JP6544599B2 - 無溶接乾式組み立て型扉枠構造体の簡易取り付け施工方法。 - Google Patents

無溶接乾式組み立て型扉枠構造体の簡易取り付け施工方法。 Download PDF

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Description

本発明は、建築物の軽量鉄骨間仕切り壁の施工において、異種業者が作業を交錯しながら進捗する現状から、壁工事と建具工事を切り離して工事を進捗できるように、スラブ間支柱部材、枠体位置決定盤及びL字クランプ固定治具を利用し、軽量鉄骨間仕切り壁開口部の進捗状況に関わらず、施工することができる扉枠体の無溶接乾式組み立て型扉枠構造体の簡易取り付け施工方法に関する。
オフィスビル、テナントビル、学校又はマンション等において、主要構造体
部以外は、軽量鉄骨間仕切り壁が多く配置され、その軽量鉄骨間仕切り壁には、
必ず出入口としての扉が設けられる。現在、人材の不足、技能者の不足が問題
となりつつある建築業界において、異種業者が作業を交錯しながら進捗する軽
量鉄骨間仕切り壁の施工では、他の業種へ影響を及ぼし、工事の遅滞、突貫工
事での人員の増加等の深刻な問題になりつつあり、これらの問題を解決できる
軽量鉄骨間仕切り壁の仕上げ工事方法が望まれている。そこで、軽量鉄骨間仕
切り壁の施工の進捗状況に無関係で取り付け出来る鋼製建具の開発を目指して
いる。
建築物の軽量鉄骨間仕切り壁及び開口部鋼製建具の施工において、現在は壁業者、鋼製建具業者及び他業者の作業工程が交錯しながら進捗する為、全体の仕上げ工程に少なからず影響を与えている。この従来の交錯した作業を改善する新方法が求められている。そこで、鋼製建具業者が壁業者の工事の進捗状況に影響を受けないで施工できるようにする為、出入り口ドア計画位置に立てるスラブ間支柱部材、枠体位置決め盤及び前記位置決め盤に適合する枠体にし、無溶接乾式組み立て型扉枠体の開発を目指している。
建築物の軽量鉄骨間仕切り壁の施工において、建物全体の施工計画工期に影響を与えない流れに変えるため、扉枠体をビス固定型組み立て式主要枠体とビス固定型組み立て式付属枠体からなる2分割構造で搬入、配置、保管の容易なものとし、さらに、火災リスクの無い非溶接することで、安全な作業も行い、順調な仕事の流れを作り、建築現場で無理な人員の増員を無くし、又工期の遵守を目指している。
壁面が完成されている開口部に対する扉枠体の組み立てにおいて、仕上げ済み壁面小口と固定するスチフナー状固定金具の第1枠体への嵌め込み工程、仕上げ 済みの壁面の開口部の一方の壁面側にU字状の溝が形成されている第1枠体を、L字アングルを使用して壁面小口に取り付けする工程、当該壁面との前記開口部の他方の仕上げ済みの壁面側から第1枠体のU字状の溝に向けて、先端部分が入り込む構造に形成されている第2枠体を 両枠体の側から挟みこむようにして取り付けする工程と、両枠体を固定する工程と、からなる扉枠の取り付け施工工法が提案されている(特許文献1参照)。
また仕上げ工事を先行させた軽量鉄骨壁の点検用開口部に施工する扉において、仕上げ済み壁開口部内に開口寸法より3〜5mm小さい寸法で製作した扉を、その奥側の補強材開口部の内側に取り付した扉枠で保持する構造とし、扉枠は縦部材として2本と横部材として0〜2本とからなり、各々分離された構造で軽量鉄骨壁下地材にねじ部材を使用し、固定できる形状になっており、各縦及び横部材を固定時に移動可能な形状にし、縦部材を扉吊金具及び扉鍵金具受け材の取り付け部材に、横部材を扉の戸当り、及び縦部材のつなぎ材とし、壁ボード面とほぼ同一になるように扉本体を正面側から蝶着できるようにしている扉枠外扉の取り付け施工工法が提案されている(特許文献2参照)。
壁面の開口部の一方の壁面側の開口縁部に設けられる第1枠体と、前記開口部の他方の壁面側の開口縁部に設けられる第2枠体とを備え、前記第1枠体には、開口部内側の先端に設けられた戸当たり部と、前記戸当たり部の裏側に設けられ、前記戸当たり部と重なり合う前記第2枠体の内側先端部分を裏側から前記戸当たり部と共に挟み込む保持部とが形成されている扉枠が提案されている(特許文献3参照)。しかしこれらについては、建築物としては相当進んだ状態での開口部の建具工事をおこなう施工方法であったが、扉施工工事でオールランドの場合に可能な時期に施工できる方法についてはまだ提案されていない。
このような扉枠について、開口部の一方の壁面側に設けられる内側枠体と、他方の壁面側と設けられる外側枠体との、二つの枠体から形成されたものが知られている。建物の開口部に取り付ける上枠、下枠、左右の縦枠を有し、上枠、下枠、左右の縦枠の躯体への取り付け面側に、それぞれ外方向に突出する取り付け片を備え、各取り付け片は根本部に切断溝を有する建物開口部材が提供されている(特許文献4参照)。
さらに建具枠を少なくとも上記取り付け部材を工具で調節する為の通し穴が形成された建具枠本体と、上記通し穴を被覆でき、而も上記建具枠本体に結合できる建具枠カバーにより構成し、先ず上記下地枠に対して建具枠本体を鉛直度、真直度、隙間調整等必要な調節を行ないながら取り付け部材を用いて取り付け、しかる後にドアの吊込みを行い、次いで上記通し穴を被覆するように建具枠カバーを上記建具枠本体に結合する工法が提案されている(特許文献5、6参照)。
