JPH10311089A - 耐震性木造建築物の軸組枠壁パネル工法 - Google Patents
耐震性木造建築物の軸組枠壁パネル工法Info
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- JPH10311089A JPH10311089A JP13447897A JP13447897A JPH10311089A JP H10311089 A JPH10311089 A JP H10311089A JP 13447897 A JP13447897 A JP 13447897A JP 13447897 A JP13447897 A JP 13447897A JP H10311089 A JPH10311089 A JP H10311089A
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Abstract
優れ、日本の風土に合った小サイズ建物で増改築可能で
あり、平面的素材であるという各要件を、何れも満たし
うる耐震性木造建築物の軸組枠壁パネル工法を提供す
る。 【解決手段】 構造材1に仕口加工の集成材を使用し、
該構造材の接合には仕口内に嵌合する接合金具を使用し
て軸組し、該軸組内に枠壁パネルを嵌挿した耐震性木造
建築物の軸組枠壁パネル工法を構成する。
Description
の軸組枠壁パネル工法に係り、さらに詳しくは在来の軸
組工法と外国のツ−バィフォ−構法との両長所を取り入
れた耐震性木造建築物の軸組枠壁パネル工法に関するも
のである。
工法は、我が国の気候、風土に合っているため、現在も
広く親しまれている。然しながら、この工法は職人の技
術に頼る所が多いため工期の長く掛かることが最大の欠
点となっている。また職人の不足、同高齢化の問題、廃
棄物処理等の課題もある。さらに平成7年1月の阪神大
震災に際して、ホゾ抜け、仕口破壊、梁、桁、胴差、通
し柱の破断等が随所に発生し、現在大きな岐路に立たさ
れている。
みのプレカット品も、次第に普及してきている。然しそ
のためには、仕口の破壊しない強固な材質の構造材を選
定する必要がある。また接合金具も、組立て容易・強固
な材質の他に、耐腐食性への配慮も必要である。しかし
ながら、現在の所これ等全ての要件を満足する、耐震性
木造建築物の軸組枠壁パネル工法は見当らない。
ィフォ−構法による木造建築物は、震災に対して比較的
強いことが立証された。ツ−バィフォ−構法とは、2吋
×4吋の断面を有する木材、あるいはその整数倍の木材
を使用し、主として釘打ち工法で建て、壁全体で支える
枠組壁パネル工法である。しかしながら、建物が大きく
なり過ぎ、増改築のできないことが欠点となっている。
成し、在来の筋交いを使用することなく、その軸組内に
予め工場内で製作した壁パネルを取り付ける工法は、実
登第3029756号公報の先行技術がある。然しその
組立ては、ボルト、釘、普通の取付金具による固定であ
り、また上部に組立品の小屋組を、結合するところに特
徴のあるものであった。従って、両工法の組合せとは言
っても、本発明が目標にしている「耐震性木造建築物」
を対象としたものでなかった。
発明は、工期を短縮し、廃棄物をなくし、耐腐食性に優
れ、日本の風土に合った小サイズ建物で増改築可能であ
り、平面的素材であるという各要件を、何れも満たしう
る耐震性木造建築物の軸組枠壁パネル工法を提供するこ
とを目的とする。
材に仕口加工の集成材を使用し、該構造材の接合には仕
口内に嵌合する接合金具を使用して軸組し、該軸組内に
枠壁パネルを嵌挿した耐震性木造建築物の軸組枠壁パネ
ル工法によって上記の課題を解決した。
一実施例を、以下、図面に基づいて詳細に説明する。図
1(イ),(ロ),(ハ)は、本発明に使用される柱や
梁等からなる構造材の一実施例を示す斜視図である。図
2(イ),(ロ),(ハ),(ニ),(ホ)は、本発明
に使用される仕口内に嵌合して軸組するための、接合金
具の一実施例を示す斜視図である。図3(イ),(ロ)
