JP6545724B2 - 家禽の脚部から大腿部肉と共に膝部肉を摘出するための方法およびシステム - Google Patents

家禽の脚部から大腿部肉と共に膝部肉を摘出するための方法およびシステム Download PDF

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Description

本発明は、羽毛除去済み全脚部家禽加工品から大腿部肉と共に膝部肉を摘出するためのシステムおよび方法に関する。
家禽の大腿部肉は、消費者による評価の高い、一般的に高品質で美味な肉タイプである。このタイプの家禽肉の人気の上昇と共に、骨なし家禽大腿部肉の需要もまた増加する。家禽の膝部もまた、同一または同様の品質の肉を数グラム含む。この肉は、膝蓋骨上(特に膝蓋骨の前部および側部の上)に存在し、デバイスを用いた自動的な方法での摘出が困難であるためしばしば廃棄される。時として、この肉は、切り離された膝蓋骨から手作業により摘出されるが、これは、膝蓋骨が、小さく滑りやすく、膝部肉と膝蓋骨との間の連結部が強固であることにより把持しにくいため、不便かつ多くの時間を必要とする。
羽毛除去済み全脚部家禽加工品を加工する通常の方法では、例えば特許文献1に記載されているように、膝部肉は、通常は膝領域から膝蓋骨および他の不可食組織と共に切り取られる。特許文献2は、膝部肉を含む膝蓋骨および隣接組織の除去方法について記載している。
国際公開第00/59311号パンフレット 米国特許出願公開第2014/0004781号明細書
本発明の目的は、羽毛除去済み全脚部家禽加工品から大腿部肉と共に膝部肉を摘出するためのシステムおよび方法を提供することである。本発明によるシステムおよび方法は、膝蓋骨を独立したアイテムとして摘出することも可能にする。
本発明によれば、羽毛除去済み全脚部家禽加工品から大腿部肉と共に膝部肉を摘出するための方法であって、
羽毛除去済み全脚部家禽加工品を用意するステップであって、羽毛除去済み全脚部家禽加工品が、
少なくとも大腿部肉を含む大腿部、
少なくとも脛骨および下腿部肉を含む下腿部であって、脛骨は膝側端部および足根関節側端部を有する、下腿部、ならびに
少なくとも膝部肉、膝蓋骨、および大腿部と下腿部との間の連結部を含む膝関節
を含み、
羽毛除去済み全脚部家禽加工品が、膝蓋骨が位置する側である前方側と、前方側の反対側に位置する後方側とを有し、
羽毛除去済み全脚部家禽加工品において、脛骨に対してほぼ横方向に延在する横切断部が、膝関節に設けられており、横切断部は、大腿部および下腿部が相互に連結され、膝蓋骨が完全状態にあるように、羽毛除去済み全脚部家禽加工品の後方側から膝蓋骨の後方側に隣接して位置する切断端部まで延在し、下腿部側切断面および大腿部側切断面が、横切断部により形成される、ステップと、
家禽加工品コンベヤの家禽加工品キャリア内に羽毛除去済み全脚部家禽加工品を配置するステップであって、羽毛除去済み全脚部家禽加工品が、家禽加工品キャリアから懸吊され、家禽加工品キャリアが、脛骨の足根関節側端部にてまたはそれに隣接して羽毛除去済み全脚部家禽加工品に係合する、ステップと、
膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素を備える膝部肉スクレーパデバイスを用意するステップであって、膝部肉スクレーパデバイスが、開状態および閉状態を有し、開状態においては、膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素は、羽毛除去済み全脚部家禽加工品の膝関節が膝蓋骨スクレーパとカウンタ要素との間に導入され得るように、相互から離間される、ステップと、
羽毛除去済み全脚部家禽加工品が前記家禽加工品キャリアから懸吊され、膝部肉スクレーパデバイスが開状態にある間に、下腿部側切断面がカウンタ要素に対面する状態において、カウンタ要素に隣接して羽毛除去済み全脚部家禽加工品を配置するステップと、
膝部肉スクレーパデバイスを閉状態にするステップであって、閉状態においては、膝蓋骨スクレーパが、膝蓋骨の下腿部側で膝蓋骨に隣接して前方側にて羽毛除去済み全脚部家禽加工品に係合し、カウンタ要素が、膝蓋骨の後方側にてまたはそれに隣接して羽毛除去済み全脚部家禽加工品に係合する、ステップと、
下腿部および膝蓋骨スクレーパが相互から離れるように移動され、それにより、カウンタ要素が膝蓋骨の後方側にてまたはそれに隣接して羽毛除去済み全脚部家禽加工品に係合している間に、膝蓋骨スクレーパを通り越すように膝蓋骨を移動させ、それによって膝部肉を大腿部に連結された状態に留めつつ膝蓋骨から膝部肉を削り取る、削り取りステップを実施するステップであって、削り取りステップ後には、膝部肉および大腿部肉が、膝蓋骨スクレーパの第1の側に存在し、膝蓋骨が、膝蓋骨スクレーパの第2の側に存在する、ステップと、
任意には、膝蓋骨と下腿部との間に位置する第1の切断位置にて切断することにより下腿部から削り取られた膝蓋骨を切り離すステップと、
任意には、膝蓋骨スクレーパに隣接して膝蓋骨と大腿部との間に位置する第2の切断位置にて切断することにより大腿部および膝部肉から膝蓋骨を切り離すステップであって、切り離すステップの最中に膝部肉および大腿部は相互連結状態に留まる、ステップと
を含む、方法が提供される。
本発明による方法に従って加工される、および本発明による方法のためのインプットをそれと共に形成する家禽加工品は、大腿部、下腿部、および膝関節を含む羽毛除去済み全脚部家禽加工品である。実際的な実施形態では、足根関節と足との間の脚部部分および足自体が、予め除去されている。大腿部は、少なくとも大腿部肉を含む。
下腿部は、少なくとも脛骨および下腿部肉を含む。脛骨は、膝側端部および足根関節側端部を有する。膝関節は、少なくとも膝部肉、膝蓋骨、および大腿部と下腿部との間の連結部を含む。
羽毛除去済み全脚部家禽加工品は、膝蓋骨が位置する側である前方側と、前方側の反対側に位置する後方側とを有する。膝部肉は、膝蓋骨にて羽毛除去済み全脚部家禽加工品の前方側の側にほぼ位置する。
本発明による方法に従って加工され、本発明による方法の第1のステップに従って用意されるような羽毛除去済み全脚部家禽加工品においては、横切断部が、膝関節に予め設けられている。この横切断部は、脛骨に対してほぼ横方向に、および羽毛除去済み全脚部家禽加工品の後方側から切断端部まで延在する。この切断端部は、大腿部および下腿部が依然として相互に連結された状態に留まり、膝蓋骨が依然として完全状態にあるように、膝蓋骨の後方側に隣接して位置する。これは、膝蓋骨が完全には切り通されていないことを意味する。横切断部が形成されたときに与えられた何らかの損傷が、膝蓋骨に存在する可能性がある。横切断部により、下腿部側切断面および大腿部側切断面が形成される。下腿部側切断面および大腿部側切断面は、切断端部に隣接して相互に連結される。
さらに、本願においては、時として羽毛除去済み全脚部家禽加工品は、読みをさらに容易にするために「脚部加工品」と呼ばれる。「脚部加工品」は、「羽毛除去済み全脚部家禽加工品」と同一である。
本発明による方法によれば、脚部加工品は、家禽加工品コンベヤシステムの家禽加工品キャリア内に配置される。脚部加工品は、前記家禽加工品キャリアから懸吊され、実際的な実施形態では、下腿部は、通常は大腿部の上方に配置された状態となる。家禽加工品キャリアは、脛骨の足根関節側端部にてまたはそれに隣接して脚部加工品に係合する。家禽加工品キャリアは、例えば国際公開第93/13671号パンフレットに示すような、例えば家禽脚部加工システムにおいて使用される既知のキャリアであることが可能である。
本発明によれば、膝部肉スクレーパデバイスが提供される。膝部肉スクレーパデバイスは、膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素を備える。膝部肉スクレーパデバイスは、開状態および閉状態を有する。開状態においては、膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素は相互から離間され、その間隔により、脚部加工品の膝関節が膝蓋骨スクレーパとカウンタ要素との間に導入され得る。
次いで、脚部加工品が前記家禽加工品キャリアから懸吊され、膝部肉スクレーパデバイスが開状態にある間に、脚部加工品は、下腿部側切断面がカウンタ要素に対面する状態で、カウンタ要素に隣接して配置される。
次いで、膝部肉スクレーパデバイスは、閉状態にされる。閉状態においては、膝蓋骨スクレーパは、下腿部側で膝蓋骨に隣接して脚部加工品の前方側に係合し、カウンタ要素は、膝蓋骨の後方側にてまたはそれに隣接して脚部加工品に係合する。
次いで、削り取りステップが実施される。このステップでは、下腿部および膝蓋骨スクレーパが、相互から離れるように移動され、それにより、カウンタ要素が膝蓋骨の後方部にてまたはそれに隣接して脚部加工品に係合している間に、膝蓋骨スクレーパを通り越すように膝蓋骨を移動させる。これにより、膝部肉は、大腿部に、特に大腿部肉に連結された状態に留まりつつ、膝蓋骨から削り取られる。カウンタ要素により、膝蓋骨スクレーパは、削り取りの最中に脚部加工品と密接状態に確実に留まり、それにより、膝部肉と膝蓋骨との間の連結が強固であるにもかかわらず膝蓋骨からの膝部肉の効果的な削り取りが確保される。カウンタ要素は、固定式であることが可能であり、カウンタ要素は、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に同一位置にて脚部加工品に係合し、膝蓋骨スクレーパは、カウンタ要素に対して移動する。異なる変形例では、カウンタ要素および膝蓋骨スクレーパは、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に相互に対して同一位置に留まる。その場合には、脚部加工品およびカウンタ要素は、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に相互に対して移動する。削り取り後に、膝部肉および大腿部肉は、膝蓋骨スクレーパの第1の側に存在し、膝蓋骨は、膝蓋骨スクレーパの第2の側に存在する。
任意には、削り取られた膝蓋骨は、膝蓋骨と下腿部との間に位置する第1の切断位置にて切断することにより下腿部から切り離される。任意には、削り取られた膝蓋骨は、膝蓋骨スクレーパに隣接して膝蓋骨と大腿部との間に位置する第2の切断位置にて切断することにより大腿部および膝部肉から切り離される。大腿部および膝部肉から膝蓋骨を切り離す最中に、膝部肉および大腿部は、相互連結された状態に留まる。
本発明によるこの方法により、膝部肉は、単体肉片として大腿部肉と共に摘出され、膝部肉および大腿部肉は、相互に連結された状態に留まる。これにより、膝部肉が大腿部肉の収量に付加される。
さらに、本発明による方法を実施する場合に、膝部肉をほぼ含まない膝蓋骨が、最終製品の1つとなる。一部の国々では、これは珍味と見なされる。代替的には、削り取られたほぼ肉を含まない膝蓋骨は、医薬品工業および/または化粧品工業における資源として使用され得る。