躯体の取り付け開口部に対応する床スラブに、アングル材を打ち込んで出入りの位置を決める工程と前記取り付け開口部にドア枠を建て込み、ボルト等の回動部材でレベル・建ち調整をする工程と躯体と前記回動部材の頭部とをエポキシ樹脂等の接着剤で固定する工程とを有するドア枠の取り付け工法が提案されている(特許文献5参照)。しかしこれらは取り付けにおいて十分満足できる扉枠体固定補助具は存在していなかった。また部分的に溶接部所を多く使用されている。
コンクリート集合住宅、木造住宅、鉄骨住宅等一般住宅におけるユニット押入及びその組立て方法を提供し、根太を嵌める為の根太彫り、根太の仕上げ作業、合板の釘打ち作業を現場において不必要とし、さらに部材の工場製品化を一層徹底し、工事現場の大工の手間を大巾に削減することを目的とされている。
躯体の取り付け開口部に対応する床スラブに、アングル材を打ち込んで出入りの位置を決める工程と前記取り付け開口部にドア枠を建て込み、ボルト等の回動部材でレベル・建ち調整をする工程と躯体と前記回動部材の頭部とをエポキシ樹脂等の接着剤で固定する工程とを有するドア枠の取り付け工法が提案されている(特許文献7参照)。また引き戸枠の外観を損なうことなく、壁クロスが施工された後の壁に対して引き戸枠の施工を行うことができる引き戸枠の後付け工法の提供も行なっている(特許文献8参照)。
建造物の躯体枠に取り付けられる開口枠において、前記開口枠の縦方向部材を、前記躯体枠に、調整機構によって鉛直度を出した状態で取り付けて、前記調整機構を、前記躯体枠に取り付けた固定用部材と、該固定用部材に対して、前記開口枠の縦方向部材の位置決めを行う位置決め部材とから構成した開口枠が提案されている(特許文献9参照)。
一般には軽量鉄骨間仕切り壁での扉枠体の施工において、壁工事が終了後、又内装を終えた状態で扉据付工事が行われていた。しかし建設期間の短縮化において各工事の並列作業が常識的になり、壁面を完成されていない開口部で扉枠体の組み立てを行うこと、また早い時期に扉工事を施工することが期待されている。すなわち壁工事の無い場合に行うこともあり、また取り付けの場合には溶接工事も多いこともある。
特開2011−80305号公報 特開2015−151854号公報 特開2010−189872号公報 特開2000−220347号公報 特開2009−24336号公報 特開2006−233604号公報 特開2002−303081号公報 特開2000−110443号公報 特開2009−235881号公報
軽量鉄骨間仕切り壁及び壁開口部に設けられる出入り口鋼製建具の施工において、壁下地施工業者、ボード施工業者、建具施工業者、クロス貼り業者、塗装施工業者等の交錯した作業の上で間仕切り壁の施工が完成している。その為、作業開始時期を巡り、それぞれの業者がそれぞれの業者の作業効率のボトルネックになっている。その中で、製品製作のリードタイムや施工時間等が著しく違い、大きなボトルネックとなっているのが建具施工業者である。また当発明者が提案している特許文献1においては、壁面が完成されている開口部で扉枠体を組み立てあるが、壁面が完成されていない開口部で鉄骨剝き出しの場合の扉枠体を組み立てには適応が難しい状態である。これらの状態での組み立てを解決することが必要になってくる。
また、各業種とも人材の不足、技能者の不足が深刻化しつつあり、何度も同じ現場に足を運ぶことが出来なくなっている。建具工事が遅れた場合、壁施工業者は出入り口開口部廻りの仕上げを残し、作業を中断、後日、建具工事の施工完了後に残りを仕上げることになる。又逆の場合において、壁工事が遅れると建具業者は開口補強部材が無く、取り付け作業ができない。後日、壁下地の施工が完了してから、再度取り付けに行くことになり、基本工程通りに進まないのが現状となっている。
又、仕様変更が発生した場合等の改造工事において、建具業者の枠体及び扉の
手配から入荷迄の日数と壁業者の壁施工の部材の手配から入荷迄の日数が違い、仕上げ工程の手待ちの期間が生じる。建物の工期が決まっており、手待ちの期間を作ることは大きな問題となる。この状況下において、壁業者が建具業者の作業日程を気にすることなく、壁工事の施工を完了させることができ、その後、建具業者が問題なく施工できれば、ボトルネックの解消になる。
更に、壁業者が複数の現場を掛け持ちしている場合、それぞれの現場の工期が決まっているので、安易に施工現場や工程を変えることができない。そこで変更前の壁開口部に取り付けられていた扉枠体が利用できれば、間仕切り壁の部材の入荷にすべての工程をあわせることが出来る。特別増員作業者も手待ち期間もなくなり、順調な作業を行うことができ、課題の解決につながる。
従来の流れを改善するには、建具工事業者の施工と軽量鉄骨間仕切り壁に関わる他の工事業者の施工をそれぞれ独立させることが必要となる。建具施工業者は壁施工業者の施工に関係を持たず、工事の進捗状況に影響を受けず、どんな施工状況においても、取り付け可能な出入り口鋼製建具とすれば、解消できることになる。軽量鉄骨間仕切り壁に対して、ボード貼り前の鋼製建具の施工方法やボード貼り完了後の鋼製建具の施工方法はすでに提案されているが、軽量鉄骨間仕切り壁の進捗状態に関係なく取り付けできる鋼製建具の施工方法に関しての提案はない。
本発明は、軽量鉄骨壁の工事の進捗状況に影響を受けないで取り付けを可能