は、本発明の軸組内に嵌挿する枠壁パネルの一実施例を
示す斜視図である。
軸組用躯体となる角材及び集成材からなる構造材であ
る。1は、主体となる土台と大引用に数多く使用するも
のであり、2は通し柱と管柱用であり、3は梁用の一実
施例を示している。構造材1は、両端で縦にスリット4
a,4aを二本入れ両センタ−5aを欠き落とし、また
縦にホゾパイプ(柱ピン)用穴6aを穿設し、横にドリ
フトピン用穴7a1 ,7a2 ,7a3 ,7a4 を穿設し
た仕口加工9aを、予め工場内で加工を済ましており、
出荷に先だってSaの位置に設計図に従い、品番スタン
プをK−10のように捺印しており、これはタイプAと
称している。構造材2は、縦に幾つかのホゾパイプ用穴
6bを穿設し、横の両端にボルト用座堀穴8b等の穿設
を、予め工場内で加工しており、出荷に先だってSbの
位置に設計図に従い、品番スタンプをD−1の如く捺印
しており、これはタイプBと称している。構造材3は構
造材1と同形のタイプAであって、両端に縦へスリット
4c,4cを二本入れ両センタ−5cを欠き落とし、ま
た横にドリフトピン用穴7c1 ,7c2 ,7c3 ,7c
4 ,7c5 ,7c6 を穿設した仕口加工9cを予め工場
内で加工し、出荷に先だってScの位置に設計図に従
い、品番スタンプをD−1のように捺印している。なお
図示してないが、梁用の構造材として、図1(ハ)の構
造材3より梁成の広いサイズの大きな構造材もあり、こ
の場合はドリフトピン用穴が四個になっている。
格に規定する構造用の集成材を使用している。例えば
「ベいつが」の一般木材を使用すると、長期の圧縮強度
は65kg/cm2 程度であり、引張強度は50kg/
cm2 程度であり、曲げ強度は85kg/cm2 程度で
あり、剪断強度は7kg/cm2 程度である。これに対
してスプル−ス20、ひば、ひのき25、赤松、黒松、
米松30の割合いで合成した構造用集成材は、2級でも
長期の圧縮強度が70kg/cm2 以上、引張強度がk
g/cm2 以上、そして肝腎な曲げ強度が95kg/c
m2 以上、剪断強度が20kg/cm2 以上が保障され
る。従って、仕口加工9a,9cの強度低下を、十分に
カバ−することが出来る。
(ホ)は、各仕口内に嵌合させて、本発明の躯体を接合
するためのあご掛け金具からなる接合金具10,11,
12,13,14,15の一実施例を示すものである。
あご掛け金具10は基準となっている金具で、梁用に使
用される。これはサイズ大のものを示しており、この他
に同形で中小のものもあって、それ等は梁または桁用に
使用される。このあご掛け金具10は、両側平行板16
dと背当板側17dとからなる断面が矩形コ字状のもの
である。両側平行板16dには、縦に二つの嵌合溝18
dが形成され、二つドリフトピン用穴87dを穿設して
いる。また背当板側17dには、ボルト用の穴88dを
幾つか穿設した構造になっている。
ので、背当板側17eの下端に下向きの舌片19eを張
り出したものである。あご掛け金具12は、土台と柱用
に使用されるもので、背当板側17fの上端に上向きの
舌片19fを張り出したものである。そして何れも、両
側平行板16e,16fには、縦に嵌合溝18e,18
fが形成され、ドリフトピン用穴87e,87fも穿設
している。また背当板側17e,17fには、ボルト穴
88e,88fと二ヶ所の小さな釘穴20e,20fも
穿設した構造になっている。
柱、土台、桁、小屋束を立てる時に使用するホゾパイプ
からなる接合金具13である。ホゾパイプ13は、円筒
状の筒体からなり、幾つかのボルト締結を含むドリフト
ピン用穴97hを穿設したものである。次の図2(ホ)
は、本発明の軸組用構造材とあご掛け金具やホゾパイプ
を結合さすときの、金物全般に使用するドリフトピンか
らなる接合金具14である。なおドリフトピン14は、
突き刺しやすいように先端21iを鋭角にしている。
3,14は、本発明の場合、何れもその表面を高耐蝕の
黒色ストロンジング処理を施したものを使用することが