本発明による方法の可能な一実施形態では、脚部加工品を用意するステップが2つの段階を含む。この実施形態では、最初に、大腿部、下腿部、および膝関節を含む脚部加工品が用意される。実際的な実施形態では、足根関節と足との間の脚部部分および足自体が、予め除去されている。この実施形態では、大腿部は少なくとも大腿部肉を含む。任意には、大腿骨もまた大腿部中に存在する。
下腿部は、少なくとも脛骨および下腿部肉を含む。脛骨は、膝側端部および足根関節側端部を有する。膝関節は、少なくとも膝部肉、膝蓋骨、および大腿部と下腿部との間の連結部を含む。羽毛除去済み全脚部家禽加工品は、膝蓋骨が位置する側の前方側と、前方側の反対側の後方側とを有する。
この実施形態では、脚部加工品を用意する第2の段階において、膝カッターを使用することにより膝関節に横切断部が形成される。この横切断部は、脛骨に対しておよび存在する場合には大腿骨に対してほぼ横方向に、ならびに脚部加工品の後方側から切断端部まで延在する。この切断端部は、大腿部および下腿部が相互に対して依然として連結され、膝蓋骨が依然として完全状態にあるように、膝蓋骨の後方側に隣接して位置する。横切断部により、下腿部側切断面および大腿部側切断面が形成される。下腿部側切断面および大腿部側切断面は、切断端部に隣接して相互に連結される。
可能な一実施形態では、初めに、大腿骨は、脚部加工品中に存在するが、下腿部側切断面がカウンタ要素に対面する状態においてカウンタ要素に隣接して脚部加工品を配置するステップの前に、大腿部から除去される。
代替的な実施形態では、やはり初めに、大腿骨は脚部加工品中に存在し、除去されない。この実施形態では、本発明による方法は、大腿部が大腿部肉および大腿骨を含む脚部加工品に対して実施される。
可能な一実施形態では、下腿部は、少なくとも本発明による方法の削り取りステップの最中に、下腿部および膝部肉スクレーパデバイスが膝蓋骨からの膝部肉の削り取りを実施するために相互から離れるように移動されているときに、下腿部支持要素によって支持される。この下腿部支持要素は、下腿部側切断面にて下腿部に係合する。このようにすることで、下腿部は、膝部肉が膝蓋骨から削り取られているときに、引っ張り力を全くまたは殆ど被らない。特に、これは、脛骨が足根関節側端部にて骨折するリスクを軽減する。さらなる利点は、下腿部側切断面を下腿部支持要素に係合させることにより、膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素に対する下腿部側切断面の位置が、正確に規定され、また下腿部の長さとは無関係なものとなる点である。膝蓋骨が、下腿部側切断面の付近に位置することにより、膝蓋骨もまた、やはり下腿部の長さとは無関係に膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素に対して正確に位置決めされる。
好ましくは、下腿部の下腿部側切断面に正確に係合する下腿部支持要素の一部が、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に下腿部および膝蓋骨スクレーパが相互に対して移動する方向に対して実質的に垂直に延在する。
任意には、下腿部支持要素は、下腿部および膝部肉スクレーパデバイスが相互から離れるように移動しているときに、脛骨に係合する。こうすることにより、脛骨は、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りにより生じる力を全くまたは殆ど被らない。
可能な一実施形態では、カウンタ要素および/または膝部肉スクレーパデバイスの膝蓋骨スクレーパは、下腿部を下腿部支持要素と係合状態にする。カウンタ要素および/または膝蓋骨スクレーパは、下腿部に係合し、例えば下腿部支持要素の上方の高さおよび/または位置まで下腿部を引き上げる。次いで、下腿部は、下腿部支持要素上に下げられるかまたは他の様式で移動される。
可能な一実施形態では、膝部肉スクレーパデバイスがその閉状態にされる前に、カウンタ要素は、下腿部側切断面内に配置されるか、または下腿部側切断面に隣接するが距離を置いた位置に置かれる。これは、カウンタ要素が膝部肉スクレーパデバイスの開状態にある位置となり得る。次いで、この実施形態では、カウンタ要素は、下腿部側切断面に係合するまで、下腿部に向かって移動される。次いで、カウンタ要素は、好ましくはカウンタ要素が下腿部側切断面と係合状態に留まりつつ、所定の下腿部基準位置に下腿部側切断面を移動させる。膝蓋骨スクレーパに対する下腿部基準位置は、認識される。膝蓋骨が下腿部側切断面の近くに位置し、下腿部側切断面が下腿部基準位置にある場合に下腿部側切断面の位置が認識されることにより、膝蓋骨スクレーパに対する膝蓋骨の位置もまた、下腿部側切断面が下腿部基準位置にある場合に、非常に正確に認識される。
このようにすることで、カウンタ要素は、膝蓋骨スクレーパが膝蓋骨の下腿部側において膝蓋骨に隣接して脚部加工品の前方側に係合する前に、膝蓋骨スクレーパに対して確実な様式で下腿部および膝蓋骨を位置決めする。さらに、膝蓋骨スクレーパに対する下腿部側切断面の位置は、下腿部の長さとは無関係となる。任意には、カウンタ要素により下腿部側切断面が置かれる下腿部基準位置は、膝蓋骨スクレーパが膝蓋骨の下腿部側において膝蓋骨に隣接して脚部加工品の前方側に係合する位置となる。この変形例では、下腿部側切断面が下腿部基準位置にある場合に、膝部肉スクレーパデバイスは、閉状態にある。
この実施形態の変形例では、カウンタ要素は、前方側および後方側を有する。この変形例では、やはりカウンタ要素は、膝蓋骨の後方側に係合するまで膝蓋骨の後方側に向かって移動される。次いで、カウンタ要素は、ストローク終端位置へと好ましくは短い距離だけ越えて脚部加工品の膝関節を移動させる。次いで、カウンタ要素は、カウンタ要素の上方側が下腿部側切断面に係合するまで、下腿部側切断面に向かって移動する。カウンタ要素の上方側は、下腿部側切断面と係合状態に留まり、下腿部基準位置に下腿部側切断面を移動させる。カウンタ要素の前方側は、カウンタ要素がストローク終端位置から下腿部基準位置に移動するときに、膝蓋骨の後部と接触状態に留まる。任意には、この移動において、カウンタ要素は、脚部加工品の後方側に向かう方向へと戻るように移動する。
可能な一実施形態では、カウンタ要素は、ストローク終端位置に膝関節を移動させるが、下腿部基準位置に下腿部側切断面を移動させない。
可能な一実施形態では、下腿部および膝蓋骨スクレーパは、膝蓋骨スクレーパに対して下腿部を移動させるリフターにより相互に対して移動される。リフターは、収縮位置と延伸位置との間で可動であり、収縮位置から前記延伸へのリフターの移動の少なくとも一部の間に下腿部に係合する。
任意には、リフターは、収縮位置から前記延伸へのリフターの移動の少なくとも一部の間に、脛骨を支持するかまたはさらに脛骨に係合する。こうすることにより、脛骨は、膝部肉の削り取りによる力を全くまたは殆ど被らない。
代替または追加として、カウンタ要素および膝蓋骨スクレーパは、カウンタ要素および膝蓋骨スクレーパから離れるように下腿部を移動させるために、例えば下方向になど家禽加工品キャリアから離れるように移動される。
可能な一実施形態では、下腿部から膝蓋骨を切り離す前に、膝蓋骨は、下腿部側切断面から離れるように引っ張られる。この実施形態では、第1の切断位置は、膝蓋骨が下腿部から切り離される場合に、下腿部側切断面と位置合わせされるか、または下腿部側切断面と膝蓋骨との間に位置する。これは、下腿部からの膝蓋骨の切り離しの際に下腿部に損傷を与えるリスクが軽減される利点を有する。さらに、下腿部側切断面から膝蓋骨を引き離すことにより、下腿部からの膝蓋骨の切り離し動作の最中の張力下において大腿部と下腿部との間の連結を維持することが可能となり、これにより膝蓋骨と下腿部との可制御的な切り離しが容易となる。
任意には、この実施形態では、膝蓋骨は、下腿部側切断面の下方に引っ張られる。その場合に、膝蓋骨が下腿部から切り離されるときに、第1の切断位置は、下腿部側切断面と位置合わせされるか、または下腿部側切断面の下方に位置する。好ましくは、膝蓋骨は、切り離しの実施前に下腿部側切断面の完全な下方にまで遠くに引き下げられる。
下腿部からの膝蓋骨の切り離しの前に膝蓋骨が下腿部側切断面から引き離される任意の実施形態において、この引っ張りは、任意には膝蓋骨からの膝部肉の削り取りによって引き起こされる。こうすることにより、ガイドまたは引っ張り器などのさらなる構造的要素を引っ張りの実施のために設ける必要性がなくなる。
膝蓋骨は、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に膝蓋骨スクレーパに対して削り取り経路を辿る。この削り取り経路は、直線であることが可能であるが、可能な一実施形態では非直線であり、例えば相互に対して角度をなす2つの直線経路セクションなどの方向転換を含む。方向転換は、膝蓋骨が膝蓋骨スクレーパのエッジに接触すると生じるように設計され得る。かかる実施形態では、膝蓋骨は、膝蓋骨スクレーパと密接状態においてこのエッジ上を引っ張られ、それにより膝蓋骨スクレーパのこのエッジがより効果的な削り取りエッジとなる。
非直線削り取り経路を有するこの実施形態の可能な変形例では、膝部肉スクレーパデバイスが閉状態にある場合に、例えば膝蓋骨スクレーパの第1の側とカウンタ要素の頂部との間など、膝蓋骨スクレーパの第1の側とカウンタ要素との間に空間が存在する。この空間は、下腿部がカウンタ要素および膝蓋骨スクレーパから離れるように移動される方向に対して角度をなして、任意にはさらには実質的に垂直に延在する。
膝蓋骨スクレーパの第1の側とカウンタ要素との間に空間を有するこの変形例では、膝部肉スクレーパデバイスが、開状態から閉状態に移動されると、膝部肉を依然として有する膝蓋骨は、膝蓋骨スクレーパの第1の側とカウンタ要素との間のこの空間内に行きつく。下腿部および膝蓋骨スクレーパが相互から離れるように移動されることにより削り取りが開始されると、膝蓋骨は、この空間から膝蓋骨スクレーパのエッジを経由して、次いで下腿部がカウンタ要素および膝蓋骨スクレーパから離れるように移動される方向へと引っ張られる。膝部肉は、膝蓋骨がこのエッジを通り越える間に、膝蓋骨スクレーパのエッジにより引き止められ、結果として膝蓋骨からの膝部肉の削り取りが実現される。
膝蓋骨スクレーパのエッジは、鋭いまたは鈍いことが可能である。
可能な一実施形態では、膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素は、鋏状動作において相互連結された大腿部および膝部肉から膝蓋骨を切り離す。この実施形態では、好ましくは、膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素の少なくとも一方が鋭利なエッジを備える。
可能な一実施形態では、本発明による方法は、カルーセル機において実施される。カルーセル機は、本発明による方法を受ける脚部加工品と共に移動する1つまたは複数の加工デバイスを備えることが可能である。カルーセル機には、例えば楕円形経路または直線および曲線の組合せから構成される経路など、円形または他のループ形状経路に沿って可動である加工デバイスが取り付けられる。
さらに、本発明は、羽毛除去済み全脚部家禽加工品から大腿部肉と共に膝部肉を摘出するためのシステムであって、