にできる対応性と、良好な施工性とを兼ね備えた無溶接乾式組み立て型扉枠構
造体の随時に簡易に取り付け可能な施工方法を提供することを目的とする。
建築物の軽量鉄骨間仕切り壁の施工において、異種業者が作業を交錯しながら進捗する場合に、壁工事と建具工事を切り離して工事を進捗できるように、スラブ間支柱部材、枠体位置決め盤及びL字クランプ固定治具を利用し、軽量鉄骨間仕切り壁開口部の進捗状況に関わらず、施工することができる扉枠体の無溶接乾式組み立て型扉枠構造体の簡易取り付け施工方法を開発することを目的としている。
軽量鉄骨間仕切り壁の壁面を完成させていない開口部への扉枠体の施工において、扉枠体を組み立て式主要枠体と組み立て式付属枠体からなる2分割構造にして、主要枠体はU字状の嵌合部を持つ2本の縦枠部材と1本の上枠部材及び1本の下枠部材とからなるビス固定型組み立て式枠体構造にし、出入り口計画位置に立てるスラブ間支柱部材及び軽量鉄骨間仕切り壁開口部補強部材に先付した枠体位置決め盤に前記枠体の裏面で当接させて、前記主要枠体と前記支柱部材及び前記開口補強部材と間にL字クランプ固定治具を利用して一時的に挟持させた状態で、アングル部材とねじ部材によって固着し、前記主要枠体のU字状嵌合部にI字状嵌合部を持つ2本の縦枠部材と1本の上枠部材とからなるビス固定型組み立て式枠体構造である付属枠体I字状勘合部先端を挿入し建て込み、前記両枠体間にL字クランプ固定治具を利用して一時的に挟持させた状態で、嵌合可能箇所でビス止めにて挟着させて一体化させ、所望の位置に扉枠体として溶接無しの組み立てでき、軽量鉄骨壁工事の進捗状況に影響を受けずに扉枠体の取り付けを可能にしている。
前記主要枠体のU字状の凹勘合部と前記付属枠体のI字状の凸勘合部を接合させる建て込み時、前記両枠体の枠裏面と当接して、所定の枠幅を確保して一体の枠体を形成させる枠体位置決め盤は、厚さ1.2〜6mmで、幅20〜100mmでのL字型、コ字型またはI字型の金属板を前記開口部材にねじ部材により固着してものであって、又前記L字クランプ固定治具は、前記開口部材に先付けされた枠体位置決め盤に前記両枠体裏面を当接させ、所定の位置を保持した前記主要枠体と前記開口部材間とを挟持でき、さらに接合し、所定の枠幅を確保した前記両枠体間をも挟持できる、100〜300mmの間隔を挟持できる万力式クランプ型であって、所定の一体枠幅を確保し、所望の位置に組み立て、無溶接で固着できるようになっている。
壁面を完成させていない開口部に施工する前記分割扉枠体である組み立て式の主要枠体と組み立て式付属枠体において、前記主要枠体のU字状嵌合部への前記付属枠体のI字状嵌合部の接合部所は、前記L字クランプ固定治具によって前記枠体位置決め盤と前記分割扉枠体とを締め付け挟持して、前記I字状嵌合部の先端を前記U字状嵌合部の奥行きの半分まで挿入した状態を基本設定とし、前記嵌合部の先端がU字状にしている嵌合部の底に当るまで、又は前記勘合部先端がU字状受態の嵌合部から抜ける範囲までの調整可能な部所を持っている。
前記スラブ間支柱部材及び軽量鉄骨間仕切り壁開口補強部材に取り付ける枠体位置決め盤は、施工条件に応じて使い分けができるように、固定型、又は取り外し型との二種類をもっており、固定型は厚さ1.2mm〜6mmのアルミニウム、鉄、ステンレススチールから選ばれた金属製板曲げ材であって、前記金属製板曲げ材におけるL字状部、又はコの字状部の形状として、10mm〜50mmの当接面を持つようにしており、取り外し型は、電磁石の座面と当接面とを持ち、当接面位置調整可能な本体とを組み合わせた形状にしている。
さらに詳しくは、軽量鉄骨間仕切り壁の進捗状態に影響を受けず、取り付けを可能にする為、扉枠体を組み立て式の主要枠体と組み立て式の付属枠体からなる2分割構造とし、主要枠体はU字状の嵌合部を持つ2本の縦枠部材と1本の上枠部材及び1本の下枠部材とからなるビス固定型組み立て式枠体構造にし、付属枠体はI字状の嵌合部を持つ2本の縦枠部材と1本の上枠とからなるビス固定型組み立て式枠体構造にし、主要枠体のU字状の凹部と付属枠体のI字状の凸部を嵌合させ、一体の枠体にできる構造とする。
躯体工事の後、基本墨迄完了し、これから軽量鉄骨間仕切り壁下地の施工に取
り掛かる進捗状況において、壁業者に先行して建具業者が扉枠体の取り付けを行う場合、出入り口計画位置にスラブ間支柱部材を建て、まぐさ部材を固定して開口部を形成し、次に、主要枠体および付属枠体用枠体位置決め盤を取り付け、前記スラブ間支柱に対して、建て込み前に組み上げた主要枠体を前記支柱部材に建て込み、枠体の裏面を枠体位置決め盤に当接させ、L字クランプ固定治具で一時締着させ、アングル部材、ねじ部材により固着させる。次に同じく建て込み前に組み上げたI字状の嵌合部を持つ付属枠体のI字状嵌合部先端を前記主要枠体のU字状嵌合部に挿入し、前記支柱部材に建て込み、枠体の裏面を枠体位置決め盤に当接させ、L字クランプ固定治具で一時締着させ、ねじ部材により固着させる。最後に、一体化した枠体の前記主要枠体部に扉の吊り込み及び金物取り付けを行い、開閉調整できるようにしている。