望ましい。これは塩水噴霧出試験に対し、溶融亜鉛や電
気ニッケルや無電解ニッケルは、ただちに赤錆を発生
し、亜鉛メッキでも500時間程度しか赤錆の発生をお
さえることが出来ないが、この黒色ストロンジング処理
をしたものは、2000時間以上も赤錆の発生をおさえ
ることが出来る。
グには電気亜鉛メッキの約半分の腐蝕電流しか流れな
い。このことは、同一条件下で腐蝕溶解量も半分になる
ことを意味する。従って、同じ膜厚なら電気亜鉛メッキ
の2倍もの期間、鉄の錆を防ぐことになる。特に黒色ク
ロメ−トの皮膜は、最も耐蝕性に優れ、しかも二次加工
などのキズに対する強い自己修復力も有する。従って本
発明の接合金具に、黒色ストロンジング処理を施してお
くと、耐蝕性の心配がないので好ましい。
嵌挿するトレ−状の枠壁パネル22,23を示してい
る。図3(イ)の枠壁パネル22は、壁用等に使用され
るものであり、周囲を枠縁24jにて長方形状に枠を取
り囲み、その内方に桟材25jを固定し、外周面に面材
26jを予め組み合わせている。本実施例の場合、サイ
ズは910×1820×105mm程度のものである。
図3(ロ)の枠壁パネル23は、小屋組用等に使用され
る小サイズのもので、同じく周囲を枠縁24kにて長方
形状に枠を取り囲み、その内方に桟材25kを固定し、
外周面に面材26kを当て、枠内に予め断熱材27kを
組み合わしたものである。
ら、先ず構造材1,2,3に接合金具10,11,1
2,13,14を取り付ける下ごしらえを行なう。先
ず、土台と大引の取り付けは次の通りである。図1
(イ)の構造材1は、品番スタンプ面Saが上面になる
よう、ドリフトピン用穴7a1 ,7a2 と7a3 ,7a
4とが側面からみて八の字になるように上下を確認し、
上の穴7a1 ,7a3 に、図2(ホ)のDPと称してい
るドリフトピン14を予め打ち込んでおく。また図1
(ハ)の構造材は、品番スタンプ面Scが上面になるよ
う、この場合はドリフトピン用穴が7c1 ,7c2 ,7
c3 と7c4 ,7c5 ,7c6 と各三個あるので、各々
上下の穴7c1 ,7c3 と7c4 ,7c6 に、ドリフト
ピン14を予め打ち込む。構造材1,2,3と、あご掛
け金具からなる接合金具10,11,12,13との組
合せは、その建物の設計図によって各々相違する。次に
その具体的な実施例をあげて説明する。
枠壁パネルの嵌挿から小屋組み迄を含む、本発明の耐震
性木造建築物の組立て概要を示す分解斜視図である。図
2(イ)の接合金具10は、大サイズのものをGK−3
0と称して、図4の110l1 の位置に使用している。
中サイズのものはGK−21と称して、図4の110l
2 の位置に使用している。小サイズのものはGK−15
と称して、図4の110l3 の位置に使用している。ま
た図2(ロ)の接合金具11はGK−10と称して、図
4の111lの位置に使用している。そして図2(ハ)
の接合金具12はGDS−10と称して、図4の112
lの位置に使用している。
接合状態の一実施例を示す斜視図である。図5の構造材
101mからなる土台は、図1(イ)のタイプAの構造
材1である。又構造材102m1 からなる土台は、図1
(ロ)のタイプBの構造材2である。又ホゾパイプから
なる接合金具114mは、図2(ニ)の接合金具14で
ある。あご掛け金具からなる接合金具112mは、図2
(ハ)の接合金具12である。構造材102m1 に、ホ
ゾパイプ114mを挿入し、あご掛け金具112mと共
にボルト128m(普通のボルトなので、本発明の接合
金具の中には入れない)で締め付け、構造材101mを
あご掛け金具112mに嵌合さして、ドリフトピンから
なる接合金具115mを通して取り付けた。そして図示
してないが、土台と土台、土台と大引(中間になる土
台)、大引と柱も、同様にして取り付けることが出来
る。
小屋梁受け用の接合金具を取り付ける状態を示す分解斜
視図である。通し柱102nは、上端に交差するよう
に、各三個のボルト用座堀穴108n1 ,108n2を