羽毛除去済み全脚部家禽加工品が、
少なくとも大腿部肉を含む大腿部、
少なくとも脛骨および下腿部肉を含む下腿部であって、脛骨が膝側端部および足根関節側端部を有する、下腿部、ならびに
少なくとも膝部肉、膝蓋骨、および大腿部と下腿部との間の連結部を含む膝関節
を含み、
羽毛除去済み全脚部家禽加工品が、膝蓋骨が位置する側である前方側と、前方側の反対側に位置する後方側とを有し、
羽毛除去済み全脚部家禽加工品において、脛骨に対してほぼ横方向に延在する横切断部が、膝関節に設けられており、横切断部が、大腿部および下腿部が相互に連結された状態に留まり、膝蓋骨が完全状態にあるように、羽毛除去済み全脚部家禽加工品の後方側から膝蓋骨の後方側に隣接して位置する切断端部まで延在し、下腿部側切断面および大腿部側切断面が、横切断部により形成され、
システムが、
家禽加工品コンベヤであって、
トラック、および
トラックの方向において相互から離間され、前記トラックに沿って可動である複数の家禽加工品キャリアであって、各家禽加工品キャリアが、少なくとも1つの羽毛除去済み全脚部家禽加工品をその足根関節側端部にて保持するように構成され、それにより家禽加工品が、キャリアから懸吊された状態で搬送される、複数の家禽加工品キャリア
を備える、家禽加工品コンベヤと、
家禽加工品コンベヤのトラックに沿って配置された膝部肉/大腿部肉摘出デバイスであって、
膝部肉スクレーパデバイスであって、
膝蓋骨スクレーパ、および
羽毛除去済み全脚部家禽加工品が家禽加工品キャリアから懸吊される間に、下腿部側切断面がカウンタ要素に対面する状態において、カウンタ要素に隣接して羽毛除去済み全脚部家禽加工品を配置することが可能な距離を、家禽加工品コンベヤのトラックから置いて配置される、カウンタ要素
を有し、
膝部肉スクレーパデバイスが、開状態および閉状態を有し、開状態においては、膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素は、羽毛除去済み全脚部家禽加工品の膝関節が膝蓋骨スクレーパとカウンタ要素との間に導入され得るように、相互から離間され、閉状態においては、膝蓋骨スクレーパが、膝蓋骨の下腿部側で膝蓋骨にてまたはそれに隣接して羽毛除去済み全脚部家禽加工品の前方部に係合し、カウンタ要素が、膝蓋骨の後方部にてまたはそれに隣接して羽毛除去済み全脚部家禽加工品に係合して、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りを可能にする、膝部肉スクレーパデバイス、
下腿部および膝蓋骨スクレーパの相互から離れるような相対移動を生じさせ、それにより、カウンタ要素が膝蓋骨の後方側にてまたはそれに隣接して羽毛除去済み全脚部家禽加工品に係合している間に、膝蓋骨スクレーパを通り越すように膝蓋骨を移動させ、それによって膝部肉を大腿部に連結された状態に留めつつ膝蓋骨からの膝部肉の削り取りを誘発させるように構成された削り取り動作デバイスであって、削り取りステップ後には、膝部肉および大腿部肉が、膝蓋骨スクレーパの第1の側に存在し、膝蓋骨が、膝蓋骨スクレーパの第2の側に存在する、削り取り動作デバイス、
任意には、膝部肉が膝蓋骨から削り取られた後に下腿部から膝蓋骨を切り離すように構成および配置された下腿部-膝蓋骨セパレータであって、膝蓋骨と下腿部との間に位置する第1の切断位置にて切断を行うように構成および配置された下腿部-膝蓋骨セパレータ、ならびに
任意には、膝部肉が膝蓋骨から削り取られた後に大腿部および膝部肉から膝蓋骨を切り離すように構成および配置された膝蓋骨-大腿部セパレータであって、膝蓋骨-大腿部セパレータが、膝蓋骨スクレーパに隣接して膝蓋骨と大腿部との間に位置する第2の切断位置にて切断を行うように構成および配置され、切断の間に、膝部肉および大腿部が相互連結状態に留まる、膝蓋骨-大腿部セパレータ
を備える、膝部肉/大腿部肉摘出デバイスと
を備える、システムに関する。
本発明によるこのシステムにより、本発明による方法が実施され得る。
本発明によるシステムにより加工されることとなるインプット製品は、本発明による方法の第1のステップまたはその任意の実施形態において用意されるものと同一タイプの羽毛除去済み全脚部家禽加工品(「脚部加工品」)である。
そのため、本発明によるシステムは、大腿部、下腿部、および膝関節を含む羽毛除去済み全脚部家禽加工品の加工に適する。この羽毛除去済み全脚部家禽加工品の大腿部は、少なくとも大腿部肉を含み、下腿部は、少なくとも脛骨および下腿部肉を含む。前記下腿部の脛骨は、膝側端部および足根関節側端部を有する。
本発明によるシステムによる加工に適した羽毛除去済み全脚部家禽加工品の膝関節は、少なくとも膝部肉、膝蓋骨、大腿部と下腿部との間の連結部、および横切断部を含む。
膝関節のこの横切断部は、脛骨に対してほぼ横方向に延在し、大腿部および下腿部が相互に対して連結された状態に留まり、膝蓋骨が完全状態に留まるように、羽毛除去済み全脚部家禽加工品の後方側から膝蓋骨の後方側に隣接して位置する切断端部まで延在する。羽毛除去済み全脚部家禽加工品の後方側は、前方側の反対側であり、前方側は、膝蓋骨が位置する側である。
膝関節の横切断部は、下腿部側においては下腿部側切断面により、および大腿部側においては大腿部側切断面により画定される。
本発明によるシステムは、家禽加工品コンベヤを備える。この家禽加工品コンベヤは、トラックおよび複数の家禽加工品キャリアを備える。家禽加工品キャリア同士は、トラックの方向において相互から離間され、前記トラックに沿って可動である。各家禽加工品キャリアは、家禽加工品が前記キャリアから懸吊された状態で搬送されるように、その足根関節側端部に少なくとも1つの脚部加工品を保持するように構成される。家禽加工品キャリアは、例えば国際公開第93/13671号パンフレットに示すような、例えば家禽脚部加工システムにおいて使用される既知のキャリアであることが可能である。
本発明によるシステムは、膝部肉/大腿部肉摘出デバイスをさらに備える。このデバイスは、家禽加工品コンベヤのトラックに沿って配置される。膝部肉/大腿部肉摘出デバイスは、膝部肉スクレーパデバイス、削り取り動作デバイス、下腿部-膝蓋骨セパレータ、および膝蓋骨-大腿部セパレータを備える。
膝部肉スクレーパデバイスは、膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素を備える。カウンタ要素は、家禽加工品コンベヤのトラックから距離を置いて配置され、この距離は、脚部加工品が前記家禽加工品キャリアから懸吊される間に、下腿部側切断面がカウンタ要素に対面する状態において、カウンタ要素に隣接して脚部加工品を配置することが可能となるように選択される。
膝部肉スクレーパデバイスは、開状態および閉状態を有する。開状態においては、膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素は、相互から離間され、それにより脚部加工品の膝関節が膝蓋骨スクレーパとカウンタ要素との間に導入され得る。閉状態においては、膝蓋骨スクレーパは、前記膝蓋骨の下腿部側にて膝蓋骨にてまたはそれに隣接して脚部加工品の前方部に係合し、カウンタ要素は、膝蓋骨の後方部にてまたはそれに隣接して脚部加工品に係合して、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りを可能にする。
膝部肉/大腿部肉摘出デバイスは、削り取り動作デバイスをさらに備え、この削り取り動作デバイスは、下腿部および膝蓋骨スクレーパの相互から離れるような相対移動を生じさせるように構成される。この移動により、膝蓋骨は、カウンタ要素が膝蓋骨の後方部にてまたはそれに隣接して脚部加工品に係合する間に、膝蓋骨スクレーパを越えて引っ張られる。これにより、膝部肉を大腿部、特に大腿部肉に連結された状態に連結された状態に留めつつ、膝蓋骨から膝部肉の削り取りが誘発される。
カウンタ要素により、膝蓋骨スクレーパは、削り取りの最中に脚部加工品と密接状態に確実に留まり、それにより、膝部肉と膝蓋骨との間の連結が強固であるにもかかわらず膝蓋骨からの膝部肉の効果的な削り取りが確保される。カウンタ要素は、固定式であることが可能であり、カウンタ要素は、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に同一位置にて脚部加工品に係合し、膝蓋骨スクレーパは、カウンタ要素に対して移動する。異なる変形例では、カウンタ要素および膝蓋骨スクレーパは、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に相互に対して同一位置に留まる。その場合には、脚部加工品およびカウンタ要素は、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に相互に対して移動する。
削り取り後に、膝部肉および大腿部肉は、膝蓋骨スクレーパの第1の側に存在し、膝蓋骨は、膝蓋骨スクレーパの第2の側に存在する。
本発明によるシステムの動作において、初めに、膝部肉スクレーパデバイスは開状態にある。この膝部肉スクレーパデバイスが開状態にある間に、脚部加工品の膝関節は、膝蓋骨スクレーパとカウンタ要素との間に配置される。次いで、膝部肉スクレーパデバイスは、開状態から閉状態に移行される。これにより、膝部肉を含む膝蓋骨は、膝蓋骨から膝部肉を削り取るための適切な開始位置に置かれる。削り取り動作デバイスが下腿部および膝蓋骨スクレーパを相互から離れるように移動させ始めると、削り取りが開始される。削り取り中に、膝部肉スクレーパデバイスの膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素は、相互に対してそれらの位置をほぼ維持し得るため、膝部肉スクレーパデバイスの閉状態において有する相対位置にほぼ留まる。代替的には、削り取り中に、カウンタ要素は膝蓋骨に対して固定位置に留まり、膝蓋骨スクレーパはカウンタ要素に対して移動する。
任意には、本発明によるシステムの膝部肉/大腿部肉摘出デバイスは、下腿部-膝蓋骨セパレータをさらに備える。この下腿部-膝蓋骨セパレータは、膝部肉が膝蓋骨から削り取られた後に、下腿部から膝蓋骨を切り離すように構成および配置される。さらに、下腿部-膝蓋骨セパレータは、第1の切断位置にて切断を行うように構成および配置される。第1の切断位置は、膝蓋骨と下腿部との間に位置する。膝蓋骨は、膝部肉が膝蓋骨から削り取られた後に、下腿部から切り離される。下腿部から膝蓋骨を切り離すように構成および配置される下腿部-膝蓋骨セパレータは、例えば家禽加工品コンベヤから適切な距離を置いて下腿部を配置することを伴う。
任意には、膝部肉/大腿部肉摘出デバイスは、膝蓋骨-大腿部セパレータをさらに備える。膝蓋骨-大腿部セパレータは、大腿部および膝部肉から膝蓋骨を切り離すように構成および配置される。この切り離しは、膝部肉が膝蓋骨から削り取られた後に行われる。さらに、膝蓋骨-大腿部セパレータは、第2の切断位置にて切断を行うように構成および配置される。第2の切断位置は、膝蓋骨スクレーパに隣接して膝蓋骨と大腿部との間に位置する。大腿部および膝部肉からの膝蓋骨の切り離しの最中に、膝部肉および大腿部、特に膝部肉大腿部肉は、相互連結された状態に留まる。大腿部から膝蓋骨を切り離すように構成および配置される膝蓋骨-大腿部セパレータは、例えば家禽加工品コンベヤから適切な距離を置いて大腿部を配置することを伴う。