壁業者が墨出しに従い、軽量鉄骨間仕切り壁下地の施工完了迄進捗した状態において、建具業者が扉枠体の取り付けを行う場合、前記壁開口補強部材に主要枠体および付属枠体用枠体位置決め盤を取り付け、前記主要枠体の裏面を枠体位置決め盤に当接させ、開口部補強部材に建て込み、L字クランプ固定治具で一時締着し、アングル部材、ねじ部材により固着させる。次にI字状の嵌合部を持つ付属枠体のI字状嵌合部先端を前記主要枠体のU字状嵌合部に挿入し、前記付属枠体の裏面を枠体位置決め盤に当接させ、開口部補強部材に建て込み、L字クランプ固定治具で一時締着させ、ねじ部材により固着させる。最後に、一体化した枠体の前記主要枠体部に扉の吊り込み及び金物取り付けを行い、開閉調整できるようにしている。
軽量鉄骨間仕切り壁下地及び開口部補強部材、ボード貼りが半分まで進捗した状態において、建具業者が扉枠体の取り付けを行う場合、前記壁開口補強部材に主要枠体および付属枠体用枠体位置決め盤を取り付け、前記主要枠体の裏面を枠体位置決め盤に当接させ、開口部補強部材に建て込み、L字クランプ固定治具で一時締着し、アングル部材、ねじ部材により固着させる。次にI字状の嵌合部を持つ付属枠体のI字状嵌合部先端を前記主要枠体のU字状嵌合部に挿入し、前記付属枠体の裏面を枠体位置決め盤に当接させ、開口部補強部材に建て込み、L字クランプ固定治具で一時締着させ、ねじ部材により固着させる。最後に、一体化した枠体の前記主要枠体部に扉の吊り込み及び金物取り付けを行い、開閉調整できるようにしている。
本発明の構成によれば、軽量鉄骨間仕切り壁の仕上げ工事において、軽量鉄骨間仕切り壁施工の進捗状況に影響を受けないで、扉枠体の取り付けが可能になる。また壁面を完成させていない開口部に施工する分割扉枠体である組み立て式の主要枠体と組み立て式付属枠体において、主要枠体を前記スラブ間支柱部材又は前記開口補強部材に先付けした枠体位置決め盤に前記枠体の裏面を当接させ、前記開口部に建て込み、L字クランプ固定治具を利用して一時締着して、アングル部材とねじ部材により固着し、U字状勘合部にI字状嵌合部の先端を挿入し、前記開口部に建て込み、L字クランプ固定治具を利用して、一時締着し、ねじ部材により、2分割にした主要枠体及び付属枠体を一体の枠体とし、出入り口建具としての機能及び強度を保持した扉枠体の施工が、溶接すること無く、ビス留めで可能になった。それによって工事の簡素化と短時間化が可能になっている。
L字クランプ固定治具を利用して、U字状勘合部にI字状嵌合部の先端を挿入して、前記開口部に建て込みが、壁面ボードを取り付けていない場合でも、また不完成な場合でも可能になった。詳しくはスラブ間支柱部材を使い、基本墨の完了後に、軽量鉄骨間仕切り壁業者に先駆けて、扉枠体の取り付けができ、又、軽量鉄骨間仕切り壁の下地施工の完了後でも、扉枠体の取り付けができ、さらには、ボード貼りが半分迄、あるいはボード貼りが完了した壁面開口部にも取り付けできるようになり、スムーズな現場管理が行えるようになった。また壁の進捗状況に影響を受けず、何時でも扉工事が簡単に短時間にできるようになった。
施工完了壁の仕様が変更になった場合でも、前記壁の開口寸法と同じにすれば、扉、枠体を再利用できる対応性と枠体の分解で、狭い作業場所に最適な保管性を兼ね備えることができる。費用的にも安価にすることが可能となり、また改造期間も短くて済み、非常に経済的に変更対応ができる。出入り口鋼製建具の取り付けが、軽量鉄骨間仕切り壁施工の進捗状況に影響を受けずに可能となった。
墨出しの完了した軽量鉄骨間仕切り壁出入り口計画位置にスラブ間支柱部材を建て、前記支柱開口部に対して枠体位置決め盤を取り付け、前記主要枠体及び前記付属枠体をL字クランプ固定治具により一時締着した後、固着し、扉吊り込み、金物の取り付け及び調整の終えた状態を示す正面図 Aは前記主要枠体の枠体裏面を枠体位置決め盤に当接させ、建て込み、L字クランプ固定治具を利用して前記支柱開口部に締着した状態の正面図。 Bは軽量鉄骨間仕切り壁出入り口計画位置に壁業者の施工より先に扉枠体を取り付けした正面図 Cは前記支柱開口部に枠体位置決め盤を取り付けした状態の拡大図 Dは前記主要枠体をL字クランプ固定治具により一時締着させた状態の拡大図 軽量鉄骨間仕切り壁出入り口計画位置に軽量鉄骨下地及び開口部補強部材の施工完了後、前記開口部補強部材に対して、枠体位置決め盤を取り付け、前記主要枠体及び前記付属枠体をL字クランプ固定治具により一時締着した後、固着し、扉吊り込み、金物の取り付け及び調整の終えた状態を示す正面図。 Aは前記主要枠体の枠体裏面を枠体位置決め盤に当接させ、建て込み、L字クランプ固定治具を利用して前記開口部補強部材に締着した状態の正面図 Bは軽量鉄骨間仕切り壁出入り口開口部の施工完了後、前記開口部に扉枠体を取り付けした正面図 Cは前記壁開口部に枠体位置決め盤を取り付けした状態の拡大図 Dは前記主要枠体をL字クランプ固定治具により一時締着させた状態の拡大図 軽量鉄骨間仕切り壁出入り口計画位置に軽量鉄骨下地及び開口部補強部材の施工完了後、ボード貼りの施工途中の出入り口開口部に対して、ボード貼り未施工部分に枠体位置決め盤を取り付け、前記主要枠体及び前記付属枠体をL字クランプ固定治具により一時締着した後、固着し、扉吊り込み、金物の取り付け及び調整の終えた状態を示す正面図。 