられている当該指定時間パス券識別手段に於いて、当該指定時間パス券の有効期限を判定する第11の工程、当該第11の工程に於いて、当該指定時間パス券の有効期限が未だ有効であると判断された場合にのみ当該指定時間パス券に出庫状態を示す出庫フラグを記憶させた後に当該車両のユーザーに返却した後、当該出庫ゲートのゲートを開放して、当該車両の出庫を許可する第12の工程、その後、当該指定時間パス券の有効期限が無効と判断される時点まで、当該第8の工程乃至当該第12の工程までの各工程が繰り返えされることを許可する第13の工程と、当該第11の工程に於いて、当該指定時間パス券の有効期限が無効であると判断された場合には、別途演算される超過駐車料金を支払って、要すれば、当該駐車料金事前支払い済み証を発行してもらう第14の工程と、不要若しくは無効となった当該時間貸し駐車券及び当該駐車料金事前支払済証或いは指定時間経過後の当該指定期間パス券を、再利用のために回収する当該カード基板回収手段とそれに連動されたカード基板供給手段に回収する第15の工程と、当該時間貸し駐車券を所有するユーザーが、直接当該出庫ゲート装置に於いて、当該時間貸し駐車券を当該出庫ゲート装置に挿入し、当該時間貸し駐車券の有効性の判断を経て、決定された駐車料金を納付して出庫ゲートを開放する第16の工程と、当該時間貸し駐車券を所有するユーザーが、当該事前駐車料金精算手段に於いて、当該時間貸し駐車券を当該事前駐車料金精算手段に挿入し、当該時間貸し駐車券の有効性の判断を経て、決定された駐車料金を納付した後に、当該時間貸し駐車券そのものを上書処理して書き換えられた当該駐車料金事前支払済証を取得し、当該ユーザーが当該駐車料金事前支払済証を当該出庫ゲート装置に挿入することにより出庫ゲートを開放する第17の工程、の各工程を実行する事を特徴とする車両の入出庫管理方法。
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