膝蓋骨-大腿部セパレータおよび下腿部-膝蓋骨セパレータがその作業を終えた後に、膝蓋骨は、脚部加工品の他の部分から切り離されるため、膝蓋骨は、独立したアイテムとして摘出され得る。任意には、大腿部、膝蓋骨、および下腿部は、本発明によるシステムから個別に排出される。任意には、同一の脚部加工品の下腿部、大腿部、および膝蓋骨が、膝蓋骨が適切に切り離されているか否かを確認するために、検査員、検査ステーション、または検査システムへと共に提出される。
初めに、下腿部および膝蓋骨を相互から切り離し、次いで大腿部および膝部肉から膝蓋骨を切り離すことが可能である。その場合には、下腿部から膝蓋骨を切り離すことにより、大腿部および下腿部は相互に対してもはや連結されない。代替例としては、初めに膝蓋骨および大腿部(膝部肉を含む)を相互から切り離し、次いで下腿部および膝蓋骨を切り離すことが可能である。その場合には、大腿部および膝部肉から膝蓋骨を切り離すことにより、大腿部および下腿部は相互に対してもはや連結されない。さらなる代替例として、両切り離し動作を同時に実施することが可能である。
大腿部および膝部肉からの膝蓋骨の切り離しの前にまたはそれと同時に下腿部および膝蓋骨を相互から切り離すことは、下腿部からの膝蓋骨の切り離し動作の最中の張力下において大腿部と下腿部との間の連結を維持することが可能となり、これにより膝蓋骨と下腿部との可制御的な切り離しが容易となる利点を有する。これは、削り取り後に膝蓋骨が膝蓋骨スクレーパの第1の側に位置し、大腿部および膝部肉が膝蓋骨スクレーパの第2の側に位置するため、大腿部および膝部肉からの膝蓋骨の可制御的な切り離しを依然として妨げない。膝蓋骨スクレーパに隣接して第2の切断位置を配置することにより、大腿部および膝部肉からの膝蓋骨の切り離しが、依然として可制御的に行われ得る。
可能な一実施形態では、第2の切断位置は、膝蓋骨スクレーパの第2の側に、そのため膝蓋骨の側に位置する。このようにすることで、膝蓋骨スクレーパは、大腿部および膝部肉から膝蓋骨を切り離す際に、膝蓋骨-大腿部セパレータによって不慮の損傷から大腿部および膝部肉を保護する。代替的な実施形態では、第2の切断位置は、膝蓋骨スクレーパの第1の側に、そのため大腿部および膝部肉の側に位置する。
可能な一実施形態では、膝部肉/大腿部肉摘出デバイスは、下腿部支持要素をさらに備える。下腿部支持要素は、下腿部および膝部肉スクレーパデバイスが相互から離れるように移動されているときに、少なくとも削り取りステップの最中に下腿部を支持するように構成される。下腿部支持要素は、下腿部側切断面にて下腿部に係合するように配置および構成される。このようにすることで、下腿部は、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りに起因する力を全くまたは殆ど被らない。好ましくは、下腿部の下腿部側切断面に実際に係合する下腿部支持要素の部分は、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に下腿部および膝蓋骨スクレーパが相互に対して移動する方向に対して実質的に垂直に延在する。
任意には、下腿部支持要素は、下腿部および膝部肉スクレーパデバイスが相互から離れるように移動されているときに、脛骨に係合するように配置および構成される。このようにすることで、脛骨は、膝部肉の削り取りの最中に力を全くまたは殆ど被らない。
可能な一実施形態では、下腿部支持要素は、下腿部支持プレートである。下腿部支持プレートは、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に下腿部の下腿部側切断面に係合するように配置および構成された下腿部支持表面を備える。
この実施形態の第1の変形例では、下腿部は、削り取りの最中に下腿部支持プレートの第1の側で下腿部支持表面により支持される。膝関節および大腿部は、下腿部支持プレートのエッジから例えば実質的に垂直になど、下腿部支持表面に対してある角度をなして延在する。カウンタ要素および/または膝蓋骨スクレーパは、下腿部支持表面の反対側の下腿部支持プレートの側に配置される。好ましくは、膝蓋骨は、下腿部支持表面の反対側の下腿部支持プレートの側方側に隣接しておよび/またはその下方に位置する。
この実施形態の第2の変形例では、下腿部支持プレートは、下腿部支持表面と下腿部支持表面の反対側の下腿部支持プレートの側との間において下腿部支持プレートを貫通して延在する開口を備える。この開口は、例えば1つまたは2つの開口端部を有するスロットである。開口は、削り取りの間に下腿部支持表面の側に下腿部を配置させ、下腿部支持表面の反対側の下腿部支持プレートの側に大腿部を配置させることを可能にする。好ましくは、膝蓋骨は、下腿部支持プレートの開口の側方側壁部に隣接しておよび/またはその下方に位置する。膝関節および大腿部は、例えば実質的に垂直など、下腿部支持表面に対して角度をなして延在する。削り取りの最中に、下腿部は、下腿部支持プレートの第1の側に留まり、大腿部は、下腿部支持プレートの反対側に留まる。カウンタ要素および膝蓋骨スクレーパは、下腿部支持表面の反対側の下腿部支持プレートの側に配置される。
可能な一実施形態では、削り取り動作デバイスは、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りを誘発させるために、下腿部から離れるように膝蓋骨スクレーパを移動させるように構成されたスクレーパドライバデバイスを備える。
任意には、削り動作デバイスは、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に下腿部から離れるように、膝蓋骨スクレーパと共にカウンタ要素をさらに移動させるように構成される。
可能な一実施形態では、削り取り動作デバイスは、脚部加工品に係合するようにおよび膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの前に前記脚部加工品の下腿部を下腿部支持要素と係合状態にするように、膝蓋骨スクレーパおよび/またはカウンタ要素を移動させるように構成された、ポジショナドライバデバイスを備える。
可能な一実施形態では、膝部肉スクレーパデバイスが閉状態にされる前に、カウンタ要素は、下腿部側切断面内に配置されるか、または下腿部側切断面に隣接するがある距離を置いた位置に置かれる。これは、カウンタ要素が膝部肉スクレーパデバイスの開状態にある位置となり得る。次いで、カウンタ要素は、下腿部側切断面に係合するまで、ポジショナドライバデバイスにより下腿部に向かって移動される。次いで、カウンタ要素は、好ましくはカウンタ要素が下腿部側切断面と係合状態に留まりつつ、下腿部を伴ってポジショナドライバデバイスにより所定の下腿部基準位置に向かって移動される。膝蓋骨スクレーパの位置に対する下腿部基準位置は、認識される。膝蓋骨が下腿部側切断面の近くに位置し、下腿部側切断面の位置が下腿部基準位置にある場合に下腿部側切断面の位置が認識されることにより、膝蓋骨スクレーパに対する膝蓋骨の位置もまた、下腿部側切断面が下腿部基準位置にある場合に、非常に正確に認識される。
このようにすることで、カウンタ要素は、膝蓋骨スクレーパが膝蓋骨の下腿部側において膝蓋骨に隣接して脚部加工品の前方側に係合する前に、膝蓋骨スクレーパに対して確実な様式で下腿部および膝蓋骨を位置決めする。さらに、膝蓋骨スクレーパに対する下腿部側切断面の位置は、下腿部の長さとは無関係となる。任意には、カウンタ要素により下腿部側切断面が置かれる下腿部基準位置は、膝蓋骨スクレーパが膝蓋骨の下腿部側において膝蓋骨に隣接して脚部加工品の前方側に係合する位置となる。この変形例では、下腿部側切断面が下腿部基準位置にある場合に、膝部肉スクレーパデバイスは、閉状態にある。
この実施形態の変形例では、カウンタ要素は、前方側および上方側を有する。この変形例では、やはりカウンタ要素は、膝蓋骨の後方側に係合するまで膝蓋骨の後方側に向かって移動される。次いで、カウンタ要素は、ストローク終端位置へと好ましくは短い距離だけ越えて脚部加工品の膝関節を移動させる。次いで、カウンタ要素は、カウンタ要素の上方側が下腿部側切断面に係合するまで、下腿部側切断面に向かってポジショナドライバデバイスにより移動される。カウンタ要素の上方側は、下腿部側切断面と係合状態に留まり、下腿部基準位置に下腿部側切断面を移動させる。カウンタ要素の前方側は、カウンタ要素がストローク終端位置から下腿部基準位置に移動されるときに、膝蓋骨の後部と接触状態に留まる。任意には、この移動において、カウンタ要素は、脚部加工品の後方側に向かう方向へと戻るように移動する。
可能な一実施形態では、カウンタ要素は、ストローク終端位置に膝関節を移動させるが、下腿部基準位置に下腿部側切断面を移動させない。
可能な一実施形態では、スクレーパドライバデバイスおよびポジショナドライバデバイスは、両機能を果たす組合せドライバデバイスに組み合わされる。かかる実施形態では、例えば膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素が共に、関連する膝蓋骨スクレーパカムトラックまたは関連するカウンタ要素カムトラックのそれぞれを通り可動であるカム従動子を備える。各カムトラックおよびカム従動子により、膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素は、脚部加工品の下腿部を下腿部支持要素と係合状態におき、膝蓋骨からの膝部肉の削り取り動作を実施するのに望ましい全ての移動を行う。
可能な一実施形態では、下腿部および膝蓋骨スクレーパが削り取りステップの最中に相互に対して移動される距離が、調節可能である。このようにすることで、削り取り経路の長さが調節可能となり、それによって膝蓋骨の予想されるサイズにこの長さを合致させることが可能となる。そうすることにより、全ての膝部肉が膝蓋骨から削り取られる一方で、同時に大腿部肉が膝蓋骨スクレーパにより損傷を被らないことが確実となる。
可能な一実施形態では、下腿部支持要素(特に存在する場合にはその下腿部支持プレート)と第2の切断位置との間の距離が、調節可能である。このようにすることで、第2の切断位置は、一切の膝蓋骨片が膝部肉に付着した状態に留まることがないような、およびさらには膝蓋骨および大腿部の切り離し後に膝蓋骨に可能なかぎり少量の肉が残るような位置と確実になる。この距離は、膝蓋骨の予想されるサイズに基づき選択され得る。
削り取り経路の長さおよび/または下腿部支持要素と第2の切断位置との間の距離の調節は、多数の方法で実現され得る。例えば、組合せドライバデバイスおよび/またはスクレーパドライバデバイスは、例えば交換可能なカムトラック部分を使用することなどにより例えば調節可能なカムトラックを用意することによって調節可能となり得る。下腿部支持要素と第2の切断位置との間の距離は、例えば下腿部支持要素の位置および/または膝蓋骨-大腿部セパレータの位置を調節することにより、あるいは下腿部支持要素上にシムまたはフィルタプレートを配置することにより調節され得る。