Aは前記主要枠体を建て込み、L字クランプ固定治具を利用して前記開口部補強部材に締着した状態の正面図 Bは軽量鉄骨間仕切り壁出入り口開口部にボード貼り施工中、前記開口部に扉枠体を取り付けした正面図 Cはボード未施工部の壁開口部に枠体位置決め盤を取り付けした状態の拡大図 Dは前記主要枠体をL字クランプ固定治具により一時締着させた状態の拡大図 軽量鉄骨間仕切り壁の進捗状況に応じた扉枠体を取り付ける作業手順を示す鳥瞰図Aは墨出しの完了した軽量鉄骨間仕切り壁出入り口計画位置にスラブ間支柱部材を建て、前記支柱開口部に対して枠体位置決め盤を取り付け、前記主要枠体及び前記付属枠体をL字クランプ固定治具により一時締着した後、固着し、扉吊り込み、金物の取り付け及び調整の手順を示す鳥瞰図。Bは軽量鉄骨間仕切り壁出入り口計画位置に軽量鉄骨下地及び開口部補強部材の施工完了後、その開口部補強部材に対して、枠体位置決め盤を取り付け、前記主要枠体及び前記付属枠体をL字クランプ固定治具により一時締着した後固着し、扉吊り込み、金物の取り付け及び調整の作業手順を示す鳥瞰図である。 出入り口開口部に枠体位置決め盤をねじ部材により固着、前記主要枠体を建て込み、L字クランプ固定治具を利用して一時締着し、アングル部材、ねじ部材により固着し、次に前記付属枠体を建て込み、L字クランプ固定治具を利用して一時締着し、ねじ部材により固着する手順を示す詳細図。Aはスラブ間支柱部材を建て、前記部材で形成された開口部に枠体位置決め盤をねじ部材により固着し、前記主要枠体を枠体裏面が枠体位置決め盤に当接する迄押し当て、L字クランプ固定治具で一時締着し、アングル部材及びねじ部材により、固着する作業工程を示す縦詳細図。Bは前記作業工程により固着された前記主要枠体を示す縦詳細図。Cは取り付けの完了した前記主要枠体に前記付属枠体を前記開口部の反対側から挿入し、枠体裏面が枠体位置決め盤に当接する迄押し付け、L字クランプ固定治具で一時締着し、ねじ部材により固着する作業工程を示す縦詳細図。Dは出入り口開口部に対して、前記主要枠体及び前記付属枠体を開口部補強部材に固着し、一体の枠体として施工が完了した縦詳細図。 墨出しの完了した軽量鉄骨間仕切り壁出入り口計画位置にスラブ間支柱部材を建て、前記支柱開口部材に対して枠体位置決め盤を取り付け、次にL字クランプ固定治具を利用し、前記主要枠体及び前記付属枠体を一時締着した後、固着し、扉吊り込み、金物の取り付け及び調整の作業手順を示す縦断面詳細図 Aはスラブ間にブラケットを利用し、支柱部材を建て、前記支柱部材にまぐさ部材を固定し、開口部を形成した状態を示す縦断面詳細図。 Bは前記支柱開口部材に枠体位置決め盤をねじ部材の利用により固着する手順を示す縦断面詳細図。 Cは前記支柱開口部に前記主要枠体の枠体裏面を前記枠体位置決め盤に押し当てて建て込み、L字クランプ固定治具により、一時締着し、アングル部材及びねじ部材を利用し、固着する縦断面詳細図 Dは開口部の反対側から前記付属枠体を挿入し、枠体裏面を枠体位置決め盤に押し当てて建て込み、L字クランプ固定治具により一時締着し、ねじ部材により固着し、一体枠を形成する縦断面詳細図。 Eは前記分離枠体の取り付け作業が完了し、一体とした枠体に扉を吊り込み、取り付け作業が終了した状態の縦断面詳細図 墨出しの完了した軽量鉄骨間仕切り壁出入り口計画位置にスラブ間支柱部材を建て、前記支柱開口部材に対して枠体位置決め盤を取り付け、次にL字クランプ固定治具を利用し、前記主要枠体及び前記付属枠体を一時締着した後、固着し、扉吊り込み、金物の取り付け及び調整の作業手順を示す横断面詳細図 Aはスラブ間にブラケットを利用し、支柱部材を建て、前記支柱部材に枠体位置決め盤を固着する手順を示す横断面詳細図。 Bは前記支柱開口部に前記主要枠体の枠体裏面を前記枠体位置決め盤に押し当てて建て込み、L字クランプ固定治具により、一時締着し、アングル部材及びねじ部材により、固着する横断面詳細図 Cは開口部補強部材の反対側から前記付属枠体を挿入し、枠体裏面を枠体位置決め盤に押し当てて建て込み、L字クランプ固定治具により一時締着し、ねじ部材により固着し、一体枠とする横断面詳細図。 Dは前記分離枠体の取り付け作業が完了し、一体とした枠体に扉を吊り込み、取り付け作業が終了した状態の横断面詳細図 軽量鉄骨間仕切り壁出入り口計画位置に軽量鉄骨下地及び開口部補強部材の施工完了後、その開口部補強部材に対して、枠体位置決め盤を取り付け、前記主要枠体及び前記付属枠体をL字クランプ固定治具により一時締着した後、固着し、扉吊り込み、金物の取り付け及び調整の作業手順を示す縦断面詳細図。 Aは前記開口部補強部材に枠体位置決め盤をねじ部材の利用により固着する手順を示す縦断面詳細図。 Bは前記開口部補強部材に前記主要枠体の枠体裏面を前記枠体位置決め盤に押し当てて建て込み、L字クランプ固定治具により、一時締着し、アングル部材及びねじ部材を利用し、固着する縦断面詳細図 Cは前記開口部の反対側から前記付属枠体を挿入し、枠体裏面を枠体位置決め盤に押し当てて建て込み、L字クランプ固定治具により一時締着し、ねじ部材により固着し、一体枠を形成する縦断面詳細図。 Dは前記分離枠体の取り付け作業が完了し、一体とした枠体に扉を吊り込み、取り付け作業が終了した状態の縦断面詳細図 軽量鉄骨間仕切り壁出入り口計画位置に軽量鉄骨下地及び開口部補強部材の施工完了後、その開口部補強部材に対して、枠体位置決め盤を取り付け、前記主要枠体及び前記付属枠体をL字クランプ固定治具により一時締着した後、固着し、扉吊り込み、金物の取り付け及び調整の作業手順を示す横断面詳細図。 Aは前記開口部補強部材に枠体位置決め盤をねじ部材の利用により固着する手順を示す横断面詳細図。 