穿設したものを使用している。先ず、左手にある三本の
ボルト128n1 を、通し柱102nの高い方の三個の
ボルト用座堀穴108n1 に通し、次にあご掛け金具1
10n1 の背当板のボルト穴148n1 に通してナット
129n1 で締結する。それから右手にある三本のボル
ト128n2 を、通し柱102nの低い方の三個のボル
ト用座堀穴108n2 に通し、次にあご掛け金具110
n2 の背当板のボルト穴148n2 に通してナット12
9n2 で締結する。通し柱が二方向から、三方向の梁に
なった時も同様である。
る状態を示す分解斜視図である。梁103o1 と垂直に
梁103o2 を取り付けるには、あご掛け金具110o
を三本のボルト128oで締結する。また、梁103o
1 に管柱102oを取り付けるには、ホゾパイプ114
oをドリフトピン115oで締結する。このようにして
下ごしらえが終わると、次に据付けに入る。なお本発明
の梁103o1 ,103o2 は、梁成30cm幅もある
太いものを使用して、撓むことのないようにすることも
好ましい。
ける布基礎コンクリ−ト上と土台同士の組み立て方法の
一実施例を示す分解斜視図である。130は、打設した
布基礎コンクリ−トを示している。勿論図示してない
が、この前に、地盤の掘り下げ、所定高さの床付け、基
礎砕石、捨てコンクリ−トの打設、鉄筋の配筋、メッシ
ュの配設、土間コンクリ−トの打設等が行なわれる。
理を施してから据え付けを行なう。先ず布基礎コンクリ
−ト130上に墨出しIa,Ibを行ない、アンカ−ボ
ルトに合わせて土台を加工し、予めホゾパイプ114p
と、両面にあご掛け金具112p1 ,112p2 の取り
付けられた構造材の土台102pを据え付ける。次に、
端に仕口加工109p1 の施された土台101p1 を左
手に敷設する。このコンクリート130は、土台101
p1 から両側に顎状132pを張り出している。土台1
01p1 は、ドリフトピン115pをハンマ−Hpで打
ち込んで固定する。それから、仕口加工109p2 の施
された土台101P2 を右手の上から嵌合させて同様に
固定し、図示してないがアンカ−ボルトを締め付ける。
土台隅部の仕口や、土台の継ぎ手も同様にして据え付け
る。
ける通し柱(管柱)の建込みと床枠壁パネルの嵌挿状態
の一実施例を示す分解斜視図である。設計図に従って、
品番スタンプの通し柱102q1 ,102q2 ,102
q3 を、座堀り面が外周側に向くようにして建込んでゆ
く。通し柱102q1 ,102q2 ,102q3の建込
みが終われば、図示してないが下げふり等で建ちの垂直
を確認して、各々仮筋交い133で固定し、ハンマ−H
qでドリフトピン115qを打ち込んで固定する。通し
柱102q1 ,102q2 ,102q3 には、幾つもの
あご掛け金具110qが取り付けられている。床枠壁パ
ネル122qは、図3の22または23同等のものであ
るが、枠壁パネルの面材126qが枠縁124qより舌
片状134qに張り出している。床の場合はこの面材1
26qを室内面にするため、この張り出した舌片状13
4qが、土台105t1 ,105t2 に釘止めされる。
込みの一実施例を示す略示正面図である。二階の枠壁パ
ネルの建込みも同様に行なわれる。設計図に従い、建込
む順番を決め、122r1 ,122r2 ,122r3 ,
122r4 ,122r5 のように、順に建込んでゆく。
況の一実施例を示す分解斜視図である。なお小屋梁掛渡
しも同様に行なわれる。設計図の品番スタンプに従っ
て、梁103sを図示してないクレ−ンで吊って、通し
柱102s1 と102s2 の間に入れる。梁103sが
掛けにくい場合は、掛け矢(大型の木槌)Mで叩いて入
れ、ハンマ−Hsでドリフトピン115sで固定する。
なお102s3 は管柱である。
し柱と土台との結合状態の一実施例を示す縦断面図であ
る。土台101t1 と土台102t1 と通し柱102t
2 と土台101t2 とは、あご金具112t1 ,112