可能な一実施形態では、削り取り動作デバイスは、膝蓋骨スクレーパに対して下腿部を移動させるように構成されたリフターを備える。リフターは、収縮位置と延伸位置との間で可動である。リフターは、収縮位置から延伸位置へのリフターの移動の少なくとも一部の間に下腿部に係合するように構成および配置される。リフターは、収縮位置から延伸位置へのリフターの移動の少なくとも一部の間に、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りを実施するために膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素から離れるように下腿部を移動させる。
任意には、リフターは、収縮位置から延伸位置へのリフターの移動の少なくとも一部の間に脛骨を支持する、任意には脛骨に係合するように構成および配置される。こうすることにより、脛骨は、膝部肉の削り取りの最中に圧縮力を被る。脛骨は、この方向において最大の強さを有するため、この実施形態では、脛骨は、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの最中に印加される機械的負荷に耐えるのに最適な状況におかれる。
リフターは、膝蓋骨スクレーパに対して下腿部を同時に移動させつつ、下腿部支持要素として機能することが可能である。
可能な一実施形態では、削り取り動作デバイスは、家禽加工品コンベヤのトラックに組み込まれたトラック部分を備える。このトラック部分は、第1の端部および第2の端部を有し、第2の端部は、搬送方向において見た場合に第1の端部の下流に位置する。カウンタ要素および膝蓋骨スクレーパまでのトラック部分の第1の端部の距離は、カウンタ要素および膝蓋骨スクレーパまでのトラック部分の第2の端部の距離よりも短い。
家禽加工品キャリアが、このトラック部分の第1の端部から第2の端部まで延在する場合には、家禽加工品キャリアは、膝部肉スクレーパデバイスのカウンタ要素および膝蓋骨スクレーパに対して離れるように漸進的に移動し(例えば上方に)、それと共に、家禽加工品キャリアにより保持される下腿部もまた、膝部肉スクレーパデバイスのカウンタ要素および膝蓋骨スクレーパから離れるように移動する。それにより、膝蓋骨からの膝部肉の削り取りが誘発される。
可能な一実施形態では、膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素は、鋏状切断動作を実施するように相互に対して可動であり、それにより膝蓋骨-大腿部セパレータとして機能する。この実施形態では、好ましくは膝蓋骨スクレーパおよびカウンタ要素の少なくとも一方が、鋭利なエッジを備える。
可能な一実施形態では、少なくとも膝部肉/大腿部肉摘出デバイスが、カルーセル機に配置される。カルーセル機においては、1つまたは複数の膝部肉/大腿部肉摘出デバイスが、本発明による方法を受ける脚部加工品と共に移動する。カルーセル機には、例えば楕円形経路または直線および曲線の組合せから構成される経路など、円形または他のループ形状経路に沿って可動である加工デバイスが取り付けられる。
以下、本発明が、本発明の例示の実施形態が非限定的に示される図面を参照としてさらに詳細に説明される。
本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階の1つを示す図である。 削り取り動作デバイスの代替的な実施形態を示す図である。 削り取り動作デバイスの代替的な実施形態を示す図である。 カルーセル機に配置された複数の膝部肉/大腿部肉摘出デバイスを示す図である。 本発明によるシステムが使用されるシステムの例示の一実施形態の概略上面図である。
図1〜図16は、本発明によるシステムの一実施形態において実施される、本発明による方法の例示の一実施形態の一連の段階を示す役割を有する。
図1は、図1〜図16に示す本発明による方法の例示の実施形態の第1の段階で用意されるような羽毛除去済み全脚部家禽加工品1(「脚部加工品1」)を示す。脚部加工品1は、大腿部3、下腿部2、および膝関節4を含む。
大腿部3は、大腿部肉5を含む。図1〜図16に示す実施形態では、大腿骨は、本発明による方法の実施前に除去されている。しかし、他の実施形態では、大腿骨6は、図1Aに示すように大腿部に依然として存在していてもよい。
下腿部2は、脛骨12および下腿部肉11を含む。脛骨12は、膝側端部13および足根関節側端部14を有する。
膝関節4は、少なくとも膝部肉22、膝蓋骨23、および大腿部3と下腿部2との間の連結部15を含む。
脚部加工品1は、膝蓋骨23が位置する側である前方側16と、前方側16の反対側の後方側17とを有する。
脚部加工品1では、横切断部18が、膝関節に設けられている。この横切断部18は、大腿部3および下腿部2が相互に依然として連結され、膝蓋骨23が依然として完全状態にあるように、脚部加工品1の後方側17から膝蓋骨23の後方側に隣接して位置する切断端部19まで脛骨12に対してほぼ横方向に延在する。横切断部18により、下腿部側切断面20および大腿部側切断面21が形成される。これらは、切断端部19に隣接して相互に連結される。
脚部加工品1は、家禽加工品コンベヤ25*の家禽加工品キャリア25内に配置される。脚部加工品1は、前記家禽加工品キャリア25から懸吊される。家禽加工品キャリア25は、脛骨12の足根関節側端部14にてまたはそこに隣接して脚部加工品1に係合する。
家禽加工品コンベヤ25*は、トラック26および複数の家禽加工品キャリア25を備える。家禽加工品キャリア25同士は、トラック26の方向に沿って相互に離間され、前記トラック26に沿って可動である。
図1〜図16のシステムは、図2に示す膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30をさらに備える。膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30は、家禽加工品コンベヤのトラックに沿って配置される。
膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30は、膝部肉削り取りデバイス40、削り取り動作デバイス50、下腿部-膝蓋骨セパレータ60(図14を参照)、および膝蓋骨-大腿骨セパレータ65(図15を参照)を備える。
膝部肉削り取りデバイス40は、膝蓋骨スクレーパ41およびカウンタ要素42を備える。
カウンタ要素42は、脚部加工品1が家禽加工品コンベヤの家禽加工品キャリア25から懸吊されつつ、下腿部側切断面20がカウンタ要素42に対面する状態において、脚部加工品1をカウンタ要素42に隣接して配置させ得る距離を家禽加工品コンベヤのトラックから置いて配置される。
膝部肉削り取りデバイス40は、開状態および閉状態を有する。開状態では、膝蓋骨スクレーパ41およびカウンタ要素42が相互から離間されることにより、脚部加工品1の膝関節4は、膝蓋骨スクレーパ41とカウンタ要素42との間に導入され得る。
図2は、開状態にある膝部肉削り取りデバイス40を示す。
図1〜図16に示す実施形態では、膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30は、膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30に対する脚部加工品1の望ましくない移動量を防止する大腿支持部33をさらに備える。大腿支持部33は、任意の特徴部である。
図3〜図8は、本発明による方法の例示の実施形態における一連の段階を示す。
本発明による方法の例示の実施形態のこれらの段階では、下腿部および膝蓋骨は、膝蓋骨スクレーパ41に対して位置決めされる。
図3は、脚部加工品1に対する、特に膝関節の横切断部18に対するカウンタ要素42および膝蓋骨スクレーパ41の初期位置を示す。
図4は、その後の位置決め段階を示す。ここでは、カウンタ要素42は、脚部加工品1に対して前方に(すなわち脚部加工品1の後方側17から脚部加工品1の前方側16に向かう方向に)移動される。これと共に、カウンタ要素42は、下腿部側切断面20と大腿部側切断面21との間の横切断部18内に進入する。
図5は、次いでカウンタ要素42がストローク終端位置へとさらに前方に移動するのを示す。カウンタ要素42のストローク終端位置の位置は、システムが適切に機能している場合の正常例におけるカウンタ要素42が、常に膝蓋骨23の後方側に隣接する切断端部19にてまたはそれに隣接して脚部加工品1に係合するように選択される。これは、カウンタ要素42が、実際には常に脚部加工品1を前方へと少し移動させることになるように(「前方」は前述で定義したように「脚部加工品の前方側16」と同一の側である)、切断端部19の予想位置の幾分か手前にストローク終端位置を設定することによって達成される。
カウンタ要素42が膝蓋骨23の後方に隣接する切断端部19にてまたはそれに隣接して脚部加工品に係合するストローク終端位置にある場合と同様に、脛骨12に対してほぼ横方向となる膝蓋骨23の位置は、プロセスのこの段階で極めて正確に認識される。任意には、膝蓋骨スクレーパ41が、ストローク終端位置にて脚部加工品に係合する。
任意には、カウンタ要素42は、下腿部側切断面20に向かう方向へとストローク終端位置から下腿部基準位置へと移動する。これが図6に示される。下腿部基準位置では、カウンタ要素42は、下腿部側切断面20に係合し、好ましくは下腿部2をこの方向へと幾分か移動させもする。こうすることにより、下腿部側切断面20の位置および膝蓋骨23(下腿部側切断面20の近くに位置する)の位置もまた、脛骨12に対してほぼ平行な方向において極めて正確に認識される。
任意には、下腿部基準位置は、図5に示すようにストローク終端位置の後方に位置する。その場合に、カウンタ要素42は、好ましくは、カウンタ要素42が下腿部基準位置へと移動する場合に脚部加工品を再度後方へと戻すように移動させる。
任意には、カウンタ要素42は、図3に示す初期位置から図5に示すストローク終端位置へと枢動され、次いでストローク終端位置から下腿部基準位置へと枢動される。
図9は、図5の段階における脚部加工品1および図2の膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30を示す。
次いで、図7に示すように、膝蓋骨スクレーパ41は、下腿部2の側の膝蓋骨23に隣接して、脚部加工品1の前方側と係合状態になされる。
膝蓋骨スクレーパ41がこの位置にあり、カウンタ要素42が膝蓋骨23の後方にてまたはそれに隣接して脚部加工品1に係合する場合に、膝部肉スクレーパデバイスは、閉状態にある。
膝蓋骨スクレーパ41は、カウンタ要素42がストローク終端位置にある場合かまたはカウンタ要素42が下腿部基準位置にある場合に、この位置をとらされ得る。カウンタ要素42がストローク終端位置にある間に膝蓋骨スクレーパ41がこの位置に置かれ、次いでカウンタ要素42が下腿部基準位置に移動されると、膝蓋骨スクレーパは、好ましくはこの動作の間にカウンタ要素42および脚部加工品と共に移動する。