Bは前記開口部補強部材に前記主要枠体の枠体裏面を前記枠体位置決め盤に押し当てて建て込み、L字クランプ固定治具により、一時締着し、アングル部材及びねじ部材により、固着する横断面詳細図 Cは開口部補強部材の反対側から前記付属枠体を挿入し、枠体裏面を枠体位置決め盤に押し当てて建て込み、L字クランプ固定治具により一時締着し、ねじ部材により固着し、一体枠とする横断面詳細図。 Dは前記分離枠体の取り付け作業が完了し、一体とした枠体に扉を吊り込み、取り付け作業が終了した状態の横断面詳細図 枠体位置決め盤の固定型HW1、HW2の詳細を示した三角法図及び鳥瞰図である。 Aは枠体位置決め盤HW1の平面図 Bは枠体位置決め盤HW1の断面図 Cは枠体位置決め盤HW1の側面図 Dは枠体位置決め盤HW1の鳥瞰図 Eは枠体位置決め盤HW2の平面図 Fは枠体位置決め盤HW2の断面図 Gは枠体位置決め盤HW2の側面図 Hは枠体位置決め盤HW2の鳥瞰図 枠体位置決め盤取り外し型のセット状態を示す鳥瞰図 Aはスラブ間支柱部材に枠体位置決め盤取り外し型HW3をセットした状態を示す鳥瞰図 Bは軽量鉄骨間仕切り壁開口部開口補強部材に枠体用位置決め盤取り外し型HW3をセットした状態を示す鳥瞰図 Cは前記枠体用枠体位置決め盤取り外し型を拡大した鳥瞰図
以下、本発明の扉枠構造体の実施形態を、図面を参照して説明する。図1、図2及び図3は軽量鉄骨間仕切り壁の進捗状態に応じた扉枠体の取り付け手順を示す立面姿図である。
図1及び図4−Aは躯体工事が終わり、基本墨を元に出入り口計画部墨出し迄完了し、壁業者による軽量鉄骨間仕切り壁下地の施工に入る進捗状況において、壁業者に先行して建具業者が扉枠体の取り付けを行うとした場合、出入り口開口部計画位置にスラブ間支柱部材を建て、次にまぐさ部材を取り付け、出入り口開口部を形成し、前記開口部に対して枠体位置決め盤をねじ部材により固定し、さらに前記主要枠体を被せるように建て込み、前記主要枠体の枠裏面を枠体位置決め盤に当接させ、L字クランプ固定治具を利用し、一時締着させ、アングル部材及びねじ部材により固着させる。次に前記開口部の反対側より、略J字状の前記付属枠体のI字状勘合部先端を前記主要枠体のU字状勘合部に挿入させて建て込み、その際、前記付属枠体の枠裏面と枠体位置決め盤とを当接させ、L字クランプ固定治具を利用し、一時締着させ、ねじ部材により固着させる。最後に一体に形成した枠体の前記主要枠体部に扉を吊り込み、金物取り付け及び調整を行う手順図である。
図2及び図4−Bは躯体工事後、壁業者が墨出しに従い軽量鉄骨間仕切り下地の施工が終えた進捗状況において、建具業者が扉枠体の取り付けを行うとした場合、前記壁開口部補強部材に対し、枠体位置決め盤をねじ部材により固定し、さらに前記主要枠体を被せるように建て込み、前記主要枠体の枠裏面を枠体位置決め盤に当接させ、L字クランプ固定治具を利用し、一時締着させ、アングル部材及びねじ部材により固着させる。次に前記開口部の反対側より、略J字状の付属枠体のI字状勘合部先端を前記主要枠体のU字状勘合部に挿入させて建て込み、その際、前記付属枠体の枠裏面と枠体位置決め盤とを当接させ、L字クランプ固定治具を利用し、一時締着させ、ねじ部材により固着させる。最後に一体に形成した枠体の前記主要枠体部に扉を吊り込み、金物取り付け及び調整を行う手順図である。
図3は軽量鉄骨間仕切り壁下地及び開口部補強部材の施工終了し、ボード貼りが進行中の進捗状態において、建具業者が扉枠体の取り付けを行うとした場合、前記壁開口部に対して、枠体位置決め盤をねじ部材により固定し、さらに前記主要枠体を被せるように建て込み、前記主要枠体を壁面、もしくは枠体裏面を枠体位置決め盤に当接させ、L字クランプ固定治具を利用し、一時締着させ、アングル部材及びねじ部材により固着させる。次に前記開口部の反対側より、略J字状の前記付属枠体のI字状勘合部先端を前記主要枠体のU字状勘合部に挿入させて建て込み、その際、前記付属枠体を壁面、もしくは枠体裏面を枠体位置決め盤に当接させ、L字クランプ固定治具を利用し、一時締着させ、ねじ部材により固着させる。最後に一体に形成した枠体の前記主要枠体部に扉を吊り込み、金物取り付け及び調整の完了した立面図である。
図5は枠体位置決め盤、L字クランプ固定治具の役目や重要性及び使用状況、さらに、アングル部材、及びねじ部材の利用箇所及び施工順序を示し、出入り口開口部の仕上がり状態にかかわらず、取り付けを可能にしていることを示す詳細図である。図6及び図7は躯体工事完了後、基本墨を元に出入り口計画部墨出し迄完了し、壁業者による軽量鉄骨間仕切り壁下地の施工に移る進捗状態において、壁業者に先行して建具業者が扉枠体の取り付けを行うとした場合の枠体位置決め盤の取り付け詳細、L字クランプ固定治具の利用状態図、及びアングル部材、ねじ部材を利用し、固着した前記主要枠体と前記付属枠体及び扉の施工手順及び施工完了図を示す縦断面詳細図及び横断面詳細図である。
図8及び図9は躯体工事完了後、壁業者が墨出しに従い軽量鉄骨間仕切り下地及び開口部補強部材の施工が終えた進捗状態において、建具業者が扉枠体の取り付けを行うとした場合の枠体位置決め盤の取り付け詳細図、L字クランプ固定治具の利用状態図、及びアングル部材、ねじ部材を利用し、固着した前記主要枠体と前記付属枠体及び扉の施工手順図及び施工完了図を示す縦断面詳細図及び横断面詳細図である。