t2 とホゾパイプ114tとボルト128tとドリフト
ピン115t1 ,115t2 ,115t3 ,115t4
とによって強固に連結している。
木造建築物150は、図4に示した如く、仕口加工済み
の集成材からなる構造材を使用し、その仕口内に嵌合す
る接合金具を使用して軸組160とし、その軸組160
内に枠壁パネル122lを嵌挿したものである。従っ
て、軸組が一日、パネル嵌挿が二日程度で組み上げられ
る。小屋組170の上部には、軽量の石綿スレート葺き
(カラーベスト)171を布設する。なお図示してない
が窓枠等は、予め穿設した規格寸法内に、規格品のサッ
シュを嵌挿する。隙間をシーリングで充填し、配線、配
管等を布設し、断熱材、ルーフィング、壁紙、仕上材等
の内外装を施して仕上げられる。
組工法内に枠壁パネルを嵌挿するようにしたので、一体
の歪まず捻れない四角い箱体が形成され、激しい地震の
揺れに対しても、びくともしない構造物にすることが出
来た。枠壁パネルによって、筋交い・塗り壁の必要がな
くなった。
れがない集成材を使用した。そのため従来ウィ−クポイ
ントだった仕口加工の破断を、防止することが出来るよ
うになり、規格品の嵌合に狂いがなく精度良く建てれる
ようになった。また撓みのかかる梁用には、特に梁成の
広い丈夫な構造材を使用するようにした。
め工場内で仕口加工を済ませ、この仕口内に嵌合する特
殊な接合金具を使用して、簡単に駆体の軸組みが出来る
ようにし、枠壁パネルには間柱を工場内で入れるように
したので、工期が著しく短縮され、木のホゾに変わって
金具で止めるようにしたので、締結が強固になった。
なものを使用しても、工期が著しく短縮されるようにな
ったので、ト−タル価額は安く提供することが出来るよ
うになった。
と同様の強度を保ちながら、しかも軸組工法の良さも取
り入れるようにしたので、日本の風土に合った小サイズ
・増改築可能な建物となっている。また各素材は平面状
でコンパクトなものにしているので、間口の狭い小さな
路地裏でも、材料を持ち込むことも可能である。
限らず三階建て以上も可能である。なお在来工法では、
現場で加工するため、汚れと廃棄物が問題になっていた
が、本発明の工法によると廃棄物は殆んど出ない。
ロンジング処理しておくと、耐腐食性のよいものとする
ことが出来る。
形で両平行板にはドリフトピン用の嵌合溝、背当板には
ボルト用の穴を穿設しておくと、駆体の軸組がドリフト
ピンやボルトによって簡単に組み立てることが出来るの
で、ベテランの職人を必要としなくなった。
め断熱材を入れておくと、現場での組み立てを、より楽
にすることが出来る。
示す斜視図で、(イ),(ロ)は土台と大引用に使用す
る角材の一実施例を示す斜視図、(ハ)は梁用の使用す
る角材の一実施例を示す斜視図である。
に使用される接合金具の一実施例を示す斜視図で、
(イ)は本発明の基準となっている梁用に使用されるあ
ご掛け金具からなる接合金具の一実施例を示す斜視図、
(ロ)は桁用に使用される背当板の下端に下向きの下片
を張り出したあご掛け金具からなる接合金具の一実施例
を示す斜視図、(ハ)は土台と柱用に使用される背当板
の上端に上向きの舌片を張り出したあご掛け金具からな
る接合金具の一実施例を示す斜視図、(ニ)は本発明の
軸組用角材の柱、土台、桁、小屋束を立てる時に使用す
るホゾパイプの一実施例を示す斜視図、(ホ)は本発明
の軸組用角材とあご掛け金具やホゾパイプを結合させる
時に使用するドリフトピンの一実施例を示す斜視図であ
る。
ルの斜視図で、(イ)はトレ−内に何も入れてない状態
の一実施例を示す大型枠組パネルの斜視図、(ロ)はト
レ−内に断熱材を組み合わした状態の一実施例を示す小
型枠組パネルの斜視図である。
挿から小屋組み迄を含む、本発明の耐震性木造建築物の
組立て概要を示す分解斜視図である。
例を示す斜視図である。
の接合金具を取り付ける状態を示す分解斜視図である。
分解斜視図である。
ンクリ−ト上と土台同士の組み立て方法の一実施例を示
す分解斜視図である。