図10は、図7の段階における脚部加工品1および図2の膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30を示す。
図8に示す本発明の例示の実施形態のその後の段階では、下腿部側切断面20が、この実施形態では下腿部支持プレート70である下腿部支持要素70*上に配置される。下腿部支持プレート70は、下腿部側切断面20とカウンタ要素42との間で摺動する。
膝蓋骨23および下腿部2と大腿部3との間の連結部は、下腿部支持プレートのエッジ71を覆うように垂れ下がる。代替的な一実施形態では、開口71*が、下腿部支持プレート70に設けられ、図8Aに示すように、膝蓋骨23および下腿部2と大腿部3との間の連結部は、この開口71*を通り垂下する。
下腿部支持プレート70は、下腿部側切断面20および好ましくはさらに脛骨12に係合する下腿部支持表面72を有する。
本方法のこの段階において、カウンタ要素42および膝蓋骨スクレーパ41は、脚部加工品1に係合する。カウンタ要素42は、膝蓋骨23の後方側に隣接して脚部加工品1に係合し、膝蓋骨スクレーパ41は、膝蓋骨の下腿部側にて膝蓋骨に隣接して脚部加工品1の前方側に係合する。
図2および図9〜図14に示す実施形態では、削り取り動作デバイス50が設けられ、これは、カムトラック51と、カム従動子52と、カム従動子52の運動を膝蓋骨スクレーパ41およびカウンタ要素42に伝達する運動伝達リンク装置53とを備える。本実施形態では、カムトラック52は、カウンタ要素42のストローク終端位置への往復運動および下腿部基準位置への往復運動、ならびに膝蓋骨23からの膝部肉22の削り取りの最中のカウンタ要素42および膝蓋骨スクレーパ41の運動を制御するように設計される。カムトラック51、カム従動子52、および運動伝達リンク装置53は、スクレーパドライバデバイスおよびポジショナドライバデバイスの両方の機能を共に果たす。
ここでは、下腿部は、下腿部支持プレート70により支持され、膝蓋骨からの膝部肉22の削り取りが開始され得る。図11は、図12の状態にある間の膝蓋骨からの膝部肉の削り取りの一部の後に、膝部肉の殆どが膝蓋骨から削り取られているのを示す。
この削り取りを実行するために、膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30は、削り取り動作デバイス50を備え、これは、下腿部2および膝蓋骨スクレーパ41を相互に離す相対移動を生じさせるように構成される。
削り取り動作デバイス50は、カウンタ要素42が膝蓋骨23の後方側にてまたはそれに隣接して脚部加工品1に係合する間に、膝蓋骨スクレーパ41を通り越すように膝蓋骨23を移動させ、それにより、膝部肉22を大腿部3に連結された状態に残しつつ膝蓋骨23からの膝部肉22の削り取りを誘発させる。削り取り後に、膝部肉22および大腿部肉5は、膝蓋骨スクレーパ41の第1の側43に存在し、膝蓋骨23は、膝蓋骨スクレーパ41の第2の側44に存在する。
この実施形態では、膝蓋骨23は、膝蓋骨23に対して膝蓋骨スクレーパ41およびカウンタ要素42を移動させることにより膝蓋骨スクレーパ41を通り越して移動される。膝蓋骨23は、定置状態に留まり、膝蓋骨スクレーパ41およびカウンタ要素42は、削り取り動作デバイス50により移動される。
この動作により、膝部肉22は、膝蓋骨23から削り取られる。しかし、膝部肉22は、大腿部肉5に連結されたままに留まる。
図13は、本発明による方法の例示の実施形態におけるその後の段階を示す。
ここでは、膝部肉22は、膝蓋骨23から切り離されているが、膝蓋骨は、大腿部3および下腿部2に依然として付着している。膝部肉22は、大腿部肉5に依然として連結されている。
図示する例示の実施形態では、カウンタ要素42は、膝蓋骨23に対して膝蓋骨スクレーパ41と共に移動している。下腿部2および脛骨12は、削り取りの間には下腿部支持プレート70により支持されており、図13に示す本発明による方法の例示の実施形態の段階では下腿部支持プレート70により依然として支持されている。
ここで、本明細書に示す例示の実施形態では、脚部加工品1は、3つの部分、すなわち下腿部、膝蓋骨、および大腿部へとさらに分割されることとなる(膝部肉は大腿部に連結されている)。これは、下腿部および膝蓋骨を相互から切り離し、膝蓋骨および大腿部(大腿部と相互連結された膝部肉22を含む)を相互から切り離すことを必要とする。
初めに、下腿部2および膝蓋骨23を相互から切り離し、次いで膝蓋骨23を大腿部3および膝部肉22から切り離すことが可能である。この場合に、下腿部2から膝蓋骨23を切り離した状態では、大腿部3および下腿部2は、もはや相互に連結されていない。代替形態としては、初めに膝蓋骨23および大腿部3(膝部肉22を含む)を相互から切り離し、次いで下腿部2および膝部肉22を切り離すことが可能である。この場合に、大腿部3および膝部肉22から膝蓋骨23を切り離した状態では、大腿部3および下腿部2は、もはや相互に連結されていない。さらなる代替形態としては、両切り離し動作を同時に実施することが可能である。
膝蓋骨および下腿部の切り離しは、デバイスにより自動的にまたは手作業により実施され得る。膝蓋骨および大腿部の切り離しは、デバイスにより自動的にまたは手作業により実施され得る。さらに、例えば膝蓋骨および大腿部を自動的に切り離し、膝蓋骨および下腿部を手作業により切り離すか、またはその逆に実施することが可能である。
図16は、本発明によるシステムの例示の実施形態における、初めに下腿部が膝蓋骨から切り離され、次いで膝蓋骨が相互連結された大腿部肉および膝部肉から切り離される状況を示す。図16は、本発明による例示の方法の段階を示し、下腿部が、膝蓋骨から既に切り離されているが、膝蓋骨は、相互連結された大腿部肉および膝部肉からまだ切り離されていない。
膝蓋骨23は、膝蓋骨23と下腿部2との間に位置する第1の切断位置45において切断することによって下腿部2から切り離される。この切り離しを実施するために、下腿部-膝蓋骨セパレータ60(図14を参照)が設けられる。
膝蓋骨23は、膝蓋骨スクレーパ41に隣接して膝蓋骨23と大腿部3との間に位置する第2の切断位置46にて切断することによって、膝部肉22を含む大腿部3から切り離される。この切り離しの最中に、膝部肉22および大腿部3は、相互連結された状態に留まる。この切断を実施するために、膝蓋骨-大腿部セパレータ65が設けられる(図15を参照)。
下腿部-膝蓋骨セパレータ60および膝蓋骨-大腿部セパレータ65は、例えばディスク形状回転式ナイフまたは固定ナイフであることが可能である。
可能な一実施形態では、膝蓋骨スクレーパ41のエッジ47および/またはカウンタ要素42のエッジ48が鋭利である。この実施形態における場合に、カウンタ要素42および膝蓋骨スクレーパ41は、膝蓋骨スクレーパ41のエッジ47がカウンタ要素42のエッジ48を通り越しながら、図13に示す相対位置よりも相互に対してより近くに移動され、膝蓋骨が、相互連結された大腿部肉5および膝部肉22から鋏状動作において切り離される。この実施形態では、相互連結された大腿部肉5および膝部肉22から膝蓋骨を切り離すために、回転ナイフまたは固定ナイフが不要となる。この実施形態では、膝蓋骨スクレーパ41のエッジ47およびカウンタ要素のエッジ48は共に、膝蓋骨-大腿部セパレータ65として機能する。
図13に示す実施形態では、第2の切断位置46は、膝蓋骨スクレーパ41の第2の側44に、そのため膝蓋骨23の側に位置する。このようにすることで、膝蓋骨スクレーパ41は、大腿部3および膝部肉22から膝蓋骨23を切り離す際に、膝蓋骨-大腿部セパレータ65による不慮の損傷から大腿部3および膝部肉22を保護する。代替的な実施形態では、第2の切断位置46は、膝蓋骨スクレーパ41の第1の側43に、そのため大腿部3および膝部肉22の側に位置する。
図17および図18は、削り取り動作デバイス50の代替的な実施形態を示す。
この実施形態では、カウンタ要素42に隣接して配置されるかまたはさらにはカウンタ要素42を貫通して延在するリフター80が設けられる。リフター80は、収縮位置(図17)および延伸位置(図18)を有する。
この実施形態では、膝蓋骨23は、カウンタ要素42により膝蓋骨スクレーパ41に対して位置決めされる。これは、例えば図3〜図8に関連して論じられたようなストローク終端位置および/または下腿部基準位置にカウンタ要素42を移動させることによって行われ得る。
膝蓋骨23が膝蓋骨スクレーパ41に対して位置決めされる間、リフター80は収縮位置にある。図17は、リフター80が収縮位置にある状態における、位置決めされた膝蓋骨23を示す。
膝蓋骨23が、膝蓋骨スクレーパ41に対して位置決めされる場合に、膝蓋骨スクレーパは、下腿部の側で膝蓋骨23に隣接して脚部加工品1の前方側と係合状態になされる。
膝蓋骨スクレーパ41がこの位置に置かれた後に、リフター80は、図18に示す延伸位置に移動される。
リフター80をその延伸位置へと移動することにより、膝蓋骨23は、膝蓋骨スクレーパ41を通り過ぎ、膝部肉22は、膝蓋骨23から削り取られる。
図19は、カルーセル機85に配置された複数の膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30を示す。カルーセル機85は、中央本体86を備え、カムトラック51が、膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30の少なくともいくつかの要素の移動を制御するためにこの中に設けられる。
下腿部支持プレート、下腿部-膝蓋骨セパレータ60、および膝蓋骨-大腿部セパレータ65が、カルーセル機85に隣接して配置される。
膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30は、カルーセル機85の中央本体86の周囲を回転する。
図20は、本発明によるシステムが使用されるシステムの例示の一実施形態の概略上面図である。
このシステムは、例えば国際公開第93/13671号パンフレットにおけるようなトラック26とトラック26に沿って一定間隔を置かれた複数の家禽加工品キャリア25とを有する家禽加工品コンベヤ25*を備え、図20においては2つの家禽加工品キャリア25が概略的に図示される。家禽加工品キャリア25は、トラック26の方向において相互に離間され(矢印により示す)、搬送方向DCにおいて前記トラックに沿って可動である。各家禽加工品キャリア25は、脚部加工品が前記家禽加工品キャリアから懸吊された状態で搬送されるように、脚部加工品の足根関節側端部にて少なくとも1つの脚部加工品1を保持するように構成される。
図20に示すシステムの例示の実施形態は、膝カッターデバイス130、大腿骨リムーバデバイス90、および膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30をさらに備える。これらはいずれも、トラック26に沿って配置される。図20に示すシステムの例示の実施形態は、トラック26に沿ってやはり配置された大腿部皮剥ぎデバイス95をさらに備える。膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30は、本発明による膝部肉/大腿部肉摘出デバイスであることが可能である。