枠体位置決め盤は、固定型と取り外し型の2種が有り、図10は前記固定型のHW1及びHW2形状を表した図で、固定型は枠体取り付け後、壁内に取り付けたままにするタイプである。又図11のAとBは取り外し型HW3のセット位置及びセット状態を示す図面で、Cは枠体位置決め盤取り外し型HW3の拡大図である。枠体位置決め盤取り外し型は、電磁石の座と当接面を持ち、当接面位置調整可能な本体とを組み合わせた形状にし、繰り返し利用できるようにしている。
前記主要枠体及び前記付属枠体はJISG3302溶融亜鉛めっき鋼板の板厚1.6mm又は2.3mmの材料を使用し、枠体の内法寸法を0.6m×2.1mの矩形状にし、前記主要枠体は縦枠部材2本、上枠部材1本、下枠部材1本で構成し、前記付属枠体は縦枠部材2本、上枠部材1本で構成し、組み立て型にして製品化をした。又、スラブ間支柱部材2本、まぐさ部材1本、枠体位置決め盤10個を製作した。仮組み立て状態で社内検査を終え、分解し、組立部材番号通りに梱包し、発送した。
現場にて荷受け後、仮置きし、基本墨より、軽量鉄骨間仕切り壁出入り口開口部計画位置をレーザーの利用により、墨出しを行った。前記開口部位置にスラブ間支柱部材を建て、次にまぐさ部材を取り付け、開口部を形成し、枠体位置決め盤10個をレーザーにて、位置を確認しながら取り付けした。短時間で枠体取り付け下地の準備ができた。
次に部材状態で搬入した前記主要枠体を組立て、開口部に建て込み、枠体位置決め盤に枠体裏面を当接させ、L字クランプ固定治具により一時締着、保持し、前記主要枠体アンカー部にアングル部材を突き当て、ねじ部材により支柱部材に固着した。次に反対側から、略J字状の前記付属枠体のI字状勘合部先端を前記主要枠体のU字状勘合部に挿入し、開口部に建て込み、枠体位置決め盤に枠体裏面を当接させ、L字クランプ固定治具で一時締着し、ねじ部材により固着させた。最後に一体化させた枠体の前記主要枠体部に扉の吊り込みをおこなったが安定した枠体になったことを確認できた。
また扉開閉時の扉重心の移動により枠体にかかるひずみ力及びねじれ力や扉閉鎖時の衝撃力に対する強度も確認できた。最後に金物取り付け及び開閉状態の調整を行い、すべての作業を終了した。後日、壁業者による軽量鉄骨間仕切り壁の下地からボード貼り施工迄完了したことを確認した。何も問題点の指摘は受けなかった。
実施例1と同様に、前記主要枠体及び前記付属枠体はJISG3302溶融亜鉛めっき鋼板の板厚1.6mm又は2.3mmの材料を使用し、枠体の内法寸法を0.8m×2.0mの矩形状にし、前記主要枠体は縦枠部材2本、上枠部材1本、下枠部材1本で構成し、前記付属枠体は縦枠部材2本、上枠部材1本で構成し、組み立て型にして製品化をした。又枠体位置決め盤12個を製作した。仮組み立てをし、社内検査を終えた後、部材組立番号通りに梱包し、発送した。
現場にて荷受け後、仮置きし、ねじ部材固定取り付けの準備をした。最初に軽量鉄骨間仕切り壁開口補強部材に枠体位置決め盤12個をレーザーにて、位置を確認しながら取り付けし、次に部材状態で搬入した前記主要枠体及び前記付属枠体をねじ部材で組立した。前記主要枠体を前記開口部に建て込み、枠体裏面を枠体位置決め盤に当接させ、L字クランプ固定治具により一時締着、保持し、主要枠体アンカー部にアングル部材を突き当て、ねじ部材により前記壁開口補強部材に固着した。さらに反対側から、略J字状の前記付属枠体のI字状勘合部の先端を前記主要枠体のU字状勘合部に挿入し、前記開口部に建て込み、枠体裏面を枠体位置決め盤に当接させ、L字クランプ固定治具で一時締着し、この状態でねじ部材により固着させた。
最後に一体化させた枠体の前記主要枠体部に扉の吊り込みを行い、安定した枠体になったことを確認できた。また扉開閉時の扉重心の移動により枠体にかかるひずみ力及びねじれ力や扉閉鎖時の衝撃力に対して強度を確保できた。最後に金物取り付け及び開閉状態の調整を行い、作業を終了した。短時間で扉枠体取り付け及び扉の吊り込み、開閉調整が完了した。後日、壁業者による軽量鉄骨間仕切り壁のボード貼り完了を確認した。何も問題点の指摘は受けなかった。
実施例1と同様に、前記主要枠体及び前記付属枠体はJISG3302溶融亜鉛めっき鋼板の板厚1.6mm又は2.3mmの材料を使用し、枠体の内法寸法を0.9m×2.1mの矩形状にし、前記主要枠体は縦枠部材2本、上枠部材1本、下枠部材1本で構成し、前記付属枠体は縦枠部材2本、上枠部材1本で構成し、組み立て型にして製品化をした。又枠体位置決め盤6個を製作した。仮組み立てをし、社内検査を終えた後、組立部材を番号通りに分解して梱包し、発送した。
現場にて荷受け後、仮置きし、扉枠体をねじ部材により、取り付けする段取りをした。ボード貼り最中の進捗状況の軽量鉄骨間仕切り壁開口部補強部材のボード貼り未施工位置に枠体位置決め盤6個をレーザーにて、位置を確認しながら取り付けし、次に部材状態で搬入した前記主要枠体及び前記付属枠体をねじ部材で組立した。
前記主要枠体を開口部に建て込み、貼り終わったボード面及び枠体位置決め盤に枠体を当接させ、L字クランプ固定治具により一時締着、保持し、前記主要枠体アンカー部にアングル部材を突き当て、ねじ部材により前記壁開口補強部材に固着した。さらに反対側から、略J字状の前記付属枠体のI字状勘合部先端を前記主要枠体のU字状勘合部に挿入し、開口部に建て込み、貼り終わったボード面及び枠体位置決め盤に枠体を当接させ、L字クランプ固定治具で一時締着し、この状態でねじ部材により固着させた。最後に一体化させた枠体の前記主要枠体部に扉の吊り込みを行い、安定した枠体になったことを確認できた。