建込みと床枠壁パネルの嵌挿状態の一実施例を示す分解
斜視図である。
示正面図である。
図である。
状態の一実施例を示す縦断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 構造材に仕口加工の集成材を使用し、該
構造材の接合には仕口内に嵌合する接合金具を使用して
軸組し、該軸組内に枠壁パネルを嵌挿したことを特徴と
する耐震性木造建築物の軸組枠壁パネル工法。 - 【請求項2】 接合金具が、あご掛け金具とホゾパイプ
とドリフトピンとからなり、該接合金具を黒色ストロン
ジング処理したことを特徴とする請求項1記載の耐震性
木造建築物の軸組枠壁パネル工法。 - 【請求項3】 あご掛け金具が、断面コ字形で、両側平
行板には嵌合溝を背当板側にはボルト孔を穿設したこと
を特徴とする請求項2記載の耐震性木造建築物の軸組枠
壁パネル工法。 - 【請求項4】 枠壁パネルが、該枠内に断熱材を挿入し
たことを特徴とする請求項1記載の耐震性木造建築物の
軸組枠壁パネル工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13447897A JPH10311089A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 耐震性木造建築物の軸組枠壁パネル工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13447897A JPH10311089A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 耐震性木造建築物の軸組枠壁パネル工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10311089A true JPH10311089A (ja) | 1998-11-24 |
Family
ID=15129272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13447897A Pending JPH10311089A (ja) | 1997-05-09 | 1997-05-09 | 耐震性木造建築物の軸組枠壁パネル工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10311089A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2224819A1 (es) * | 2002-10-24 | 2005-03-01 | Universidad De Cordoba | Sistema de proteccion contra el fuego de uniones metalicas en estructuras de madera laminada encolada. |
JP2012241358A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Satoyuki Uchiumi | 枠組構造体、および該枠組構造体に用いられる各種部材、並びに該枠組構造体を備える建築物 |
CN111851738A (zh) * | 2019-04-30 | 2020-10-30 | 南京理工大学 | 插销式模块化装配式结构节点 |
-
1997
- 1997-05-09 JP JP13447897A patent/JPH10311089A/ja active Pending
Cited By (3)
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CN111851738A (zh) * | 2019-04-30 | 2020-10-30 | 南京理工大学 | 插销式模块化装配式结构节点 |
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