膝カッターデバイス130は、脚部加工品に膝切断部を形成するためのシステム128の一部を形成する。このシステムは、カルーセル機129に配置された複数の脚部ポジショナデバイスをさらに備える。脚部加工品に膝切断部を形成するためのシステム128は、例えば本発明の第2の態様によるシステムである。
図20に示すシステムの例示の実施形態では、大腿部皮剥ぎデバイス95、大腿骨リムーバデバイス90、および膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30は、いずれもカルーセル機として設計される。それらはいずれも、例えば円形経路、楕円形経路、または直線および曲線の組合せから形成される経路などの、ループ形状経路に沿って可動である加工デバイスおよび/または位置決めデバイスを有する。これらの加工デバイスおよび/または位置決めデバイスは、家禽加工品コンベヤ25が膝カッターデバイス130、大腿部皮剥ぎデバイス95、大腿骨リムーバデバイス90、および膝部肉/大腿部肉摘出デバイス30のそれぞれを通り越して移動する際に、家禽加工品コンベヤの家禽加工品キャリア25と共に移動する。
1 羽毛除去済み全脚部家禽加工品
2 下腿部
3 大腿部
4 膝関節
5 大腿部肉
6 大腿骨
11 下腿部肉
12 脛骨
13 膝側端部
14 足根関節側端部
15 連結部
16 前方側
17 後方側
18 横切断部
19 切断端部
20 下腿部側切断面
21 大腿部側切断面
22 膝部肉
23 膝蓋骨
25 家禽加工品キャリア
25* 家禽加工品コンベヤ
26 トラック
30 膝部肉/大腿部肉摘出デバイス
33 大腿支持部
40 膝部肉削り取りデバイス
41 膝蓋骨スクレーパ
42 カウンタ要素
43 第1の側
44 第2の側
45 第1の切断位置
46 第2の切断位置
47 エッジ
48 エッジ
50 削り取り動作デバイス
51 カムトラック
52 カム従動子
53 運動伝達リンク装置
60 下腿部-膝蓋骨セパレータ
65 膝蓋骨-大腿骨セパレータ
70 下腿部支持プレート
70* 下腿部支持要素
71 エッジ
71* 開口
72 下腿部支持表面
80 リフター
85 カルーセル機
86 中央本体
90 大腿骨リムーバデバイス
95 大腿部皮剥ぎデバイス
128 システム
129 カルーセル機
130 膝カッターデバイス
DC 搬送方向

Claims (22)

  1. 羽毛除去済み全脚部家禽加工品から大腿部肉と共に膝部肉を摘出するための方法であって、
    羽毛除去済み全脚部家禽加工品を用意するステップであって、前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)は、
    少なくとも大腿部肉(5)を含む大腿部(3)、
    少なくとも脛骨(12)および下腿部肉(11)を含む下腿部(2)であって、前記脛骨(12)は膝側端部(13)および足根関節側端部(14)を有する、下腿部(2)、ならびに
    少なくとも膝部肉(22)と、膝蓋骨(23)と、前記大腿部(3)と前記下腿部(2)との間の連結部(15)とを含む膝関節(4)
    を含み、
    前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)は、前記膝蓋骨(23)が位置する側である前方側(16)と、前記前方側(16)の反対側に位置する後方側(17)とを有し、
    前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)において、前記脛骨(12)に対してほぼ横方向に延在する横切断部(18)が、前記膝関節(4)に設けられており、前記横切断部(18)は、前記大腿部(3)および前記下腿部(2)が相互に連結され、前記膝蓋骨が完全状態にあるように、前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)の前記後方側(17)から前記膝蓋骨の前記後方側に隣接して位置する切断端部(19)まで延在し、下腿部側切断面(20)および大腿部側切断面(21)が、前記横切断部(18)により形成される、ステップと、
    家禽加工品コンベヤ(25*)の家禽加工品キャリア(25)内に前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)を配置するステップであって、前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)は、前記家禽加工品キャリア(25)から懸吊され、前記家禽加工品キャリア(25)は、前記脛骨(12)の前記足根関節側端部(14)にてまたはそれに隣接して前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)に係合する、ステップと、
    膝蓋骨スクレーパ(41)およびカウンタ要素(42)を備える膝部肉スクレーパデバイス(40)を用意するステップであって、前記膝部肉スクレーパデバイス(40)は、開状態および閉状態を有し、前記開状態においては、前記膝蓋骨スクレーパ(41)および前記カウンタ要素(42)は、前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)の前記膝関節(4)が前記膝蓋骨スクレーパ(41)と前記カウンタ要素(42)との間に導入され得るように、相互から離間される、ステップと、
    前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)が前記家禽加工品キャリア(25)から懸吊され、前記膝部肉スクレーパデバイス(40)が前記開状態にある間に、前記下腿部側切断面(20)が前記カウンタ要素(42)に対面する状態において、前記カウンタ要素(42)に隣接して前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)を配置するステップと、
    前記膝部肉スクレーパデバイス(40)を閉状態にするステップであって、前記閉状態においては、前記膝蓋骨スクレーパ(41)は、前記膝蓋骨の前記下腿部側で前記膝蓋骨(23)に隣接して前記前方側(16)にて前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)に係合し、前記カウンタ要素(42)は、前記膝蓋骨(23)の前記後方側にてまたはそれに隣接して前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)に係合する、ステップと、
    前記下腿部(2)および前記膝蓋骨スクレーパ(41)が相互から離れるように移動され、それにより、前記カウンタ要素(42)が前記膝蓋骨(23)の前記後方側にてまたはそれに隣接して前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)に係合している間に、前記膝蓋骨スクレーパ(41)を通り越すように前記膝蓋骨(23)を移動させ、それによって前記膝部肉(22)を前記大腿部(3)に連結された状態に留めつつ前記膝蓋骨(23)から前記膝部肉(22)を削り取る、削り取りステップを実施するステップであって、前記削り取りステップ後には、前記膝部肉(22)および前記大腿部肉(5)は、前記膝蓋骨スクレーパ(41)の第1の側(43)に存在し、前記膝蓋骨(23)は、前記膝蓋骨スクレーパ(41)の第2の側(44)に存在する、ステップと
    含む、方法。
  2. 前記方法は、前記膝蓋骨(23)と前記下腿部(2)との間に位置する第1の切断位置(45)にて切断することにより前記下腿部(2)から前記削り取られた膝蓋骨(23)を切り離すステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法は、前記膝蓋骨スクレーパ(41)に隣接して前記膝蓋骨(23)と前記大腿部(3)との間に位置する第2の切断位置(46)にて切断することにより前記大腿部(3)および前記膝部肉(22)から前記膝蓋骨(23)を切り離すステップであって、切り離す前記ステップの最中に前記膝部肉(22)および前記大腿部(3)は相互連結状態に留まる、ステップを含む、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記下腿部(2)は、前記下腿部(2)および前記膝部肉スクレーパデバイス(40)が相互から離れるように移動されつつある場合に下腿部支持要素(70*)によって支持され、前記下腿部支持要素(70*)は、前記下腿部側切断面(20)にて前記下腿部(2)に係合する、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記カウンタ要素(42)および/または前記膝蓋骨スクレーパ(41)は、前記下腿部(2)を前記下腿部支持要素(70*)と係合状態にする、請求項4に記載の方法。
  6. 前記下腿部(2)から前記膝蓋骨(23)を切り離す前に、前記膝蓋骨(23)は、前記下腿部側切断面(20)から引き離され、前記第1の切断位置(45)は、前記膝蓋骨(23)が前記下腿部から切り離されるときに、前記下腿部側切断面(20)にまたは前記下腿部側切断面(20)と前記膝蓋骨(23)との間に位置合わせされる、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記引き離しは、前記膝蓋骨(23)からの前記膝部肉(22)の削り取りによって引き起こされる、請求項6に記載の方法。
  8. 前記膝部肉スクレーパデバイス(40)が閉状態にされる前に、
    前記カウンタ要素(42)が前記下腿部側切断面(20)に係合するまで、前記下腿部(2)に向かって前記カウンタ要素(42)を移動させるステップと、
    前記カウンタ要素(42)により下腿部基準位置へ前記下腿部(2)を移動させるステップであって、所定の下腿部基準位置においては、前記膝蓋骨スクレーパ(41)に対する前記下腿部側切断面(20)の位置が認識される、ステップと
    をさらに含む、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記カウンタ要素(42)は、前方側および上方側を有し、
    前記カウンタ要素(42)の前記前方側が前記膝蓋骨(23)の前記後方側と係合状態になるまで、前記膝蓋骨(23)の前記後方側に向かって前記カウンタ要素(42)を移動させるステップと、
    前記カウンタ要素(42)によりストローク終端位置へと前記膝関節(4)を移動させるステップと
    をさらに含み、
    前記カウンタ要素(42)を移動させる前記ステップおよび前記膝関節(4)を移動させる前記ステップは、前記カウンタ要素(42)が前記下腿部側切断面(20)に係合するまで前記下腿部(2)に向かって前記カウンタ要素(42)を移動させる前に実施され、
    前記カウンタ要素(42)の前記前方側は、前記カウンタ要素(42)が前記ストローク終端位置から前記下腿部基準位置に移動される場合に、前記膝蓋骨(23)の後方部と接触状態に留まる、請求項8に記載の方法。