また扉開閉時の扉重心の移動により枠体にかかるひずみ力及びねじれ力や扉閉鎖時の衝撃力に対して強度を確保できた。最後に金物取り付け及び開閉状態の調整を行い、作業を終了した。軽量鉄骨間仕切り壁のボード貼り進行中の出入り口開口部に対して短時間で扉枠体取り付け及び扉の吊り込み、開閉調整が完了した。後日、壁業者のボード貼りが完了を確認した。問題の発生は無かった。
F1 上部スラブ
F2 下部スラブ
SM1 上部墨出しライン
SM2 下部墨出しライン
SM3 壁部墨出しライン
SM4 壁部墨出しライン
SM5 支柱部墨出しライン
SM6 支柱部墨出しライン
K1 壁(右)
K2 壁(左)
BK1 スラブ用ブラケット部材
BK2 無目用ブラケット部材
ST1 スラブ間支柱(左)
ST2 スラブ間支柱(右)
ST3 支柱用まぐさ材
KW1 主要枠体上枠
KW2 主要枠体縦枠(右)
KW3 主要枠体縦枠(左)
R1 上部ランナー
R2 下部ランナー
R3 下部ランナー
R4 欄間部ランナー
S1 スタッド
S2 欄間スタッド
KH1 開口部上補強
KH2 開口部縦補強(右)
KH3 開口部縦補強(左)
B1 壁ボード
B2 欄間部ボード
TW1 付属枠上枠
TW2 付属枠縦枠(右)
TW3 付属枠縦枠(左)
HW1 枠体位置決め盤固定型
HW2 枠体位置決め盤固定型
M1 枠体位置決め盤当接面
M2 枠体位置決め盤当接面
HW3 枠体位置決め盤取り外し型本体(調整可能式)
EN1 枠体位置決め盤電磁石本体
H1 枠体用位置決め盤当接部
LK1 L字クランプ固定治具
AG1 アングル部材
NJ1 トラス頭ねじ部材
NJ2 皿頭ねじ部材
TU1 扉本体
T1 扉吊り金物 蝶番
J1 扉錠前

Claims (5)

  1. 軽量鉄骨間仕切り壁に計画される出入り口ドアにおいて、嵌合部の接合により一体枠可能な分割扉枠体と、軽量鉄骨壁施工前の計画空間に開口部を形成するスラブ間支柱部材、或いは軽量鉄骨壁施工後の開口補強部材と、計画位置に扉枠体を保持する枠体位置決め盤とで構成され、枠体位置決め盤に枠体裏面を当接させた扉枠体とスラブ間支柱部材、或いは扉枠体と開口補強部材間とをL字クランプ固定治具により一時的に挟持し、アングル部材とねじ部材により固着することを特徴とする無溶接乾式組み立て型扉枠構造体の簡易取り付け施工方法。
  2. 強固な一体化枠体に溶接無しで組み立できる分割扉枠体において、
    分割扉枠体は、扉本体を支持する主要枠体と主要枠体固着空間を塞ぐ付属枠体で構成し、
    主要枠体は、U字状の嵌合部を持つ2本の縦枠部材と1本の上枠部材及び1本の下枠部材とからなるビス固定型組み立て式枠体構造にし、付属枠体は、I字状嵌合部を持つ2本の縦枠部材と1本の上枠部材とからなるビス固定型組み立て式枠体かつ、I字状嵌合部先端を主要枠体のU字状嵌合部に挿入できる構造とし、部材を挟み締め付けて、一時的に挟持できるL字クランプ固定治具、及びアングル部材とをねじ部材を使い、強固な一体枠体にできることを特徴とする請求項1に記載の無溶接乾式組み立て型扉枠構造体の簡易取り付け施工方法。
  3. 枠体位置決め盤は、計画軽量鉄骨壁の仕上げ材位置を仮決めする先行取り付け部材であり、分割扉枠体の裏面に当接させ、所望の仕上げ厚さに応じた枠見込みの一体枠体にでき、
    枠体位置決め盤は施工条件に応じて、扉枠体と一緒に壁内へ残す固定型と扉枠体施工後に外してしまう取り外し型とがあり、
    前記固定型は、厚さ1.2〜6mm、幅20〜100mm、当接面5〜50mm形状L字型、コ字型またはI字型の金属板、前記取り外し型は、電磁石の座部と当接面位置調整可能な当接面部を持つ構造体としていることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれかに記載の無溶接乾式組み立て型扉枠構造体の簡易取り付け施工方法。
  4. 分割扉枠体施工に関して、軽量鉄骨壁施工前の出入り口計画位置に対する施工、軽量鉄鋼壁施工中の計画位置に対する施工、或いは軽量鉄骨壁施工終了後の計画位置に対する施工も可能にできることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の無溶接乾式組み立て型扉枠構造体の簡易取り付け施工方法。
  5. 前記分割扉枠体は、扉本体を支持する主要枠体と主要枠体固着空間を塞ぐ付属枠体からなり、前記L字クランプ固定治具は、前記分割扉枠体の出入り口開口部に対する建て込みにおいて、主要枠体と出入り口開口部の間、或いは主要枠体と付属枠体の間を挟み締め付けて一時的に挟持でき、100〜300mmの間隔を挟持できる万力式クランプ型であって、所定の位置で一体とした扉枠体の枠見込み幅を保持できる型式であることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の無溶接乾式組み立て型扉枠構造体の簡易取り付け施工方法。



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