  10. 前記膝蓋骨スクレーパ(41)および前記カウンタ要素(42)は、鋏状動作において前記相互連結された大腿部(3)および前記膝部肉(22)から前記膝蓋骨(23)を分離させる、請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記大腿部(3)が大腿骨をさらに含む羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)が用意される、請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記膝蓋骨(23)から前記膝部肉(22)を削り取る前記ステップの前に、前記大腿部(3)から前記大腿骨を除去するステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 羽毛除去済み全脚部家禽加工品から大腿部肉と共に膝部肉を摘出するためのシステムであって、
    前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)は、
    少なくとも大腿部肉(5)を含む大腿部(3)、
    少なくとも脛骨(12)および下腿部肉(11)を含む下腿部(2)であって、前記脛骨(12)は膝側端部(13)および足根関節側端部(14)を有する、下腿部(2)、ならびに
    少なくとも膝部肉(22)、膝蓋骨(23)、および前記大腿部(3)と前記下腿部(2)との間の連結部(15)を含む膝関節(4)
    を含み、
    前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)は、前記膝蓋骨(23)が位置する側である前方側(16)と、前記前方側(16)の反対側に位置する後方側(17)とを有し、
    前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)において、前記脛骨(12)に対してほぼ横方向に延在する横切断部(18)が、前記膝関節(4)に設けられており、前記横切断部(18)は、前記大腿部(3)および前記下腿部(2)が相互に連結された状態に留まり、前記膝蓋骨(23)が完全状態にあるように、前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)の前記後方側(17)から前記膝蓋骨(23)の前記後方側に隣接して位置する切断端部(19)まで延在し、下腿部側切断面(20)および大腿部側切断面(21)が、前記横切断部(18)により形成され、
    前記システムは、
    家禽加工品コンベヤ(25*)であって、
    トラック(26)、および
    前記トラック(26)の方向において相互から離間され、前記トラック(26)に沿って可動である複数の家禽加工品キャリア(25)であって、各家禽加工品キャリア(25)が、少なくとも1つの羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)をその前記足根関節側端部(14)にて保持するように構成され、それにより前記家禽加工品は、前記キャリア(25)から懸吊された状態で搬送される、複数の家禽加工品キャリア(25)
    を備える、家禽加工品コンベヤ(25*)と、
    前記家禽加工品コンベヤ(25*)の前記トラック(26)に沿って配置された膝部肉/大腿部肉摘出デバイス(30)であって、
    膝部肉スクレーパデバイス(40)であって、
    膝蓋骨スクレーパ(41)、および
    前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)が前記家禽加工品キャリア(25)から懸吊される間に、前記下腿部側切断面(20)がカウンタ要素(42)に対面する状態において、前記カウンタ要素(42)に隣接して前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)を配置することが可能な距離を、前記家禽加工品コンベヤ(25*)の前記トラック(26)から置いて配置される、カウンタ要素(42)
    を有し、
    前記膝部肉スクレーパデバイス(40)は、開状態および閉状態を有し、
    前記開状態においては、前記膝蓋骨スクレーパ(41)および前記カウンタ要素(42)は、前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)の前記膝関節(4)が前記膝蓋骨スクレーパ(41)と前記カウンタ要素(42)との間に導入され得るように、相互から離間され、前記閉状態においては、前記膝蓋骨スクレーパ(41)は、前記膝蓋骨の前記下腿部側で前記膝蓋骨(23)にてまたはそれに隣接して前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)の前方部に係合し、前記カウンタ要素(42)は、前記膝蓋骨(23)の後方部にてまたはそれに隣接して前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)に係合して、前記膝蓋骨(23)からの前記膝部肉(22)の削り取りを可能にする、膝部肉スクレーパデバイス(40)、
    前記下腿部(2)および前記膝蓋骨スクレーパ(41)の相互から離れるような相対移動を生じさせ、それにより、前記カウンタ要素(42)が前記膝蓋骨(23)の前記後方側にてまたはそれに隣接して前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)に係合している間に、前記膝蓋骨スクレーパ(41)を通り越すように前記膝蓋骨(23)を移動させ、それによって前記膝部肉(22)を前記大腿部(3)に連結された状態に留めつつ前記膝蓋骨(23)からの前記膝部肉(22)の削り取りを誘発させるように構成された削り取り動作デバイス(50)であって、前記削り取りステップ後には、前記膝部肉(22)および前記大腿部肉(5)は、前記膝蓋骨スクレーパ(41)の第1の側(43)に存在し、前記膝蓋骨(23)は、前記膝蓋骨スクレーパ(41)の第2の側(44)に存在する、削り取り動作デバイス(50)
    備える、膝部肉/大腿部肉摘出デバイス(30)と、
    を備える、システム。
  14. 前記システムは、前記膝部肉(22)が前記膝蓋骨(23)から削り取られた後に前記下腿部(2)から前記膝蓋骨(23)を切り離すように構成および配置された下腿部-膝蓋骨セパレータ(60)であって、前記膝蓋骨(23)と前記下腿部(2)との間に位置する第1の切断位置(45)にて切断を行うように構成および配置された下腿部-膝蓋骨セパレータ(60)をさらに備える、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記システムは、前記膝部肉(22)が前記膝蓋骨(23)から削り取られた後に前記大腿部(3)および前記膝部肉(22)から前記膝蓋骨(23)を切り離すように構成および配置された膝蓋骨-大腿部セパレータ(65)であって、前記膝蓋骨-大腿部セパレータ(65)は、前記膝蓋骨スクレーパ(41)に隣接して前記膝蓋骨(23)と前記大腿部(3)との間に位置する第2の切断位置(46)にて切断を行うように構成および配置され、前記切断の間に、前記膝部肉(22)および前記大腿部(3)は相互連結状態に留まる、膝蓋骨-大腿部セパレータ(65) をさらに備える、請求項13または請求項14に記載のシステム。
  16. 前記膝部肉/大腿部肉摘出デバイス(30)は、下腿部支持要素(70*)をさらに備え、前記下腿部支持要素(70*)は、前記下腿部(2)および前記膝部肉スクレーパデバイス(40)が相互から離れるように移動されつつある場合に、前記下腿部(2)を支持するように構成され、前記下腿部支持要素(70*)は、前記下腿部側切断面(20)にて前記下腿部(2)を係合させるように配置および構成される、請求項13から請求項15のいずれか一項に記載のシステム。
  17. 前記下腿部支持要素(70*)は、前記下腿部(2)および前記膝部肉スクレーパデバイス(40)が相互から離れるように移動されつつある場合に前記脛骨(12)に係合するように配置および構成される、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記下腿部支持要素(70*)は、前記削り取りの最中に前記下腿部(2)の前記下腿部側切断面(20)に係合するように構成および配置された下腿部支持表面(72)を有する下腿部支持プレート(70)であり、前記下腿部支持プレート(70)は、前記下腿部支持表面(72)から前記下腿部支持表面(72)の反対側の前記下腿部支持プレート(70)の側まで延在する開口を備え、前記開口は、前記削り取りの間に前記下腿部支持表面(72)の側に前記下腿部(2)を配置させ、前記下腿部支持表面(72)の反対側の前記下腿部支持プレート(70)の側に前記大腿部(3)を配置させることを可能にし、前記カウンタ要素(42)および前記膝蓋骨スクレーパ(41)は、前記下腿部支持表面(72)の反対側の前記下腿部支持プレート(70)の側に配置される、請求項16または請求項17に記載のシステム。
  19. 前記削り取り動作デバイス(50)は、前記膝蓋骨(23)からの前記膝部肉(22)の前記削り取りを誘発させるために、前記下腿部(2)から離れるように前記膝蓋骨スクレーパ(41)を移動させるように構成されたスクレーパドライバデバイス(51、52、53)を備える、請求項13から請求項18のいずれか一項に記載のシステム。
  20. 前記削り動作デバイス(50)は、ポジショナドライバデバイス(51、52、53)を備え、前記ポジショナドライバデバイス(51、52、53)は、前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)に係合させ、前記羽毛除去済み全脚部家禽加工品(1)の前記下腿部(2)を前記下腿部支持要素(70*)と係合状態にするように、前記膝蓋骨スクレーパ(41)および/または前記カウンタ要素(42)を移動させるように構成される、請求項16に記載のシステム。
  21. 前記削り動作デバイス(50)は、ポジショナドライバデバイス(51、52、53)を備え、前記ポジショナドライバデバイス(51、52、53)は、
    前記カウンタ要素(42)が前記下腿部側切断(20)に係合するまで、前記下腿部(2)に向かって前記カウンタ要素(42)を移動させ、
    前記カウンタ要素(42)により、前記膝蓋骨スクレーパ(41)に対する前記下腿部側切断(20)の位置が認識される下腿部基準位置に前記下腿部(2)を移動させる
    ように構成される、請求項13から請求項20のいずれか一項に記載のシステム。
  22. 前記膝蓋骨スクレーパ(41)および前記カウンタ要素(42)は、鋏状切断動作を実施し、それにより前記膝蓋骨-大腿部セパレータ(65)として機能するように、相互に対して可動である、請求項13から請求項21のいずれか一項に記載のシステム。
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